JP6308887B2 - アキューム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーサ等の物品処理装置の上流に配置され、物品処理装置が停止した際に、供給されてくる物品を貯留するアキューム装置に関する。
例えば、容器などの物品を取り扱う製造ラインでは、フィラ、キャッパ、ラベラ、ケーサ等の複数の物品処理装置が搬送コンベヤで連結され、物品はこれらの装置間を搬送コンベヤで連続的に搬送される。このように複数の物品処理装置間を物品が搬送されるラインでは、下流側の物品処理装置が停止した場合にも上流側の物品処理装置を停止させないように、下流側物品処理装置の上流側に、搬送コンベヤに並走するアキュームコンベヤを備えたアキューム装置が設備される(特許文献1、2参照)。
特許第4225371号公報 特許第4317970号公報
しかし、従来のアキューム装置に十分なアキューム能力を与えるには、アキュームコンベヤを十分長くする必要がある。そのため、アキュームコンベヤが設置される物品処理装置の間に十分な距離を取る必要があり、システム全体のレイアウトが制限される。また、レイアウトの制限は、アキューム能力を制約することにもなる。
本発明は、物品処理装置間の間隔が短くてもアキューム装置に十分なアキューム能力を与えることを課題としている。
本発明のアキューム装置は、下流に配置された物品処理装置へ物品を搬送するとともに、前記物品処理装置の停止時に物品をアキュームするアキューム装置であって、第1搬送路と第2搬送路とを有し、1列で搬送されてくる物品を受け取って前記物品処理装置へ搬送する搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤの側方に設けられたアキュームテーブルと、前記搬送コンベヤ上を1列で搬送される物品を収容する移動ガイドを複数設けるとともに、前記搬送コンベヤの搬送方向と直交する前記アキュームテーブル側に移動可能に設けられた移送手段と、前記移動ガイドの上流に設けられ、搬送方向に前進後退可能であるとともに、搬送方向に交差する方向に移動可能な振り分けガイドを有し、前記搬送コンベヤ上を搬送される物品を並走する前記第1搬送路と前記第2搬送路とに振り分け可能な振り分け手段と、前記振り分けガイドを通過する物品の数をカウントするカウント手段と、前記移動ガイドの下流に設けられ、前記搬送コンベヤ上の物品に当接して停止させるストッパと、前記振り分け手段、前記移送手段、前記ストッパを制御する制御手段とを備え、前記搬送コンベヤの上方に前記移動ガイドを少なくとも2列分配置し、前記物品処理装置が正常に運転している間は、前記振り分けガイドを前記第1搬送路に位置する一方の移動ガイド側に配置させることにより、物品を前記一方の移動ガイドを通過させて前記物品処理装置へ搬送し、前記物品処理装置が停止した際には、前記ストッパを作動させて物品を停止させるとともにアキューム動作を行い、前記アキューム動作は、前記カウント手段によってカウントしながら前記振り分けガイドを前後に移動させつつ前記第1搬送路と前記第2搬送路とに移動させることにより、物品を所定数ずつ振り分ける動作を繰り返し行い、前記第1、第2搬送路のうちの前記アキュームテーブルに遠い搬送路から前記アキュームテーブルに近い搬送路へ振り分けるときには、前記振り分けガイドと同期して前記移動ガイドを前記アキュームテーブル側へ移動させることを特徴としている。
上記アキューム装置において、例えば前記アキュームテーブルに近い方の搬送路を前記第1搬送路とし、前記物品処理装置が停止した際には、前記振り分けガイドを前記第2搬送路へ移動させた後に、前記振り分けガイドと前記第2搬送路に位置する前記移動ガイドとを前記アキュームテーブル側へ移動させる構成としてもよい。
また上記アキューム装置において、例えば前記アキュームテーブルに遠い方の搬送路を前記第1搬送路とし、前記物品処理装置が停止した際には、前記振り分けガイドと前記移動ガイドとを同期して前記アキュームテーブル側へ移動させ、続いて前記振り分けガイドを前記第1搬送路へ移動する構成とすることも可能である。
