JP3726712B2 - 演奏設定情報の授受が可能な電子音楽装置及びサーバ装置、並びに、演奏設定情報授受方法及びプログラム - Google Patents

演奏設定情報の授受が可能な電子音楽装置及びサーバ装置、並びに、演奏設定情報授受方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、演奏設定情報を授受することができる電子音楽装置及びサーバ装置、並びに、演奏設定情報授受方法及びプログラムに関し、より詳しくいうと、インターネットなどの通信ネットワークを介して複数の電子音楽装置及びサーバー装置間での演奏設定情報(レジストレーションデータ)のやり取りを可能にした演奏設定情報授受システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子楽器などの電子音楽機器においては、音色やリズム、自動伴奏、効果などに関するセットをパネル上で行い、セットアップされた情報を記憶装置に記録しておき、演奏時に呼び出して所望の演奏楽音を発生させることが行われている。このようなセットアップ記録情報は、演奏設定情報或いは単にレジストレーションデータと呼ばれている。
【0003】
従来は、フレキシブルディスク(FD)等の可搬性メディアに演奏設定情報を記録していたので、メディアを持ち歩く必要がある。また、機器の構成が複数にわたる場合、それぞれをセットするのは煩雑であり、手間のかかる作業となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような実情に鑑み、複数の電子音楽装置の間を通信ネットワークで結び、電子音楽装置の設置場所や使用時間に拘束されることなく、必要時に所望の演奏設定情報(レジストレーションデータ)を適宜授受することができる演奏設定情報授受システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の特徴に従うと、演奏設定情報を記憶する記憶手段と、演奏情報及び演奏設定情報に基づき楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、通信ネットワーに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段と、インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセス手段と、記憶手段に記憶された演奏設定情報をこの電子音楽装置のID番号と共にサーバー装置に送信するように制御する制御手段とを備えることを特徴とする演奏設定情報の授受が可能な電子音楽装置〔請求項1〕、演奏設定情報を記憶する記憶手段と、通信ネットワークに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段とを備え、演奏情報及び記憶手段に記憶された演奏設定情報に基づいて楽音信号を発生する電子音楽装置において、インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセスステップと、記憶手段に記憶された演奏設定情報をこの電子音楽装置のID番号と共にサーバー装置に送信する情報送信ステップとから成る演奏設定情報授受方法〔請求項7〕、並びに、演奏設定情報を記憶する記憶手段と、通信ネットワークに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段とを備え、演奏情報及び記憶手段に記憶された演奏設定情報に基づいて楽音信号を発生する電子音楽装置に対して、インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセスステップと、記憶手段に記憶された演奏設定情報をこの電子音楽装置のID番号と共にサーバー装置に送信する情報送信ステップとから成る手順を実行させる演奏設定情報授受プログラム〔請求項11〕が提供される。
【0006】
この発明の第2の特徴に従うと、演奏設定情報を記憶する記憶手段と、演奏情報及び演奏設定情報に基づき楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、通信ネットワークに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段と、インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセス手段と、記憶手段に記憶された自機の演奏設定情報をサーバー装置に送信するように制御する第1の制御手段と、サーバー装置から通信ネットワークに接続された他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得すると共に、取得した演奏設定情報を記憶手段に記憶させ、演奏情報及び記憶させた演奏設定情報に基づいて楽音発生手段に楽音信号を発生させるように制御する第2の制御手段とを備える演奏設定情報の授受が可能な電子音楽装置〔請求項2〕、演奏設定情報を記憶する記憶手段と、通信ネットワークに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段とを備え、演奏情報及び記憶手段に記憶された演奏設定情報に基づいて楽音信号を発生する電子音楽装置において、インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセスステップと、記憶手段に記憶された自機の演奏設定情報をサーバー装置に送信する情報送信ステップと、サーバー装置から通信ネットワークに接続された他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得する情報取得ステップと、取得した演奏設定情報を記憶手段に記憶させる情報記憶ステップとから成る演奏設定情報授受方法〔請求項8〕、並びに、奏設定情報を記憶する記憶手段と、通信ネットワークに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段とを備え、演奏情報及び記憶手段に記憶された演奏設定情報に基づいて楽音信号を発生する電子音楽装置に対して、インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセスステップと、記憶手段に記憶された自機の演奏設定情報をサーバー装置に送信する情報送信ステップと、サーバー装置から通信ネットワークに接続された他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得する情報取得ステップと、取得した演奏設定情報を記憶手段に記憶させる情報記憶ステップとから成る手順を実行させる演奏設定情報授受プログラム〔請求項12〕が提供される。
【0007】
この特徴に従う電子音楽装置は、さらに、演奏設定情報を取得するための情報取得スイッチを備え、この情報取得スイッチの操作に基づいて、アクセス手段はサーバー装置にアクセスし、第2の制御手段はサーバー装置から他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得する〔請求項3〕ように構成することができる。
【0008】
また、この特徴に従う電子音楽装置は、さらに、演奏設定情報の更新間隔を示す更新時間データを設定する時間設定手段を備え、第2の制御手段は、設定された更新時間データの間隔でサーバー装置から他の電子音楽装置の演奏設定情報を自動的に取得する〔請求項4〕ように構成することができ、さらに、マスター・モード及びスレーブ・モードのうち何れか一方を選択的に設定するモード設定手段を備え、マスター・モードが設定されている時には、第1の制御手段による制御を実行するようにし、スレーブ・モードが設定されている時には、第2の制御手段による制御を実行するようにした〔請求項5〕構成にすることができる。
【0009】
