JP5184839B2 - 圧電モータおよびカメラ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、圧電素子を用いて被駆動体を摩擦力で駆動する圧電モータと、かかる圧電モータを利用するカメラ装置に関する。
従来、監視カメラ等の指向方向制御やロボットの関節部などに代表される多自由度回転駆動制御系の分野では、単一軸駆動モータを直列多段に積み上げた構成の駆動機構あるいはモータシステムが広く用いられていた。また、小型高精度化の観点では、ジンバル機構やジョイント機構による支持系と、別途配設された電磁モータ等による駆動系を有する多自由度型駆動機構あるいは多自由度型モータシステムが採用される場合がある。しかしながら、従来の駆動機構あるいはモータシステムでは、ジンバル機構やジョイント機構の有無にかかわらず、単一軸駆動モータの直列多段積み上げ構成が基本構造となっているため、構造が複雑化して小型化に限界があり、必ずしも満足できるものではなかった。
上記状況を鑑み、近年では圧電素子を用いた球面モータの研究開発が注目されている。とくに、圧電ユニットを用いて被駆動体である球体を摩擦力駆動する圧電モータは、次世代の小型高精度球面モータとして期待されている。
この種のモータの代表的な応用の従来例としては、特許文献1に記載の「デジタルカメラ」が知られている。このデジタルカメラは撮像ユニットを備え、撮像ユニットはユニット本体と、このユニット本体を鉛直方向に揺動可能に支持する第1支持枠と、ユニット本体を水平方向に回動可能に支持する第2支持体と、ユニット本体を上下左右の各方向に回動させる駆動部材と、ユニット本体の回動位置を検出する位置検出部を有する。ユニット本体は円筒の両端が半球面で覆われたカプセル形状をなし、一方の半球面の中央に撮影レンズとこの撮影レンズの後方位置に撮像素子を有する撮像部が配設されている。さらに、第2支持体の短辺部の上部適所には駆動部材が突設され、この駆動部材の先端はユニット本体の後側の半球面の中央に接触している。
駆動部材は四角柱状の弾性部材の4つの側面にそれぞれPZT等の圧電素子が貼り付けられているとともに、上端面には積層型圧電素子と当接片とが貼り付けられている。この当接片にはユニット本体の半球面に当接させるための突起が形成されている。
そして、カメラのメインスイッチがオフ状態では撮像ユニットは撮影レンズがカメラ本体内の開口部から露出しない所定の位置に設定され、開口部がユニット本体で遮蔽されて撮影レンズの保護および撮像素子の遮光が行なわれる。メインスイッチがオンになると、撮像ユニットは撮影レンズが開口部から露出してその光軸方向が正面方向となる所定の位置に自動設定され、撮影可能になる。このように、メインスイッチの状態変化に応じて撮像ユニットは開口部の遮蔽位置と撮影レンズの露出位置とに位置制御される。
以上の構成によれば、圧電素子を有する駆動部材がユニット本体を上下左右の各方向にダイレクト回転駆動するように構成されているので、単一軸駆動モータの直列多段積み上げ構成の従来構造の複雑さを解消し、小型で多自由度の駆動機構が期待できる。
特開2000−59674号公報 特開平3−166081号公報
しかしながら、一般的にジンバル機構には加工誤差や組立誤差に起因した軸芯ズレが存在する。とくに、球体形状の被駆動体にあっては回転軸受部の加工が難しく、軸芯ズレが発生しやすい傾向にある。圧電素子の作動変位量は非常に小さく、この軸芯ズレの影響によって被駆動体と圧電ユニットの摩擦接触状態が大きく変化し、その結果、圧電モータの駆動特性が不安定になる場合があった。また、このジンバル機構の軸芯ズレを吸収する機構を別途設けることも可能であるが、装置全体として大型化するため実機適用には不向きであり、小型化設計の障害となっていた。
そこで、本発明の目的は、従来型の圧電モータの課題を解消し、駆動特性の安定化を図りつつ、装置全体の小型化を図った圧電モータ、およびかかる圧電モータを用いることによって小型化と性能向上を図ったカメラ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る圧電モータは、基台と、この基台に対して対称に配設されて、それぞれに互いに共通の第1の周波数の交流駆動電圧が印加され、作動方向が互いに逆方向の第1および第2の圧電素子と、前記基台に固定された第1および第2の支点の周りにそれぞれ回動する第1および第2のてこによって、前記第1および第2の圧電素子の作動変位それぞれを拡大する第1および第2の変位拡大機構と、前記第1および第2のてこの作用点部位それぞれにそれぞれの一端が連結された第1および第2の板バネと、前記第1および第2の板バネそれぞれの他端部が固定されて揺動し、被駆動部に対して押し付けられて、前記被駆動部との間の摩擦力により前記被駆動部を駆動する駆動部と、前記駆動部が被駆動部に押し付けられることによって駆動部が受ける反力による前記第1および第2の変位拡大機構の変位に応じて前記反力に対抗して前記第1および第2の変位拡大機構をそれぞれ付勢する第1および第2の外部バネと、を備えていることを特徴とする。
