JP5224442B2 - 非接触電力伝送装置 - Google Patents

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本発明は、非接触電力伝送装置に関し、詳しくは、携帯電子機器、携帯電気機器、及び電子装置に用いられる非接触電力伝送装置に関する。
近年、電源から電子機器へ非接触で電力を伝送する方法に一つとして、相対させたコイル間の電磁誘導作用を利用することによって、非接触で電力を伝送するシステム、コードレスパワーステーション(Cordless Power Station)又はコンタクトレスパワーステーション(Contactless Power Station)である略称をCLPSと称する方式が提案されている。
このような非接触電力伝送システムの送電側励磁機器の構成を検討したものとして非特許文献1及び2に記載されたものがある。
非特許文献1に開示された非接触電力伝送において、構成法の相異による得失、コンデンサ挿入による特性改善、伝送電力量及び伝送効率改善に与えるフェライトの効果、1次側−2次側の位置ずれによる伝送特性の改善について検討を行ったものである。
具体的には、1次側−2次側ともにドーナッツ状の空心コイルを配置し、隣接するコイルの磁束の向きが、逆になる接続方法を用いて行っている。その理由は、隣接するコイルの磁束の向きが、逆になる接続方法の方が、発生する磁束が全て同じ方向になる接続方法よりも、互いに磁束を強め合い、また外部へのもれ磁束が少ないという利点を有するからである。
非特許文献1では、1次側、2次側ともに、空心コイル数を増加させると、最大伝送電力P2max及び最大伝送効率ηmaxは、ともに増加すること及び円板状のフェライトコアを用いた場合には、さらに、伝送電力の増加が測れ、伝送効率の向上が図れることが開示されている。
さらに、非特許文献1では、2次コイルと負荷抵抗との間に、2次コイルの自己インダクタンスとの共振条件から求めた容量を有するコンデンサを直列に挿入すると損失が減少し、伝送効率が約1割向上することが述べられている。
また、非特許文献1では、フェライトコアへの形状、種類への損失量及び伝送効率の依存性は、フェライトコアの厚さには、依存せず、フェライトの種類にも依存しないので、システムの薄型化には、フェライトコアは薄型の方が有利であることが示されている。さらに、非特許文献1において、面に対して垂直な磁束成分のみを利用するようなコイル形状の場合には、中心軸を一致させた方が良いことが判明している。
しかしながら、非特許文献1に開示された非接触電力伝送装置では、1次側及び2次側のコイルは同一寸法のもので構成しているので、位置ズレによる変化が大きく、広範囲な面での任意の伝送には不都合となる欠点を有した。
また、非特許文献2に開示された非接触電力伝送システムは、受電側に1つのスパイラルコイルを配し、送電側に複数の並列したスパイラルコイルを配置し、夫々のスパイラルコイルの対向面と反対側にそれぞれ磁性体薄板又はシートを配置した構成である。このような構成の非特許文献2による非接触電力伝送システムにおいて、受電側においては、内径、外径比(D/D)が0.65のとき最大伝送電力約70W、コイル間効率約65%が得られている。また、伝送特性に、結合係数kが大きく関与しており、D/D=0.65は中央に位置する送電コイルと受電コイルとの相互インダクタンスMcと外側に位置するに送電コイルと受電コイルとの相互インダクタンスM0とほぼ等しくなる点で伝送特性が向上することが示されている。
また、非特許文献2においては、図9に示すように、非接触電力伝送装置50は、相対する1次側、2次側コイル1,2間の電磁誘導を用い、空隙3を介して1次側コイル1から2次側コイル2に非接触にて電力を伝送する。1次側コイル1に複数の平面巻線型コイル1a,1b,・・・,1i、2次側コイル2に1個以上の平面巻線型コイル2aを備えている。1次コイル1の背面(外側面)には、軟磁性材の板またはシート4が貼り付けられている。また、2次コイル側2の背面(外側面)にも同様の軟磁性材の板またはシート4を貼り付けることも出来る。
