JP5232791B2 - ミックス信号処理装置及びその方法 - Google Patents

ミックス信号処理装置及びその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5232791B2
JP5232791B2 JP2009532301A JP2009532301A JP5232791B2 JP 5232791 B2 JP5232791 B2 JP 5232791B2 JP 2009532301 A JP2009532301 A JP 2009532301A JP 2009532301 A JP2009532301 A JP 2009532301A JP 5232791 B2 JP5232791 B2 JP 5232791B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
additional information
integrated
mix
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009532301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010506230A (ja
Inventor
オー オー,ヒェン
ウォン ジュン,ヤン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LG Electronics Inc
Original Assignee
LG Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LG Electronics Inc filed Critical LG Electronics Inc
Publication of JP2010506230A publication Critical patent/JP2010506230A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5232791B2 publication Critical patent/JP5232791B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/008Multichannel audio signal coding or decoding using interchannel correlation to reduce redundancy, e.g. joint-stereo, intensity-coding or matrixing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

本発明は、信号処理方法及び装置に関するものであり、より詳細には、オーディオ信号またはビデオ信号などのミックス信号をエンコーディング及びデコーディングできる信号処理方法及び装置に関する。
一般に、ステレオ信号が最も頻繁に生成され、消費者たちに最も広く用いられている。最近ではマルチチャネル信号が益々広く利用されてきている。しかし、かかるミックス信号は、ミックス信号を構成するソース信号単位ではなくチャネル信号単位に処理されるという制約がある。したがって、チャネル信号単位にミックス信号を処理する場合、ミックス信号を構成する特定ソース信号のみを独立して処理できないという問題点がある。例えば、映画を見る際に俳優たちの音声に対するボリュームは一定に維持しながら、バックグラウンドミュージックのボリュームのみを上げることは不可能である。
一方、ステレオチャネルの場合、あるソースの信号に残響(reverberation)のような効果を追加すると、1つのソースの信号に各チャネル(左側チャネル、右側チャネル)別に属性が追加される。言い換えると、残響効果が追加された特定ソースの左側信号、及び残響効果が追加された特定ソースの右側信号は、1つのソースに該当する信号であるとしても1つのソース信号として取り扱われず、それぞれ独立した2つのソース信号として取り扱われる。ところが、ミックス信号をソース信号別にリミックスする際に、付加情報及び制御情報はソース信号別に処理すべきなので、各ソース信号に対して付加情報(及び制御情報)を全て処理しなければならないという問題点がある。
また、従来はミックス信号及び付加情報を多重化して伝送するから、ミックス信号と付加情報を独立して抽出できないという問題点があった。
また、ミックス信号と付加情報のドメインが異なる場合に、ドメインを一致させる方法がないため、問題点があった。
また、付加情報をそのまま伝送する場合、情報量が増えるという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するために案出されたもので、その目的は、ミックス信号をソース信号別にリミックスする際に、関連あるソース信号を1つのソース信号にグルーピングすることによってユーザが容易に制御できるようにするミックス信号の信号処理方法及び装置を提供することにある。
上記のような問題点を解決するために、本発明は、ユーザがミックス信号及び付加情報を独立して伝送する信号処理方法及び装置を提供することに目的がある。
また、本発明は、ミックス信号または付加情報を独立して抽出してリミックス信号を生成する信号処理方法及び装置を提供することに目的がある。
また、本発明は、付加情報を新しいミックス信号に合わせて変形する信号処理方法及び装置を提供することに目的がある。
また、本発明は、ミックス信号及び付加情報を同一のドメインに変換する信号処理方法及び装置を提供することに目的がある。
また、本発明は、同一のドメインを持つミックス信号及び付加情報を用いてリミックス信号を生成する信号処理方法及び装置を提供することに目的がある。
また、本発明は、ミックス信号及び付加情報のドメインが異なる場合、ミックス信号のドメインと付加情報のドメインとを一致させてリミックス信号を生成する信号処理方法及び装置を提供することに目的がある。
また、本発明は、付加情報を少ない情報量を有するように変形するエンコーディング方法及び装置を提供することに目的がある。
また、本発明は、変形された付加情報を用いてミックス信号をソース信号単位に制御できるミックス信号デコーディング方法及び装置を提供することに目的がある。
上記目的を達成するために、本発明は、ミックス信号及びソース信号のうち1つ以上を受信する段階と、前記ミックス信号及び前記ソース信号のうち1つ以上を用いて、統合ソース信号に対応する統合付加情報を生成する段階と、を含み、前記統合ソース信号は、1つ以上のソース信号をグルーピングすることによって生成されることを特徴とする信号処理方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ミックス信号及びソース信号のうち1つ以上を受信する受信部と、前記ミックス信号及び前記ソース信号のうち1つ以上を用いて、統合ソース信号に対応する統合付加情報を生成する統合付加情報生成部と、を含み、前記統合ソース信号は、1つ以上のソース信号をグルーピングすることによって生成されることを特徴とする信号処理装置を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ミックス信号及びソース信号のうち1つ以上を受信する段階と、前記ミックス信号の付加情報、または前記ソース信号の付加情報を受信する段階と、前記受信した付加情報を用いて統合ソース信号に対応する統合付加情報を生成する段階と、を含み、前記統合ソース信号は、1つ以上のソース信号をグルーピングすることによって生成されることを特徴とする信号処理方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ミックス信号及びソース信号のうち1つ以上を受信し、前記ミックス信号の付加情報、または前記ソース信号の付加情報を受信する受信部と、前記受信した付加情報を用いて、統合ソース信号に対応する統合付加情報を生成する統合付加情報生成部と、を含み、前記統合ソース信号は、1つ以上のソース信号をグルーピングすることによって生成されることを特徴とする信号処理装置を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、多重化された第1ミックス信号及び付加情報から前記第1ミックス信号または前記付加情報を独立して獲得する段階と、ユーザミックスパラメータを獲得する段階と、前記第1ミックス信号または前記付加情報と前記ユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成する段階と、を含み、前記第1ミックス信号は、1つ以上のソース信号を含み、前記付加情報は、リミックスされるソース信号と前記第1ミックス信号との関係を表すことを特徴とする信号処理方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、1つ以上のソース信号を含むミックス信号を獲得する段階と、前記ソース信号のうちリミックスされるソース信号と前記ミックス信号との関係を表す付加情報を獲得する段階と、前記ミックス信号及び前記付加情報を多重化する段階と、を含むことを特徴とする信号処理方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ソース信号から第1識別情報を抽出し、付加情報から第2識別情報を獲得する段階と、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが一致する場合、前記付加情報及び前記ソース信号を用いてリミックス信号を生成する段階と、を含み、前記付加情報は、リミックスされるソース信号間の関係を表すことを特徴とする信号処理方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、1つ以上のソース信号を含むミックス信号から第1識別情報を抽出するコアデコーディング部と、付加情報から第2識別情報を抽出する付加情報デコーディング部と、前記第1識別情報と前記第2識別情報との一致の有無を判断して制御信号を発生させる識別情報読取部と、前記制御信号によって前記付加情報、前記ミックス信号及びユーザから獲得された制御情報を用いてリミックス信号を生成するリミックスレンダリング部と、を含むことを特徴とする信号処理装置を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、多重化された第1ミックス信号及び付加情報から獲得された前記第1ミックス信号を記憶するミックス信号記憶部と、前記多重化された第1ミックス信号及び付加情報から獲得された前記付加情報を記憶する付加情報記憶部と、前記第1ミックス信号または前記付加情報及びユーザから得られた制御情報を用いてリミックス信号を生成するリミックスレンダリング部と、を含むことを特徴とする信号処理装置を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、1つ以上のソース信号を含むミックス信号を獲得する段階と、付加情報を獲得する段階と、ユーザミックスパラメータを獲得する段階と、前記ミックス信号のドメインと前記付加情報のドメインとが同じ場合、前記ミックス信号、前記付加情報及び前記ユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成する段階と、を含み、前記付加情報は、前記ソース信号のうちリミックスされるソース信号間の関係、または、リミックスされるソース信号と前記ミックス信号との関係を表すことを特徴とする信号処理方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、1つ以上のソース信号を含むミックス信号を獲得するミックス信号デコーディング部と、付加情報を獲得する付加情報デコーディング部と、前記ミックス信号のドメインと前記付加情報のドメインとが同じ場合、前記ミックス信号、前記付加情報及びユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成するリミックスレンダリング部と、を含み、前記付加情報は、前記ソース信号のうちリミックスされるソース信号間の関係、または、リミックスされるソース信号と前記ミックス信号との関係を表し、前記ユーザミックスパラメータは、ユーザから提供された制御情報を用いて生成されることを特徴とする信号処理装置を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、1つ以上のソース信号を含むミックス信号を獲得する段階と、第1付加情報を獲得する段階と、ミックスパラメータを獲得する段階と、前記ミックス信号、前記第1付加情報、及び前記ミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成する段階と、を含み、前記第1付加情報は、前記ソース信号のうちリミックスされるソース信号と前記ミックス信号との関係を表す第2付加情報を変形した情報であることを特徴とする信号処理方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、1つ以上のソース信号を含むミックス信号を獲得する段階と、前記ソース信号のうちリミックスされるソース信号を獲得する段階と、前記ミックス信号及び前記リミックスされるソース信号を用いて第1付加情報を生成する段階と、前記第1付加情報を第2付加情報に変形する段階と、を含み、前記第1付加情報は、前記リミックスされるソース信号と前記ミックス信号との関係を表す情報であることを特徴とする信号処理方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、第1ミックス信号及び第1付加情報を獲得する段階と、第2ミックス信号を獲得する段階と、前記第1ミックス信号と前記第2ミックス信号とを比較した結果を用いて前記第1付加情報を第2付加情報に変形する段階を含み、前記第1付加情報は、前記第1ミックス信号をリミックスするのに必要な情報であり、前記第2付加情報は、前記第2ミックス信号をリミックスするのに必要な情報であることを特徴とする信号処理方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、1つ以上のソース信号を含むミックス信号を獲得するミックス信号デコーディング部と、第1付加情報を獲得する付加情報デコーディング部と、前記ミックス信号、前記第1付加情報、及びミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成するリミックスレンダリング部と、を含み、前記第1付加情報は、前記ソース信号のうちリミックスされるソース信号と前記ミックス信号との関係を表す第2付加情報を変形した情報であり、前記ミックスパラメータは、ユーザから獲得された制御情報を用いて生成されることを特徴とする信号処理装置を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、1つ以上のソース信号を含むミックス信号及びリミックスされるソース信号を用いて第1付加情報を生成する付加情報生成部と、前記第1付加情報を第2付加情報に変形する付加情報変形部と、前記第2付加情報を符号化する付加情報エンコーディング部と、を含み、前記第1付加情報は、前記リミックスされるソース信号と前記ミックス信号との関係を表す情報であることを特徴とする信号処理装置を提供する。
本発明による信号処理方法及び装置によれば、ミックス信号をソース信号別にリミックスする際に、特定効果の加えられたそれぞれのチャネル信号(例:残響効果の加えられた左側チャネル信号、残響効果の加えられた右側チャネル信号)がグルーピングされて1つのソースを構成するため、ユーザは、それぞれのソースを制御することなく、グルーピングされたソース統合ソースのみを制御することが可能になる。
また、本発明による信号処理方法及び装置によれば、ユーザはある分類(例:ドラム)に属する多数の楽器(例:バスドラム、ハイハット、ロータム、スネアドラム、シンバル等の音)を全体的に一度に制御することが可能になる。
また、本発明による信号処理方法及び装置によれば、連関性あるソース信号を1つのソース信号にグルーピングすることによって、ユーザはソース信号をそれぞれ制御することなくグルーピングされたソースを制御すればいいため、ミックス信号のリミキシングをより容易で便利にすることができる。
また、本発明による信号処理方法及び装置によれば、ミックス信号をソース信号別に調節でき、ミックス信号と付加情報を独立して伝送でき、付加情報を新しいミックス信号に合わせて変形することができる。
また、本発明による信号処理方法及び装置によれば、ミックス信号及び付加情報を同じドメインに変換し、同じドメインを持つミックス信号及び付加情報を用いてリミックス信号を生成することができる。
また、本発明による信号処理方法及び装置によれば、ミックス信号のドメインと付加情報のドメインとが異なる場合、付加情報のドメインをミックス信号のドメインに変換し、付加情報及びミックス信号を用いてリミックス信号を生成することによって演算量を減少させることができる。
また、本発明による信号処理方法及び装置によれば、変形された付加情報を用いてミックス信号をソース信号別に調節できる信号処理方法及び装置を提供することができる。
また、本発明による信号処理方法及び装置によれば、付加情報を変形して少ない情報量で付加情報を生成し、これを伝送することによって、データ伝送量を減らすことができる。
