JP4013822B2 - ミキサ装置およびミキサプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の操作子により設定される各パラメータの設定値を一括指定する設定更新技術に関するものである。
特に、複数CHのオーディオ信号(音声信号、楽音信号など)をミキシング(混合)するために、上述した設定更新機能(シーン機能)を利用するオーディオミキサ装置(オーディオミキシングシステム)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ホールやイベント会場などで使用されている従来のオーディオミキシングシステムにおいて、複数CH(チャンネル)の入力信号を任意に混合して任意の複数CHから出力する際、音量バランス、音質調整等のために、複数の操作子により各種のパラメータ(レベル、エフェクトなど)の値が設定される。
このような各パラメータの設定値が、1つの「シーン(SCENE)」データとして記憶部に保存されており、これを読み出すことにより各パラメータの設定値を一括して変更でき、これをシーン機能という。その際、複数種類のシーンデータが記憶部に保存可能である。
シーンデータの読み出しが指示(リコール)された時に、現状値(現在値)は、シーンデータとして読み出された設定値に向けて、更新時間(フェードタイム)分の時間をかけて自動更新される。しかし、この更新時間は、専用の設定モードを起動して専用の設定画面上で設定する必要があった。
そのため、更新時間を設定している場合、演劇などの進行状況に合わせて設定値を自動更新するときや、現に自動更新中のときに、想定していた状況とは異なる状況が発生し、更新時間を変更したい要求が生じたとしても、更新時間を迅速かつ適宜に変更することが不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、複数の操作子により設定される各パラメータの設定値が一括指定されているときに、各パラメータの現在値の更新を、各パラメータの現在値の更新処理中において、迅速かつ適宜に調整できるミキサ装置およびミキサプログラムを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、オーディオ信号を制御するための操作子により設定され該オーディオ信号を制御するパラメータの現在値を保持する現在値保持手段と、前記パラメータの設定値をシーンデータとして記憶している記憶手段と、記憶手段に記憶されているシーンデータのリコールを指示するリコール指示手段と、前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値を前記シーンデータとして記憶された前記パラメータの設定値に所定時間にて更新する自動更新モードを有するリコール実行手段とを備えたミキサ装置において、手動更新モードを指示するモード指示手段と、更新制御操作子とを有し、前記リコール実行手段は、前記手動更新モードが指示されているとき、ユーザ操作による前記更新制御操作子の所定時間間隔あたりの操作量に応じ、前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値が前記シーンデータとして記憶された前記パラメータの設定値に更されるまでの更新時間を調整するものである。
上述したリコール実行手段は、現在値保持手段により保持された複数のパラメータの各現在値を、それぞれ、リコール指示手段により指定された複数のパラメータの各設定値に向けて同時に更新するようにしてもよい。
また、更新制御操作子の操作方向を検出する操作方向検出手段を有し、リコール実行手段は、操作方向に応じて、現在値保持手段により保持された少なくとも1つのパラメータの現在値の変更方向を制御するようにしてもよい。
また、リコール実行手段は、上述した更新制御操作子による手動更新モードに加えて自動更新モードを有し、パラメータの現在値を、前記パラメータの所定時間間隔あたりの自動更新量に従って、所定時間間隔毎に、現在値保持手段により保持された少なくとも1つのパラメータの現在値を更新し、パラメータの設定値に向けて更新する。
前記モード切り替え検出手段により前記自動更新モードから前記手動更新モードへの切り替えが検出されたときには、前記切り替えの時点における前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値から、前記自動更新モードにおける前記所定時間間隔あたりの前記パラメータの自動更新量の値を、前記手動更新モードにおける前記更新制御操作子の一操作単位あたりの前記パラメータの操作単位更新量の値として用いて更新処理を継続する。
一方、 前記モード切り替え検出手段により前記手動更新モードから前記自動更新モードへの切り替えが検出されたときには、前記切り替えの時点における前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値から、前記手動更新モードにおける前記更新制御操作子の一操作単位あたりの前記パラメータの操作単位更新量の値を、前記自動更新モードにおける所定時間間隔あたりの前記パラメータの自動更新量の値として用いて更新処理を継続するようにしてもよい。
また、パラメータの現在値を更新する際の進行状況を表示する表示手段を設けてもよい。
