JP5232063B2 - 案内装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外周に転動体転走面を備える軌道部材と、前記転動体転走面を転動する複数の転動体とを備える案内装置に関する。
特許文献1に示される案内装置は、従来からカムフォロアとして知られる案内装置の一例である。
特許文献1に示すように、カムフォロアは、外周に転動体転走面が形成された円筒軸状のスタッドと、この転動体転走面に配列される複数の転動体を介して回転自在に組み付けられた円管状の外輪とから形成されている。外輪の内周には、転動体が転動する内周転動体転走面が形成され転動体転走面と共に転動体が転動する通路を構成している。また、外輪は、スタッドの一端部に形成された鍔部とスタッドに嵌め込まれた側板によってスタッドの軸方向に保持され、スタッドに対して回転自在に保持されている。
このように形成されたカムフォロアは、外輪が直接相手部品に接触しながら回転運動をして負荷を受けることができるようになっており、カム機構部をはじめ、各種搬送装置、コンベア、製本装置、マシニングセンタの工具交換装置、パレットチェンジャ、自動塗装機、自動倉庫のすべり出しフォーク、自動ドアのガイドなどに広く適用されている。
また、特許文献1に示されているように、スタッドの軸心には、給脂穴が設けられており、該給脂穴は一端がスタッドの外周面に形成された注入口に開放し、他端がスタッドの転動体転走面に形成された給脂口に開放している。このように形成されたカムフォロアは、スタッドの外周面に形成された注入口から潤滑剤を注入し、給脂穴を通って、給脂口から転動体に給脂することができるようになっている。さらに、注入口の位置は、スタッドの外周面の他、給脂穴をスタッドの端面まで延長して加工し、スタッドの端面に開口したものも知られている。
さらに、特許文献2及び3に示されているように、隣り合う転動体の間に潤滑剤含有ポリマからなるセパレータを介在させたり、転動体の転動する通路にプラスチックグリースを充填するなどして直接転動体に給脂するカムフォロアが知られている。
特開平10−196647号公報 特開2000−145791号公報 実開平6−32809号公報
しかしながら、従来のカムフォロアの給脂方法によると、定期的に注入口から潤滑剤を注入するといった、メンテナンスが必要であった。また、隣り合う転動体の間などの小さな空所に潤滑剤含有ポリマからなるセパレータを介在させたり、プラスチックグリースを充填した場合にあっても、一度に充填できる潤滑剤の量が少なく、メンテナンスの頻度は低くなるものの、非常に手間のかかる定期的な給脂作業は依然として必要であるといった問題があった。また、例えば直動ローラ等といったカムフォロア以外の案内装置においても同様の問題があった。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであって、案内装置の軌道部材に給脂手段を内蔵することで、定期的な給脂作業を伴わないメンテナンスフリーな案内装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明に係る案内装置は、外周に転動体転走面を備えると共に相手部品に移動不能に取り付けられる軌道部材と、前記転動体転走面を転動する複数の転動体とを備える案内装置において、前記軌道部材は、前記転動体に給脂する潤滑剤を吸蔵する吸蔵体と一端が前記吸蔵体に接続し、他端が前記転動体と接触する塗布体を含む給脂手段が取り付けられ、前記給脂手段は、前記軌道部材の無負荷領域に配設されるとともに、前記軌道部材の外周形状と略同一に形成されたケーシングを備え、前記ケーシングの外周は、前記転動体転走面の前記無負荷領域として形成されることを特徴とする。
このように形成された本発明に係る案内装置は、軌道部材に給脂手段を備えているので、吸蔵することができる潤滑剤の量を格段に増やすことができ、定期的な給脂作業が不要なメンテナンスフリーを可能とすることができる。
本実施形態に係るカムフォロアの一部断面斜視図である。 本実施形態に係るカムフォロアのスタッドの一部断面図である。 図2におけるA−A断面図である。 本実施形態に係るカムフォロアの給脂手段を示す図である。 第2の実施形態に係る直動ローラの一部断面斜視図である。 図5におけるB−B断面図である。 第2の実施形態に係る直動ローラの軌道台の断面図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、本実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係るカムフォロアの一部断面斜視図であり、図2は、第1の実施形態に係るカムフォロアのスタッドの一部断面図であり、図3は、図2におけるA−A断面図であり、図4は、第1の実施形態に係るカムフォロアの給脂手段を示す図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係るカムフォロア1は、外周に転動体転走面14が形成された軌道部材としてのスタッド10と、前記転動体転走面14を転動する複数の転動体30を介して回転自在に組み付けられた外輪20とを備えている。
