JP5217748B2 - 燃料電池発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は燃料電池発電装置の電源供給構成に関するものである。
従来、この種の燃料電池発電装置は、総合効率を向上するために、発電時には燃料電池の直流出力電力を直流電圧変換のみ行い補機に供給しているものがある(例えば特許文献1参照)。
図10は、上記従来の燃料電池発電装置の構成図である。
図10に示すように、燃料電池発電装置1は、家庭内に設置されている分電盤2を介して商用交流3と接続されている。また、分電盤2と燃料電池発電装置1の間には、エアコン、冷蔵庫などの家庭内負荷4が接続されている。
また、燃料電池発電装置1は、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池5と、燃料電池5の出力を直流から交流に変換するインバータ6と、燃料電池発電装置1の起動、発電、終了、停止の一連の動作を制御する制御手段7と、都市ガスなどの原料を水蒸気改質し水素を主成分とする燃料ガスを生成する改質器8と、酸化剤ガスである空気を燃料電池5に供給するための送風機9と、燃料電池5が発電する際に発生した熱を回収し、温水として蓄える貯湯槽10とで構成されている。
また、改質器8や、貯湯槽10にはガスや水を、配管を通して供給/遮断するための弁や、ポンプなどの補機11が付随して備えられている。また、補機11を駆動するための電源は、燃料電池5の出力をDC/DCコンバータ12で直流電圧変換して供給されている。従って、発電時に、インバータ6を介して直流交流変換した後に補機11に電力供給するものに比較し、上記DC/DCコンバータ12で直流電圧変換して直接供給すれば、変換ロスを削減し、燃料電池発電装置1の総合効率を向上させることが出来るというものである。
特開2003−197234号公報
燃料電池発電装置1には、発電以外に、起動、終了、停止といった動作状態が存在する。起動は、改質器8にて燃料ガスの生成が安定して行われるようにする動作であり、終了は逆に改質器8での燃料ガスの生成を停止し、燃料電池5が発電不可能な状態で安定的に保たれるようにする動作であり、それぞれ約1時間程度の時間を要する。
また、発電時に発生した熱を蓄える貯湯槽10の容量に限りがあること、ユーザーのお湯の使用状況が一定でないことなどの理由により、燃料電池発電装置1を常に発電状態にできるとは限らない。
例えば、お湯の使用量が少ない夏場などは、発電を5、6時間しか行えない日も多々発生する。この場合、非発電である起動、終了、停止の時間は商用交流3よりAC/DCコンバータ(図示せず)を介して補機11へ電源供給を行わなければならない。
つまり、上記従来の構成では、動作時間の半分以上を占める起動、終了、停止の3つの状態に対して、燃料電池発電装置1の総合効率を向上させることができないという課題を有していた。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑み、燃料電池発電装置の総合効率を向上することを目的とするものである。
この目的を達成するために本発明は、発電ブロックと、この発電ブロックに電源を供給する電源ブロックと、前記発電ブロックと前記電源ブロックの動作制御を行う制御手段とを備え、前記発電ブロックは、炭化水素系原料ガスと水から水素を主成分とする燃料ガスを生成する水素生成器と、この水素生成器からの燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電を行うスタックと、このスタックからの直流電力を交流電力に変換するインバータとを有し、前記電源ブロックは、前記制御手段と前記発電ブロック中の小容量電力機器に電力を供給する小容量電源と、前記発電ブロック中の大容量電力機器に電力を供給する大容量電源とを有し、前記小容量電源は、商用交流を第一の所定電圧に変換する小容量AC/DCコンバータと、前記スタックからの出力を第二の所定電圧に変換する小容量DC/DCコンバータと、前記小容量AC/DCコンバータと前記小容量DC/DCコンバータの出力電圧の低い側に所定の電力を消費する小容量電力消費手段と、前記発電ブロックの起動および終了および停止している時には前記第一の所定電圧を前記発電ブロックの小容量電力機器に出力し、発電している時には前記第二の所定電圧を前記発電ブロックの前記小容量電力機器に出力する小容量切換え手段とを有し、前記大容量電源は、前記商用交流を第三の所定電圧に変換する大容量AC/DCコンバータと、前記発電ブロックが起動および終了している時には前記第三の所定電圧を前記発電ブロックの大容量電力機器に出力し、発電している時には前記スタックの出力を前記発電ブロックの前記大容量電力機器に出力し、停止している時には、前記発電ブロックの前記大容量電力機器への出力を停止する大容量切換え手段とを有し、前記発電ブロックが停止している時にも電力が供給される前
記小容量電力機器には、ガス漏れ検知センサが含まれるように構成されている、ことを特徴とするものである。
これにより、上記目的を達成することができる。