本発明のミキサ装置は、上述した現在値保持手段、リコール指示手段、リコール実行手段等をコンピュータプログラムの処理ステップで実行させることもできる。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の装置構成を示す説明図である。
図1(a)は、オーディオミキシングシステムの操作パネルを示す図である。図中、1a,1bは入力CHコントローラ部、2はコントローラ部、3は出力CHコントローラ部、4は表示部である。
図1(b)は、入力CHコントローラ部1a,1bにおける単一CH分の入力CHコントローラ11、あるいは、出力CHコントローラ部3における単一CH分の出力CHコントローラ11を示す図である。図中、12は表示部であって、CH名など、この入力CH(出力CH)コントローラ11に直接的に関係する各種の表示をする。13はスライダー(フェーダー)であり、レベル制御用の手動設定操作子である。入力CH(出力CH)コントローラ11には、通常、スライダー13以外にも1または複数の設定操作子が設けられる。入力CH系、出力CH系の他にも複数の設定操作子が設けられる。表示部4の表示画面上に表示される設定操作子もある。
図1(c)は、コントローラ部2を示す図である。図中、21〜23は、それぞれ、複数のシーンデータ(1)〜(3)を選択するシーン選択スイッチである。
24は操作方向の指示可能な設定操作子(以下、操作方向指示可能設定操作子という)、例えば、ロータリーエンコーダである。この設定操作子は多様な用い方をされるが、この実施の形態においては、シーン機能の手動更新モードにおいて用いられる。
25は設定値の更新モード選択スイッチ、例えば、トグルスイッチであり、自動更新モードまたは手動更新モードの一方の選択に用いられる。
26は表示部であって、例えば、更新進行状況を提示するなど、このコントローラ部3に直接的に関係する各種の表示をする。
【0006】
図2は、シーンデータのメモリ構成図である。
保存(ストア)モードにおいては、図1(c)中のシーン選択スイッチ21〜23によってシーンデータ番号を指定し、図1(b)に示した入力CH(出力CH)コントローラ11等で設定される複数のパラメータ(操作パネルで設定されるパラメータで一部の例外を除いた全てのパラメータ)の設定値を、シーンデータとして一括してメモリに保存する。
また、読み出し(リコール)モードにおいては、シーン選択スイッチ21〜23によってシーンデータ番号を指定し、シーンデータを一括して読み出す。シーンデータには、設定値を徐々に更新できる第1種パラメータと、徐々には更新できない第2種パラメータが含まれる。
例えば、図1(b)に示したスライダー13は、これに割り当てられたパラメータの連続値の設定を行う。自動更新処理がされるときは、連続的にパラメータの現在値が変更されるとともに、これに連動してスライダー13の摘み部分がモータ駆動されて移動する。
なお、スライダー13によるもの以外にも、第1種のパラメータの設定値についは、更新時間の設定が可能である。第2種のパラメータに関しては、連続的に変化できないので、例えば、シーンデータを読み出したときに直ちに設定値を変更すればよい。
【0007】
この実施の形態においては、シーンデータを読み出す前、あるいは、この更新処理中に、更新時間を手動で変更したい場合は、更新モード選択スイッチ25によって手動更新モードにする。次に、操作方向指示可能設定操作子24を用いて、各パラメータの現在値を、それぞれ、各パラメータに指定された設定値に向けて徐々に更新する。
使用者が操作量を任意に調整することにより、シーンデータによる各パラメータに指定された設定値に向けた更新時間、更新率を任意に調整することができるようになる。
各パラメータの更新率を各パラメータ間で同一値とすれば、各パラメータの手動更新処理を同時に完了することができる。
また、操作方向を反対にすれば、各パラメータの現在値を一括設定指定前の元の設定値(初期値)の方向に向けて戻すことも可能となる。
【0008】
図3は、本発明の実施の一形態のハードウエア構成例を示すブロック図である。
CPU31は、バス32を介してオーディオミキシングシステムの全体的な制御動作を行う。CPU31は、ROM33に格納されたプログラムや設定データ等を用い、RAM34をワークエリアとして動作する。
操作子35は、図1(a)に示した操作パネル上の各操作子に対応する。検出回路36は、各操作子の操作状態を検出して操作データをバス32に出力する。
表示部37は、図1(a)〜図1(c)に示した表示部4、12,26に対応する。表示回路38は、バス32から表示データを表示部37に出力する。
マイクロホンや再生機器などの外部入出力機器39から入出力インターフェース40を介して入力された複数CHのオーディオデータは、信号処理回路41においてミキシング信号処理を行われる。この信号処理とは、操作子35の操作データ、あるいは、シーンデータで指示される制御内容に沿って前記オーディオデータを制御(ミキシング)する処理である。信号処理回路41は、例えばDSP(Digtal Signal Processor)により実現される。
図2に示したシーンデータは、RAM34に保存されかつ読み出されるが、プリセットされたシーンデータをROM33に格納しておき、これを用いてもよい。ミキシング信号処理された複数CHのオーディオデータは、入出力インターフェース40を介してスピーカら録音機器などの外部入出力機器39に出力される。
