JP5188165B2 - 菓子などの移乗配列装置 - Google Patents

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本発明は、菓子などの移乗配列装置に関し、特に、上流側から順次送り込まれてくる菓子などを、配列コンベア上に複数列の縦列に配列する菓子などの移乗配列装置に関するものである。
従来、上流側から順次送り込まれてくる菓子などを、配列コンベア上に複数列の縦列に配列する際には、図4に示すような旋回コンベアAを用いている。
前記旋回コンベアAは、例えば、移乗の対象としての菓子Pを一列縦隊で搬送し、受取面である配列コンベアB上に3列の縦隊列Pa、Pb、Pcに対応して1個ずつ順に移乗する。これが一通り終われば、その間停止していた配列コンベアBを1ピッチだけ下流側に移動し、そこで再び停止して旋回コンベアAによる菓子Pの3列への送り込みを行う構成である。
前記旋回コンベアAは支点となる鉛直軸Cを中心として旋回(首振り)するので、この旋回コンベアAを用いて、配列コンベアB上に菓子などを配列していくと、複数列の縦列に配列することはできるが、首振りしているので、その配列位置も所定の角度を生じ平行とはならず、正しい姿勢で横一列に整列することは困難である。
そのために、首振りする旋回コンベアと配列コンベアとの間に、横方向に平行移動する分配コンベアを別に設けて、停止状態の配列コンベア上に菓子などを複数列の縦列に正しく配列するとした菓子などの移乗配列装置が本出願人より既に出願されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3527287号公報(第1−5頁、第3図)
旋回コンベアと分配コンベアとを用いれば、停止状態の配列コンベア上に菓子などを横一列に複数縦列整列することができる。しかし、配列コンベアを停止した状態で菓子などを移乗させているので、菓子などの搬送効率は悪く生産性が低くなる。さらには、配列コンベアの運転と停止を頻繁に繰り返す必要があるので、そのための制御装置と駆動装置とが複雑となり非効率である。
また、菓子などの移乗を生産性よく効率よく行うためには、搬送する送り込みコンベアの速度のままで配列コンベア上に配列していくことが望まれる。
さらには、配列コンベアの後工程のための取り込みを効率よく正確に行うためには、配列コンベア上に正しく横一列に配列することが求められている。
そのためには、搬送ラインの上流側の菓子などの送り込みコンベアと、下流側の配列コンベアとを停止することなく連続運転しながら、一列縦隊の送り込みコンベア上の菓子などを、配列コンベア上に複数列の縦列に整列させることが可能な移乗配列装置を提供する必要がある。
本発明の目的は、上記問題を解決するために、上流側から順次送り込まれてくる菓子などを、走行中の配列コンベア上に横一列に整列することを繰り返しながら複数列の縦列に配列可能とする菓子などの移乗配列装置を提供することである。
上記の目的を達成するために請求項1に係る発明は、菓子などの搬送方向上流側の送り込み部から、順次供給される前記菓子などを、下流側の配列コンベア上に、複数列の縦列に配列する、菓子などの移乗配列装置であって、前記上流側の送り込み部を、菓子などを一列縦隊に順次送り込むと共に鉛直軸を支点として水平方向に首振り自在な旋回コンベアと、該旋回コンベアと前記配列コンベアとの間にあって、前記配列コンベア上の縦列に対応する位置に横移動自在とされ前記配列コンベア上の各縦列に対応する位置に前記菓子などを1個ずつ順に移乗する分配コンベアとで構成し、前記旋回コンベアの下流側先端と前記分配コンベアの上流側先端とを回動自在に連結して、前記分配コンベアの横移動に連動して前記旋回コンベアが自在に旋回する構成とし、前記旋回コンベアと前記分配コンベアとのコンベア速度を前記配列コンベアのコンベア速度よりも速い速度とし、前記配列コンベアのコンベア速度を前記分配コンベアのコンベア速度よりも遅い一定速度とし、前記分配コンベアの下流側のベルトの折り返し点を構成するベルト受け板を、スライドシリンダで支持して前記菓子などの搬送方向に水平移動自在とし、前記配列コンベアのコンベア速度と、前記分配コンベアのコンベア速度と、菓子などを送り込むタイミングとから、走行中の配列コンベア上に横一列に整列することを繰り返しながら複数列の縦列に順次配列するように、前記分配コンベアの横移動と前記ベルト受け板の水平移動とを制御する制御装置を備えたことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項1に係る発明によれば、上流側の送り込み部から順次供給される菓子などを、横移動可能であり下流側のベルト受け板が菓子などの搬送方向に移動自在な分配コンベアを介して、下流側の配列コンベア上に横一列に整列することを繰り返しながら複数列の縦列に配列することができる。