球状の被駆動部を有するカメラモジュールとそのカメラモジュールの向きを変える圧電モータとを備え、前記カメラモジュールによって対象物を撮影して前記カメラモジュールの撮像面へ結像するカメラ装置であって、前記圧電モータは、基台と、この基台に対して対称に配設されて、それぞれに互いに共通の第1の周波数の交流駆動電圧が印加され、作動方向が互いに逆方向の第1および第2の圧電素子と、前記基台に固定された第1および第2の支点の周りにそれぞれ回動する第1および第2のてこによって、前記第1および第2の圧電素子の作動変位それぞれを拡大する第1および第2の変位拡大機構と、前記第1および第2のてこの作用点部位それぞれにそれぞれの一端が連結された第1および第2の板バネと、前記第1および第2の板バネそれぞれ他端部が固定されて揺動し、被駆動部に対して押し付けられて、前記被駆動部との間の摩擦力により前記被駆動部を駆動する駆動部と、前記駆動部が被駆動部に押し付けられることによって駆動部が受ける反力による前記第1および第2の変位拡大機構の変位に応じて前記反力に対抗して前記第1および第2の変位拡大機構をそれぞれ付勢する第1および第2の外部バネと、を備えていること、を特徴とするカメラ装置。
本発明によれば、圧電モータの作動変位を拡大することにより、駆動特性の安定化を図り、装置全体の小型化と性能向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。なお、説明中の上下左右は相対的なものであって、重力方向に対する上下左右と必ずしも一致する必要はない。
[第1の実施形態]
図1は本実施形態による圧電モータの構成を示す斜視図である。図2ないし図4は図1の圧電モータの動作を説明するための図であって、図2は図1の圧電モータの(1)の状態から(4)の状態における各部の移動方向を示す斜視図、図3は図1の圧電モータの圧電素子に印加される駆動電圧の時間変化を示すグラフ、図4は図1の圧電モータの駆動部の動きを示す斜視図である。
また、図5は図1の圧電モータを平面状被駆動体の平面内直線駆動に用いる状況を示す斜視図であって、図示しない軸受によって直動自在に支持された平板状の被駆動面を有する被駆動体を用いて直進型の圧電モータを構成する例を示している。さらに、図6は図1の圧電モータを円柱状被駆動体の回転駆動に用いる状況を示す斜視図であって、図示しない軸受によって一つの回転軸の周りで回動自在に支持された円柱面状の被駆動面を有する被駆動体を用いて回転型の圧電モータを構成する例を示している。
圧電モータ110では、第1の圧電素子112aおよび第2の圧電素子112bが基台111の圧電固定部111aに対して左右対称に配設されている。第1の圧電素子112aおよび第2の圧電素子112bは作動方向が互いに逆方向であって、それぞれの一端部が基台111に連結されている。また、これら圧電素子112aおよび112bのそれぞれの他端を連結して力点11を構成するとともに、基台111の両端部に支点12を備えたてこの原理による第1の変位拡大機構113aおよび第2の変位拡大機構113bが設けられている。
ここで、力点11および支点12は、たとえば円弧形状の切欠き構造となっており、圧電素子112a,112bの作動変位に伴う微小回転変位を許容する支持構造であることが望ましい。この変位拡大機構113a,113bは、圧電素子112a,112bの作動変位をてこの原理に基づいて拡大し、作用点13を構成している。力点11と支点12の距離をL1とし、作用点13と支点12の距離をL2とするとき、変位拡大率はこれらの距離の比L2/L1で定まり、個々の適用機器の設計によって適宜選択される。
さらに、変位拡大機構113a,113bの作用点13それぞれと一端を連結し、他端を共通の駆動部115と連結してなる第1の板バネ機構114aおよび第2の板バネ機構114bを備える。駆動部115は、圧電素子112a,112bの作動変位に基づき、変位拡大機構113a,113b、板バネ機構114a,114bの各構成要素を経て生成される合成振動で摩擦を介して被駆動体117,118に駆動力を伝達するものである。被駆動体117,118については図5および図6を参照して後述する。