【0009】
外部記憶装置42として、例えば、メモリカード、ハード磁気ディスクドライブ、CD-ROMドライブ等を設けることができ、入力されたオーディオデータや、ミキシングされたオーディオデータを保存したり読み出したりできる。
CPU31を動作させるオペレーティングシステムプログラムや設定更新プログラム等の、制御プログラム、設定データ等がROM33に記憶されていない場合、外部記憶装置42は、これらを格納しRAM34に読み出すために使用できる。この場合、制御プログラムや設定データの追加、バージョンアップ等が容易に行える。
通信インターフェース43は、パーソナルコンピュータ等の外部制御機器44に接続するインターフェースである。外部制御機器44は、操作子35や表示部37、および、これらにより実行されるコントロール機能を同様に実行できる。通信インターフェース43は、直結接続や、LANに対応したものとするほか、固定電話網や携帯電話網に対応したものとすれば、遠隔にある外部制御機器44で設定更新を実行できる。
外部記憶装置42が、メモリカード、ハード磁気ディスクドライブ等である場合、ネットワーク上のサーバコンピュータから制御プログラムや各種データをダウンロードすることもできる。
【0010】
図4,図5は、本発明の実施の一形態の動作例を示すフローチャートである。図3に示したCPU31あるいは外部制御機器44が設定更新プログラムに従って各ステップを実行する。
図4はメインのフローチャート、図5(a)は自動更新モードが選択されたときの処理を、図5(b)は手動更新モードが選択されたときの処理を、それぞれ、タイマー割込で実現する例のフローチャートである。
新たなシーンデータが選択されたか否かは、S51において、シーン選択スイッチ21〜23(図1)のいずれかの操作を検出することにより判定する。
一方、新たな更新モードが選択されたか否かは、S53において、更新モード選択スイッチ(トグル動作)25(図1)の操作を検出することによって判定する。
シーン選択スイッチ21〜23、更新モード選択スイッチ25の操作状態および各操作タイミングの前後関係に応じて処理がなされる。
新たなシーンデータが選択されたときは、S54において、そのとき既に設定されていた更新モード(S58、あるいは、電源ON直後の初期設定される更新モード)に従う更新処理(後述する図5(a),図5(b)のいずれかの割込処理)が起動される。
ただし、新たな更新モードが、設定値の更新処理中において選択されたときには、S57において更新モードが直ちに変更される。
【0011】
シーンデータ番号(1)〜(3)により指定される複数の各パラメータの設定値は、S52において読み出される。
第2種のパラメータは、読み出された設定値を直ちに設定する。
一方、第1種の各パラメータは、それぞれに対する単位更新量を決定する。単位更新量とは、自動更新モード、手動更新モードのそれぞれに対して決定される。ここで、シーンデータが指定された時点で操作パネル上で設定されている各パラメータの値を初期値と呼ぶことにする。
自動更新モードの場合の単位更新量は、自動更新モードの処理の割り込み毎に更新される量(1回の割り込み毎に更新される量)である。すなわち、各パラメータについて、
自動更新モードの場合の単位更新量=(今回選択された選択中シーンデータにより指定される設定値−初期値)÷更新時間×割込間隔
である。
【0012】
上述した自動更新モードでの更新時間は、従来技術において説明したように、ユーザが自由に設定できる。また、複数あるシーンデータ毎にその中に含まれているパラメータAの設定値は異なる。
従って、自動更新モードの場合の単位更新量は、更新時間、シーンデータに含まれているパラメータAの設定値等によって、異なる値が算出される。
なお、自動更新モードの場合における、設定値に到達するまでの割込処理の割込回数は、
割込回数=更新時間÷割込間隔
である。
ここで、更新時間は、割込間隔の整数倍になるように指定される。
仮に、割込間隔の整数倍にならない更新時間が指定されてしまうと、割込回数が整数値にならないために、現在値が設定値をはじめて超えた割込処理タイミングにおいて、現在値が設定値を超えて端数が出る。この場合、設定値を現在値にする端数処理を行う必要がある。
【0013】
一方、手動更新モードの場合の単位更新量は、操作方向指示可能設定操作子24の一操作単位(例えば、ロータリーエンコーダの単位操作角度、以下、これを「目盛り」という)毎に更新される量である。すなわち、各パラメータについて、
手動更新モードの場合の単位更新量=(選択中シーンデータにより指定される設定値−初期値)×比例定数
である。
比例定数とは、初期値からシーンデータにより指定される設定値まで直線的に更新されるとしたときの、操作単位の総数(目盛りの総数)の逆数である。
ここでも、上述した操作単位の総数(目盛りの総数)が整数値になるように、比例定数を決めておく。仮に、整数値にならないように比例定数が決められると、現在値が設定値をはじめて超えた割込処理タイミングにおいて、現在値が設定値を超えて端数が出る。この場合、設定値を現在値にする端数処理をする必要がある。
【0014】
ここで、上述した自動更新モードと手動更新モードの両者の単位更新量は、等しい値に決定するとよい。
このようにした場合、単位更新量の計算が1度で済ませることができるから、単位更新量の計算処理量を低減させることができる。