つまり、本発明では、停止時には小容量電源のみを用いて、また起動、発電、終了時には小容量電源と大容量電源を用いて作動用電源の供給を行うことができる。また、小容量電源と大容量電源は発電時にはスタックで発電した直流電力を供給元として作動用電源を供給することができる。また、電力供給元の切換えに際しても制御手段への電源供給を寸断することなく、安定供給を継続できる。
そして、この結果として、燃料電池発電装置の安定動作を確保した上で総合効率の向上を実現することができるのである。
本発明の燃料電池発電装置は、必要な電力が小さい停止時には小容量電源のみを用いて発電ブロックの小容量電力機器に電力供給を行い、また必要な電力が大きい起動、発電、終了時には小容量電源と大容量電源を用いて発電ブロックの小容量電力機器と大容量電力機器への作動用電力を供給するので、小容量電源および大容量電源の電源効率を容量に応じて最適化することができ、その結果として燃料電池発電装置の総合効率を向上させることができる。
また、小容量電源と大容量電源は発電時にはスタックで発電した直流電力を供給元として作動用電源を供給するので、スタックの発電電力を直流交流変換するものに比べ、電力変換時のロスを抑えることが出来、この点からも燃料電池発電装置の総合効率を向上させることができる。
また、小容量切換え手段による小容量AC/DCコンバータと小容量DC/DCコンバータの出力切換えに際しても、出力していないコンバータも小容量電力消費手段により常に電力を消費することで出力準備状態を保つことができるので、商用交流とスタックという電力供給元の切換えに際しても、小容量電源から制御手段への電源供給が寸断されることなく、燃料電池発電装置の安定動作を実現することができる。
第1の発明は、発電ブロックと、この発電ブロックに電源を供給する電源ブロックと、発電ブロックと電源ブロックの動作制御を行う制御手段とを備え、発電ブロックは、炭化水素系原料ガスと水から水素を主成分とする燃料ガスを生成する水素生成器と、この水素生成器からの燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電を行うスタックと、このスタックからの直流電力を交流電力に変換するインバータとを有し、電源ブロックは、制御手段と発電ブロック中の小容量電力機器に電力を供給する小容量電源と、発電ブロック中の大容量電力機器に電力を供給する大容量電源とを有し、小容量電源は、商用交流を第一の所定電圧に変換する小容量AC/DCコンバータと、スタックからの出力を第二の所定電圧に変換する小容量DC/DCコンバータと、小容量AC/DCコンバータと小容量DC/DCコンバータの出力電圧の低い側に所定の電力を消費する小容量電力消費手段と、発電ブロックの起動および終了および停止している時には前記第一の所定電圧を発電ブロックの小容量電力機器に出力し、発電している時には第二の所定電圧を発電ブロックの小容量電力機器に出力する小容量切換え手段とを有し、大容量電源は、商用交流を第三の所定電圧に変換する大容量AC/DCコンバータと、発電ブロックが起動および終了している時には第三の所定電圧を発電ブロックの大容量電力機器に出力し、発電している時にはスタックの出力を発電ブロックの大容量電力機器に出力し、停止している時には、発電ブロックの大容量電力機器への出力を停止する大容量切換え手段とを有し、前記発電ブロックが停止している時にも電力が供給される前記小容量電力機器には、ガス漏れ検知センサが含まれるように構成されている、構成としたものである。
つまり、本発明では、本発明の燃料電池発電装置は、必要な電力が小さい停止時には小容量電源のみを用いて制御手段と発電ブロックの小容量電力機器に電力供給を行い、また必要な電力が大きい起動、発電、終了時には小容量電源と大容量電源を用いて発電ブロックの小容量電力機器と大容量電力機器への作動用電力を供給するので、小容量電源および大容量電源の電源効率を容量に応じて最適化することができ、その結果として燃料電池発電装置の総合効率を向上させることができる。
また、小容量電源と大容量電源は発電時にはスタックで発電した直流電力を供給元として作動用電源を供給するので、スタックの発電電力を直流交流変換するものに比べ、電力変換時のロスを抑えることが出来、この点からも燃料電池発電装置の総合効率を向上させることができる。
また、小容量AC/DCコンバータと小容量DC/DCコンバータのうち出力電圧が低い方についても、小容量電力消費手段により常に電力を消費することによって出力準備状態を保っているので、商用交流とスタックという電力供給元の切換えに際しても、小容量電源から制御手段への電源供給が寸断されることなく、安定供給が継続され、その結果として燃料電池発電装置の安定動作を実現することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の大容量電源が、大容量切換え手段の出力を第四の所定電圧に変換する大容量DC/DCコンバータを有するものであり、大容量電源の出力電圧を所定電圧に安定的に保つことができるので、大容量電源を作動電源として動作する大容量電力機器(例えば弁、ポンプ等)の入力電圧範囲に対する条件が緩和され、その結果この大容量電力機器(例えば弁、ポンプ等)の選定が容易となり、燃料電池発電装置のコストを低減することができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明の小容量切換え手段および大容量切換え手段の少なくともいずれか一方を半導体素子で構成するので、小容量AC/DCコンバータと小容量DC/DCコンバータのお互いの出力、もしくは大容量AC/DCコンバータとスタックのお互いの出力が逆流するのを防ぐことができ、この結果としてこれら小容量AC/DCコンバータ、小容量DC/DCコンバータ、大容量AC/DCコンバータ、スタックの損傷および劣化を防止することができる。