スタッド10は、軸線方向の一端にスタッド10の周方向に延びる鍔部13が形成され、他端にねじ溝11が形成されている。本実施形態に係るカムフォロア1は、ねじ溝11によって相手部材に対して締結固定することができるようになっている。なお、カムフォロア1の締結は、スタッド10の鍔部13の略中央に形成された六角穴12に工具を差し込むことによって行うことができる。
また、上述したようにスタッド10の外周面には、転動体転走面14が形成されており、転動体転走面14の無負荷領域には、後述するように凹部15が形成され、該凹部15には、給脂手段40が嵌入され、給脂手段40の外面が転動体転走面41として形成されている。
ここで、転動体転走面14の無負荷領域とは、スタッド10の外周に形成された転動体転走面14のうち、外輪20が相手部品と接触する位置と対向して、外輪20が受ける荷重を直接負荷する負荷領域と反対側に形成された、外輪20が受ける荷重を直接負荷しない領域をいい、図2を参照すると、スタッド10の外周に形成された転動体転走面14の略上半分側の領域をいう。
外輪20は、円筒状に形成されており、内周側に内周転動体転走面21が形成され、スタッド10の外周に形成された転動体転走面14との間に複数の転動体30が配列されてスタッド10に対して回転自在に組み付けられており、外周側の転動面22が相手部品と直接接触して負荷を受けることができるように形成されている。なお、転動面22は、外輪20の円滑な回転運動を妨げないように、角部に面取りが施されている。
また、外輪20は、スタッド10の軸線方向の一端に形成された鍔部13と、スタッド10に嵌め込まれた円板状の側板50とによって軸方向に保持されている。この鍔部13と側板50とによって、外輪20は、スタッド10から脱落することなく回転自在に組み付けられている。なお、側板50は外輪20及び複数の転動体30が脱落しないように配置されれば、円板状に限定されず、例えば略C状に形成してスタッド10に嵌め込んでも構わない。
複数の転動体30は、円筒状のローラによって構成されており、転動体転走面14を転動可能に配列されている。
また、複数の転動体30は、ケージ31によって所定の間隔及び姿勢を保持することができるようになっており、転動体30が互いに接触したり、傾くことによって発生するスキューを防止し、外輪を高速回転させた場合であっても、円滑な回転運動を行うことができるように形成されている。なお、ケージ31は、可撓性のある合成樹脂で形成すると好適である。また、転動体30のスキューが防止できれば、ケージ31は設けなくても構わない。ケージ31を設けずに転動体30をスタッド10の外周に配列すれば、ケージ31を設けた場合と比較して、配列できる転動体30の数量を増加させることができ、一つの転動体30が受ける荷重が小さくなることから、カムフォロア1の定格荷重を大きく設計することができる。
次に、図2から図4を参照して給脂手段40について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る給脂手段40は、スタッド10の転動体転走面14の無負荷領域に形成された凹部15に嵌入され締付ボルト42を締結することで固定されている。
このように、転動体転走面14の無負荷領域に給脂手段40を配置すれば、外輪20の受ける荷重を給脂手段40で受けることなく、スタッド10に給脂手段40を内蔵することができるので、給脂手段40が吸蔵する潤滑剤の量を増やすことができ、転動体転走面14の内、荷重を受けていない領域を有効に活用することができる。
次に給脂手段40の構成について説明する。
図2から図4に示すように、給脂手段40は、スタッド10の外周と略同一の曲率で形成された断面が扇状のケーシング44と、該ケーシング44に内蔵された吸蔵体45と、ケーシング44の下端に形成された塗布体43a、43bと、塗布体43a、43bと吸蔵体45とを接続する供給体46a、46bと、ケーシング44と共に塗布体43a、43bを挟持している底板47とを有している。
このように、スタッド10の外形形状と略同一の曲率でケーシング44を形成したので、ケーシング44の外面を、荷重を受けることによる強度を必要としない無負荷領域での転動体転走面41として用いることができる。
また、ケーシング44には、上述したように、給脂手段40をスタッド10に締結ボルト42によって固定することができるように、締結ボルト42を挿通するためのボルト孔48が形成されている。
