JP5176598B2 - 光分岐挿入装置および光伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信システムにおいて用いて好適の光分岐挿入装置および光伝送装置に関するものである。
近年、フォトニックネットワークを構築するためのノードの多機能化が求められており、point-to-point伝送のみならず、光分岐挿入機能(Optical Add/Drop Multiplexing:OADM)や波長クロスコネクト機能(wavelength cross-connect: WXCまたは光ハブ)といった、光信号の経路を自由に切り替える機能が求められている。
特に、光分岐挿入機能の中では、Colorless Mini OADM(以下、単にカラーレスOADMという)が求められている。このカラーレスOADMは、Add,Dropポート数は例えば8程度と波長多重数よりも少ないポート数ながらも、各ポートから任意波長の光信号のAdd(即ち挿入),Drop(即ち分岐)を可能とする機能を有するもので、ネットワーク(波長ルーティング)の効率化、機器配置の柔軟性(装置スロット削減による省スペース化)、および低コスト化に寄与することが期待されている。
なお、本願発明に関連する文献公知技術としては、下記のものがある。
特開2006−87062号公報
カラーレスOADMにおいては、低コスト化を図るため、ROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)のように、波長多重される全てのチャネルについての分岐,挿入する機能は求められず、又、高コストな波長選択スイッチの台数を抑える必要がある。他方、複数スパンに亘る伝送を良好な品質で実現するために、隣接するチャネル間でのクロストークを効率的に抑圧することも求められる。
そこで、挿入、分岐する機能を持ちながら、装置構成を低コストとすることを目的の一つとすることができる。
また、40Gbit/sなどの比較的高いビットレート信号に対する信号劣化を抑制可能とすることも他の目的ととらえることもできる。
なお、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成又は作用により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の他の目的として位置づけることができる。
(1)このため、この光分岐挿入装置は、入力ポートをそなえるとともに、出力ポートとして通過ポートとともに複数のドロップポートが設定されたドロップ部と、前記通過ポートからの光とアドポートからの光を合波する第1合波器と、前記第1合波器の前記アドポートに接続され、前記複数のアドポートからの光についてそれぞれ導入する複数のインターリーバにより構成されるとともに、前記アドポートから該第1合波器に入力される光についてのスペクトルの裾を除去して、前記アドポートに出力するスペクトル裾除去部と、をそなえ、前記ドロップポートおよび前記アドポートは、前記入力ポートに入力される光において波長多重可能なチャネル数よりも少ない複数ポートが設定され、各インターリーバは、前記チャネル間隔をSヘルツとすると、Sヘルツの1入力に対して2Sヘルツの2出力を有するインターリーバであって、対応する前記アドポートからの光を前記1入力として導入するとともに、当該アドポートからの光が、奇数チャネルの光の場合には前記2出力のうちの一方の出力から、偶数チャネルの光の場合には前記2出力のうちの他方の出力から、それぞれ該第1合波器に出力する
(2)また、この光伝送装置は、上記(1)の光分岐挿入装置をそなえる
挿入、分岐する機能を持ちながら、装置の低コスト化を図り、比較的高いビットレート信号に対する信号劣化を大幅に抑制させることができる利点がある。
以下、図面を参照することにより本発明の実施の形態を説明する。
〔a〕第1実施形態の説明
図1は第1実施形態にかかる光伝送装置を示す図である。この図1に示す光伝送装置1は、波長多重光信号を伝送する光ネットワーク上にそなえられるものであり、光分岐挿入部(装置)2およびトランスポンダ(TRPN)3−1〜3−N,4−1〜4−Nをそなえる。
トランスポンダ3−1〜3−Nは、光分岐挿入部2で分岐されたチャネル単位の光信号についてそれぞれ受信する光受信部である。又、トランスポンダ4−1〜4−Nは、光分岐挿入部2にて挿入するための光を出力(送信)する光送信部である。尚、それぞれのトランスポンダ4−1〜4−Nにおいては、ネットワーク管理・制御部(NMS)5からの制御により出力光波長を可変に設定される。
なお、光受信部としてのトランスポンダ3−1〜3−Nおよび光送信部4−1〜4−Nは、光分岐挿入部2においてドロップ(分岐)およびアド(挿入)することがそれぞれ可能なチャネル数に対応した設置数(N)がそなえられる。例えば、N=8として、アド又はドロップできるチャネル数を、光伝送装置1において波長多重光信号として伝送することが可能なチャネル数よりも少ない数とすることができる。