この発明の別の特徴に従うと、演奏設定情報に従って楽音信号を発生し得る複数の電子音楽装置に通信ネットワークを介して通信可能に接続されるサーバー装置であって、複数の電子音楽装置から受信した演奏設定情報を当該電子音楽装置のID番号と共に記憶する記憶手段と、或る電子音楽装置からアクセスがあり、指定されたID番号に対応する電子音楽装置の演奏設定情報について取得希望を受けたことに応じて、取得希望を受けた演奏設定情報を記憶手段から読み出して返信する手段とを備えることを特徴とする演奏設定情報の授受が可能なサーバー装置〔請求項6〕、演奏設定情報に従って楽音信号を発生し得る複数の電子音楽装置に通信ネットワークを介して通信可能に接続され、記憶手段を備えるサーバー装置において、通信ネットワークを介して複数の電子音楽装置に接続するステップと、これらの電子音楽装置から受信した演奏設定情報を当該電子音楽装置のID番号と共に記憶手段に記憶するステップと、或る電子音楽装置からアクセスがあり、指定されたID番号に対応する電子音楽装置の演奏設定情報について取得希望を受けたことに応じて、取得希望を受けた演奏設定情報を記憶手段から読み出して返信するステップとから成る演奏設定情報授受方法〔請求項9〕、並びに、演奏設定情報に従って楽音信号を発生し得る複数の電子音楽装置に通信ネットワークを介して通信可能に接続され、記憶手段を備えるサーバー装置に対して、通信ネットワークを介して複数の電子音楽装置に接続するステップと、これらの電子音楽装置から受信した演奏設定情報を当該電子音楽装置のID番号と共に記憶手段に記憶するステップと、或る電子音楽装置からアクセスがあり、指定されたID番号に対応する電子音楽装置の演奏設定情報について取得希望を受けたことに応じて、取得希望を受けた演奏設定情報を記憶手段から読み出して返信するステップとから成る手順を実行させる演奏設定情報授受プログラム〔請求項13〕が提供される。
【0010】
この特徴に従う演奏設定情報授受方法においては、さらに、或る電子音楽装置から演奏設定情報の取得先の検索希望を受けたことに応じて、演奏設定情報が利用可能な電子音楽装置の一覧情報を返信するステップと、当該電子音楽装置により一覧情報から選択された電子音楽装置のID番号に関連して当該電子音楽装置のID番号を記憶手段に記憶するステップと、当該電子音楽装置から演奏設定情報の取得希望を受けたことに応じて、選択されたID番号に対応する電子音楽装置の演奏設定情報を記憶手段から読み出して返信するステップとが備えられる〔請求項10〕。
【0011】
〔発明の作用〕
この発明の第1の特徴によると、電子音楽装置(1)では、レジストレーション情報と呼ばれる演奏設定情報が記憶手段(13,14)に記憶され、楽音信号発生手段(11,18,24)により、演奏情報(イベント情報)及び演奏設定情報に基づき楽音信号を発生すると共に、インターフェース手段(I/F19又は“I/F20+他の通信端末”)によって、インターネット等の通信ネットワーク(2)に接続してデータの送受信を行うことができる。アクセス手段(P7,T3)により、インターフェース手段(19,20)を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置(3)にアクセスすると、制御手段(P9,T5;11〜13)により、この電子音楽装置(1)の演奏設定情報をサーバー装置(3)に送信するように制御する。このように、この発明によれば、電子楽器などの電子音楽装置において、インターネット等の通信ネットワーク(2)を介して自己の電子音楽装置の演奏設定情報(レジストレーション情報)を自己のID番号と共にサーバー装置(3)に送信するようにしているので、サーバー装置(3)に電子音楽装置の演奏設定情報をID番号と共に記憶させて他の電子音楽装置の利用に供することができる。なお、括弧書きは、理解の便のために付記した対応する実施例の参照記号、箇所、用語等を表わし、以下においても同様である。
【0012】
この発明の第2の特徴によると、電子音楽装置(1)では、演奏設定情報(レジストレーション情報)が記憶手段(13,14)に記憶され、楽音信号発生手段(11,18,24)により、演奏情報(イベント情報)及び演奏設定情報に基づき楽音信号を発生すると共に、インターフェース手段(I/F19又は“I/F20+他の通信端末”)によって、インターネット等の通信ネットワーク(2)に接続してデータの送受信を行うことができる。アクセス手段(P7,T3)により、インターフェース手段(19,20)を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置(3)にアクセスすると、第1の制御手段(P9,T5;11〜13)により、自機(1)の演奏設定情報をサーバー装置(3)に送信するように制御したり、第2の制御手段(P10,T6;11〜13)により、通信ネットワーク(2)に接続された他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得し、取得した演奏設定情報を記憶手段(13,14)に記憶させ、演奏情報及び記憶させた演奏設定情報に基づいて楽音発生手段(11,18)に楽音信号を発生させるように制御する。
【0013】
このように、この発明によれば、電子楽器などの電子音楽装置において、インターネット等の通信ネットワーク(2)を介してサーバー装置(3)にアクセスし、自機(1)の演奏設定情報(レジストレーション情報)をサーバー装置(3)に送信し、また、サーバー装置(3)を介して他の電子音楽装置の演奏設定情報を適宜取得するようにしているので、自機の演奏設定情報をサーバー装置に記憶させて他の電子音楽装置の利用に供することができ、サーバー装置から取得された演奏設定情報を自機の楽音信号制御パラメータとして利用して希望する楽音信号を発生させることができる。
【0014】
つまり、複数の電子音楽装置がサーバー装置の記憶手段を介してレジストレーション情報の送受信を行うようにしているので、演奏設定情報を授受し合う双方の電子音楽装置は、常時、インターネット等の通信ネットワークに接続しておかなくても済むことになり、CPU等の負担が軽くなる。また、他の電子音楽装置が通信ネットワークに繋がり電源が入っている状態でなくても、サーバー装置を介してその演奏設定情報を取得することができ、設置場所や演奏時間に制約されず、サーバー装置に記憶されている種々の電子音楽装置の演奏設定情報を随時取得し利用することができ、演奏設定情報の利用を促進することができる。
【0015】
例えば、自宅やスタジオでセットアップしたマスター楽器の演奏設定情報をサーバー装置に送信し、コンサート会場のステージなどの離れた演奏場所において、インターネット等を介してサーバー装置から適宜取得してマスター楽器の設定状態を再現することができる。逆に、演奏会場などの出先で編集した結果新たに設定された演奏設定情報をサーバー装置に送信し、自宅やスタジオなどにおいて、サーバー装置から当該演奏設定情報を取得して最新設定状態に更新するのに用いることができる。
【0016】
また、ネットワーク等を利用して遠隔地間で音楽などのレッスンを行う遠隔レッスンにおいて、先生の電子楽器等で演奏設定情報の送信機能を利用し、生徒の電子楽器等で演奏設定情報の取得機能を利用して、生徒の電子楽器のレジストレーションをサーバー装置を介し先生のものに自動的に合わせることができ、従って、電子楽器等の扱いに不慣れな生徒であっても効率よく指導することができる。さらに、先生の電子楽器等と生徒の電子楽器等をLANなどを介してサーバー装置に接続する音楽教育システムでも同様に利用することができる。
【0017】
この発明の第2の特徴による電子音楽装置においては、さらに、演奏設定情報に対する情報取得スイッチ(ホット通信スイッチSS;P5)が設けられ、この情報取得スイッチ(SS)の操作に基づいて通信ネットワーク(2)上にあるサーバー装置(3)にアクセスするように構成しているので、情報取得スイッチの簡単な操作でサーバー装置から他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得することができる。また、情報取得スイッチは、予め定められた他の電子音楽装置とセットアップ状態を同一にするためのボタンとしても機能するので、複数の電子音楽装置において情報取得スイッチを押すだけで、即座に、同一のセットアップ状態を再現することができる。
【0018】
