JP5208197B2 - レンズクリーナ - Google Patents

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Description

この発明はレンズクリーナに関し、特にたとえば、スロットイン形式の光ディスク装置のピックアップレンズを手動でクリーニングする、レンズクリーナに関する。
関連技術
この種の関連技術が特許文献1に開示されている。特許文献1のレンズクリーナを手で持ってディスク装置に挿入し、挿入した状態で左右に回動させることによって、ピックアップの対物レンズを清掃部材でクリーニングすることができる。
2004−139635号公報[G11B 23/00 G11B 7/12]
特許文献1のレンズクリーナでは、清掃部材として植毛ブラシを用いているので、塵や埃は除去できるものの、たばこのやにや油に対しては効果があまりなかった。なぜなら、植毛ブラシは主にほこり等を掃きだすことを目的としたものであって、部分的にしか汚れに接触しないものであるので、やにや油を吸収できず、拭き取りが必要なクリーニングに関しては効果が薄かったためである。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、レンズクリーナを提供することである。
この発明の他の目的は、強固な付着物でも確実に除去できる、レンズクリーナを提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために後述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、対物レンズを内蔵し、ディスクを挿入するためのディスク挿入口および挿入されたディスクを載せるターンテーブルを有する光ディスク装置に用いられるレンズクリーナであって、ディスク挿入口から光ディスク装置に挿入できる円またはほぼ円形状のディスク部分、ディスク部分に形成され、ディスク部分がディスク挿入孔から光ディスク装置内に挿入されたとき、ターンテーブルの軸が挿通される透孔、ディスク部分に設けられ、ディスク部分が光ディスク装置に挿入されたときディスク挿入口から突出し、透孔にターンテーブルの軸が挿通されたディスク部分を光ディスク装置の外で回動させるための把手、ディスク部分に仮想される赤道線より後方のディスク部分の外周縁から後方に突出して形成される2つの突起を含み、ディスク部分が正しく挿入されるとき2つの突起の外縁はディスク挿入口には当たらないが、ディスク部分が左右どちらかに振られた状態で挿入されるとき一方の突起の外縁がディスク挿入口の左右の一方に当たり他方の突起の外縁がディスク挿入口の左右の他方に当たることによってディスク部分のそれ以上の挿入を阻止することによって、ディスク挿入口におけるディスク部分の挿入方向を規制する挿入規制部材、およびディスク部分の主面上の対物レンズに対応する所定位置に設けられ、ディスク部分をディスク挿入口から挿入規制部材によって正しい方向に光ディスク装置に挿入したとき対物レンズに接触可能な軟質***部材を備え、軟質***部材は、ディスク部分の主面上の所定位置に設けられるかつ弾性体を含むベース、およびベース部材を覆うようにベース部材上に被せられるシート状部材を含む、レンズクリーナである。
第1の発明では、レンズクリーナ(10:実施例において相当する部分を例示する参照番号。以下同じ。)は、たとえば円盤形状のディスク部分(16)とそれに設けた把手(20)を有する。ユーザは、軟質***部材(22,42)にたとえばアルコールのような洗浄剤を塗布し、把手をもって光ディスク装置(12)内にディスク部分を挿入する。光ディスク装置がディスク部分の挿入を検知すると、光ディスク装置のローディング機構(図示せず)が作動して、ディスク部分を内部に自動的に取り込む。
レンズクリーナ(10)のディスク部分(16)が内部に取り込まれた後、光ディスク装置のチャッキング機構(図示せず)が作動して、ディスク部分の装着領域をターンテーブルとクランパとで挟んでチャッキングする。ただし、レンズクリーナ(10)を挿入した場合、このピックアップの部分には軟質***部材(22)が存在するので、通常のディスクの場合に比べて反射率が極端に低く、したがって、光ディスク装置はそのときの挿入物(レンズクリーナ)を回転させない。
そして、ユーザは、把手(20)を左右に振る。レンズクリーナ(10)のディスク部分(16)はターンテーブル上に固着されていて回転可能な状態にある。したがって、把手(20)を左右に振ると、ディスク部分すなわち軟質***部材(22)が回動される。軟質***部材はディスク部分からさらに下方へ突出しているので、回動に応じて、この軟質***部材が対物レンズの表面に接触しながら動き、対物レンズの表面の付着物が軟質***部材によって、除去される。
さらに、ディスク部分(16)の外周縁から突出して挿入規制部材(64、66)を設け、レンズクリーナを正しく挿入させる。詳しくいうと、挿入規制部材として、ディスク部分(16)の赤道線(62)より手前側(後方)の外周縁に手前側(後方)に突出する突起(64,64)を形成する。レンズクリーナ(10)を光ディスク装置(12)に正しく挿入する場合、すなわち、真っ直ぐ挿入する場合には、赤道線(62)の長さがレンズクリーナすなわちディスク部分(16)の最大横幅となりしかも赤道線の長さはスロット(14)の入口の幅より小さいので、レンズクリーナ(10)はそのまま光ディスク装置(12)の内部に挿入できる。しかしながら、まっすぐではない場合、突起(64,66)が外側にはみ出すことになり、突起の外縁とディスク部分のそこと対向する部分の外縁との間の距離が入口幅より大きくなってしまい、ディスク部分(16)がスロット(14)の入口に引っ掛かってそれ以上挿入することができない。つまり、突起が、レンズクリーナを正しく(真っ直ぐに)挿入させるための規制部材の機能を果たす。したがって、第1の発明によれば、レンズクリーナが常に正しく挿入されるので、軟質***部材すなわちクリーニング部材(22)が必ず、対物レンズに接触することになる。つまり、ディスク部分(16)の面上の所定位置(対物レンズに対応する位置)に弾性体からなるベース(40,16aA)を形成し、そのベース上にシート状部材(42)を被せる。したがって、第1の発明では、シート状部材(42)がレンズに接触する。
第2の発明は、第1の発明に従属し、2つの突起の外縁間の距離は前記赤道線の長さを超えない、レンズクリーナである。
の発明は、第1または第2の発明に従属し、軟質***部材はディスク部分の一方主面上に貼付される、レンズクリーナである。
の発明では、たとえば1枚の部材(10’)が用いられ、それのディスク部分の一方主面に、軟質***部材(22)がたとえば粘着シート(122)によって貼り付けられる。
の発明は、第の発明に従属し、軟質***部材は、ディスク部分の一方主面上の所定位置に設けられるベース、およびベース部材を覆うようにベース部材上に被せられるシート状部材を含み、ベースの周囲のシート状部材が粘着シートによって一方主面上に貼り付けられる、レンズクリーナである。
の発明では、粘着シート(122)によってシート状部材(42)が一方主面に貼付され、そのシート状部材(42)の下にベース(40)が配置される。したがって、シート状部材(42)はベース(40)の厚みに応じて部材(10’)の一方主表面から突出する。
の発明は、第1の発明に従属し、ディスク部分は、第1ディスク部分および第1ディスク部分上に積層される第2ディスク部分を含み、ベースが所定位置に相当する位置において第1ディスク部分上に形成され、シート状部材がベース上に被せられ、第2ディスク部分の所定位置に相当する位置において窓が形成され、第2ディスク部分を第1ディスク部分に積層するとき窓の内縁でシート状部材を押さえ、それによってシート状部材が窓から突出する、レンズクリーナである。
の発明では、第1ディスク部分(16a)の上に第2ディスク部分(16b)が積層されて、ディスク部分(16)を形成する。ベース(40)は第1ディスク部分(16a)に形成され、そのベースに被せられたシート状部材(42)は、第2ディスク部分(16b)に形成された窓(44)の内縁(44a)で押さえられる。したがって、シート状部材(42)が窓(44)から突出して、レンズを擦る。
の発明は、第1ないし4のいずれかの発明に従属し、ディスク部分の一方主面上に形成された凹部を備え、シート状部材は粘着シートによって凹部底面に貼り付けられる、レンズリーナである。
