JP5229186B2 - 機器用コネクタ - Google Patents
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Description
以上のことから、金属製の補強板がインサート成形された合成樹脂製のコネクタの実用化は、大形のタイプでは困難と考えられていた。
前記樹脂進入孔を、前記補強板のうち両面側が前記合成樹脂により覆われる部分に形成する。このような構成によると、樹脂進入孔に対して両面側から合成樹脂が進入することになり、両面側において合成樹脂のずれを一層抑制することができる。
前記樹脂進入孔を、前記補強板の周縁寄りに形成することが望ましい。合成樹脂の収縮作用によって補強板を覆う合成樹脂が周囲から引っ張られる影響は中央部と比べて端面部の方が大きくなる傾向にあるが、このような構成によると、中央部に比べて合成樹脂の密着する位置が端面部に近い周縁寄りとなるため、樹脂進入孔に進入した合成樹脂が効果的に作用し、クラックの発生を一層効果的に防ぐことができる。
このような構成によると、合成樹脂の密着する場所が補強板の周縁端面部を取り囲む状態となるため、樹脂進入孔に進入した樹脂によるクラック防止効果がより効果的に発現される。
前記補強板の両面側にその両面を覆う合成樹脂が入り込むアンカー溝を設けてもよい。このような構成にすると、補強板を覆う合成樹脂が密着することのできる溝が増し、より収縮の偏りを防ぎ、合成樹脂のクラックの発生をより確実に防ぐことができる。
前記アンカー溝は網目状に形成すると、クラック防止により効果的である。
前記取付部は、前記補強板の外周部に突出すると共に前記合成樹脂から露出する取付片に形成したボルト挿通孔により構成してもよい。このような構成にすると、端子金具を挿通させる開口部を大きくすることで端子金具間のスペースを大きくしたり、端子金具の位置を容易に変更することができる。
本発明の実施形態1を図1乃至図7によって説明する。
この実施形態1では機器のケースに設けられたコネクタ取付部(図示せず)に取り付けられる機器用コネクタを例示している。尚、以下の機器用コネクタにおいて相手方コネクタ側を前方、機器のケースに設けられたコネクタ取付部側を後方として説明する。
補強板30は図7に示すように、プレスによって打ち抜き形成した台形板状をなし、端子金具15を挿通する開口部31と嵌合検知端子挿通用の補助開口部32が形成されている。開口部31は長手方向に延びる略長方形状をなし、補強板30の略中央部に位置している。補助開口部32は開口部31に隣接し補強板30の長手方向短辺側の位置に開口部31の約1/3幅の大きさの略長方形状に設定されている。
機器用コネクタ内に保持されている端子金具15はこの開口部31を抜けてハウジング本体10と機器側ハウジング部12との間を連絡している。
ハウジング本体10と機器側ハウジング部12とを連絡する端子金具15はハウジング本体10と機器側ハウジング部12との位置関係から機器側ハウジング部12内において屈曲した状態で保持されている。
位置決めピン30Aはフランジ部11の両端部の二箇所から後方向に向かってやや細くなった円柱状をなした状態に形成されている。補助ハウジング17はフランジ部11を介して前方向にも延びており、補助ハウジング17内にはフランジ部11の補助開口部32を貫通する嵌合検知用端子17Aが保持されている。
フランジ部11にはその外周部のほぼ四隅の位置にフランジ部11の内部に位置する補強板30から延びてフランジ部11を形成する合成樹脂から露出しボルト挿通孔37Aが設けられた取付片37が形成されている。
機器用コネクタを構成する補強板30の開口部内及び両面側に位置する合成樹脂はインサート成形時の冷却による固化の際に熱膨張率の関係から金属製の補強板30に比べて収縮量が大きい。また、開口部31は3本の端子金具15を横に並べているために横長であり、開口部31内に位置する合成樹脂は横方向において収縮量が大きい。
次に、本発明の実施形態2を図8乃至図11によって説明する。
実施形態2の機器用コネクタは、実施形態1と同様、機器のケースに設けられたコネクタ取付部(図示せず)に取り付けられ、図8乃至図10に示すように、フランジ部11の形状が略長方形をなし、機器側ハウジング部12がハウジング本体10の真後ろに形成されている。また、ハウジング本体10は嵌合部13と作業孔14との位置が入れ替わった状態に構成され、その内部に位置する端子金具15は前方に真っ直ぐ伸びた状態に保持されている。
また、フランジ部11を介して前後方向に延びる補助ハウジング17はフランジ部11の前方側の面と後方側の面とでやや横方向ずれて形成され、補助ハウジング17に保持されている嵌合検知用端子17Aもそれに合わせて補助ハウジング17内で屈曲されている。
次に、本発明の実施形態3を図12によって説明する。
実施形態3は実施形態2の機器用コネクタにインサート成形される金属製の補強板30と同様の形状をなし、補強板30を貫通する樹脂進入孔34が開口部31及び補助開口部32の周縁部に沿った部分にのみ集中して形成されている。その他は、実施形態2の補強板30と同様である。
次に、本発明の実施形態4を図13によって説明する。
実施形態4は実施形態2の機器用コネクタにインサート成形される金属製の補強板30と同様の形状をなし、補強板30を貫通する樹脂進入孔34が補強板30の周縁部以外の複数箇所に形成されている。その他は、実施形態2の補強板30と同様である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)本実施形態では、端子金具15はボルトによる接続する構成としたが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば電線側コネクタに装着された雌型端子金具と嵌合される雄型端子金具で構成されてもよい。
(3)本実施形態では、補強板30の両面側に網目状のアンカー溝33を形成する構成としたが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば、補強板30の両面側にストライプ状や破線状のアンカー溝を形成する構成としてもよく、アンカー溝を形成しない構成としてもよい。
(5)本実施形態では、樹脂進入孔34は補強板30を貫通する孔として構成したが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば、補強板30の表面が窪んだ状態の孔として形成してもよい。
11:フランジ部
12:機器側ハウジング部
30:補強板
31:開口部
33:アンカー溝
34:樹脂進入孔
35:第一突出部
36:第二突出部
37:取付片
37A:ボルト挿通孔(取付部)
38:第三突出部
Claims (7)
- 機器のケースに設けられたコネクタ取付部に取り付けられる機器用コネクタにおいて、
前記コネクタ取付部に固定するための取付部及び端子金具挿通用の開口部を有する金属製の補強板と、前記開口部内及び前記補強板の両面側に位置するように合成樹脂をインサート成形してなるコネクタハウジングと、前記開口部を貫通した状態で前記コネクタハウジングに保持された端子金具とを備え、
前記開口部の内周縁部には前記開口部内に盛り上がる形状を成す突出部が形成され、前記補強板のうち前記合成樹脂により覆われる部分には前記合成樹脂が進入する樹脂進入孔が形成されていることを特徴とする機器用コネクタ。 - 前記樹脂進入孔は、前記補強板のうち両面側が前記合成樹脂により覆われる部分に形成されていることを特徴とする請求項1記載の機器用コネクタ。
- 前記樹脂進入孔は、前記補強板の周縁寄りに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の機器用コネクタ。
- 前記樹脂進入孔は、前記補強板の周縁部に沿って点在するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の機器用コネクタ。
- 前記補強板の両面側にはその両面を覆う合成樹脂が入り込むアンカー溝が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の機器用コネクタ。
- 前記アンカー溝は網目状に形成されていることを特徴とする請求項5記載の機器用コネクタ。
- 前記取付部は、前記補強板の外周部に突出すると共に前記合成樹脂から露出する取付片に形成したボルト挿通孔であることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の機器用コネクタ。
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