本発明の一実施例による第1信号処理装置のブロック図である。 ステレオ信号を用いる場合の図1の第1の信号処理装置を示す詳細ブロック図である。 本発明の一実施例によるメディア信号を処理するためのドメインである。 本発明の一実施例による第2の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第3の信号処理装置のブロック図である。 ステレオ信号を用いる場合の図5の第3の信号処理装置を示す詳細ブロック図である。 本発明の一実施例による第4の信号処理装置のブロック図である。 通常のエンコーディング装置及び本発明の一実施例による信号処理装置の結合を示すブロック図である。 通常のデコーディング装置及び本発明の一実施例による信号処理装置の結合を示すブロック図である。 本発明の一実施例による第5の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第6の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第7の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による信号処理方法のフローチャートである。 本発明の一実施例による第8の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第9の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による信号処理方法のフローチャートである。 本発明の一実施例による第10の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第11の信号処理装置のブロック図である。 図18に示す付加情報抽出部の詳細ブロック図である。 本発明の一実施例による付加情報を変形する方法を示すグラフである。 本発明の一実施例による付加情報を変形する方法を示すグラフである。 本発明の一実施例によるミックス信号の変形例を示す図である。 本発明の一実施例による多重化装置及び逆多重化装置示す図である。 本発明の一実施例によるミックス信号及び付加情報が多重化された信号を示す図である。 本発明の一実施例によるミックス信号または付加情報を独立的に抽出してリミックス信号を生成する方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による第12の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第13の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による第14の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第15の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第16の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第17の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による第18の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第19の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による第20の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第21の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第22の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第23の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による第24の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による第25の信号処理装置のブロック図である。 図46の第25の信号処理装置を示す詳細ブロック図である。 本発明の一実施例による第26の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による付加情報処理部を示すブロック図である。 本発明の一実施例による付加情報を新しく適用するミックス信号に好適に変換するトランスコーダを示す図である。 本発明の一実施例による第27の信号処理装置のブロック図である。 本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。ただし、本明細書及び請求範囲に用いられた用語や単語は通常的または辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者は自身の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適宜定義することができるという原則に立ち、本発明の技術的思想に符合する意味及び概念として解釈されなければならない。したがって、本明細書に記載された実施例と図面に示された構成は、本発明の最も好ましい一実施例に過ぎないもので、本発明の技術的思想を限定するためのものではない。したがって、本出願時点においてこれらに代える様々な均等物と変形例が存在できることは明らかである。
図1は、本発明の一実施例による第1の信号処理装置のブロック図である。この第1の信号処理装置は、付加情報生成部103及び付加情報エンコーディング部105を含む。
図1を参照すると、付加情報生成部103は、通常のミックス信号101及び該ミックス信号を構成するソース信号102を用いて付加情報104を生成する。ミックス信号101は、モノ(mono)、ステレオ(stereo)及びマルチチャネルオーディオ信号(multi-channel audio signal)とすることができる。ソース信号102は、ミックス信号101を構成するソース信号の一部または全部になり得る。付加情報104は、ミックス信号をソース信号単位に処理するのに用いられる情報のことを指す。付加情報104は、ミックス信号をリミキシングするためのミックスパラメータを含む。このミックスパラメータには、エンコーダでソース信号を用いて生成されたエンコーダミックスパラメータ(Encoder mix parameter)を含み、選択的にミックス信号のみを用いて生成されたブラインドミックスパラメータ(Blind mix parameter)を含むことができる。ミックスパラメータの例には、それぞれのソース信号に対するゲイン値及びサブバンドパワー(subband power)などがある。付加情報104に対する具体的な定義及び生成方法は、図2で説明する。本発明は、また、ミックス信号を構成するソース信号102のみを用いて付加情報104を生成することもできる。付加情報エンコーディング部105は、生成された付加情報104をエンコーディングし、符号化された付加情報信号106を生成する。ミックス信号101及び付加情報信号106は、デコーディング装置に伝送される。
図2は、ステレオ信号を用いる場合における、図1に示す第1の信号処理装置の詳細ブロック図である。前述したように、本発明で用いられるミックス信号は、モノ、ステレオ及びマルチチャネルオーディオ信号とすることができるが、便宜上、ステレオ信号201を基準にして説明する。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
本発明の目的は、M個(0≦M≦I)のソース信号がリミックスされるように、該ソース信号を含むステレオ信号を修正することにある。これらソース信号を、互いに異なるゲインファクターを持ちながらステレオ信号にリミックスすることができる。リミックス信号を下の式2のように表現することができる。
Figure 0005232791
ここで、ci及びdiは、リミックスされるM個のソース信号に対する新しいゲインファクターである。ci及びdiをデコーダ端より提供することができる。この場合、付加情報生成部206は、ステレオ信号201及びM個のソース信号202を用いて付加情報207を生成することができる。
Figure 0005232791
図2を参照すると、第1信号処理装置に、通常のステレオ信号201及びステレオ信号201に含まれるM個のソース信号202が入力される。ステレオ信号201は、付加情報と同期化するためにある程度遅延され、出力信号として直接用いることができる。付加情報を生成するために、ステレオ信号201及びソース信号202は、フィルターバンク203を通じて時間−周波数ドメインのサブバンド別信号204及び205に分解される。すなわち、ステレオ信号201及びソース信号は時間−周波数ドメインで処理される。この時間−周波数ドメインについては図3で後述する。サブバンド別信号204は、各サブバンドの中心周波数で同様にプロセシングされる。特定の周波数でステレオ信号201のサブバンド対204はx1(k)及びx2(k)で表示される。ここで、kはサブバンド信号の時間インデックス(time index)である。同様に、M個のソース信号202のサブバンド信号205は、s1(k),s2(k),…,sM(k)で表示される。明瞭な表現のために、サブバンド(周波数)インデックスを使用しなかった。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
ここで、α∈[0,1]は、下の式6のように指数的に減少する推定ウィンド(estimation window)の時定数を決定する。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
同様に、biは、下の式8のように計算される。
Figure 0005232791
図3は、本発明の一実施例によるメディア信号を処理するためのドメインを示す。前述したように、オーディオ信号及び付加情報は、図3に示すような時間−周波数ドメインのサブバンド別信号として処理される。この時間−周波数ドメインのサブバンド別信号は知覚的に誘導される。例えば、約20msの長さを持つサイン波分析窓及び統合窓(sine analysis and synthesis window)を持つSTFT(Short Time Fourier transform)を用いてサブバンド別信号を生成できる。この時、STFT係数は、1つのグループがERB(equivalent rectangular bandwidth)の約2倍となる帯域幅を持つようにグループ化されることができる。
図4は、本発明の一実施例による第2の信号処理装置のブロック図である。図4を参照すると、ダウンミキシング部402は、複数のソース信号401を合算して1つの和信号(sum signal)404を生成する。第2信号処理装置は、第1信号処理装置とは違い、ステレオ信号を伝送する代わりに和信号404を伝送する。付加情報生成部403は、ソース信号401を用いて付加情報405を生成する。付加情報405は、各ソース信号に対応するサブバンドパワー及びゲインファクターを含む。また、付加情報405は、リミックスレンダリング部における遅延に対応するパラメータを含むことができる。第1信号処理装置におけると略同様に、付加情報405は、より量子化及び符号化に適合した他の値に変換して伝送されることができる。付加情報エンコーディング部406は、生成された付加情報405を用いて、符号化された付加情報信号407を生成する。生成された和信号404及び付加情報信号407はデコーディング装置に伝送される。本発明はまた、ダウンミキシング部402を有しないエンコーディング装置を含む。この場合、ソース信号401は、和信号404に変換されず、各ソース信号401が直接伝送される。
図5は、本発明の一実施例による第3の信号処理装置のブロック図である。この第3の信号処理装置は、付加情報デコーディング部503及びリミックスレンダリング部505を含む。
図5を参照すると、ミックス信号501及び付加情報信号502が第3信号処理装置に入力される。ミックス信号501は、モノ、ステレオまたはマルチチャネルオーディオ信号とすることができる。付加情報デコーディング部503は、付加情報信号502をデコーディングして付加情報504を生成する。付加情報504は、伝送されたオーディオ信号501に含まれたソース信号のゲインファクター及びサブバンドパワーなどを含む。リミックスレンダリング部505には、ユーザが直接提供する制御情報を用いて生成されたユーザミックスパラメータ(user−mix parameter)506が入力されることができる。リミックスレンダリング部505は、ミックス信号501、伝送された付加情報504及びユーザミックスパラメータ506を用いてリミックス信号507を生成する。リミックス信号を生成する方法についての具体的な説明は、図6で後述する。リミックス信号507を、伝送されたミックス信号のチャネル数と同じチャネル数を持つEqチャネルミックス信号(Eq−channel mix signal)として生成されたり、または、ミックス信号のチャネル数よりも多いチャネル数を持つアップチャネルミックス信号(Up−channel mix signal)として生成することができる。
図6は、ステレオ信号を用いる場合における、図5の第3の信号処理装置を示す詳細ブロック図である。前述したように、伝送されたミックス信号は、モノ、ステレオ及びマルチチャネルオーディオ信号とすることができるが、便宜上、ステレオ信号601とする。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
サブバンド別リミックス信号609は、下の式10のように表現されることができる。
Figure 0005232791
リミックス信号609を生成するために、最小二乗推定法(least squares estimation)が用いられることができる。サブバンド別ミックス信号604x1(k)及びx2(k)が与えられると、下の式11のように、互いに異なるゲインを持つサブバンド別リミックス信号609をサブバンド別ミックス信号604の線形組合せとして推定することができる。
Figure 0005232791
ここで、w11(k), w12(k), w21(k)及びw22(k)は、重み係数(weighting factor)である。この時、生成される推定エラー(estimation error)は、下の式12のように定義されることができる。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
同様に、w21及びw22を、下の式15のように生成することができる。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
万一、ミックス信号604の位相が互いに同期したり(coherent)、または、ほとんど同期化するとしたら、下の式17のように表現される値が1に近づくようになる。
Figure 0005232791
この時、重み係数を、下の式18のように表現することができる。
Figure 0005232791
このように生成されたサブバンド別リミックス信号609は、前述したように、逆フィルターバンク610を通じて時間−ドメインのリミックス信号611に変換される。リミックス信号611は、ユーザが提供した制御情報を用いて生成されたユーザミックスパラメータci及びdiを用いてそれぞれのソース信号を独立的にリミックスして生成されたリミックス信号と略同様に聞こえる。
以上では2チャネルステレオ信号のリミキシングに焦点を合わせた。しかし、前述したように、本発明は、ステレオ信号に制限されず、マルチチャネルオーディオ信号、例えば5.1チャネルオーディオ信号をリミキシングすることまで拡張可能である。当業者は、本明細書で記述されたステレオ信号と略同様にしてマルチチャネルオーディオ信号をリミキシングすることができる。この場合に、上記の式11を下の式19のように書き直すことができる。
Figure 0005232791
選択的に、ミックス信号のチャネルのうちの特定のチャネルはリミックスせずにそのまま残すようにすることができる。例えば、5.1サラウンドチャネルに対して、2つの後方チャネルは修正せずに、前方チャネルにのみリミキシングを適用するようにすることができる。この場合に、2または3チャネルリミキシングアルゴリズムが前方チャネルに適用される。
図7は、本発明の一実施例による第4の信号処理装置のブロック図である。第4の信号処理装置は、付加情報デコーディング部703、空間情報統合部705及びリミックスレンダリング部707を含む。
図7を参照すると、ソース信号の和信号701及び付加情報信号702が第4の信号処理装置に入力される。付加情報デコーディング部703は、付加情報信号702をデコーディングして付加情報704を生成する。付加情報704は、ゲインファクター、遅延定数及びサブバンドパワーなどを含む。付加情報統合部705は、付加情報704を用いて、和信号701を複数のソース信号706に分離する。リミックスレンダリング部707は、ソース信号706を用いてリミックス信号709を生成できる。この時、リミックスレンダリング部707は、付加情報として伝送されたミックスパラメータを用いてリミックス信号709を生成できる。また、リミックスレンダリング部707は、選択的に、ユーザが提供する制御情報を用いて生成されたユーザミックスパラメータ708を用いてリミックス信号709を生成することができる。
