JP5193115B2 - 可動体の動作機構 - Google Patents

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Description

この発明は、定まった一つの軸によらずに、基準位置と展開位置とに亘る回動可能に可動体を動作させる機構の改良に関する。
扉体のアーム部に設けられた円弧状ギヤ部に噛み合う第1固定ギヤ部を箱状基体に設けると共に、扉体のアーム部に設けられた回転ギヤに噛み合う第2固定ギヤ部を箱状基体に設けて、これにより扉体を閉位置と開位置とに亘る回動可能に箱状基体に組み合わせたものがある。(特許文献1参照)
また、可動体としての蓋体側に設けられたピニオン体に噛み合うラック面を本体に設けると共に、この可動体におけるこのピニオン体の回動中心部に設けられたギアに噛み合うギヤ部を本体に設けて、これにより蓋体を本体の開口を塞いだ第一位置と開放した第二位置とに亘る回動可能にかかる本体に組み合わせたものがある。(特許文献2参照)
このように構成された機構にあっては、可動体となる扉体ないし蓋体を定まった一つの軸によらずに回動させることができる。その反面、扉体なしし蓋体が閉位置ないし第一位置にあるときにこれらにこれらを箱状基体ないし本体の内方に押し込む向きの外力が作用された場合、特許文献1のものにあっては扉体の回転ギアは第2固定ギヤ部の直上に位置されるためこの回転ギヤにこの力が直接作用され、また、特許文献2のものにあっては蓋体のギアは本体のギヤ部の直上に位置されるため同様にこの蓋体のギヤにこの力を直接作用させてしまうものであった。
特許第3833925号公報 特開2006−328790号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の定まった一つの軸によらずに可動体を回動させるようにした機構において、この可動体に外力が作用された場合に、かかる機構において比較的脆弱になり易い部分に、この力が直接作用されないようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、可動体の動作機構を、以下の(1)〜(4)の構成を備えたものとした。
(1)被支持部をもって支持体に基準位置と展開位置とに亘る回動可能に組み合わされた可動体の動作機構であって、
(2)支持体側に設けられた第一固定側ギヤ部及び第二固定側ギヤ部と、可動体の被支持部に設けられた可動側ギヤ部及びピニオンギヤと、可動側ギヤ部が第一固定側ギヤ部に噛み合い、かつ、ピニオンギヤが第二固定側ギヤ部に噛み合うように位置づけるガイド手段とを備えており、
(3)第一固定側ギヤ部は、仮想の円の円弧に沿って形成されると共にこの仮想の円の円心側に歯先を向けており、
(4)第二固定側ギヤ部は、前記仮想の円の円心側においてこの第一固定側ギヤ部に隣接して設けられると共に、この仮想の円とは別の仮想の円の円弧に沿って形成され、かつ、この別の仮想の円の円心側に歯先を向けている。
可動体はその被支持部に設けられた可動側ギヤ部を支持体側の第一固定側ギヤ部に内接させると共に、ピニオンギヤを支持体側の第二固定ギヤ部に内接させることから、第一に、基準位置と展開位置との間に亘って定まった一つの軸によらずに回動される。また、第二に、可動体が基準位置にあるときにこの可動体側に、可動側ギヤ部とピニオンギヤの前記内接を解く向きの外力が作用された場合、この力は可動側ギヤ部及びピニオンギヤに作用されることはなく、前記ガイド手段により受けられる。これにより、このような外力が作用された場合に、前記可動側ギヤ部及びピニオンギヤの破損などを生じさせないようにすることができる。
前記可動体を基準位置において支持体の開口を閉塞するリッドの内面側に被支持部を備えてなるものとすると共に、この基準位置において、リッドと可動側ギヤ部との間に第一固定側ギヤ部の一部が位置され、かつ、リッドとピニオンギヤとの間に第二固定側ギヤ部の一部が位置されるようにしておけば、基準位置にあるリッドにこれを支持体の内方に押し込むような外力が作用された場合に、この力が直接可動側ギヤ部及びピニオンギヤに作用されないようにすることができる。
可動側ギヤ部を仮想の円の円弧に沿って形成させておくと共に、ガイド手段をこの仮想の円の円心位置に設けた軸体と、支持体側に設けられてこの軸体を納める溝部とから構成させることが、この発明の好適な構成態様の一つとなる。