このような非特許文献2の非接触電力伝送装置50においては、受電コイル側に並列にコイルの誘導性リアクタンスを打ち消すようにコンデンサC2を負荷に並列に挿入すると、より効率の改善が見られること及び受電コイルの裏側の磁性体の形状を漏れをさらに防ぐ形状とすることで、伝送効率の変動幅を改善することができることが示されている。
しかしながら、非特許文献2に開示された非接触電力伝送装置50では、1次側コイルは平面に配列し、隣接するコイルによる伝送の面内には伝送不能な死点が存在する。そのため、2次側コイルは1次側コイルよりも大きくする必要がある。そのため、2次側の小型化には不都合な構成となる。
村上 純一、松木 英敏、菊地 新喜:「フェライトを用いたコードレスパワーステーションによる非接触電力伝送特性」、電気学会研究資料、マグネティックス研究会、MAG−93−138、第63−70頁、1993年8月2日社団法人電気学会発行 畠中 紘一、佐藤 文博、松木 英敏、菊地 新喜、村上 純一、川瀬 誠、佐藤 忠邦:「位置決め不要な非接触電力伝送システムの送電側励磁構成に関する検討」、日本応用磁気学会誌、26巻、第580−584頁(2002年)
したがって、非特許文献1および2に開示された非接触電力伝送システムにおいて、結合係数を低減し、伝送不能な点を縮小、低減し、また、調節すること及び隣接するコイル間の励磁電流の位相差を調整したり、周波数調整により、磁界のうなりを形成することで、広い範囲で高い出力と安定した電力伝送ができるようにさらに、改善する必要があった。
そこで、本発明の技術的課題は、1次側コイル間の相互作用を低減(結合係数の低減)し、伝送不能な死点を縮小、低減する。そのため、広い範囲での安定した電力伝送が実現できる非接触電力伝送装置を提供することにある。
また、本発明の技術的課題は、隣接するコイル間の結合係数を調節することにより、広い範囲で高い出力と安定した電力伝送が実現できる非接触電力伝送装置を提供することにある。
また、本発明の技術的課題は、隣接する1次側コイルの励磁電流の位相差を調節することで、移動磁界を形成し、広い範囲で高い出力と安定した電力伝送が実現できる非接触電力伝送装置を提供することにある。
さらに、本発明の技術的課題は、隣接する1次側コイルの励磁周波数を異ならせることにより、磁界のうなりを形成し、広い範囲で高い出力と安定した電力伝送が実現できる非接触電力伝送装置を提供することにある。
本発明によれば、相対するコイル間の電磁誘導を用い、空隙を介して1次側コイルから2次側コイルに非接触にて電力を伝送する電力伝送装置に於いて、前記1次側コイル複数の同形状の平面型コイル、前記2次側コイルを1以上の平面型コイルで夫々構成し、前記2次側コイルの外径を、前記1次側コイルの内径よりも小に形成し、前記1次側平面型コイルの外径をD、内径をDとし、隣接する二つの前記1次側平面型コイル間の中心間距離をXとした場合、(D−D)÷2≦X<Dとなるようなコイル配置としたことを特徴とする非接触電力伝送装置が得られる。

また、本発明によれば、前記非接触電力伝送装置において、複数の1次側平面型コイルを並べる構成に於いて、隣接するコイル間で発生する磁束の向きが並行若しくは反並行となるコイル配置とすることを特徴とする非接触電力伝送装置が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一つの非接触電力伝送装置において、対向する1次側平面型コイルと2次側平面型コイルの何れか一方、または双方の外側部に、軟磁性材料を貼付配置することを特徴とする非接触電力伝送装置が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一つの非接触電力伝送装置において、1次側コイルと2次側コイルとの間の磁気結合係数が0.05〜0.95となるようなコイル配置とすることを特徴とする非接触電力伝送装置が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一つの非接触電力伝送装置に於いて、隣接する二つの1次側コイル間に流れる励磁電流の位相差を30°〜150°とすることを特徴とする非接触電力伝送装置が得られる。