の発明では、ディスク部分の一方主面に凹部(120)が形成され、軟質***部材すなわちシート状部材はその凹部内に配置される。軟質***部材が凹部に配置されるので、軟質***部材を交換してもそれを正しい位置に設けることができる。
の発明は、第の発明に従属し、粘着シートに形成された窓を有し、窓を通してベース部材を覆うシート状部材が露出するとともに、ベース部材の周囲のシート状部材を粘着シートで凹部の底面に張り付ける、レンズクリーナである。
の発明では、粘着シート(122)に窓(124)を形成し、その窓を通して、ベース部材(40)を覆うシート状部材(42)を露出させるとともに、ベース状部材の周囲のシート状部材を粘着シートで凹部(120)の底面に張り付ける。
の発明は、第1の発明に従属し、シート状部材をベースの外方で押さえる押さえ部材を備える、レンズクリーナである。
の発明では、軟質***部材のシート状部材(42)を押さえ部材(44)で押さえる。したがって、第の発明では、第1の発明と同様にしてレンズクリーナを光ディスク装置内に挿入した後、把手を持ってディスク部分を回動させるとき、シート状部材(42)がレンズに接触する。
の発明は、第の発明に従属し、押さえ部材は、所定位置に相当する位置に形成された窓を含み、窓の内縁でシート状部材を押さえ、それによってシート状部材が窓から突出する、レンズクリーナである。
の発明では、押さえ部材はディスク部分(16)に形成された窓(44)を含み、したがって、シート状部材(42)が窓の内縁(44a)で押さえられる。そのため、シート状部材(42)が窓(44)から突出して、レンズを擦る。
10の発明は、第1ないし第9のいずれかの発明に従属し、ディスク部分のターンテーブルに装着される装着領域内に設けられ、軟質***部材を対物レンズ側に偏寄させる偏寄手段を備える、レンズクリーナである。
10の発明では、レンズクリーナ(10)は、たとえば円盤形状のディスク部分(16)とそれに設けた把手(20)を有する。ユーザは、軟質***部材(22,42)にたとえばアルコールのような洗浄剤を塗布し、把手をもって光ディスク装置(12)内にディスク部分を挿入すると、光ディスク装置のチャッキング機構が作動して、ディスク部分の装着領域をターンテーブルとクランパとで挟んでチャッキングする。このとき、偏倚手段(52)によって、軟質***部材(22)が強制的に対物レンズの方向に偏倚される。したがって、ユーザが把手(20)を左右に振ったとき、軟質***部材が一層確実に対物レンズの表面に接触する。
11の発明は、第10の発明に従属し、偏倚手段は、ディスク部分の主面上でかつ装着領域内のターンテーブルの軸を挟んで軟質***部材とは反対側に設けられたスペーサを含む、レンズクリーナである。
11の発明では、偏倚手段は、所定位置に設けられたスペーサ(52)を含む。ディスク部分をターンテーブル上にチャッキングするとき、クランパでディスク部分の装着領域(32)を押さえるが、スペーサ(52)の作用によって、ディスク部分(16)の後端側がわずかに浮上する。したがって、それと反対側にある軟質***部材(22,42)は、わずかに沈み、レンズと接触し易くなる。
この発明によれば、***した軟質部材で対物レンズ表面を摩擦するため、たばこのやにや油のような強固な付着物でも確実に除去できる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
1はこの発明の一実施例のレンズクリーナおよびそれの使用方法を示す図解図である。 図2は図1実施例のレンズクリーナが光ディスク装置内のターンテーブルにチャッキングされた状態を示す図解図である。 図3は図1実施例のレンズクリーナを製作する上層部材および下層部材ならびにそれらの付属物を平面的に示す図解図である。 図4は図3に示す上層部材および下層部材ならびにそれらの付属物を用いて実施例のレンズクリーナを完成させる途中の工程を示す断面図解図である。 図5は完成したレンズクリーナを平面的に示す図解図である。 図6は実施例のレンズクリーナにおける要部を示す断面図解図である。 図7は実施例のレンズクリーナを光ディスク装置へ挿入する途中経過を平面的に示す図解図である。 図8は実施例のレンズクリーナを光ディスク装置へ挿入した状態を平面的に示す図解図である。 図9は他の実施例の要部を示す図解図である。 図10は別の実施例の要部を示す図解図である。 図11はさらに他の実施例の要部を示す図解図である。 図12はなおも他の実施例を示す図解図である。 図13は図12実施例の変形例を示す図解図である。 図14はその他の実施例を示す図解図である。 図15は図14実施例を用いて製作したレンズクリーナを示す図解図である。 図16はさらに他の実施例を示す図解図であり、図16(A)は上層部材を示す平面図解図であり、図16(B)は下層部材を示す平面図解図であり、図16(C)は上層部材の孔に下層部材の爪を差し込むことによって形成されたレンズクリーナを示す断面図解図である。 図17はなおも他の実施例を示す平面図解図である。 図18はその他の実施例を示す図解図である。 図19はこの発明の別の実施例の要部を示す図解図である。 図20は図19実施例のレンズクリーナを製作する過程を示す図解図であり、特に上層部材および下層部材を折畳む前の状態を示す。 図21は図19実施例のレンズクリーナを光ディスク装置へ挿入しようとする状態を平面的に示す図解図であり、正しい挿入の場合を示す。 図22は図19実施例のレンズクリーナを光ディスク装置へ挿入しようとする状態を平面的に示す図解図であり、正しくない挿入の場合を示す。 図23はこの発明のさらに別の実施例の要部を示す図解図である。 図24は図23実施例のレンズクリーナを製作する過程を示す図解図であり、図24(A)は上層部材および下層部材を折畳む前の状態を示し、図24(B)は折畳んで中間層部材を所定位置に設置した状態を示す。 図25は図23実施例の断面構造を示す図解図である。 図26は図23実施例のレンズクリーナを光ディスク装置へ挿入した状態を平面的に示す図解図である。 図27はこの発明のさらに他の実施例の要部を示す図解図である。 図28は図27実施例のレンズクリーナを製作する過程を示す図解図であり、図28(A)は上層部材および下層部材を折畳む前の状態を示し、図28(B)は折畳んで中間層部材を所定位置に設置した状態を示す。 図29は図27実施例のレンズクリーナを光ディスク装置へ挿入した状態を平面的に示す図解図である。 図30は図27実施例のレンズクリーナがレンズを清掃する状態を示す断面図である。 図31はこの発明のさらにその他の実施例を示す図解図である。 図32は図31実施例の断面構造を示す図解図である。 図33は図31実施例に用いられる軟質***部材の一例を示す図解図である。 図34は図31実施例を製作する過程を示す図解図である。
図1に示すこの発明の一実施例のレンズクリーナ10は、光ディスク装置12のスロット14から内部に挿入できる形状、たとえば円盤形状を有するディスク部分16と、そのディスク部分16の外周から外方へ突出するかつ人間の手18で掴むことができる把手20とを含む。そして、ディスク部分16の下面には、図1においては点線で簡単に図示している、下面から***した軟質部材を含むクリーニング部材22が設けられる。なお、光ディスク装置12のスロット14には、正規のディスク(図示せず)やこのレンズクリーナ10が光ディスク装置10内の所定位置に達したとき立ち上がってそれ以上のディスク挿入(二重挿入)を防止するためのシャッタ24が設けられる。
なお、実施例のレンズクリーナ10は、たとえばポリカーボネート、塩化ビニルなどのプラスチックの薄板の2枚重ねで形成されていて、上層部材を10aで示し、下層部材を10bで示し、上層のディスク部分を16aで示し、下層のディスク部分を16bで示す。同様に、上層の把手を20a、下層の把手を20bで示す。
ディスク部分16の直径は、たとえば標準的なCD、DVDあるいは次世代DVDのための光ディスク装置であれば、120mmに設定され、厚みは、1.2‐1.5mmに設定される。ただし、これらの数値に限定されるものではなく、特殊な光ディスク装置を用いるなら、その光ディスク装置に適合する直径や厚みが設定されるべきである。
ディスク部分16の中心には、チャッキングの際に光ディスク装置10のターンテーブル26の軸28(いずれも図2)が挿入される透孔30が形成される。ディスク部分16は、この中心透孔30を囲むドーナツ形成の領域32において、図2に示すように、ターンテーブル26とクランパ34とでチャッキングされる。つまり、この領域32が装着領域である。