本発明によれば、物品処理装置間の間隔が短くてもアキューム装置に十分なアキューム能力を与えることができる。
本発明の第1実施形態に係るアキューム装置の全体の構成を簡略化して示す平面図である。 振り分け装置の側面図である。 振り分け装置の平面図である。 移送装置の簡略化された側面図である。 第1実施形態のアキューム動作を説明するために各工程の搬送状態を示す平面図である。 第1実施形態のアキューム動作を説明するために各工程の搬送状態を示す平面図である。 第1実施形態のアキューム動作を説明するために各工程の搬送状態を示す平面図である。 第1実施形態のアキューム動作を説明するために各工程の搬送状態を示す平面図である。 第1実施形態のアキューム動作を説明するために各工程の搬送状態を示す平面図である。 第1実施形態のアキューム動作を説明するために各工程の搬送状態を示す平面図である。 第2実施形態のアキューム動作を説明するために各工程の搬送状態を示す平面図である。 第2実施形態のアキューム動作を説明するために各工程の搬送状態を示す平面図である。 第2実施形態のアキューム動作を説明するために各工程の搬送状態を示す平面図である。 第2実施形態のアキューム動作を説明するために各工程の搬送状態を示す平面図である。 第2実施形態のアキューム動作を説明するために各工程の搬送状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るアキューム装置の全体の構成を簡略化して示す平面図である。
本実施形態のアキューム装置10は、例えばラベラなどの上流側に配置される物品処理装置(図示せず)とケーサ12などの下流側に配置される物品処理装置との間に設けられる。上流側の物品処理装置から1列で供給される物品は、物品に所定の間隔を付与する間隔付与手段としての左右一対の第1抱き込みベルト16、16により制動を掛けられ、所定間隔のスペースを空けて搬送される。第1抱き込みベルト16、16から搬送コンベヤ14に送り出された物品は、搬送コンベヤ14によって下流側に搬送され、このとき物品は、搬送コンベヤ14の上流側上方に配置される振り分け装置18に設けられた左右一対の振り分けガイド20、20より搬送コンベヤ14の所定位置へと案内される。
搬送コンベヤ14は、少なくとも2列分の物品を搬送可能な幅を有し、搬送コンベヤ14上には、搬送方向に沿った複数の搬送路を設けることが可能である。本実施形態の搬送コンベヤ14には、第1搬送路と第2搬送路が設けられる。振り分けガイド20、20は、搬送コンベヤ14の搬送方向に交差する方向に搖動可能であるとともに、搬送方向に前進後退可能であり、振り分け装置18は、状況に応じて振り分けガイド20、20を搖動させて物品を搬送コンベヤ14の第1搬送路と第2搬送路に振り分ける。
振り分け装置18の下流側の搬送コンベヤ14の側方には、アキュームテーブル(またはアキュームコンベヤ)22が配置される。アキュームテーブル22の搬送方向下流側には、アキュームテーブル22に退避・貯留される物品の落下を防止する固定ガイド24が設けられる。搬送コンベヤ14およびアキュームテーブル22の上方には、移送装置26が配置される。移送装置26は、多数の移動ガイド28を備え、隣り合う移動ガイド28、28の間には、搬送コンベヤ14を搬送される物品を1列分収容可能である。移動ガイド28の各々は、搬送コンベヤ14の長手方向(搬送方向)に沿って配置され、搬送方向と交差(搬送方向に直交)する方向に移動可能である。
搬送コンベヤ14のアキュームテーブル22の下流側であって、アキュームテーブル22側には、搬送コンベヤ14上のアキュームテーブル22側の搬送路(ここでは第1搬送路)を搬送される物品に係合して、同物品列の搬送を停止するストッパ30が設けられる。ストッパ30は、例えば下流側の物品処理装置(本実施形態ではケーサ12)においてトラブルなどが発生し、物品の下流側物品処理装置への供給を停止する必要がるときに使用される。本実施形態では、例えば爪部材を回動して、爪部材を搬送コンベヤ14上に張り出させ、搬送される物品に爪部材を接触させてその列の物品の移動を停止する。