この発明の第2の特徴による電子音楽装置においては、さらに、演奏設定情報の更新間隔を示す更新時間データを設定する時間設定手段〔P5(4)〕が設けられ、設定された更新時間データの間隔でサーバー装置(3)から他の電子音楽装置の演奏設定情報を自動的に取得するようにしているので、例えば、遠隔レッスンなどに用いる場合は、更新時間データのタイミングを短くするなど、通信ネットワークや使用環境に応じた設定が可能になる。
【0019】
この発明の第2の特徴による電子音楽装置においては、さらに、マスター・モード及びスレーブ・モードのうち何れか一方を選択的に設定するモード設定手段〔P5(1)〕が設けられ、マスター・モードの選択時に、自機の演奏設定情報をサーバー装置(3)に送信して他の電子音楽装置の利用に供することができ、スレーブ・モードの選択時には、サーバー装置(3)から他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得して自機の記憶手段に記憶することができる。
【0020】
この発明の別の特徴によると、サーバー装置(3)は、演奏設定情報に従って楽音信号を発生し得る複数の電子音楽装置(1)に通信ネットワーク(2)を介して通信可能に接続され、記憶手段(34)に、複数の電子音楽装置(1)から受信した演奏設定情報をこれらの電子音楽装置のID番号と共に記憶しておき、或る電子音楽装置からアクセスがあり、指定されたID番号に対応する電子音楽装置の演奏設定情報について取得希望を受けると、取得希望を受けた演奏設定情報を記憶手段(34)から読み出して返信するようにしている。
【0021】
従って、演奏設定情報を授受し合う双方の電子音楽装置(1)が、常時、インターネット等の通信ネットワーク(2)に接続しておかなくても、サーバー装置(3)の記憶手段(34)を介して複数の電子音楽装置間(1)での演奏設定情報(レジストレーション情報)の送受信を確実に行うシステムを円滑に運用することができる。また、他の電子音楽装置が通信ネットワークに繋がり電源が入っている状態でなくても、サーバー装置(3)は、その演奏設定情報を希望する電子音楽装置に提供することができる。
【0022】
さらに、或る電子音楽装置(1)から演奏設定情報の取得先の検索希望を受けたことに応じて、演奏設定情報が利用可能な電子音楽装置の一覧情報を返信し、当該電子音楽装置(1)が一覧情報から選択した電子音楽装置のID番号に関連して、当該電子音楽装置(1)のID番号を記憶手段(34)に記憶し、電子音楽装置(1)から演奏設定情報の取得希望を受けたことに応じて、当該電子音楽装置(1)が選択したID番号に対応する電子音楽装置の演奏設定情報を記憶手段(34)から読み出して返信するようにしている。従って、通信ネットワークを介して演奏設定情報を遠隔の電子音楽装置間で授受し合うシステムを、新たな電子音楽装置に対しても柔軟に対応させ、円滑に運用することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施の形態について詳述する。なお、以下の実施例は単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0024】
〔システムの概要〕
図1は、この発明の一実施例による演奏設定情報授受システム全体の概略的システムブロック図を示す。この例では、複数の電子音楽装置1は、通信機能を有する通信端末装置として機能し、インターネット等の通信ネットワーク2を介してサーバー装置3と通信可能に接続される。サーバー装置3は、電子楽器などの電子音楽装置1の演奏設定情報(レジストレーションデータ)などを記憶する記憶装置34を備え、各電子音楽装置1は、マスター側にもスレーブ側にもなることができる。
【0025】
電子音楽装置1は、例えば、図1左側上段及び下段に示されるように、電子楽器などの電子音楽機器に、モデム、ターミナル・アダプタ、LANインターフェースカードなどのインターフェース手段を有しているものを使用し(図1左側上段及び下段)、これにより、直接、インターネット等の通信ネットワーク2上のサーバー装置3にアクセスすることができる。
【0026】
電子音楽装置1は、また、図1左側中段に示されるように、電子楽器などの電子音楽機器にパーソナルコンピュータ(PC)又は携帯通信端末を接続してこれをインターフェース手段として使い、インターネット2にアクセスするように構成してもよい。この場合、USB等の接続ケーブルを利用してPC−電子音楽機器又は携帯通信端末間を接続し、電子音楽機器からの指示に基づいて、サーバー装置3にアクセスするソフトウエアをPC又は携帯通信端末に実行させる。
【0027】
図1を用いてこの発明による演奏設定情報授受システムの概要を説明すると、次のとおりである:電子音楽装置1は、インターネット等の通信ネットワーク2を介してサーバー装置3と通信可能に接続され、サーバー装置3は、複数の電子音楽装置1から受信した演奏設定情報を当該電子音楽装置1のID番号と共に記憶手段34に記憶する。或る電子音楽装置1が、通信ネットワーク2にアクセスし、指定したID番号をもつ電子音楽装置の演奏設定情報を希望すると、サーバー装置3は、希望を受けた演奏設定情報を記憶手段34から読み出して返信する。電子音楽装置1では、これにより取得した所望の演奏設定情報に基づいて楽音信号を発生することが可能になる。従って、電子音楽装置の設置場所や演奏時間に制約されず、必要時に所望の演奏設定情報を適宜取得することができる。
【0028】
〔各部のハードウエア構成例〕
図2は、この発明の一実施例による電子音楽装置のハードウエア構成を示すブロック図であり、この例では、電子音楽装置として電子楽器が用いられ、電子楽器自体がインターネット等の通信ネットワークにアクセスすることができる通信端末機能を有する。図2において、中央処理装置(CPU)11、読出専用メモリ(ROM)12、ランダムアクセスメモリ(RAM)13、外部記憶装置14、鍵盤等の演奏操作子を備えた演奏操作装置15、各種パネル操作子を備えたパネルスイッチ装置16、表示回路17、音源回路18、第1及び第2通信インターフェース(I/F)19,20などを備え、これらの装置11〜20はバス21を介して互いに接続されている。
【0029】
CPU11は、所定のソフトウエア・プログラムに従いタイマ21によるクロックを利用して音楽演奏に関する種々の処理を中心的に行い、これらの処理には、演奏情報に基づく楽音信号発生制御や演奏設定情報(レジストレーションデータ)の授受制御に関する処理が含まれる。ROM12には、このような処理を行うための所定の処理プログラム及び各種制御データが記憶されている。RAM13は、各種処理に際して必要なデータやパラメータを記憶し、また、処理中の各種データ等を一時記憶するためのワーク領域として用いられ、例えば、種々のレジスタやレジストレーションメモリ(1〜16)などの記憶領域が設けられる。
【0030】
外部記憶装置14は、ハードディスクドライブ(HDD)や、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フラッシュメモリなどを用いた可搬型記憶メディアを備える装置から成り、演奏情報(イベント情報)や演奏設定情報(レジストレーションデータ)などの楽音信号発生制御や演奏設定情報授受に関する各種データを記憶し、また、処理結果を記録しておくことができる。
【0031】
演奏操作装置15には、上、下及びペダル鍵盤等の主演奏操作子(音高指定操作子)やモジュレーションホイール等の補助演奏操作子及び演奏検出回路を備え、演奏検出回路は、演奏操作子の操作を検出し、演奏情報(イベント情報)の1つとして電子楽器システム内に導入される。この演奏情報は、後述する演奏設定情報に従った楽音信号を生成するのに利用され、また、演奏設定情報と共に外部記憶装置14の所定記憶領域に保存することができる。
【0032】
パネルスイッチ装置16は、操作スイッチ等のパネル操作子及びパネル操作検出回路を備え、パネル操作子は、「パネルスイッチ」と呼ばれ、電子楽器演奏上の各種制御パラメータをセットするのに用いられる。パネルスイッチの設定操作はパネル操作検出回路により検出され、パネル操作子の設定状態に応じて楽音生成を含む各種電子楽器制御が行われる。また、表示回路17には、電子楽器1のセット/制御状態や演奏状態を表示するためにディスプレイ23が接続される。