そして、第1実施形態のトランスポンダ4−1〜4−Nにおいては、それぞれ、波長多重光信号としての波長配置λ1〜λm(m>N)における隣接Nチャネル置きに送信波長が割り当てられるようになっている。例えば、上述のごとくN=8とした場合は、トランスポンダ4−1においては、波長λ1,λ9,λ17,…が割り当てられ、トランスポンダ4−2においては、波長λ2,λ10,λ18,…が割り当てられ、トランスポンダ4−8においては、波長λ8,λ16,λ24,…が割り当てられる。
また、光分岐挿入部2は、前述のカラーレスOADMとして光ネットワークにそなえられるものであって、波長選択光スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)2a,光カプラ2bおよびカラーレスAWG(Colorless Arrayed Waveguide Gratings)2cをそなえている。ここで、波長選択光スイッチ2aは、入力ポートIをそなえるとともに、出力ポートOとして通過ポートOTとともに複数(ここではN=8個)のドロップポートODが設定されたドロップ部である。そして、入力ポートIから入力される波長多重光信号について、通過ポートOTおよび複数のドロップポートODから出力光波長を任意に切り替えて出力することができるようになっている。
たとえば、波長選択光スイッチ2aにおいては、NMS5からの制御を受けることにより、入力ポートIから入力される波長多重光信号について、通過ポートOTを通じて伝送出力すべき光波長を設定するとともに、ドロップポートODを通じて分岐される光波長について設定することができるようになっている。尚、ドロップポートODで分岐された光信号については、対応する光受信部としてのトランスポンダ3−1〜3−Nにおいて受信されるようになっている。
なお、波長選択光スイッチ2aは、入力ポートIから入力される光を、波長単位に、出力ポートをなす通過ポートOT又は複数のドロップポートDPへ任意に切り換えて出力するドロップ部としての一例であり、ドロップ部としては波長選択光スイッチ以外の構成としてもよい。
また、光カプラ2bは、WSS2aの通過ポートOTを通じて出力された光と、下記のカラーレスAWG2cからの光とを合波して出力するものであり、WSS2aの通過ポートからの光と光分岐挿入部2におけるアドポートからの光を合波する第1合波器である。
さらに、カラーレスAWG2cは、N(=8)個のアドポートとしての入力ポートと1個の出力ポートを有している。即ち、トランスポンダ4−1〜4−8に接続される(光分岐挿入部2をなす)アドポートが、カラーレスAWG2cの8個の入力ポートと対応付けられる。
そして、カラーレスAWG2cは、8個の入力ポートにおけるFSR(波長周期間隔)は、波長多重光信号のチャネル間隔の8倍となるように構成されている。換言すれば、各8個の入力ポートへの入力波長が8チャネル間隔となる。アドポートをなす各入力ポートから入力される光信号は合波されて光カプラ2bに出力される。これにより、8個の入力ポートから波長多重光信号をなすチャネル配置における全てのチャネルの光を挿入することができるようになる。
このとき、カラーレスAWG2cの各入力ポートには透過帯域幅(Passband)が存在している。これにより、挿入処理のために、トランスポンダ4−1〜4−8からの各チャネルの光信号をカラーレスAWG2cにおいて波長多重して光カプラ2bに出力する過程で、挿入光をなす各チャネルの光信号のスペクトルの裾を削除することができるようになっている。
一例として、光位相変調信号の場合においては、中心波長の両側にビットレートに相当する周波数差に相当する幅のスペクトル広がりを有する。例えば図3のBに示すように、ビットレートが10Gb/sの信号においては周波数差10Gb/sのスペクトル広がりを有し、Aに示すように、ビットレートが40Gb/sの光位相変調信号等においては、例えば図3に示すように、中心波長の両側にビットレートに相当する周波数差40GHzに相当するスペクトル広がりを有する。更に、その両外側には、図4(a)のBに示すような側波帯を有している。
上述のごとき側波帯を含むスペクトル広がりを有する光信号を1チャネルの光信号として、隣接チャネル間を周波数差50GHz程度として波長多重する場合を想定する。このとき、図3に示すように、ビットレート10Gb/sの光信号の場合には隣接チャネル間でのクロストークは大きな問題とはならないと想定できるが、ビットレートが高速化して40Gb/s程度となる場合には、隣接チャネル間でのクロストークの発生が伝送品質の低下の一因になりうると想定できる。
これに対し、トランスポンダ4−1〜4−8からの各光信号は、スペクトルの裾が削除されて波長多重され、伝送されるようになっているので、隣接光チャネル間でのクロストークの発生を抑制させて、伝送品質を向上させることができるようになっている。換言すれば、上述のカラーレスAWG2cは、光カプラ2bの入力側にそなえられ、アドポートから光カプラ2bに入力される光についてのスペクトルの裾を除去するスペクトル裾除去部である。
なお、6aは図示しない入力側伝送路を通じて入力された光信号を増幅してWSS2aに導く光増幅器であり、6bは、光カプラ2bから出力された光信号を増幅して図示しない出力側伝送路に導く光増幅器である。
