JP5201192B2 - 回転機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転機に接続される直流交流変換回路の入力端子と直流電源との間にキャパシタが介在して且つ前記キャパシタと前記直流電源との間の電気経路を開閉する開閉手段を備える電力変換システムに適用され、前記開閉手段が開状態とされる状況下、前記キャパシタの充電電圧を規定電圧以下に放電制御すべく前記直流交流変換回路を操作することで前記回転機に対する通電制御を行なう通電制御手段を備える回転機の制御装置に関する。
この種の制御装置としては、例えば下記特許文献1に見られるように、3相の永久磁石モータのq軸方向の指令電流をゼロとして且つd軸方向の電流の絶対値をゼロよりも大きい値としてモータを通電制御することで、インバータに接続されたコンデンサを放電させるものも提案されている。これは、モータのトルクTが、d軸電流id、q電流iq、d軸インダクタンスLd,q軸インダクタンスLq、電機子鎖交磁束定数φ、および極対数pを用いて「T=p{φ+(Ld−Lq)}id・iq」と表現されることに鑑みたものである。すなわち、モータ通電電流の位相をd軸方向とすることで、モータ通電に際してトルクの発生の回避を狙っている。
特開平9−70196号公報
ところで、上記指令電流となるようにモータの通電制御をする際には、モータの電気角の検出値を用いる必要がある。ただし、この検出値に誤差がある場合、モータの通電電流の位相を上記検出値からd軸と認識される方向とすることで、モータにトルクが生じるおそれがある。このため、モータの回転が停止しない状態において通電制御を行うと、このトルクが負荷トルクの場合には、モータが回生運転されて且つ、モータの通電電流の位相は、検出値の誤差のゆえに誤ってd軸と認識される方向とされ続けることとなる。このため、モータによる発電が継続され、放電に要する時間の制御性が低下するおそれがある。
さらに、トルクがゼロとならない要因として、上記トルク式の誤差がある。すなわち、上記トルク式は、d軸インダクタンスLdやq軸インダクタンスLq等が固定値とされる簡易なモータモデルから導出されるものである。これに対し、実際のモータは、空間高調波に起因したインダクタンス成分等を有し、これらは電気角に依存する。このため、トルクをゼロとしつつモータを通電制御すべく通電電流の位相をd軸としたとしても、実際にはトルクが生成されるおそれがある。そしてこうした事態は、近年、空間高調波が特に顕著となる集中巻が採用された永久磁石モータの利用の増加に伴って、ますます深刻なものとなりつつある。
本発明は、上記課題を解決する過程でなされたものであり、その目的は、キャパシタと直流電源との間の電気経路を開閉する開閉手段が開状態とされる状況下、キャパシタの充電電圧を規定電圧以下により適切に放電させることのできる回転機の制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、およびその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、回転機に接続される直流交流変換回路の入力端子と直流電源との間にキャパシタが介在して且つ前記キャパシタと前記直流電源との間の電気経路を開閉する開閉手段を備える電力変換システムに適用され、前記開閉手段が開状態とされる状況下、前記キャパシタの充電電圧を規定電圧以下に放電制御すべく前記直流交流変換回路を操作することで前記回転機に対する通電制御を行なう通電制御手段を備える回転機の制御装置において、前記通電制御手段による通電制御を開始するに際し前記回転機の回転速度が規定速度を上回る場合、前記通電制御手段による通電制御に先立ち、前記回転機の回転軸に制動力を付与することで前記回転速度を低下させる低下手段を備え、前記通電制御手段は、前記回転機の回転角度に基づき、前記回転機を流れる固定座標系における電流のベクトルの方向を開ループ制御すべく前記回転機の固定子に印加する指令電圧を設定する電圧設定手段を備え、該設定される指令電圧に基づき前記直流交流変換回路を操作するものであり、前記電圧設定手段の入力パラメータとしての前記回転機の回転角度を、前記通電制御手段による通電開始以前に取得された値に制限する指令電圧固定手段を備えることを特徴とする。
上記発明では、低下手段を備えることで、回転機の回転速度が過度に大きくない状態において通電制御手段による制御を行うことができる。このため、通電制御手段による制御によって回転機の回転速度が過度に大きくなったり、回転機による意図せぬ発電がなされて且つその発電量が大きくなったりする不都合を回避することができる。