【0033】
上述した制御パラメータには、演奏情報(イベント情報)に基づいて生成される楽音に対して、音色、タッチレスポンス、音量、テンポ、リズム、自動伴奏、効果などを付与する演奏パラメータがあり、これらの演奏パラメータの設定状態は演奏設定情報(レジストレーションデータ)により表わされる。
【0034】
パネルスイッチ装置16には、種々の演奏パラメータを設定するための多数の演奏パラメータ設定用スイッチ(図示せず)や、演奏パラメータ設定内容を表わす演奏設定情報をRAM13内のレジストレーションメモリ(1〜16)に記憶するためのメモリスイッチ(図示せず)、各レジストレーションメモリ(1〜16)に対応するレジストレーションスイッチRS(1〜16)、インターネット2上に接続されるサーバー装置3又は他の電子音楽装置との間で演奏設定情報を授受するためのホット通信スイッチSSが備えられる。図示の例では、レジストレーションメモリ及びレジストレーションスイッチRSは16個あり、レジストレーションメモリ1〜16に対応して各レジストレーションスイッチRSが設けられている。
【0035】
演奏パラメータ設定用スイッチにより演奏パラメータを設定し(「パネル設定」と呼ばれる)、メモリスイッチを押しながら所定のレジストレーションスイッチRSを操作すると、操作されたレジストレーションスイッチRSに対応するレジストレーションメモリに、パネル設定された演奏パラメータを表わす演奏設定情報が記憶される。これらのレジストレーションメモリ1〜16に記憶された演奏設定情報は、図示しない保存スイッチの操作により、外部記憶装置14内の対応する記憶領域に格納することができる。
【0036】
また、電子楽器1の演奏の際は、パネル設定により或いは外部記憶装置14からの読出しにより演奏設定情報がレジストレーションメモリ1〜16に記憶され、レジストレーションスイッチRS(1〜16)を操作することによって、操作されたレジストレーションスイッチRSに対応する演奏設定情報が呼び出され、演奏情報と共に楽音信号を生成するのに用いられる。なお、これらの演奏設定情報は、予め呼出し順序を決めておき、図示しないフットスイッチの操作毎に、各レジストレーションメモリ1〜16に記憶された演奏設定情報を、決められた順序に従って呼び出すこともできる。
【0037】
ホット通信スイッチSSは、電子音楽装置1を、サーバー装置3又は他の電子音楽装置との間で演奏設定情報の授受が可能な「ホット通信モード」に投入するパネルスイッチである。このホット通信モードでは、ホット通信スイッチSSを所定時間(例えば、2秒間)操作状態を維持することにより、ホット通信モードにおけるモード条件設定(設定変更を含む)を行うことができる。
【0038】
ホット通信モード条件の設定時には、ディスプレイ23に表示されるモード設定画面を利用しパネルスイッチによる指示操作或いはデータ入力操作を行うことによって、更に次の(1)〜(5)の条件を設定することができる:
(1)マスター・モード又はスレーブ・モード〔カーソル(矢印)キーで選択指示〕
(2)アクセス先のサーバー装置のIPアドレス〔画面の所定箇所にテンキー又は文字キーで入力〕
(3)ワンショット・モード又はコンティニュアス・モード〔カーソル(矢印)キーで選択指示〕
(4)コンティニュアス・モード時の更新間隔時間〔画面の所定箇所にテンキー又は文字キーで入力〕
(5)ホット通信レベル1、2又は3〔画面の所定箇所に数字キーで選択入力、或いは、カーソル(矢印)キーで選択指示〕
【0039】
音源回路18にはDSP等を含む効果回路24が接続され、効果回路24には、アンプやスピーカを含むサウンドシステム25が接続される。音源回路18及び効果回路24により形成される楽音信号発生手段は、演奏操作装置15、外部記憶装置14又は第2I/F20からの演奏情報や、パネルスイッチ装置16、外部記憶装置14又はI/F19,20からRAM13上に読み出された演奏設定情報に基づき、楽音信号を発生し、この楽音信号による楽音がサウンドシステム25から放音される。
【0040】
第1通信I/F19は、この電子楽器1をインターネット2上の他の機器に電子音楽装置1に交信可能に接続するために設けられ、例えば、演奏設定情報を含む各種情報を、インターネット2上の他の電子音楽装置からサーバー装置3及びインターネット2を介して外部記憶装置14に格納することができる。
【0041】
また、第2通信I/F20は、この電子楽器1を他の電子音楽装置や通信端末に接続するために設けられる。例えば、第2通信I/F20をUSB等のインターフェースとし、PCなどの他の情報処理装置と種々の演奏関連データやプログラムを授受し合ったり、第1通信I/F19の代替手段として、通信機能を有するPCや携帯通信端末を介してインターネット2に接続することができる。或いは、第2通信I/F20をMIDI等のインターフェースで構成して他の電子音楽装置と各種演奏情報や制御パラメータを授受することもできる。
【0042】
図3は、この発明の一実施例によるサーバー装置のハードウエア構成を示すブロック図である。サーバー装置は、一般的なサーバ用コンピュータと同様に構成される。この例では、サーバー装置3は、CPU31、ROM32、RAM33、外部記憶装置34、キーボード装置35、表示回路36、音源回路37、通信I/F38などを備え、これらの装置31〜38はバス40を介して互いに接続されている。
【0043】
CPU31は、所定のソフトウエア・プログラムに従いタイマ39によるクロックを利用して種々の制御を行い、特に、演奏設定情報(レジストレーションデータ)の授受に関する処理を中心的に遂行する。ROM32には、このような処理のための所定の制御プログラムが記憶されており、RAM33は、各種処理に際して必要なデータやパラメータを記憶し、また、処理中の各種データ等を一時記憶するためのワーク領域として用いられる。
【0044】
外部記憶装置34は、HDDや、CD−ROM、FD等の記憶媒体を用いた記憶装置から成り、演奏設定情報の授受に関する各種データを記憶し、必要に応じて、処理結果を記録しておくことができる。例えば、外部記憶装置34には、各電子楽器1からのアクセスに対応するためのシステムプログラムや、HTML情報、各電子楽器のID番号情報が記憶される。また、そのID番号情報毎に、マスター・モード時に送信されてくる演奏設定情報や、スレーブ・モード時に演奏設定データを取得する相手のID番号情報が記憶される。
【0045】
キーボード回路35は、キーボードやマウス等のパネル操作子を用いてサーバー装置の制御に必要な各種入力を行い、表示回路36にはディスプレイ41が接続され、音源回路37にはサウンドシステム42が接続される。また、通信I/F38にはインターネット等の通信ネットワーク2を介して複数の電子音楽装置1に交信可能に接続することができる。
【0046】
なお、端末装置となる電子音楽装置1について、このシステムの例では、鍵盤等の演奏操作子がある電子楽器を用いているが、インターネット等の通信ネットワークに対する通信機能をもつもの、或いは、通信手段を介して通信ネットワークとの通信が可能なものであれば、このような鍵盤タイプの電子楽器に代えて種々の電子音楽機器を用いることができる。このような電子音楽機器には、例えば、非鍵盤タイプの電子楽器だけでなく、トーンジェネレータやシーケンサなど演奏操作子のない電子楽器、電子楽器と同じ機能を行い得るPCや、ゲーム機、カラオケ装置、音楽演奏機能を備えた携帯通信端末などが含まれる。
【0047】
〔サーバー装置及び電子音楽装置における記憶内容の例〕
この発明の一実施例においては、電子音楽装置からサーバー装置にアクセスすることにより、演奏設定情報を授受することができる。図4及び図5は、この発明の一実施例においてサーバー装置及び電子音楽装置の記憶手段に記憶される記憶内容の例を示す。
【0048】