上述のごとく構成された光伝送装置1では、図示しない入力側光伝送路からの波長多重信号光のうちで、設定された波長の光をWSS2aで分岐(ドロップ)して、ドロップポートODを通じてトランスポンダ3−1〜3−Nへ出力する。一方、下流側の光伝送路へ出力すべき波長の光についてはスルーポートOTを通じて出力する。
また、トランスポンダ4−1〜4−Nからアドポートを通じて入力された光については、カラーレスAWG2cの入力ポートを通じて入力されて、各波長の光についてはスペクトラムの裾領域が削除されて合波され、光カプラ2bに出力される。これにより、光カプラ2bでは、スルーポートからの光とアドポートからの光を合波するが、このとき隣接波長間でのスペクトラムのオーバラップは、アドポートからの光を光カプラで一括して合波する場合に比べ大幅に減少させることができる。
図2は第1実施形態における光分岐挿入装置2に対する対比構成例としてのOADM装置7−1〜7−5が、光伝送路8を介して接続された光ネットワーク9を示す図である。隣接するOADM装置7−1〜7−5間を接続する光伝送路8による伝送区間を1スパンとすると、OADM装置7−1からOADM装置7−5に至るまでは、5スパンの伝送区間を有していることになる。尚、図中においては、OADM装置7−3,7−4については図示を省略している。
ここで、この図2に示すOADM装置7−1〜7−5においては、入力光から図示が省略されたドロップポートへのドロップ光と通過ポートへのスルー光とを分離するWSS7aと、スルーポートからの光とアドポートからの各チャネルの光を合波する光カプラ7bと、をそなえ、40チャネルよりも少ない分岐/挿入のためのポート数(例えば8)を有しながら、任意の波長の光を分岐/挿入することができるようになっている。
たとえば、光ネットワーク9で伝送される波長多重光信号のチャネル配置を、例えばチャネル間隔が周波数差50GHzで40チャネルとした場合において、チャネル♯19,♯21の光を、OADM装置7−1からOADM装置7−5までの5スパンの伝送区間を通じて伝送される一方、チャネル♯19,21に隣接するチャネル♯20の光を、各スパンの伝送区間ごとに分岐、挿入される設定となっている場合を想定する。
この場合においては、各OADM装置7−1〜7−5においてチャネル♯20の光を挿入する際には、前述の本実施形態の場合と異なり、図4(a)に示すBのような、アド光の裾領域については削除されないまま、光カプラ7bでWSS7aからの光と合波されるようになっている。すると、隣接チャネル♯19,♯21の光との間で、図3のCに示すようなスペクトラムのオーバラップが生じ、クロストークによる波形劣化の要因となる(図4(b)参照)。
このようなクロストークによる波形劣化は、特にチャネル♯19,♯21のように伝送区間が増大するに従って、又、隣接チャネルの光が挿抜される頻度が増大するに従って顕著になる(図4(c)参照)。更に、図5に示すように、信号品質(Qペナルティ)についても同様に、伝送区間の増大および隣接チャネル数の増大に伴って劣化度合いが増大することになる。
これに対し、第1実施形態の場合においては、カラーレスAWG2cにより、挿入される光のスペクトルの裾が削除されて波長多重され、伝送されるようになっているので、隣接光チャネル間でのクロストークの発生を抑制させて、伝送品質を向上させることができるようになる。
このように、第1実施形態によれば、挿入、分岐する機能を持ちながら、装置の低コスト化を図り、又、40Gbit/sなどの比較的高いビットレート信号に対する信号劣化を大幅に抑制させることができる利点がある。
また、挿入光をスルーポートからの光に合波するために、別途WSSを設けることなく、カラーレスAWG2cと光カプラ2bとによる簡素化された構成としているので、装置の製造コスト等を大幅に削減できるようになる。
〔b〕第2実施形態の説明
図6は第2実施形態にかかる光分岐挿入装置10を示す図である。この図6に示す光分岐挿入装置10は、前述の図1に示す光伝送装置1において、光分岐挿入装置2に代えて適用されることが可能である。この図6に示す光分岐挿入装置10は前述の第1実施形態におけるものに比して、カラーレスAWG2cの代わりに、スペクトル裾除去部としてアドポート数分のサイクリックフィルタ(CF)10a−1〜10a−Nをそなえている点が異なっている。尚、図6中、図1と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
サイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nは、複数のアドポートからの光についてそれぞれ透過させる複数の光フィルタであって、WSS2aの入力ポートIに入力される光において波長多重可能なチャネル間隔ごとに周期的な透過特性を有する周期フィルタである。サイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nとしては、例えばエタロン(ファブリペロ)型や、マッハツェンダ型フィルタなどが知られている。