また、この場合、上述した比例定数の逆数は、更新時間を割込間隔で割った値(割込回数)になる。先に説明したように、比例定数は、操作単位の総数(目盛りの総数)の逆数である。従って、両者の単位更新量を等しくするということは、割込回数と操作単位の総数(目盛りの総数)とを等しくすることを意味している。その結果、後述する具体的な動作例で説明するように、特に、自動更新モードと手動更新モードの両者を更新処理途中で切り替える際に作用効果がある。
【0015】
上述した単位更新量は、各パラメータにおける設定値と初期値との大小関係によって正(増加)の場合と負(減少)の場合とがある。
ここで、
単位更新率=単位更新量÷(選択中シーンデータにより指定される設定値−初期値)と定義すると、上述した単位更新量の式からわかるように、自動更新モード、手動更新モードいずれの場合も、各パラメータ間で同一値となる。
この単位更新率を各パラメータ間で同一値にすることは、
更新率(%)=(更新処理中の現在値−初期値)÷(選択中シーンデータにより指定される設定値−初期値)×100
と定義される更新率(%)を、各パラメータ間で同一値にすることを意味する。
従って、各パラメータの現在値は、選択中シーンデータにより指定された各パラメータの設定値に同時に到達するから、各パラメータの更新処理を同時に完了することができる。
【0016】
図5(a)に示す自動更新モードの割込処理においては、S71において、各パラメータの現在値を、S52において決定されていた各パラメータの単位更新量分だけ更新する。更新処理中の現在値と更新進行状況の値とをバッファに保持する。
今回の割込で更新すべき更新量は、各パラメータについて、S52で決定した自動更新モードの場合の単位更新量に等しい。
この割込処理は、現在値が選択中シーンデータの設定値になったときに停止し、更新を完了する。
【0017】
図5(b)に示す手動更新モードの割込処理においては、S81において、操作方向指示可能設定操作子24の操作が検出されたときに、S82において、検出された操作方向に応じてS83またはS84に処理を進め、操作方向指示可能設定操作子24の検出された操作量(直前の割込処理時点から変化した操作量)に応じて、今回の割込処理時に更新すべき更新量を決定し、現在値を更新する。
更新処理中の現在値と更新進行状況の値とをバッファに保持する。
今回の割込で更新すべき更新量は、次の通りである。
今回の割込で更新すべき更新量=各パラメータについて、S52で決定した手動更新モードの場合の単位更新量×今回の割込で検出された操作量
【0018】
ここで、割込毎に検出される操作量は、操作方向指示可能設定操作子24が、ある一方の操作方向(例えば、ロータリーエンコーダの右回り)の操作量を出力する場合は正の値とすることにより、現在値からシーンデータにより指定される設定値に向けた変更を指示できるようにし、これとは逆の操作方向(例えば、ロータリーエンコーダの左回り)の操作量を出力する場合は負の値とすることにより、現在値から上述した初期値に向けた変更を指示できるようにする。
この割込処理は、現在値が選択中シーンデータの設定値になったときに停止し、更新を完了する。あるいは、操作方向指示可能設定操作子24に何らの操作が検出されないまま所定時間が経過したことを、図4のS56において判定したとき、S59において自動更新モードに切り替えることによって手動更新モードとしての割込を停止する。
【0019】
S57あるいはS59において更新モードを切り替えたとき、パラメータの現在値については、切り替え時点の現在値(バッファに保持されている値)を起点として更新を継続する。従って、更新率(%)などによる更新進行状況も更新途中の値を起点として継続する。単位更新量については、既に説明したS52において決定されていた手動更新モード、自動更新モードの場合の単位更新量を用いる。
なお、S52においては、既に説明したように、自動更新モードと手動更新モードの両者の単位更新量を等しい値に決定しておいてもよく、このようにすれば、単位更新量の計算処理量を低減させる等の作用効果がある。
【0020】
更新進行状況は、S72,S85において、図1(c)に示した表示部26に、例えば、上述した更新率(%)を表示する。およびまたは、変更操作されるパラメータが割り当てられた設定操作子が設けられている、個々の入力CH(出力CH)コントローラ11に設けられた表示部12に表示してよい。
あるいは、更新率(%)を表示部26に表示し、変更操作されているパラメータの現在値を、このパラメータが割り当てられた設定操作子が設けられている、個々の入力CH(出力CH)コントローラ11上の表示部12に表示してもよく、このようにすれば、現在の更新進行状況を、更新処理としての経過状況と具体的な各パラメータの値との両観点から認識することができる。
更新進行状況の表示方法は数値に限らず、更新進行状況が認識できるものであれば、どのような方法、例えば、棒グラフ等を使って表示する方法でもよい。
【0021】
なお、図1(b)に示したスライダー13に割り当てられたパラメータの値が変更される場合、スライダー13の摘みをモータ駆動させて移動させる。
更新時間を設定する処理、各種のパラメータをシーン選択でなく個々の操作子で手動で設定する処理、シーンデータを保存したり編集したりする処理等は、S60において行う。