図8は、通常のエンコーディング装置と本発明の一実施例による信号処理装置との結合を示すブロック図である。ミックス信号801は、通常のエンコーディング装置803により符号化され、符号化されたミックス信号805に変換される。ミックス信号801は、チャネル別信号またはソース信号になることができる。通常のエンコーディング装置803は、AAC、MP3エンコーダなどのような従来のエンコーディング装置だけでなく、今後開発されるエンコーディング装置を含む。本発明によるリミックス信号エンコーディング装置804は、ミックス信号801及びミックス信号に含まれるソース信号802を用いて付加情報信号806を生成する。多重化部807は、符号化されたミックス信号805及び付加情報信号806を用いてビットストリーム808を生成する。前述したように、付加情報信号806は従来装置と互換性を持つように、従来のミックス信号フォーマット内の補助データ領域に挿入されることができる。
図9は、通常のデコーディング装置と本発明の一実施例による信号処理装置との結合を示すブロック図である。逆多重化部902は、伝送されたビットストリーム901から符号化されたミックス信号903及び付加情報信号904を分離する。その後、通常のデコーディング装置905は、符号化されたミックス信号903をデコーディングし、本発明によるリミックス信号デコーディング装置907で用いられうるようなミックス信号906を生成する。通常のデコーディング装置905は、AAC、MP3デコーダなどのような従来のデコーディング装置だけでなく、今後開発されるデコーディング装置を含む。ミックス信号906は、チャネル別信号またはソース信号になることができる。本発明によるリミックス信号デコーディング装置907は、付加情報信号904及びユーザミックスパラメータ908のうち少なくとも1つを用いてミックス信号906をリミックス信号909に変換できる。
図10は、本発明の一実施例による第5の信号処理装置のブロック図である。図10を参照すると、第5の信号処理装置は、ミックス信号デコーディング部1001、パラメータ生成部1002、及びリミックスレンダリング部1008を含む。選択的に、エフェクタ(Effecter)1011を含むことができる。パラメータ生成部1002は、ブラインドミックスパラメータ生成部1003、ユーザミックスパラメータ生成部1004、及びリミックスパラメータ生成部1005を含むことができる。リミックスパラメータ生成部1005は、Eqミックスパラメータ生成部1006を含み、選択的にアップミックスパラメータ生成部1007を含むことができる。また、リミックスレンダリング部1008は、Eqミックスレンダリング部1009を含み、選択的にアップミックスレンダリング部1010を含むことができる。
ミックス信号デコーディング部1001は、エンコーディング端から伝送された符号化されたミックス信号をデコーディングしてミックス信号を生成する。パラメータ生成部1002は、エンコーディング端から伝送された付加情報及びユーザ制御情報(または、構成情報)を受信する。このユーザ制御情報は、エンコーダ端から伝送されずにデコーダ端で生成されても良い。ユーザミックスパラメータ生成部1004は、ユーザ制御情報を用いてユーザミックスパラメータを生成する。エンコーダ端から伝送された付加情報には、エンコーダミックスパラメータ(Encoder Mix Parameter)を含むことができる。また、ブラインドミックスパラメータ生成部1003は、ミックス信号を用いてブラインドミックスパラメータ(Blind−Mix Parameter)を生成することができる。エンコーダミックスパラメータとブラインドミックスパラメータは、択一的にリミックスパラメータ生成部1005に入力される。
リミックスパラメータ生成部1005は、付加情報及びユーザミックスパラメータを用いてリミックスパラメータを生成する。このリミックスパラメータを、リミックス信号のチャネルに適用されうるように生成することができる。リミックスパラメータ生成部1005に含まれるEqミックスパラメータ生成部1006は、ミックス信号のチャネル数と同じチャネル数を持つリミックス信号を生成するのに用いられるリミックスパラメータを生成し、リミックスパラメータ生成部1005に含まれうるアップミックスパラメータ生成部1007は、ミックス信号のチャネル数よりも多いチャネル数を持つリミックス信号を生成するのに用いられるリミックスパラメータを生成する。リミックスパラメータはリミックスレンダリング部1008に入力される。
リミックスレンダリング部1008に含まれるEqミックスレンダリング部1009は、リミックスパラメータ及びミックス信号を用いて、ミックス信号のチャネル数と同じチャネル数を持つEqチャネルリミックス信号(Eq−channel remix signal)を生成する。リミックスレンダリング部1008に含まれうるアップミックスレンダリング部1010は、アップミックスパラメータ生成部1007で生成されたリミックスパラメータ及びミックス信号を用いて、ミックス信号のチャネル数よりも多いチャネル数を持つアップチャネルリミックス信号(Up−channel remix signal)を生成する。アップミックスレンダリング部1010は、Eqチャネルレンダリング部1009で生成されたリミックス信号を用いてアップチャネルリミックス信号を生成しても良い。
したがって、第5信号処理装置は、エンコーディング端から伝送されたミックス信号をそのまま出力したり、Eqチャネルリミックス信号として出力したり、または、アップチャネルリミックス信号として出力することができる。選択的に、リミックスレンダリング部は、エフェクタ1011から提供される情報を用いて、リミックス信号に多様な効果を与えることができる。
図11は、本発明の一実施例による第6の信号処理装置のブロック図である。図11を参照すると、第6の信号処理装置において、エンコーダは、統合付加情報生成部1103、統合付加情報エンコーディング部1104を含み、デコーダは、統合付加情報デコーディング部1105、リミックスレンダリング部1106を含む。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
ソース信号1102は、1つ以上のソース信号(S1_L,S1_R,S2_L,S2_R,…,SM_L,SM_R)全体を指す用語である。ソース信号(S1_L,S1_R,S2_L,S2_R,…,SM_L,SM_R)とは、本発明の信号処理装置で1つのオブジェクトとして取り扱われる信号のことをいい、ソース信号別に付加情報が存在できる。付加情報については後述する。ソース信号のうち‘S1_L’は、1番目のソース信号(例:特定の楽器信号)S1に特定効果が加えられて左側チャネルに流入する信号であり、ソース信号のうち‘S1_R’は、1番目のソース信号S1に特定効果が加えられて右側チャネルに流入する信号である。上の図2に関する説明で言及したように、1つのソース信号(例:特定の楽器信号)であってもある効果(例:残響(reverberation)効果)が適用されるとチャネル別属性が追加されるので、各チャネルに流入する信号は別のソース信号をそれぞれ構成する。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
付加情報とは、ソース信号(S1_L,S1_R,S2_L,S2_R,…,SM_L,SM_R)にそれぞれ適用されうる情報である。この付加情報は、図1及び図2に基づいて説明したように、ゲインファクター(ai,bi)、サブバンドパワー(E{si 2(k)})のうち1つ以上を含むことができる。ソース信号が‘S1_L’である時、付加情報はa1_L、B1_L、E{si_L 2(k)}で表現され、ソース信号が‘S1_R’の時、付加情報は、a1_R、B1_R、E{si_R 2(k)}で表現される。ソース信号(S1_L,S1_R,S2_L,S2_R,…,SM_L,SM_R)に必要な付加情報を全て列挙すると、下記の通りである。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
統合付加情報エンコーディング部1104は、統合付加情報生成部1103により生成された統合付加情報をエンコーディングし、統合付加情報ビットストリームを生成する。
統合付加情報デコーディング部1105は、受信した統合付加情報ビットストリームをデコーディングして統合付加情報を抽出する。
Figure 0005232791
図12は、本発明の一実施例による第7の信号処理装置のブロック図である。図11に基づいて説明された第6の信号処理装置との差異点を概略的に説明すると、第6の信号処理装置ではミックス信号1101及びソース信号1102から統合付加情報が生成されるのに対し、図12に示す第7の信号処理装置では、ソース信号1201がダウンミックス部1210でダウンミキシングされて合成ソース信号S(n)が生成され、このソース信号102がダウンミックスされる過程で統合付加情報が抽出される。以下、図12を参照しつつ、第7の信号処理装置について具体的に説明する。
図12を参照すると、本発明の第7の信号処理装置において、エンコーダは、ダウンミックス部1210、統合付加情報生成部1220、及び統合付加情報エンコーディング部1230を含み、デコーダは、統合付加情報デコーディング部1260、付加情報統合部1270、及びリミックスレンダリング部1280を含む。
ダウンミックス部1210は、ソース信号1201をダウンミックスして合成ソース信号S(n)を生成する。ダウンミックス部1210は、図4に基づいて説明されたダウンミキシング部402と略同様の機能を行なうもので、ここでの合成ソース信号S(n)は、図4に基づいて説明された和信号(sum signal)S(n)404と同じものであっても良いが、本発明がこれに限定されるわけではない。統合付加情報生成部1220は、ソース信号102から統合付加情報を生成する。ここで、統合付加情報生成部1220は、付加情報ではなく統合付加情報を生成する以外は、図4に基づいて説明された付加情報生成部403と略同様の機能を行なう。統合付加情報エンコーディング部1230は、統合付加情報生成部1220により生成された統合付加情報をエンコーディングして統合付加情報ビットストリームを生成する。
Figure 0005232791
図13は、本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。本発明の一実施例による信号処理方法を、図11及び図12に基づいて説明された本発明の第6の信号処理装置及び第7の信号処理装置により具現することができる。
図13を参照すると、まず、信号処理装置のエンコーダ(以下、‘エンコーダ’と略す。)は、1つ以上のソース信号を用いて統合ソース信号を生成する(S1310段階)。ここで、統合ソース信号は、1つ以上のソース信号がグルーピングされた信号である。S1310段階を、ユーザから受信したグルーピング選択信号に基づいて行うことができる。言い換えると、ユーザがどのソース信号とどのソース信号をグルーピングするかを選択できる。その後、エンコーダは、S1310段階で生成された統合ソース信号を用いて統合付加情報を生成する(S1320段階)。統合付加情報を生成する過程は、図11に基づいて説明されたのと同様なので、その説明は省略する。一方、S1320段階で統合ソース信号を利用せずにミックス信号またはソース信号を用いて統合付加情報を生成しても良い。その後、エンコーダは、S1320段階で生成された統合付加情報をエンコーディングする(S1330段階)。
すると、信号処理装置のデコーダ(以下、‘デコーダ’と略す。)は、エンコーダにより生成されたミックス信号(または合成ソース信号)及び統合付加情報を受信する(S1340段階)。デコーダは、S1340段階で受信した統合付加情報をデコーディングする(S1350段階)。そして、デコーダは、ユーザから統合制御情報を受信する(S1360段階)。その後、S1360段階で受信した統合制御情報、及びS1350段階でデコーディングされた統合付加情報を用いてミックス信号(または合成ソース信号)をリミキシングする(S1370段階)。
図14は、本発明の一実施例による第8の信号処理装置のブロック図である。図14〜図16に基づいて説明される各実施例は、統合付加情報をエンコーダではなくデコーダで生成する例である。図14を参照すると、第8の信号処理装置において、エンコーダは、付加情報生成部1430及び付加情報エンコーディング部1440を含み、デコーダは、付加情報デコーディング部1450、統合付加情報生成部1460、及びリミックスレンダリング部1470を含む。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
図15は本発明の一実施例による第9の信号処理装置のブロック図である。図14に基づいて説明された第8の信号処理装置との差異点を概略的に説明すると、図15に示す第9の信号処理装置では、ソース信号1510がダウンミックス部1520でダウンミキシングされることで合成ソース信号S(n)が生成される。以下、図15を参照しつつ、第9の信号処理装置について具体的に説明する。
第9の信号処理装置において、エンコーダは、ダウンミックス部1520、付加情報生成部1530、及び付加情報エンコーディング部1540を含み、デコーダは、付加情報デコーディング部1550、統合付加情報生成部1560、及び付加情報統合部1570、リミックスレンダリング部1580を含む。
ダウンミックス部1520は、ソース信号1510をダウンミックスして合成ソース信号S(n)を生成する。同様に、ダウンミックス部1520は、図4に基づいて説明されたダウンミキシング部402と略同様の機能を行なう。付加情報生成部1530は、ソース信号S(n)から付加情報を生成する。付加情報エンコーディング部1540は、付加情報をエンコーディングして付加情報ビットストリームを生成する。
付加情報デコーディング部1550は、受信した付加情報ビットストリームをデコーディングして付加情報を抽出する。統合付加情報生成部1560は、付加情報を用いて統合付加情報を生成する構成要素であり、第3実施例における統合付加情報生成部1570と略同様の構成要素である。付加情報統合部1570及びリミックスレンダリング部1580は、図12の付加情報統合部1270及びリミックスレンダリング部1280とそれぞれ略同様の構成要素である。
図16は、本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。本発明の一実施例による信号処理方法は、図14及び図15に基づいて説明された本発明の第8の信号処理装置及び第9の信号処理装置により具現されることができる。
図16を参照すると、信号処理装置のエンコーダは、ミックス信号及びソース信号のうち1つ以上を用いて付加情報を生成する(S1610段階)。その後、エンコーダは、S1610段階で生成された付加情報をエンコーディングする(S1620段階)。
一方、信号処理装置のデコーダは、ミックス信号(または合成ソース信号)及び付加情報を受信する(S1630段階)。その後、デコーダは、S1630段階で受信した付加情報をデコーディングする(S1640段階)。そして、デコーダは、S1640段階でデコーディングされた付加情報を用いて統合付加情報を生成する(S1650段階)。続いて、デコーダは、ユーザから統合制御情報を受信する(S1660段階)。その後、デコーダは、S1660段階で受信した統合制御情報、及びS1650で生成された統合付加情報を用いて、ミックス信号(または合成ソース信号)をリミキシングする(S1670段階)。
図17は、本発明の一実施例による第10の信号処理装置のブロック図である。図17を参照すると、第10の信号処理装置は、逆多重化部1710、ミックス信号記憶部1720、付加情報記憶部1740及びリミックスレンダリング部1760を含む。
逆多重化部1710は、ミックス信号及び付加情報をパーシングし、それぞれミックス信号記憶部1720及び付加情報記憶部1740に送る。ミックス信号記憶部1720及び付加情報記憶部1740は、逆多重化部1710から受け取ったミックス信号及び付加情報をそれぞれ記憶する。信号デコーディング装置は、ユーザがミックス信号1730または付加情報1750を利用しようとする場合、ミックス信号記憶部1720または付加情報記憶部1740からミックス信号1730または付加情報1750を独立的に抽出して出力する。
ユーザがリミックス信号1770を要求する場合、デコーディング装置は、ミックス信号1730、付加情報及びユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号1770を生成して出力する。このユーザミックスパラメータを、ユーザから受け取った制御情報を用いて生成することができる。デコーディング装置は、ユーザの要求に応じてリミックス信号1770を出力したり、または、ミックス信号1730や付加情報1750を直接出力することができる。後者の場合、ユーザは、出力したミックス信号1730または付加情報1750と新しいミックス信号または新しい付加情報を用いてリミックス信号1770を生成することができる。
図18は、本発明の一実施例による第11の信号処理装置のブロック図である。図18を参照すると、第11の信号処理装置は、ミックス信号入力部1820、付加情報抽出部1830及びリミックスレンダリング部1860を含む。