すなわち、サイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nは、透過波長特性の帯域幅(パスバンド)を、波長多重光信号のチャネル配置に一致するよう対応付けて設定されるとともに、且つその透過波長幅等の特性を、トランスポンダからの光信号の劣化が比較的小さいながらもスペクトラム裾を十分に削除できるように設定されるようになっている。
これにより、例えば8個のアドポートに対応するトランスポンダ4−1〜4−8(N=8、図1参照)においては、対応するポート位置によらずに任意の波長の光を挿入光として出力することとしても、サイクリックフィルタ10a−1〜10a−8において、出力された挿入光のスペクトラム裾を効果的に除去できるので、前述の第1実施形態の場合と同様に隣接チャネル間でのクロストークの発生を抑制させて、伝送品質を向上させることができるようになる。
図7〜図9は、50GHz間隔で波長多重された40Gbit/sのビットレートを有するDPSK信号に対する本発明の適用効果(光スペクトル)を示す図である。
ここで、図7(a)は、サイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nを用いない図2の構成の場合における、光カプラ2bで合波する前段における挿入チャネル光単体の光スペクトラム特性を示す図である。又、図7(b)〜図7(d)は、それぞれ、サイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nのフィルタ帯域幅をそれぞれ20GHz,40GHzおよび60GHzとした場合における、光カプラ2bで合波する前段における挿入チャネル光単体の光スペクトラム特性を示す図である。
また、図8は光カプラ2bで3つの連続するチャネル(例えば図2の♯19〜♯21参照)が挿入される光として光カプラ2bで合波された後の光スペクトラム特性であり、(a)はサイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nを用いない図2の構成の場合、(b)〜(d)は、それぞれ、フィルタ帯域幅をそれぞれ20GHz,40GHzおよび60GHzとしたサイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nをそなえた場合の光スペクトラム特性である。
さらに、図9は光カプラ2bで合波した後に5スパンを伝送されたときの3つの連続するチャネルの光についての光スペクトラム特性であり、(a)はサイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nを用いない図2の構成の場合、(b)〜(d)は、それぞれ、フィルタ帯域幅をそれぞれ20GHz,40GHzおよび60GHzとしたサイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nをそなえた場合の光スペクトラム特性である。
サイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nを用いない図2の構成の場合には図7(a),図8(a),図9(a)に示すように、又、サイクリックフィルタのフィルタ帯域幅が比較的大きい場合(60GHz)は、図7(d),図8(d),図9(d)に示すように、隣接チャネルからのスペクトル重なりが顕著である。これに対し、フィルタ帯域幅を比較的小さくする場合(20 GHz)には、図7(b),図8(b),図9(b)に示すように、自信号の光スペクトル狭窄が顕著に起きていることが分かる。
そして、両効果のトレードオフより、最適なフィルタ幅は、この例では40 GHz近傍となる。即ち、図7(c),図8(c),図9(c)に示すように、フィルタ特性を最適に設定されたサイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nを適用することにより、スパン数が増大しても波形劣化を抑制させることが可能になる。尚、このフィルタ最適幅は、ビットレートや変調方式、波長間隔などによって変わることが想定できるので、適宜設定することが可能である。
図10は、50GHz間隔で波長多重された40 Gbit/sのビットレートを有するDPSK信号にサイクリックフィルタ(帯域幅40GHz)10a−1〜10a−Nを適用した場合(B)と適用しない場合(A)とで、通過スパン数に応じたQペナルティの変化を対比して示す図である。図10のAに示すように、サイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nを適用しない図2に示す構成においてはQペナルティの値が比較的大きい。これに対し、サイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nを適用した場合には、Bに示すように、Qペナルティが大きく低減され、伝送品質を大幅に改善させられることが分かる。
このように、第2実施形態によれば、前述の第1実施形態の場合と同様の利点があるほか、アドポートには任意波長の光をそのポート位置の制約なく導入でき、光分岐挿入装置としてのアドポート利用の自由度を向上させることができるという利点もある。