図2は圧電モータ110の動作シーケンスを示す。図3は圧電素子112a,112bの駆動電圧波形であって、圧電素子112a,112bの駆動電圧116aと116bを示す。また、図4は駆動部115の楕円運動の様子を示している。互いに90度位相の異なるサイン波形を駆動電圧116a,116bとし、図3に示すように駆動電圧116aに対して駆動電圧116bが位相90度遅れている場合、図4に示すような楕円運動を得ることができる。つまり、図3の(2)に示すように圧電素子112aに駆動電圧が付与されると、変位拡大機構113aの作用点13での動作変位に応じて、駆動部115が図3の(2)に示すように図3の(1)の位置から図面右手方向に移動するとともに下方に移動する。これは、板バネ機構114a,114bの曲げ変形を利用して達成される。以下同様に、図中(2)→(3)→(4)→(1)→(2)の動作を繰り返すことで、楕円運動を得る。
ここで、被駆動体(図示せず)が図4の上方から下方に向かって付勢された構成によれば、駆動部115が被駆動体に当接された状態で楕円運動がなされ、該運動により被駆動体は駆動部115から摩擦を介して駆動力が伝達され回動もしくは直動する。
図5は図1の圧電モータ110を被駆動体117の平面内直線駆動に用いる状況を示す斜視図である。被駆動体117は、平板状の被駆動面117aを有し、被駆動面117aの面方向に直線移動可能に支持されている。図3では駆動電圧116aに対して駆動電圧116bが位相90度遅れている場合を示したが、駆動電圧116aに対して駆動電圧116bが位相90度進んでいる場合を選択的に切り替えることで、図5に示す被駆動体117の直進駆動方向X1とX2を電気的に容易に制御することが可能である。
図6は図1の圧電モータ110を用いて被駆動体118を回転駆動する状況を示す斜視図である。被駆動体118は、円柱面状の被駆動面118aを有し、回転軸2の周りに回転可能に支持されている。この場合は回転方向の制御がなされ、回転駆動方向θ1とθ2を電気的に容易に制御することが可能である。なお、駆動速度は駆動電圧116a,116bの電圧値(振動変位)により調整できる。また、被駆動体118の駆動方向に応じて、駆動電圧116aと116bの電圧値(振動変位)に差を設けても良い。
図2ないし図4を用いて駆動部115の楕円運動を説明したが、楕円運動に限定されたものではなく、他の公知の方法、たとえば急速変形運動を用いた駆動方法としても良い。さらに、変位拡大機構113a,113bの動作変位を超える大きな移動量を被駆動体117,118に与えたい場合には楕円運動もしくは急速変形運動の繰り返しによる高速送り動作(粗動)より実施され、変位拡大機構113a,113bの動作変位内で精密な位置決めを行ないたい場合には圧電素子112a,112b自体の伸縮変位を用いて行なう直線運動による超微動動作を行なうと良い。急速変形運動と直線運動にて粗微動を行なう圧電素子の組み合せ駆動原理は、たとえば特許文献2に示す公知の方法を用いることができる。
図7の(a)は図1の圧電モータにおける板バネ機構と駆動体の位置関係の一例を示す正面図であり、図7の(b)は(a)の駆動体の重心G1にかかる各方向の力の振動数を示す説明図である。図7の(a)に示す圧電モータ210は、変位拡大機構113a,113bと板バネ機構114a,114bとのなす角αが図中に示す略45度の関係にあるとともに、板バネ機構114a,114bの延長線上での交点と駆動部115の重心G1が略一致する位置関係により構成されている。
そして、圧電モータ210における駆動部115の図面上下方向の固有振動数f1が図面横方向の固有振動数f2と略一致してなり、かつ、駆動部115の重心G1回りのねじり固有振動数f3が固有振動数f1,f2と異なる振動特性となっている。これら固有振動数f1,f2に圧電素子112a,112bの駆動周波数を概ね合わせることにより構造共振を利用することができ、動作変位が拡大される。しかも、駆動部115の重心G1周りのねじり振動を抑制することができる。
図8は、図1の圧電モータにおける板バネ機構と駆動体の位置関係の図7と異なる例を示す図であって、図8(a)は圧電モータの正面図、(b)は(a)の駆動体の重心G2にかかる各方向の力の振動数を示す説明図である。
図8に示す圧電モータ310では、変位拡大機構113a,113bと板バネ機構114a,114bとのなす角αが45度未満の関係にあるとともに、板バネ機構114a,114bの延長線上での交点が駆動部115の重心G2からの距離L3外側に離れて構成されている。ここで、駆動部115の重心G2は駆動部115の駆動面115aから距離L4離れており、L3<L4なる関係が望ましい。そして、圧電モータ310における駆動部115の図面上下方向の固有振動数f4が駆動部115の重心G2回りのねじり固有振動数f6と略一致してなり、かつ、図面横方向の固有振動数f5が固有振動数f4,f6と異なる振動特性となっている。これら固有振動数f4,f6に圧電素子112a,112bの駆動周波数を概ね合わせることにより構造共振を利用することができ、動作変位が拡大される。
