JP5191720B2 - エレベーター巻上機用制動装置 - Google Patents

エレベーター巻上機用制動装置 Download PDF

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本発明は、エレベーター巻上機用制動装置に関する。
従来用いられているエレベーター巻上機用制動装置として、マグネットの電磁吸引力を用いてブレーキパッドを被制動体、すなわち、ディスクから引き離している状態から、マグネット電磁吸引力を解除して制動ばねの押付け力によってブレーキパッドをディスクに押付ける同じ性能を持った制動体を同一ディスクに対して2台設置する方法がある。この方法においては2台同時に動作する。1台の制動装置が万が一故障しても、もう1台にてかごを停止させることが可能な性能となっている。
一方、減速機構を有したエレベーター巻上機にあって、通常のかご静止用の制動手段を巻上機(入力軸)側に設置するとともに、入力軸と出力軸の回転数が対応しない異常速度となった場合に動作する非常用の制動手段を綱車(出力軸)側に設置するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特公昭63−3823号公報(非常用頁右欄15段目〜通常用頁右欄19段目、通常用図)
前述した前者の従来技術では、ディスクを挟圧している状態からブレーキパッドをディスクから引き離すまでの起動時間を短くするために、マグネット励磁による吸引力とブレーキパッド押付け力の差を大きくする必要がある。したがって、起動時間が短い反面、ブレーキパッドをディスクに押付けるまでの釈放時間が長くなる傾向がある。また2台同時に動作させることにより、起動・釈放時の音が大きくなる傾向がある。
前述した後者の従来技術では制動手段のブレーキパッドが押付けられるディスクのような被制動体が2つ必要となるため、レイアウト上不利が生ずる。
本発明は、通常時および非常時のそれぞれに適した制動特性を兼ね備えたエレベーター巻上機用制動装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明は、巻上機回転体と一体に回転する被制動体と、この被制動体の両側に対向して配置される一対のブレーキパッド、これら一対のブレーキパッドを前記被制動体に押付ける制動ばね、前記ブレーキパッドを被制動体から引き離すように作用するマグネット、このマグネットに連結されるとともに前記ブレーキパッドの一方を支持するボディ、前記マグネットに対向して配置され、前記ブレーキパッドの他方を支持する可動鉄心、および、通電により前記マグネットを励磁し、このマグネットと前記可動鉄心との間に吸引力を発生させるコイルを有してなる制動体とを備えたエレベーター巻上機用制動装置において、前記被制動体に対し前記制動体を非常用と通常用の2台設置し、エレベーターの通常運転時、非常用の制動体は、前記ブレーキパッドを前記被制動体から離している状態に保持するとともに、前記非常用の制動体に備えられる前記制動ばねの押付け力と前記マグネットの励磁による吸引力との差を、通常用の制動体のそれと比較して小さく設定したことを特徴としている。
このように構成した請求項1に係る発明では、非常用の制動体をエレベーターの異常によりかごを非常停止させる制動体とし、この非常用の制動体にあっては、制動ばねの押付け力とマグネットの励磁による吸引力との差が、通常運転時にかごを制動する通常用の制動体のそれと比較して小さく設定してあり、これによって、非常用の制動体のブレーキパッドを被制動体に押付けるまでの釈放時間の短縮が図られ、非常制動に適したものとすることができる。一方、通常用の制動体はエレベーターの通常制動に要求される特性を備え、起動時間、すなわち、ブレーキパッドによる被制動体挟圧から開放まで時間を短くすることができる。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記非常用の制動体の前記コイルの導線巻数を少なくし、前記非常用の制動体に備えられる前記制動ばねの押付け力と前記マグネットの励磁による吸引力との差を、通常用の制動体のそれと比較して小さくすることを特徴としている。このように構成した請求項2に係る発明では、非常用の制動体のコイルの導線巻数を少なくするという簡易な方法で、非常用の制動体に非常用として適した制動特性を備えることができる。