さらに、上記発明では、電圧設定手段の入力パラメータとしての回転角度が通電開始以前に取得された値に制限されるため、回転機を流れる固定座標系における電流のベクトルの方向が、回転角度の変化によって変更されることを回避することができる。
なお、上記発明において、前記通電制御手段による通電制御を開始するに際し前記回転機の回転速度を検出する手段を備えることを特徴としてもよい。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記通電制御手段は、前記通電制御中に前記回転機を流れる電流の位相を可変とする手段であることを特徴とする。
上記通電制御を行う場合、回転機に常時無効電流を通電することを意図しないために、回転機の回転速度が大きい場合等にあっては、力行と回生とが交互に生じることでキャパシタの放電時間の制御性が低下したり、回転機が逆回転して且つその速度が大きくなったりするおそれがある。このため、低下手段を備えるメリットが特に大きい。
第1の構成では、通電制御中において前記回転機の回転角度が変化した場合に、該回転角度の変化に起因して前記回転機を流れる固定座標系における電流のベクトルの方向が変化することを抑制するロバスト制御手段を備えることを特徴とする。
通電制御によって回転機にトルクが生成された場合、通電制御の位相をあくまでも固定すべく固定座標系での電流のベクトルの方向を変更すると、回転機にトルクが生成され続けるおそれがある。これに対し、固定座標系における電流のベクトルの方向を固定するなら、回転機には、回転角度の変化方向とは逆方向のトルクが生成されると考えられる。上記構成では、この点に着目し、通電制御に際して回転機を流れる固定座標系における電流のベクトルの方向の変化を抑制することで、回転角度の変動を抑制するロバスト制御を行なうことができる。
ただし、回転機の回転速度が大きい状態でロバスト制御手段による制御がなされると、力行と回生とが交互に生じることでキャパシタの放電時間の制御性が低下したり、回転機が逆回転して且つその速度が大きくなったりするおそれがある。このため、低下手段を備えるメリットが特に大きい。
請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記回転機は、逆回転が制限されたシステムに搭載されることを特徴とする。
上記発明では、通電制御手段による制御によって回転機が逆回転することを制限する必要があるため、低下手段を備えることで通電制御手段による制御性を向上させることが特に有効である。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明において、前記低下手段は、前記直流交流変換回路を操作することで前記回転機の回転軸に制動力を付与することを特徴とする。
上記発明では、新たなハードウェア手段を追加することなく低下手段を構成することができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明において、前記低下手段は、前記回転機の回転軸に接触することで制動力を付与するブレーキ手段を備えることを特徴とする。
上記発明では、キャパシタの充電電荷を増加させることなく回転機の回転速度を低下させることができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明において、前記回転機は、車載主機であり、前記車載主機としての回転機と駆動輪との機械的な連結を解除する手段を備えることを特徴とする。
キャパシタの放電要求は、駆動輪が停止した際に生じる傾向がある。ここで、上記発明では、駆動輪と回転機との機械的な連結が解除可能なため、キャパシタの放電要求が生じる際に回転機の回転速度が大きくなる事態が生じやすい。このため、上記発明は、低下手段を備えるメリットが特に大きい。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるモータジェネレータの制御に関する処理を示す図。 同実施形態にかかる回転角度の固定制御の原理を示す図。 同実施形態にかかるコンデンサの放電処理の手順を示す流れ図。 第2の実施形態にかかるシステム構成図。
<第1の実施形態>
以下、本発明にかかる回転機の制御装置を車載主機としての回転機の制御装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるシステム構成図を示す。