図9は図1の圧電モータにおける板バネ機構と駆動体の位置関係の図7および図8と異なる例を示す図であって、図9(a)は圧電モータの正面図、(b)は(a)の駆動体の重心にかかる各方向の力の振動数を示す説明図である。
図9に示す圧電モータ410では、変位拡大機構113a,113bと板バネ機構114a,114bとのなす角αが45度未満の関係にあるとともに、板バネ機構114a,114bの延長線上での交点が、駆動部115の重心G3からの距離L5内側に離れて構成されている。ここで、駆動部115の重心G3は駆動部115の駆動面115aから距離L6離れており、L5<L6なる関係が望ましい。そして、圧電モータ410における駆動部115の図面上下方向の固有振動数f7が駆動部115の重心G3回りのねじり固有振動数f9と略一致してなり、かつ、図面横方向の固有振動数f8が固有振動数f7,f9と異なる振動特性となっている。これら固有振動数f7,f9に圧電素子112a,112bの駆動周波数を概ね合わせることにより構造共振を利用することができ、動作変位が拡大される。
第1の実施形態によれば、圧電モータの作動変位を拡大することにより、ジンバル機構で支持された被駆動体の軸芯ズレを吸収して駆動特性の安定化を図り、装置全体の小型化と性能向上を図ることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態における圧電モータについて、図10ないし図12を参照して説明する。
図10は第2の実施形態に係る圧電モータの構成を示す斜視図、図11は図10の圧電モータを平面状被駆動体の平面内駆動に用いる状況を示す斜視図、図12は図10の圧電モータを球状被駆動体の回転駆動に用いる状況を示す斜視図である。
図10に示すように、圧電モータ510は、共通する駆動部115を有し、2組の圧電ユニット110A,110Bを互いに直交配置させた構成の複合圧電モータである。圧電ユニット110Aおよび圧電ユニット110Bはそれぞれ、第1の実施形態の圧電モータ110とほぼ同様の構造である。駆動部115および基台111Cはそれぞれ、2組の圧電ユニット110A,110Bに共通である。基台111Cは4個の圧電素子112aA,112aB,112bA,112bBおよび、4個の変位拡大機構113aA,113aB,113bA,113bBがそれぞれ互いに90度ずつ離れて固定されるように、ほぼ十字形状をなしている。
圧電ユニット110Aおよび110Bをそれぞれ独立に作動させることにより、駆動部115を3次元的に動作させることが可能で、制御された任意の方向に楕円運動もしくは急速変形運動および直線運動させることができる。ここで、被駆動体(図示せず)が図面上方から下方に向かって付勢された構成によれば、駆動部115が被駆動体に当接された状態で楕円運動もしくは急速変形運動および直線運動がなされ、該運動により被駆動体は駆動部115から摩擦を介して駆動力が伝達され回動もしくは直動する。
図11は図10の圧電モータ510を被駆動体511の平面内駆動に用いる状況を示す斜視図である。図11に示すように、被駆動体511は平板状の被駆動面511aを有する。この図に示す例では、2軸直進型の圧電モータを構成している。圧電ユニット110Aおよび110Bの動作を変化させることにより、図中に示す被駆動体511の直進駆動方向X3,X4,X5,X6(図示せず。X5の逆の向き)を電気的に容易に制御することが可能である。
図12は図10の圧電モータを被駆動体512の回転駆動に用いる状況を示す斜視図である。被駆動体512は球面状の被駆動面512aを有する。この図に示す例では、圧電モータ510は、2軸回転型の圧電モータを構成する。この場合も図11の場合と同様に回転方向の制御がなされ、回転駆動方向θ3,θ4,θ5,θ6(図示せず)を電気的に容易に制御することが可能である。
図13は図10の圧電モータの一変形例の圧電モータ510を示す斜視図である。この圧電モータ610は、共通する駆動部115を有し、二つの圧電ユニット110Aと110Bが互いに直交配置された複合圧電モータを構成している。ここで、圧電ユニット110Aの板バネ機構114aA,114bAは、板バネ部の厚さがt1、駆動部115の振動系をなす固有振動数はfAに設定されている。また、圧電モータ110Bの板バネ機構114aB,114bBは、板バネ部の厚さがt2、駆動部115の振動系をなす固有振動数はfBに設定されている。