請求項2に係る発明は、前記ベルト受け板の先端に、ベルトの折り返し部材としてのナイフエッジ部材を装着し、前記ナイフエッジ部材を介して折り返されたベルトを前記配列コンベアの上面に接触しないように案内する従動ローラを設け、前記ベルト受け板と前記従動ローラとを連結フレームに一体的に装着し、前記連結フレームを、前記制御装置による制御に応じて、菓子などの搬送方向に進退移動する進退移動手段を設けると共に、前記従動ローラを介して上流側に折り返されるベルトを掛け渡すガイドローラを設けたことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項2に係る発明によれば、連結フレームを移動して、ベルト受け板のベルト折り返し部を進退移動することができ、菓子などの搬送位置を容易に変更することができる。さらには、周回するベルトの下流側方向への折り返し部材となるナイフエッジ部材と、上流側方向への折り返し部材となる従動ローラとを同時に同方向に移動するので、周回するベルトの長さを大きく変動させることなく、進退移動可能となる。
請求項3に係る発明は、前記分配コンベアをスライドガイド部材を介して一体的に支持する支持フレームを設け、前記分配コンベアを前記スライドガイド部材に沿って横移動するスライド駆動手段を設けたことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項3に係る発明によれば、分配コンベアを横移動することで、菓子などを下流側の配列コンベア上の任意の横方向位置に配列可能であり、複数列の縦列に容易に配列することができる。
請求項4に係る発明は、前記制御装置が、前記スライド駆動手段と前記進退移動手段とを同時に制御して駆動し、菓子などを前記配列コンベア上に、横一列に整列することを繰り返しながら複数列の縦列に順次配列するように制御することを特徴としている。
上記の構成を有する請求項4に係る発明によれば、菓子などを所定の横方向位置と、所定の搬送方向位置とに搬送可能となり、配列コンベア上の所定位置に所定の順に正確に横一列に整列することを繰り返しながら複数列の縦列に順次配列することができる。
請求項5に係る発明は、前記制御装置が、上流側の送り込み部から供給される菓子などを所定時間検知しない時に、前記分配コンベアを待機位置に戻すように制御することを特徴としている。
上記の構成を有する請求項5に係る発明によれば、菓子などの搬送数量が揃わない場合には、分配コンベアを待機位置に戻すことで、新たな商品搬送に容易に対応可能となり、特別な制御装置を使用せずに容易に制御することができる。
本発明によれば、首振り自在な旋回コンベアと横移動自在な分配コンベアとを備える送り込み部としたので、上流側の送り込み部から順次供給される菓子などを、下流側の配列コンベア上に、複数列の縦列に配列することができる。さらに、前記分配コンベアの下流側のベルトの折り返し部を進退移動自在としたので、走行中の配列コンベア上の任意の位置に移乗可能となり、横一列に整列することを繰り返しながら複数列の縦列に順次配列することも可能となる菓子などの移乗配列装置を得ることができる。
以下、本発明に係る菓子などの移乗配列装置の実施の形態について、図1から図4に基づいて説明する。
図1に示す菓子などの移乗配列装置Kは、菓子などを搬送する上流側から順に、旋回コンベア1と分配コンベア2と配列コンベアBとを備えている。
前記旋回コンベア1は、床面に立設される鉛直軸3を介して、その周りを旋回可能に支持される架台4を備えている。また、ベルト5が受け板6を介して装着されている。受け板6は、その下流側の先端が、上面を走行するベルト5の折り返し点を構成するように下流側に向かって突出した状態である。また、ベルト5の弛みを吸収する吸収装置7を、受け板6の下面に設けて、ベルト5の循環経路の長さの変動を調節している。