図示されるように、モータジェネレータ10は、車載主機としての3相の電動機兼発電機であり、駆動輪14に機械的に連結されている。すなわち、モータジェネレータ10の回転軸10aは、電子制御式のクラッチC1およびトランスミッション12を介して駆動輪14に機械的に連結されている。なお、本実施形態では、モータジェネレータ10として、集中巻きが採用された埋め込み磁石同期機(IPMSM)を想定している。
モータジェネレータ10の回転軸10aは、さらに電子制御式のクラッチC2を介して内燃機関(エンジン16)に機械的に連結されている。上記クラッチC1は、湿式のものであり、クラッチC2は、乾式のものである。そして、これらクラッチC1,C2やトランスミッション12には、オイルポンプ18によって潤滑油(オイル)が供給される。オイルポンプ18は、モータジェネレータ10の回転軸10aの動力を駆動源とするものである。また、オイルポンプ18は、回転方向が一方向に制限されており、逆方向への回転速度が規定速度以上となると信頼性の低下を招くおそれのある構造を有する。このため、本実施形態では、モータジェネレータ10の回転方向を一方向に制限している。ちなみに、駆動輪14の回転方向を反転させる場合には、トランスミッション12の変速比の符号を反転させる。
制御装置30は、エンジン16の制御量やモータジェネレータ10の制御量、さらにはトランスミッション12の制御量を制御すべくこれらを操作する。詳しくは、モータジェネレータ10の制御量を制御すべくパワーコントロールユニット20を操作する。また、制御装置30は、クラッチC1,C2の締結操作および解除操作を行う。
図2に、モータジェネレータ10およびパワーコントロールユニット20と、制御装置30の行う処理のうち特にモータジェネレータ10の制御量の制御に関する処理とを示す。
図示されるモータジェネレータ10の各相は、インバータIVと、リレーSMR1,SMR2,SMR3を介して、直流電源としての2次電池(高電圧バッテリ24)に接続されている。ここで、高電圧バッテリ24は、端子電圧が例えば百V以上となるものである。
インバータIVは、スイッチング素子S*p,S*n(*=u,v,w)の直列接続体を3組を備えており、これら各直列接続体の接続点がモータジェネレータ10のU,V,W相にそれぞれ接続されている。これらスイッチング素子S*p,S*nとして、本実施形態では、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が用いられている。そして、これらスイッチング素子S*#(#=p,n)にはそれぞれ、ダイオードD*#が逆並列に接続されている。
本実施形態では、モータジェネレータ10やインバータIVの状態を検出する検出手段として、以下のものを備えている。まずモータジェネレータ10の電気角(回転角度θ)を検出する回転角度センサ28を備えている。また、モータジェネレータ10の各相を流れる電流iu,iv,iwを検出する電流センサ27を備えている。さらに、インバータIVの入力端子間の電圧を検出する電圧センサ26を備えている。
上記インバータIVの入力端子とリレーSMR1〜SMR3との間には、平滑コンデンサ22が接続されている。この平滑コンデンサ22は、リレーSMR1〜SMR3が閉状態とされる期間においては、高電圧バッテリ24の電圧程度に充電されている。以下では、「モータジェネレータ10の通常時の制御」について説明した後、「モータジェネレータ10を用いた平滑コンデンサ22の放電制御」について説明する。
「モータジェネレータ10の通常時の制御」
dq変換部31は、電流センサ27によって検出される各相の電流iu,iv,iwを、回転座標系の電流であるd軸の電流idとq軸の電流iqとに変換する。指令電流設定部32は、回転座標系(dq座標系)におけるd軸上の指令電流idrとq軸上の指令電流iqrとを設定する。フィードバック制御部34は、比例制御器および積分制御器によって、d軸の電流idを指令電流idrにフィードバック制御するための操作量として、d軸の指令電圧vdrを算出する。一方、フィードバック制御部36は、比例制御器および積分制御器によって、q軸の電流iqを指令電流iqrにフィードバック制御するための操作量として、q軸の指令電圧vqrを算出する。