図1実施例のレンズクリーナ10を作るために、一例として、図3(A)および図3(B)に示す上層部材10aおよび下層部材10bをたとえばプラスチック薄板の打抜き成形や、プラスチックの射出成形など適宜の方法で準備する。各部材10aおよび10bの厚みは0.6‐0.75mmに設定される。すなわち、2枚重ねた状態で厚みが1.2‐1.5mmとなるように設定される。
上層部材10aは上層ディスク部分16aおよび上層把手20aを含み、下層部材10bは下層ディスク部分16bおよび下層把手20bを含む。両ディスク部分16aおよび16bの対応する中心位置に中心孔30が形成される。下層ディスク部分16bの先端側(把手の反対側)には先端から少し距離を置いた位置に折り曲げ線34が形成されている。この折り曲げ線34はたとえば肉薄に形成されていて、その部分でこの下層ディスク部分16bを折り曲げることができる。
上層ディスク部分16aの所定位置、つまり、このレンズクリーナ10を光ディスク装置12内に挿入したときピックアップ36の対物レンズ38(いずれも図7)に対応する位置にクリーニング部材22が設けられる。このクリーニング部材22は、上層ディスク部分16aの表面上にたとえば接着によって設けられる、かつたとえばスポンジやゴムのような軟質材料からなるベース40と、そのベース40を覆うようにベース40に被せられる布のようなシート状部材42とを含む。このシート状部材42としては、できるだけ毛羽立ちが少なくしかも塵埃を効率よく除去できる、たとえば「トレシー」(商品名:株式会社東レ)のような布が好ましいが、これに限定されるものではなく、任意の布や不織布が利用できる。また、ベース40に用いる軟質材料として、同様の布を折り畳んだ物を用いてもよい。さらに、このシート状部材42の大きさは、少なくともベース40の全体を覆う大きさであるが、ベース40からはみ出した部分のシート状部材を後述のように上層ディスク部分16aと下層ディスク部分16bとによって挟むことによって、シート状部材42すなわちクリーニング部材22を保持するようにしているので、十分な保持力が得られるように、比較的大き目に設定される。具体的には、シート状部材42の各辺がベース40の対応する辺の2‐4倍程度の大きさに設定される。
下層ディスク部分16bの、上記ベース40およびシート状部材42に対応する場所には、孔によって窓44が形成されている。窓44の大きさは、その内縁44aがベース40の外縁よりやや大きくなるように設定される。
また、上層把手20aの表面上には適宜の場所適宜の面積で、粘着層46が形成される。この粘着層46は、たとえば両面テープを把手20aに貼り付け、その後残ったセパレータを取り除くことによって、把手20a上に形成することができる。しかしながら、粘着材を直接塗布または印刷することによって、粘着層46を付与するようにしてもよい。
図3に示す上層部材10aおよび下層部材10bを用いて図1に示すレンズクリーナ10を作るとき、まず、上述のベース40を、たとえば接着剤を用いて上層ディスク部分16aの所定位置に貼り付ける。続いて、ベース40の上にシート状部材42を被せる。
その後、図4に示すように、下層ディスク部分16bの折り曲げ線34より先端側の先端部分16bAを、たとえば接着剤で、上層ディスク部分16aの対応する先端位置に貼り付ける。
そして、下層部材10bの残りの(先端部分16bA以外)ディスク部分16bおよび下層把手20bを図4の矢印で示すように、上層部材10aに重ねる。そうすると、上層把手20a上に形成された粘着層46によって上下層把手20bおよび20aが互いに強固に接着され、図1すなわち図5に示すレンズクリーナ10が完成する。
レンズクリーナ10において、クリーニング部材22は、図6に示すように形成される。すなわち、上層ディスク部分16aの上にベース40が接着され、その上にシート状部材42が被せられる。その後下層ディスク部分16bが折畳まれて上層ディスク部分16bに密着する。
下層ディスク部分16bには、ベース40よりやや大きい窓44がベース40と対応する位置に形成されている。下層ディスク部分16bが上層ディスク部分16bに密着するとき、ベース40に被せられたシート状部材42は、ベース40の外方において、窓44の内縁44aによって押さえ付けられるとともに、下層ディスク部分16bと上層ディスク部分16aとの間に挟まれる。このようにして、シート状部材42が保持される。
このとき、図6に示すように、シート状部材42は、ベース40の厚みの作用によって***し、下層ディスク部分16bの窓44から突出し、したがって、下層ディスク部分16bの表面より下方に突出する。かつ、下層ディスク部分16bと上層ディスク部分16aとによってシート状部材42の周囲が引っ張られるため、シート状部材42は滑らかに盛り上がった山型形状になる。
具体的には図6に示すように、シート状部材42は、中央部から周辺部に向かって連続的に変化する傾斜42aを有し、角の無い盛り上がりを構成する。ベース40が弾性部材である場合にはシート状部材42からの圧力によってベース40の端部が圧縮され、ベース40もそのように盛り上がった山型形状へと変形することになる。このことによって、クリーニング部材は角の無い滑らかな形状を構成するようになるので、クリーニングの際に角が引っかかる等によって無理な力が加わることを防止でき、シート状部材42に対するダメージによるごみの発生や、レンズに対するダメージを防止することができる。
このようにして完成したレンズクリーナ10を用いて光ディスク装置10のレンズ38(図7)をクリーニングする場合、まず、たとえばアルコールのような洗浄剤をクリーニング部材22すなわちシート状部材42に塗布し、図1に示すように手で把手20を把持して、レンズクリーナ10をスロット14から光ディスク装置10の内部に挿入する。このとき、光ディスク装置12のスロット14またはその近傍に設けられた遮蔽センサ(図示せず)によってレンズクリーナ10の挿入を検知すると、光ディスク装置12のローディング機構(図示せず)が作動して、図8に示すように、レンズクリーナ10を内部に自動的に取り込む。
レンズクリーナ10が内部に取り込まれた後、光ディスク装置12のチャッキング機構(図示せず)が作動して、図2に示すように、レンズクリーナ10の中心孔30に回転軸28を挿入し、レンズクリーナ10の装着領域32をターンテーブル26とクランパ34とで挟んでチャッキングする。この状態では、クランパ34によってターンテーブルに固着された状態である。
次いで、ピックアップ36(図7)からレーザが照射され、コンピュータ(図示せず)はピックアップ36に入射した反射光(の反射率)で、挿入物が何か、つまり通常のディスクかレンズクリーナ10かを判別する。通常のディスクの場合には通常の反射率で反射光が入射するので、光ディスク装置12のコンピュータは、そのときの挿入されたものが通常ディスクであると判別して、コンピュータは図示しないスピンドルモータを回転させるとともにフォーカシング処理を実行してディスクの再生/記録を実行する。
レンズクリーナ10の場合、このピックアップ36の部分にはクリーニング部材22すなわちシート状部材42が存在するので、通常のディスクの場合に比べて反射率が極端に低い。したがって、光ディスク装置12のコンピュータはそのときの挿入物がディスクであるとは認識せず、回転させない。したがって、フォーカス動作も行なわれない。
この図8の状態で、ユーザは、把手20を左右に振る。ただし、スロット14にシャッタ24が設けられている場合には、把手20を振れる範囲は、シャッタ24の中央部分に制限される。
レンズクリーナ10はターンテーブル上に固着されていて回転可能な状態にある。したがって、把手20を左右に振ると、レンズクリーナ10すなわちクリーニング部材22が図8の矢印で示すように、回動される。先に説明したように、クリーニング部材すなわちシート状部材42が下層ディスク部分16bからさらに下方へ突出しているので、レンズクリーナ10の回動に応じて、このシート状部材42が対物レンズ38の表面に接触しながら動く(擦る)ことになる。したがって、対物レンズ38の表面の付着物がシート状部材42によって、除去される。シート状部材42が広い面積で対物レンズ38に接触しながら、しかもベース40に支えられて動くので、付着物がたばこのやにや油のように従来のブラシでは除去できなかったものでも、確実に除去できる。この場合、シート状部材42は2つのディスク部分16aおよび16bによって強固に保持されているので、クリーニング中にシート状部材42が不所望に脱落することはない。