本発明によれば、1次側コイルの配列を重ね合わせることにより、1次側コイル間の相互作用を低減(結合係数の低減)し、伝送不能な死点を縮小、低減する。そのため、広い範囲での安定した電力伝送が実現できる。本発明は隣接するコイル間の磁気結合係数を0.5以下となるように重複することにより、広い範囲で高い出力と安定した電力伝送が実現できる。
また、本発明によれば、隣接する1次側コイルの励磁電流の位相差を30〜150°とすることで、移動磁界を形成し、広い範囲で高い出力と安定した電力伝送が実現できる。
さらに、本発明によれば、隣接する1次側コイルの励磁周波数を0.01〜10%の範囲で異ならせることにより、磁界のうなりを形成し、広い範囲で高い出力と安定した電力伝送が実現できる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の非接触電力伝送装置は、相対するコイル間の電磁誘導を用い、空隙を介して1次側コイルから2次側コイルに非接触にて電力を伝送する。この電力伝送装置において、1次側を複数の平面型コイル、2次側を一以上の平面型コイルで構成するものである。平面型コイルは、平面型であれば、円形に限らず、多角形であっても良いが、平面型巻線コイルであることが好ましい。
本発明の非接触電力伝送装置において、複数の1次側平面型コイルを並べる構成において、コイル配置は、隣接する平面型コイル間で発生する磁束の向きが並行若しくは反並行とすることが好ましい。
また、本発明の前記いずれか一つの非接触電力伝送装置において、対向する1次側平面型コイルと2次側平面型コイルの何れか一方、または双方の外側部に、軟磁性材料を貼付配置することで、発生磁界の収束効果によって、1次側コイル1と2次側コイル2の磁気結合を向上し、出力の向上に寄与するものである。
また、本発明の前記いずれか一つの非接触電力伝送装置において、1次側コイルと2次側コイルとの間の磁気結合係数が0.05〜0.95となるようなコイル配置とすることで、コイル間の位置ズレによる出力の変動を抑え、広い範囲での安定した電力伝送が実現できる。
また、本発明の前記いずれか一つの非接触電力伝送装置において、構成する1次側平面型コイルの外径をD、内径をDとし、隣接する二つの1次側平面巻線コイル間の中心間距離をXとした場合、(D−D)÷2≦X<Dとなるコイル配置とすることで、同様にコイル間の位置ズレによる出力の変動を抑え、広い範囲での安定した電力伝送が実現できる。
また、本発明の前記いずれか一つの非接触電力伝送装置において、隣接する二つの1次側コイル間に流れる励磁電流の位相差を30°〜150°とすることで、移動磁界を形成し、広い範囲で高い出力と安定した電力伝送が実現できる。
また、本発明の前記いずれか一つの非接触電力伝送装置において、1次側の隣接するコイルを異なる周波数で励磁し、一方のコイルの励磁周波数をfとし他方をfiとし、その周波数差を△f=|fi−f|とし、その比△f/fを0.01%〜10%の範囲とする。隣接する1次側コイルの励磁周波数を0.01〜10%の範囲で異ならせることにより、磁界のうなりを形成し、広い範囲で高い出力と安定した電力伝送が実現できる。
尚、本実施例では、2次側コイルを1ヶ、1次側コイルを2ヶで実施しているが、本発明は、これらを面方向にも拡張する構成にできるものであって、2次側コイルは1ヶ以上、1次側コイルは複数での構成となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら、説明する。
(実施例1)
本発明の実施例1では、非接触電力伝送装置の基本構成について説明する。
図1は、本発明の実施例1による非接触電力伝送装置のコイルの配置の一例を主に示す斜視図である。