そして、これら圧電ユニット110Aおよび110Bの固有振動数fA,fBが互いに異なる周波数に設定されており、圧電ユニット110Aおよび110Bの駆動周波数DfAおよびDfBがそれぞれの固有振動数fA,fB近傍にて作動するように構成している。固有振動数fA,fBの調整は、板バネ部の厚さt1,t2を変えることにより容易に実現可能である。
これにより、圧電ユニット110Aと110Bとが合わさった共振を避けることができる。それにより、圧電ユニット110Aと110Bとを独立に制御して駆動部115を任意の方向に駆動することができる。
なお、固有振動数fA,fBの調整は板バネ部の厚さt1,t2を変えることで行なう旨を説明したが、その限りではなく、板バネ部の幅を変えることや異なる材料を用いて行なっても良い。固有振動数fA,fBの調整方法は、その他、適用製品の設計に応じて適宜最適な方法が選択されるものである。
[第3の実施形態]
本発明の第3実施形態における圧電モータについて、図14を参照して説明する。図14は第3の実施形態に係る圧電モータの構成を示す斜視図である。この第3の実施形態は第1の実施形態の変形例であって、圧電モータ710は、第1の実施形態における圧電モータ110に、変位拡大機構113a,113bをその外側から付勢するコイルバネ711a,711bを付加したものである。コイルバネ711a,711bの発生力F2a,F2bは、被駆動体(図示せず)が図面上方から下方に向かって駆動部115を付勢する力F1の変位拡大機構113a,113bにおける分力成分F1a,F1bに対してF1a≦F2aおよびF1b≦F2bなる関係を有している。また、圧電素子112a,112bに与圧力を付与する分をコイルバネ711a,711bの発生力F2a,F2bに加えても良い。
従来の圧電モータにあっては、一般的に、被駆動体と圧電素子(本実施形態では、圧電素子112a,112bに相当する)および与圧機構(本実施形態では、コイルバネ711a,711bに相当する)が直列配置の構成となっているので、被駆動体に対する与圧力を最適化すると、必ずしも圧電素子に対する与圧力が最適化できないといった課題が残っていた。
本実施形態の圧電モータ710によれば、被駆動体に対して、圧電素子112a,112bとコイルバネ711a,711bが並列配置されているので、被駆動体に対する与圧力と圧電素子に対する与圧力を個々に設定することができ、圧電モータ全体としての最適化調整が可能になる。
[第4の実施形態]
本発明の第4実施形態における圧電モータについて、図15を参照して説明する。図15は第4の実施形態に係る圧電モータの構成を示す斜視図である。この第4の実施形態は第2の実施形態と第3の実施形態の特徴を組み合わせたものである。この実施形態の圧電モータ810は、第2の実施形態の圧電モータ510に、変位拡大機構113aA,113bA,113aB,113bBをその外側から付勢するコイルバネ811aA,811bA,811aB,811bBを付加したものである。
コイルバネ811aA,811bA,811aB,811bBの発生力F4a,F4b,F4c,F4dは、被駆動体(図示せず)が図面上方から下方に向かって駆動部115を付勢する力F3の変位拡大機構113aA,113bA,113aB,113bBにおける分力成分F3a,F3b,F3c,F3dに対して F3a≦F4a,F3b≦F4b,F3c≦F4c,F3d≦F4dなる関係を有している。また、圧電素子112aA,112bA,112aB,112bBに与圧力を付与する分をコイルバネ811aA,811bA,811aB,811bBの発生力F4a,F4b,F4c,F4dに加えても良い。
本実施形態における圧電モータ810によれば、第3の実施形態(図14)の圧電モータ710と同様に、被駆動体に対して、圧電素子112aA,112bA,112aB,112bBとコイルバネ811aA,811bA,811aB,811bBが並列配置されているので、被駆動体に対する与圧力と圧電素子に対する与圧力を個々に設定することができ、圧電モータ全体としての最適化調整が可能になる。
[第5の実施形態]
本発明の第5実施形態に係るカメラ装置について、図16を参照して説明する。図16は第5の実施形態に係るカメラ装置を示す模式的斜視図である。
図16のカメラ装置で、カメラモジュール901が球状の被駆動体512に搭載され、被駆動体512は圧電モータ510によって、任意の方向に回転することができる。圧電モータ510として、たとえば、第2の実施形態として説明した圧電モータ510を用いる。上記の通り、圧電モータ510は被駆動体512を回転2軸でダイレクト駆動することができるので、カメラモジュール901の仰角方向、方位角方向の調整が可能である。