さらに、この実施例では、シート状部材42は上層ディスク部分16aと下層ディスク部分16bとの間で挟んで保持しているだけなので、シート状部材42が汚損したときにはそれを新しいものと取り替えることができる。
シート状部材42を交換する場合、上層把手20aと下層把手20bとの粘着層46による接着状態を解除して、上層部材10a(上層ディスク部分16a)と下層部材10b(下層ディスク部分16b)とを図4に示すように開放した状態で、古いシート状部材を除き、新しいシート状部材を再びベース40上に被せ、その後先に述べたように把手20aおよび20bを粘着層46で接着することによって、シート状部材が新しくなったレンズクリーナ10を得ることができる。
なお、先の実施例では粘着層46は上層把手20a上に形成したが、これは下層把手20bの表面上に形成するようにしてもよいし、両方に形成するようにしてもよい。さらに、このような粘着層は、ディスク部分16aおよび/または16b上に付与するようにしてもよい。ディスク部分に粘着層を設ければ、ディスク部分デ16aおよび16bの間の接着力が強くなるので、把手だけに設けた場合に比べて、シート状部材42を一層強固に保持することができる。したがって、クリーニング中のシート状部材42の脱落の可能性をさらに減じることができる。
シート状部材42をさらに安定的に保持するために、図9または図10に示す実施例が考えられる。
図9の実施例では上層ディスク部分16aの、ベース40が貼付されている周囲に、ベース40を囲繞するように粘着層48を形成する。ベース40からはみ出したシート状部材(ここでは図示せず)がこの粘着層48によって捕捉されるので、ディスク部分16aおよび16bによる挟圧力と相俟って、シート状部材がより一層しっかりとディスク部分16aおよび16b間に保持され得る。したがって、クリーニング中にシート状部材が脱落する可能性をさらに一層減じることができる。
図9の実施例では、シート状部材42をベース40に被せた状態で仮に保持することができるので、図4に示すように下層ディスク部分16bを上層ディスク部分16aに密着させる過程で、シート状部材42がベース40から外れてしまうという不都合を解消できるという利点がある。
図10の実施例では上層ディスク部分16aの、ベース40が貼付されている周囲に、ベース40を囲繞するように粗面部50aを形成するとともに、下層ディスク部分16bのそれに対応する場所に、同様の粗面部50bを形成する。ベース40からはみ出したシート状部材42がこの2つの粗面部50aおよび50bによって捕捉されるので、ディスク部分16aおよび16bによる挟圧力と相俟って、シート状部材がより一層しっかりとディスク部分16aおよび16b間に保持され得る。したがって、図9の実施例と同様に、シート状部材42の脱落の可能性を減じる効果がある。
先の実施例では上層ディスク部分16aに軟質材からなるベース40を接着などで貼り付けるようにした。しかしながら、このベース40は、シート状部材42を下層ディスク部分16bの表面から突出させるという機能を失わない限り、特に軟質材でなければならないというものではない。なぜなら、ベース上に被せられるシート状部材が布のような軟質材である場合には、ベース40が硬くても、シート状部材42がレンズ38を傷つける恐れはないからである。
もしベースが軟質材でなくてもよければ、図11に示すように、このベースに相当する部分を上層ディスク部分16aの平坦な突起16aAとして、ディスク部分16aと一体的に成形しておくことも可能である。この実施例によれば、ベース40をディスク部分16aに貼り付けるという面倒な作業から解放される。
さらに、上述の実施例では、図3に示す上層部材10aとそれとは別体で準備された下層部材10bとを用いて図4に示す工程を経て図5に示すようにレンズクリーナ10を完成させた。しかしながら、上層部材10aと下層部材10bとは図12に示すように、先端のごく狭い連結部10cで繋がった一体物として準備されてもよい。この実施例では、上層部材10aと下層部材10bとは一度に成形(打抜き成形にせよ、射出成形にせよ)できるという利点がある。この実施例においても、上層部材10aおよび下層部材10bには、それぞれ、ディスク部分16aおよび16b、ならびに把手20aおよび20bを形成し、さらに下層ディスク部分16bに折り曲げ線34および窓44を形成している。
なお、図12の実施例では、上述の実施例では上層把手20a上に形成されていた粘着層46を上層ディスク部分16aの上に形成している。
図12実施例においては、上層部材10aの上層ディスク部分16a上にクリーニング部材22すなわちベース40およびシート状部材42を設置した後、下層部材10bの折り曲げ線34から先端側の部分16bAを上層ディスク部分16aに貼り付け、下層ディスク部分16bを上層ディスク部分16aに密接させ、粘着層46で両者16aおよび16bbを接着することによって、図5に示すようなレンズクリーナ10が完成される。
図12の変形例として図13の実施例が考えられる。この図13実施例では、図12実施例の下層部材10bが変形されている。詳しく言うと、この実施例の下層部材10bは、図12の下層ディスク部分16bの径に相当する長さの短冊状部分16bbと、それの先端から外方に延びる下層把手20bとを含む。短冊状部分16bbには、下層ディスク部分と同様の透孔30、折り曲げ線34および窓44が、それぞれ相当する位置に形成されている。
図13実施例においても、上層部材10aの上層ディスク部分16a上にクリーニング部材22を設置した後、下層部材10bの先端部分16bAを上層ディスク部分16aに貼り付け、短冊状部分16bbを上層ディスク部分16aに密接させ、粘着層46で両者16aおよび16bbを接着することによって、レンズクリーナを完成させることができる。この実施例では、上層部材10bの大きさが必要最小に設定されているので、材料費を節約できるという利点がある。
図14の実施例も図12実施例の変形と考えられる。図12の実施例では上層部材10aおよび下層部材10bを、ディスク部分の先端の連結部10cで連結した状態の一体物を準備するようにした。図12実施例では部品がばらばらにならないので取り扱いや管理が簡便になるという利点があるものの、連結部10cの幅が狭いので、幅方向へ撓み易く、両部材10aおよび10bを正確に重畳するにはやや困難性が伴う。図14の実施例は一体物による利点を残しながら、より簡単にレンズクリーナを作れるようにしている。
図14においても、上層部材10aおよび下層部材10bは一体物とされるが、この実施例では、連結部10cAは、ディスク部分16の先端にではなく、その先端を外した位置に、右方に傾斜した比較的長い直線状に形成されている。もし、このような長い直線状連結部をディスク部分の先端に形成したとすると、ディスク部分の先端がその直線状連結部で切り欠かれたいわゆる截頭形状になってしまう。他方、光ディスク装置12では一般に、ディスク挿入部にトリガレバー(図示せず)を臨ませていて、ディスクをローディングする際には、ディスク先端でそのトリガレバーを押しながらディスクが取り込まれ、ディスクがトリガレバーを最後まで押し切ったとき、ディスクのローディングへの搬入が終了したと判断する。もし、レンズクリーナのディスク部分の先端が切り欠かれた截頭形状だとすると、ディスク先端でこのトリガレバーを最後まで押し切ることができないので、ディスクの所定位置への搬入を検知できないことになってしまう。その理由で、図14の実施例では、ディスク部分の先端を切り欠くことにならないように、直線連結部10cAを右方(これはトリガレバーの位置によっては左方でもよい。)にずらせて斜めに設定したのである。
図14に示す実施例の一体物を用いて、上で説明したと同様の手順で完成させたレンズクリーナ10が図15に示される。この実施例においては、連結部10cAによってディスク部分16の一部が切り欠かれた形状になっている以外は、図5に示すレンズクリーナと同じである。この実施例ではディスク部分16の先端に何も欠損部分がないので、トリガレバーを最後まで押し切ることができる。なお、トリガレバーが切り欠け側にずれた位置に配置されている場合であれば、トリガレバー押し切るために切り欠けの大きさはより小さい必要がある。つまり、少なくとも、トリガレバーに接触する部分が残る範囲で切り欠けを形成する必要がある。