第11の信号処理装置は、エンコーディング装置または付加情報提供サーバーなどから伝送されてきた付加情報を記憶する。第11の信号処理装置は、ミックス信号に対する付加情報を直接生成して記憶しても良い。第11の信号処理装置は、ミックス信号入力部1820を用いてユーザからミックス信号1810を受信する。付加情報抽出部1830は、ユーザから受け取ったミックス信号1810と同じミックス信号があるか検索する。ユーザが入力したミックス信号1810と同じミックス信号がある場合、付加情報抽出部1830は、その信号からミックス信号に対する付加情報信号を抽出し、抽出した付加情報をリミックスレンダリング部1860に送る。
付加情報抽出部1830は、ユーザから受け取ったミックス信号1810と同じミックス信号がない場合、一定の共通点を持つミックス信号を検索する。付加情報抽出部1830は、共通点を持つミックス信号のうち、ユーザから受け取ったミックス信号1810に最も似ているミックス信号を抽出し、抽出したミックス信号に対する付加情報を抽出する。付加情報抽出部1830は、抽出した付加情報がユーザにより入力されたミックス信号1810を調節することはできるが、時刻同期や速さ等に差がある場合、ユーザにより入力されたミックス信号1810を調節できるように付加情報を変形する。
リミックスレンダリング部1860は、ミックス信号入力部1820及び付加情報抽出部1830から受信したミックス信号及び付加情報または変形された付加情報を用いてリミックス信号1870を出力する。付加情報抽出部1830は、ユーザから受け取ったミックス信号1810と一定の共通点を持つミックス信号がない場合、受け取ったミックス信号1810に対する付加情報を直接生成してこれをリミックスレンダリング部1860に送ったり、または、付加情報を使用せずにユーザから受け取ったミックス信号1810のみを再生しても良い。
図19は、図18に示す付加情報抽出部の詳細ブロック図である。図19を参照すると、付加情報抽出部1830は、比較部1930及び付加情報変形部1940を含む。
第11の信号処理装置は、信号提供サーバーまたはユーザから新しいミックス信号1920を受信する。比較部1930は、デコーディング装置に記憶されているミックス信号1910とユーザまたは信号提供サーバーから受け取った新しいミックス信号1920とを比較する。デコーディング装置は、記憶されているミックス信号1910及び新しいミックス信号1920とが同一である場合、記憶されているミックス信号1910に対する付加情報を新しいミックス信号に対する付加情報として利用できる。信号デコーディング装置は、記憶されているミックス信号1910及び新しいミックス信号1920が時刻同期や再生速度等で微細な差がある場合、記憶されているミックス信号1910に対する付加情報を新しいミックス信号1920に対する付加情報に変形して利用することができる。すなわち、信号デコーディング装置は、記憶されているミックス信号1910及び新しいミックス信号1920とを比較し、両ミックス信号が同一でない場合、付加情報変形部1940を用いて付加情報を変形する。
付加情報を変形する方法については、図20〜図22を参照して説明する。付加情報変形部1940は、変形された付加情報を出力する。デコーディング装置は、ユーザから受け取ったミックス信号及び変形された付加情報を用いて新しいミックス信号をリミキシングする。
図20及び図21は、本発明の一実施例による付加情報を変形する方法を示すグラフである。デコーディング装置は、エンコーディング装置または別のサーバーからミックス信号2001及びこれに対する付加情報2003を受信して記憶する。デコーディング装置は、ミックス信号2001を受信し、ミックス信号2001に対する付加情報2003を直接生成して記憶しても良い。デコーディング装置が記憶しているミックス信号2001及びこれに対する付加情報2003が、図20及び図21に示されている。
図20で、デコーディング装置に記憶されているミックス信号及びこれに対する付加情報は、伝送及び記憶の効率から、MP3ファイルなどの圧縮された信号形態とする。例えば、デコーディング装置は、“November rain”というミックス信号2001及びこれに対する付加情報2003を、エンコーディング装置からMP3ファイルとして伝送されて記憶しているとする。ユーザは、リミックスされていない“November rain”という曲を無損失のCD信号として持っているとする時、この無損失のCD信号を、デコーディング装置に記憶されている付加情報を用いてリミックス信号として再生することができる。
デコーディング装置に記憶されている“November rain”曲に対する付加情報はMP3ファイルであり、ユーザがリミックスしようとする信号はCD信号であるから、MP3ファイルとして記憶されている付加情報は、CD信号に合う付加情報に変形されなければならない。デコーディング装置は、新しいミックス信号2002をリミックスするために記憶していた付加情報2003を抽出しこれを新しい付加情報2004に変形する。図20で、新しくリミックスするミックス信号2002は元のミックス信号2001よりも時間遅延されている。MP3ファイルは、圧縮率を高めるためにミックス信号の始部と終部の休止区間2005を省略する場合が多い。したがって、デコーディング装置は、MP3ファイルとされている付加情報2003も同様に休止区間2005分だけ時間遅延し、新しい付加情報2004を生成しなければならない。
図21を参照すると、ユーザがリミックスしようとする新しいミックス信号2102は、デコーディング装置に記憶されているミックス信号2101よりも周波数が低い。すなわち、新しいミックス信号2102は、記憶していたミックス信号2101よりも時間軸方向に延びている。したがって、デコーディング装置は、付加情報2103を新しいミックス信号2102に合わせて変形しなければならない。デコーディング装置は、記憶されているミックス信号2101と新しいミックス信号2102とを比較し、付加情報2103も新しいミックス信号に合う付加情報2104に変形する。デコーディング装置は、付加情報2103を時間に関して延ばして新しいミックス信号2104を生成することができる。デコーディング装置は、変形された付加情報2104を用いて新しいミックス信号2102をリミキシングする。
図22は、本発明の一実施例によるミックス信号の変形例を示す図である。図22の上図を参照すると、元のミックス信号1201には、図示のような位置で録音されたピアノ信号2201、バイオリン信号2202及びボーカル信号2203が含まれている。この時、新しいミックス信号2202は、図22の下図のように変形された位置で録音された信号と仮定する。デコーディング装置は、デコーディング装置に記憶されていたミックス信号2001,2101と、ユーザがリミックスしようとする新しいミックス信号2002,2102とを比較する。新しいミックス信号2002,2102は、元のミックス信号2001,2101に含まれているソース信号の位置が変形されて録音された信号であるから、新しいミックス信号2002,2102に対する付加情報2004,2104も変形されなければならない。
図22の上図と下図で、バイオリン信号2202は位置が同一であり、ピアノ信号2201及びボーカル信号2203のみ位置が互いに変わっているので、デコーディング装置は、バイオリン信号2202に対する付加情報はそのままにし、ピアノ信号2201に対する付加情報とボーカル信号2203に対する付加情報のみを互いに変えることで新しい付加情報2202を生成できる。
図23は、本発明の一実施例による多重化装置及び逆多重化装置を示す図である。図23を参照すると、多重化装置2301は独立的に伝送されるミックス信号及び付加情報を受信し、これを多重化する。多重化装置2301は、エンコーディング装置またはデコーディング装置と別個に存在できる。例えば、エンコーディング装置がミックス信号及びこれに対する付加情報を独立的に出力する場合、多重化装置2301は、デコーディング装置に含まれてまたはデコーディング装置の前に位置し、エンコーディング装置から独立的に伝送されたミックス信号及び付加情報を多重化することで、これら両信号を1つの信号として管理できる。
逆多重化装置2302は、ミックス信号と付加情報が1つの信号として一緒に伝送される場合、ミックス信号と付加情報をパーシングして分離する。ユーザは、ミックス信号または付加情報を独立的に使用しようとする場合、逆多重化装置2302を用いてミックス信号と付加情報を分離できる。逆多重化装置2302も同様に、信号エンコーディング装置または信号デコーディング装置と別個として存在できる。
図24は、本発明の一実施例によるミックス信号及び付加情報が多重化された信号を示す図である。図24を参照すると、エンコーディング装置またはデコーディング装置に含まれている多重化部またはエンコーディング及びデコーディング装置とは独立している多重化装置は、ミックス信号及びミックス信号に対する付加情報を単純に結合した形態2401に多重化したり、または、ミックス信号の補助領域(ancillary data)部分にミックス信号に対する付加情報を含めた形態2402に多重化することができる。また、多重化部または多重化装置は、ミックス信号と付加情報をフレーム単位にまたは一定の単位ごとに結合して多重化された信号2402を生成することもできる。
図25は、本発明の一実施例によるミックス信号または付加情報を独立的に抽出してリミックス信号を生成する方法を示すフローチャートである。図25を参照すると、デコーディング装置は、第1ミックス信号及びこれに対する付加情報を受信し、これを分離して記憶する(S2501)。デコーディング装置は、ユーザから第2ミックス信号を受信する(S2502)。デコーディング装置は、第1ミックス信号に第2ミックス信号と同じミックス信号があるか判断する(S2503)。第2ミックス信号と同じ第1ミックス信号がデコーディング装置に記憶されている場合、デコーディング装置は、第1ミックス信号に対する付加情報を抽出する(S2507)。デコーディング装置は、第2ミックス信号及び抽出した付加情報を用いてリミックス信号を生成する(S2509)。デコーディング装置は、第1ミックス信号に第2ミックス信号と同じ信号がない場合、第1ミックス信号のうち、第2ミックス信号と一定の共通点を持つ第1ミックス信号があるか判断する(S2504)。デコーディング装置は、第2ミックス信号と一定の共通点がある第1ミックス信号がない場合、第2ミックス信号に対する付加情報を直接生成する(S2508)。デコーディング装置は、第2ミックス信号及び新しく生成した付加情報を用いてリミックス信号を生成する(S2509)。デコーディング装置は、第2ミックス信号とビットレートやレベル、波形、容量などが共通する第1ミックス信号がある場合、なかでも最も類似する第1ミックス信号を抽出する(S2505)。デコーディング装置は、第1ミックス信号に対する付加情報を第2ミックス信号に対する付加情報に変形する(S2506)。デコーディング装置は、第2ミックス信号及び変形された付加情報を用いてリミックス信号を生成する(S2509)。
図26は、本発明の一実施例による第12の信号処理装置のブロック図である。第12の信号処理装置は、付加情報生成部2603、識別情報生成部2605、コアエンコーディング部2606、及び付加情報エンコーディング部2604を含む。
付加情報生成部2603は、ミックス信号2601及びソース信号2602から付加情報を生成する。識別情報生成部2605は識別情報を生成する。ここで、識別情報とは、ミックス信号と付加情報とのマッチングの有無を表すためにそれぞれに同一に与えられる情報のことをいい、ランダムに生成された任意のコードであっても良く、ミックス信号2601またはソース信号2602のメタデータを含むコードであっても良く、任意のコード及びメタデータコードが結合された形態であっても良い。ランダムに生成された任意のコードである場合、少なくとも数十ビットから数千ビットになりうる。ここでメタデータとは、作曲者、アルバム名、演奏者、レコード製作社、リミックス可能楽器などを含む情報でありうるが、本発明はこれに限定されない。識別情報を付加情報に挿入することができ、したがって、識別情報の挿入された付加情報を独立的に用いられることができる。
Figure 0005232791
図27は、本発明の一実施例による第13の信号処理装置のブロック図である。第13の信号処理装置は、コアデコーディング部2701、付加情報デコーディング部2702、識別情報読取部2703、及びリミックスレンダリング部2704を含む。
Figure 0005232791
識別情報読取部2703は、コアデコーディング部2701により抽出された第1識別情報及び付加情報デコーディング部2702により抽出された第2識別情報が互いに一致するか否か判断し、その結果として制御信号を発生させる。互いに一致しない場合、再生不可という制御信号を発生させ、互いに一致する場合には再生可能という制御信号を発生させることができる。
リミックスレンダリング部2704は、識別情報読取部2703により発生した制御信号に応じて、付加情報を用いてリミックス信号を生成する。この付加情報は、付加情報デコーディング部2702によりデコーディングされた付加情報とし、ミックス信号は、コアデコーディング部2701によりデコーディングされたミックス信号とすれば良い。リミックスレンダリング部2704は、このようなリミックス信号の生成において、ソース信号をなす各ソース別にリミキシングしてリミックス信号を生成することができる。
図28は、本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。図28に示す信号処理方法の順序は、図26に示す第12の信号処理装置により具現することができる。図28を参照すると、まず、ミックス信号及びソース信号を用いて付加情報を生成する(S2801)。その後、識別情報をランダムに生成するか否かを決定する(S2802)。識別情報をランダムに生成すると決定する場合(S2802の‘Yes’)は、ランダムにすなわち無作為的にコードを発生させて識別情報を生成する(S2803)。
もし、S2802段階で、識別情報をランダムに生成しないと決定する場合(S2802の‘No’)、ミックス信号またはソース信号のメタデータ(例:作曲者、アルバム名、演奏者、レコード製作社、リミックス可能楽器等)を収集または獲得する(S2804)。メタデータを収集または獲得する方法は、ミックス信号から抽出しても良く、情報提供者サーバーに接続して受け取っても良いが、本発明はこれに限定されない。その後、S2804段階で収集されたメタデータを用いて識別情報を生成する(S2805)。この時、S2803段階でランダムに生成された任意のコードと、S2805段階で生成された識別情報を結合しても良い。S2803段階及びS2805段階で生成された識別情報をそれぞれミックス信号及び付加情報に挿入する(S2806)。
図29は、本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。図29に示す信号処理方法の順序は、図27に示す第13の信号処理装置により具現することができる。
まず、ミックス信号及び付加情報を受信する(S2901)。ここで、ミックス信号は識別情報を含むミックス信号であり、付加情報は識別情報を含む情報でありうる。その後、S2901段階で受信したミックス信号から第1識別情報を抽出し、付加情報から第2識別情報を抽出する(S2902)。その後、S2902段階で抽出された第1識別情報及び第2識別情報が互いに一致するか否か判断する(S2903)。第1識別情報と第2識別情報とが互いに一致しない場合、ミックス信号と付加情報は互いにマッチングされないものと判断し、手順を終了する(S2903の‘No’)。S2903段階の判断結果、第1識別情報と第2識別情報とが互いに一致する場合(S2903の‘Yes’)、ミックス信号と付加情報は互いにマッチングされるものであるから、付加情報を用いてリミックス信号を生成する(S2904)。この時、S2904段階は、ソース信号をなす各ソース別にリミキシングしてリミックス信号を生成する段階でありうる。
図30は、本発明の一実施例による第14の信号処理装置のブロック図である。図26に基づいて説明された第12の信号処理装置との差異点を概略的に説明すると、第12の信号処理装置では、ミックス信号2601及びソース信号2602から付加情報が生成されるのに対し、図30に示す第14の信号処理装置では、ソース信号3001がダウンミキシング部3002でダウンミキシングされて和信号が生成され、このソース信号3001がダウンミキシングされる過程で付加情報が抽出される。以下、図30を参照しつつ、第14の信号処理装置について具体的に説明する。
図30を参照すると、第14の信号処理装置は、ダウンミキシング部3001、付加情報生成部3003、識別情報生成部3006、コアエンコーディング部3004、及び付加情報エンコーディング部3005を含む。
ダウンミキシング部3002は、1つ以上のソースで構成されるソース信号3001をダウンミキシングして和信号S(n)を生成する。これは、図4に基づいて説明されたダウンミキシング部402と略同様の機能を行なう。付加情報生成部3003は、1つ以上のソースで構成されるソース信号3001から付加情報を生成する。ここで、付加情報は、各ソース信号に対応するサブバンドパワー及びゲインファクターを含むことができ、付加情報は、リミックスレンダリング部における遅延に対応するパラメータを含むことができる。