カメラモジュール901によって対象物903を撮影し、対象物903からの物体光P1をカメラモジュール901に導き、カメラモジュール901の撮像面902へ結像させる。そして、カメラモジュール901の視線方向を対象物903から対象物904に切り換えたい場合は、次の手順に従う。
オペレータが対象物904に関する指示情報905、つまり、カメラモジュール901の仰角方向,方位角方向,視線軸周りの回転角方向に関する指示情報905を与えると、視線変更制御手段906は指示情報905に基づいて、圧電モータ510の各圧電素子を作動させるための操作信号を生成する。この操作信号は駆動機構制御手段907に入力され、駆動機構制御手段907は圧電モータの各圧電素子を作動して被駆動体512を駆動する。その結果、カメラモジュール901の視線方向は対象物904に切り替わり、カメラモジュール901によって対象物904を撮影し、対象物904からの物体光P2をカメラモジュール901に導き、カメラモジュール901の撮像面902へ結像させる。
第5の実施形態によれば、カメラモジュールの2軸ダイレクト駆動とカメラモジュールを含む被駆動体の軽量化を同時に実現でき、高速化,高精度化の実現が期待できる。その結果、カメラ装置の視線変更機能における制御特性向上とともに、カメラ装置の小形化,コンパクト化の実現が図れる。
[第6の実施形態]
本発明の第6実施形態に係るカメラ装置について、図17を参照して説明する。図17は本実施形態によるカメラ装置の構成を示す概念図である。
図17のカメラ装置で、第5の実施形態と同様に、カメラモジュール911が球状の被駆動体512に搭載され、被駆動体512は圧電モータ510によって、任意の方向に回転することができる。
カメラモジュール911によって対象物913aを撮影し、対象物913aからの物体光P3をカメラモジュール911に導き、カメラモジュール911の撮像面912へ結像させる。
さらに、画像追跡制御手段914を備え、この画像追跡制御手段914は撮影された画像情報916に基づき対象物913aの移動状態Mから、カメラモジュール911の視線方向を対象物913aに追従させるための操作信号、つまり、圧電モータ510の各圧電素子を作動させるための操作信号を生成する。
この操作信号は駆動機構制御手段915に入力され、駆動機構制御手段915は圧電モータの各圧電素子を作動して被駆動体512を駆動する。その結果、カメラモジュール911の視線方向は対象物913aの移動後の対象物913bを撮影し、対象物913bからの物体光P4をカメラモジュール911に導き、カメラモジュール911の撮像面912へ結像させる。
第6の実施形態によれば、カメラモジュールの2軸ダイレクト駆動とカメラモジュールを含む被駆動体の軽量化を同時に実現でき、高速化,高精度化の実現が期待できる。その結果、カメラ装置の画像追跡機能における制御特性向上とともに、カメラ装置の小形化,コンパクト化の実現が図れる。
[第7の実施形態]
本発明の第7実施形態におけるカメラ装置について、図18を参照して説明する。図18は本実施形態によるカメラ装置の構成を示す概念図である。
図18のカメラ装置で、第5および第6の実施形態と同様に、カメラモジュール921が球状の被駆動体512に搭載され、被駆動体512は圧電モータ510によって、任意の方向に回転することができる。
カメラモジュール921によって対象物923を撮影し、対象物923からの物体光P5をカメラモジュール921に導き、カメラモジュール921の撮像面922へ結像させる。さらに、手振れ補正制御手段924を備え、この手振れ補正制御手段924は撮影された画像情報926に基づき対象物923の画像振れ状態Qを求め、カメラモジュール921を鉛直方向および水平方向に駆動することによって画像振れを防止し、手振れ振動をキャンセルさせるための操作信号、つまり、圧電モータ510の各圧電素子を作動させるための操作信号を生成する。
この操作信号は駆動機構制御手段925に入力され、駆動機構制御手段925は圧電モータの各圧電素子を作動して被駆動体512を駆動する。その結果、カメラモジュール921は、振れが少ないクリアな画像を得ることができる。
第7の実施形態によれば、カメラモジュールの2軸ダイレクト駆動とカメラモジュールを含む被駆動体の軽量化を同時に実現でき、高速化,高精度化の実現が期待できる。その結果、カメラ装置の手振れ補正機能における制御特性向上とともに、カメラ装置の小形化,コンパクト化の実現が図れる。