また、搬送コンベヤ14において、ストッパ30の更に下流側には、搬送されてきた物品を下流側物品処理装置であるケーサ12に1列で連続的に供給するための左右一対の第2抱き込みベルト32、32が配置される。
振り分け装置18、移送装置26、ストッパ30、第2抱き込みベルト32、32の動作は、振り分けガイド20、20を通過する物品の数や、下流側物品処理装置であるケーサ12からの停止信号などに基づき制御装置34によって制御される。なお、振り分けガイド20、20を通過する物品の数は、例えば振り分けガイド20、20の先端に隣接して設けられるセンサ36により物品の通過を検知し、センサ36からの信号に基づき制御装置34においてカウントされる。
次に図2、図3を参照して本実施形態の振り分け装置18の構成についてより詳細に説明する。図2は、振り分け装置18の側面図であり、図3は振り分け装置18の平面図である。
振り分け装置18は、ジョイントで連結される第1ガイド部材38、38、第2ガイド部材40、40と、これらとは直接連結されていない振り分けガイド20を備える。第1ガイド部材38、38の上流側の端部は、それぞれコンベヤ面に垂直な固定軸42、42により第1抱き込みベルト16、16の出口近傍に軸支される。また第1ガイド部材38、38の下流側の端部は、それぞれコンベヤ面に垂直な軸44、44を通して第2ガイド部材40、40の下流側の端部を軸支する。第1ガイド部材38、38は、互いに平行を維持したまま軸42、42の周りに回動自在であり、第2ガイド部材40、40は、互いに平行を維持したまま軸44、44の周りに回動自在である。
第1ガイド部材38、38と第2ガイド部材40、40の上方には、コンベヤ面に平行にベース46が配置される。ベース46の上面には例えばナット46Nが固定されており、ナット46Nには横移動用サーボモータ48に連結されるボールネジ50が螺合される。ボールネジ50は、コンベヤ面に平行に、かつ搬送方向に垂直に配置され、回転自在に軸支される。すなわち、ボールネジ50が横移動用サーボモータ48により回転されると、ボールネジ50に螺合するナット46Nは、ナット46Nが固定されたベース46と一体的に搬送コンベヤ14の幅方向(横方向)に移動される。
また、ベース46の上面には、更に前後移動用サーボモータ46Mが設けられ、前後移動用サーボモータ46Mにはボールネジ52が連結される。ボールネジ52は、搬送コンベヤ14の搬送方向に沿って回転自在に保持され、ナット54が螺合される。ナット54は、連結部材56を介して振り分けガイド20、20に連結され、振り分けガイド20、20は、ナット54と一体的に移動する。すなわち、横移動用サーボモータ48の回転により、ベース46が横方向に移動されると、これによりボールネジ52に螺合されたナット54と、ナット54に連結された振り分けガイド20、20は、一体的に横方向に移動される。そして、前後移動用サーボモータ46Mの回転により、ナット54が搬送コンベヤ14の搬送方向に沿って前後に移動されると、ナット54と一体的に振り分けガイド20、20が搬送方向に沿って前後に移動される。なお、振り分けガイド20、20同士は、連結部材56により一定の間隔で平行に保持される。
一方、ベース46と第2ガイド部材40、40は、連結部材58により連結される。したがって第2ガイド部材40、40は、横移動用サーボモータ48の回転によりベース46が横方向に移動されると、ベース46と一体的に横方向に移動する。このとき第2ガイド部材40、40同士は、平行に維持され、その間隔は一定に維持される。
第2ガイド部材40、40の下流側端部(自由端)は、振り分けガイド20、20の上流側の端部とそれぞれ上下方向に重なる位置に配置され、振り分けガイド20、20が左右に移動されても第2ガイド部材40、40の先端は、振り分けガイド20、20に追従し、第1抱き込みベルト16、16からの物品は、第1ガイド部材38、38、第2ガイド部材40、40の間を通って、振り分けガイド20、20に順次送出される。また、振り分けガイド20、20の先端部には、センサ36が配置され、振り分けガイド20、20の先端の間を物品が通過するとセンサ36により検知される。