図1(a)に示すように、非接触電力伝送装置10は、相対する1次側、2次側コイル1,2間の電磁誘導を用い、空隙3を介して1次側コイル1から2次側コイル2に非接触にて電力を伝送する。1次側コイル1に複数の平面巻線型コイル1a,1b,・・・,1f、2次側コイル2に1個以上の平面巻線型コイル2aを備えている。1次コイル1の背面(外側面)には、軟磁性材の板またはシート4が貼り付けられている。また、2次コイル側2の背面(外側面)にも同様の軟磁性材の板またはシート4を貼り付けることも出来る。また、上記例においては、1次側コイルおよび2次側コイルの形状を平面巻線型コイルとしたが、円形の平面コイルに限定されるものでなく、多角形コイルであれば本発明の効果が得られることは勿論である。
また、上記例においては、対向するコイル背面へ軟磁性材からなる板またはシート4を配置しているが、この磁性材は、発生磁界を収束させる効果があり、1次側コイル1と2次側コイル2の磁気結合を向上し、出力の向上に寄与するものである。
図1に示す非接触電力伝送装置10は、1次側コイル1に複数の平面巻線型コイル1a,1b,・・・,1f、2次側コイル2に1個以上の平面巻線型コイル2bを備えている。そして、この2次側コイル2の外径(2次側コイル外径)は1次側コイル1の外径(1次側コイル外径)よりも小さい。この非接触電力伝送装置10は、図9に示す従来技術による非接触電力伝送装置50とは、1次側コイル1の平面巻線型コイル1a,1b,・・・,1fの個数が異なり、2次側コイルの平面巻線型コイル2aの2次側コイル外径は1次側コイル外径より大きく形成されている。
(実施例2)
本発明の実施例2では、非接触電力伝送装置の1次側コイルの発生する磁束の向きについて説明する。
図2(a)及び図2(b)は図1に示す非接触電力伝送装置10を適用した例を示し、図2(a)は、図1に示された1次側、2次側コイルの配置において、隣接する1次側コイルで発生する磁束の向きが並行、図2(b)は隣接する1次側コイルで発生する磁束の向きが反並行の場合を示している。
図2(a)に示すように、非接触電力伝送装置10において、複数の1次側平面巻線型コイル1a,1bを並べる構成に於いて、隣接するコイル1a,1bで発生する磁束の向きが並行となる構成である。
また、図2(b)に示すように、非接触電力伝送装置10において、複数の1次側平面巻線型コイル1a,1bを並べる構成に於いて、隣接するコイル1a,1b間で発生する磁束の向きが反並行となる構成である。
(実施例3)
本発明の実施例3では、軟磁性材を配置したときの非接触電力伝送装置の具体的特性の測定について説明する。
図3は図1及び図2(a)、図2(b)の非接触電力伝送装置の具体的特性の測定例を示している。
図3(a)は軟磁性部材4をそれぞれに配置した時の1次コイルL1の中心からの位置ずれXにおける結合係数特性を示している。図3(b)は、軟磁性部材4をそれぞれに配置した時の1次コイルL1の2次コイルL2の中心からの位置ずれ量(X)で位置ずれした状態を示す斜視図である。
図3(b)に示すように、コイル形状は外径84[mm]、内径40[mm]の1次コイル1と外径30[mm]、内径15[mm]の2次コイル2を用いた。測定方法はコイル間gap1[mm]、周波数120[kHz]、定電流50[mA]と設定しLCRメータよりインダクタンスを測定後、磁気結合係数を算出した。
測定は、空心時、軟磁性材料4を対向するコイル背面に配置し、1次側のみ、2次側のみ、両方、配置なしの4パターンである。軟磁性材料4にはMnZnフェライト板をコイル面よりやや大きめに配置している。
コイル中心軸合致時から面方向に移動して、1次コイル1と2次コイル2との間の結合係数kを測定した。
図3(a)の結果から軟磁性部材4の配置において、対向するコイルの背面に磁性体板またはシートを配置することにより、広い範囲で磁気結合係数特性kが向上し、より広い範囲で高い出力が向上することが分かる。
(実施例4)
次に、本発明の非接触電力伝送装置の1次側コイル1と2次側コイル2との間の磁気結合係数kを低減したことについて説明する。