受け板6はリニアベアリング8を介して架台4に架設されており、相対位置を変位可能な構成とされている。また、ベルト5はモータ9により回転されるプーリ10を介して周回駆動される。
分配コンベア2は、棚板11の上面に沿って横方向(菓子などの搬送方向と直交する方向)に平行移動する架台12を備えており、ベルト受け板14とベルト13を備えている。ベルト受け板14は、その下流側の先端が、上面を走行するベルト13の折り返し点を構成するように下流側に向かって突出した状態である。また、ベルト13の弛みを吸収する吸収装置15を、ベルト受け板14の下面に設けて、ベルト13の循環経路の長さの変動を調節している。
ベルト13は、モータ16とプーリ17を介して周回駆動されている。また、分配コンベア2は、レール18上をスライド自在なリニアベアリング19を備えるスライド駆動手段を介して、一体的に横移動可能な構成とされている。前記スライド駆動手段は、駆動軸20を不図示の駆動モータにより回転駆動し、チェーン21を介して駆動力を伝達している。
旋回コンベア1と分配コンベア2とは、回転軸25とホルダー26を備える連結アーム24を介して旋回自在に連結されており、分配コンベア2が横移動しても、旋回コンベア1がその移動に連動して旋回し、菓子Pなどを確実に移乗して搬送することが可能となっている。
プーリ17を介してベルト受け板14上を走行して周回するベルト13は、折り返し部材として装着されるナイフエッジ部材30を介して折り返されている。折り返されたベルト13は、前記配列コンベア上を非接触状態に案内ガイドする従動ローラ31と、架台12に固着されるガイドローラ32を巻回して周回している。また、従動ローラ31とベルト受け板14とは連結フレーム40に一体的に装着されており、該連結フレーム40を、菓子などの搬送方向に進退移動する進退移動手段23を設けている。
前記進退移動手段23としては、例えばモータで往復動可能なリニアシリンダやボールねじを適用可能であり、駆動モータの回転方向と回転量を制御することで、連結フレーム40の進退移動量を制御することができる。つまり、ベルト13の下流端となるナイフエッジ部材30の位置を制御することができる。
ベルト13は、ナイフエッジ部材30と従動ローラ31とガイドローラ32、およびガイドローラ33とプーリ17とに巻回しているので、ナイフエッジ部材30と従動ローラ31を一体的に装着している連結フレーム40が進退移動した際、例えば、ナイフエッジ部材30が30Aまで距離L1移動し、従動ローラ31が31Aまで距離L2移動しても、L1=L2であり、周回するベルトの下流側方向への折り返し部材となるナイフエッジ部材30と、上流側方向への折り返し部材となる従動ローラ31とを同時に同方向に移動するので、周回するベルト13の長さを大きく変動させることなく、進退移動可能となる。つまり、ガイドローラ32を介してベルト13を図示するようにジグザグに巻回することで、ベルトの周回長さを変えることなく、ベルト下流の折り返し位置を変化させることができ、搬送する菓子などの移乗位置を変更することができる。
折り返し部材として使用しているナイフエッジ部材30に代えて、小径の従動ローラ型の折り返し部材を用いることも可能である。ただし、搬送する物品が小さいものであれば、分配コンベア2から配列コンベアBに移乗する際の落下距離を小さくでき、落下する際の傾斜角度を自在に設計可能なナイフエッジ部材30が好適である。
また、受け板14の下流側先端近傍にセンサ22を配設して、ベルト13に載って搬送される例えば菓子Pを検知する構成であれば、菓子Pの移乗位置を確定し易くなり、配列コンベアB上の配列位置を制御容易となり好適である。さらに、配列コンベアBに移乗された菓子Pを検知するセンサをさらに設ける構成としてもよい。
50は制御装置であり、前記配列コンベアBのコンベア速度と、前記分配コンベア2のコンベア速度と、菓子などを送り込むタイミングとから、走行中の配列コンベアB上の所定位置に載置して複数列の縦列に順次配列するように、前記連結フレーム40の横移動とベルト折り返し部の水平移動とを制御する構成である。