また、基準位置においてリッドに外力が作用されたときに、被支持部の一部に当接される被当接部を支持体側に設けさせておけば、前記基準位置においてリッドに上方から外力が作用された場合にこの被当接部によってもこの外力の一部を受けさせることができる。
前記ピニオンギヤを、ダンパ装置の一部として、又はダンパ装置に連係させて、その回転に制動力が作用されるものとしておけば、可動体の前記回動を付勢手段の付勢により強制的に行うようにした場合でも、この回動を適度に減速させることができる。
この発明によれば、可動側ギヤ部は第一固定側ギヤ部に内接され、かつ、ピニオンギヤは第二固定側ギヤ部に内接されることから、可動体に外力が作用された場合にこの力を直接可動側ギヤ部及びピニオンギヤに作用させないようにすることができる。これにより、例えば、かかる可動体を自動車などの内装品としてのリッドなどとした場合に、基準位置としての閉じ位置にあるこのリッド上に手などをついてこのリッドに下向きの荷重を加えてしまうなどしても、このリッドの動作機構に破損などができる限り生じないようにすることができる。
図1は可動体としてのリッドを備えた収納装置の分離斜視構成図である。 図2は収納装置の左側の要部をカバー体を取り外して示した斜視構成図である。 図3は収納装置の左側の要部をリッドを取り外して示した斜視構成図である。 図4は支持体としてのケースの左側からこの左側に備えられる動作機構を示した側面構成図である。 図5は支持体としてのケースの右側からこの右側に備えられる動作機構を示した側面構成図である。 図6は支持体としてのケースの左側からこの左側に備えられる動作機構を示した側面構成図である。
以下、図1〜図6に基づいて、この発明を実施するための形態について説明する。各図は、この発明にかかる動作機構を適用して可動体2としてのリッド2’の動作を制御するように構成された収納装置を表している。特に、図4および図5はかかる可動体2が基準位置にあるときの様子を、図6はかかる可動体2が展開位置にあるときの様子を、それぞれ示している。
この実施の形態にかかる可動体2の動作機構は、定まった一つの軸によらずに、基準位置と展開位置とに亘る可動体2の規則的な動作を確保させるものである。
かかる動作機構は、例えば、リッド、扉、アームなどを回動可能に備えてなる装置におけるかかるリッドなどの動作機構として用いることができる。図示の例では、かかる動作機構を、上面を開口10させた支持体1としてのケース1’のこの開口10を、基準位置において略水平に位置されて上方から閉塞する可動体2としてのリッド2’の動作機構として用いている。
可動体2は、支持体1に、被支持部21をもって回動可能に組み合わされる。図示の例では、支持体1としてのケース1’は、前板11と背板12と左右側板13、13と底板14とを有し、前後方向xに狭く左右方向yに広い開口10を備えるように構成されている。これに対応して可動体2としてのリッド2’は、略長方形の板状をなすリッド主体20を有すると共に、被支持部21をこのリッド主体20の左右両側にそれぞれ備えている。左右の被支持部21はそれぞれ、その板面を、リッド主体20の面に対し略直交させる向きで、かつ、前後方向xに沿って配した板状をなすように構成されている。また、左右の被支持部21、21はそれぞれ、基準位置におけるリッド主体20の下方に位置されるようになっている。そして、図示の例では、左側の被支持部21が支持体1の左側の側板13の外側に位置され、かつ、右側の被支持部21が支持体1の右側の側板13の外側に位置され、それぞれの側で支持体1に支持されるようになっている。(図4、図5)
図示の例では、かかる被支持部21の外面部に、可動側ギヤ部30及びピニオンギヤ31が備えられている。かかる可動側ギヤ部30は後述の支持体1側の第一固定側ギヤ部32に噛み合い、ピニオンギヤ31は第二固定側ギヤ部33に噛み合う。
可動側ギヤ部30は、被支持部21の外面部に円形状***部21aを形成させると共に、この円形状***部21aによって形成された被支持部21の段差部、つまり円形状***部21aの縁部に、ギヤ歯を備えさせることで被支持部21に一体に備えられている。すなわち、可動側ギヤ部30は、仮想の円の円弧に沿って形成されたラック状をなしている。