また、図16(A)に示す上層部材10aと図16(B)に示す下層部材10bとを2枚の部材で別々に構成し、下層部材10bの先端に形成した爪52と上層部材10aの対応する位置に形成した孔54によって連結するようにしてもよい。詳しく説明すると、図16実施例では、下層部材10bは截頭円盤形状の上層ディスク部分16bとそれから延びる把手20bとを含み、ディスク部分16bには中心孔30が形成されている。下層ディスク部分16bは、その先端を、先の実施例の折り曲げ線34(図5など)を形成していた位置で、切断して截頭形状とし、その切断端縁に2つの爪52を突出して形成した形状となっている。ただし、実際には爪52はディスク部分16bと一体に形成されている。
上層部材10aは上層ディスク部分16aおよびそれから延びる把手20aを含み、上層ディスク部分16aにも中心孔30が形成されている。下層ディスク部分16bの2つの爪52にそれぞれ対応する位置に、2つの横長の孔54が形成される。この孔54の縦寸法すなわち幅は、爪52の突出長さすなわち幅に相当するように設定されている。
上層ディスク部分16aの孔54の先端部分には、上記孔54を、ほぼ半分の幅を残して覆うカバー56が、たとえば接着剤で貼り付けられる。したがって、孔54は図16(C)に示すように、幅の半分がカバー56で塞がれた断面鉤形に形成される。それに対応して、下層部材16bの爪も52も、図16(C)に示すように、断面鉤形に形成される。
このような上層部材10aおよび下層部材10bはともに、射出成形によって、形成することができる。
この上層部材10aおよび下層部材10bを用いてレンズクリーナ10を作る第2は、先の実施例と同様に、ベース40の上にシート状部材42を被せてクリーニング部材すなわち軟質***部材22を仮に形成しておき、図16(C)に示すように、下層部材16bの爪52を、孔54に、その手前側から挿入して先端がカバー56の下に潜り込むように、挿入する。そして、上下層のディスク部分16aおよび16mbならびに把手20aおよび20bが密着するように、下層部材10bの手前側を上層部材10aに密着させる。このとき、もし粘着層46(図3、図12など)が設定されていれば、上層部材10aおよび下層部材10bの密着状態が維持される。
ただし、このとき下層ディスク部分16bの窓44の内縁44aでシート状部材42(クリーニング部材22)を押さえ、このシート状部材42が窓44からが下方に突出することは、先の実施例と同様である。
また、この図16実施例において、図16(C)に示すように、テープ58を用いて爪52を差し込んだ孔54の部分を覆うようにしてもよい。つまり、テープ58をカバー56と下層ディスク部分16bとに張り渡すことによって、孔54を覆うようにすれば、爪52が孔54から離脱するのが防止できる。テープ58としては、ビニールテープや金属(箔)テープなど、裏面に粘着材または接着剤が予め設けられたものが利用できる。
上述のようなテープ58を用いれば、次の図17に示す実施例も考えられる。この図17実施例は、図16実施例の変形であり、図16実施例に比べて、爪52、孔54およびカバー56がない上層部材10aおよび下層部材10bを用いる。そして、窓44の内縁がシート状部材42の周囲を押さえるように2つの部材10aおよび10bを密着配置し、テープ58を上層ディスク部分16aの先端と下層ディスク部分16bの先端とに張り渡すことによって、下層部材10bを、上層部材10aに対して開閉または接離可能に、上層部材10aに取り付けることができる。
図18はこの発明のさらにその他の実施例の要部を示す図解図であり、レンズクリーナ10が、光ディスク装置のターンテーブル26へチャッキングされている状態を図解する。
図18実施例では、レンズクリーナ10の中心孔30の周囲の装着領域32内において、下層ディスク部分16bの表面上に、スペーサ60を形成する。このスペーサ60は、下層ディスク部分16bの一部として一体に形成されてもよく、あるいは下層ディスク部分16bとは別体で形成された後そこに付着されるようにしてもよい。ただし、スペーサ60は、装着領域32の範囲内ではあるが決められた場所に設けられる必要がある。つまり、スペーサ60は、装着領域32内の、中心孔30を挟んでクリーニング部材22と対向する側(反対側)に設けられる。
このスペーサ60を形成したレンズクリーナ10をターンテーブル26にチャッキングした場合、図18に示すように、そのスペーサ60の作用によって、レンズクリーナ10の把手20の側(後ろ側)がターンテーブル26の上面から浮き上がった状態になる。レンズクリーナ10の後ろ側がターンテーブル26の上面から浮き上がるということは、先側がターンテーブル26の上面より下に沈むということを意味している。クリーニング部材22(シート状部材42)は先端側下面に***しているので、クリーニング部材22が一層対物レンズ38(図7)に接近することになり、レンズクリーナ10によるレンズ清掃を一層確実に行なうことができる、という効果が期待できる。
なお、上述の実施例では、いずれもディスク部分16a,16bと把手20a,20bは一体に成形されているとして説明した。しかしながら、把手20a,20bはディスク部分16a,16bとは別体であってもよい。そうすれば、ディスク製造過程でできたディスクの不良品や中古のディスクをこのレンズクリーナ10に利用することも可能である。つまり、そのようなディスクをたとえば図3(A)および図3(B)に示すディスク部分16aおよび16bとして加工または成形し、その後別に準備した把手をそれらのディスク部分に取り付けるようにしてもよい。
図19および図20は、この発明の別の実施例のレンズクリーナ10を示す。この実施例のレンズクリーナ10は、図14に示す実施例の変形例である。つまり、この実施例においても、連結部10cAで折畳み可能な上層部材10aおよび下層部材10bで形成される。上層部材10aは、上層ディスク部分16aおよびそれの後端から真っ直ぐ外方に延びる上層把手20aを含み、上層ディスク部分16aの所定位置には、ベース40およびそのベース40を覆うシート状部材42を含むクリーニング部材22が固着されるとともに、粘着層または接着層46が形成される。下層部材10bは、下層ディスク部分16bおよびそれの後端から真っ直ぐ外方に延びる下層把手20bを含み、下層ディスク部分16bの所定位置には、クリーニング部材22に対応する所定位置に窓44が形成される。したがって、上層ディスク部分16aにクリーニング部材22を設けた後に、連結部10cAで上層部材10aと下層部材10bとが折畳まれて積層され、粘着層または接着層46によって両者がしっかりと接着されると、図14と同様のレンズクリーナ10が完成する。したがって、この実施例のレンズクリーナ10によれば、図14の実施例のレンズクリーナ10によって得られる利点はそのまま得られる。
ただし、この図19および図20に示す実施例のレンズクリーナ10では、図14実施例のレンズクリーナと異なり、ディスク部分16の左右両側に、赤道線62より後方(把手20側)に、後方に突出した突起64および66が形成される。ただし、赤道線62は、ディスク部分16の中心孔30の中心を通る真横に延びた直線であると定義できる。別の言い方では、ディスク部分16の中心を通り、かつ図21に示す光ディスク装置12のスロット14の入り口を規定する直線14aと平行な線、と定義することができる。突起64および66は、後方に突出するもので、赤道線62より外方にはみ出さない形状および大きさとされている。つまり、突起64および66の外縁間の距離または長さは赤道線62の長さを超えない長さに設計されている。
この突起64および66のために、図20に示すように、上層部材16aの該当する位置に、突起64aおよび66aが形成され、下層部材16bの該当する位置に、突起64bおよび66bが形成される。そして、上層部材10aと下層部材10bとが積層されたとき、一体となって、突起64および66を形成する。
この図19および図20の実施例のレンズクリーナ10を光ディスク装置12に挿入するとき、図21に示すように正しく挿入する場合、すなわち、真っ直ぐ挿入する場合には、赤道線62の長さがこのレンズクリーナ10の最大横幅となりしかも赤道線62の長さAAすなわちそのときの最大横幅がスロット14の入口の幅BBより小さいので、レンズクリーナ10はそのまま光ディスク装置12の内部に挿入できる。