外径600[mm]、内径300[mm]の平面巻線型コイル2枚をコイル間ギャップ0[mm]にて向かい合わせたとき、磁気結合係数kは0.96となる。
これより小さなコイルを用いた場合または、2つのコイルに大きさの差がある場合、またコイルの中心同士がずれた場合は磁気結合係数kの値は更に減少する。
このような低結合状態のコイルにおいて具体的に非接触電力伝送を行い、外径84[mm]、内径40[mm]の1次コイルと外径30[mm]、内径15[mm]の2次コイルを用いて、磁気結合係数が0.05となる状況下で15V入力のとき2V出力を得、非接触電力伝送が可能であることを確認した。
ただし、磁気結合係数kが0.05より低いときコイル間伝送効率は非常に悪いため,有用な非接触伝送はほぼ行えなくなった。
尚、対向する1次側、及び2次側コイル1の背面に磁性体4を配置し、コイル間ギャップを0mmとした場合、磁気結合係数は0.98以上となるが、コイル間の位置ズレXによる出力の変動が顕著となり、有用な状態とは云えない。
したがって、1次側、2次側コイル1,2間の磁気結合係数kは0.05〜0.95が好ましいと云える。
即ち、本発明による非接触電力伝送装置10において、1次側コイル1と2次側コイル2との間の磁気結合係数が0.05〜0.95となるようなコイル配置としている。このように磁気結合係数が0.05〜0.95の範囲のものは、従来のトランスとは異なっている。すなわち、従来のトランスは、出力を重視するため、整磁鋼やフェライトで閉磁路鉄心を構成し、1次側巻き線と2次側巻き線の結合が高くなる構成としている。これを結合係数kでいえば、いかにして1に限りなく近づけるかが重要となり、結合係数kは0.99を越える領域が常識となる。しかしながら、これらの構成は1次側コイルと2次側コイルの位置ズレの許容度は無いに等しい選択となる。
これに対して、本発明の実施例4においては、電力伝送に利便性を持たせるため、広い位置範囲で電力伝送ができるように構成している。1次側コイル1と2次側コイル2の結合係数を0.05〜0.95とすることにより、広い範囲で高い出力と安定した電力伝送が実現できる。
(実施例5)
本発明の実施例5では、非接触電力伝送装置の中心間の位置ズレ量(距離)Xと隣接するコイル間の結合係数kとの関係について説明する。
図4(a)は本発明による非接触電力伝送装置の1次側コイル1a,1bの中心間の位置ズレ量(距離)Xと結合係数kとの関係を示す図で、図4(b)は位置すれ量Xを示す斜視図、図4(c)は位置ズレ量Xが(D)÷2である状態を示す平面図、図4(d)は位置ズレ量XがDである状態を示す平面図である。
1次側コイル1a,1bの形状は外径84[mm]、内径40[mm]のものを使用した。隣接する1次側コイル同士の磁気結合係数kを評価し、互いの電気的干渉度合を調べた。
磁気結合係数kの測定方法は、実施例3と同様にした。ただし、コイル間gap(ギャップ)0[mm]、1次側コイルの裏面に軟磁性材4を貼付して、測定した。その結果、図4(a)に示すように、磁気結合係数kが0.5以下において隣接するコイル間の相互作用が減少し、安定した電力伝送が出来ることが確認された。ここで1次コイルの外径をD、内径をDと定義するとコイル中心間距離Xが図4(c)で示す(D−D)÷2以上で、図4(d)に示すようにDよりも小さな場合、即ち、下記数1式で示す範囲で1次側コイルを重ね合わせることで、1次側コイル間の磁気的干渉を低減した配置が可能になることが分かる。これにより、伝送不能な死点を縮小、低減できることになる。
Figure 0005224442
したがって、非接触電力伝送装置10a,10bのいずれかにおいて、構成する1次側平面巻線型コイル1a,1bの外径をD、内径をDとし、隣接する二つの1次側コイル1a,1b間の中心間距離をXとした場合、上記数1式で示す範囲となるようにコイル配置とすることが好ましいことが判明した。
(実施例6)