〔b1〕第2実施形態の第1変形例の説明
図11は第2実施形態の第1変形例にかかる光分岐挿入装置11を示す図である。この図11に示す光分岐挿入装置11は、前述の図6に示すアドポート数分のサイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nに代えて、スペクトル裾除去部として光カプラ11aおよび一つのサイクリックフィルタ11bをそなえている。
光カプラ11aは、複数のアドポートからの光を合波する第2合波器であり、サイクリックフィルタ11bは、光カプラ11aからの光について透過させる光フィルタであって、チャネルの隣接間隔ごとに周期的な透過特性を有する周期フィルタであり、前述のアドポート数分のもののうちの一つのサイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nと同様の構成とすることができる。
このように構成された光分岐挿入装置11では、光カプラ11aで合波された挿入光をサイクリックフィルタ11bで一括してスペクトラム裾を除去できるので、波形劣化を図2の場合(符号7参照)よりも低減させつつも、前述の図6の場合よりもサイクリックフィルタの搭載数を削減させ、装置規模の縮小化や低コスト化を図ることができるようになる。
〔b2〕第2実施形態の第2変形例の説明
また、図12は第2変形例にかかる光分岐挿入装置12を示す図であり、この図12に示す光分岐挿入装置12においては、スペクトル裾除去部として、奇数および偶数チャネル用の合波器12a,12bおよびサイクリックフィルタ12c,12dをそなえ、奇数チャネルの光と偶数チャネルの光とで個別に合波してスペクトラム裾を除去することとしてもよい。
ここで、奇数チャネル合波器12aおよび偶数チャネル合波器12bは、それぞれ、複数のアドポートからの光のうちで、奇数および偶数チャネルの光を合波する。又、サイクリックフィルタ12cは、奇数チャネル合波器12aからの光について透過させる光フィルタであって、奇数チャネルの波長間隔ごとに周期的な透過特性を有する奇数チャネル用フィルタである。更に、サイクリックフィルタ12dは、偶数チャネル合波器12bからの光について透過させる光フィルタであって、偶数チャネルの間隔ごとに周期的な透過特性を有する偶数チャネル用フィルタである。
換言すれば、前述の図6,図11に示すサイクリックフィルタ10a,11bがともに単位チャンル間隔(周波数差S[Hz])ごとに周期的な透過特性を有するものであったのに対して、図12に示すサイクリックフィルタ12c,12dは、ともに2チャネル間隔(周波数差2S[Hz])ごとに周期的な透過特性を有しているものである。尚、各サイクリックフィルタ12c、12dの透過波長幅等の特性については、トランスポンダからの対応波長の光信号の劣化が比較的小さいながらもスペクトラム裾を十分に削除できるように設定されるようになっている。
これにより、サイクリックフィルタ12cから光カプラ2bに出力される光は、奇数チャネルの光がそのスペクトル裾が除去されて波長多重された光とすることができ、サイクリックフィルタ12dから光カプラ2bに出力される光については、偶数チャネルの光がそのスペクトル裾が除去されて波長多重された光とすることができる。そして、光カプラ2bにおいては、サイクリックフィルタ12c,12dからの光信号をスルーポートOTからの光信号とともに合波することにより、前述の第2実施形態の場合と同様、隣接チャネル間のスペクトラムのオーバラップの除去された波長多重信号として出力することができるようになる。
したがって、第2変形例によれば、隣接チャネル間隔が広い状態でサイクリックフィルタ12c,12dを配置するために、光スペクトルの裾をより効果的に削除することができ、又、図6に示すものに比して、サイクリックフィルタの搭載数を削減することで、装置にかかるコストを低減させることができる利点もある。但し、奇数チャネル合波器12aの入力が接続されるアドポートには奇数波長を配するとともに、偶数チャネル合波器12bの入力が接続されるアドポートには偶数波長を配するという必要は生じる。
〔b3〕第2実施形態の第3変形例の説明
図13は第3変形例にかかる光分岐挿入装置13を示す図であり、この図13に示す光分岐挿入装置13においては、透過特性をなす中心波長が波長多重光信号の光波長配置から長波長側および短波長側にシフトした2つのサイクリックフィルタ13a,13bをそなえている点が前述の図11に示すものと異なっている。そして、これら2つのサイクリックフィルタ13a,13bと第2合波器をなす光カプラ11aとによりスペクトル裾除去部を構成する。尚、図13中、図11と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
ここで、サイクリックフィルタ13aは、複数のアドポートからの光の合波光を光カプラ11aから入力されて、複数のアドポートからの光を透過させる第1フィルタであって、透過特性をなす中心波長が波長多重の波長配置から例えば短波長方向にΔfだけシフトした第1フィルタである(CF−Δf)。即ち、サイクリックフィルタ13aは、図14のAに示すように、フィルタの透過特性の形状自体は図11に示すサイクリックフィルタ11bそのままに、透過中心波長を短波長側に所定値Δfだけシフトしたものとすることができる。