サーバー装置3の記憶手段34に記憶される記憶内容は、例えば、図4(a)に示されるように、システム・プログラム、HTMLファイル、多数の電子楽器データ1,2,3,…などから成り、各電子楽器データの詳細例が図4(b)に示される。つまり、各電子楽器データは、図4(b)の左側に示すように、演奏設定情報を設定した電子楽器(「自機」)を特定するためのID番号(「自機ID番号」)、当該演奏設定情報の送信先である電子楽器(「相手」)のID番号〔“相手のID番号”(複数可)〕、自機で設定された演奏設定情報(“自機演奏設定情報”)1,2,3,…から成り、必要に応じて、自機のIPアドレスが記憶される。
【0049】
自機演奏設定情報は、電子楽器の機種に応じて異なる数だけ設けられ、ホット通信レベル(単に「レベル」ともいう)に応じてランク分けすることができる。例えば、各電子楽器に備えられるレジストレーションメモリ或いはスイッチの数に対応して、或る機種については、最大16個の演奏設定情報1〜16を記憶することができ、別の機種については最大6個の演奏設定情報1〜6を記憶することができる。さらに、各情報設定情報1〜16,1〜6は、情報番号の順にランク分けされ、ホット通信レベル1(「レベル1」)には情報設定情報1がランクされ、ホット通信レベル2(「レベル2」)には情報設定情報1〜6がランクされ、ホット通信レベル3(「レベル3」)には情報設定情報1〜16がランクされる。
【0050】
図4(b)の中央には、2つの機種について(自機)ID番号及び(自機)演奏設定情報の例がより具体的に示されている。この例では、自機及び相手のID番号は、上位7文字を用いて機種を特定し、下位7文字にてユーザを特定するようにしている。例えば、「電子楽器データ3」〔図4(a)〕の(自機)ID番号の上位文字“EL900JP ”は、演奏設定情報の設定元である自機が、3段の鍵盤(「上鍵盤」、「下鍵盤」及び「ペダル鍵盤」)をもつ所謂“電子オルガン”に属することを表わし、3鍵盤それぞれ及び全鍵盤(全体)について演奏パラメータのレジストレーションがある。
【0051】
また、「電子楽器データ6」〔図4(a)〕の(自機)ID番号の上位文字“PK350US ”は、1段の鍵盤をもつ所謂“ポータブルキーボード”類であることを表わし、レジストレーションが分かれていない。この場合、(自機)演奏設定情報には、図4(b)中央下部に示されるように、音色、音量、タッチレスポンス、パン、リバーブ、テンポ、自動伴奏、コントロール(ジョイステック、モジュレーションホイール、エクスプレッションペダルなどの補助演奏操作子への割当設定等)などの演奏パラメータがある。
【0052】
図4(b)の右側には、3段鍵盤式電子楽器(電子オルガン)の各鍵盤及び全体に対する演奏パラメータの具体例が示されている。上鍵盤のレジストレーションには、音色、音量、タッチレスポンス、パン、リバーブ、ボイスエディットなどの演奏パラメータがあり、下鍵盤及びペダル鍵盤についても同様である。また、全体に対する演奏パラメータには、マスター音量(全体の音量)、テンポ、自動伴奏,コントロールなどがある。
【0053】
電子音楽装置1の記憶手段(RAM13)には、図5(1),(2)の左部に示すように、レジスタなどの外に、複数組の演奏設定情報が記憶される。これらの演奏設定情報は、当該電子音楽装置の機種によって構成内容が異なる。例えば、“EL900JP ”タイプの3段鍵盤式電子楽器では、図5(1)に示すように、図4で説明した「電子楽器データ3」の自機演奏設定情報と同じ構成になっており、“PK350US ”タイプの1段鍵盤式“ポータブルキーボード”類も「電子楽器データ6」の自機演奏設定情報と同じ構成である。
【0054】
〔電子音楽装置での処理〕
図6〜図9は、この発明の一実施例による電子音楽装置における処理を表わすフローチャートであり、この例では、電子音楽装置には3段鍵盤式電子楽器(電子オルガン)が用いられる。まず、図6及び図7の処理フローを用いて電子音楽装置におけるパネルスイッチ処理の例を説明する。
【0055】
この処理フローは、図示しないメイン処理において、パネルスイッチ(16)の操作があったときに起動する。つまり、最初のステップP1で、パネルスイッチ(16)の操作があったか否かを検出し、検出されないときは直ちにこのパネルスイッチ処理を終了しメイン処理にリターンし、検出されたときには、ステップP2以下に進む。ステップP2では、操作されたパネルスイッチがホット通信スイッチ(SW)SSであるか否かを判定し、ホット通信スイッチSSが操作されたのでなければ、ステップP3において、操作されたパネルスイッチに割り当てられた処理を実行してこのパネルスイッチ処理を終了する。
【0056】
一方、操作されたパネルスイッチがホット通信スイッチ(SW)SSであるときは、ステップP2からステップP4に進み、ホット通信スイッチSSが所定時間(例えば、2秒)以上の間操作され続けたか否かを判定する。ホット通信スイッチSSが所定時間以上押したときは、ステップP5でホット通信モードの設定を行うことができ、ステップP5での処理を実行した後、このパネルスイッチ処理を終えてメイン処理にリターンする。
【0057】
ステップP5におけるホット通信モードの設定状態では、既に説明したように、ディスプレイ23のホット通信モード設定画面(図示せず)を利用して適当なパネルスイッチ(16)を操作して(1)マスター・モード又はスレーブ・モード〔カーソル(矢印)キー〕、(2)アクセス先のサーバー装置のIPアドレス〔数字/文字キー〕、(3)ワンショット・モード又はコンティニュアス・モード〔カーソル(矢印)キー〕、(4)コンティニュアス・モード時の更新間隔時間〔数字/文字キー〕、(5)ホット通信レベル1、2又は3〔数字又はカーソル(矢印)キー〕を設定することができる。
【0058】
ここで、(1)の「マスター・モード」は、この電子音楽装置が演奏設定情報の提供(送信)側になるモードであり、「スレーブ・モード」は、この電子音楽装置が演奏設定情報を取得(受信)して使用するモードである。(3)の「ワンショット・モード」はホット通信スイッチSSが操作される度にサーバー装置3にアクセスし、マスター・モードであれば演奏設定情報を送信し、スレーブ・モードであれば演奏設定情報を取得し使用する。また、「コンティニュアス・モード」では、(4)で設定される「コンティニュアス・モード時の更新間隔時間」が経過する度に「ワンショット・モード」と同様の動作を行う。
【0059】
さらに、(5)の「ホット通信レベル」は、ホット通信モードで送受信される演奏設定情報の数を設定するためのレベルである。電子楽器などでは、演奏する曲などに応じて複数の演奏設定情報を設定し記憶することができ、例えば、電子オルガンでは16種類の演奏設定情報(1〜16)があり、ポータブルキーボードでは6種類の演奏設定情報(1〜6)がある。従って、常に全ての演奏設定情報を送受信すると、データ量が多くなり時間もかかるので、例えば、次の表1のように、設定されたホット通信レベル1,2,3に応じた数の演奏設定情報を送受信することができるようにする。
【表1】
Figure 0003726712
【0060】
さて、ステップP4において、ホット通信スイッチ(SW)SSの操作時間が所定時間(例えば、2秒)未満でホット通信モードであると判定されると、ステップP6でワンショット・モードに設定されているか否かを判断する。ここで、ワンショット・モードではなくコンティニュアス・モードであるときは(NO)、このパネルスイッチ処理を終えてメイン処理にリターンする。一方、ワンショット・モードが設定されているときは(YES)ステップP7(図7)に進んで、インターネット2上のサーバー装置3にアクセスした上、ステップP8に進む。
【0061】
ステップP8では、スレーブ・モードに設定されているか否かを判断し、スレーブ・モードではなくマスター・モードであるときは(NO)、ステップP9において、当電子音楽装置1のID番号、マスター・モードであることを表わす情報及びホット通信レベルに応じた当電子音楽装置1の演奏設定情報をサーバー装置3に向けて送信し、その後、このパネルスイッチ処理を終了しメイン処理にリターンする。
【0062】