本発明の実施例6では、非接触電力伝送装置の1次側コイル1a,1b間の位相差と、出力電圧特性との関係について説明する。
図5は本発明の実施例6による非接触電力伝送装置の測定回路の構成例を示す回路図である。図6(a)は図5の測定によって求められた各位相差(0度、60度、90度、120度、180度)における中心位置ズレ量Xと出力電圧との関係を示す図である。図6(b)は測定位置概要を示す図である。図5に示すように、使用したコイル形状は実施例3および実施例5と同様である。ただし、1次、2次側に軟磁性材料4を貼付とし、1次側コイル1配置は実施例5の中から磁気結合係数が最も低い50[mm]とした。測定条件は入力電圧を一定に設定し隣接するコイル間に流れる電流の位相差を0°〜180°とし、ギャップ(gap)1[mm]、周波数120[kHz]で測定を行った。また、測定範囲はコイル中心間距離50[mm]である。
図6(b)に示すように、1次側平面巻線型コイル1a,1b間のコイル中心間距離を50mmにして一つ1次側平面巻線型コイル1aから他方の1次側平面巻線型コイル1bへ向かって、2次側平面巻線型コイル2aを移動させ、一方の1次側平面巻線型コイル1aの中心から、もう一つの1次側平面巻線型コイル1bの中心に向かって、2次側平面巻線型コイル2aの中心の1次側平面巻線型コイル1aの中心からの位置ずれ量(移動量)Xと出力電圧との関係を求めた。
図6(a)に示すように、励磁電流の位相差αを60°〜120°に設定して隣接する1次コイルを駆動すると、位相差が0°のとき(同相駆動)および180°のとき(逆相駆動)に比較して、位置ずれ量Xによる出力電圧変動は著しく低減している。
また、位相差が30°及び150°では、位置変動への低減効果はこれらに比較し小さくなるが、出力電圧特性はそれぞれ20%以上(位置ずれ5mm点にて)、33%以上(位置ずれ25mm点にて)改善されることが確認できた。
このように、実施例6においては、隣り合う1次側平面巻線型コイル1a,1bに流れる励磁電流に位相差30°〜150°を設けることにより、1次側平面巻線型コイル1aの平面上に移動磁界を形成し不感地点を改善するため、平面上に2次側平面巻線型コイル2aが位置した場合、全面において受電電力が得られるようになる。
(実施例7)
本発明の実施例7では、隣接する1次側コイルに夫々異なる励磁周波数で励磁したときに特性の変化について説明する。
図7は、本発明の非接触電力伝送装置の1次側コイルを異なる励磁周波数で励磁する際の特性測定回路の構成例を示す回路図である。図8(a)は図7の測定によって求められた励磁周波数差(0Hz、10Hz、1kHz、10kHz)における中心位置ズレ量Xと出力電圧との関係を示す図である。図8(b)は測定位置概要を示す図である。
図7及び図8(b)を参照すると、使用するコイル形状、測定条件および測定範囲は図6の例と同様に行った。ただし一方の1次側コイルの励磁周波数は140[kHz]で固定とし、他方のコイルの励磁周波数は140[kHz]を中心に0[Hz]〜10[kHz]の範囲でずらして設定した。同一周波数になるときはコイル間に位相差は設定していない(逆相駆動)。
図8(b)に示すように、励磁周波数の差を10[Hz]〜10[kHz]とした場合、顕著な安定性の改善を確認した。異なる周波数を用い1次側コイル平面上にうなり磁界を形成すると不感地点を改善するため、平面上に2次コイルが位置した場合、全面において受電電力が得られるようになることが分かる。片方のコイルの励磁周波数fとし、他方のコイルの励磁周波数をfiとし、それらの周波数差△f=|fi−f|とし、fに対するfiの周波数変化率として、△f/fという値を定義した。この値が0.01%以上のとき上記の改善が顕著に認められる。尚、図8(a)からは、励磁周波数の差を5Hzとしても、明らかな出力電圧の改善が図られると推定できる。また電力伝送装置を具現化する際、それぞれの1次コイルで励磁周波数が10%以上異なることは、伝送系にLCの共振フィルタ回路を用いている点から現実的ではなくなる。よって、△f/fの好ましい範囲を0.005〜10%と定めた。