上記説明では、画像情報926を用いて画像振れ状態Qを求め、手振れ振動をキャンセルさせるための操作信号を得ているが、カメラ装置本体に手振れ振動を計測するセンサを別途配置し、このセンサの情報に基づいて手振れ振動をキャンセルさせるための操作信号を得るように構成しても良い。加えて、画像情報926と手振れ振動を計測するセンサの両方の情報に基づいて、手振れ振動をキャンセルさせるための操作信号を得るように構成しても良い。
[第8の実施形態]
本発明の第8実施形態におけるカメラ装置について、図19および図20を参照して説明する。図19は本実施形態によるカメラ装置の構成を示す概念図である。また、図20は、図19のカメラ装置を制御する制御装置の機能を示す機能ブロック図である。
図19のカメラ装置では、2台のカメラモジュール931a,931bが別々の被駆動体512に搭載され、各被駆動体512は、別々の圧電モータ510によって、第5ないし第7の実施形態と同様に任意の方向に回転することができる。
並設された2台のカメラモジュール931a,931bによって共通の対象物933を撮影し、対象物933からの物体光P6をカメラモジュール931aに導き、カメラモジュール931aの撮像面932aへ結像させる。また、対象物933からの物体光P7をカメラモジュール931bに導き、カメラモジュール931bの撮像面932bへ結像させる。
さらに、画像処理手段934を備え、画像処理手段934に撮像面932a,932bの映像α1,α2を入力することで、立体映像を生成する。つまり、水平方向に視差を持った2方向からの映像α1,α2によって、立体映像を得る。そして、画像補正制御手段935は画像処理手段934で得られた立体映像を分析し、観察者に適正な立体映像を提供するための微調整、つまり、水平方向の微調整は元より、カメラモジュール931a,931bのズーム操作やフォーカス調整等によって生じた鉛直方向のズレを微調整するための操作信号を定める。この操作信号は、圧電モータ510の各圧電素子を作動させるための信号である。
この操作信号は駆動機構制御手段936に入力され、駆動機構制御手段936からの出力信号β1,β2に基づいて圧電モータの各圧電素子を作動して被駆動体512を駆動する。視差調整や鉛直方向のズレ補正を高速でかつ高精度に実施可能となり、常に良好な立体映像の提供が図れる。また、雲台機構を用いた従来構成に比べて、カメラ装置全体の小型化とコンパクト化が期待できる。
本発明の第1の実施形態に係る圧電モータの構成を示す斜視図。 図1の圧電モータの動作を説明する図であって、(1)の状態から(4)の状態における各部の移動方向を示す斜視図。 図1の圧電モータの圧電素子に印加される駆動電圧の時間変化を示すグラフ。 図1の圧電モータの駆動部の動きを示す斜視図。 図1の圧電モータを平面状被駆動体の平面内直線駆動に用いる状況を示す斜視図。 図1の圧電モータを円柱状被駆動体の回転駆動に用いる状況を示す斜視図。 (a)は図1の圧電モータにおける板バネ機構と駆動体の位置関係の一例を示す正面図、(b)は(a)の駆動体の重心にかかる各方向の力の振動数を示す説明図。 (a)は図1の圧電モータにおける板バネ機構と駆動体の位置関係の図7と異なる例を示す正面図、(b)は(a)の駆動体の重心にかかる各方向の力の振動数を示す説明図。 (a)は図1の圧電モータにおける板バネ機構と駆動体の位置関係の図7および図8と異なる例を示す正面図、(b)は(a)の駆動体の重心にかかる各方向の力の振動数を示す説明図。 本発明の第2の実施形態に係る圧電モータの構成を示す斜視図。 図10の圧電モータを平面状被駆動体の平面内駆動に用いる状況を示す斜視図。 図10の圧電モータを球状被駆動体の回転駆動に用いる状況を示す斜視図。 図10の圧電モータの一変形例を示す斜視図。 本発明の第3の実施形態に係る圧電モータの構成を示す斜視図。 本発明の第4の実施形態に係る圧電モータの構成を示す斜視図。 本発明の第5の実施形態に係るカメラ装置を示す模式的斜視図。 本発明の第6の実施形態に係るカメラ装置を示す模式的斜視図。 本発明の第7の実施形態に係るカメラ装置を示す模式的斜視図。 本発明の第8の実施形態に係るカメラ装置を示す模式的斜視図。 図19のカメラ装置を制御する制御装置の機能を示す機能ブロック図。
符号の説明
2:回転軸
11:力点
12:支点
13:作用点
110,210,310,410,510,610,710,810:圧電モータ
110A,110B:圧電ユニット
111:基台
102,117,118,511,512:被駆動体
112a,112b,112aA,112bA,112aB,112bB:圧電素子
113a,113b,113aA,113bA,113aB,113bB:変位拡大機構
114a,114b,114aA,114bA,114aB,114bB:板バネ機構