3相変換部38は、回転角度センサ28によって検出される都度の回転角度θに基づき、指令電圧vdr、vqrを、3相の固定座標系の指令電圧であるU相の指令電圧Vur,V相の指令電圧Vvr、およびW相の指令電圧Vwrに変換する。PWM変調部40は、インバータIVの3相の出力電圧を、指令電圧Vur,Vvr,Vwrを模擬した電圧とするためのPWM信号を生成する。ここでは、例えば、指令電圧Vur,Vvr,Vwrを電圧センサ26によって検出されるインバータIVの入力電圧によって規格化したものと三角波形状のキャリアとの大小比較結果をPWM信号とすればよい。これによって生成されるPWM信号が、インバータIVのスイッチング素子S*#(*=u,v,w;#=p,n)を操作する操作信号g*#である。
「モータジェネレータ10を用いた平滑コンデンサ22の放電制御」
放電開始角保持部42は、放電開始に際してのモータジェネレータ10の回転角度(開始角θ0)を記憶保持する。放電用電圧設定部44は、モータジェネレータ10に流れる電流を無効電流が流れると想定される位相を有するものに開ループ制御するための操作量としての指令電圧を設定する。これは、振幅Vmおよび位相δを与えることで行うことができる。ここで位相δは、d軸上の指令電流idrを正として且つ、q軸上の指令電流iqrをゼロとするためのものとすればよい。すなわち、IPMSMに生成されるトルクTは、d軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLq、d軸の電流id、q軸の電流iq、電機子鎖交磁束定数φおよび極対数Pを用いると、以下の式(c1)となる。
T=P{φiq+(Ld−Lq)id・iq} …(c1)
このため、q軸の電流iqをゼロとすることができるなら、トルクTをゼロとすることができると考えられる。
平滑コンデンサ22を放電させる場合には、セレクタSL1,SL2によって放電用電圧設定部44によって設定される指令電圧vdr,vqrが選択されることで、この指令電圧vdr,vqrが3相変換部38に入力される。そして、この際、3相変換部38では、開始角θ0に基づき指令電圧vdr,vqrを3相の指令電圧vur、vvr、vwrに変換することで、指令電圧のベクトルの方向を、開始角θ0が正しいとした場合に、無効電流が流れると想定される方向に設定する。
ここで、開始角θ0を用いることによって放電時の電流ベクトルの固定座標系における方向の変化を抑制することの技術的意義について説明する。
仮に、モータジェネレータ10に無効電流を流すべくモータジェネレータ10の回転角度θの変化に伴ってモータジェネレータ10に流れる電流の位相を変化させると、無効電流のベクトル方向と想定される方向に誤差が含まれる場合、モータジェネレータ10を流れる電流の位相は、無効電流の位相からずれることとなる。そしてこの場合には、上記の式(c1)からわかるように、モータジェネレータ10にトルクが生成される。これによりモータジェネレータ10が回転すると、回転角度センサ28によって検出される回転角度θに基づき、モータジェネレータ10に流れる電流のベクトルの固定座標系における方向が変化し、電流の位相を回転にかかわらず同一に保とうとする。このため、モータジェネレータ10を流れる電流の位相は、あくまで回転角度センサ28によって検出される現在の回転角度θから想定される無効電流の位相に制御されることとなる。したがって、モータジェネレータ10に電流が流れる間、モータジェネレータ10のトルクが生じ続け、ひいてはモータジェネレータ10の回転が継続されることが懸念される。
これに対し、上記放電用電圧設定部44を備える場合、モータジェネレータ10を流れる電流は、開始角θ0から想定される無効電流の位相に開ループ制御される。このため、例えば図3(a)に示すように実際のd軸に対して開始角θ0に基づき誤認識されたd軸(γ軸)が進角側にずれる場合、トルクは、回転角度θを進角させる方向に加わることとなる。このため、実際のd軸と、開始角θ0に基づき誤認識されたd軸(γ軸)との位相差が縮められることとなる。また、図3(b)に示すように、実際のd軸に対して開始角θ0に基づき誤認識されたd軸(γ軸)が遅角側にずれる場合、トルクは、回転角度θを遅角させる方向に加わることとなる。このため、実際のd軸と、開始角θ0に基づき誤認識されたd軸(γ軸)との位相差が縮められることとなる。そして、開始角θ0に基づき誤認識されたd軸(γ軸)と実際のd軸とが一致することでモータジェネレータ10のトルクがゼロとなる。ちなみに、図3(a)に示す例において、開始角θ0に基づき誤認識されたd軸(γ軸)方向に電流を流すことで発生したトルクにより、実際のd軸がγ軸よりも進角側にオーバーシュートする場合、図3(b)に示した状態となり、発生トルクがそれまでと逆方向となるため、実際のd軸とγ軸との位相差が縮められる。また、図3(b)に示す例において、開始角θ0に基づき誤認識されたd軸(γ軸)方向に電流を流すことで発生したトルクにより、実際のd軸がγ軸よりも遅角側にオーバーシュートする場合、図3(a)に示した状態となり、発生トルクがそれまでと逆方向となるため、実際のd軸とγ軸との位相差が縮められる。このように、実際のd軸方向は、γ軸方向に収束制御される。