次に図4を参照して、移送装置26の構成について説明する。図4は、移送装置26を搬送コンベヤ14の搬送方向に沿って見たときの簡略化された側面図である。
図4に示されるように、移送装置26は、原動スプロケット60と従動スプロケット62を備え、原動スプロケット60および従動スプロケット62には、チェーン64が掛け回される。チェーン64は、アキュームテーブル22に平行(水平)に張られ、スプロケット60、62の回転軸は、搬送コンベヤ14の搬送方向に平行に配置される。チェーン64には、チェーン64から外側に向けて直立する移動ガイド28が設けられる。移動ガイド28の各々は、板状の部材であり、その搬送方向の長さは、アキュームテーブル22の搬送方向の幅に略等しく、その高さは、例えばスプロケット60、62間に掛け渡されるチェーン64の下側からアキュームテーブル22、あるいは搬送コンベヤ14までの距離に略等しい。そして移動ガイド28は、容器などの物品Aの幅に対応する所定のピッチでチェーン64に多数設けられる。
原動スプロケット60は、駆動モータ66により回転され、例えば駆動モータ66が正転されると、移動ガイド28が搬送コンベヤ14上の物品Aをアキュームテーブル22側へと移送する。また駆動モータ66が反転されるとアキュームテーブル22に退避・貯留されていた物品Aが搬送コンベヤ14へと移送される。図4の例では、アキュームテーブル22は12列分の物品を退避させることができ、1列には10個の物品が含まれる。
次に図5〜図10を参照して、第1実施形態のアキューム装置10のアキューム動作について説明する。
図5は、物品を正常に下流側のケーサ12(図1参照)に搬送しているときの搬送状態を示す平面図である。第1実施形態の正常な搬送状態では、第1抱き込みベルト16、16によって間隔を空けられた状態で搬送コンベヤ14に供給されてくる物品Aは、アキュームテーブル22に近い第1搬送路C1を用いて搬送される。このとき振り分けガイド20、20は、第1搬送路C1側に配置されるとともに、移動ガイド28、28に対しては、搬送方向に関し後退した位置、すなわち所定距離上流側に配置される。アキュームテーブル22に隣接する第1搬送路C1は、一対の移動ガイド28A、28Bによりその両側が仕切られ、搬送される物品Aは、この一対の移動ガイド28A、28Bの間を通って搬送される。なお、正常運転時、ストッパ30は、搬送コンベヤ14から退避した位置に配置される。
図5の状態で、ケーサ12に何等かの異常が発生し停止されると、制御装置34(図1参照)は、ケーサ12から停止信号を受信し、これに基づき、第2抱き込みベルト32、32を停止させてケーサ12へ物品Aを供給することを停止させるとともに、センサ(不図示)により物品間の間隙を検出し、それに合わせてストッパ30の爪部材を回転させ、間隙に爪部材を挿入する。すなわち、図6に示されるように、搬送コンベヤ14の第1搬送路C1上にストッパ30の爪部材を突出させる。これによりストッパ30は搬送コンベヤ14の第1搬送路C1上を移送される物品Aと係合し、ストッパ30の位置で物品Aを堰き止めて、下流へ物品Aが搬送されることを停止する。このとき同時に、振り分け装置18(図1参照)が駆動され、振り分けガイド20、20が搬送コンベヤ14の搬送速度と同じ速度で前進(下流側へ移動)されるとともに、アキュームテーブル22から遠い第2搬送路C2へ向けて横方向(幅方向)に移動され、センサ36、制御装置34(図1参照)による物品Aの計数が開始される。なお、正常搬送状態において振り分けガイド20、20が配置される初期位置、すなわち移動ガイド28、28からの上流側への上記所定距離は、物品の搬送速度と振り分けガイド20、20の横方向移動速度の比に第1、第2搬送路C1、C2間距離を掛けた値以上の値とされる。
振り分けガイド20、20の上記動作により、ストッパ30作動時に振り分けガイド20、20間にあった物品Aは、第2搬送路C2へと導かれ、図7に示されるように第2搬送路C2の両側を仕切る一対の移動ガイド28B、28Cの間に順次供給される。物品Aのカウント値が所定値に達すると(例えば4個)、移送装置26の駆動モータ66(図4参照)の駆動が開始され、移動ガイド28が、アキュームテーブル22へと向けて移動される。