本発明の請求項3に係る発明は、前記非常用の制動体の前記マグネットを励磁させるためのコイル通電量を小さくし、前記非常用の制動体に備えられる前記制動ばねの押付け力と前記マグネットの励磁による吸引力との差を、通常用の制動体のそれと比較して小さくすることを特徴としている。このように構成した請求項3に係る発明では、非常用の制動体のマグネットを励磁させるためのコイル通電量を小さくするという簡易な方法で、非常用の制動体に非常用として適した制動特性を備えることができる。
本発明の請求項4に係る発明は、前記非常用の制動体の前記制動ばねの押付け力を大きくし、前記非常用の制動体に備えられる前記制動ばねの押付け力と前記マグネットの励磁による吸引力との差を、通常用の制動体のそれと比較して小さくすることを特徴としている。このように構成した請求項4に係る発明では、非常用の制動体の制動ばねの押付け力を大きくするという簡易な方法で、非常用の制動体に非常用として適した制動特性を備えることができる。
本発明によれば、通常時および非常時のそれぞれに適した制動特性を兼ね備え、非常用制動体にあってはブレーキパッドを被制動体に押付けるまでの釈放時間の短縮を図り、非常時におけるエレベーターの安全性を向上することができる。一方、通常用制動体にあってはエレベーターの通常制動に適した設定にすることができる。また制動装置1台にてかご静止をさせるため、ブレーキ起動・釈放時の音を2台同時動作時と比較し小さくすることができる。さらに、本制動装置は同一の被制動体に2台設置するため、制動装置のレイアウトをコンパクトにすることができる。
以下、本発明に係るエレベーター巻上機用制動装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係るエレベーター巻上機用制動装置の一実施形態を示す正面断面図、図2はエレベーター巻上機用制動装置の要部を拡大した拡大正面断面図、図3は制動解放動作途中の状態にあるエレベーター巻上機用制動装置の拡大正面断面図、図4は制動解放動作終了時の状態を示すエレベーター巻上機用制動装置の拡大正面断面図、図5は本発明の巻上機用制動装置が適用されるエレベーターの概略構成図、図6は図5の巻上機の概略構成を示す平面図である。
エレベーターは図5に示すように、建屋内に形成された昇降路1と、この昇降路1を昇降する乗かご2およびつり合いおもり3と、乗かご2とつり合いおもり3とを連結する主索4と、昇降路1の上部に設けられる機械室5と、機械室5に設置され、主索4を介して乗かご2およびつり合いおもり3を駆動する巻上機6と、主索4の中間部が巻き掛けられるそらせ車7とを有している。
また、巻上機6は図6に示すように、ベース8、駆動装置9、ペデスタル10、シャフト11、シーブ12、ディスク13、非常用制動体14A、および通常用制動体14Bを有している。すなわち、機械室5の基礎に固定されているベース8に駆動装置9が設置されており、駆動装置9の駆動力を伝達するシャフト11は、ベース8に固定されたペデスタル10(固定部)によって回転自在に支持されている。さらに、シャフト11には、駆動装置9とペデスタル10の間に、主索4を摩擦駆動させるシーブ12が連結されており、シャフト11の回転に伴い回転する。ディスク13はシーブ12に対して駆動装置9の反対側に固定されている。
そして、本実施形態のエレベーター巻上機用制動装置は、被制動体、すなわちディスク13に対し2台の制動体、すなわち、非常用制動体14Aおよび通常用制動体14Bを備えており、これらの非常用制動体14Aおよび通常用制動体14Bはペデスタル10に取り付けられている。