このように、本実施形態にかかる放電制御によれば、モータジェネレータ10の回転角度を停止させるよう制御されることとなるため、放電制御中のモータジェネレータ10の実際の回転角度θの開始角θ0に対する変動を抑制するロバスト制御を実現することができる。
ところで、平滑コンデンサ22の放電要求が生じる際においてモータジェネレータ10が停止しているとは限らない。特に、本実施形態では、駆動輪14を停止させた車両の停止状態においてもモータジェネレータ10の回転を継続させる要求があるため、こうした事態が顕著となる。以下、これについて説明する。
本実施形態では、車両の発進要求が生じた場合にクラッチC1を迅速に締結したり、エンジン16の動力を利用する要求が生じた場合にクラッチC2を迅速に締結すべく、オイルポンプ18によってクラッチC1,C2やトランスミッション12に絶えずオイルを供給しておくことが要求される。このため、駆動輪14の停止時には、クラッチC1,C2を解除状態としつつも、モータジェネレータ10の回転制御を継続し、その動力でオイルポンプ18を駆動し、クラッチC1,C2やトランスミッション12へのオイル供給を継続する。こうした状況下、モータジェネレータ10の停止要求が生じ、これに引き続き平滑コンデンサ22の停止要求が生じたとしても、平滑コンデンサ22の停止要求が生じた直後には、モータジェネレータ10は比較的高回転速度で回転していることがある。
モータジェネレータ10が高回転で回転している場合、上記態様にて平滑コンデンサ22を放電させると、次のような不都合を招くおそれのあることが発明者らによって見出された。
すなわち第1に、モータジェネレータ10の回転していた方向とは逆方向に回転させようとするトルクが生じることで、モータジェネレータ10の発電がなされ、平滑コンデンサ22の放電中に平滑コンデンサ22の充電がなされることなどに起因して、平滑コンデンサ22の放電に要する時間の制御性が低下することおそれがある。また、第2に、平滑コンデンサ22の放電に要する時間を短縮すべく放電電力を大きくする場合には、モータジェネレータ10の回転していた方向とは逆方向のトルクが大きくなる場合があり、その結果、モータジェネレータ10の回転が反転して且つその速度がオイルポンプ18の信頼性の低下を招くほど大きなものとなるおそれがある。
こうした事態を回避すべく、本実施形態では、図4に示す処理を行う。
図4は、本実施形態にかかる平滑コンデンサ22の放電処理の手順を示す。この処理は、制御装置30によって、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、平滑コンデンサ22の放電要求が生じたか否かを判断する。放電要求は、例えば車両の起動スイッチがオフとされる場合に生じるものとすればよい。ここで、車両の起動スイッチとは、ユーザが車両の走行を許可する旨および禁止する旨の意思表示を示す手段であればよく、必ずしもユーザによる手動の操作がなされるものでなくてもよい。すなわち、例えば携帯用無線装置と車両との距離が規定の距離以上となることで起動スイッチがオフされたと判断されるものであってもよい。
ステップS10において肯定判断される場合、ステップS12において、リレーSMR1〜SMR3が開状態となるように操作する。続くステップS14においては、モータジェネレータ10の回転速度Nmが規定速度Nthを上回るか否かを判断する。ここで、規定速度Nthは、平滑コンデンサ22の放電制御によって、モータジェネレータ10が逆回転してオイルポンプ18の信頼性が低下する事態を招くおそれのある上限速度以下に設定される。そして規定速度Nth以下であると判断される場合には、ステップS16において、上述したように開始角θ0を設定した後、モータジェネレータ10に無効電流を流すことで平滑コンデンサ22を放電させる。