115:駆動部
711a,711b,811aA,811bA,811aB,811bB:コイルバネ
901,911,921,931a,931b:カメラモジュール
903,904,913a,913b,923,933:対象物
P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7:物体光
902,912,922,932a,932b:撮像面
905:指示情報
906:視線変更制御手段
907,915,925,936:駆動機構制御手段
914:画像追跡制御手段
916,926:画像情報
924:手振れ補正制御手段
934:画像処理手段
935:画像補正制御手段

Claims (5)

  1. 基台と、
    この基台に対して対称に配設されて、それぞれに互いに共通の第1の周波数の交流駆動電圧が印加され、作動方向が互いに逆方向の第1および第2の圧電素子と、
    前記基台に固定された第1および第2の支点の周りにそれぞれ回動する第1および第2のてこによって、前記第1および第2の圧電素子の作動変位それぞれを拡大する第1および第2の変位拡大機構と、
    前記第1および第2のてこの作用点部位それぞれにそれぞれの一端が連結された第1および第2の板バネと、
    前記第1および第2の板バネそれぞれの他端部が固定されて揺動し、被駆動部に対して押し付けられて、前記被駆動部との間の摩擦力により前記被駆動部を駆動する駆動部と、
    前記駆動部が被駆動部に押し付けられることによって駆動部が受ける反力による前記第1および第2の変位拡大機構の変位に応じて前記反力に対抗して前記第1および第2の変位拡大機構をそれぞれ付勢する第1および第2の外部バネと、
    を備えていることを特徴とする圧電モータ。
  2. 前記基台に対して対称に配設されて、それぞれに互いに共通の第2の周波数の交流駆動電圧が印加され、作動方向が互いに逆方向であって、前記第1および第2の圧電素子の作動方向に垂直な作動方向を有する第3および第4の圧電素子と、
    前記基台に固定された第3および第4の支点の周りにそれぞれ回動する第3および第4のてこによって、前記第3および第4の圧電素子の作動変位それぞれを拡大する第3および第4の変位拡大機構と、
    前記第3および第4のてこの作用点部位それぞれにそれぞれの一端が連結され、それらの一端の反対側の端部が前記駆動部に固定された第3および第4の板バネと、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の圧電モータ。
  3. 前記駆動部が被駆動部に押し付けられることによって駆動部が受ける反力による前記第1ないし第4の変位拡大機構の変位に応じて前記反力に対抗して前記第1ないし第4の変位拡大機構をそれぞれ付勢する第1ないし第4の外部バネを有することを特徴とする請求項に記載の圧電モータ。
  4. 前記駆動部の揺動は、前記被駆動部に向かって押し付けられる向きおよび前記被駆動部から離れる向きの成分を含んで回転する楕円運動であること、を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の圧電モータ。
  5. 球状の被駆動部を有するカメラモジュールとそのカメラモジュールの向きを変える圧電モータとを備え、前記カメラモジュールによって対象物を撮影して前記カメラモジュールの撮像面へ結像するカメラ装置であって、
    前記圧電モータは、
    基台と、
    この基台に対して対称に配設されて、それぞれに互いに共通の第1の周波数の交流駆動電圧が印加され、作動方向が互いに逆方向の第1および第2の圧電素子と、
    前記基台に固定された第1および第2の支点の周りにそれぞれ回動する第1および第2のてこによって、前記第1および第2の圧電素子の作動変位それぞれを拡大する第1および第2の変位拡大機構と、
    前記第1および第2のてこの作用点部位それぞれにそれぞれの一端が連結された第1および第2の板バネと、
    前記第1および第2の板バネそれぞれの他端部が固定されて揺動し、被駆動部に対して押し付けられて、前記被駆動部との間の摩擦力により前記被駆動部を駆動する駆動部と、
    前記駆動部が被駆動部に押し付けられることによって駆動部が受ける反力による前記第1および第2の変位拡大機構の変位に応じて前記反力に対抗して前記第1および第2の変位拡大機構をそれぞれ付勢する第1および第2の外部バネと、
    を備えていること、を特徴とするカメラ装置。
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