かかる可動側ギヤ部30の中心には、被支持部21を左右方向に貫通する円形の貫通穴30aが形成されている。図示の例では、この貫通穴30aに挿入される脚部34cとこの貫通穴30aに入り込まない頭部34bとを備えた軸体34aのこの貫通穴30aに挿入されて被支持部21の内面側に突き出した脚部34cが、支持体1の側板13に形成された後述の溝部34dに隙間少なく納まって、前記可動側ギヤ部30が第一固定側ギヤ部32に噛み合い、かつ、ピニオンギヤ31が第二固定側ギヤ部33に噛み合うように位置づけるようになっている。すなわち、この実施の形態にあっては、かかる軸体34aと溝部34dとによって前記各噛み合いを確保するガイド手段34が構成されている。(図3)
また、図示の例では、かかる可動側ギヤ部30の貫通穴30aは、この可動側ギヤ部30の中央部に形成された凹所30bの底に形成されている。そして、図示の例では、この凹所30bを利用してダンパ装置35の一部となるピニオンギヤ31を被支持部21の外面部に備えさせている。かかるダンパ装置35は、前記凹所30b内にはめ込まれる主体部35aに対し、ピニオンギヤ31の図示しない軸部を軸支させてなる。そして、この軸部つまりピニオンギヤ31の回転又は相対的な回転に対し抵抗(制動力)を付与させ、このように付与される抵抗により可動体2の回動に制動力を作用させるようになっている。典型的には、かかるダンパ装置35を構成する主体部35aにシリコンオイルなどの粘性流体を封入させ、前記軸部の回転にこの粘性流体の粘性抵抗が作用するようにする。図示の例では、ダンパ装置35の主体部35aの直径方向両側に形成された耳部35bを利用して、ダンパ装置35は被支持部21に固定されるようになっている。ピニオンギヤ31は左右方向に回転中心軸を配すると共に、この回転中心軸を可動側ギヤ部30の中心に位置させている。ピニオンギヤ31は前記凹所30b外に位置され、したがって、可動側ギヤ部30よりも外側となる位置で、ピニオンギヤ31は後述の第二固定側ギヤ部33に噛み合うようになっている。
また、図示の例では、図1に示されるリッド2’の左側において、可動体2の被支持部21に、可動体2が基準位置にある状態において、かかる被支持部21の下部に上端側を連接させると共に、下端側に後方に向けて突き出すストライカ部22aを備えた延長アーム22が備えられている。支持体1としてのケース1’の側板13の外側には、かかる延長アーム22のストライカ部22aを前方から受け入れてこれを内蔵したキャッチャー15aによって捕捉するラッチ装置15が備えられている。図示の例では、かかるラッチ装置15により可動体2が基準位置にある状態を維持するようになっている。かかるラッチ装置15はストライカ部22aを捕捉した状態からストライカ部22aがラッチ装置15の内奥側にさらに押し込まれるとキャッチャー15aがストライカ部22aを解放するようになっている。(この押し込みを第一押し込みと称する。)図示の例では、可動体2としてのリッド2’が基準位置にある状態からリッド主体20の前端20aを下方に押し込めるようになっていると共に、この押し込みによりストライカ部22aがラッチ装置15の内奥側に押し込まれるようになっており、このリッド主体20の前端20aの押し込み操作によりラッチ装置15によるストライカ部22aの捕捉が解かれて、後述する付勢手段36の付勢によって可動体2としてのリッド2’は展開位置(図6の位置)まで強制的に回動されるようになっている。図示の例ではケース1’を構成する側板13の後縁と背板12との間にはリッド2’の展開位置への回動の過程において被支持部21におけるリッド主体20との連接箇所との干渉を回避する空隙16が形成されている。展開位置まで回動されたリッド2’を基準位置まで復動回動させると、この復動の終わりにおいてストライカ部22aはラッチ装置15内に再び入り込む。前記第一押し込みによりストライカ部22aを解放したラッチ装置15のキャッチャー15aはこのストライカ部22aの再度のラッチ装置15内への入り込みによって第二押し込みされると、再びストライカ部22aを捕捉するようになっている。これにより可動体2が基準位置にある状態が再び維持されるようになっている。
なお、図5に示されるリッド2’の右側の支持構造は、図4に示されるリッド2’の左側の支持構造と、前記ラッチ装置15と延長アーム22がない点を除けば、実質的に同一である。
一方、支持体1としての前記ケース1’には、動作機構を構成する第一固定側ギヤ部32及び第二固定側ギヤ部33が備えられている。かかる第一固定側ギヤ部32は前記可動体2の可動側ギヤ部30に噛み合い、第二固定側ギヤ部33は前記ピニオンギヤ31に噛み合う。