これに対し、回転速度Nmが規定速度Nthを上回ると判断される場合、ステップS18においてモータジェネレータ10を停止させる制御を行う。ここでは、例えば、モータジェネレータ10に対する要求トルクを負とすることで発電制御を行なえばよい。また、指令電流設定部32が要求トルクを入力とするものではなく、回転速度の指令値を入力とするものであるなら、回転速度の指令値をゼロとすればよい。
こうしてモータジェネレータ10に負荷トルクを生じさせることでモータジェネレータ10の回転速度Nmが低下し、規定速度Nth以下となることで、ステップS16に移行する。
なお、ステップS16の処理が完了する場合や、ステップS10において否定判断される場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)モータジェネレータ10の回転速度Nmが規定速度Nthを上回る場合、平滑コンデンサ22を放電させる制御の開始に先立ち、モータジェネレータ10の回転軸10aに制動力を付与することで回転速度Nmを低下させた。これにより、平滑コンデンサ22の放電制御によってモータジェネレータ10による意図せぬ発電がなされたり、回転方向が反転したりする不都合を回避することができる。
(2)開始角θ0がモータジェネレータ10の実際の回転角度であるとした場合の無効電流ベクトルの方向(d軸の正方向)にモータジェネレータ10を流れる電流を開ループ制御すべく指令電圧vdr、vqrを設定した。これにより、モータジェネレータ10を流れる固定座標系における電流のベクトルの方向が、モータジェネレータ10の回転によって変更されることを好適に抑制することができ、ひいてはモータジェネレータ10を所定角度に停止させる力を及ぼすことができる。
(3)インバータIVを操作することでモータジェネレータ10の回転軸10aに制動力を付与した。これにより、新たなハードウェア手段を追加することなく、モータジェネレータ10の回転速度を低下させる処理を行うことができる。
(4)モータジェネレータ10の回転軸10aに、逆回転が制限されたオイルポンプ18を機械的に連結した。この場合、モータジェネレータ10が高回転で回転している際に平滑コンデンサ22の放電制御を開始すると、オイルポンプ18の信頼性が低下するおそれがあるため、モータジェネレータ10の回転速度Nmを規定速度Nth以下に制御することが特に有効である。
(5)モータジェネレータ10と駆動輪14との機械的な連結を解除するクラッチC1を備えた。この場合、平滑コンデンサ22の放電要求が生じる際、モータジェネレータ10の回転速度が大きくなる事態が生じやすい。このため、モータジェネレータ10の回転速度Nmを規定速度Nth以下に制御する手段を備えるメリットが大きい。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図5に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。なお、図5において、先の図1に示した部材と対応する部材については便宜上同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、モータジェネレータ10の回転軸10aに機械的に接触することで回転軸10aに制動力を付与する電子制御式のブレーキBを備える。そして、平滑コンデンサ22の放電要求が生じる際にモータジェネレータ10の回転速度Nmが規定速度Nthを上回る場合には、ブレーキBを用いてモータジェネレータ10の回転速度Nmを低下させる。これにより、平滑コンデンサ22の充電電荷を増加させることなくモータジェネレータ10の回転速度Nmを低下させることができる。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
「電圧設定手段について」
固定座標系上でトルクがゼロとなると想定される電流のベクトルの方向に、固定座標系での指令電圧を設定する電圧設定手段としては、開始角θ0に基づき認識されるq軸方向の指令電圧をゼロとして且つd軸方向の指令電圧を正または負とするものに限らない。例えば、固定座標系上でトルクがゼロとなると想定される電流のベクトルの方向からさほどずれない方向とするなら、モータジェネレータ10が略停止した状態で行なわれる放電制御期間におけるモータジェネレータ10に生じるトルクを微少なものに制限することはできる。
「指令電圧固定手段について」