スレーブ・モードに設定されているときは、ステップP8からステップP10に進み、当電子音楽装置1のID番号、スレーブ・モードであることを表わす情報及びホット通信レベルを、サーバー装置3に送信する。そして、次のステップP11で、サーバー装置3から演奏設定情報を受信し、受信した演奏設定情報をRAM13内の所定エリア(例えば、レジストレーションメモリエリア)に記憶すると、このパネルスイッチ処理を終了しメイン処理にリターンする。
【0063】
次に、図8の電子音楽装置タイマ割込み処理1は、パネル処理のステップP5で設定可能なコンティニュアス・モード時の更新間隔時間より十分短い時間間隔で起動し、コンティニュアス・モード処理ともいわれる。この処理では、ホット通信モードの条件が「コンティニュアス・モード」に設定されていた場合に、ワンショット・モード時におけるステップP7〜P11と同様のコンティニュアス・モード処理を、更新間隔時間毎に繰り返し実行する。
【0064】
つまり、ステップT1でコンティニュアス・モードに設定されているか否かを判断し、ステップT2で更新間隔時間になったか否かを判断し、何れかが“NO”であると、直ちにこのタイマ割込み処理1を終了しメイン処理にリターンする。一方、何れのステップT1,T2も“YES”で通過すると、ステップT3でインターネット2上のサーバー装置3にアクセスした上、ステップT4に進む。
【0065】
ステップT4のスレーブ/マスター/モードの判定でマスター・モードと判断されたきは(NO)、ステップT5において、当電子音楽装置1のID番号、マスター・モードの情報及びホット通信レベルに応じた当電子音楽装置1の演奏設定情報をサーバー装置3に向けて送信し、その後、このパネルスイッチ処理を終了しメイン処理にリターンする。
【0066】
これに対して、ステップT4でスレーブ・モードと判定されたときは、ステップT6で、当電子音楽装置1のID番号、スレーブ・モードの情報及びホット通信レベルをサーバー装置3に送信する。そして、次のステップT7で、サーバー装置3からの演奏設定情報を受信し、受信した演奏設定情報をRAM13内の所定エリアに記憶し、このタイマ割込み処理1を終了しメイン処理にリターンする。
【0067】
図9の電子音楽装置タイマ割込み処理2は、ホット通信モードの条件が「コンティニュアス・モード」に設定されていた場合に、所定の時間間隔で起動し、演奏操作装置15上の主演奏操作子の操作や記憶手段13,14からの自動演奏データの読出し或いは第2I/F20からの外部演奏データの受信により発生される演奏イベント(演奏情報)に基づいて、楽音信号発生制御処理を行う。
【0068】
図9の処理フローにおいて、最初のステップT11で演奏イベントが生起したか否かを検出し、演奏イベントが検出されないときは、直ちにこのタイマ割込み処理2を終了しメイン処理にリターンするが、演奏イベントが検出されたときには、ステップT12以下の処理を実行する。
【0069】
まず、ステップT12では、検出された演奏イベントが上鍵盤の演奏操作により生じたものであるか否かを判定し、上鍵盤の操作に基づく演奏イベントであるときは、ステップT13において、上鍵盤に対応する演奏設定情報と共に、検出された上鍵盤の演奏イベントデータを上鍵盤用の音源チャンネルに送信して、楽音信号を発生させる処理を行い、その後、このタイマ割込み処理2を終了しメイン処理にリターンする。
【0070】
上鍵盤の操作に基づく演奏イベントではないときは、ステップT12からステップT14に進み、演奏イベントが下鍵盤の操作によるものか否かを判定する。ここで、下鍵盤の操作に基づく演奏イベントであるときは、ステップT15にて、下鍵盤に対応する演奏設定情報と共に、検出された下鍵盤の演奏イベントデータを下鍵盤用の音源チャンネルに送信して、楽音信号を発生させる処理を行い、その後、このタイマ割込み処理2を終了しメイン処理にリターンする。
【0071】
そして、ステップT11で検出された演奏イベントが下鍵盤の操作によるものでもないときは、ペダル鍵盤によるものであるから、ステップT14からステップT16に進んで、ペダル鍵盤に対応する演奏設定情報と共に、検出されたペダル鍵盤による演奏イベントデータをペダル鍵盤用の音源チャンネルに送信し、楽音信号を発生させる。その後、このタイマ割込み処理2を終了しメイン処理にリターンする。
【0072】
図9の処理は、図4の「電子楽器データ3」の機種のように、上鍵盤、下鍵盤及びペダル鍵盤があり、各鍵盤毎に演奏設定情報が異なる場合に対応しているが、「電子楽器データ6」のように一段鍵盤の機種の場合には、ステップT11(YES)の後、ステップT13の処理を行なえばよい。
【0073】
〔サーバー装置での処理〕
図10及び図11は、この発明の一実施例によるサーバー装置での対応処理の例を表わすフローチャートである。この処理フローは、図示しないサーバー装置のメイン処理において、電子音楽装置端末からアクセスがあったとき、即ち、電子音楽装置側におけるステップP7(図7)やステップT3(図8)のアクセス動作に応答して、起動する。従って、最初のステップS1で、電子楽器などの電子音楽装置端末からアクセスがあったか否かを検出し、検出されないときは直ちにこの対応処理を終了しメイン処理にリターンし、検出されたときには、ステップS2以下に進む。
【0074】
ステップS2では、電子音楽装置側のステップP9,P10(図7)やステップT5,T6(図8)における情報送信に対応して、当該電子音楽装置から受信したID番号が登録済みであるか否かを調べる。ここで、登録済みでなければ、ステップS3で当該電子音楽装置のID番号を入力する。このID番号入力には、入力画面から成るHTMLファイルを当該電子音楽装置に操作子しID番号を入力させる。
【0075】
ステップS2で受信ID番号が登録済みであることを確認したとき(YES)及びステップS3でID番号入力を終えた後は、ステップS4において、受信した情報からスレーブ・モードであるか否か(マスター・モードであるか)を調べ、マスター・モードであるときは(NO),ステップS5でマスター・モードの処理を実行する。すなわち、受信したID番号に対応する「自機演奏設定情報」記憶エリアに、受信した演奏設定情報を記憶する。そして、このマスター・モードの処理の実行後は、この対応処理を終了しメイン処理にリターンする。
【0076】
一方、ステップS4でスレーブ・モードであると判断されたときは(YES)、ステップS6(図11)に進み、“相手のID番号”が設定済みか否か、即ち、アクセスした電子音楽装置が希望している演奏設定情報の発信元である電子音楽装置のID番号に対して、アクセスした電子音楽装置のID番号が“相手のID番号”として既に設定されているか否かを調べる。ここで、この設定が済んでいないときは(NO)、ステップS7で“相手のID番号”の設定を行った後ステップS8に進み、設定済みのときは(YES)直接ステップS8に進む。
【0077】
ステップS7における“相手のID番号”の設定では、入力画面を表わすHTMLファイルを電子楽器などの電子音楽装置に送信し、この入力画面を利用して当該電子音楽装置に発信元のID番号を入力させる。この場合、電子音楽装置は利用可能な演奏設定情報の一覧を要求することができ、サーバー装置は、演奏設定情報一覧を要求された場合には、電子楽器(電子音楽装置)ID番号、ハンドル名、最新更新時期を含む演奏設定情報一覧データからなるHTMLファイルを、当該電子音楽装置に送信し、希望の演奏設定情報の発信元である電子楽器(電子音楽装置)ID番号を選択させる。そして、発信元のID番号が入力又は選択されると、このID番号に対応する“相手のID番号”記憶エリアに、受信した当該電子音楽装置のID番号を書き込む。
【0078】
ステップS8においては、スレーブ・モードの処理を実行する。すなわち、受信したID番号が記憶されている“相手のID番号”に対応する自機演奏設定情報を、受信したホット通信レベルに応じて、記憶手段34から読み出し、読み出した演奏設定情報を電子楽器等の電子音楽装置に送信する。そして、このスレーブ・モードの処理の実行後は、この対応処理を終了しメイン処理にリターンする。
【0079】
〔種々の実施態様〕