ここで、図1を用いて非常用制動体14Aおよび通常用制動体14Bの詳細について説明する。なお、数字の後に「A」と示すものは非常用制動体14Aを構成する部品、「B」と示すものは通常用制動体14Bを構成する部品を表すが、非常用制動体14Aおよび通常用制動体14Bの構成は同等であるので、ここでは非常用制動体14Aを例に説明する。
図1において、15A、15'Aはブレーキパッド、16A、16'Aはパッドホルダー、17Aはパッドホルダー16'Aを支持するピン、18Aはボディ、19Aはボディ18Aに挿入される軸受け、20Aは軸受け19Aを介してボディ18Aを支持するフローティングピン、22Aはマグネット、23Aはマグネット22Aを構成するコア、24Aはマグネット22Aを構成するコイル、25Aは可動鉄心、26Aは可動鉄心25Aを連結するロッド、27Aはコア23Aに挿入される軸受け、28Aはボディ18Aとコア23Aを連結するボルト等の締結部材、29Aは制動ばね、31Aはペデスタル10に固定される規制部材である。なお、同図において図6に示す符号と同一符号の箇所は同一部分を示す。
また、図1に示すように、ディスク13の両側には一対のブレーキパッド15A、15'Aが対向するように配置され、一方のブレーキパッド15Aはパッドホルダー16Aに、もう一方のブレーキパッド15'Aはパッドホルダー16'Aに支持されている。パッドホルダー16'Aはピン17Aによりボディ18Aに接続され、ボディ18Aは外周にて軸受け19Aを形成し、この軸受け19Aはフローティングピン20Aが摺動するように支承され、フローティングピン20Aをペデスタル10に固定することにより、ボディ18Aを浮遊支持している。ボディ18Aは、マグネット22Aを構成するコア23Aとボルト等の締結部材28Aにより連結されている。
一方、パッドホルダー16Aは、コア23Aと微小空隙を持って対向するように配置された可動鉄心25Aに対してロッド26Aを介して連結されている。また、可動鉄心25Aはコア23Aの中心部に形成した軸受け27Aにロッド26Aを介して支持されている。マグネット22Aは、可動鉄心25Aを支持している軸受け27Aの周辺にコイル24Aが内蔵されている。さらに、マグネット22Aと可動鉄心25Aの間には、マグネット22Aと可動鉄心25Aを反発する方向に作用する制動ばね29Aが設けられている。
また、ペデスタル10には、可動鉄心25Aがマグネット22A側へ定められた距離以上の移動を規制する規制部材31Aが可動鉄心25Aと、制動装置14Aの制動時において微小空隙を保つように取り付けられている。なお、ロッド26Aと軸受け27A、そしてフローティングピン20Aと軸受け19Aの配置される方向は、ブレーキパッド15Aがディスク13に対して挟圧あるいはその反対方向に移動し得る方向である。
さらに、非常用制動体14Aの制動時にあっては、可動鉄心25Aとマグネット22Aの間に介在する制動ばね29Aの押付け力により、ディスク13と一対のブレーキパッド15との間に所定の挟圧力が発生する。なお、前述したようにここでは非常用制動体14Aを例にして説明したが、通常用制動体14Bも同等の構成となっている。
そして、エレベーターの通常運転時、非常用制動体14Aは、ブレーキパッド15A、15'Aをディスク13から離している状態に保持するとともに、非常用制動体14Aに備えられる制動ばね29Aの押付け力とマグネット22Aの励磁による吸引力との差は、通常用制動体14Bの制動ばね29Bの押付け力とマグネット22Bの励磁による吸引力との差と比較して小さく設定してある。例えば、非常用制動体14Aのコイル24Aの導線巻数を少なくすることで、非常用制動体14Aに備えられる制動ばね29Aの押付け力とマグネット22Aの励磁による吸引力との差を、通常用制動体14Bのそれと比較して小さくしてある。
ここで、エレベーター巻上機用制動装置の制動解放時の動作を、非常用制動体14Aを例にとり図2、図3、および図4を用いて説明する。なお、図2〜図4では非常用制動体14Aのみが描かれている。