しかしながら、図22に示すように正しくない挿入方法、すなわち、把手20が左右どちらかに振られた状態(曲がった状態)で挿入する場合には、突起66が外側にはみ出すことになり、突起66の外縁とディスク部分16のそれに対向する部分の外縁との間の距離または長さCCが上記スロット14の幅BBより大きくなってしまう(CC>BB)ので、ディスク部分16がスロット14の入口に引っ掛かってそれ以上挿入することができない。つまり、突起64および66は、レンズクリーナ10が正しく(真っ直ぐに)挿入されるための規制部材の機能を果たす。したがって、この実施例によれば、レンズクリーナ10が常に正しく挿入されるので、レンズクリーナ10を光ディスク装置12内に挿入したとき、クリーニング部材22が必ず、光ピックアップ36の対物レンズ38に接触するという利点がある。また、突起64および66は、レンズクリーナ10の挿入後の操作の際にも、ドライブ内壁との接触によってレンズクリーナ10の可動範囲を規制することになるので、クリーニング部材22が移動できる範囲が対物レンズ38周辺に限られる。そのため、クリーニング部材22がドライブの底に堆積した埃を掃き出す等してレンズを再度汚すことを防止することができる。
なお、この実施例の突起64および66は、これ以降に説明する実施例にも設けられていて、同じように挿入規制部材として機能する。しかしながら、追加の図解は省略するが、突起64および66は、図18までに説明した実施例においても必要に応じて等しく適用でき、同等の機能を発揮することをここで指摘しておく。
また、上層部材10aおよび下層部材10bすなわちディスク部分16aおよび16bに両方とも突起64a,66aおよび64b,66bを設けたが、ディスク部分16aおよび16bの一方だけに突起64a,66aまたは64b,66bを設けてもよく、ディスク部分16aに突起64aおよび66aの一方だけを形成し、ディスク部分16bに突起64bおよび66bの他方だけを形成することも考えられる。つまり、ディスク部分16aおよび16bには、少なくとも左右1つずつ突起があれば、挿入規制部材として十分機能するのである。
ここまでの実施例では、すべて、把手20はディスク部分16と一体的に設けられていたが、図23および図27に示す2つの実施例においては、ケース部分116と把手20とが別々に設けられる。
図23の実施例は、図24に示すように、3つ(厳密には4つ)の部品から構成される。すなわち、図19(図20)の実施例における上層部材10aおよび下層部材10bから把手の部分20aおよび20bを取り除き、ケース部分116aおよび116bだけを含み、かつ連結部10cAで連結された上層部材10a’および下層部材10b’を用いる。この上層部材10a’のケース部分116aには上述の突起64aおよび66aがその外周縁に形成されていて、下層部材10b’のケース部分116bには、対応する突起64bおよび66bが形成されるとともに、窓44が形成される。ただし、中心孔30は両方ともに形成されている。
このような上層部材10a’と下層部材10b’とは、連結部10cAで折畳むことによって重ね合わされるが、折畳んだ上層部材10a’と下層部材10b’との間に介挿されるスペーサないし中層部材68が使用される。この中層部材68は、ケース部分116aおよび16bよりやや径小のディスク状形状とされ、その中央部に、その直径ほぼ全長にわたる長さでかつ所定の幅を有する縦長のスペース70が規定される。
スペース70は、一方端が中層部材68で閉成されているかつ縦長のほぼ矩形の第1スペース72と、第1スペース72から下方(他端側)に延びて先端が開放されている第2スペース74とを含む。第1スペース72は、縦方向の所定位置(中心孔30の中心に対応する位置)で最小幅DDとされ、その最小幅DDの位置から上下に向かうにつれて幅広に形成される。第2スペース74は、第1スペース72との連通部において最小幅EEであり、その位置より開放端(下)に向かうにつれて幅広に形成されている。第1スペース72の一方端を規定する中層部材68の内縁76は、中心孔30の中心を中心とする円弧として形成されている。
スペース70には、図24(B)に示す操作部材78が配置される。操作部材78は、中心孔30が形成されていて、上記スペース70の第1スペース72内に収容または配置される矩形部80と、この矩形部80の下端から外方に延びる短冊状の把手部82を含む。ただし、この矩形部80は、把手部82を動かすことによって動くので、可動部材を構成する。矩形部80はその縦方向全長に亘って一様な幅FFを有し、この幅FFは上記第1スペース72の最小幅DDと同じかそれよりやや小さく設定される。把手部78は縦方向全長に亘って一様な幅GGを有し、この幅GGは第2スペース72の最小幅EEと同じかやや小さく設定される。操作部材78の矩形部80の先端84は、第1スペース72の閉成端内縁76と同じかそれよりやや小さい曲率の円弧として形成される。
操作部材78の矩形部80の所定位置、すなわち、操作部材78を中層部材68のスペース70に配置したときに下層部材10b’の窓44に対応する位置の下面には、先のものと同様のクリーニング部材22がたとえば接着によって取り付けられる。このクリーニング部材22を数えると4つの部品になる。
図24に示す部品を用いて図23に示す実施例のレンズクリーナ10を製作する場合、まず、図24(A)に示すように、中層部材68を下層部材10b’の所定位置に載置し、図示しない接着層または粘着層(先の実施例における接着層46のようなもの)で両者を固定する。その状態で、スペース70に操作部材78を収納配置する。つまり、下面にクリーニング部材22を貼付した矩形部80を第1スペース72内に収容し、把手部82を第2スペース74内に配置する。その後、上層部材10a’および下層部材10b’を連結部10cAで折畳むことによって、中層部材68および操作部材78の上に上層部材10a’を重ね合わせる。このとき、図示しない接着層または粘着層(先の実施例における接着層46のようなもの)で、中層部材68と上層部材10a’とを固定する。
このようにして、図25に示す3層の断面構造を有する、図23実施例のレンズクリーナ10が得られる。図25からよく分かるように、操作部材78は上層部材10a’および下層部材10b’の間に挟持され、先の実施例と同様に、把手部82を持つことによってレンズクリーナ10を取り扱うことができる。
図23の実施例のレンズクリーナ10を、突起64および66による挿入規制を受けながら、光ディスク装置12内に挿入すると、図示しないチャッキング機構によって、レンズクリーナ10がターンテーブル(図示せず)上にチャッキングされる。その状態では、操作部材78すなわち矩形部80の下面に設けたクリーニング部材22が光ピックアップの対物レンズ38を覆う位置に位置決めされている。ただし、クリーニング部材22にはこの時点で先の実施例と同様に、アルコールのようなクリーニング剤が付与されている。
その状態で把手部82を図26に示す矢印86のように左右に振ると、矩形部80が、図24に示す最小幅DDの部分、すなわち、ケース部分116(中心孔30)の中心を中心として矢印88で示すように左右に回動される。このとき、可動部材すなわち矩形部80の先端円弧84が第1スペース72の先端円弧76に沿って、矩形部80が動く。クリーニング部材22が矩形部80に貼付されているので、矩形部80の左右の回動とともにクリーニング部材22も左右に変位する。上述のようにクリーニング部材22は対物レンズ38に接触している状態なので、クリーニング部材22が左右に変位するということは、対物レンズ28がクリーニング部材22によって擦られるということである。つまり、把手部82を回動することによって、クリーニング部材22が動いて対物レンズ38を清掃する。
図26に示す参照符号72Lおよび72Rの部分は、把手部82を左右に振ったときの矩形部80の左右の動き代であり、第1スペース72が前述のように最小幅DDから段々幅広にされる一方で矩形部80が一様の幅FFであることによって形成される。同様に、参照符号74Lおよび74Rの部分は、把手部82を左右に振ったときのその把手部82の左右の動き代であり、第2スペース74が最小幅EEから段々幅広にされかつ把手部82が一様の幅GGであることによって形成される。