図示の例では、かかる第一固定側ギヤ部32及び第二固定側ギヤ部33は共に、支持体1の側部、図示の例では、ケース1’の側板13の外面との間に、可動体2の被支持部21を納めるカバー体17のこの支持体1の側部に向けられた内面17a側に形成されている。
図示の例では、カバー体17は板状をなし、ケース1’の側板13の外面に形成された取付部18を利用してこの外面との間に前記被支持部21を納める間隔を開けてネジ止めされるようになっている。
そして、このカバー体17に、仮想の円の円弧に沿って形成されると共にこの仮想の円の円心側に歯先を向けた第一固定側ギヤ部32と、
この仮想の円の円心側においてこの第一固定側ギヤ部32に隣接して設けられると共に、この仮想の円とは別の仮想の円の円弧に沿って形成され、かつ、この別の仮想の円の円心側に歯先を向けている第二固定側ギヤ部33とが、備えられている。
図示の例では、かかる第一固定側ギヤ部32及び第二固定側ギヤ部33は共に、前記仮想の円の円心をケース1’の背板12側に位置させるようにして設けられており、両ギヤ部32、33はその湾曲内側をこの背板12側に向けるようにして上下方向に連続している。また、かかる第一固定側ギヤ部32及び第二固定側ギヤ部33は共に、前記仮想の円の円心を中心とした略90度の範囲の円弧に沿ったラック状を呈している。また、第一固定側ギヤ部32よりも第二固定側ギヤ部33がカバー体17の外面側に位置されると共に、両ギヤ部32、33間の距離はその連続方向におけるどの位置においても略等しく、かつ、この距離が可動側ギヤ部30の中心から放射方向に延びる仮想の直線上におけるピニオンギヤ31の外周とこの可動側ギヤ部30との間の距離z(図4)と略一致するようになっている。
また、この実施の形態にあっては、ケース1’の側面13であって、第二固定側ギヤ部33の形成位置よりも後方に、前記ガイド手段34の一方を構成する軸体34aの脚部34cを納める溝部34dが形成されている。この溝部34dは、前記第一固定側ギヤ部32及び第二固定側ギヤ部33が沿わされる前記仮想の円の円心位置に円心を位置させるこれらの仮想の円より小径の仮想の円の円弧に沿うように形成されている。この溝部34dもその湾曲内側を前記背板12側に向けるようにして上下方向に連続している。
可動体2はその被支持部21に設けられた可動側ギヤ部30を支持体1側の第一固定側ギヤ部32に内接させると共に、ピニオンギヤ31を支持体1側の第二固定側ギヤ部33に内接させることから、基準位置と展開位置との間に亘って定まった一つの軸によらずに回動される。図示の例では、基準位置にあるときに、第一固定側ギヤ部32の上部に可動側ギヤ部30は内接され、第二固定側ギヤ部33の上部にピニオンギヤ31は内接され、さらに、軸体34aは溝部34dの上端34e側に位置される。すなわち、可動体2が基準位置において支持体1としてのケース1’の開口10を閉塞するリッド2’の内面側に被支持部21を備えてなると共に、この基準位置において、リッド2’と可動側ギヤ部30との間に第一固定側ギヤ部32の一部が位置され、かつ、リッド2’とピニオンギヤ31との間に第二固定側ギヤ部33の一部が位置されるようになっている。この基準位置にある可動体2を構成するリッド主体20の前端20aを押し込み操作してラッチ装置15がストライカ部22aを開放すると、後述の付勢手段36の付勢により軸体34aには溝部34dの下端34f側に向けた力が作用されることから、第一固定側ギヤ部32を走行する可動側ギヤ部30は軸体34aを中心として図4における反時計回りの向きに回転され、かつ、第二固定側ギヤ部33を走行するピニオンギヤ31も図4における反時計回りの向きに回転され、リッド2’は前端20aを上方に向ける向きに起立しながら下方に移動してそれ以上の移動が制限される展開位置に至りケース1’の開口10を開放する。(図6)これにより、定まった一つの軸を中心としてリッド2’を回動させる場合に比べ、開き動作の過程においてリッド主体20の前端20aの移動軌跡を低いレベルに抑えることができるようになっている。
この展開位置において、軸体34aは溝部34dの下端34fに位置される。可動体2が基準位置にあるときにこの可動体2側に、可動側ギヤ部30とピニオンギヤ31の前記内接を解く向きの外力が作用された場合、図示の例ではリッド2’に上方から外力が作用された場合、この力は可動側ギヤ部30及びピニオンギヤ31に作用されることはなく、前記ガイド手段34により受けられる。これにより、このような外力が作用された場合に、前記可動側ギヤ部30及びピニオンギヤ31の破損などを生じさせないようにすることができる。図示の例では、溝部34dの上端34e側に位置されている軸体34aの脚部34cがこの溝部34dの上端34e側の溝内壁に上方から押しつけられて前記外力を受けるようになっている。