指令電圧固定手段としては、モータジェネレータ10のトルクや回転速度をゼロ以外に制御する通常時における指令電圧設定手段とは別に、放電用電圧設定部44を備えて構成されるものに限らない。例えば、先の図2に示した構成において、3相変換部38の入力パラメータを、放電開始角保持部42によって保持されている開始角θ0として且つ、dq変換部31の出力とフィードバック制御部34,36の積分制御器とを停止させることで構築される手段としてもよい。これにより、モータジェネレータ10が放電開始角保持部42によって保持されている開始角θ0である場合に、指令電流設定部32によって設定される指令電流idr,iqrの位相が固定座標系上で示す方向となるようにモータジェネレータ10を流れる電流ベクトルの方向が開ループ制御されることとなる。
「ロバスト制御手段について」
モータジェネレータ10を流れる固定座標系における電流のベクトルの方向が変化することを抑制するロバスト制御手段としては、上記指令電圧固定手段に限らない。例えば、先の図2に示した指令電流設定部32によって設定される指令電流idr,iqrの位相を、開始角θ0に対して放電制御によって回転角度θが変化した方向とは逆方向に同一の変化量だけ変化させたものに都度可変設定するものとしてもよい。これによっても、開始角θ0によって定まる指令電流idr,iqrのベクトルの方向の変化が抑制される。そして、この場合であっても、モータジェネレータ10の回転速度を低下させた状態で平滑コンデンサ22を放電させることは有効である。なぜなら、モータジェネレータ10の回転速度が高い状態でこのロバスト制御手段による制御が開始されるなら、モータジェネレータ10に加わるトルクが正となる状態と負となる状態との双方が生じることで放電完了までに要する時間の制御性の低下を招きやすいからである。また、放電完了時間を短縮すべく指令電流idr,iqrを大きくするなら、モータジェネレータ10が逆回転をして且つ、その回転速度が大きくなる事態を招くおそれがあるからである。
「通電制御手段について」
平滑コンデンサ22の充電電圧を規定電圧以下に放電制御させるべくモータジェネレータ10に対する通電制御を行なう通電制御手段としては、ロバスト制御手段に限らない。例えば、都度の回転角度θに基づきd軸と認識される方向に電流を流す制御手段であってもよい。この場合であっても、実際のd軸方向が認識される方向とずれている場合には、トルクが生じる。そしてこのトルクが負荷トルクである場合、モータジェネレータ10の回転速度が大きいほど、発電電力が大きくなるため、平滑コンデンサ22の放電に要する時間の制御性が低下するおそれがある。このため、モータジェネレータ10の回転速度を低下させた後に通電制御手段による制御を行うことは有効である。
もっとも、こうした問題をより顕著に生じるおそれがあるのは、通電制御手段を、モータジェネレータ10を流れる電流の位相を可変とする手段として構成した場合である。
「低下手段について」
低下手段としては、上記各実施形態において例示したものに限らない。例えば、インバータIVを操作する手段としては、スイッチング素子Sup,Svp,Swpをオン状態とすることで上側アームを短絡させる手段や、スイッチング素子Sun,Svn,Swnをオン状態とすることで下側アームを短絡させる手段であってもよい。また、モータジェネレータ10の回転軸10aに接触することでこれに制動力を付与するブレーキ手段としては、ブレーキBに限らず、例えば駆動輪14に制動力が付与された状態でクラッチC1を半クラッチとするものであってもよい。
「制御装置の搭載されるシステムについて」
パラレルハイブリッド車としては、先の図1等において例示したものに限らない。特に、この際、オイルポンプ18のように、モータジェネレータ10の逆回転を制限する要素が搭載されるシステムであることも必須ではない。逆回転の制限がない場合であっても、回転速度が大きい状態でモータジェネレータ10に対する通電制御によって平滑コンデンサ22を放電させる場合には、放電に要する時間の制御性が低下しやすいために、回転速度を低下させる低下手段を採用することにはメリットがある。
また、パラレルハイブリッド車に限らず、シリーズハイブリッド車や、パラレルシリーズハイブリッド車であってもよく、また、内燃機関を搭載せず車載主機として回転機のみを備える電気自動車であってもよい。この際、車載主機としての回転機の回転軸と駆動輪との機械的な連結を解除する手段を備えるシステムである場合には、低下手段を備えるメリットが特に大きくなる。なぜなら、この場合には、駆動輪が停止している場合であっても、回転機の回転速度が大きくなる状況が生じやすいからである。
「回転機について」
IPMSMとしては、集中巻きのものに限らず、分布巻きのものであってもよい。