以上の例では、サーバー装置を介して演奏設定情報を授受するようにしたものについて説明したが、演奏設定情報を授受し合う双方の電子楽器等の電子音楽装置が互いのIPアドレス等を得るなどして、ポイントツゥポイント(PtoP:Point to Point)方式で、直接(サーバー装置を介さず)、データの送受信ができるようにしてもよい。この場合、例えば、上述した実施例のステップP5(図6)におけるホット通信モードの条件設定に、新項目(6),(7),(8)として、直接データ送受信(PtoP)モードや、相手側電子音楽装置(複数可)のID番号、IPアドレスを追加するなどの方法がある。このPtoPの方法をより具体的に説明する。
【0080】
実施例では、スレーブ・モードの場合、発信元のID番号及びIPアドレスをサーバー装置が記憶しているが、直接、データの送受信を行う場合には、スレーブ側の電子楽器が発信元のID番号及びIPアドレスを記憶しておく必要がある。そこで、例えば、実施例のステップP5(図6)の「ホット通信の設定モード」の中で、直接データ送受信(PtoP)のモードを設定し、さらに、相手側ID番号及び相手側IPアドレス等を設定することができるようにする。そして、直接データ送受信(PtoP)のモードが設定されている場合には、サーバー装置ではなく、相手のIPアドレスに基づいて直接相手の電子楽器にアクセスするようにする。
【0081】
この場合、相手側電子音楽装置では、例えば、上述した「ホット通信の設定モード」の中で、アクセス許可する電子音楽装置のIPアドレス及びID番号を設定可能とし、この設定が予め記憶されている電子音楽装置からアクセスがあった場合には、マスター、スレーブのモードに関係なく、記憶している演奏設定情報を読み出して送信するように構成する。
【0082】
また、演奏設定情報を授受し合う双方の電子音楽装置(機器)の通信状態を確立するために、機器認証・利用許可レベル・機器機能整合確認等の機能をシステムに持たせる必要がある。例えば、機器認証については、製品番号に相当する特定の番号列をサーバー装置側で確認し、利用許可レベルでは、ホット通信レベルや、書込みの許可/不許可、利用機器範囲等を決め、機器整合表により現在の相手側機器との機器整合レベルを決定し、その旨をユーザに知らせるようにする。特に、PtoP方式では、各電子音楽装置に同様の機能を設ける必要がある。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、インターネット等の通信ネットワークに接続してデータの送受信を行うことができる電子楽器などの電子音楽装置において、通信ネットワーク上のサーバー装置にアクセスし、自己の電子音楽装置の演奏設定(レジストレーション)情報を自己のID番号と共に送信するようにしているので、サーバー装置に電子音楽装置の演奏設定情報をID番号と共に記憶させて他の電子音楽装置の利用に供することができる。
【0084】
この発明によれば、インターネット等の通信ネットワークに接続してデータの送受信を行うことができる電子楽器などの電子音楽装置において、通信ネットワーク上のサーバー装置にアクセスし、自己の電子音楽装置の演奏設定(レジストレーション)情報をサーバー装置に送信したり、サーバー装置から他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得し記憶手段に記憶させて演奏情報及び記憶させた演奏設定情報に基づき楽音信号を発生するようにしているので、自機の演奏設定情報をサーバー装置に記憶させて他の電子音楽装置の利用に供することができ、サーバー装置から他の電子音楽装置の演奏設定情報を必要時に適宜取得し、取得された演奏設定情報に基づいて所望の楽音信号を発生させることができる。つまり、複数の電子音楽装置がサーバー装置の記憶手段を介してレジストレーション情報の送受信を行うようにしているので、演奏設定情報を授受し合う双方の電子音楽装置は、常時、インターネット等の通信ネットワークに接続しておかなくても済むことになり、CPU等の負担も軽くなり、また、各電子音楽装置の設置場所や演奏時間に制約されず、種々の電子音楽装置の演奏設定情報を随時取得し利用することができ、演奏設定情報の利用を促進することができる。
【0085】
この発明によれば、演奏設定情報に従って楽音信号を発生し得る複数の電子音楽装置とインターネット等の通信ネットワークを介して通信可能に接続されるサーバー装置において、電子音楽装置から受信した演奏設定情報を当該電子音楽装置のID番号と共に記憶手段に記憶しておき、或る電子音楽装置からアクセスがあり、指定されたID番号に対応する電子音楽装置の演奏設定情報について取得希望を受けると、取得希望を受けた演奏設定情報を記憶手段から読み出して返信するようにしている。
【0086】
従って、インターネット等の通信ネットワークを介して演奏設定情報を遠隔の電子音楽装置間で授受し合うシステム、すなわち、演奏設定情報を授受し合う双方の電子音楽装置が常時インターネット等の通信ネットワークに接続しておかなくても、サーバー装置の記憶手段を介して複数の電子音楽装置間での演奏設定情報の送受信を確実に行うシステムを円滑に運用することができる。また、他の電子音楽装置が通信ネットワークに繋がり電源が入っていなくても、サーバー装置は、その演奏設定情報を希望する電子音楽装置に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による演奏設定情報の授受が可能なシステムの概略的全体システムブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による電子音楽装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、この発明の一実施例によるサーバー装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、この発明の一実施例におけるサーバー装置記憶手段の記憶内容を表わす図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例における電子音楽装置記憶手段の記憶内容を表わす図である。
【図6】図6は、この発明の一実施例による電子音楽装置のパネルスイッチ処理を表わすフローチャートの一部である。
【図7】図7は、この発明の一実施例による電子音楽装置のパネルスイッチ処理を表わすフローチャートの他部である。
【図8】図8は、この発明の一実施例による電子音楽装置のタイマインタラプト処理1(コンティニュアス・モード処理)を表わすフローチャートである。
【図9】図9は、この発明の一実施例による電子音楽装置のタイマインタラプト処理2(楽音信号発生制御処理)を表わすフローチャートである。
【図10】図10は、この発明の一実施例によるサーバー装置の対応処理を表わすフローチャートの一部である。
【図11】図10は、この発明の一実施例によるサーバー装置の対応処理を表わすフローチャートの他部である。
【符号の説明】
1 電子音楽装置(電子楽器、通信可能な音楽情報端末)、
3 サーバー装置、
SS ホット通信スイッチ、
RS レジストレーションスイッチ。

Claims (13)

  1. 演奏設定情報を記憶する記憶手段と、
    演奏情報及び演奏設定情報に基づき楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、
    通信ネットワークに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段と、
    該インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセス手段と、
    前記記憶手段に記憶された演奏設定情報をこの電子音楽装置のID番号と共に前記サーバー装置に送信するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする演奏設定情報の授受が可能な電子音楽装置。
  2. 演奏設定情報を記憶する記憶手段と、
    演奏情報及び演奏設定情報に基づき楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、