識別情報生成部3006は、識別情報を生成する構成要素であり、図26に示す識別情報生成部2605と略同様なので、その具体的な説明は省略する。コアエンコーディング部3004は、識別情報生成部3006により生成された識別情報を和信号S(n)に挿入し、識別情報を含む和信号S(n)'を生成する。付加情報エンコーディング部3005は、識別情報生成部3006により生成された識別情報を付加情報に挿入し、識別情報を含む付加情報si'を生成する。
図31は、本発明の一実施例による第15の信号処理装置のブロック図である。この第15の信号処理装置は、上記の図27に基づいて説明された第13の信号処理装置と比較する時、識別情報を含むミックス信号及び付加情報を受信する代わりに、識別情報を含む和信号S(n)'及び付加情報を受信し、受信した和信号S(n)'を付加情報統合部3101によって多数個のソース信号に分離する以外は、略同様である。
図31を参照すると、第15の信号処理装置は、付加情報統合部3101、コアデコーディング部3103、付加情報デコーディング部3102、識別情報読取部3104、及びリミックスレンダリング部3105を含む。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
図32は、本発明の一実施例による第16の信号処理装置のブロック図である。図30に基づいて説明された第14の信号処理装置との差異点を説明すると、第14の信号処理装置では、ソース信号3001がダウンミキシング部3002でダウンミキシングされて和信号が生成されるのに対し、第16の信号処理装置では、ソース信号3201がダウンミックスされず、そのまま識別情報が挿入されるという点以外は、略同様に構成される。以下、図32を参照しつつ、第14の信号処理装置との差異点を中心に説明する。
第14の信号処理装置は、付加情報生成部3202、識別情報生成部3205、コアエンコーディング部3204、及び付加情報エンコーディング部3203を含む。付加情報生成部3202、識別情報生成部3205、及び付加情報エンコーディング部3203は、図30で説明された付加情報生成部3003、識別情報生成部3006、及び付加情報エンコーディング部3005とそれぞれ略同様の構成要素であるから、その説明は省略する。
コアエンコーディング部3204は、多数のソースからなるソース信号3201のうち1つ以上のソース(すなわち、ソース信号())に識別情報を挿入する。
図33は、本発明の一実施例による第17の信号処理装置のブロック図である。図31に基づいて説明された第15の信号処理装置との差異点を説明すると、第15の信号処理装置では、和信号S(n)が付加情報統合部3101により別個のソース信号に分離されるのに対し、第17の信号処理装置では、和信号S(n)が受信されるのではなく別個のソース信号3301が受信されるため、付加情報統合部3301が存在しない点が異なり、それ以外の内容は略同様である。すなわち、第17の信号処理装置は、コアデコーディング部3301、付加情報デコーディング部3302、識別情報読取部3307、及びリミックスレンダリング部3308を含み、これは、図31のコアデコーディング部3103、付加情報デコーディング部3102、識別情報読取部3104、及びリミックスレンダリング部3105とそれぞれ略同様の構成要素であるから、その説明は省略する。
図34は、本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。図34に示す信号処理方法の順序を、図30及び図32に示す第14の信号処理装置または第16の信号処理装置によりそれぞれ具現することができる。図34を参照すると、まず1つ以上のソース信号をダウンミックスして和信号を生成する(第2の例に限って該当)(S3401)。その後、S3401の1つ以上のソース信号を用いて付加情報を生成する(S3402)。その後、図28に基づいて説明されたS2802段階〜S2805段階と同じ段階を行なう(S3403〜S3406)。その後、S3404段階及びS3406段階で生成された識別情報を和信号(第3の例では1つ以上のソース信号)、及び付加情報にそれぞれ挿入する(S3407)。
図35は、本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。図35に示す信号処理方法の順序は、図31及び図33に示す第15の信号処理装置及び第17の信号処理装置によりそれぞれ具現されることができる。
図35を参照すると、和信号(第3例では1つ以上のソース信号)及び付加情報を受信する(S3501)。和信号(または1つ以上のソース信号)から第1識別情報を抽出し、付加情報から第2識別情報を抽出する(S3502)。その後、第1識別情報と第2識別情報が一致することを条件(S3503の‘No’)として和信号を再生する。このようにソース信号を再生する際に、ソース信号をなす各ソース(各ソース信号)別にリミキシングしてリミックス信号を生成することができる。
図36は、本発明の一実施例による第18の信号処理装置のブロック図である。本発明の一実施例による第18の信号処理装置は、ミックス信号(または和信号、ソース信号)にはいかなる情報も挿入せずに、付加情報にのみ所定の情報を挿入する方式である。
図36を参照すると、本発明の一実施例による第18の信号処理装置は、固有情報抽出部3602及び付加情報エンコーディング部3603を含む。
固有情報抽出部3602は、ミックス信号3601(和信号またはソース信号)から固有情報を抽出する。ここで、固有情報とは、特定ミックス信号にのみ現れる固有な信号を有するものであり、ミックス信号と他の信号とを区別づける情報のことをいい、例えば、ミックス信号の特定区間のサンプルの値になることができ、サンプルの長さ及びミックス信号の特定区間のサンプルの値を含んでも良いが、本発明はこれに限定されない。例えば、固有情報が‘サンプルの長さ’及び‘始めてから3秒の地点から連続した3個のサンプルの値’とすれば、ミックス信号のサンプリング周波数が44.1KHzで、総時間が3:12.45である曲の場合、サンプルの長さは下記の通りである。
Figure 0005232791
そして、始めてから3秒の地点から3個のサンプルの値のうち、1番目のサンプルの値が50(L1)、196(R1)で、2番目のサンプルの値が5421(L2)、4515(R2)で、3番目のサンプルの値が18542(L3)、15487(R3)である場合、固有情報は、サンプルの長さとサンプルの値を結合した値である“8487045、50(L1)、196(R1)、5421(L2)、4515(R2)、18542(L3)、15487(R3)”となることができる。
付加情報エンコーディング部3603は、固有情報抽出部3602により抽出された特定ミックス信号3601の固有情報をそれに該当する付加情報siに挿入し、固有情報の含まれた付加情報si'を生成する。
図37は、本発明の一実施例による第19の信号処理装置のブロック図である。図37を参照すると、第19の信号処理装置は、固有情報抽出部3702、付加情報エンコーディング部3703、識別情報読取部3704、及びリミックスレンダリング部3705を含む。
固有情報抽出部3702は、ミックス信号(和信号またはソース信号)から第1固有情報を抽出する。第1固有情報を抽出する方式は、図36のエンコーディング装置の固有情報抽出部3602で固有情報を抽出する方式と同一にすることができる。付加情報エンコーディング部3703は、固有情報の含まれた付加情報si'から第2固有情報を抽出する。識別情報読取部3704は、固有情報抽出部3702により抽出された第1固有情報及び付加情報エンコーディング部3703により抽出された第2固有情報が一致するか否か判断して制御信号を発生させる。リミックスレンダリング部3705は、識別情報読取部3704の制御信号によって付加情報を用いてミックス信号(または和信号、ソース信号)を再生する。
図38は、本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。図38を、図36に示す第18の信号処理装置により具現することができる。まず、ミックス信号(和信号またはソース信号)及び付加情報を受信する(S3801)。その後、S3801段階で受信したミックス信号(和信号またはソース信号)から固有情報を抽出する(S3802)。S3802段階で抽出した固有情報を、S3801段階で受信した付加情報に挿入する(S3803)。
図39は、本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。図39を、図37に示す第19の信号処理装置により具現することができる。まず、ミックス信号(和信号またはソース信号)を受信する(S3901)。その後、S3901段階で受信したミックス信号(和信号またはソース信号)から第1固有情報を抽出する(S3902)。そして、S3901段階で受信した付加情報から第2固有情報を抽出する(S3903)。その後、S3902段階で受信した第1固有情報とS3903段階で受信した第2固有情報とが一致するか否か判断し、一致する場合(S3904の‘Yes’)は、付加情報を用いてミックス信号(和信号またはソース信号)を再生する(S3905)。もちろん、ミックス信号(和信号またはソース信号)を再生する際に、ソース信号をなす各ソース別にリミキシングしてリミックス信号を生成することができる。
図40は、本発明の一実施例による第20の信号処理装置のブロック図である。図40を参照すると、第20の信号処理装置は、ミックス信号デコーディング部4001、ミックス信号ドメイン変換部4003、付加情報デコーディング部4006及びリミックスレンダリング部4004を含む。第20の信号処理装置は、エンコーディング装置からミックス信号及び付加情報を伝送される。付加情報は、レベル情報、時間遅延情報、相関情報、ミックス情報などを含む。
ここで、レベル情報は、リミックスされるソース信号のレベルを含むことができ、リミックスされるソース信号間の相対的なレベルや、またはリミックスされるソース信号とミックス信号間の相対的なレベルを含むことができる。また、ミックス信号のレベルを別に付加情報に含めることができる。時間遅延情報は、リミックスされるソース信号間の時間遅延情報、またはリミックスされるソース信号とミックス信号間の時間遅延情報を含むことができる。相互相関情報は、リミックスされるソース信号間の相互相関情報、リミックスされるソース信号とミックス信号間の相互相関情報、またはミックス信号間の相互相関情報を含むことができる。ミックス情報は、特定ソースがミックス信号にミックスされる度合を表す情報であり、例えば、特定ソースが右側に位置する効果が出るようにミックスしたい場合、左側チャネルより右側チャネルにより大きい大きさで含まれるようにミックスを行なうことができる。このように、ミックス情報は、各ソースが各チャネルにミックスされる度合を表すことができる。ミックス情報は、大きさだけでなく、ミックスに関連した時間遅延、相関関係などの情報を含むことが可能である。
上記デコーディング装置は、同一エンコーディング装置からミックス信号及び付加情報を受信しても良いが、別個のエンコーディング装置からミックス信号及び付加情報のそれぞれを受信しても良い。エンコーディング装置がミックス信号及び付加情報を1つのビットストリーム形態としてデコーディング装置に伝送する場合、デコーディング装置は、ビットストリームを逆多重化することによって、ミックス信号はミックス信号デコーディング部4001に送られ、付加情報は付加情報デコーディング部4006に送られる。
ミックス信号デコーディング部4006は、符号化されたミックス信号を復号化する。第20信号処理装置は、サブバンドドメインでミックス信号及び付加情報を用いてリミックス信号を生成できる。ミックス信号ドメイン変換部4003は、ミックス信号のドメインを付加情報のドメインと同じサブバンドドメインに変換する。付加情報デコーディング部4006は、付加情報をデコーディングし、デコーディングされた付加情報をリミックスレンダリング部4004に送る。リミックスレンダリング部4004は、ミックス信号ドメイン変換部4003から付加情報と同じサブバンドドメインを持つミックス信号を受け取り、付加情報デコーディング部4006からサブバンドドメインの付加情報を受け取る。
また、リミックスレンダリング部4004は、ユーザから制御情報を受信し、該制御情報を用いてユーザミックスパラメータを生成する。リミックスレンダリング部4004は、同じドメイン上のミックス信号及び付加情報、そしてユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成する。第20の信号処理装置は、元のミックス信号を復元した後、元のミックス信号に含まれているソース信号を調節してリミックス信号を生成したり、または、元のミックス信号を復元せずに付加情報及びユーザミックスパラメータを用いて直接リミックス信号を生成することができる。逆ドメイン変換部4005は、生成されたリミックス信号を元のドメイン、例えば、時間ドメインに変換する。
図41は、本発明の一実施例による第21の信号処理装置のブロック図である。図41の実施例は、ミックス信号のドメインと付加情報のドメインをそれぞれ変換してドメインを一致させることを特徴とし、ミックス信号に対してのみドメイン変換を行なう図40の実施例と異なる。図41を参照すると、第21の信号処理装置は、ミックス信号デコーディング部4101、付加情報デコーディング部4102、ミックス信号ドメイン変換部4103、付加情報ドメイン変換部4106及びリミックスレンダリング部4104を含む。
ミックス信号デコーディング部4101は、エンコーディング装置から受信しまたはあらかじめ記憶しておいたミックス信号を抽出して復号化する。付加情報デコーディング部4102は、エンコーディング装置から受信しまたはデコーディング装置で生成して記憶していた付加情報を抽出してこれを復号化する。ミックス信号と付加情報を、同一エンコーディング装置から受信しても良く、異なる装置から別個に受信しても良い。また、付加情報は、デコーディング装置で直接生成されても良い。付加情報デコーディング部4102は、付加情報を復号化する。
ミックス信号ドメイン変換部4103及び付加情報ドメイン変換部4106はそれぞれミックス信号及び付加情報を同一ドメイン、例えば、QMFドメインに変換する。例えば、ミックス信号がMDCTドメイン上の信号であり、付加情報がQMFドメイン上の信号である場合が考えられる。サブバンド符号化のためには、エイリアシングを引き起こすことなく帯域をフィルターバンクで分割し、低いサンプリング周波数にする。周波数分割に使われるフィルターの1つが、直交ミラーフィルターQMF(Quadrature Mirror Filter)である。エイリアシングを相殺させながら高い効率が得られる周波数分割方法の他の方法として、MDCT(Modified Discrete Cosine Transform;変形離散余弦変換)方法がある。MDCTは、512サンプルを一度に時間信号から周波数信号に変換する方法であり、FFTのような高速アルゴリズムを用いて乗算回数などを大幅に減らすことができる。QMFドメイン上の信号は、QMFにより周波数分割されて変換された信号を意味し、MDCTドメイン上の信号は、MDCT方法により周波数分割されて変換された信号を意味する。MDCT方法を用いて付加情報をMDCTドメインに変換したり、QMF方法を用いてミックス信号をQMFドメインに変換したり、または、他の方法を用いてミックス信号と付加情報を同一ドメイン上の信号に変換することができる。
リミックスレンダリング部4104は、ミックス信号ドメイン変換部4103から受け取ったミックス信号と付加情報ドメイン変換部4106から受け取った同一ドメインの付加情報及びユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成する。逆ドメイン変換部4105は、リミックス信号を人が知覚できるように時間ドメインに変換して出力する。
図42は、本発明の一実施例による第22の信号処理装置のブロック図である。図42の実施例は、付加情報のドメインのみを変換するという点が、ミックス信号に対するドメイン変換を行なう図40及び図41の実施例と区別される。図42を参照すると、デコーディング装置は、ミックス信号デコーディング部4201、付加情報デコーディング部4202、付加情報ドメイン変換部4203及びリミックスレンダリング部4204を含む。
ミックス信号と付加情報のドメインが異なる場合、第22の信号処理装置は、リミックス信号を生成するためにミックス信号と付加情報のドメインを一致させる。ミックス信号と付加情報をいずれもドメイン変換したり、または、ミックス信号を付加情報のドメインに変換したりしても良いが、ミックス信号はそのままにし、付加情報のドメインをミックス信号のドメインに変換しても良い。付加情報は、ミックス信号よりも情報量が少ないので、付加情報をミックス信号のドメインに変換すると、ミックス信号を付加情報のドメインに変換することに比べて演算量が減少する。ミックス信号デコーディング部4201はミックス信号を受信し、これを復号化してリミックスレンダリング部4204に送る。付加情報デコーディング部4201は、付加情報を受信しこれを復号化する。付加情報ドメイン変換部4203は、付加情報をミックス信号と同じドメイン、例えば、サブバンドドメインに変換する。リミックスレンダリング部4204は、同じドメイン上のミックス信号、付加情報及びユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成する。