次に図2より一列縦隊に送られてくる菓子を3列の縦列に配列する態様について説明する。図2(a)には、旋回コンベア1と分配コンベア2とを直線状とした配置図を示し、図2(b)には、分配コンベア2を一端側に移動し、旋回コンベア1と分配コンベア2とが斜めとなった配置図を示している。
旋回コンベア1と分配コンベア2とは、連結アーム24を介して旋回自在に連結されているので、それぞれのベルト5、13の間隙が拡がることがなく、それぞれのベルト上面に載置されて搬送される菓子Pなどを円滑に移乗することができる。そのために、分配コンベア2がレール18上を横移動する動作に連動して、旋回コンベア1が旋回して、菓子Pなどを所定の位置に送り込む構成である。前述した通り、旋回コンベア1は鉛直軸3を回転軸として旋回自在であるので、分配コンベア2が、Pa列、Pb列、Pc列と平行に横移動する動作に連動して自在に旋回する。
上記のような構成としているので、上流側の旋回コンベア1上を一列縦隊に送られてくる菓子Pなどを下流の配列コンベアB上に、複数列、例えば3列の縦列に配列していくことができる。また、この時に、分配コンベア2の下流側先端の折り返し部を、距離Lだけ進退移動自在としているので、菓子Pなどの移乗位置を前記の距離L間隔内で変位することができる。つまり、Pa列、Pb列、Pc列とでその移乗位置を任意に変化させることが可能である。
また、分配コンベア2のコンベア速度Vaを配列コンベアBのコンベア速度Vbよりも高速とすることで、配列コンベアB上に移乗した第一の菓子位置に対して、その前後の任意の位置に次の菓子Pを移乗可能となる。そのために、より高速な分配コンベア2上を一列縦隊に送られてくる菓子Pを、低速の配列コンベアB上に横一列に3列の縦列に配列することも可能となる。この実施の形態では、Vaが12m/minであり、Vbを2m/minとしている。つまり、分配コンベア2のコンベア速度Vaを、配列コンベアBのコンベア速度Vbの6倍程度の高速としている。
上記のように、分配コンベア2のコンベア速度を、配列コンベアBのコンベア速度に比べて5倍以上のはるかに高速としているので、Pa列に最初の菓子P1を移乗して分配コンベア2が1ピッチ横移動してPb列に到達した時に、配列コンベアB上に移乗された菓子P1は少し前進した状態となる。そのために、前述した連結フレーム40を少し移動してベルトの折り返し位置をLa前進させることで、菓子P1と横一列となる位置に菓子P2をPb列上に移乗することができる。さらに、1ピッチ横移動してPc列に菓子P3を移乗する際には、ベルトの折り返し位置をさらにLbだけ前進させることで、菓子P1、P2と横一列の位置に菓子P3を移乗することができる。
つまり、分配コンベア2を1ピッチ毎に横移動すると共に、連結フレーム40をLa、Lbの長さ分前進させることで、菓子Pを配列コンベアB上に横一列に整列して移乗していくことが可能となる。横一列の所定数量の整列が終了すると、連結フレーム40を最初のPa列に戻して次の横一列の移乗を行っていく。
さらに、分配コンベア2から配列コンベアBへの移乗の際に、連結フレーム40を少し引き戻す操作を組み込むと、前端部が配列コンベアBの上面に接触した状態の菓子Pなどの後端部を、後方に引っ張りながら移乗することになり、姿勢の方向性を揃えることができ好適である。
これらの、分配コンベア2の横移動と連結フレーム40前進移動の制御は前述した制御装置50により行う構成であり、前記制御装置50が、分配コンベア2を横移動するスライド駆動手段と、連結フレーム40を進退移動する前記進退移動手段23とを同時に制御して駆動することで、菓子などを前記配列コンベアB上に、横一列で複数列の縦列に配列することが可能となる。
前記制御装置50は、配列コンベアBのコンベア速度Vbと、分配コンベア2のコンベア速度Vaを認識して、スライド駆動手段と進退移動手段23とを同時に制御し、前記連結フレーム40の横移動と前進移動の駆動を制御し、菓子などを送り込んで移乗するタイミングを設定することができる。つまり、制御装置50により、走行中の配列コンベアB上に、予め設定される所定の配列位置に、横一列でも斜めにも順次整列していくことが可能となる。
前記分配コンベア2の横移動と前記連結フレーム40の前進移動を所定量制御するためには、それぞれの駆動モータを、つまりスライド駆動手段および進退移動手段23の駆動モータをそれぞれステッピングモータとすればよい。このような構成とすることで、それぞれの駆動モータの回転方向と回転量を任意に制御することが可能となり、分配コンベア2の横移動と連結フレーム40の進退移動方向と移動量を正確に制御し、配列コンベアBのコンベア速度Vbに連動して、前記配列コンベアB上に菓子Pを順次所望の配列位置に移乗可能となる。