    通信ネットワークに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段と、
    該インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセス手段と、
    前記記憶手段に記憶された自機の演奏設定情報を前記サーバー装置に送信するように制御する第1の制御手段と、
    前記サーバー装置から前記通信ネットワークに接続された他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得すると共に、取得した演奏設定情報を前記記憶手段に記憶させ、演奏情報及び記憶させた演奏設定情報に基づいて前記楽音発生手段に楽音信号を発生させるように制御する第2の制御手段と
    を備えることを特徴とする演奏設定情報の授受が可能な電子音楽装置。
  3. さらに、
    演奏設定情報を取得するための情報取得スイッチ
    を備え、
    この情報取得スイッチの操作に基づいて、前記アクセス手段は前記サーバー装置にアクセスし、第2の制御手段は前記サーバー装置から他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子音楽装置。
  4. さらに、
    演奏設定情報の更新間隔を示す更新時間データを設定する時間設定手段
    を備え、
    第2の制御手段は、設定された更新時間データの間隔で前記サーバー装置から他の電子音楽装置の演奏設定情報を自動的に取得する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の電子音楽装置。
  5. さらに、
    マスター・モード及びスレーブ・モードのうち何れか一方を選択的に設定するモード設定手段
    を備え、
    マスター・モードが設定されている時には、第1の制御手段による制御を実行するようにし、スレーブ・モードが設定されている時には、第2の制御手段による制御を実行するようにした
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の電子音楽装置。
  6. 演奏設定情報に従って楽音信号を発生し得る複数の電子音楽装置に通信ネットワークを介して通信可能に接続されるサーバー装置であって、
    複数の電子音楽装置から受信した演奏設定情報を当該電子音楽装置のID番号と共に記憶する記憶手段と、
    或る電子音楽装置からアクセスがあり、指定されたID番号に対応する電子音楽装置の演奏設定情報について取得希望を受けたことに応じて、取得希望を受けた演奏設定情報を前記記憶手段から読み出して返信する手段と
    を備えることを特徴とする演奏設定情報の授受が可能なサーバー装置。
  7. 演奏設定情報を記憶する記憶手段と、通信ネットワークに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段とを備え、演奏情報及び記憶手段に記憶された演奏設定情報に基づいて楽音信号を発生する電子音楽装置において、
    インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセスステップと、
    記憶手段に記憶された演奏設定情報をこの電子音楽装置のID番号と共に前記サーバー装置に送信する情報送信ステップと
    から成ることを特徴とする演奏設定情報授受方法。
  8. 演奏設定情報を記憶する記憶手段と、通信ネットワークに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段とを備え、演奏情報及び記憶手段に記憶された演奏設定情報に基づいて楽音信号を発生する電子音楽装置において、
    インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセスステップと、
    記憶手段に記憶された自機の演奏設定情報を前記サーバー装置に送信する情報送信ステップと、
    前記サーバー装置から前記通信ネットワークに接続された他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得する情報取得ステップと、
    取得した演奏設定情報を記憶手段に記憶させる情報記憶ステップと
    から成ることを特徴とする演奏設定情報授受方法。
  9. 演奏設定情報に従って楽音信号を発生し得る複数の電子音楽装置に通信ネットワークを介して通信可能に接続され、記憶手段を備えるサーバー装置において、
    通信ネットワークを介して複数の電子音楽装置に接続するステップと、
    これらの電子音楽装置から受信した演奏設定情報を当該電子音楽装置のID番号と共に記憶手段に記憶するステップと、
    或る電子音楽装置からアクセスがあり、指定されたID番号に対応する電子音楽装置の演奏設定情報について取得希望を受けたことに応じて、取得希望を受けた演奏設定情報を前記記憶手段から読み出して返信するステップと
    から成ることを特徴とする演奏設定情報授受方法。
  10. さらに、
    或る電子音楽装置から演奏設定情報の取得先の検索希望を受けたことに応じて、演奏設定情報が利用可能な電子音楽装置の一覧情報を返信するステップと、
    当該電子音楽装置により前記一覧情報から選択された電子音楽装置のID番号に関連して当該電子音楽装置のID番号を前記記憶手段に記憶するステップと、
    当該電子音楽装置から演奏設定情報の取得希望を受けたことに応じて、選択されたID番号に対応する電子音楽装置の演奏設定情報を前記記憶手段から読み出して返信するステップと
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の演奏設定情報授受方法。
  11. 演奏設定情報を記憶する記憶手段と、通信ネットワークに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段とを備え、演奏情報及び記憶手段に記憶された演奏設定情報に基づいて楽音信号を発生する電子音楽装置に対して、
    インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセスステップと、
    記憶手段に記憶された演奏設定情報をこの電子音楽装置のID番号と共に前記サーバー装置に送信する情報送信ステップと
    から成る手順を実行させることを特徴とする演奏設定情報授受プログラム。
  12. 演奏設定情報を記憶する記憶手段と、通信ネットワークに接続してデータ送受信を行うためのインターフェース手段とを備え、演奏情報及び記憶手段に記憶された演奏設定情報に基づいて楽音信号を発生する電子音楽装置に対して、
    インターフェース手段を介して通信ネットワーク上にあるサーバー装置にアクセスするアクセスステップと、
    記憶手段に記憶された自機の演奏設定情報を前記サーバー装置に送信する情報送信ステップと、
    前記サーバー装置から前記通信ネットワークに接続された他の電子音楽装置の演奏設定情報を取得する情報取得ステップと、
    取得した演奏設定情報を記憶手段に記憶させる情報記憶ステップと
    から成る手順を実行させることを特徴とする演奏設定情報授受プログラム。
  13. 演奏設定情報に従って楽音信号を発生し得る複数の電子音楽装置に通信ネットワークを介して通信可能に接続され、記憶手段を備えるサーバー装置に対して、
    通信ネットワークを介して複数の電子音楽装置に接続するステップと、
    これらの電子音楽装置から受信した演奏設定情報を当該電子音楽装置のID番号と共に記憶手段に記憶するステップと、
    或る電子音楽装置からアクセスがあり、指定されたID番号に対応する電子音楽装置の演奏設定情報について取得希望を受けたことに応じて、取得希望を受けた演奏設定情報を前記記憶手段から読み出して返信するステップと
    から成る手順を実行させることを特徴とする演奏設定情報授受プログラム。
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