なお、ケーシング44及び底板47は、どのような材質で形成されても構わないが、合成樹脂等によって形成すると好適である。このように合成樹脂等によりケーシング44及び底板47を構成すれば、スタッド10に形成した凹部15の形状に合わせた外形を備えるケーシング44及び底板47を容易に製造することができる。
吸蔵体45は、潤滑剤が含浸されてケーシング44内に潤滑剤を吸蔵することができるようになっている。即ち、吸蔵体45は、潤滑剤を多量に吸収保持することができる材質から形成されており、例えば、ポリエステル製フェルトや焼結樹脂等で形成することが好適である。
また、塗布体43a、43bは、帯状に形成されており、一端が供給体46a、46bを介して吸蔵体45に接続され、他端が転動体転走面14に突出して転動体転走面14を転動する転動体30と接触することができるように形成されている。さらに、塗布体43a、43bは、潤滑剤を澱みなく転動体転走面14を転動する転動体30に塗布することができる材質で形成され、例えば、ウール混合ポリエステル製フェルトや焼結樹脂等で形成することが好適である。ここで、塗布体43a、43bが帯状であれば、転動体30がニードルローラである場合に、ローラの長さに合わせて潤滑剤を塗布することができる。
図2及び図3に示すように、塗布体43a、43bは、吸蔵体45を内蔵するケーシング44と、凹部15の底面15aの間に凹部15の底面15aに沿うように互いに平行に配置されている。このように、吸蔵体45の下側に塗布体43a、43bを配置したので、吸蔵体45に含浸された潤滑剤は、重力の作用により無理なく吸蔵体45から塗布体43a、43bに供給されることとなり、吸蔵体45に含浸された潤滑剤を残らずに消費することができ、吸蔵体45から転動体30に直接潤滑剤を供給することができる。
また、図3に示すように、塗布体43a、43bは、スタッド10の軸断面の垂直方向Sに対して対称に配置されているので、外輪20が順方向及び、逆方向のいずれに回転した場合であっても転動体30が負荷領域に入る直前に効率よく潤滑剤を給脂することができる。
さらに、図4に示すように、底板47は、ケーシング44の下端と共働して塗布体43a、43bを保持することができるように形成されている。このように給脂手段40は、底板47によって、ケーシング44の下端に配置された塗布体43a、43bを挟持しているので、給脂手段40をユニット化して製造することができ、カムフォロア1を容易に製造することができる。
このように、第1の実施形態に係るカムフォロア1は、樹脂成形などにより形成されたケーシング44に吸蔵体45及び塗布体43a、43bなどの構成部品を組付け、塗布体43a、43bを底板47で挟持して給脂手段40を一つのユニットとして組み立て、スタッド10に形成された凹部15にユニット化して製造された給脂手段40を組込み、締付ねじ42で給脂手段40をスタッド10に固定した後、転動体転走面14、41にケージ31に保持された複数の転動体30を配列し、外輪20の一方の側面が鍔部13に当接するまで外輪20の内周にスタッド10を嵌入し、外輪20の他方の側面側に側板50を嵌め込むことにより組み立てることができるようになっている。
このように第1の実施形態に係るカムフォロア1は、スタッド10の無負荷領域に給脂手段40を内蔵しているので、カムフォロア1の定格荷重及び外形寸法を変更することなく、定期的なメンテナンスを不要としたメンテナンスフリーのカムフォロアを提供することができる。
[第2の実施形態]
以上説明した第1の実施形態に係るカムフォロア1では、転動体30がスタッド10と外輪20の間に配列され、相手部品が外輪20と直接接触することで荷重を負荷する案内装置について説明した。次に説明する第2の実施形態に係る直動ローラ100は、第1の実施形態とは異なる形態を有する案内装置の実施例について説明を行うものである。なお、上述した第1の実施形態の場合と同一又は類似する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図5は、第2の実施形態に係る直動ローラの一部断面斜視図であり、図6は、図5におけるB−B断面図であり、図7は、第2の実施形態に係る直動ローラの軌道台の断面図である。
図5に示すように、第2の実施形態に係る直動ローラ100は、平板状に形成され、長手方向の両端部に円弧部111が形成された軌道部材としての軌道台110と、この軌道台110の外周面に形成された転動体転走面114、141を転動する複数の転動体130とを備えている。
転動体転走面114、141は、軌道台110に形成された円弧部111によって連続的に接続されており、軌道台110の長手方向に沿って無限循環路を形成している。複数の転動体130は、該無限循環路を転動することで、相手部品からの負荷を直接受けている。また、複数の転動体130は、軌道台110に取着されたリテーナ60によって転動体転走面114、141に沿って転動できるように保持されている。