はじめに図2においてコイル24Aに通電され、マグネット22Aが励磁されると、制動ばね29Aのばね力を超える電磁吸引力が可動鉄心25Aに作用し、可動鉄心25Aはマグネット22Aの方向へ移動し始める。その結果、図3に示すように、ディスク13に対して、マグネット22A側に位置するブレーキパッド15Aとディスク13の間に空隙が形成される。さらに、同図に示すように、可動鉄心25Aが規制部材31Aの位置まで移動すると、可動鉄心25Aは移動を規制され、それ以上の移動はできなくなる。
その後さらに電磁吸引力が作用すると、規制されている可動鉄心25Aの方へマグネット22Aが移動し始め、締結部材28Aと、締結部材28Aと連結しているボディ18Aを介して、ディスク13とブレーキパッド15'Aとの間に空隙が発生する。最終的に図4に示すように可動鉄心25Aとマグネット22Aが吸引を完了すると、ディスク13の両側のブレーキパッド15A、15'Aとの間には均等な空隙が形成される。
次に、非常用制動体14Aおよび通常用制動体14Bの各々の動作について図1を用いて説明する。それぞれの制動体14A、14Bにあっては、前述したようにコイル24A、24Bに通電することにより、マグネット22A、22Bが励磁され、ブレーキパッド15A、 15'A、15B、15'Bがディスク13から離れる方向にそれぞれ移動し、このときエレベーターの乗かご2の昇降が可能となる。
また、エレベーターの通常運転時、目的の階床に到着した乗かご2を静止状態に保持する場合、通常用制動体14Bのコイル24Bの通電を解除することでマグネット22Bの吸引力を消勢し、制動ばね29Bの押付け力によりブレーキパッド15B、15'Bをディスク13に押付け、乗かご2を保持する。このような通常運転の間、非常用制動体14Aのコイル24Aは通電状態のままであることから、ブレーキパッド15A、 15'Aはディスク13から離れた状態で保持される。
一方、エレベーター走行中になんらかの理由で異常が発生し、乗かご2を非常停止させる場合、非常用制動体14Aのコイル24A、および通常用制動体14Bのコイル24Bのそれぞれの通電を解除することで、マグネット22A、22Bの吸引力を消勢し、制動ばね29A、29Bの押付け力により、ブレーキパッド15A、 15'A、15B、15'Bをディスク13に押付け、乗かご2を非常停止させる。このとき、非常用制動体14Aに備えられる制動ばね29Aの押付け力とマグネット22Aの励磁による吸引力との差は、通常用制動体14Bの制動ばね29Bの押付け力とマグネット22Bの励磁による吸引力との差と比較して小さく設定されていることから、ブレーキパッド15A、 15'Aがディスク13に押付けられるまでの釈放時間は、ブレーキパッド15B、 15'Bがディスク13に押付けられるまでの釈放時間よりも短く、より短時間のうちに制動力が立ち上げられることとなる。
なお、ここでは非常時に非常用制動体14Aおよび通常用制動体14のそれぞれを動作させるものとしたが、非常用制動体14Aの1台のみを動作させて非常停止させるシステムとしてもよい。また、戸開中の静止保持において、通常用制動体14Bが制動状態であるにも関わらず、何らかの理由により乗かご2が動き出す故障が発生した場合でも、この異常を検知して非常用制動体14Aを動作させることにより乗かご2を制動し、乗かご2のフリーランを防止するシステムとすることももちろん可能である。
本実施形態によれば、通常時および非常時のそれぞれに適した制動特性を兼ね備え、非常用制動体14Aにあってはブレーキパッド15A、 15'Aをディスク13に押付けるまでの釈放時間の短縮を図り、非常時におけるエレベーターの安全性を向上することができる。一方、通常時制動にあってはエレベーターの通常制動に適した設定とし、通常用制動体14Bの起動・釈放時の音を軽減することができ、快適なサービスを提供することができる。非常用制動体14A、通常用制動体14Bを、同一ディスク13を被制動体として設置することにより、巻上機6全体の寸法をコンパクトにすることができる。また、非常用制動体14Aのコイル24Aの導線巻数を少なくするという簡易な方法で、非常用制動体14Aに非常用として適した制動特性を備えることができる。