各種のパラメータを個々の操作子で手動設定する処理の一動作例を示す。例えば、信号処理回路41(図3)にパラメータの値そのものを転送することによりオーディオ信号を制御する場合を説明する。
ユーザがスライダー13(図1)を操作して、RAM34(図3)内のバッファに保持されたパラメータの現在値を変更すると、その変更時点で、変更後のパラメータの現在値が信号処理回路41に転送されるとともに、この変更後のパラメータの現在値が新たな現在値としてバッファに保持される。
【0022】
ここで、手動更新モードの具体的動作を説明しておく。
あるパラメータAは、電源オン時に値が「0」である。ユーザは、シーンデータを選択する前に、スライダー13(図1)で値を「50」に変更する。そうすると、この値「50」が現在値となり、信号処理回路41(図3)に転送されてオーディオ信号を制御する。
現在値は、また、バッファにも保持される(図4のS60)。
ユーザがスライダー13を操作した後に、例えば、シーンデータ(1)を選択する(図4のS51でYESとなる)、シーンデータ(1)に含まれたパラメータAの設定値に基づいて、このパラメータAの単位更新量を算出する(図4のS52)。
【0023】
シーンデータ(1)に含まれているパラメータAの設定値は「100」で、自動更新モードでの更新時間として「1000ms」が設定されているとする。この更新時間は、シーンデータ(1)が選択されてからシーンデータ(1)に含まれているパラメータAの設定値が、信号処理回路41(図3)におけるオーディオ信号の制御に完全に反映されるまでの時間である。別の見方からすれば、バッファに保持されているパラメータAの現在値が、シーンデータ(1)に含まれていたパラメータAの設定値になるまでの時間である。
自動更新モードで、図5(a)に示す割込処理が起動される周期は「20ms」であるとする。これらを考慮すると、シーンデータ(1)が選択されたときに、
自動更新モードの場合の単位更新量=(100-50)÷1000ms×20ms=1
が算出される。
【0024】
従って、図5(a)に示す割込処理が起動される毎に、パラメータAが1ずつ増加する。
すなわち、シーンデータ(1)が選択されたときに、自動更新モードが選択されていれば、割込処理の起動(20ms)毎に、単位更新量「1」ずつ、パラメータAの現在値を更新する(図5(a)のS71)。更新時間の「1000ms」が経過したときに、パラメータAの現在値がシーンデータ(1)に含まれていたパラメータAの設定値の「100」に一致して更新処理を完了する。
なお、単位更新量は必ずしも整数値ではない。例えば、設定値が127であれば、このときの単位更新量は「1.54」である。
【0025】
ここで、手動更新モードの場合の単位更新量と、自動更新モードの場合の単位更新量とを等しく(本具体例では「1」)した場合について説明する。
操作方向指示可能設定操作子24(ロータリーエンコーダ)が、例えば、右回りの方向に3操作単位(3目盛り)だけ、前回の割込処理時(20ms前)から操作されたことが検出されれば、パラメータAの現在値は、1×3(単位更新量×検出した操作単位数)だけ増加される。
パラメータAの現在値が設定値「100」に近づいたとき、ユーザが操作方向指示可能設定操作子24(ロータリーエンコーダ)の操作量を小さくなるように手加減し、1回の割込処理で1操作単位以下しか増加しないようにすれば、パラメータAの現在値を「97」,「98」,「99」,「99」,「100」というように変更できるから、ある割込タイミングになると、現在値が設定値に完全一致して、設定更新処理が終了する。
【0026】
手動更新モードの場合の単位更新量が、自動更新モードの場合の単位更新量と等しくない場合でも、操作単位の総数(目盛りの総数)が整数値となるように、上述した比例定数が設定されていれば問題ない。しかし、自動更新モードによる更新処理中において手動更新モードに切り替える際、あるいは、この逆の切り換を行う際に、手動更新モードの場合の単位更新量と自動更新モードの場合の単位更新量とを等しくしない場合には問題が生じる。
自動更新モードで更新処理がなされていて、ユーザが手動更新モードに切り替える場合について説明する。
【0027】
上述した自動更新モードでは、単位更新量を「1」として、初期値「50」から、割込間隔「20ms」、割込回数「50」で更新されて、設定値の「100」に一致して更新処理を完了する。
ここで、「25」番目の割込タイミングにおいて、パラメータAの現在値が「75」であるときに、手動更新モードに切り替えたとする。
手動更新モードの場合の単位更新量と自動更新モードの場合の単位更新量とを等しくした場合は、手動更新モードにおいて、単位更新量を「1」として、パラメータAの現在値を「75」から設定値「100」にすればよい。仮に直線的に更新する簡単な場合を考えれば、「25」番目の操作単位で現在値が設定値「100」に完全一致する。自動更新モードにおける割込回数が手動更新モードでは操作単位数に置き換わることと、自動更新モードにおいて端数がでないように単位更新量を設定していたこととから、手動更新モードにおいても、同様に、「25」番目の操作単位における現在値は設定値に一致して端数が出ない。
【0028】