また、サイクリックフィルタ13bは、サイクリックフィルタ13aからの出力光を透過させる第2フィルタであって、透過特性をなす中心波長が波長多重の波長配置から、サイクリックフィルタ13aとは逆方向(この場合は長波長方向)に同量(Δf)だけシフトした第2フィルタである。(CF+Δf)。即ち、サイクリックフィルタ13bについては、図14のBに示すように、フィルタの透過特性の形状自体は図11に示すサイクリックフィルタ11bそのままに、透過中心波長を長波長側に所定値Δfだけシフトしたものとすることができる。
これにより、双方のサイクリックフィルタ13a,13bを透過する光波長に対する光強度特性としては、図14のAおよびBに示す透過波長特性の重なる特性Cのようになる。このような2つのサイクリックフィルタ13a,13bの透過中心波長のシフト量Δfを調整することにより、両サイクリックフィルタ13a,13bが協働した透過波長特性Cを調整して、光信号のスペクトラムの裾をより効率的に除去することができるようになる。尚、上述の場合とは逆に、サイクリックフィルタ13aを長波長側にシフトするものとした場合には、サイクリックフィルタ13bとしては短波長側にシフトしたものとする。
このようにして、サイクリックフィルタ13a,13bの帯域幅を変化させて、光信号のスペクトラムを最適化することが可能になる。尚、サイクリックフィルタ13a,13bの帯域幅の最適値は、ビットレート、変調方式、波長間隔などの条件で変わるために、それに応じてフィルタの帯域幅を調整する。図13の例では、波長周期フィルタを2段配置し、お互いの中心波長をずらすことで、トータルとしての波長帯域幅を変化させているが、他の構成によってフィルタの帯域幅を調整することもできる。
なお、上述の第3変形例においては、図11に示すサイクリックフィルタ11bに代えて、2段のサイクリックフィルタ13a,13bの構成として、フィルタ特性を最適化しているが、図6,図12に示すサイクリックフィルタ10a,12c,12dについても同様の手法で最適化することが可能である。
〔c〕第3実施形態の説明
図15は第3実施形態にかかる光分岐挿入装置14を示す図である。この図15に示す光分岐挿入装置14は、前述の図6に示すアドポート数分のサイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nに代えて、スペクトル裾除去部としてのインターリーバ14a−1〜14a−Nをアドポート数分そなえている。即ち、N個のインターリーバ14a−1〜14a−Nは、複数(N個)のアドポートからの光についてそれぞれ導入するものである。尚、図15中、図6と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
ここで、各インターリーバ14a−1〜14a−Nは、波長多重のチャネル間隔をSヘルツとすると、Sヘルツの1入力に対して2Sヘルツの2出力を有するインターリーバである。そして、各インターリーバ14a−1〜14a−Nは、対応するアドポートからの光を1入力として導入するとともに、当該アドポートからの光が、奇数チャネルの光の場合には2出力のうちの一方の出力から、偶数チャネルの光の場合には2出力のうちの他方の出力から出力されるようになっている。
換言すれば、各インターリーバ14a−1〜14a−Nにおいては、偶数チャネル光と奇数チャネル光とを、2出力のうちのいずれかの出力先によって分けることができる。このとき、インターリーバ14a−1〜14a−Nからの2出力には裾を除去するパスバンドをそなえている。従って、インターリーバ14a−1〜14a−Nから出力される対応アドポートからの光は裾が除去されて、後段の光カプラ2bに出力されるようになる。
光カプラ2bは、WSS2aのスルーポートからの光と、N個のインターリーバ14a−1〜14a−Nからの各2出力の光と、を合波して、出力側伝送路に出力すべき光として光増幅器6bに出力する。
これにより、第3実施形態においても、前述の図6に示す第2実施形態の場合と同様に、隣接チャネル間でのクロストークの発生を抑制させて、伝送品質を向上させることができるようになる。
〔c1〕第3実施形態の第1変形例
図16は第3実施形態の第1変形例にかかる光分岐挿入装置15を示す図である。この図16に示す光分岐挿入装置15は、前述の図11に示すサイクリックフィルタ11bに代えて、インターリーバ15aをそなえている。そして、このインターリーバ15aと第2合波器をなす光カプラ11aとによりスペクトル裾除去部としての機能を実現される。尚、図16中、図11と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