第4の発明は、特に第3の発明の小容量電源を、第一の所定電圧が第二の所定電圧より低くなるように構成し、小容量切換え手段をダイオードのOR回路で構成するので、発電が行われてスタックの出力電圧が上昇し、小容量DC/DCコンバータが動作すると自動的に第二の所定電圧が出力されるように小容量切換え手段が動作し、電源の供給元を商用交流とスタックで切換える動作を、電源の寸断なく安定かつ自動的に行うことができる。
第5の発明は、特に第1〜4のいずれかの発明の小容量電力消費手段をON/OFFするスイッチを備えたので、小容量電力消費手段を不必要な時はOFFすることができ、小電力消費手段における不要な電力消費を抑えて、燃料電池発電装置の総合効率を向上させることができる。
第6の発明は、特に第5の発明のスイッチが第一の所定電圧と第二の所定電圧の切換えタイミング前の一定期間ONするので、小容量AC/DCコンバータおよび小容量DC/DCコンバータの出力準備のために小容量電力消費手段で消費する電力を必要最小限に抑えるので、燃料電池発電装置の総合効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における燃料電池発電装置の構成図である。
図1に示すように、燃料電池発電装置101は、家庭内に設置されている分電盤102を介して商用交流103と接続されている。また、分電盤102と燃料電池発電装置101の間には、エアコン、冷蔵庫などの家庭内負荷104が接続されている。
燃料電池発電装置101は、実際の発電動作を行う発電ブロック105と、その発電ブロック105が動作するための電源を供給する電源ブロック106とから構成されている。
発電ブロック105は、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行うスタック107と、スタック107の出力直流電力を交流電力に変換するインバータ108と、燃料電池発電装置101(つまり発電ブロック105と、その発電ブロック105が動作するための電源を供給する電源ブロック106)の起動、発電、終了、停止の一連の動作を制御する制御手段109と、都市ガスなどの原料を水蒸気改質し水素を主成分とする燃料ガスを生成する水素生成器110と、酸化剤ガスである空気をスタック107に供給するための送風機111と、スタック107が発電する際に発生した熱を回収し、温水として貯湯槽112に蓄える廃熱回収手段113で構成されている。
また、水素生成器110、送風機111や廃熱回収手段113は、ガスや水の流路を切換える弁や、水素生成器の温度を昇温させるヒータなどのアクチュエータ114、ガスや水の流路の温度、流量などを計測するセンサ115から構成されている。
電源ブロック106は、小容量電源116と大容量電源117の独立した2つの電源で構成されている。小容量電源116、大容量電源117ともに商用交流103とスタック107を入力として直流電圧を生成し、入力を任意に切換えながら発電ブロック105に電力供給できるように構成されている。
小容量電源116は、燃料電池発電装置101に入力された商用交流103を小容量AC/DCコンバータ118で所定の直流電圧へと変換して小容量切換え手段120に入力するように、また、スタック107の出力電圧を小容量DC/DCコンバータ119で所定の直流電圧へと変換して、小容量切換え手段120に入力するように構成されている。
ここで小容量切換え手段120はダイオードのOR回路で構成されており、小容量AC/DCコンバータ118と小容量DC/DCコンバータ119から入力される電圧の内、高い方を選択的に切換えながら発電ブロック105に電力を供給する。
また、小容量電源116は発電ブロック105内の制御手段109と燃料電池発電装置101の状態監視を行うガス漏れ検知センサなどの数種類のセンサ(これらガス漏れ検知センサなどの数種類のセンサを本実施の形態では、小容量電力機器と称する)を動作させるために必要な電源であり、比較的小さな電源容量で構成するのが好適である。
本実施の形態では小容量電源116の電源容量は10Wとし、小容量AC/DCコンバータ118の出力電圧を12V、小容量DC/DCコンバータ119の出力電圧を14Vとして構成している。
また、小容量AC/DCコンバータ118の出力段には、小容量電力消費手段121も合わせて接続されている。ここで、一般的なコンバータの動作において、入力電圧・電流が十分な状態であっても、出力側の負荷が急激に変動するとその変動に応答できず、出力電圧が不安定になることがある。特に、出力側の負荷が0の状態から急激に立ち上がる場合には、出力電圧がほぼ0まで低下することもある。