これに対し、手動更新モードの場合に、初期値「50」から設定値「100」までを「25」の操作単位で更新するように、単位更新量「2」が設定されていたとする。そうすると、上述したパラメータAの現在値が「75」の時点から単位更新量「2」で直線的に更新するとすれば、「13」番目の操作単位で設定値「100」を超えて「101」となる。従って、切り替える時点の現在値によっては端数がでることがあるから、端数処理をして現在値を設定値「100」にする必要がある。
もちろん、この場合、途中時点で、整数倍の操作単位において現在値が設定値になるように手動更新モードの場合の単位更新量を計算してもよい。しかしそのためには、短時間で計算する必要があるので処理負担が大きい。
従って、上述したように、切り替え前の自動更新モードにおいて用いていた単位更新量を手動更新モードにおいても、そのまま用いることにより、現在値を設定値に合わせ込むことができる。
【0029】
上述した説明では、自動更新処理モードから手動更新モードへの切り替えについて説明したが、逆に手動更新モードから自動更新処理モードへの切り替えにおいても同様である。
ただし、単位更新量は、自動更新モードの場合の単位更新量を、更新時間、割込間隔等の制約に基づいて優先的に決定しておき、手動更新モードの場合の単位更新量を、これに等しくなるようにする方が好ましい。
従って、特に、シーンデータによるパラメータの値の更新中に、更新モードを切り替えたときに、切り替え後において単位更新量の値をそのまま継続使用しても、手動更新モードの場合の単位更新量を、自動更新モードの場合の単位更新量とを等しくしておくことにより、不都合なく、それぞれのパラメータの値が設定値に更新されることになる。
【0030】
1つのシーンデータ(1)には複数のパラメータが含まれている。上述した例のような自動更新モード、手動更新モードは、それら複数のパラメータ(ただし、図2に示した第1種パラメータのみ)について同時に行われる。各パラメータ毎に単位更新量が独立して算出される。パラメータ毎に算出された単位更新量を用いることで、複数ある第1種パラメータの全てが、自動更新モードや手動更新モードにより、シーンデータ(1)に含まれているそれぞれの設定値に同時に到達することになる。
【0031】
上述した説明では、単位更新量を固定的に設定していた。これに代えて、変更処理中に変化させる(例えば、徐々に大きくしたり、徐々に小さくしたりする)ようにすれば、更新処理中の現在値を、所望の変化曲線に従って変化させることができる。その際、いずれの更新モードにおいても、上述した単位更新率(更新率)が各パラメータ間で同一値になるように単位更新量を変化させれば、各パラメータの更新処理は同時に完了する。加えて、自動更新モードでは、更新時間が指定通りになるようにする。
上述した説明では、更新モードを、全てのシーンデータ(1)〜(3)について統一的に決定していたが、シーンデータ(1)〜(3)毎に、使用する更新モードを指定して記憶しておいてもよい。
この場合、各シーンデータ(1)〜(3)の読み出し時に、シーンデータ(1)〜(3)に指定されている更新モードに従う更新モードで更新処理が開始される。更新モード選択スイッチ25があれば、更新処理開始後に他方の更新モードに切り替えることが可能である。
また、単位更新率または更新率についても、シーンデータ(1)〜(3)毎に指定して記憶しておいてもよい。
手動更新モードにおいて、各パラメータの更新処理を同時に完了させなくてもよい場合には、各パラメータ毎の単位更新量を、上述したシーンデータにより指定された各パラメータの設定値あるいは初期値のいずれかのみに応じて、あるいは、これらとは無関係に決定して、計算処理量を低減させることができる。
【0032】
上述した説明では、図5(b)に示したように、手動更新モードの割込処理をタイマー割込で実行させている。これに代えて、S81を省略した上で、操作方向指示可能設定操作子24の操作を検出する毎に割込処理(イベント割込)を実行してもよい。
この場合、操作方向指示可能設定操作子24の操作は、操作方向指示可能設定操作子24の一操作単位(ロータリーエンコーダの単位操作角度、目盛り)毎に検出される。この操作が検出される毎に、単位更新量ずつ更新される。
従って、図5(b)を参照して説明した、手動更新モードにおけるタイマー割込処理と同様に、特に、シーンデータによるパラメータの値の更新中に更新モードを切り替えたときに、切り替え後において単位更新量の値をそのまま継続使用しても、手動更新モードの場合の単位更新量を、自動更新モードの場合の単位更新量とを等しくしておくことにより、端数処理や計算しなおしなどの不都合がなく、それぞれのパラメータの値が設定値に更新されることになる。
タイマー割込の場合は、1度の割込処理で単位更新量の整数倍の更新がなされる場合があったため、パラメータAの現在値が設定値に近づいたときには、操作方向指示可能設定操作子24(ロータリーエンコーダ)の操作量を小さくして合わせ込む必要があった。しかし、このイベント割込の場合は、1度の割込処理で単位更新量しか更新されないことから、合わせ込む操作は特に必要ない。
【0033】
上述した操作方向指示可能設定操作子24は、操作方向が指示できるものであれば何でもよい。例えば、一方の操作方向指定用の押しボタンスイッチと逆の操作方向指定用の押しボタンスイッチとの組み合わせでもよい。
また、更新モード設定スイッチ25は、モード切替ができるものであれば何でもよい。例えば、手動更新モード指定用の押しボタンスイッチと自動更新モード指定用の押しボタンスイッチとの組み合わせでもよい。