図23‐図26に示す実施例では、操作部材78が回動することによってクリーニング動作を実行できた。操作部材78が回動できる範囲はケース部分116によって規制されるので、クリーニング部材が移動できる範囲が対物レンズ38周辺に限られる。そのため、クリーニング部材22がドライブの底に堆積した埃を掃き出す等してレンズを再度汚すことを防止することができる。これに対して、次の図27−図30に示す実施例のレンズクリーナでは、操作部材を前後に移動または変位させることによってクリーニング動作を実行する。
詳しく説明すると、図27の実施例のレンズクリーナ10は、図28に示すように、3つ(4つ)の部品で構成される。すなわち、図24に示すものと同様に、ケース部分116aおよび116bだけを含み、かつ連結部10cAで連結された上層部材10a’および下層部材10b’を用いる。この上層部材10a’のケース部分116aの外周縁所定位置には突起64aおよび66aが形成されていて、下層部材10b’のケース部分116bにも突起64bおよび66bが形成される。下層部材10b’には所定位置に、窓44Aが形成される。ただし、この実施例の窓44Aは、先の実施例のものに比べてやや縦長である。そして、中心孔30は両方ともに形成されている。
上層部材10a’と下層部材10b’との間に介挿されるスペーサないし中層部材68が使用される。この中層部材68は、図24の実施例と同様に、ケース部分116aおよび16bよりやや径小のディスク状の形状とされ、その中央部に、その直径ほぼ全長にわたる長さでかつ所定の幅を有する縦長のスペース90が設定される。
スペース90は、一方端が中層部材68で閉成されているかつ縦長のほぼ矩形の第1スペース92と、第1スペース92から下方(他端側)に延びて先端が開放されている第2スペース94とを含む。第1スペース92は、縦方向には一様の幅でかつ所定の長さHHを有して形成される。第2スペース94は、第1スペース92との連通部における幅で規定された幅を有して形成されている。
スペース90には、図28(A)に示す操作部材96が、図28(B)に示すように配置される。操作部材96には、中心孔30Aが形成されている。この中心孔30Aはやや縦長の長円形状に形成される。操作部材96は、上記の第1スペース92内に収容される矩形部98と、この矩形部98の下端から外方に延びる短冊状の把手部100を含む。ただし、この矩形部98は、把手部100を動かすことによって動くので、可動部材を構成する。矩形部98はその縦方向全長に亘って一様な幅を有し、かつ所定の長さIIを有する。矩形部98の長さIIは、第1スペース92の長さHHより短く、したがって、矩形部98は第1スペース92内において、長さ方向すなわち前後方向に変位または移動可能である。把手部100は縦方向全長に亘って一様な、第2スペース94の幅と同じかやや小さい幅で形成される。
操作部材96の矩形部98の所定位置、すなわち、操作部材96を中層部材68のスペース90に配置したときに下層部材10b’の窓44Aに対応する位置の下面には、クリーニング部材22がたとえば接着によって取り付けられる。
図28に示す部品を用いて図27に示す実施例のレンズクリーナ10を製作する場合、まず、図28(A)に示すように、中層部材68を下層部材10b’の所定位置に載置し、図示しない接着層または粘着層(先の実施例における接着層46のようなもの)で両者を固定する。その状態で、スペース90に操作部材96を図28(B)に示すように収納配置する。つまり、下面にクリーニング部材22を貼付した矩形部98を第1スペース92内に収容し、把手部100を第2スペース94内に配置する。その後、上層部材10a’および下層部材10b’を連結部10cAで折畳むことによって、中層部材68および操作部材96の上に上層部材10a’を重ね合わせる。このとき、図示しない接着層または粘着層(先の実施例における接着層46のようなもの)で、中層部材68と上層部材10a’とを固定する。
このようにして、図25に示す3層の断面構造と類似する断面構造を有する、図27実施例のレンズクリーナ10が得られる。図25から容易に類推できるように、この実施例のレンズクリーナ10も、操作部材96は上層部材10a’および下層部材10b’の間に挟持され、把手部100を持つことによってレンズクリーナ10を取り扱うことができる。
図27の実施例のレンズクリーナ10を、図29に示すように、突起64および66による挿入規制を受けながら、光ディスク装置12内に挿入すると、レンズクリーナ10がターンテーブル(図示せず)上にチャッキングされる。その状態では、操作部材96の下面に設けたクリーニング部材22が光ピックアップの対物レンズ38を覆う位置に位置決めされている。また、クリーニング部材22にはこの時点で先の実施例と同様に、アルコールのようなクリーニング剤が付与されている。
その状態で把手部100を図29に示す矢印102のように長手方向すなわちディスク挿入方向に沿って前後方向に変位させると、矩形部96が、矢印104で示すように同じ方向に直線的に変位または移動される。クリーニング部材22が矩形部96に貼付されているので、矩形部96の変位とともにクリーニング部材22も変位する。クリーニング部材22は対物レンズ38に接触している状態なので、クリーニング部材22が前後方向に変位するということは、対物レンズ28がクリーニング部材22によって擦られるということである。つまり、把手部100を前後方向に動かすことによって、クリーニング部材22が動いて対物レンズ38を清掃する。
図27に示す実施例においては、操作部材96すなわちクリーニング部材22をディスク部分の挿入方向に沿って前後方向(矢印104方向)に動かすので、先の実施例のようそれを左右方向に動かす場合に比べて、利点がある。つまり、対物レンズ38はその両側を金具のようなもの(図示せず)で挟まれているので、クリーニング部材22が対物レンズ38に接触したまま左右方向に移動すると、クリーニング部材22は金具も一緒に擦ることになる。クリーニング部材が金具を擦ると、クリーニング部材が保持していたごみや埃などがクリーニング部材から脱落し、その脱落したごみや埃が対物レンズを再度汚す場合がある。これに対して、図27の実施例のレンズクリーナ10では、クリーニング部材22が前後に動くので、クリーニング部材が上記金具を擦るということはなく、しかも、対物レンズの前後方向には比較的大きな空隙があるので、仮にクリーニング部材からごみや埃が脱落したとしても、そのごみや埃はその空隙に落下するので、対物レンズを再汚染することはない。
また、それだけでなく、ドライブ(光ディスク装置20)の底板には、埃等が堆積している場合があるが、対物レンズの左右方向にクリーニング部材を動かすと、そのような底板上の埃を掃き出し、逆に対物レンズに埃を付着させてしまう可能性がある。この実施例においては、クリーニング部材を前後に動かすので、図29(B)で示すように、レンズユニットが可動するために設けられたドライブ底板の隙間の上を移動することになり、ドライブ底板の埃を飛散させることがない。
図30(A)は、対物レンズ部分を横方向から、図30(B)は対物レンズ部分を奥方向からそれぞれ見た断面図である。図30から明らかなように、クリーニング部材22を前後に動かした場合、ドライブ12にクリーニング部材が接触することがないので、対物レンズにドライブに堆積した埃を付着させることを防ぐことができる。
なお、図23および図27の実施例においては、クリーニング部材22を取り替える必要があるときには、上層部材10a’を中層部材68から剥がし、操作部材78または96を取り出してクリーニング部材22を張り替えて、再度組み込めばよい。
図31‐図34はこの発明のその他の実施例のレンズクリーナを示す図解図である。ここまで説明した実施例ではいずれも、軟質***部材すなわちクリーニング部材22を構成するシート状部材42をたとえば、上層部材と下層部材とで挟んで保持し、それを交換するときにはその上層部材と下層部材とによる挟持を外し、新しいシート状部材42を用いてベース40を再度カバーした後、その新しいシード状部材42を上層部材と下層部材とで再び挟持するものであった。
これに対して、図31実施例では、上層部材か下層部材のいずれか1層だけを用いる。すなわち、1枚だけの部材10’を用いる。この部材10‘もたとえばポリカーボネート、塩化ビニルなどのプラスチックの薄板からなり、先のたとえば図19に示す実施例のディスク部分16と同じまたはほぼ同じ平面形状と同じまたはほぼ同じ寸法とを有するディスク部分16と、そのディスク部分16から手前側に延びる把手20とを含む。ただし、この実施例では、把手20の長さはたとえば図19実施例の把手20よりやや短く設計されている。それは、このレンズクリーナ10の操作性を損なわない範囲で材料を可及的節約する意図である。ただし、この実施例の部材10’は、その厚みがたとえば、1.2‐1.5mmとなるように設定されていて、さらに、図19の実施例と同じ作用効果を奏するように、同じまたはほぼ同じ位置に同じまたはほぼ同じ形状寸法の突起64および66がディスク部分16の左右に形成されている。