また、複数の転動体130は、その略中央部に凹所131が形成された円筒状のローラによって構成されており、転動体転走面114、141を転動可能に配列されている。
図6に示すように、リテーナ60は、複数の転動体130の側面を保持するように形成されており、無負荷領域(図6における右側の領域)では、複数の転動体130は外部に露出しないようにリテーナ60によって覆われている。また、負荷領域(図6における左側の領域)では、複数の転動体130は外部に露出しており、この露出した転動体130が直接相手部品と接触して負荷を受けることができるようになっている。
また、負荷領域の転動体転走面114には、転動体130の転走の方向に沿ってセンターガイド112が突出して形成されており、該センターガイド112が転動体130の略中央に形成された凹所131に係合している。このように、転動体130に形成された凹所131が転動体転走面114に形成されたセンターガイド112に係合しているので、ローラが転動方向に対して傾いてしまうことによるスキューを防止することができ、円滑な転動体130の転動を実現することができる。
さらに、負荷領域の転動体130は、リテーナ60に形成されたリテーナガイド61によって保持されている。リテーナガイド61は、上述したセンターガイド112と対向して延設されており、センターガイド112と同様に転動体130の凹所131に係合している。このように、リテーナガイド61が凹所131に係合しているので、転動体130は軌道台110から脱落しないようになっている。即ち、負荷域において、転動体130は、転動体130の凹所131がリテーナガイド61及びセンターガイド112に挟持されている。
図6及び図7に示すように、軌道台110の無負荷領域には、給脂手段140が嵌入されており、給脂手段140の外面が転動体転走面141として形成されている。
図7に示すように、軌道台110は、半楕円形状に形成された金属製の軌道台本体110aに軌道台本体110aと略同形状の半楕円形状に形成された給脂手段140が締結ボルト42を介して取付られている。
給脂手段140は、軌道台本体110aの外周と略同一の形状に形成されたケーシング144と、該ケーシング144に内蔵された吸蔵体145と、該ケーシング144と軌道体本体110aに挟持された塗布体143a、143bと、塗布体143a、143bと吸蔵体145とを接続する供給体146a、146bとを有している。
このように、軌道台本体110aの外周と略同一の形状にケーシング144を形成したので、ケーシング144の外面を、荷重を受けることによる強度を必要としない無負荷領域での転動体転走面141として用いることができる。このケーシング144は、どのような材質で形成しても構わないが、合成樹脂等によって形成すると好適である。このように合成樹脂等でケーシング144を形成すれば、軌道台110aの外周形状に合わせた外形を備えるケーシング144を容易に製造することができる。
また、塗布体143a、143bは、軌道台本体110aの垂直方向S´に対して左右対称に配置されており、転動体130が順方向及び、逆方向のいずれに回転して荷重を負荷した場合であっても転動体130が負荷領域に入る直前に効率よく潤滑剤を給脂することができるようになっている。
その他、吸蔵体145、塗布体143a、143b及び供給体146a146bの基本的な構成は上述した第1の実施形態で説明した給脂手段40の場合と同様であるので、その説明を省略する。
このように、第2の実施形態に係る直動ローラ100は、軌道台110の無負荷領域に給脂手段140を内蔵しているので、直動ローラ100の定格荷重及び外形寸法を変更することなく、定期的なメンテナンスを不要としたメンテナンスフリーのカムフォロアを提供することができる。
また、第1の実施形態に係るカムフォロア1及び第2の実施形態に係る直動ローラ100においては、吸蔵体45,145と塗布体43a、43b、143a、143bとを供給体46a、46b、146a、146bを介して接続した場合について説明したが、吸蔵体45と塗布体43a、43b、143a、143bとを直接接続して供給体46a、46b、146a、146bを省略しても構わない。
さらに、第1の実施形態に係るカムフォロア1においては、スタッド10の凹部15の底面15aを平面に形成し、該底面15aに沿うように塗布体43a、43bを夫々配置した場合について説明したが、塗布体43a、43bはスタッド10の軸断面の垂直方向Sに対して対称に配置されれば、互いに所定の角度をもって配置しても構わない。また、塗布体43a、43b、143a、143bは帯状に限定されることはなく、吸蔵体45から転動体30に潤滑剤を塗布することができれば、塗布体43a、43b、143a、143bの配置や転動体30の形状に合わせて適宜変更できる。