なお、前述した実施形態では、非常用制動体14Aのコイル24Aの導線巻数を少なくするという方法で、非常用制動体14Aに備えられる制動ばね29Aの押付け力とマグネット22Aの励磁による吸引力との差を、通常用制動体14Bのそれと比較して小さくしているが、本発明はこれに限らず、非常用制動体14Aのマグネット22Aを励磁させるためのコイル通電量を小さくするという方法、また、非常用制動体14Aの制動ばね29Aの押付け力を大きくするという方法で、非常用制動体14Aに備えられる制動ばね29Aの押付け力とマグネット22Aの励磁による吸引力との差を、通常用制動体14Bの制動ばね29Bの押付け力とマグネット22Bの励磁による吸引力との差と比較して小さく設定し、非常用制動体14Aに非常用として適した制動特性を備えることもできる。
図1は本発明に係るエレベーター巻上機用制動装置の一実施形態を示す正面断面図である。 エレベーター巻上機用制動装置の要部を拡大した拡大正面断面図である。 制動解放動作途中の状態にあるエレベーター巻上機用制動装置の拡大正面断面図である。 制動解放動作終了時の状態を示すエレベーター巻上機用制動装置の拡大正面断面図である。 本発明の巻上機用制動装置が適用されるエレベーターの概略構成図である。 図5の巻上機の概略構成を示す平面図である。
符号の説明
10 ペデスタル(固定部)
13 ディスク(被制動体)
14A 非常用制動体
14B 通常用制動体
15A、 15'A、15B、15'B ブレーキパッド
18A、18B ボディ
22A、22B マグネット
23A、23B コア
24A、24BB コイル
25A、25B 可動鉄心
29A、29B 制動ばね

Claims (4)

  1. 巻上機回転体と一体に回転する被制動体と、この被制動体の両側に対向して配置される一対のブレーキパッド、これら一対のブレーキパッドを前記被制動体に押付ける制動ばね、前記ブレーキパッドを被制動体から引き離すように作用するマグネット、このマグネットに連結されるとともに前記ブレーキパッドの一方を支持するボディ、前記マグネットに対向して配置され、前記ブレーキパッドの他方を支持する可動鉄心、および、通電により前記マグネットを励磁し、このマグネットと前記可動鉄心との間に吸引力を発生させるコイルを有してなる制動体とを備えたエレベーター巻上機用制動装置において、
    前記被制動体に対し前記制動体を非常用と通常用の2台設置し、エレベーターの通常運転時、非常用の制動体は、前記ブレーキパッドを前記被制動体から離している状態に保持するとともに、前記非常用の制動体に備えられる前記制動ばねの押付け力と前記マグネットの励磁による吸引力との差を、通常用の制動体のそれと比較して小さく設定したことを特徴とするエレベーター巻上機用制動装置。
  2. 前記非常用の制動体の前記コイルの導線巻数を少なくし、前記非常用の制動体に備えられる前記制動ばねの押付け力と前記マグネットの励磁による吸引力との差を、通常用の制動体のそれと比較して小さくすることを特徴とする請求項1記載のエレベーター巻上機用制動装置。
  3. 前記非常用の制動体の前記マグネットを励磁させるためのコイル通電量を小さくし、前記非常用の制動体に備えられる前記制動ばねの押付け力と前記マグネットの励磁による吸引力との差を、通常用の制動体のそれと比較して小さくすることを特徴とする請求項1記載のエレベーター巻上機用制動装置。
  4. 前記非常用の制動体の前記制動ばねの押付け力を大きくし、前記非常用の制動体に備えられる前記制動ばねの押付け力と前記マグネットの励磁による吸引力との差を、通常用の制動体のそれと比較して小さくすることを特徴とする請求項1記載のエレベーター巻上機用制動装置。
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