移送装置26の駆動により、第1搬送路C1上の物品A、すなわち移動ガイド28A、28Bの間に挟まれた1列分(ここでは10個)の物品Aのアキュームテーブル22への移動が開始され、それと同時に振り分けガイド20、20は、第2搬送路C2から第1搬送路C1へ移動する移動ガイド28B、28Cに追従して同じ速さで第1搬送路C1側へと横に移動される。その際、振り分けガイド20、20は移動ガイド28B、28Cに接近した前進位置を保った状態で移動するので、上流側から供給される物品Aは、両側面を振り分けガイド20、20と移動ガイド28B、28Cによってガイドされ、移動ガイド28がアキュームテーブル22側へと移動されている間も、転倒することなく安定して移動ガイド28B、28Cの間に供給され続ける。
図8に示されるように、移動ガイド28A、28Bの間にある物品Aのアキュームテーブル22への移動が完了すると、第2搬送路C2を形成していた移動ガイド28B、28Cは、第1搬送路C1の両側を仕切る位置に達し、上流から搬送されてくる物品Aは、振り分けガイド20、20を通して、移動ガイド28B、28Cの間の第1搬送路C1へと順次供給される。なお、振り分けガイド20、20は、第1搬送路C1への移動が完了すると、上流へ向けて後退を開始する。
振り分けガイド20、20が、図9の位置にまで後退された後、センサ36によるカウント値が所定数、すなわち移動ガイド28、28により仕切られる搬送路に収容できる物品Aの数(ここでは10個)に達すると、図10に示されるように、振り分けガイド20、20は、図6のときと同様に、物品Aの搬送速度とほぼ同じ速度で前進されるとともに横移動されて、新たに第2搬送路C2を仕切る移動ガイド28C、28Dの上流側の端部に位置決めされる。なおセンサ36によるカウント値が所定数に達すると、カウンタ値はリセットされ、計数が再度開始される。
その後、カウント値が4個に達すると、図7、8のように移動ガイド28がアキュームテーブル22側へと1列分移動され、更に図9、10を参照して説明した動作が繰り返される。このように、ケーサ12が停止したときには、図6〜図10の動作が繰り返され、上流の物品処理装置から振り分けガイド20、20を介して搬送されてくる物品Aは、移動ガイド28、28により搬送コンベヤ14からアキュームテーブル22へと10個を単位に退避・貯留される。この際、振り分けガイド20、20から送り出される物品Aの数をカウントしながら、振り分けガイド20、20を前後および第1、第2搬送路C1、C2間で移動させて、物品Aを所定の数ずつ移動ガイド28、28へ振り分けるとともに、アキュームテーブル22から遠い方の搬送路から近い方の搬送路へ移動するときには、振り分けガイド20、20と移動ガイド28、28とを同期して移動させることにより、物品Aを停止させることなく移動ガイド28、28へ振り分けることができる。
なお、本実施形態ではカウント値が4個に達すると振り分けガイド20、20および移動ガイド28が移動を開始するように制御しているが、2個に達した時点で移動を開始しても良いし、移動を開始するタイミングは物品Aの大きさや搬送速度など諸条件によって適宜決定される。
以上のように、第1実施形態によれば、供給される物品を連続的に振り分けつつ、搬送方向と直交する方向へアキュームすることが可能となり、物品処理装置間の間隔を短くすることができるとともに、装置全体の設置面積を小さくすることができる。
次に図11〜図15を参照して第2実施形態のアキューム装置70のアキューム動作について説明する。第2実施形態のアキューム装置70では、ストッパの配置が搬送コンベヤに対して第1実施形態とは反対側に配置されるが、その他の機械的な構成は第1実施形態と同様である。なお同一の構成に関しては同一参照符号を用い、その説明を省略する。