ここで、インターリーバ15aは、波長多重のチャネル間隔をSヘルツとすると、Sヘルツの1入力に対して2倍の周波数差2Sヘルツの2出力を有するインターリーバである。そして、このインターリーバ15aにおいては、光カプラ11aからの光を1入力として導入するとともに、上述の2出力のうちの一方の出力からは奇数チャネルの光を、他方の出力からは偶数チャネルの光を、それぞれ第1合波器をなす光カプラ2bに出力するようになっている。
換言すれば、インターリーバ15aにおいては、偶数チャネル光と奇数チャネル光とを、2出力のうちのいずれかの出力先によって分けることができる。このとき、インターリーバ15aからの2出力には裾を除去するパスバンドをそなえている。従って、インターリーバ15aから出力されるアドポートからの光は各チャネルの光波長成分単位に裾が除去されて、後段の光カプラ2bに出力されるようになる。
これにより、第3実施形態の第1変形例においても、図15に示す第3実施形態の場合と同様に、隣接チャネル間でのクロストークの発生を抑制させて、伝送品質を向上させることができるようになる。
〔c2〕第3実施形態の第2変形例
図17は第3実施形態の第2変形例にかかる光分岐挿入装置16を示す図である。この図17に示す光分岐挿入装置16は、前述の図12に示すものと同様の奇数チャネル合波器12aおよび偶数チャネル合波器12bをそなえるとともに、インターリーバ16aをそなえている。そして、これら奇数および偶数チャネル合波器12a,12bおよびインターリーバ16aにより、スペクトル裾除去部としての機能を実現している。尚、図17中、図12と同一の符号はほぼ同様の部分を示す。
ここで、インターリーバ16aは、波長多重のチャネル間隔をSヘルツとすると、2倍の周波数差2Sヘルツの2入力に対してSヘルツの出力を有するインターリーバである。そして、奇数チャネル合波器12aおよび偶数チャネル合波器12bからの光を上述の2入力としてそれぞれ導入するとともに、各チャネルの光を1出力として第1合波器をなす光カプラ2bに出力するようになっている。
すなわち、インターリーバ16aからはアドポートから入力される各チャネルの光の合波光が光カプラ2bに出力されるようになっている。このとき、このインターリーバ16aが有するパスバンドにより、光カプラ2bへの出力光には、各チャネルの光波長成分単位にスペクトル裾が除去されるようになっている。
これにより、第3実施形態の第2変形例においては、奇数チャネル合波器12aの入力が接続されるアドポートには奇数波長を配するとともに、偶数チャネル合波器12bの入力が接続されるアドポートには偶数波長を配するという必要は生じるが、隣接チャネル間隔が広い状態でインターリーバ16aを配置するために、光スペクトルの裾をより効果的に削除することができる。
〔c3〕第3実施形態の第3変形例
図18は第3実施形態の第3変形例にかかる光分岐挿入装置17を示す図である。この図18に示す光分岐挿入装置17は、前述の図16に示すインターリーバ15aとは機能の異なるインターリーバ17aをそなえている。そして、このインターリーバ17aと第2合波器をなす光カプラ11aとによりスペクトル裾除去部としての機能を実現する。尚、図18中、図16と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
インターリー17aは、波長多重のチャネル間隔をSヘルツとすると、S/2ヘルツの1入力に対してSヘルツの2出力を有するインターリーバである。そして、光カプラ11aからの光を1入力として導入するとともに、上述の2出力のうちの一方の出力から各チャネルの光を光カプラ2bに出力するようになっている。インターリーバ17aの2出力としては、S/2ヘルツ間隔をなす偶数番グリッドについては光カプラ2bに導く一方、奇数番グリッド(λ2i−1)については遮断領域として用いるため、より小さい帯域幅で急峻に光スペクトルの裾を削減する場合に効果的である。
〔c4〕第3実施形態の第4変形例
図19は第3実施形態の第4変形例にかかる光分岐挿入装置18を示す図である。この図19に示す光分岐挿入装置18は、前述の図18に示すインターリーバ17aとは入出力関係を逆としたインターリーバ18aをそなえている。そして、このインターリーバ18aと第2合波器をなす光カプラ11aとによりスペクトル裾除去部としての機能を実現する。尚、図19中、図18と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
インターリー18aは、Sヘルツの2入力に対してS/2ヘルツの1出力を有するインターリーバである。そして、光カプラ11aからの光を上述の2入力のうちの一方の入力として導入するとともに、1出力から各チャネルの光を光カプラ2bに出力するようになっている。この場合においても、インターリーバ18aの2入力としては、S/2ヘルツをなす偶数番グリッドについては光カプラ2bに導く一方、奇数グリッドについては遮断領域として用いるため、第3変形例の場合と同様、より小さい帯域幅で急峻に光スペクトルの裾を削減する場合に効果的である。
〔d〕第4実施形態の説明
図20は第4実施形態にかかる光伝送装置19を示す図である。この図20に示す光伝送装置19は、前述の図2に示すものと同様の光分岐挿入装置7をそなえるとともに、前述の図6に示す第2実施形態においては光分岐挿入装置10にそなえられるサイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nとしての機能を有するトランスポンダ20−1〜20−Nをそなえている点が異なっている。