この実施例では、1枚の部材10’を用いるために軟質***部材22のシート状部材42を2層の部材で挟み込んで保持することができない。そのために、ディスク部分16の一方主面上の中心透孔30より奥側に、平面矩形の凹部120を形成する。この凹部120にクリーニング部材22を粘着シート122(の粘着面)で貼り付ける。つまり、クリーニング部材22は先の実施例のものと同様に、ベース40およびそのベース40を覆うシート状部材42を含む。
粘着シート122に窓124を形成し、図32から特によく分かるように、その窓124を通して、ベース40を覆うシート状部材42を露出させるとともに、ベース40の周囲のシート状部材42を上記粘着シート122で凹部120の底面に貼り付ける。したがって、ベース40のために***しているシート状部材42が図32に示すように粘着シート122の窓124から露出し、さらに部材10’の一方主面側に突出する。する。ただし、ベース40とシート状部材42とは図示しない適宜の手段で接着されている。
この実施例のレンズクリーナ10を図19の実施例のレンズクリーナ10と同じように光ディスク装置12の内部に挿入した後、把手20を左右に動かすことによって、クリーニング部材22によって対物レンズ38(図21)をクリーニングすることができる。
図31および図32に示す実施例のレンズクリーナ10を製作するために、ディスク部分16,把手20,中心透孔30,突起64,66および凹部120を有する部材10’を射出成型など適宜の方法で製作して準備する。
他方、図33に示すクリーニング部材22を準備する。図33ではシート状部材42に接着されて覆われるベースは図示を省略している。そして、粘着シート122の窓124から露出するようにシート状部材42を粘着シート122に貼り付け、その状態で、セパレータ紙126によって粘着シート122の粘着部分を保護している。ただし、セパレータ紙126にも窓128が形成されている。この窓128は粘着シート122の窓124より縦横ともに大きい。したがって、窓124から露出した残りのシート状部材42がこの窓128を通して露出する。
そして、図34に示すように、ベース40が下側になるように図33とは表裏逆にして、粘着シート122の粘着面を凹部120の底面に貼り付ける。このとき、シート状部材122の一方側の2つの角部が共に斜辺130で形成され、それに合わせて凹部120の1つの角が斜辺132で形成されているので、ユーザがたとえ子供であっても、凹部120内に貼り付けるクリーニング部材22の方向を間違えるとはない。なぜなら、凹部120の斜辺132で形成された角に粘着シート122の斜辺ではない角が合わせられようとしたとき、粘着シート122がうまく凹部120内へ入らないからである。これによって、この実施例のレンズクリーナ10が使用できるようになる。
そして、クリーニング部材22を取り替えるためには、凹部120から粘着シート122を剥がし、新しい図33のようなクリーニング部材22を上記の手順で凹部120へ再度貼り付ければよい。
なお、その都度言及してはいないが、上で説明した実施例や変形例は、可能な場合には、他の全ての実施例に等しく、あるいは適宜の変更を加えて適用できることは明らかである。
この発明が詳細に説明され図示されたが、それは単なる図解および一例として用いたものであり、限定であると解されるべきではないことは明らかであり、この発明の精神および範囲は添付されたクレームの文言によってのみ限定される。
10 …レンズクリーナ
12 …光ディスク装置
14 …スロット
16 …ディスク部分
20、100 …把手
22 …クリーニング部材
40 …ベース
42 …シート状部材
64、66 …突起
120 …凹部
122 …粘着シート

Claims (11)

  1. 対物レンズを内蔵し、ディスクを挿入するためのディスク挿入口および挿入されたディスクを載せるターンテーブルを有する光ディスク装置に用いられるレンズクリーナであって、
    前記ディスク挿入口から前記光ディスク装置に挿入できる円またはほぼ円形状のディスク部分、
    前記ディスク部分に形成され、前記ディスク部分が前記ディスク挿入孔から前記光ディスク装置内に挿入されたとき、前記ターンテーブルの軸が挿通される透孔、
    前記ディスク部分に設けられ、前記ディスク部分が前記光ディスク装置に挿入されたとき前記ディスク挿入口から突出し、前記透孔に前記ターンテーブルの軸が挿通された前記ディスク部分を前記光ディスク装置の外で回動させるための把手、
    前記ディスク部分に仮想される赤道線より後方の前記ディスク部分の外周縁から後方に突出して形成される2つの突起を含み、前記ディスク部分が正しく挿入されるとき前記2つの突起の外縁は前記ディスク挿入口には当たらないが、前記ディスク部分が左右どちらかに振られた状態で挿入されるとき一方の突起の外縁が前記ディスク挿入口の左右の一方に当たり他方の突起の外縁が前記ディスク挿入口の左右の他方に当たることによって前記ディスク部分のそれ以上の挿入を阻止することによって、前記ディスク挿入口における前記ディスク部分の挿入方向を規制する挿入規制部材、および
    前記ディスク部分の主面上の前記対物レンズに対応する所定位置に設けられ、前記ディスク部分を前記ディスク挿入口から前記挿入規制部材によって正しい方向に前記光ディスク装置に挿入したとき前記対物レンズに接触可能な軟質***部材を備え、
    前記軟質***部材は、前記ディスク部分の前記主面上の前記所定位置に設けられるかつ弾性体を含むベース、および前記ベース部材を覆うように前記ベース部材上に被せられるシート状部材を含む、レンズクリーナ。
  2. 前記2つの突起の外縁間の距離は前記赤道線の長さを超えない、請求項1記載のレンズクリーナ。
  3. 前記軟質***部材は前記ディスク部分の一方主面上に貼付される、請求項1または2記載のレンズクリーナ。
  4. 前記軟質***部材は、前記ベースの周囲の前記シート状部材が粘着シートによって前記一方主面上に貼り付けられる、請求項記載のレンズクリーナ。
  5. ディスク部分は、第1ディスク部分および前記第1ディスク部分上に積層される第2ディスク部分を含み、
    前記ベースが前記所定位置に相当する位置において前記第1ディスク部分上に形成され、前記シート状部材が前記ベース上に被せられ、
    前記第2ディスク部分の前記所定位置に相当する位置において窓が形成され、前記第2ディスク部分を前記第1ディスク部分に積層するとき前記窓の内縁で前記シート状部材を押さえ、それによって前記シート状部材が前記窓から突出する、請求項1記載のレンズクリーナ。
  6. 前記ディスク部分の前記一方主面上に形成された凹部を備え、
    前記シート状部材は粘着シートによって前記凹部底面に貼り付けられる、請求項1ないし4のいずれかに記載のレンズリーナ。
  7. 前記粘着シートに形成された窓を有し、前記窓を通して前記ベース部材を覆う前記シート状部材が露出するとともに、前記ベース部材の周囲のシート状部材を前記粘着シートで前記凹部の底面に張り付ける、請求項記載のレンズクリーナ。
  8. 前記シート状部材を前記ベースの外方で押さえる押さえ部材を備える、請求項1記載のレンズクリーナ。
  9. 前記押さえ部材は、前記所定位置に相当する位置に形成された窓を含み、前記窓の内縁で前記シート状部材を押さえ、それによって前記シート状部材が前記窓から突出する、請求項記載のレンズクリーナ。
  10. 前記ディスク部分の前記ターンテーブルに装着される装着領域内に設けられ、前記軟質***部材を前記対物レンズ側に偏倚させる偏倚手段を備える、請求項1ないし9のいずれかに記載のレンズクリーナ。
  11. 前記偏倚手段は、前記ディスク部分の主面上でかつ前記装着領域内の前記ターンテーブルの軸を挟んで前記軟質***部材とは反対側に設けられたスペーサを含む、請求項10記載のレンズクリーナ。
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