図11は、物品を正常に下流側のケーサ12(図1参照)に搬送しているときの搬送状態を示す平面図である。第2実施形態の正常な搬送状態では、アキュームテーブル22から遠い搬送路が第1搬送路C1として用いられ、物品Aは第1搬送路C1の両側を仕切る移動ガイド28B、28Cの間を通って搬送される。このとき振り分けガイド20、20は、アキュームテーブル22から遠い第1搬送路C1側に配置され、振り分けガイド20、20は、それぞれ移動ガイド28B、28Cに近接して整列される。
第2実施形態のストッパ71は、アキュームテーブル22から遠い第1搬送路C1側に配置され、搬送方向に沿って移動可能であるとともに物品Aに係合する第1搬送路C1上の位置へ進退可能である。ストッパ71は正常運転時には、搬送コンベヤ14から退避した位置にある。ケーサ12に何等かの異常が発生し停止されると、制御装置34(図1参照)は、ケーサ12から停止信号を受信し、これに基づき第2抱き込みベルト32、32を停止してケーサ12への物品Aの供給を停止するとともに、ストッパ71を搬送コンベヤ14の第1搬送路C1上に押し出し、物品Aの搬送を堰き止める。すなわち、図示しないセンサにより物品間の間隙が検出され、ストッパ71は物品に追従して移動され、検出された間隙に挿入される。そして図12に示されるように、搬送コンベヤ14の第1搬送路C1上に突出させたストッパ71が第1搬送路C1上の物品Aと係合し、搬送コンベヤ14により第1搬送路C1上を搬送される物品Aの移動を停止させる。
ストッパ71により第1搬送路C1上の物品Aの搬送が停止されると、移送装置26の駆動モータ66(図4参照)の駆動が開始され、移動ガイド28が、アキュームテーブル22へと向けて移動される。移送装置26の駆動により、第1搬送路C1上の物品A、すなわち移動ガイド28B、28Cの間に挟まれた所定数(ここでは10個)の物品Aのアキュームテーブル22への移動が開始され、振り分けガイド20、20は、移動ガイド28B、28Cに追従して同じ速さでアキュームテーブル22に隣接する第2搬送路C2側へと横に1列分移動される。
移動ガイド28B、28Cが第2搬送路C2を仕切る位置に達すると、振り分けガイド20、20は、図12に示すように上流側へ後退を開始し、同時にセンサ36を用いた振り分けガイド20、20の先端から送り出される物品Aの計数が開始される。物品Aのカウント値が例えば2個になると、図13に示されるように、振り分けガイド20、20が搬送コンベヤ14の搬送速度と同じ速度で前進(下流側へ移動)されるとともに、アキュームテーブル22から遠い第1搬送路C1へ向けて横方向(幅方向)に移動され、センサ36による物品Aのカウント値がリセットされ、新たな計数が開始される。
振り分けガイド20、20が図14に示されるように図11に示された初期位置にまで戻されると、物品Aは第1搬送路C1に供給される。そして、センサ36による物品Aのカウント値が4個になると、移送装置26が駆動され、移動ガイド28がアキュームテーブル22側へと再び1列分移動される。このとき図11〜図12の工程と同様に、振り分けガイド20、20は、移動ガイド28C、28Dに追従して横方向に移動し、移動ガイド28C、28Dが第2搬送路C2を仕切る位置に達すると、移動ガイド28B、28Cの間の物品Aが、アキュームテーブル22上に移される。その後、振り分けガイド20、20は、図15に示されるように、図12と同じ位置にまで後退され、移動ガイド28C、28Dの間に供給された物品Aのカウント値が移動ガイド28、28に収容できる所定数の10個に達すると、再び図12〜図15の動作を繰り返す。このアキューム動作は、ケーサ12が再稼働され、ストッパ71による搬送停止状態が解除されるまで、もしくはアキュームテーブル22が満杯となるまで繰り返される。
以上のように、第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、間隔付与手段として第1抱き込みベルトを用いたが、例えば相対的に搬送速度の遅いコンベヤから相対的に搬送速度の速いコンベヤへ物品を乗り移らせることにより物品間に一定の間隔を与えることも可能である。また、ロータリストッパを間隔付与手段として採用することも可能である。
