JP5178540B2 - 車両のコンソール構造 - Google Patents
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Description
これに対処するコンソール構造として、コンソールの一部に開口を形成し、その開口に物品収納部やトレー等の内壁部材を脱着可能に取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このコンソール構造においては、物品収納部やトレー等を車室内側から取り外し、そこにできる開口を通して機器のメンテナンスを行うようになっている。
また、内壁部材を収納部の開口から取り外す場合には、指掛け部に指を掛けて副プレート部をヒンジ部を中心に回動させる。これにより、今まで副プレート部のあった領域(初期配置スペース)には移動可能なスペースができ、主プレート部をそのスペースの方向にスライド変位させることで第1の係止構造による主プレート部の係止を外す。
内壁部材を収納部の開口に取り付ける場合には、第1の係止構造により主プレート部を開口の一側に係止した後に、副プレート部をヒンジ部を中心に回動させて、第2の係止構造によって副プレート部を開口の他側に係止する。
また、内壁部材を収納部の開口から取り外す場合には、指掛け部に指を掛けて副プレート部をヒンジ部を中心に回動させて、第2の係止構造による副プレート部の係止を外した後に、主プレート部を副プレート部の初期配置スペース方向にスライド変位させることで第1の係止構造による主プレート部の係止を外す。
これにより、内壁部材を取り外した後には収納部内に立体的な開口が形成され、広い作業スペースが確保されるようになる。
これにより、ヒンジ部の折り曲げ線がカバー部材によって隠されるようになる。
図1は、車室内の運転席と助手席の間に設置されるコンソール1の前部側の一部を示すものである。
このコンソール1は、シフト操作部2の前方側に、カップホルダーが設置されたり物品が直接収納されたりする収納部3が形成されている。収納部3は上方に開口する凹形状を呈し、収納部3の前方側には段差部4を介して浅いトレー部5が連続して形成されている。この収納部3の上方は、開閉可能な図示しないリッドによって覆われるようになっている。
また、底壁10Aの主開口部12aと狭幅部12bの内側の縁部は段差状に下方に屈曲し、内壁部材11の取付け時に内壁部材11の周縁部を支持する支持壁13とされている。
主プレート部15は、主開口部12aに対応するベース壁15aに狭幅部12bに対応する延出壁15bが延設され、延出壁15bに副開口部12cに対応する***壁15cが延設されている。***壁15cは、ベース壁15aと延出壁15bに対して略L字状に***し、主プレート部15全体は略L字形状とされている。
また、副プレート部16は、主プレート部15のベース壁15aと同幅に形成され、副プレート部16と主プレート部15を接続するインテグラルヒンジ14の折り曲げ線aは車幅方向に沿うように設けられている。副プレート部16はインテグラルヒンジ14を中心として主プレート部15の上面方向に折り曲げ回動可能とされている。また、主プレート部15と副プレート部16の裏面には周縁フランジ17と複数の補強リブ18が設けられている。
また、副プレート部16の各係止爪23は、前部側の支持壁13aに接する形で主開口部12aを貫通し、各係止爪23の突起部23aが支持壁13aの裏面に係合されるようになっている。
このとき、図4に示すように、***壁15cの各係止爪21が係合孔24に挿入されるとともに、ベース壁15aの各係止爪19,20が対応する係合突起25,26と係合される。この結果、主プレート部16は副開口部12cを含む開口12の後部側領域に係止固定されることになる。
なお、係止爪23と支持壁13aによる係止構造は省略することも可能であるが、この実施形態のように係止爪23と支持壁13aを設けた場合には、副プレート部16のがたつきを確実に抑制することができる。
3…収納部
10A…底壁
10B…後部壁(側壁)
11…内壁部材
12…開口
13a…支持壁(第2の係止構造)
14…インテグラルヒンジ(ヒンジ部)
15…主プレート部
16…副プレート部
19,20,21…係止爪(第1の係止構造)
22a…指掛け部
23…係止爪(第2の係止構造)
24…係合孔(第1の係止構造)
25,26…係合突起(第1の係止構造)
28…カバー部材
Claims (4)
- 上方に開口する凹形状の収納部を備え、
この収納部内の壁に内外を連通する開口が設けられ、
この開口が脱着可能な内壁部材によって閉塞される車両のコンソール構造において、
前記内壁部材が、ヒンジ部を介して折り曲げ可能に連結された主プレート部と副プレート部とを備えて成り、
前記主プレート部と前記開口の一側の間に、前記主プレート部の前記副プレート部の初期配置スペース方向のスライド変位によって係脱される第1の係止構造が設けられ、
前記副プレート部には指掛け部が設けられていることを特徴とする車両のコンソール構造。 - 前記副プレート部と前記開口の他側の間に前記副プレート部の前記ヒンジ部を中心とする回動変位によって係脱される第2の係止構造が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両のコンソール構造。
- 前記開口が前記収納部の底壁と側壁とに亙って形成され、
前記内壁部材が前記開口の底壁領域から側壁領域にかけて閉塞するように略L字状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両のコンソール構造。 - 前記内壁部材のヒンジ部の上面を覆うカバー部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両のコンソール構造。
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JP2009004005A JP5178540B2 (ja) | 2009-01-09 | 2009-01-09 | 車両のコンソール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009004005A JP5178540B2 (ja) | 2009-01-09 | 2009-01-09 | 車両のコンソール構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003291732A (ja) * | 2002-04-02 | 2003-10-15 | Honda Motor Co Ltd | 自動車用荷室の仕切構造 |
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2009
- 2009-01-09 JP JP2009004005A patent/JP5178540B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010159033A (ja) | 2010-07-22 |
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