配列コンベアB上の菓子Pの配列は、一般に菓子Pが横一列に整列しているほうが好ましい。この配列であれば、配列コンベアB上に整列した菓子Pを順次取り出して後工程に送り出す際に、横一列の菓子Pを一斉に取り出して、所定ピッチ毎に整列されている横一列毎に順次送り出すことができる。
配列コンベアB上に順次配列していく移乗工程について、図3よりさらに詳細に説明する。図3(a)は移乗工程を説明する概略平面図であり、図3(b)は側面図である。図に示すように、まず1番目のPa列の菓子P1を移乗する。次に、分配コンベア2を1ピッチ横移動して2番目のPb列に移動し、連結フレーム40を前進移動(距離La分)して、ナイフエッジ部材30の位置を、30a位置から30b位置まで移動する。すると、所定の速いコンベア速度Vaで搬送されている菓子Pが菓子P2として移乗される。
この際に、前述した制御装置50により、前記分配コンベア2の横移動と前記連結フレーム40の前進移動を所定量制御する構成としているので、コンベア速度Vaよりも遅い速度Vbで搬送されている菓子P1が少し前進した位置の真横に菓子P2を移乗することが可能となる。
Pb列に菓子P2を移乗した後で、分配コンベア2をさらに1ピッチ横移動して3番目のPc列に移動し、連結フレーム40をさらに前進移動(距離Lb分)して、ナイフエッジ部材30の位置を、30b位置から30c位置まで移動し、菓子P3を移乗する。
この際にも、制御装置50の制御操作により、菓子P1が存在すると算出される位置の真横に菓子P3を移乗可能となる。これは、コンベア速度Vbで搬送される菓子P1の位置は、その載置した瞬間からの時間管理を行うことで容易に算出することができるからであり、菓子P1を移乗した時間と、次の菓子P2を移乗する時間と、3番目の菓子P3を移乗する時間から、分配コンベア2の横移動と連結フレーム40の前進移動とをそれぞれ所定量制御することで、菓子P1、P2、P3を所定の位置関係に移乗して整列することができる。
連結フレーム40が前進移動した時に、従動ローラ31は31aから31b、31cに移動し、ナイフエッジ部材30が位置30aから30b、30c位置まで移動する。ナイフエッジ部材30が前進移動すると、受け板14の下側のベルトが前進方向に引き出されて、受け板14の上側のベルトの位置は変化しない。つまり、ベルト13上に載置している菓子Pの位置は変化せず、ただ、コンベア速度Vaで搬送され続けて、その移乗位置が前方に移動するだけである。
上記のような構成としているので、連結フレーム40が前進移動すると、遅い搬送速度の配列コンベアBの上に、速い搬送速度の分配コンベア2が延設されることになり、配列コンベアB上の横方向に順次配列される菓子Pの隣り合う位置関係を自在な位置とすることができる構成となる。
そのために、搬送する菓子Pなどを後工程として取り出し易い配置に整列可能であり、一斉に取り出し容易な横一列に整列することも容易に行える。前述した図4に示す従来の装置では、一旦停止した配列コンベア上に円弧状に移乗していくだけであり、連続走行中の配列コンベア上に横一列に菓子などを移乗していく本発明に係る移乗配列装置とは明らかに相違している。
また、移乗配列装置Kを連続運転容易とするために、前記制御装置50は、上流側の送り込み部から供給される菓子Pなどを所定時間検知しない時に、前記分配コンベア2を待機位置に戻すよう予め設定しておくことが好適である。
この構成であれば、菓子などの搬送数量が揃わない場合には、分配コンベア2を待機位置に戻すことで、新規の新たな商品搬送に容易に対応可能となる。そのために、前述したセンサ22が、一定時間菓子Pを検知しない時には、制御装置50の指令により、分配コンベア2を待機位置(初期位置)に戻す構成とすることで、特別な制御装置を使用せずに容易に制御することができる。
上記したように、本発明によれば、上流側の送り込み部に、比較的高速で菓子などを搬送して所定ピッチで横移動自在な分配コンベアを配設しているので、比較的低速の下流側の配列コンベア上に、所定の複数列の縦列に順次配列していくことができる。