図43は、本発明の一実施例による第23の信号処理装置のブロック図である。図43を参照すると、第23の信号処理装置は、ミックス信号デコーディング部4301、付加情報デコーディング部4302及びリミックスレンダリング部4304を含む。デコーディング装置は、ミックス信号と付加情報を受信する。ミックス信号デコーディング部4301はミックス信号を復号化し、付加情報デコーディング部4302は付加情報を復号化する。ミックス信号と付加情報のドメインが同一なので、デコーディング装置は、別のドメイン変換を行なわない。リミックスレンダリング部4304は、復号化されたミックス信号、復号化された付加情報及びユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成する。ミックス信号と付加情報のドメインが同一なことからドメイン変換を行なわないので、ドメイン変換に要求される演算量及び複雑さが減少する。
図44は、本発明の一実施例による第24の信号処理装置のブロック図である。図44を参照すると、第24の信号処理装置は、ミックス信号デコーディング部4401、付加情報デコーディング部4405,4402、付加情報ドメイン変換部4403及びリミックスレンダリング部4404を含む。このデコーディング装置は、ミックス信号と付加情報のドメインが同一か否か判断する。ミックス信号と付加情報のドメインが同一でない場合、デコーディング装置は、付加情報デコーディング部4402及び付加情報ドメイン変換部4403を用いて付加情報をドメイン変換する。デコーディング装置は、付加情報ドメイン変換部4403を用いて付加情報のドメインをミックス信号のドメインと同じドメインに変換する。
ミックス信号と付加情報のドメインが同一な場合、デコーディング装置は、付加情報デコーディング部4406を用いて付加情報を処理する。付加情報デコーディング部4406は、付加情報を復号化し、復号化した付加情報をリミックスレンダリング部4404に送る。リミックスレンダリング部4404は、付加情報、ミックス信号及びユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成する。
図45は、本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。図45を参照すると、信号処理装置は、ミックス信号、付加情報及びユーザミックスパラメータを獲得する(S4501)。信号処理装置は、ミックス信号と付加情報が同一ドメイン上の信号か否か判断する(S4502)。デコーディング装置は、ミックス信号と付加情報のドメインが同一な場合、ミックス信号及び付加情報をそれぞれ復号化し、復号化されたミックス信号、付加情報及びユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成する(S4504)。
デコーディング装置は、ミックス信号と付加情報のドメインが同一でない場合、ミックス信号のドメインと付加情報のドメインを一致させる(S4503)。デコーディング装置は、ミックス信号と付加情報をそれぞれドメイン変換して同一ドメインに変換したり、または、ミックス信号のドメインを付加情報のドメインに変換できる。また、デコーディング装置は、付加情報のドメインをミックス信号のドメインに変換しても良い。ドメインが変換され、ミックス信号のドメインと付加情報のドメインが同一になった場合、デコーディング装置は、ミックス信号、付加情報及びユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号を生成する(S4504)。
図46は、本発明の一実施例による第25の信号処理装置のブロック図である。図46を参照すると、第25の信号処理装置は、付加情報処理部4603を含む。第25の信号処理装置は、ミックス信号4601を直接デコーディング装置に伝送しても良いが、ミックス信号4601が複数である場合は、ミックス信号4601を1つまたは2つのダウンミックス信号にダウンミキシングして伝送しても良い。図示してはいないが、ミックス信号の伝送効率のためにミックス信号4601は符号化して伝送されることができる。
付加情報処理部4603は、ミックス信号4601及びソース信号4602を用いて付加情報を生成する。ソース信号4602はミックス信号4601に含まれていても良く、ミックス信号4601に含まれていない別のソース信号であっても良い。
付加情報処理部4603は、生成された付加情報を変形することができる。すなわち、付加情報処理部4603は、付加情報を正規化(normalization)したり、または、付加情報の一部をデフォルト値に定めることによって付加情報量を減らすことができる。付加情報処理部4603は、変形された付加情報をエンコーディングしてデコーディング装置に伝送する。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
付加情報変形部4708は、サブバンド別付加情報4707を変形する。すなわち、付加情報変形部4708は、サブバンド別付加情報4707を新しいゲインファクター及び新しいショート−タイムサブバンドパワーなどのような新しい付加情報4709に変形する。付加情報変形部4708は、新しい付加情報4709を用いて表現されるミックス信号が元のミックス信号4701と同じ値を持つように付加情報を変形する。すなわち、ゲインファクターとソース信号との積で表現されるミックス信号4701は、値は同一であるが新しいゲインファクターと新しいソース信号を用いて「’」のように表現できる。
この時、新しいゲインファクターai’,bi’のうち1つをデフォルト値に設定すると、エンコーディング装置は、デフォルト値に設定されたゲインファクターを伝送する必要がなくなる。エンコーディング装置は、付加情報をより量子化及び符号化に適合した他の値に変換することもできる。付加情報エンコーディング部4710は、変形された付加情報4709をエンコーディングしてデコーディング装置に伝送したり、または、変形された付加情報4709を量子化及び符号化に適合した値に変換した後、これをエンコーディングしてデコーディング装置に伝送する。
図48は、本発明の一実施例による第26の信号処理装置のブロック図である。図48を参照すると、第26の信号処理装置は、ダウンミキシング部4802及び付加情報処理部4603を含み、付加情報処理部4603は、付加情報生成部4803、付加情報変形部4804及び付加情報エンコーディング部4805を含む。図47に示す第25の信号処理装置と図48に示す第26の信号処理装置の差異点は、付加情報を生成するために用いられる情報にある。図47に示す第25の信号処理装置は、ソース信号及びミックス信号を用いて付加情報を生成するが、図48に示す第26の信号処理装置は、ソース信号のみを用いて付加情報を生成する。
ダウンミキシング部4802は、ソース信号4801をダウンミキシングしてデコーディング装置に伝送する。付加情報処理部4603は付加情報を生成し、これをエンコーディングしてデコーディング装置に伝送する。付加情報生成部4803は、ソース信号4801の全部または一部を用いて付加情報を生成できる。付加情報変形部4804は、付加情報生成部4803が生成した付加情報を、伝送効率などのために新しい付加情報に変形する。付加情報変形部4804は、変形された付加情報を量子化及びエンコーディングなどに適合した値に変換することができる。付加情報エンコーディング部4805は、変形された付加情報をエンコーディングしてデコーディング装置に伝送したり、または、変形された付加情報を量子化などのために変換した後、変換された付加情報をエンコーディングしてデコーディング装置に伝送する。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
また、ミックス信号を構成するのに発生しうる信号間の干渉現象の影響を相殺するために、下の式25のような値を伝送することができる。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
Figure 0005232791
付加情報は、前述したゲインファクター、ショート−タイムサブバンドパワー、時間遅延情報、相関情報、ミックス情報の他にも様々な情報を含むことができる。例えば、付加情報がミックス信号と一緒に生成されない場合、時刻同期などの不一致によって再生に問題が生じることがある。したがって、付加情報にタイミング情報を含むことができる。また、タイミング情報は、ミックス信号に含まれたり、または、付加情報及びミックス信号に全て含まれることができる。したがって、タイミング情報を用いて付加情報がミックス信号と一緒に再生される時にシンク問題を解決できる。ここで、タイミング情報は実時間または相対的時間に対する情報でありうる。または、タイミング情報は、ミックス信号の特性によって判断できる情報を含む。
同一ソースでもってミックスしたミックス信号であっても、ミックス方法や符号化方法によって信号間に差が発生することがある。例えば、CDに収録された音楽とMP3に変換された音楽間には時刻同期などで差が発生する場合がある。このような場合、MP3と一緒に多重化された付加情報はCDに用いられる場合に時刻同期などの問題から再生の正確度に影響を与えることがある。このような場合、多重化された信号と付加情報を新しく用いる信号と比較し、付加情報を新しく用いる信号に合うように変形することも可能である。
図50は、本発明の一実施例による付加情報を、新しく適用するミックス信号に合わせて変換するトランスコーダである。図50を参照すると、入力1 5001は多重化された信号であり、入力2 5002は付加情報を新しく適用するミックス信号である。場合によって、入力1 5001を、ミックス信号と付加情報が共に入力することができる。トランスコーダ5003は、入力1 5001に含まれたミックス信号と入力2 5002のミックス信号とを比較し、それに基づいて付加情報を変換する役割を果たす。出力5004は、変換された付加情報であっても良く、または、入力2の信号と付加情報が多重化されて出力されても良い。
また、エンコーディング装置で付加情報を生成する時、アプリケーション(application)によって付加情報の量を調節することが可能である。例えば、特定オブジェクトをミューティング可能なアプリケーションが、特定オブジェクトをパニングのみするアプリケーションに比べてより多くの情報を必要とする。したがって、付加情報を生成するエンコーディング装置から音質を保障できる最大制御に対するガイド情報を、デコーディング装置に提供することができる。ガイド情報を、全てのソース信号に同一に適用したり、または、各ソース信号ごとに独立して適用することができる。
また、付加情報には、モノまたは多チャネルの特定チャネルを指示する識別子を含むことができる。マルチソースが入力され、ミックス信号及び付加情報が生成される場合を仮定する。マルチソースはソースによってモノであっても、2個のチャネルを持つステレオであっても、または2個を超えるチャネルを持つマルチチャネルであっても良い。ソースがマルチチャネルを持つ場合、各チャネルを独立したソースと仮定して処理することが可能である。
例えば、ステレオチャネルを持つソースの場合、K番目の入力ソースがモノであり、K+1番目の入力ソースがステレオである場合を考えることができる。この場合に、K番目の入力ソースがn番目の処理ソースであるとすれば、K+1番目の入力ステレオソースの最初のチャネルはn+1番目の処理ソースと認識し、K+1番目の入力ステレオソースの2番目のチャネルはn+2番目の処理ソースと認識し、1つの入力ソースをチャネル別にそれぞれ1つの処理ソース、すなわち、2つの処理ソースと認識して符号化することが可能である。
このような場合、合計N個の処理ソースが存在する場合、各処理ソースのタイプをビット列に含める必要がある。例えば、n番目の処理ソースはモノ信号であり、n+1番目の処理ソースはステレオソースの1番目のチャネルに対応し、n+2番目の処理ソースはn+1番目の処理ソースと一緒に構成されるステレオソースの2番目のチャネルに対応することを表す情報を伝送する必要がある。ここで、ステレオソースの処理ソースが常に隣接して伝送されるとすれば、処理ソースタイプは、モノ、1番目のチャネル、2番目のチャネルのように3種類に制限されることがわかる。
図51は、本発明の一実施例による第27の信号処理装置のブロック図である。図51を参照すると、第27の信号処理装置は、逆多重化部5102、ミックス信号デコーディング部5105、付加情報デコーディング部5104、付加情報復元部5105、及びリミックスレンダリング部5106を含む。
多重化されたミックス信号及び第1付加情報5101が逆多重化部5102に入力されると、逆多重化部5102は、符号化されたミックス信号と第1付加情報を分離し、符号化されたミックス信号はミックス信号デコーディング部5103に伝送され、符号化された第1付加情報は付加情報デコーディング部5104に伝送される。第1付加情報は、ミックス信号をリミックスするのに用いられる第2付加情報を変形した情報のことを指す。
ミックス信号デコーディング部5103は、符号化されたミックス信号を復号化してミックス信号を生成し、付加情報デコーディング部5104は、符号化された第1付加情報を復号化して第1付加情報を生成する。その後、付加情報復元部5105は、生成された第1付加情報を元の第2付加情報に復元する。付加情報復元部5105は選択的に存在する。すなわち、本発明による第27の信号処理装置は、第1付加情報を用いてリミックス信号を生成するように構成されても良く、第2付加情報を用いてリミックス信号を生成するように構成されても良い。第1付加情報または第2付加情報、及び復号化されたミックス信号は、リミックスレンダリング部5106に伝送される。リミックスレンダリング部5106は、第1付加情報または第2付加情報、ミックス信号及びユーザミックスパラメータを用いてリミックス信号5107を生成できる。ユーザミックスパラメータは、ユーザから獲得された制御情報を用いて生成することができる。
図52は、本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。図52を参照すると、付加情報生成部4901は、ミックス信号またはソース信号を用いて付加情報を生成する(S5201)。付加情報変形部4902は、生成された付加情報を変形する(S5202)。付加情報転換部4903は、変形された付加情報を他の形態に変換する(S5203)。付加情報量子化部4904は、変換された付加情報を量子化する(S5204)。付加情報エンコーディング部4905は、量子化された付加情報をエンコーディングしてデコーディング装置に伝送する(S5205)。
Figure 0005232791
Figure 0005232791
図53は、本発明の一実施例による信号処理方法を示すフローチャートである。図53を参照すると、本発明による信号処理装置は、変形された付加情報を受信する(S5301)。変形された付加情報は、変形されたゲインファクター及び変形されたサブバンドパワーを含む。前述したように、変形されたゲインファクターのうち1つの値は特定値にデフォルトされているので、デコーディング装置は、変形された付加情報のうちデフォルトされなかったゲインファクター及びサブバンドパワーのみを受信すればよい。
エンコーディング装置が付加情報を変形すると、それによってソース信号も変形されるので、新しいソース信号が生成されたと見なすことができる。したがって、エンコーディング装置は、新しく生成されたソース信号及び新しく生成されたソース信号に対する付加情報を伝送することとなる。エンコーディング装置が付加情報を変形する場合、ゲインファクターとソース信号がいずれも変形されるので、ゲインファクターとソース信号との積で構成されるミックス信号は、元の信号と同一である。デコーディング装置は変形された付加情報を受信してこれをデコーディングする。その後、変形された付加情報を用いて元の付加情報を生成する。デコーディング装置には、ユーザが提供する制御情報を入力することができる。
その後、変形された付加情報は、元の付加情報に復元される(S5302)。場合によっては、元の付加情報に復元せずに、変形された付加情報を直接利用しても良い。デコーディング装置は、ミックス信号、制御情報、元の付加情報を用いてリミックス信号を生成できる(S5303)。また、本発明によるデコーディング装置は、元の付加情報ではなく変形された付加情報を用いてリミックス信号を生成することも可能である。デコーディング装置が生成するリミックス信号は、エンコーディング装置の付加情報の変形の有無と関係がない。
以上ではいくつかの実施例に挙げて本発明を具体的に説明してきたが、これら実施例は本発明を理解を助けるために提示されたもので、本発明の範囲がこれら実施例に制限されることはない。当業者には本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能であるということが理解でき、したがって、本発明の範囲は、添付した特許請求の範囲によって定められるべきである。

Claims (24)

  1. ソース信号を含むミックス信号及び該ミックス信号の付加情報を受信する段階と、
    前記ミックス信号と、前記ソース信号と、前記付加情報とのうち1つ以上を用いて、統合ソース信号に対応する統合付加情報を生成する段階であって、前記統合付加情報は、前記統合ソース信号の間の関係情報を含む段階と、
    前記統合ソース信号を制御するための統合制御情報を受信する段階と、
    前記統合付加情報と、前記統合制御情報と、前記ミックス信号とに基づいて、リミックス信号を生成する段階と、を有し、
    前記統合ソース信号は、以上のソース信号をグルーピングすることによって生成され、