本発明の非接触電力伝送装置は、携帯電子機器、携帯電子機器等への電力伝送に適用される。
本発明の実施例1による非接触電力伝送装置のコイルの配置の一例を主に示す斜視図である。 (a)は、図1(a)に示された1次側、2次側コイルの配置を示す図で、1次側コイルで発生する磁束の向きが並行の場合を示している図である。(b)は、図1(a)に示された1次側、2次側コイルの配置を示す図で、1次側コイルで発生する磁束の向きが反並行の場合を示している図である。 (a)は軟磁性部材4をそれぞれに配置した時の1次コイルL1の中心からの位置ずれXにおける1次側コイルと2次側コイルとの結合係数特性を示している。(b)は、軟磁性部材4をそれぞれに配置した時の1次コイルL1の2次コイルL2の中心からの位置ズレ量(X)で位置ズレした状態を示す斜視図である。 (a)は本発明による非接触電力伝送装置の1次側コイル1a,1bの中心間の位置ズレ量(距離)Xと隣接する1次側コイル間の結合係数kとの関係を示す図である。(b)は位置ズレ量Xを示す斜視図である。(c)は位置ズレ量Xが(D−D)÷2である状態を示す平面図である。(d)は位置ズレ量XがDである状態を示す平面図である。 本発明の実施例6による非接触電力伝送装置の測定回路の構成例を示す回路図である。 (a)は図5の測定によって求められた各位相差(0度、60度、90度、120度、180度)における中心位置ズレ量Xと出力電圧との関係を示す図である。(b)は測定位置の概要を示す図である。 本発明の非接触電力伝送装置の1次側コイルを異なる励磁周波数で励磁する際の特性測定回路の構成例を示す回路図である。 (a)は図7の測定によって求められた励磁周波数差(0Hz、10Hz、1kHz、10kHz)における中心位置ズレ量Xと出力電圧との関係を示す図である。(b)は測定位置の概要を示す図である。 従来例(非特許文献2)による非接触電力伝送装置のコイルの配置を主に示す斜視図である。
符号の説明
1 1次側コイル
1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i 平面巻線型コイル
2 2次側コイル
2a 平面巻線型コイル
3 空隙
4 軟磁性材からなる板またはシート
10,50 非接触電力伝送装置

Claims (5)

  1. 相対するコイル間の電磁誘導を用い、空隙を介して1次側コイルから2次側コイルに非接触にて電力を伝送する電力伝送装置に於いて、前記1次側コイル複数の同形状の平面型コイル、前記2次側コイルを1以上の平面型コイルで夫々構成し、前記2次側コイルの外径を、前記1次側コイルの内径よりも小に形成し、前記1次側平面型コイルの外径をD、内径をDとし、隣接する二つの前記1次側平面型コイル間の中心間距離をXとした場合、(D−D)÷2≦X<Dとなるようなコイル配置としたことを特徴とする非接触電力伝送装置。
  2. 請求項1に記載の非接触電力伝送装置において、前記複数の1次側平面型コイルを並べる構成に於いて、隣接するコイルで発生する磁束の向きが並行若しくは反並行となるコイル配置とすることを特徴とする非接触電力伝送装置。
  3. 請求項1又は2に記載の非接触電力伝送装置において、対向する前記1次側平面型コイルと前記2次側平面型コイルの何れか一方、または双方の外側部に、軟磁性材料を配置することを特徴とする非接触電力伝送装置。
  4. 請求項1〜3の内のいずれか一項に記載される非接触電力伝送装置において、前記1次側コイルと前記2次側コイルとの間の磁気結合係数が0.05〜0.95となるようなコイル配置とすることを特徴とする非接触電力伝送装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の非接触電力伝送装置において、1次側の隣接コイルに流れる励磁電流の位相差を30°〜150°とすることを特徴とする非接触電力伝送装置。
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