この実施の形態にあっては、可動体2が基準位置にあるときに前記リッド2’に外力が作用されたときに、前記被支持部21の一部に当接される被当接部19を支持体1側にさらに備えさせている。図示の例では、かかる被当接部19は、ケース1’の側板13の外面であって、前記溝部34dの下端34fの直下位置に形成された***部の上部によって構成されている。そして、前記基準位置においてこの被当接部19と被支持部21の下端との間に形成されているクリアランスs分、リッド2’に上方から外力が作用された場合に被支持部21が下方に移動して被当接部19に突き当たり、被当接部19によってもこの外力の一部を受けるようになっている。
また、この実施の形態にあっては、付勢手段36によって基準位置にある可動体2が展開位置に向けて強制的に回動されるようになっている。図示の例では、かかる付勢手段36は、前記溝部34dの湾曲内側にバネ巻回部36bを位置決めされると共に、バネ一端36cを支持体1としてのケース1’の側板13に常時圧接させ、かつ、バネ他端36dを前記軸体34aの脚部34cに常時圧接させるように、この巻回部36bを弾性変形させた状態でケース1’の側板13の外側に備えられたねじりコイルバネ36aにより構成されている。図示の例では、かかるねじりコイルバネ36aは、巻回部36bの前記弾性変形により、図3における時計回りの向きにバネ他端36dをバネ一端36cに近づける向きの付勢力を蓄勢させており、これにより、前記基準位置において前記ラッチ装置15のストライカ部22aの捕捉を解くと、軸体34aに溝部34dの下端34f側に向けた力が作用されて可動体2としてのリッド2’は前記のように展開位置まで強制的に回動される。この回動は前記ダンパ装置35の一部をなすピニオンギヤ31により適度に減速される。
1 支持体
2 可動体
21 被支持部
30 可動側ギヤ部
31 ピニオンギヤ
32 第一固定側ギヤ部
33 第二固定側ギヤ部

Claims (5)

  1. 被支持部をもって支持体に基準位置と展開位置とに亘る回動可能に組み合わされた可動体の動作機構であって、
    支持体側に設けられた第一固定側ギヤ部及び第二固定側ギヤ部と、可動体の被支持部に設けられた可動側ギヤ部及びピニオンギヤと、可動側ギヤ部が第一固定側ギヤ部に噛み合い、かつ、ピニオンギヤが第二固定側ギヤ部に噛み合うように位置づけるガイド手段とを備えており、
    第一固定側ギヤ部は、仮想の円の円弧に沿って形成されると共にこの仮想の円の円心側に歯先を向けており、
    第二固定側ギヤ部は、前記仮想の円の円心側においてこの第一固定側ギヤ部に隣接して設けられると共に、この仮想の円とは別の仮想の円の円弧に沿って形成され、かつ、この別の仮想の円の円心側に歯先を向けていることを特徴とする可動体の動作機構。
  2. 可動体が基準位置において支持体の開口を閉塞するリッドの内面側に被支持部を備えてなると共に、
    この基準位置において、リッドと可動側ギヤ部との間に第一固定側ギヤ部が位置され、かつ、リッドとピニオンギヤとの間に第二固定側ギヤ部が位置されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の可動体の動作機構。
  3. 可動側ギヤ部が仮想の円の円弧に沿って形成されていると共に、
    ガイド手段をこの仮想の円の円心位置に設けた軸体と、支持体側に設けられてこの軸体を納める溝部とから構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可動体の動作機構。
  4. 基準位置においてリッドに外力が作用されたときに、被支持部の一部に当接される被当接部を支持体側に設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の可動体の動作機構。
  5. ピニオンギヤを、ダンパ装置の一部として、又はダンパ装置に連係させて、その回転に制動力が作用されるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の可動体の動作機構。
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