第1実施形態のストッパには回動可能な爪が用いられ、第2実施形態のストッパには、搬送方向に沿って移動可能であるとともに搬送路上に進退可能な爪が用いられた。しかし、爪が搬送方向に固定されていても、センサにより物品間の隙間を検出し、この隙間に爪を突出させることで物品の移送を堰き止めることもできる。
なお、本明細書および本特許請求の範囲において、アキュームテーブルにはアキュームコンベヤも含まれる。
10、70 アキューム装置
12 ケーサ(下流側物品処理装置)
14 搬送コンベヤ
16 第1抱き込みベルト
18 振り分け装置
20 振り分けガイド
22 アキュームテーブル
24 固定ガイド
26 移送装置
28 移動ガイド
30、71 ストッパ
32 第2抱き込みベルト
34 制御装置
36 センサ
38 第1ガイド部材
40 第2ガイド部材
42、44 軸
46 ベース
46N、54 ナット
46M 前後移動用サーボモータ
48 横移動用サーボモータ
50、52 ボールネジ
58 連結部材
60 原動スプロケット
62 従動スプロケット
64 チェーン
66 駆動モータ
A 容器(物品)
C1 第1搬送路
C2 第2搬送路

Claims (3)

  1. 下流に配置された物品処理装置へ物品を搬送するとともに、前記物品処理装置の停止時に物品をアキュームするアキューム装置において、
    第1搬送路と第2搬送路とを有し、1列で搬送されてくる物品を受け取って前記物品処理装置へ搬送する搬送コンベヤと、
    前記搬送コンベヤの側方に設けられたアキュームテーブルと、
    前記搬送コンベヤ上を1列で搬送される物品を収容する移動ガイドを複数設けるとともに、前記搬送コンベヤの搬送方向と直交する前記アキュームテーブル側に移動可能に設けられた移送手段と、
    前記移動ガイドの上流に設けられ、搬送方向に前進後退可能であるとともに、搬送方向に交差する方向に移動可能な振り分けガイドを有し、前記搬送コンベヤ上を搬送される物品を並走する前記第1搬送路と前記第2搬送路とに振り分け可能な振り分け手段と、
    前記振り分けガイドを通過する物品の数をカウントするカウント手段と、
    前記移動ガイドの下流に設けられ、前記搬送コンベヤ上の物品に当接して停止させるストッパと、
    前記振り分け手段、前記移送手段、前記ストッパを制御する制御手段とを備え、
    前記搬送コンベヤの上方に前記移動ガイドを少なくとも2列分配置し、前記物品処理装置が正常に運転している間は、前記振り分けガイドを前記第1搬送路に位置する一方の移動ガイド側に配置させることにより、物品を前記一方の移動ガイドを通過させて前記物品処理装置へ搬送し、
    前記物品処理装置が停止した際には、前記ストッパを作動させて物品を停止させるとともにアキューム動作を行い、
    前記アキューム動作は、前記カウント手段によってカウントしながら前記振り分けガイドを前後に移動させつつ前記第1搬送路と前記第2搬送路とに移動させることにより、物品を所定数ずつ振り分ける動作を繰り返し行い、前記第1、第2搬送路のうちの前記アキュームテーブルに遠い搬送路から前記アキュームテーブルに近い搬送路へ振り分けるときには、前記振り分けガイドと同期して前記移動ガイドを前記アキュームテーブル側へ移動させる
    ことを特徴とするアキューム装置。
  2. 前記アキュームテーブルに近い方の搬送路を前記第1搬送路とし、
    前記物品処理装置が停止した際には、前記振り分けガイドを前記第2搬送路へ移動させた後に、前記振り分けガイドと前記第2搬送路に位置する前記移動ガイドとを前記アキュームテーブル側へ移動させることを特徴とする請求項1に記載のアキューム装置。
  3. 前記アキュームテーブルに遠い方の搬送路を前記第1搬送路とし、
    前記物品処理装置が停止した際には、前記振り分けガイドと前記移動ガイドとを同期して前記アキュームテーブル側へ移動させ、続いて前記振り分けガイドを前記第1搬送路へ移動することを特徴とする請求項1に記載のアキューム装置。
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