永久磁石を備えた回転機としては、IPMSMに限らず、例えば表面磁石同期機等であってもよい。ここで、表面磁石同期機の場合、トルク式が上記の式(c1)において、「Ld=Lq」としたものと等しくなることから、トルクがゼロとなると想定される指令電流としてd軸方向成分が正であるものと負であるものとのいずれによっても、実際の回転角度θを開始角θ0に固定する制御を行なうことができる。
また、同期機としては、永久磁石を備えたものに限らず、例えば界磁巻線型同期機等であってもよい。この場合、界磁巻線を有する方向がd軸方向であるから、例えば、モータジェネレータ10が略停止した状態において、指令電圧を、開始角θ0によってd軸方向と認識される方向を有する複数個のパルス状の電圧とすればよい。
なお、回転機としては車載主機にも限らず、例えば高電圧バッテリ24に接続される電動コンプレッサの回転機であってもよい。
<そのほか>
・インバータIVの入力端子に高電圧バッテリ24が直接接続される構成に限らない。例えば、リアクトルと、リアクトルを介して平滑コンデンサ22に並列接続されるスイッチング素子と、フリーホイールダイオードと、スイッチング素子とフリーホイールダイオードとの直列接続体に接続されるコンデンサとを備える昇圧コンバータを、インバータIVの入力端子に接続させてもよい。この場合、昇圧コンバータの出力端子に接続されたコンデンサと平滑コンデンサ22とが放電制御の対象となり、平滑コンデンサ22の電圧は、昇圧コンバータのコンデンサの電圧が低下するに連れてフリーホイールダイオードを介して放電されることとなる。
・フィードバック制御部34,36としては、比例制御器および積分制御器を備えて構成されるものに限らない。例えば比例積分微分制御器を備えて構成されるものであってもよく、また、比例制御器や積分制御器単独で構成されるものであってもよい。
10…モータジェネレータ、32…指令電流設定部、42…放電開始角保持部、44…開ループ制御部、IV…インバータ。

Claims (6)

  1. 回転機に接続される直流交流変換回路の入力端子と直流電源との間にキャパシタが介在して且つ前記キャパシタと前記直流電源との間の電気経路を開閉する開閉手段を備える電力変換システムに適用され、前記開閉手段が開状態とされる状況下、前記キャパシタの充電電圧を規定電圧以下に放電制御すべく前記直流交流変換回路を操作することで前記回転機に対する通電制御を行なう通電制御手段を備える回転機の制御装置において、
    前記通電制御手段による通電制御を開始するに際し前記回転機の回転速度が規定速度を上回る場合、前記通電制御手段による通電制御に先立ち、前記回転機の回転軸に制動力を付与することで前記回転速度を低下させる低下手段を備え
    前記通電制御手段は、前記回転機の回転角度に基づき、前記回転機を流れる固定座標系における電流のベクトルの方向を開ループ制御すべく前記回転機の固定子に印加する指令電圧を設定する電圧設定手段を備え、該設定される指令電圧に基づき前記直流交流変換回路を操作するものであり、
    前記電圧設定手段の入力パラメータとしての前記回転機の回転角度を、前記通電制御手段による通電開始以前に取得された値に制限する指令電圧固定手段を備えることを特徴とする回転機の制御装置。
  2. 前記通電制御手段は、前記通電制御中に前記回転機を流れる電流の位相を可変とする手段であることを特徴とする請求項1記載の回転機の制御装置。
  3. 前記回転機は、逆回転が制限されたシステムに搭載されることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転機の制御装置。
  4. 前記低下手段は、前記直流交流変換回路を操作することで前記回転機の回転軸に制動力を付与することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の回転機の制御装置。
  5. 前記低下手段は、前記回転機の回転軸に接触することで制動力を付与するブレーキ手段を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の回転機の制御装置。
  6. 前記回転機は、車載主機であり、
    前記車載主機としての回転機と駆動輪との機械的な連結を解除する手段を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の回転機の制御装置。
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