    前記付加情報は、前記ソース信号が前記ミックス信号にダウンミックスされるときに生成されることを特徴とする信号処理方法。
  2. 前記統合付加情報は、前記統合ソース信号と前記ミックス信号との間の関係情報、及び前記統合ソース信号に対応するエネルギー情報のうち1つ以上を含むことを特徴とする、請求項1に記載の信号処理方法。
  3. 前記以上のソース信号を用いて前記統合ソース信号を生成する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の信号処理方法。
  4. グルーピング選択信号を受信する段階をさらに含み、
    前記統合付加情報を生成する段階は、前記グルーピング選択信号に基づいて行われることを特徴とする、請求項1に記載の信号処理方法。
  5. 合成ソース信号を受信する段階と、
    前記統合付加情報及び前記統合制御情報を用いて、前記ミックス信号及び前記合成ソース信号のうち1つ以上をデコーディングする段階と、をさらに含み、
    前記統合制御情報は、前記統合ソース信号に適用可能であることを特徴とする、請求項1に記載の信号処理方法。
  6. 前記統合付加情報及び前記統合制御情報を用いてアップミックスパラメータを生成する段階をさらに含み、前記アップミックスパラメータは前記ミックス信号をアップミックスすることによって前記リミックス信号を生成するために用いることができることを特徴とする、請求項1に記載の信号処理方法。
  7. ソース信号を含むミックス信号と、該ミックス信号の付加情報と、統合ソース信号を制御するための統合制御情報とを受信する受信部と、
    前記ミックス信号及び前記ソース信号のうち1つ以上を用いて、前記統合ソース信号に対応する統合付加情報を生成する統合付加情報生成部と、
    前記統合付加情報と、前記統合制御情報と、前記ミックス信号とに基づいてリミックス信号を生成するリミキシング部と、を備え、
    前記統合ソース信号は、以上のソース信号をグルーピングすることによって生成され、
    前記付加情報は、前記ソース信号が前記ミックス信号にダウンミックスされるときに生成されることを特徴とする信号処理装置。
  8. 前記統合付加情報は、前記統合ソース信号と前記ミックス信号との間の関係情報、及び前記統合ソース信号に対応するエネルギー情報のうち1つ以上を含むことを特徴とする、請求項7に記載の信号処理装置。
  9. 前記統合ソース信号は、前記以上のソース信号を用いて生成されることを特徴とする、請求項7に記載の信号処理装置。
  10. 前記受信部はグルーピング選択信号を受信し、
    前記統合付加情報の生成は、前記グルーピング選択信号に基づいて行われることを特徴とする、請求項7に記載の信号処理装置。
  11. 前記受信部は合成ソース信号を受信し、
    前記リミキシング部は、前記統合付加情報及び前記統合制御情報を用いて、前記ミックス信号及び前記合成ソース信号のうち1つ以上をデコーディングし、
    前記統合制御情報は、前記統合ソース信号に適用可能であることを特徴とする、請求項7に記載の信号処理装置。
  12. 前記統合付加情報及び前記統合制御情報を用いてアップミックスパラメータを生成するアップミックスパラメータ生成部をさらに備え、前記アップミックスパラメータは前記ミックス信号をアップミックスすることによって前記リミックス信号を生成するために用いることができることを特徴とする、請求項7に記載の信号処理装置。
  13. ソース信号を含むミックス信号のうち1つ以上を受信する段階と、
    統合ソース信号に対応する統合付加情報を受信する段階であって、該統合付加情報は前記統合ソース信号の間の関係情報を含む、段階と、
    前記統合ソース信号を制御するための統合制御情報を受信する段階と、
    前記統合付加情報と、前記統合制御情報と、前記ミックス信号とに基づいてリミックス信号を生成する段階と、を有し、
    前記統合ソース信号は、以上のソース信号をグルーピングすることによって生成されることを特徴とする信号処理方法。
  14. 前記統合付加情報は、前記統合ソース信号と前記ミックス信号との間の関係情報、及び前記統合ソース信号に対応するエネルギー情報のうち1つ以上を含むことを特徴とする、請求項13に記載の信号処理方法。
  15. 前記以上のソース信号を用いて前記統合ソース信号を生成する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項13に記載の信号処理方法。
  16. グルーピング選択信号を受信する段階をさらに含み、前記統合付加情報の生成は、前記グルーピング選択信号に基づいて行われることを特徴とする、請求項13に記載の信号処理方法。
  17. 合成ソース信号を受信する段階と、
    前記統合付加情報及び前記統合制御情報を用いて、前記ミックス信号及び前記合成ソース信号のうち1つ以上をデコーディングする段階と、をさらに含み、
    前記統合制御情報は、前記統合ソース信号に適用可能であることを特徴とする、請求項13に記載の信号処理方法。
  18. 前記統合付加情報及び前記統合制御情報を用いてアップミックスパラメータを生成する段階をさらに含み、前記アップミックスパラメータは前記ミックス信号をアップミックスすることによって前記リミックス信号を生成するために用いることができることを特徴とする、請求項13に記載の信号処理方法。
  19. ソース信号を含むミックス信号及び統合ソース信号に対応する統合付加情報を受信する受信部であって、前記統合付加情報は、前記統合ソース信号の間の関係情報を含む、受信部と、
    統合制御情報を受信するリミキシング部であって、前記統合付加情報と、前記統合制御情報と、前記ミックス信号とに基づいてリミックス信号を生成するリミキシング部と、を備え、
    前記統合ソース信号は、以上のソース信号をグルーピングすることによって生成されることを特徴とする信号処理装置。
  20. 前記統合付加情報は、前記統合ソース信号と前記ミックス信号との間の関係情報、及び前記統合ソース信号に対応するエネルギー情報のうち1つ以上を含むことを特徴とする、請求項19に記載の信号処理装置。
  21. 前記統合ソース信号は、前記以上のソース信号を用いて生成されることを特徴とする、請求項19に記載の信号処理装置。
  22. 前記受信部はグルーピング選択信号を受信し、
    前記統合付加情報の生成は、前記グルーピング選択信号に基づいて行われることを特徴とする、請求項19に記載の信号処理装置。
  23. 前記受信部は合成ソース信号を受信し、
    前記リミキシング部は、前記統合付加情報及び前記統合制御情報を用いて、前記ミックス信号及び前記合成ソース信号のうち1つ以上をデコーディングし、
    前記統合制御情報は、前記統合ソース信号に適用可能であることを特徴とする、請求項19に記載の信号処理装置。
  24. 前記統合付加情報及び前記統合制御情報を用いてアップミックスパラメータを生成するアップミックスパラメータ生成部をさらに備え、前記アップミックスパラメータは前記ミックス信号をアップミックスすることによって前記リミックス信号を生成するために用いることができることを特徴とする、請求項19に記載の信号処理装置。
JP2009532301A 2006-10-12 2007-10-12 ミックス信号処理装置及びその方法 Expired - Fee Related JP5232791B2 (ja)

Applications Claiming Priority (15)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US82923306P 2006-10-12 2006-10-12
US82923006P 2006-10-12 2006-10-12
US60/829,230 2006-10-12
US60/829,233 2006-10-12
US82935006P 2006-10-13 2006-10-13
US60/829,350 2006-10-13
US86590806P 2006-11-15 2006-11-15
US60/865,908 2006-11-15
US86830806P 2006-12-01 2006-12-01
US86830406P 2006-12-01 2006-12-01
US60/868,304 2006-12-01
US60/868,308 2006-12-01
US88971507P 2007-02-13 2007-02-13
US60/889,715 2007-02-13
PCT/KR2007/005014 WO2008044901A1 (en) 2006-10-12 2007-10-12 Apparatus for processing a mix signal and method thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010506230A JP2010506230A (ja) 2010-02-25
JP5232791B2 true JP5232791B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=39283064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009532301A Expired - Fee Related JP5232791B2 (ja) 2006-10-12 2007-10-12 ミックス信号処理装置及びその方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9418667B2 (ja)
EP (1) EP2084901B1 (ja)
JP (1) JP5232791B2 (ja)
CN (1) CN101529898B (ja)
WO (1) WO2008044901A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
UA94117C2 (ru) * 2006-10-16 2011-04-11 Долби Свиден Ав Усовершенстованное кодирование и отображение параметров многоканального кодирования микшированных объектов
US8428119B2 (en) * 2007-01-16 2013-04-23 International Business Machines Corporation Method and apparatus for multi-hypothesis decoder side-information coding
US8315396B2 (en) 2008-07-17 2012-11-20 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Apparatus and method for generating audio output signals using object based metadata
WO2010090019A1 (ja) 2009-02-04 2010-08-12 パナソニック株式会社 結合装置、遠隔通信システム及び結合方法
WO2011083979A2 (en) 2010-01-06 2011-07-14 Lg Electronics Inc. An apparatus for processing an audio signal and method thereof
TWI462087B (zh) * 2010-11-12 2014-11-21 Dolby Lab Licensing Corp 複數音頻信號之降混方法、編解碼方法及混合系統
US9497560B2 (en) 2013-03-13 2016-11-15 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Audio reproducing apparatus and method

Family Cites Families (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG49883A1 (en) 1991-01-08 1998-06-15 Dolby Lab Licensing Corp Encoder/decoder for multidimensional sound fields
DE4236989C2 (de) 1992-11-02 1994-11-17 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren zur Übertragung und/oder Speicherung digitaler Signale mehrerer Kanäle
JP3503958B2 (ja) 1992-12-28 2004-03-08 パイオニア株式会社 オムニバスカラオケ演奏装置
JP3397001B2 (ja) 1994-06-13 2003-04-14 ソニー株式会社 符号化方法及び装置、復号化装置、並びに記録媒体
US6141446A (en) 1994-09-21 2000-10-31 Ricoh Company, Ltd. Compression and decompression system with reversible wavelets and lossy reconstruction
US5838664A (en) 1997-07-17 1998-11-17 Videoserver, Inc. Video teleconferencing system with digital transcoding
US5956674A (en) 1995-12-01 1999-09-21 Digital Theater Systems, Inc. Multi-channel predictive subband audio coder using psychoacoustic adaptive bit allocation in frequency, time and over the multiple channels
EP0798866A2 (en) 1996-03-27 1997-10-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Digital data processing system
US6128597A (en) 1996-05-03 2000-10-03 Lsi Logic Corporation Audio decoder with a reconfigurable downmixing/windowing pipeline and method therefor
US5912976A (en) * 1996-11-07 1999-06-15 Srs Labs, Inc. Multi-channel audio enhancement system for use in recording and playback and methods for providing same
AU740617C (en) 1997-06-18 2002-08-08 Clarity, L.L.C. Methods and apparatus for blind signal separation
US6026168A (en) 1997-11-14 2000-02-15 Microtek Lab, Inc. Methods and apparatus for automatically synchronizing and regulating volume in audio component systems
KR100335609B1 (ko) 1997-11-20 2002-10-04 삼성전자 주식회사 비트율조절이가능한오디오부호화/복호화방법및장치
US6952677B1 (en) 1998-04-15 2005-10-04 Stmicroelectronics Asia Pacific Pte Limited Fast frame optimization in an audio encoder
JP3770293B2 (ja) 1998-06-08 2006-04-26 ヤマハ株式会社 演奏状態の視覚的表示方法および演奏状態の視覚的表示プログラムが記録された記録媒体
US6122619A (en) 1998-06-17 2000-09-19 Lsi Logic Corporation Audio decoder with programmable downmixing of MPEG/AC-3 and method therefor
US7103187B1 (en) 1999-03-30 2006-09-05 Lsi Logic Corporation Audio calibration system
US6546299B1 (en) 1999-06-01 2003-04-08 Martin Fitzgerald Bradley Machine and method for manipulating digital audio
JP3775156B2 (ja) 2000-03-02 2006-05-17 ヤマハ株式会社 携帯電話機
DE60128905T2 (de) 2000-04-27 2008-02-07 Mitsubishi Fuso Truck And Bus Corp. Regelung der motorfunktion eines hybridfahrzeugs