これを解決するために、コンバータの出力負荷を完全に0にせず、微量な負荷を与える必要がある。そこで、小容量AC/DCコンバータ118の出力段には、出力準備状態を維持するのに必要な負荷を与えるために、小容量電力消費手段121を接続している。負荷の大きさとしては、小容量AC/DCコンバータ118の特性に応じて決定する必要があるが、消費電力の観点からできる限り小さくする方が好ましい。本実施の形態では、小容量電力消費手段は1kΩの抵抗で構成し、12mWの電力消費とする。
続いて大容量電源117の構成について説明する。
商用交流103が大容量AC/DCコンバータ122へ入力され、所定の直流電圧へと変換された後に大容量切換え手段123に入力されるように構成されている。また、大容量切換え手段123には合わせてスタック107の出力電圧が直接入力されるように構成されている。
ここで大容量切換え手段123はダイオードのOR回路で構成されており、大容量AC/DCコンバータ122とスタック107からの入力される電圧の内、高い方を選択的に切換えながら大容量DC/DCコンバータ124を介して発電ブロック105に電源を供給する。
この大容量電源117は発電ブロック105内のアクチュエータ114やセンサ115(これらアクチュエータ114やセンサ115を本実施の形態では、大容量電力機器と称する)の駆動電源であり、先の小容量電源116に比べ大きな電力供給が必要である。また、アクチュエータ114、センサ115の電源電圧としては12V、24Vといった電圧が一般的である。そこで、本実施の形態では、大容量電源117の電源容量を100Wとし、大容量AC/DCコンバータ122の出力電圧を15V、大容量DC/DCコンバータ124の出力電圧を24Vとして構成している。
以上のように構成された燃料電池発電装置101において、以下その動作、作用を説明する。
燃料電池発電装置101の動作は、大きく起動、発電、終了、停止といった4つの制御状態に分けることができる。
起動は発電ブロック105を発電可能な状態にする工程であり、発電はスタック107より電力が出力されている状態である。
終了は、発電ブロック105を発電不可能な状態にする工程であり、停止は燃料電池発電装置101の状態を監視しながら、次の発電指示を待っている状態である。
燃料電池発電装置101は、先に述べた4つの制御状態をあらかじめプログラムされたタイミングで遷移させながら適切に発電動作を行っている。なお、ここで、プログラムされたタイミングが利用者の家庭内負荷104の利用状況に応じて適宜更新されるような学習機能を持っていれば、利用者が頻繁に使用する時間帯をあらかじめ予測し、その時間帯のみ発電が行われるように制御状態を遷移させるので、より効率よく発電を行うことができるので好適である。また、遷移のタイミングは利用者による操作であってもよい。
まず、起動について説明をする。
発電ブロック105が発電出力可能となるためには、燃料ガスの生成などの準備動作が必要であり、例えば、都市ガスなどの原料から水素を主成分とした燃料ガスを生成するといった動作である。具体的には、水素生成器110に付随して備えられた温度センサや流量センサの計測値を取込ながらヒータやファンなどのアクチュエータ114に対してフィードバック制御を行い、水素生成器110の温度を約600〜700度まで昇温させて都市ガスを水蒸気改質して燃料ガスを生成する。
起動の工程が十分に進行し、燃料ガスが安定的に生成されるようになるとスタック107による発電へと移行する。スタック107は電解質膜を挟んでアノード電極とカソード電極が構成されたセルが複数積層して構成されている。このアノード電極側に燃料ガスを、カソード電極側に酸化剤である空気を供給することによって、スタック107にて化学反応による発電が行われる。
スタック107より出力された直流電力はインバータ108によって交流電力に変換され、家庭内負荷104に供給される。また、スタック107には廃熱回収手段113に接続された冷却水の循環経路が構成されている。廃熱回収手段113に付随して備えられたポンプなどのアクチュエータ114を制御して化学反応時に発生する熱を熱交換によって回収し、貯湯槽112に温水として蓄える。
続いて、終了について説明する。
弁を閉じて都市ガスの供給を遮断し、水素生成器110での燃料ガス生成を停止する。そして水素生成器110に備えられたファンを駆動し、都市ガスの改質が行われない温度まで水素生成器110を冷却する。また、発電ブロック105の劣化を防止するために、スタック107、水素生成器110やガス経路等を不活性ガスでパージする。
終了の工程が十分に行われ、発電ブロック105が安定的に発電不可能な状態で保たれると、アクチュエータ114の動作を停止して、次回の発電タイミングに備える。また、この停止中もガス漏れ検知センサ等で燃料電池発電装置101の安全状態を監視し、異常が発生した場合にはユーザーへの報知を行うなど所定の異常処理を行う。
また、発電を除く、起動、終了、停止の3つの状態では、燃料電池発電装置101から交流電力は出力されないので、家庭内負荷104の電力は商用交流103から供給されて動作することになる。
以上のような動作をする燃料電池発電装置101について、電源ブロック106から発電ブロック105への電源供給について、詳細の動作、作用を説明する。
燃料電池発電装置101が設置されると、分電盤102を介して商用交流103が燃料電池発電装置101の電源ブロック106へ入力される。
小容量電源116に入力された商用交流103は、小容量AC/DCコンバータ118により直流電圧12Vへ変換され、小容量切換え手段120を介して発電ブロック105へ供給される。直流電圧12Vが供給されると制御手段109が動作を開始し、先に述べた4つの状態に応じて燃料電池発電装置101を制御する。
以下、状態毎に電源ブロック106の動作を図2と図3を用いて説明する。図2は小容量電源116の動作フローチャートであり、図3は大容量電源117の動作フローチャートである。
まず、停止時の小容量電源116の動作を説明する。
商用交流103が入力されたと判断すると(S101)、商用交流103は小容量AC/DCコンバータ118で直流電圧12Vに変換されて(S102)、小容量切換え手段120に入力される。
なお、商用交流103が入力されていない場合は(S101)、小容量AC/DCコンバータ118は停止状態となる(S103)。
また、発電が行われていないのでスタック107からの出力はなく、小容量DC/DCコンバータ119は動作しない(S107)。その結果、小容量切換え手段120の入力に対して「小容量AC/DCコンバータの出力電圧(12V)>小容量DC/DCコンバータの出力電圧(0V)」の関係が成立する。
小容量切換え手段120は二つの入力電圧の内、高い方を発電ブロック105へ供給するので、商用交流103を供給元として小容量AC/DCコンバータ118より直流電圧12Vが、発電ブロック105へと供給される(S108、S109)。
ここで、小容量切換え手段120は二つの入力をダイオードによるOR回路で合流させる構成としているので、入力電圧の高低が変われば自動的に入力元を切換えて電源供給を行うことができる。
また、この時、電圧の高い小容量AC/DCコンバータ118の出力から、電圧の低い小容量DC/DCコンバータ119の出力へ電流が流れ込むのをダイオードによって防いでいる。またここで、小容量AC/DCコンバータ118は、小容量電力消費手段121にも電力供給を行っている(S104)。
停止時の大容量電源117も同様に、商用交流103が入力されたと判断すると(S201)、商用交流103は大容量AC/DCコンバータ122で直流電圧15Vに変換されて(S202)、大容量切換え手段123に入力される。
なお、商用交流103が入力されていない場合は(S201)、大容量AC/DCコンバータ122は停止状態となる(S203)。
また、発電が行われていないのでスタック107からの出力はなく、その結果、大容量切換え手段123の入力に対して「大容量AC/DCコンバータ122の出力電圧(15V)>スタック107の出力電圧(0V)」の関係が成立する。
ここで、大容量切換え手段123も、小容量切換え手段120と同様に二つの入力ダイオードのORか色で合流させる構成としているので、入力電圧の高低による入力元の自動切換え、および出力電圧の高い方から低い方への電流の流れ込みを防止することができ、その結果、商用交流103を供給元として大容量AC/DCコンバータ122の出力電圧を大容量DC/DCコンバータ124を介して発電ブロック105へ直流電圧24Vとして供給する(S204,S205)。
なお、発電中「大容量AC/DCコンバータ122の出力電圧≦スタック107の出力電圧」の関係が成立した場合は(S204)、スタック107の出力電圧を大容量DC/DCコンバータ124を介して発電ブロック105へ供給する(S206)。
続いて、起動時の小容量電源116の動作を説明する。
停止時と同様にスタック107からの入力が無いため、小容量AC/DCコンバータ118の直流出力電圧12Vを発電ブロック105と小容量電力消費手段121へ継続して供給し続ける(S104,S109)。
起動時の大容量電源117も同様に、スタック107からの入力が無いため大容量AC/DCコンバータ122の直流出力電圧を大容量DC/DCコンバータ124を介して直流電圧24Vとして発電ブロック105へ継続して供給し続ける(S205)。
続いて、発電時の小容量電源116の動作を説明する。
発電が行われスタック107からの出力電圧が上昇し、小容量DC/DCコンバータ119の動作可能下限電圧である13Vを上回ると(S105)、小容量DC/DCコンバータ119が動作して、直流電圧14Vを出力する(S106)。
すると、小容量切換え手段120は「小容量AC/DCコンバータ118の出力電圧(12V)<小容量DC/DCコンバータ119の出力電圧(14V)」の関係より、スタック107の出力電圧を供給元として、直流電圧14Vを発電ブロック105へ供給するように動作を切換える(S108,S110)。ただし、小容量AC/DCコンバータ118から小容量電力消費手段121への電力供給は継続される(S104)。
一方、発電時の大容量電源117は、スタック107の出力電圧が上昇して15Vを上回ると、「大容量AC/DCコンバータ122の出力電圧(15V)<スタック107の出力電圧(15V以上)」の関係が成立するので、ダイオードのOR回路で構成された大容量切換え手段123は自動的にスタック107の出力電圧を大容量DC/DCコンバータ124を介して発電ブロック105へ直流電圧24Vとして供給するように動作を切換える(S204,S206)。
続いて、終了時の小容量電源116の動作を説明する。
発電が停止してスタック107の出力電圧が徐々に低下して小容量DC/DCコンバータ119の動作可能下限電圧13Vを下回ると(S105)、小容量DC/DCコンバータ119が停止する(S107)。すると、小容量切換え手段120は「小容量AC/DCコンバータ118の出力電圧(12V)>小容量DC/DCコンバータ119の出力電圧(0V)」の関係より、商用交流103を供給元として、直流電圧12Vを発電ブロック105へ供給するように動作を自動的に切換える。
このとき、小容量AC/DCコンバータ118に対して出力負荷が急激に増加することになる。しかしながら、小容量AC/DCコンバータ118は発電中も小容量電力消費手段121へ12mWの電力供給を継続して行っていたので、出力負荷の急激な増加に対しても出力可能な状態を保っており、自動切換えの際にも出力電圧を低下させることなく安定して電源供給を継続できる。
一方、終了時の大容量電源117は、スタック107の出力電圧が15V以下になると、大容量切換え手段123において「大容量AC/DCコンバータ122の出力電圧(15V)>スタック107の出力電圧(15V以下)」の関係が成立するので、商用交流103を供給元として大容量AC/DCコンバータ122および大容量DC/DCコンバータ124を介して発電ブロック105に直流電圧24Vを供給するように自動的に動作が切換わる(S204,S205)。
ここで、大容量切換え手段123の自動切換えの際に、大容量AC/DCコンバータ122の出力側の負荷が急激に増加するので、小容量AC/DCコンバータ118と同様に電圧低下が発生することが懸念される。しかしながら、スタック107の出力は寸断されるわけではなく、徐々に低下していくので、大容量AC/DCコンバータ122の出力電圧が低下したとしても、15Vを少し下回ったところで再度スタック107側に自動的に切換わり、発電ブロック105への電源供給は継続される。
以上に示した各状態における電源ブロック106の電源供給について、発電ブロック105での必要な電力と、電源ブロック106より供給する電源の供給元が何かという観点でまとめたのが(表1)である。
燃料電池発電装置の4つの状態毎に、発電ブロック105についてはその時に必要な電力を、電源ブロック106については小容量電源116と大容量電源117のいずれが電源供給を行っているのか、またその供給元が商用交流103とスタック107のいずれなのか、動作しているコンバータはAC/DCコンバータとDC/DCコンバータのいずれなのかということを示している。
(表1)より、必要な電力が10Wと小さい停止状態では小容量電源116のみが電源を供給している。大容量電源117は動作しているもののアクチュエータ114が停止しているため実質的には電源供給が停止しているのと同様の状態である。
図4は小容量AC/DCコンバータ118の電源効率特性を示す特性図である。図4に示すように、実際に必要な電力である10Wで電源効率が良くなるように設計するので、燃料電池発電装置101が停止状態で消費する電力を低減することができる。具体的には、10W時の電源効率が80%であるので、実際に商用交流103より消費する電力は12.5W(=10W÷80%)である。
ここで、燃料電池発電装置101の4つの状態に対してひとつのAC/DCコンバータで電源供給した場合(従来例)と比較してその効果を示す。
4つの状態に対して電源を供給するためには、4つの状態の内で最大の電力に合わせて電源を設計する必要がある。そのためには大容量AC/DCコンバータ122を用いなければならない。
図5は大容量AC/DCコンバータ122の電源効率特性を示す特性図であり、起動、終了時に必要な電力100Wで効率が良くなるように設計するので、10W出力時の電源効率は65%程度と低くなっている。これより、消費電力は15.4W(=10W÷65%)となる。従って、本実施の形態の構成によれば、大容量AC/DCコンバータ122で4つの状態に対して電源供給を行う場合に比べ、停止時に2.9W(=15.4W−12.5W)の消費電力の低減を行うことが可能となり、燃料電池発電装置101の総合効率を向上することができる。
また、(表1)より、発電時には小容量電源116と大容量電源117の両方ともに、商用交流103ではなくスタック107で発電した直流電力を供給元として動作するので、スタック107の直流電力をインバータ108で交流に変換して商用交流103に供給し、その商用交流103として供給された電力をAC/DCコンバータで変換するものに比べて、効率よく燃料電池発電装置101の運転を行うことができる。
以下に図6、図7を用いて具体的に示す。
ここで、図6は小容量DC/DCコンバータ119の電源効率特性を示す特性図であり、図7は大容量DC/DCコンバータ124の電源効率特性を示す特性図である。
小容量電源116については、図6より小容量DC/DCコンバータ119の電源効率が10W時に85%であるので、実際にスタック107で消費する電力は11.8W(=10W÷85%)となる。
大容量電源117については、スタック107の直流出力を大容量DC/DCコンバータ124のみを介して供給する。図7より大容量DC/DCコンバータ124の電源効率が100W時に85%であるので、スタック107より消費する電力は117.6W(=100W÷85%)となる。これより電源ブロック106としての消費電力は合計129.4W(=11.8W+117.6W)となる。
これに対してインバータ108による交流変換とAC/DCコンバータによる変換を経た場合は、インバータ108の変換効率を90%とすれば、小容量電源116については、図4より小容量AC/DCコンバータ118の電源効率が10W時に80%であるから、13.9W(=10W÷90%÷80%)がスタック107での消費電力となる。
また大容量電源117についても同様に、図5より大容量AC/DCコンバータ122の電源効率が100W時に80%であるから、138.9W(=100W÷90%÷80%)がスタックでの消費電力となり、電源ブロック106として合計での消費電力は152.8W(=13.9W+138.9W)となる。
従って本実施の形態の構成によれば、スタック107の発電電力をインバータ108で交流に変換して商用交流103に供給し、その商用交流103をAC/DCコンバータで変換するものに比べて、23.4W(=152.8W−129.4W)の消費電力の低減を行うことが可能となる。
これにより、燃料電池発電装置101の安定動作を確保した上で総合効率を向上することができる。
なお、本実施の形態では、小容量切換え手段120と大容量切り替え手段124をダイオードで構成したが、FETやトランジスタ等のスイッチ素子を用いても良い。その場合には、停止/起動/発電/終了といった燃料電池発電装置101の制御状態の遷移に応じて、先のスイッチ素子をON/OFFすることが必要である。
(実施の形態2)
図8は本発明の第2の実施の形態における燃料電池発電装置の構成図である。
実施の形態1と同一構成のものについては同一符号を付し、説明を簡略化する。
実施の形態1と異なる点は、小容量AC/DCコンバータ118の出力がスイッチ125を介して小容量電力消費手段121へ接続されているところである。小容量電力消費手段121での消費電力が12mWと小さいことから、スイッチ125は小電力用FETやトランジスタで構成するのが好適である。
燃料電池発電装置101としての動作は実施の形態1と同一であり、異なるのは電源ブロックに関する動作である。以下に、相違点について動作を説明する。
図9は小容量電源116の動作フローチャートであり、実施の形態1の図2と異なるのはステップS104が削除されステップS301〜S303が追加されている点である。
制御手段109は発電を終了する10秒前になるとスイッチ125をONして、小容量電力消費手段121へ電力供給を開始する(S301,S302)。そのため、10秒後に発電から終了へ遷移する際には、小容量AC/DCコンバータ118が出力急増に対応可能な状態となっており、小容量DC/DCコンバータ119から小容量AC/DCコンバータ118へ出力を切換える際にも出力電圧を低下させることなく安定して電源供給を継続できる。
これにより、小電力消費手段121を必要な時のみ有効とすることができるので、不要な電力消費を抑えて燃料電池発電装置101の総合効率を向上することができる。
なお、発電終了まで10秒を超える間は、スイッチ125はオフのままである。
また、本実施の形態ではスイッチ125をONする期間を発電終了前10秒としたが、小容量AC/DCコンバータ118が安定するのに十分な時間となるように設定すれば特に問題はない。また、スイッチ125のON期間は短い方が、総合効率の観点から好適であるが、小容量DC/DCコンバータ119と連動して発電中は常時ONするような構成とすれば、制御手段107の指令を必要とせず、小容量電源116内の閉じた回路で実現でき、回路の独立性を高めることができる。
以上のように、本発明にかかる燃料電池発電装置は、必要な電力が小さい停止時には小容量電源のみを用いて、必要な電力が大きい起動、発電、終了時には小容量電源と大容量電源を用いて作動用電源の供給を行うので、小容量電源および大容量電源の電源効率を容量に応じて最適化することができ、消費電力の低減および総合効率の向上が可能となるので、作動状態による消費電力が大きく異なりかつ常時通電が必要な装置の電源としても適用できる。また、燃料電池発電装置の作動させるための電力を、スタックと商用交流の二つの供給元を発電状態に応じて安定的に切換えながら供給するので、電力変換時のロスを抑え、総合効率を向上させることが可能となるので、エンジン発電装置や太陽光発電装置などの家庭用発電装置全般にも適用できる。
本発明の実施の形態1における燃料電池発電装置の構成図 同燃料電池発電装置の小容量電源の動作フローチャート 同燃料電池発電装置の大容量電源の動作フローチャート 同燃料電池発電装置の小容量AC/DCコンバータの電源効率特性を示す特性図 同燃料電池発電装置の大容量AC/DCコンバータの電源効率特性を示す特性図 同燃料電池発電装置の小容量DC/DCコンバータの電源効率特性を示す特性図 同燃料電池発電装置の大容量DC/DCコンバータの電源効率特性を示す特性図 本発明の実施の形態2における燃料電池発電装置の構成図 同燃料電池発電装置の小容量電源の動作フローチャート 従来の燃料電池発電装置の構成図
符号の説明
101 燃料電池発電装置
102 分電盤
103 商用交流
104 家庭内負荷
105 発電ブロック
106 電源ブロック
107 スタック
108 インバータ
109 制御手段
110 水素生成器
111 送風機
112 貯湯槽
113 廃熱回収手段
114 アクチュエータ
115 センサ
116 小容量電源
117 大容量電源
118 小容量AC/DCコンバータ
119 小容量DC/DCコンバータ
120 小容量切換え手段
121 小容量電力消費手段
122 大容量AC/DCコンバータ
123 大容量切換え手段
124 大容量DC/DCコンバータ
125 スイッチ

Claims (7)

  1. 発電ブロックと、
    この発電ブロックに電源を供給する電源ブロックと、
    前記発電ブロックと前記電源ブロックの動作制御を行う制御手段とを備え、
    前記発電ブロックは、
    炭化水素系原料ガスと水から水素を主成分とする燃料ガスを生成する水素生成器と、
    この水素生成器からの燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電を行うスタックと、
    このスタックからの直流電力を交流電力に変換するインバータとを有し、
    前記電源ブロックは、
    前記制御手段と前記発電ブロック中の小容量電力機器に電力を供給する小容量電源と、
    前記発電ブロック中の大容量電力機器に電力を供給する大容量電源とを有し、
    前記小容量電源は、
    商用交流を第一の所定電圧に変換する小容量AC/DCコンバータと、
    前記スタックからの出力を第二の所定電圧に変換する小容量DC/DCコンバータと、
    前記小容量AC/DCコンバータと前記小容量DC/DCコンバータの出力電圧の低い側に所定の電力を消費する小容量電力消費手段と、
    前記発電ブロックの起動および終了および停止している時には前記第一の所定電圧を前記発電ブロックの小容量電力機器に出力し、発電している時には前記第二の所定電圧を前記発電ブロックの前記小容量電力機器に出力する小容量切換え手段とを有し、
    前記大容量電源は、
    前記商用交流を第三の所定電圧に変換する大容量AC/DCコンバータと、
    前記発電ブロックが起動および終了している時には前記第三の所定電圧を前記発電ブロックの大容量電力機器に出力し、発電している時には前記スタックの出力を前記発電ブロックの前記大容量電力機器に出力し、停止している時には、前記発電ブロックの前記大容量電力機器への出力を停止する大容量切換え手段とを有し、
    前記発電ブロックが停止している時にも電力が供給される前記小容量電力機器には、ガス漏れ検知センサが含まれるように構成されている、
    ことを特徴とする燃料電池発電装置。
  2. 前記大容量電源は、前記大容量切換え手段の出力を第四の所定電圧に変換する大容量DC/DCコンバータを有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電装置。
  3. 前記小容量切換え手段および前記大容量切換え手段の少なくともいずれか一方を、半導体素子で構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池発電装置。
  4. 前記小容量電源は、前記第一の所定電圧が前記第二の所定電圧より低くなるように構成し、前記小容量切換え手段をダイオードのOR回路で構成したことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池発電装置。
  5. 前記小容量電力消費手段をON/OFFするスイッチを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。
  6. 前記スイッチは第一の所定電圧と第二の所定電圧の切換えタイミング前の一定期間ONすることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池発電装置。
  7. 前記小容量DC/DCコンバータは、前記スタックの出力電圧を変換して前記小容量切換え手段へ入力するように構成されており、
    前記大容量DC/DCコンバータは、前記大容量AC/DCコンバータ又はスタックから前記大容量切換え手段を介して供給される電圧を変換して前記大容量電力機器に出力するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池発電装置。
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