またさらに、第1の実施形態に係るカムフォロア1及び第2の実施形態に係る直動ローラ100の回転方向が一方向に限定されるのであれば、塗布体43a、43b、143a、143bは2箇所に配置する必要はなく、回転方向に応じて適宜1箇所のみに配置しても構わない。さらに、給脂量を増やすことを目的として、塗布体43a、43b143a、143bを3箇所以上配置しても構わない。また、潤滑剤を消費した吸蔵体45に潤滑剤を供給するために、スタッド10、軌道台110の外周に形成した注入口からスタッド10、軌道台110内部に設けた給脂穴を通して行っても良い。また、給脂手段を確実に無負荷領域に配置することができるようにスタッド10の鍔側面にマークを表示させても構わない。
また、第1の実施形態に係るカムフォロア1においては、スタッド10を円柱状に形成し、スタッド10の外周に転動体転走面14を形成した場合について説明したが、スタッド10は、外周に転動体転走面を形成した円筒状の内輪と、この内輪に嵌挿された軸とから形成しても構わない。このようにスタッド10を複数の部品で構成すれば、従来から知られているローラフォロアにも給脂手段を適用することができる。
さらに、給脂手段40、140は上述した実施形態に限られず、例えば、上述したケーシング44、144自体を含油プラスチックによって形成しても構わない。またさらに、第2の実施形態に係る直動ローラ100においては、無負荷領域のリテーナ60の転動体130と対向する内面に含油プラスチックを取り付けても構わない。
さらに、断面矩形状の軌道レールに転動体を介して移動ブロックを軌道レールの長手方向に沿って摺動可能に係合した直線運動案内装置の移動ブロックの無負荷領域に、上述した給脂手段を適用することもできる。なお、給脂手段40の固定手段は締結ボルト42に限定されるものではない。さらに、第2の実施形態に係る直動ローラ100においては、転動体130の凹所131やセンターガイド112を省略することもできる。
その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 カムフォロア、 10 スタッド、 11 ねじ溝、 12 締付穴、 13 鍔部、 14、41、114、141 転動体転走面、 15 凹部、 15a 底面、 20 外輪、 21 内周転動体転走面、 22 転動面、 30、130 転動体、 31 ケージ、 40、140 給脂手段、 42 締付ボルト、 43a、43b、143a、143b 塗布体、 44、144 ケーシング、 45、145 吸蔵体、 46a、46b、146a、146b 供給体、 47 底板、 48 ボルト孔、 50 側板、 60 リテーナ、 61 リテーナガイド、 100 直動ローラ、 110 軌道台。

Claims (6)

  1. 外周に転動体転走面を備えると共に相手部品に移動不能に取り付けられる軌道部材と、
    前記転動体転走面を転動する複数の転動体とを備える案内装置において、
    前記軌道部材は、前記転動体に給脂する潤滑剤を吸蔵する吸蔵体と一端が前記吸蔵体に接続し、他端が前記転動体と接触する塗布体を含む給脂手段が取り付けられ、
    前記給脂手段は、前記軌道部材の無負荷領域に配設されるとともに、前記軌道部材の外周形状と略同一に形成されたケーシングを備え、
    前記ケーシングの外周は、前記転動体転走面の前記無負荷領域として形成されることを特徴とする案内装置。
  2. 請求項1に記載の案内装置において、
    前記軌道部材は、円柱状に形成され、
    前記案内装置は、前記軌道部材に回転自在に組み付けられ、内周に前記転動体転走面と対向する内周転動体転走面が形成される外輪を備え、
    前記複数の転動体が、前記転動体転走面と前記内周転動体転走面との間に介在し、
    前記給脂手段は、前記軸部材の外形形状と略同一の曲率の半円形状に形成されることを特徴とする案内装置。
  3. 請求項1に記載の案内装置において、
    前記軌道部材は、外周に前記転動体転走面を備える筒状の内輪と、前記内輪に嵌挿される軸とを備えることを特徴とする案内装置。
  4. 請求項1に記載の案内装置において、
    前記軌道部材は、略平板形状に形成されるとともに、長手方向の端面に円弧部が形成され、
    前記円弧部と前記転動体転走面とが連続して前記複数の転動体の無限循環路を形成していることを特徴とする案内装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の案内装置において、
    前記塗布体は、前記軌道部材の軸を通り軸に平行な所定の面に対して対称に配置されていることを特徴とする案内装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の案内装置において、
    前記塗布体は、前記吸蔵体と前記軌道部材の間に配設されることを特徴とする案内装置。
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