上述した説明では、手動更新モードにおいて、パラメータの現在値からシーンデータが指定されたときの初期値に向かって戻す機能を持たせたが、この機能は必ずしも必要ではない。この機能を持たせないのであれば任意の設定操作子を用いることができる。
【0034】
図1(a)に示した操作パネルは現実に物理的な操作子が配置されたものであった。しかし、その表示部4や、図3に示した外部制御機器44においては、表示画面上に仮想的ではあるが実質上の操作子が配置され、各種パラメータの設定がなされる。本発明は、このような操作子により設定される各パラメータの設定値を一括指定する場合の設定更新にも適用される。
本発明の設定更新装置は、多数の操作子を有したオーディオミキシング装置に適用され、主として、ホールやイベント会場などで使用される。しかし、オーディオミキシングシステムに限らず、多数の操作子を有して複数種類のパラメータが設定される操作パネルを備えるもの、例えば、電子楽器や、アミューズメントゲーム装置(特に、楽器演奏ゲーム装置)においても、上述した設定更新装置を適用できる。電子楽器では、複数系統の音量やエフェクトなどを多数の操作子で設定している。上述したシーンデータに相当するデータは、レジストレーションデータと呼ばれている。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、上述した説明から明らかなように、複数の操作子により設定される各パラメータの設定値が一括指定されているときに、各パラメータの現在値の更新処理中において、現在値の更新を迅速かつ適宜に調整できるという効果がある。
その結果、想定していた状況とは異なる状況が発生したときに、更新量を迅速に調整することにより、状況に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態の装置構成を示す説明図である。
【図2】 シーンデータのメモリ構成図である。
【図3】 本発明の実施の一形態のハードウエア構成例を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の一形態の動作例を示すメインのフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の一形態の動作例を示すフローチャートであり、自動更新モードが選択されたとき、および、手動更新モードが選択されたときの更新処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1a,1b…入力CHコントローラ部、2…コントローラ部、3…出力CHコントローラ部、4…表示部、11…入力CHまたは出力CHコントローラ、12…表示部、13…スライダー、21〜23…シーン選択スイッチ、24…操作方向指示可能設定操作子、26…表示部

Claims (7)

  1. オーディオ信号を制御するための操作子により設定され該オーディオ信号を制御するパラメータの現在値を保持する現在値保持手段と、
    前記パラメータの設定値をシーンデータとして記憶している記憶手段と、
    記憶手段に記憶されているシーンデータのリコールを指示するリコール指示手段と、
    前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値を前記シーンデータとして記憶された前記パラメータの設定値に所定時間にて更新する自動更新モードを有するリコール実行手段と、
    を備えたミキサ装置において、
    手動更新モードを指示するモード指示手段と、
    更新制御操作子と、
    を有し、
    前記リコール実行手段は、前記手動更新モードが指示されているとき、ユーザ操作による前記更新制御操作子の所定時間間隔あたりの操作量に応じ、前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値が前記シーンデータとして記憶された前記パラメータの設定値に更されるまでの更新時間を調整する、
    ことを特徴とするミキサ装置。
  2. 前記リコール実行手段は、
    前記リコールが指示された時点における前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値と前記シーンデータとして記憶された前記パラメータの設定値と前記所定時間に基づいて、前記所定時間間隔あたりの前記パラメータの自動更新量を決定するとともに、
    前記リコールが指示された時点における前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値と前記シーンデータとして記憶された前記パラメータの設定値に基づいて、前記更新制御操作子の一操作単位あたりの記パラメータの操作単位更新量を決定
    前記自動更新モードが指示されているときは、前記所定時間間隔毎に、前記所定時間間隔あたりの前記パラメータの自動更新量に従って前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値を更新し、