KR100809310B1 (ko) 2000-07-19 2008-03-04 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 스테레오 서라운드 및/또는 오디오 센터 신호를 구동하기 위한 다중-채널 스테레오 컨버터
JP4304845B2 (ja) * 2000-08-03 2009-07-29 ソニー株式会社 音声信号処理方法及び音声信号処理装置
JP2002058100A (ja) 2000-08-08 2002-02-22 Yamaha Corp 音像定位制御装置および音像定位制御プログラムが記録された記録媒体
JP2002125010A (ja) 2000-10-18 2002-04-26 Casio Comput Co Ltd 移動体通信装置及びメロディ着信音出力方法
US6888999B2 (en) 2001-03-16 2005-05-03 Magix Ag Method of remixing digital information
US7292901B2 (en) 2002-06-24 2007-11-06 Agere Systems Inc. Hybrid multi-channel/cue coding/decoding of audio signals
US7583805B2 (en) 2004-02-12 2009-09-01 Agere Systems Inc. Late reverberation-based synthesis of auditory scenes
JP3726712B2 (ja) 2001-06-13 2005-12-14 ヤマハ株式会社 演奏設定情報の授受が可能な電子音楽装置及びサーバ装置、並びに、演奏設定情報授受方法及びプログラム
SE0202159D0 (sv) 2001-07-10 2002-07-09 Coding Technologies Sweden Ab Efficientand scalable parametric stereo coding for low bitrate applications
AU2003216682A1 (en) 2002-04-22 2003-11-03 Koninklijke Philips Electronics N.V. Signal synthesizing
CN1647156B (zh) 2002-04-22 2010-05-26 皇家飞利浦电子股份有限公司 参数编码方法、参数编码器、用于提供音频信号的设备、解码方法、解码器、用于提供解码后的多声道音频信号的设备
ES2323294T3 (es) 2002-04-22 2009-07-10 Koninklijke Philips Electronics N.V. Dispositivo de decodificacion con una unidad de decorrelacion.
JP4013822B2 (ja) * 2002-06-17 2007-11-28 ヤマハ株式会社 ミキサ装置およびミキサプログラム
DE60317203T2 (de) * 2002-07-12 2008-08-07 Koninklijke Philips Electronics N.V. Audio-kodierung
EP1394772A1 (en) 2002-08-28 2004-03-03 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Signaling of window switchings in a MPEG layer 3 audio data stream
KR100542129B1 (ko) * 2002-10-28 2006-01-11 한국전자통신연구원 객체기반 3차원 오디오 시스템 및 그 제어 방법
JP4084990B2 (ja) 2002-11-19 2008-04-30 株式会社ケンウッド エンコード装置、デコード装置、エンコード方法およびデコード方法
CN1321423C (zh) * 2003-03-03 2007-06-13 三菱重工业株式会社 容器、中子屏蔽体用组合物和中子屏蔽体制造法
SE0301273D0 (sv) 2003-04-30 2003-04-30 Coding Technologies Sweden Ab Advanced processing based on a complex-exponential-modulated filterbank and adaptive time signalling methods
JP4496379B2 (ja) 2003-09-17 2010-07-07 財団法人北九州産業学術推進機構 分割スペクトル系列の振幅頻度分布の形状に基づく目的音声の復元方法
US6937737B2 (en) 2003-10-27 2005-08-30 Britannia Investment Corporation Multi-channel audio surround sound from front located loudspeakers
TWI233091B (en) 2003-11-18 2005-05-21 Ali Corp Audio mixing output device and method for dynamic range control
US7394903B2 (en) 2004-01-20 2008-07-01 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E.V. Apparatus and method for constructing a multi-channel output signal or for generating a downmix signal
KR101079066B1 (ko) * 2004-03-01 2011-11-02 돌비 레버러토리즈 라이쎈싱 코오포레이션 멀티채널 오디오 코딩
US7805313B2 (en) 2004-03-04 2010-09-28 Agere Systems Inc. Frequency-based coding of channels in parametric multi-channel coding systems
US8843378B2 (en) 2004-06-30 2014-09-23 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Multi-channel synthesizer and method for generating a multi-channel output signal
KR100745688B1 (ko) 2004-07-09 2007-08-03 한국전자통신연구원 다채널 오디오 신호 부호화/복호화 방법 및 장치
US7391870B2 (en) 2004-07-09 2008-06-24 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E V Apparatus and method for generating a multi-channel output signal
KR100663729B1 (ko) 2004-07-09 2007-01-02 한국전자통신연구원 가상 음원 위치 정보를 이용한 멀티채널 오디오 신호부호화 및 복호화 방법 및 장치
ATE557552T1 (de) 2004-07-14 2012-05-15 Koninkl Philips Electronics Nv Verfahren, vorrichtung, kodierer, dekodierer und audiosystem
DE102004042819A1 (de) 2004-09-03 2006-03-23 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Vorrichtung und Verfahren zum Erzeugen eines codierten Multikanalsignals und Vorrichtung und Verfahren zum Decodieren eines codierten Multikanalsignals
DE102004043521A1 (de) 2004-09-08 2006-03-23 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Vorrichtung und Verfahren zum Erzeugen eines Multikanalsignals oder eines Parameterdatensatzes
US8204261B2 (en) 2004-10-20 2012-06-19 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Diffuse sound shaping for BCC schemes and the like
SE0402650D0 (sv) 2004-11-02 2004-11-02 Coding Tech Ab Improved parametric stereo compatible coding of spatial audio
US7787631B2 (en) 2004-11-30 2010-08-31 Agere Systems Inc. Parametric coding of spatial audio with cues based on transmitted channels
JP5017121B2 (ja) * 2004-11-30 2012-09-05 アギア システムズ インコーポレーテッド 外部的に供給されるダウンミックスとの空間オーディオのパラメトリック・コーディングの同期化
KR100682904B1 (ko) 2004-12-01 2007-02-15 삼성전자주식회사 공간 정보를 이용한 다채널 오디오 신호 처리 장치 및 방법
US7903824B2 (en) 2005-01-10 2011-03-08 Agere Systems Inc. Compact side information for parametric coding of spatial audio
EP1691348A1 (en) 2005-02-14 2006-08-16 Ecole Polytechnique Federale De Lausanne Parametric joint-coding of audio sources
US7983922B2 (en) 2005-04-15 2011-07-19 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Apparatus and method for generating multi-channel synthesizer control signal and apparatus and method for multi-channel synthesizing
KR101251426B1 (ko) 2005-06-03 2013-04-05 돌비 레버러토리즈 라이쎈싱 코오포레이션 디코딩 명령으로 오디오 신호를 인코딩하기 위한 장치 및방법
RU2414741C2 (ru) 2005-07-29 2011-03-20 ЭлДжи ЭЛЕКТРОНИКС ИНК. Способ создания многоканального сигнала
US20070083365A1 (en) 2005-10-06 2007-04-12 Dts, Inc. Neural network classifier for separating audio sources from a monophonic audio signal
EP1640972A1 (en) 2005-12-23 2006-03-29 Phonak AG System and method for separation of a users voice from ambient sound
ATE476732T1 (de) 2006-01-09 2010-08-15 Nokia Corp Steuerung der dekodierung binauraler audiosignale
CN102693727B (zh) * 2006-02-03 2015-06-10 韩国电子通信研究院 用于控制音频信号的渲染的方法
ATE527833T1 (de) 2006-05-04 2011-10-15 Lg Electronics Inc Verbesserung von stereo-audiosignalen mittels neuabmischung
JP4399835B2 (ja) 2006-07-07 2010-01-20 日本ビクター株式会社 音声符号化方法及び音声復号化方法
US7876904B2 (en) * 2006-07-08 2011-01-25 Nokia Corporation Dynamic decoding of binaural audio signals
UA94117C2 (ru) * 2006-10-16 2011-04-11 Долби Свиден Ав Усовершенстованное кодирование и отображение параметров многоканального кодирования микшированных объектов
US20080269929A1 (en) * 2006-11-15 2008-10-30 Lg Electronics Inc. Method and an Apparatus for Decoding an Audio Signal

Also Published As

Publication number Publication date
CN101529898B (zh) 2014-09-17
EP2084901A4 (en) 2009-11-11
EP2084901B1 (en) 2015-12-09
EP2084901A1 (en) 2009-08-05
JP2010506230A (ja) 2010-02-25
WO2008044901A1 (en) 2008-04-17
US20100092008A1 (en) 2010-04-15
US9418667B2 (en) 2016-08-16
CN101529898A (zh) 2009-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1618763B1 (en) Audio signal synthesis
RU2551797C2 (ru) Способы и устройства кодирования и декодирования объектно-ориентированных аудиосигналов
JP4934427B2 (ja) 音声信号復号化装置及び音声信号符号化装置
JP5232791B2 (ja) ミックス信号処理装置及びその方法
RU2639658C2 (ru) Кодер, декодер и способы для обратно совместимой динамической адаптации разрешения по времени/частоте при пространственном кодировании аудиообъектов
RU2484543C2 (ru) Способ и устройство для кодирования и декодирования, основывающегося на объектах аудиосигнала
CN103765509B (zh) 编码装置及方法、解码装置及方法
TWI566237B (zh) 使用物件特定之時間/頻率解析度以自混合信號分離音訊物件之技術
MX2007002854A (es) Metodo y dispositivo para generar senal de multicanal o conjunto de datos de parametros.
KR20120095920A (ko) 최적의 저-스루풋 파라메트릭 코딩/디코딩
KR20080109299A (ko) 오디오 신호의 부호화/복호화 방법 및 장치
TW201423728A (zh) 用於反向相容多重解析度空間音訊物件編碼之編碼器、解碼器及方法
JP4988717B2 (ja) オーディオ信号のデコーディング方法及び装置
RU2455708C2 (ru) Способы и устройства кодирования и декодирования объектно-ориентированных аудиосигналов
KR101615776B1 (ko) 상이한 분석 단계를 사용하는 다객체 오디오 신호의 부호화 및 복호화 장치 및 방법
JP2000151414A (ja) ディジタルオーディオ符号化装置、同符号化方法、及び同符号化プログラムを記録した記録媒体
KR100891672B1 (ko) 믹스 신호의 처리 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130325

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees