JPH08280172A - スイッチング電源装置のダミー負荷回路 - Google Patents

スイッチング電源装置のダミー負荷回路

Info

Publication number
JPH08280172A
JPH08280172A JP7896095A JP7896095A JPH08280172A JP H08280172 A JPH08280172 A JP H08280172A JP 7896095 A JP7896095 A JP 7896095A JP 7896095 A JP7896095 A JP 7896095A JP H08280172 A JPH08280172 A JP H08280172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output voltage
circuit
transistor
power unit
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7896095A
Other languages
English (en)
Inventor
Jinka Go
壬華 呉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Lambda Corp
Original Assignee
TDK Lambda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Lambda Corp filed Critical TDK Lambda Corp
Priority to JP7896095A priority Critical patent/JPH08280172A/ja
Publication of JPH08280172A publication Critical patent/JPH08280172A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 理想的な出力電圧の立上がり特性を得るとと
もに、スイッチング電源装置の損失を減らす。 【構成】 電源投入後、出力電圧Vout が安定化するま
での間に、抵抗24およびトランジスタ25を介して負荷電
流iLが流れ込む。これにより、電源投入時いかなる負
荷状態においても負荷電流iLが流れ、理想的な出力電
圧Vout の立上がり特性を得ることができる。また、出
力電圧Vout が安定化すると、コンデンサ23の充電によ
りトランジスタ25がオフ状態となる。したがって、負荷
電流iLが流れなくなり、定常時における電源装置の損
失は皆無になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に無負荷時や軽負荷
時における出力電圧の立上がり特性改善を目的としたソ
フトスタート回路を備えたスイッチング電源装置のダミ
ー負荷回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のスイッチング電源装置
は、制御回路によりスイッチング素子をスイッチングし
て、トランスの一次巻線に直流入力電圧を断続的に印加
し、このトランスの二次巻線から誘起された電圧を整流
平滑して、所定の直流出力電圧を得るようにしている
が、電源投入時に出力コンデンサの充電電流によりスイ
ッチング素子が破損したり、出力電圧の立上がり波形が
オーバーシュートするなどの不具合を防止するために、
制御回路からの駆動信号のデューティーすなわちパルス
導通幅を制御するソフトスタート回路をトランスの一次
側に備えたものがある。このソフトスタート回路は、電
源投入後、制御回路によるフィードバック制御により出
力電圧が安定化するまでの間、スイッチング素子への駆
動信号のパルス導通幅を少しずつ拡げるように制御回路
を制御して、出力電圧を略直線的に傾斜上昇させるもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
スイッチング電源装置の問題点を、図3の波形図を参照
にして説明する。この図3は、無負荷時と負荷時におけ
る出力電圧Vout の立上がり特性を示したものである
が、出力電圧Vout が安定化するまでのソフトスタート
領域において、適当な負荷を接続した場合には、略理想
的な特性で出力電圧Vout を直線的に立上がらせること
ができるものの、負荷を接続していない場合には、送り
出したエネルギーが出力コンデンサにのみ印加されるた
め、出力コンデンサの充電速度が負荷接続時よりも速く
なり、図3の波形図に示すように、出力電圧Vout が段
状に立ち上がったり、あるいはオーバーシュートを起こ
すようになる。特に、定格出力電圧が2V乃至3.3V
程度と低い場合、出力電圧Vout がこの段状の立上がり
点で定格出力電圧の80%以上に変動し、許容できない
などの問題点を生じていた。
【0004】こうした問題点に対処するために、従来
は、出力端子間にダミーの固定抵抗を接続し、電源投入
時に負荷電流を強制的に発生させて、無負荷時あるいは
軽負荷時における出力電圧Vout の立上がり特性を改善
する方法がある。しかし、こうした固定抵抗があると、
定常時においても電源装置の損失を招き、効率が低下す
るという欠点があった。
【0005】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、いか
なる負荷状態においても、理想的な出力電圧の立上がり
特性を得ることができ、しかも、損失の少ないスイッチ
ング電源装置のダミー負荷回路を得ることをその目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明におけるスイッチ
ング電源装置のダミー負荷回路は、上記目的を達成する
ために、制御回路からの駆動信号によりスイッチング素
子をスイッチングして、トランスの一次巻線に直流入力
電圧を断続的に印加し、このトランスの二次巻線から誘
起された電圧を整流平滑して所定の直流出力電圧を得る
とともに、電源投入時に前記制御回路からの駆動信号の
デューティーを制御するソフトスタート回路を備えたス
イッチング電源装置において、ダイオードおよびコンデ
ンサからなる直列回路と、抵抗およびトランジスタから
なる直列回路とを出力端子間に各々接続し、前記トラン
ジスタのベースに前記ダイオードと前記コンデンサとの
接続点を接続して構成されるものである。
【0007】
【作用】上記構成により、ダミー負荷回路は、電源投入
後出力電圧が安定化するまでの間に、抵抗およびトラン
ジスタを介して負荷電流を流すようにするため、いかな
る負荷状態においても負荷電流が流れて、理想的な出力
電圧の立上がり特性が得られる。しかも、出力電圧が安
定化すると、コンデンサの充電によりトランジスタがオ
フ状態となって負荷電流が流れなくなるため、ダミー負
荷回路を設けたにも拘らず、定常時における電源装置の
損失は皆無になる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面である図1および図2に基づ
き、本発明の一実施例を詳述する。先ず、本実施例にお
けるスイッチング電源装置の回路構成を図1に示す。同
図において、1は一次側と二次側とを絶縁するトラン
ス、2はトランス1の一次巻線に接続されるMOS型F
ETからなるスイッチング素子であり、制御回路に相当
する制御用IC3からの駆動信号により、スイッチング
素子2をスイッチングすることにより、入力端子+V
i,−Vi間の直流入力電圧Vinをトランス1の一次巻
線に断続的に印加するようにしている。また4は、例え
ば、整流用のダイオードや、平滑用の出力コンデンサな
どから構成される整流平滑回路であり、これは、トラン
ス1の二次巻線に誘起された電圧を整流平滑して、負荷
(図示せず)を接続する出力端子+Vo,−Vo間に、
所定の直流出力電圧Vout を出力するものである。この
出力端子+Vo,−Vo間には、帰還回路を構成する出
力電圧検出回路5が接続され、出力電圧Vout の電圧検
出信号が前記制御用IC3にフィードバックされるよう
になっている。
【0009】11は、トランス1の一次側に設けられるソ
フトスタート回路である。このソフトスタート回路11
は、入力電圧Vinにより電源投入の有無を監視して、電
源投入時に制御用IC3からの駆動信号のパルス導通幅
が徐々に拡がるように、デューティーを制御するもので
ある。図1では、ソフトスタート回路11を制御用ICと
別体に設けているが、制御用IC3に内蔵されるソフト
スタート機能を、そのままソフトスタート回路11として
用いてもよい。また、21は整流平滑回路4の後段に位置
して、出力端子+Vo,−Vo間に設けられたダミー負
荷回路である。このダミー負荷回路21は、一方の出力端
子+Voにダイオード22のカソードを接続し、このダイ
オード23のアノードをコンデンサ23の一端に接続すると
ともに、前記一方の出力端子+Voに抵抗24の一端を接
続し、この抵抗24の他端にPNP型トランジスタ25のエ
ミッタを接続する。そして、トランジスタ25のベースを
ダイオード22とコンデンサ23との接続点に接続し、コン
デンサ23の他端およびトランジスタ25のコレクタを他方
の出力端子−Voに接続して得られたものである。すな
わち、ダイオード22およびコンデンサ23からなる第1の
直列回路と、抵抗24およびPNP型トランジスタ25から
なる第2の直列回路とを出力端子+Vo,−Vo間に各
々接続し、トランジスタ25のベースにダイオード22とコ
ンデンサ23との接続点を接続してダミー負荷回路21を構
成する。
【0010】次に、上記構成につき、その作用を図2の
波形図をも参照して説明する。先ず、電源を投入する
と、出力電圧Vout が最小の状態になるようなパルス導
通幅の駆動信号が制御用IC3からスイッチング素子2
に供給されるように、ソフトスタート回路11から制御用
IC3に制御信号を出力する。これにより、スイッチン
グ素子2はスイッチング動作を開始し、トランス1の一
次巻線に入力電圧Vinが断続的に印加される。
【0011】トランス1の二次巻線に誘起された電圧
は、整流平滑回路4を介して出力電圧Vout として出力
端子+Vo,−Voに出力されるが、電源投入直後の出
力電圧Vout は低いので、ダミー負荷回路21のトランジ
スタ25がオンし、抵抗24およびトランジスタ25のエミッ
タ・コレクタ間を介して負荷電流iLが流れ込む。この
とき、図2の無負荷時における波形図からも明らかなよ
うに、出力端子+Vo,−Vo間に負荷を接続していな
い場合でも、ダミー負荷回路21に発生する負荷電流iL
により、出力電圧Vout の段状の立ち上がり点Aは、低
い電圧レベルの変動に制限される。
【0012】その後、ソフトスタート回路11からの制御
信号に基づき、制御用IC3からスイッチング素子2へ
の駆動信号のパルス導通幅が徐々に拡がり、これに伴っ
て出力電圧Vout も上昇する。また、ダミー負荷回路21
は、トランジスタ25のベース電流によってコンデンサ23
が充電されるため、このコンデンサ23の両端間電圧が上
昇するのに伴って、負荷24に流れ込む負荷電流iLが減
少する。そして、最終的にトランジスタ25のエミッタ・
コレクタ間がオフ状態になると、負荷電流iLの流れ込
みは遮断され、以後、ダミー負荷回路21による電源装置
の損失は皆無となる。この時点では、制御用IC3もソ
フトスタート回路11からの制御信号に代わり、出力電圧
検出回路5からの検出信号に基づくフィードバック制御
を行なうため、出力電圧Vout は図2のB点に示すよう
な安定化した定常状態に切換わる。
【0013】一方、電源装置への電源供給が遮断され、
出力電圧Vout がダウンすると、それまでコンデンサ23
に蓄えられていた電荷は、ダイオード22を介して出力端
子+Vo側に素早く送り出される。これにより、ダミー
負荷回路21のコンデンサ23を放電して、次の電源投入時
を待機するようになっている。
【0014】以上のように、上記実施例のダミー負荷回
路21は、電源投入後、出力電圧Voが安定化するまでの
間に、抵抗24およびトランジスタ25を介して負荷電流i
Lを流すようにしているため、いかなる負荷状態におい
ても負荷電流iLが流れて、理想的な出力電圧Vout の
立上がり特性を得ることができる。しかも、出力電圧V
out が安定化すると、コンデンサ23の充電によりトラン
ジスタ25がオフ状態となって負荷電流iLが流れなくな
るため、ダミー負荷回路21を設けたにも拘らず、定常時
における電源装置の損失は皆無になる。さらに、このダ
ミー負荷回路21は、ダイオード22およびコンデンサ23か
らなる第1の直列回路と、抵抗24およびトランジスタ25
からなる第2の直列回路とを出力端子+Vo,−Vo間
に接続するだけで得られるため、極めて簡単な構成であ
りながら、従来例における諸問題を一掃することができ
る。
【0015】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可
能である。例えば、上記実施例では、フォワード型のコ
ンバータを例にして説明を行なったが、フライバック型
などの他のタイプのコンバータにも、本発明を適用する
ことができる。また、スイッチング素子は、MOS型F
ETに代わりトランジスタを用いてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明におけるスイッチング電源装置の
ダミー負荷回路は、制御回路からの駆動信号によりスイ
ッチング素子をスイッチングして、トランスの一次巻線
に直流入力電圧を断続的に印加し、このトランスの二次
巻線から誘起された電圧を整流平滑して所定の直流出力
電圧を得るとともに、電源投入時に前記制御回路からの
駆動信号のデューティーを制御するソフトスタート回路
を備えたスイッチング電源装置において、ダイオードお
よびコンデンサからなる直列回路と、抵抗およびトラン
ジスタからなる直列回路とを出力端子間に各々接続し、
前記トランジスタのベースに前記ダイオードと前記コン
デンサとの接続点を接続して構成されるものであり、簡
単な構成でありながら、いかなる負荷状態においても、
理想的な出力電圧の立上がり特性を得ることができ、し
かも、損失の少ないスイッチング電源装置のダミー負荷
回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスイッチング電源装置
の回路図である。
【図2】同上無負荷時における電源投入時の出力電圧の
波形図である。
【図3】従来の無負荷時および負荷接続時における電源
投入時の出力電圧の波形図である。
【符号の説明】
1 トランス 2 スイッチング素子 3 制御用IC(制御回路) 11 ソフトスタート回路 21 ダミー負荷回路 22 ダイオード 23 コンデンサ 24 抵抗 25 トランジスタ +Vo,−Vo 出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御回路からの駆動信号によりスイッチ
    ング素子をスイッチングして、トランスの一次巻線に直
    流入力電圧を断続的に印加し、このトランスの二次巻線
    から誘起された電圧を整流平滑して所定の直流出力電圧
    を得るとともに、電源投入時に前記制御回路からの駆動
    信号のデューティーを制御するソフトスタート回路を備
    えたスイッチング電源装置において、ダイオードおよび
    コンデンサからなる直列回路と、抵抗およびトランジス
    タからなる直列回路とを出力端子間に各々接続し、前記
    トランジスタのベースに前記ダイオードと前記コンデン
    サとの接続点を接続して構成されることを特徴とするス
    イッチング電源装置のダミー負荷回路。
JP7896095A 1995-04-04 1995-04-04 スイッチング電源装置のダミー負荷回路 Pending JPH08280172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7896095A JPH08280172A (ja) 1995-04-04 1995-04-04 スイッチング電源装置のダミー負荷回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7896095A JPH08280172A (ja) 1995-04-04 1995-04-04 スイッチング電源装置のダミー負荷回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08280172A true JPH08280172A (ja) 1996-10-22

Family

ID=13676467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7896095A Pending JPH08280172A (ja) 1995-04-04 1995-04-04 スイッチング電源装置のダミー負荷回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08280172A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316811A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Fujitsu Ten Ltd 直流電源装置
JP2010040305A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Panasonic Corp 燃料電池発電装置
JP2010088216A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Ricoh Co Ltd Dc−dcコンバータ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316811A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Fujitsu Ten Ltd 直流電源装置
JP2010040305A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Panasonic Corp 燃料電池発電装置
JP2010088216A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Ricoh Co Ltd Dc−dcコンバータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4395881B2 (ja) スイッチング電源装置の同期整流回路
US6295211B1 (en) Switching power supply unit having delay circuit for reducing switching frequency
EP0188839B1 (en) Self-oscillating power-supply circuit
US4763235A (en) DC-DC converter
US6285566B1 (en) RCC power supply with remote disabling of oscillation frequency control
JPH08317637A (ja) スイッチング電源装置のソフトスタート回路
US6081433A (en) Switching power supply apparatus
JPH08280172A (ja) スイッチング電源装置のダミー負荷回路
JPH0570193U (ja) スイッチング電源
JP2004015993A (ja) 無負荷時省電力電源装置
JP2776152B2 (ja) スイッチングレギュレ−タ
JPH06327149A (ja) 電源回路
JPS635434Y2 (ja)
JPH0336222Y2 (ja)
JP3287039B2 (ja) スイッチング電源装置
KR0140018Y1 (ko) 배터리 충전회로
JP2913800B2 (ja) スイッチング電源装置の出力電圧可変方式
JP2861312B2 (ja) フォワード型dc―dcコンバータ
JP2000069752A (ja) 電源装置
JPH0147118B2 (ja)
JPH07312861A (ja) Dc−dcコンバータ
JP2599345Y2 (ja) ソフトスタート回路
JP2835302B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH07222440A (ja) スイッチング電源
JPH08317643A (ja) スイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031104