さらに、前記分配コンベアの下流側のベルトの折り返し部を構成するベルト受け部のベルト折り返し部を進退移動自在としたので、走行中の配列コンベア上に移乗する位置を自在に制御可能となり、複数列の縦列に横一列に配列することも可能な菓子などの移乗配列装置を得ることができる。
本発明に係る菓子などの移乗配列装置の一例の概略側面図である。 本発明に係る旋回コンベアと分配コンベアとの連結状態を示しており、(a)は、旋回コンベアと分配コンベアとを直線状とした状態の平面図であり、(b)は、分配コンベアを横移動し旋回コンベアと斜めとなった状態の平面図である。 配列コンベア上に配列していく移乗工程を示す概略説明図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 従来の一般的な装置の作動を説明する平面図である。
符号の説明
1 旋回コンベア
2 分配コンベア
5 ベルト
13 ベルト
30 ナイフエッジ部材
40 連結フレーム
50 制御装置
B 配列コンベア
K 移乗配列装置
P 菓子
Va コンベア速度(分配コンベアの)
Vb コンベア速度(配列コンベアの)

Claims (5)

  1. 菓子などの搬送方向上流側の送り込み部から、順次供給される前記菓子などを、下流側の配列コンベア上に、複数列の縦列に配列する、菓子などの移乗配列装置であって、
    前記上流側の送り込み部を、菓子などを一列縦隊に順次送り込むと共に鉛直軸を支点として水平方向に首振り自在な旋回コンベアと、該旋回コンベアと前記配列コンベアとの間にあって、前記配列コンベア上の縦列に対応する位置に横移動自在とされ前記配列コンベア上の各縦列に対応する位置に前記菓子などを1個ずつ順に移乗する分配コンベアとで構成し、
    前記旋回コンベアの下流側先端と前記分配コンベアの上流側先端とを回動自在に連結して、前記分配コンベアの横移動に連動して前記旋回コンベアが自在に旋回する構成とし、
    前記旋回コンベアと前記分配コンベアとのコンベア速度を前記配列コンベアのコンベア速度よりも速い速度とし、
    前記配列コンベアのコンベア速度を前記分配コンベアのコンベア速度よりも遅い一定速度とし、
    前記分配コンベアの下流側のベルトの折り返し点を構成するベルト受け板を、スライドシリンダで支持して前記菓子などの搬送方向に水平移動自在とし、
    前記配列コンベアのコンベア速度と、前記分配コンベアのコンベア速度と、菓子などを送り込むタイミングとから、走行中の配列コンベア上に横一列に整列することを繰り返しながら複数列の縦列に順次配列するように、前記分配コンベアの横移動と前記ベルト受け板の水平移動とを制御する制御装置を備えたことを特徴とする菓子などの移乗配列装置。
  2. 前記ベルト受け板の先端に、ベルトの折り返し部材としてのナイフエッジ部材を装着し、前記ナイフエッジ部材を介して折り返されたベルトを前記配列コンベアの上面に接触しないように案内する従動ローラを設け、前記ベルト受け板と前記従動ローラとを連結フレームに一体的に装着し、
    前記連結フレームを、前記制御装置による制御に応じて、菓子などの搬送方向に進退移動する進退移動手段を設けると共に、前記従動ローラを介して上流側に折り返されるベルトを掛け渡すガイドローラを設けたことを特徴とする請求項1に記載の菓子などの移乗配列装置。
  3. 前記分配コンベアをスライドガイド部材を介して一体的に支持する支持フレームを設け、前記分配コンベアを前記スライドガイド部材に沿って横移動するスライド駆動手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の菓子などの移乗配列装置。
  4. 前記制御装置は、前記スライド駆動手段と前記進退移動手段とを同時に制御して駆動し、菓子などを前記配列コンベア上に、横一列に整列することを繰り返しながら複数列の縦列に順次配列するように制御することを特徴とする請求項3に記載の菓子などの移乗配列装置。
  5. 前記制御装置は、上流側の送り込み部から供給される菓子などを所定時間検知しない時に、前記分配コンベアを待機位置に戻すように制御することを特徴とする請求項4に記載の菓子などの移乗配列装置。
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