すなわち、トランスポンダ(光送信部)20−1〜20−Nは、光分岐挿入装置7にそなえられるアドポート数に対応した複数個(N個)がそなえられて、各トランスポンダ20は、対応するアドポートから挿入すべき光信号を出力しうる波長可変の光源20aとともに、光源19aからの光についてのスペクトルの裾を除去して、アドポート通じて伝送出力するスペクトル裾除去部としてのサイクリックフィルタ20bをそなえている。尚、トランスポンダ20−1〜20−Nのサイクリックフィルタ20bは、それぞれ、図6に示すサイクリックフィルタ10a−1〜10a−Nに対応し、基本的に同様の機能を有する。
このように構成された光伝送装置19においては、図2に示すような光分岐挿入装置7の構成を適用することとしても、トランスポンダ20−1〜20−Nにより、前述の第2実施形態の場合と同様、隣接チャネル間でのクロストークの発生を抑制させて、伝送品質を向上させることができるようになる。
〔e〕その他
上述した実施形態にかかわらず、種々変形して実施することが可能である。
また、上述した実施形態の開示により、本装置を製造することは可能である。
第1実施形態にかかる光伝送装置を示す図である。 第1実施形態の対比構成例を示す図である。 伝送品質の低下の一因になりうる隣接チャネル間でのクロストークの発生について説明するための図である。 (a)〜(c)は伝送品質の低下の一因になりうる隣接チャネル間でのクロストークの発生について説明するための図である。 伝送品質の低下の一因になりうる隣接チャネル間でのクロストークの発生について説明するための図である。 第2実施形態にかかる光分岐挿入装置を示す図である。 (a)〜(d)はいずれも第2実施形態の作用効果について説明するための図である。 (a)〜(d)はいずれも第2実施形態の作用効果について説明するための図である。 (a)〜(d)はいずれも第2実施形態の作用効果について説明するための図である。 第2実施形態の作用効果について説明するための図である。 第2実施形態の変形例を示す図である。 第2実施形態の変形例を示す図である。 第2実施形態の変形例を示す図である。 図13に示す変形例の作用機能を説明するための図である。 第3実施形態にかかる光分岐挿入装置を示す図である。 第3実施形態の変形例を示す図である。 第3実施形態の変形例を示す図である。 第3実施形態の変形例を示す図である。 第3実施形態の変形例を示す図である。 第4実施形態にかかる光伝送装置を示す図である。
符号の説明
1,19 光伝送装置
2,7 光分岐挿入装置
2a 波長選択スイッチ
2b 光カプラ(第1合波器)
2c カラーレスAWG(スペクトル裾除去部)
3−1〜3−N,4−1〜4−N トランスポンダ
5 NMS
6a,6b 光増幅器
7a 波長選択スイッチ
7b 光カプラ
8 光伝送路
9 光ネットワーク
10〜18 光分岐挿入装置
10a−1〜10a−N,11b,12c,12d,13a,13b,20b サイクリックフィルタ
11a 光カプラ(第2合波器)
12a 偶数チャネル合波器
12b 奇数チャネル合波器
14a−1〜14a−N,15a〜18a インターリーバ
20a 光源

Claims (3)

  1. 入力ポートをそなえるとともに、出力ポートとして通過ポートとともに複数のドロップポートが設定されたドロップ部と、
    前記通過ポートからの光とアドポートからの光を合波する第1合波器と、
    前記第1合波器の前記アドポートに接続され、前記複数のアドポートからの光についてそれぞれ導入する複数のインターリーバにより構成されるとともに、前記アドポートから該第1合波器に入力される光についてのスペクトルの裾を除去して、前記アドポートに出力するスペクトル裾除去部と、をそなえ
    前記ドロップポートおよび前記アドポートは、前記入力ポートに入力される光において波長多重可能なチャネル数よりも少ない複数ポートが設定され、
    各インターリーバは、
    前記チャネル間隔をSヘルツとすると、Sヘルツの1入力に対して2Sヘルツの2出力を有するインターリーバであって、対応する前記アドポートからの光を前記1入力として導入するとともに、当該アドポートからの光が、奇数チャネルの光の場合には前記2出力のうちの一方の出力から、偶数チャネルの光の場合には前記2出力のうちの他方の出力から、それぞれ該第1合波器に出力することを特徴とする、光分岐挿入装置。
  2. 前記ドロップポートおよび前記アドポートとして設定された複数ポートのそれぞれは、任意の波長の光のドロップおよびアド用に設定されることを特徴とする、請求項記載の光分岐挿入装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の光分岐挿入装置をそなえたことを特徴とする、光伝送装置。
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