    前記手動更新モードが指示されているときは、ユーザ操作による前記更新制御操作子の所定時間間隔あたりの操作量と前記更新制御操作子の一操作単位あたりの前記パラメータの操作単位更新量に基づいて、前記所定時間間隔あたりの前記パラメータの手動更新量を決定し、前記所定時間間隔毎に、前記所定時間間隔あたりの前記パラメータの手動更新量に従って前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値を更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のミキサ装置。
  3. 前記パラメータは、前記オーディオ信号を制御するための複数のそれぞれの操作子により設定され該オーディオ信号を制御する複数のパラメータであり、
    前記リコール実行手段は、
    前記リコールが指示された時点における前記現在値保持手段により保持された前記複数のパラメータの現在値と前記シーンデータとして記憶された前記複数のパラメータの設定値と前記所定時間に基づいて、前記所定時間間隔あたりの前記複数のパラメータの自動更新量を決定するとともに、
    前記リコールが指示された時点における前記現在値保持手段により保持された前記複数のパラメータの現在値と前記シーンデータとして記憶された前記複数のパラメータの設定値に基づいて、前記更新制御操作子の一操作単位あたりの前記複数のパラメータの操作単位新量を決定し、
    前記自動更新モードが指示されているときは、前記所定時間間隔毎に、前記所定時間間隔あたりの前記複数のパラメータの自動更新量に従って前記現在値保持手段により保持さ れた前記複数のパラメータの現在値を更新し、
    前記手動更新モードが指示されているときは、ユーザ操作による前記更新制御操作子の所定時間間隔あたりの操作量と前記更新制御操作子の一操作単位あたりの前記複数のパラメータの操作単位更新量に基づいて、前記所定時間間隔あたりの前記複数のパラメータの手動更新量を決定し、前記所定時間間隔毎に、前記所定時間間隔あたりの前記複数のパラメータの手動更新量に従って前記現在値保持手段により保持された前記複数のパラメータの現在値を同時に更新する、
    ことを特徴とする請求項に記載のミキサ装置。
  4. 前記パラメータの現在値を更新する際の進行状況を表示する表示手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のミキサ装置。
  5. 前記更新制御操作子の操作方向を検出する操作方向検出手段を有し、
    前記リコール実行手段は、前記操作方向検出手段により検出された操作方向に応じて、前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値の変更方向を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のミキサ装置。
  6. 前記手動更新モードまたは前記自動更新モードのいずれか一方の更新モードによる更新処理中に、他方の更新モードが選択されたことを検出するモード切り替え検出手段を有し、
    前記リコール実行手段は、
    前記モード切り替え検出手段により前記自動更新モードから前記手動更新モードへの切り替えが検出されたときには、前記切り替えの時点における前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値から、前記自動更新モードにおける前記所定時間間隔あたりの前記パラメータの自動更新量の値を、前記手動更新モードにおける前記更新制御操作子の一操作単位あたりの前記パラメータの操作単位更新量の値として用いて更新処理を継続し、
    前記モード切り替え検出手段により前記手動更新モードから前記自動更新モードへの切り替えが検出されたときには、前記切り替えの時点における前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値から、前記手動更新モードにおける前記更新制御操作子の一操作単位あたりの前記パラメータの操作単位更新量の値を、前記自動更新モードにおける所定時間間隔あたりの前記パラメータの自動更新量の値として用いて更新処理を継続する
    ことを特徴とする請求項2から5までのいずれか1項に記載のミキサ装置。
  7. オーディオ信号を制御するための操作子により設定され該オーディオ信号を制御するパラメータの現在値を保持する現在値保持ステップと、
    前記パラメータの設定値をシーンデータとして記憶している記憶手段から前記シーンデータのリコールを指示するリコール指示ステップと、
    前記現在値保持ステップにより保持された前記パラメータの現在値を前記シーンデータとして記憶された前記パラメータの設定値に所定時間にて自動更新する自動更新モードを有するリコール実行ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのミキサプログラムにおいて、
    手動更新モードを指示するモード指示ステップを有し、
    前記リコール実行ステップは、前記手動更新モードが指示されているとき、ユーザ操作による前記更新制御操作子の所定時間間隔あたりの操作量に応じ、前記現在値保持手段により保持された前記パラメータの現在値が前記シーンデータとして記憶された前記パラメータの設定値に更されるまでの更新時間を調整する、
    ことを特徴とするミキサプログラム。
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