JP5167697B2 - モータ制御方法およびモータ制御装置 - Google Patents

モータ制御方法およびモータ制御装置 Download PDF

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Description

モータの電流指令値およびインバータのスイッチング周波数に基づきPWMパルスを生成し、モータを可変速駆動するインバータを生成したPWMパルスにより制御するモータ制御方法、および、上記制御方法を実行するモータ制御装置に関するものである。
なお、本発明において「スイッチング周波数」とは、モータを駆動するためのインバータを構成しているスイッチ素子のON/OFFを制御するための周波数のことを意味し、従来からPWMパルスを生成するために用いるキャリア周波数と同意であり、以下の説明では、キャリア周波数とも表記する。
従来、モータの電流指令値およびインバータのスイッチング周波数に基づきPWMパルスを生成し、モータを可変速駆動するインバータを生成したPWMパルスにより制御するモータ制御方法、および、上記制御方法を実行するモータ制御装置は種々のものが知られている。上述したモータ制御方法およびモータ制御装置において、例えば、特許文献1では、ノイズを減少させるためにインバータのキャリア周波数を低く設定しておき、キャリア周波数を電流偏差に応じて高くすることで、キャリア周波数を低下させても応答特性を維持可能とする方法が示されている。
特開2001−37248号公報
しかしながら、図11のように、モータ電流に大きな高調波電流が含まれる場合には、定常状態においても電流制御偏差として残るため、電流の制御偏差に応じてキャリア周波数を導出する前述の方法では、制御偏差の増加とともにキャリア周波数を高くすることはできても、キャリア周波数を低くすることができにくくなる問題があった。この高調波電流は、モータの有誘起電圧やインダクタンスの空間高調波によって生じる高調波電流による影響のほか、キャリア周波数を低くすることは、すなわち、モータに5・7次のような低次高調波電流を増加させることになる問題もあった。
本発明の目的は上述した問題点を解消して、上述したようにモータ電流に高調波電流が含まれる場合であっても、キャリア周波数を低くすることにより、インバータのスイッチング損失を低減することを可能にするモータ制御方法およびモータ制御装置を提供しようとするものである。
本発明のモータ制御方法は、モータの電流指令値およびインバータのスイッチング周波数に基づきPWMパルスを生成し、モータを可変速駆動するインバータを生成したPWMパルスにより制御するモータ制御方法において、モータの電流指令値、トルク指令値、電圧指令値、速度指令値、位置指令値のうちの少なくとも一つの指令値の変化量の増加とともにスイッチング周波数を増加させ、前記少なくとも一つの指令値が一定になり定常状態に達した場合にはスイッチング周波数を低下させることを特徴とするものである。
また、本発明のモータ制御装置は、モータと、モータに電力を供給してモータを可変速駆動するインバータと、モータの電流指令値およびインバータのスイッチング周波数に基づき、インバータを制御するPWMパルスを発生する制御手段と、を備えるモータ制御装置において、モータの電流指令値、トルク指令値、電圧指令値、速度指令値、位置指令値のうちの少なくとも一つの指令値の変化量に応じてスイッチング周波数を求める手段を備え、前記少なくとも一つの指令値の変化量の増加とともにスイッチング周波数を増加させ、前記少なくとも一つの指令値が一定になり定常状態に達した場合にはスイッチング周波数を低下させる演算手段を備えることを特徴とするものである。
上述した本発明のモータ制御方法およびモータ制御装置によれば、指令値の変化量を検出し、その変化に応じて応答性が高く要求される場合には、スイッチング周波数・制御周期を高く変更し、高い応答性を得ることができる。また、指令値が一定になり、定常状態に達した場合には、スイッチング周波数を低下させ、インバータのスイッチング損失を低減させることができる。そのため、たとえ、検出した電流値に大きな高調波電流やノイズが含まれている場合であっても、指令値の変化に応じてスイッチング周波数を変更することができるため、定常時のインバータスイッチング損失を低減することができる。
また、本発明のモータ制御方法およびモータ制御装置の好適例としては、モータの電流指令値、トルク指令値、電圧指令値、速度指令値、位置指令値のうちの少なくとも一つの指令値の変化量からスイッチング周波数を求めるとともに、電流制御の制御偏差、もしくは、外乱推定値からスイッチング周波数を求め、2つのスイッチング周波数のいずれか一方をスイッチング周波数として選択するよう構成することがある。このように構成することで、指令値の変化量を検出し、その変化に応じて応答性が高く要求される場合だけでなく、負荷の変化によって誘起電圧などの電流制御の外乱が変化した場合に、外乱抑圧性が求められる場合であっても、外乱の推定値や電流制御偏差のいずれかからスイッチング周波数を求めることによって、スイッチング周波数・制御周期を高く変更し、高い応答性を得ることができる。また、指令値と外乱が一定になり、定常状態に達した場合には、スイッチング周波数を低下させ、インバータのスイッチング損失を低減することができる。
さらに、本発明のモータ制御方法およびモータ制御装置の好適例としては、少なくとも一つの指令値の変化量からスイッチング周波数を求める際、指令値の変化量にゲインを乗じてスイッチング周波数を求めるよう構成することがある。このように構成することで、指令値の変化量にゲインを乗じてスイッチング周波数を変化させることで、指令値の変化量が大きい場合には、よりスイッチング周波数を高くすることができ、高い応答性を確保できる。
さらにまた、本発明のモータ制御方法およびモータ制御装置の好適例としては、電流制御の制御偏差からスイッチング周波数を求める際、電流制御の偏差から、高調波成分を除去した値を演算し、演算値の大きさにゲインを乗じてスイッチング周波数を演算するよう構成することがある。このように構成することで、電流制御偏差から高調波成分を除去することによって、定常時にも高調波電流が多く含まれる場合であっても、スイッチング周波数をさらに低く変更することができるため、定常時のインバータスイッチング損失を低減することができる。
また、本発明のモータ制御方法およびモータ制御装置の好適例としては、電流制御の制御偏差からスイッチング周波数を求める際、基本波電流制御の偏差を、電気角周波数から演算したカットオフ周波数を持つローパスフィルタに入力し、その出力値にゲインを乗じてスイッチング周波数を演算するよう構成することがある。このように構成することで、電流制御偏差から高調波成分をローパスフィルタで除去する場合であっても、モータの速度の変化に応じてローパスフィルタのカットオフ周波数を変更することで、対象となる高調波成分を十分に除去することができ、インバータのスイッチング損失を低減できる。
さらに、本発明のモータ制御方法およびモータ制御装置の好適例としては、外乱推定値からスイッチング周波数を求める際、電圧指令値と電流検出値とモータの回路定数とから、外乱電圧値を推定するオブザーバにより、外乱電圧値の変化量を演算し、その絶対値にゲインを乗じてスイッチング周波数を演算するよう構成することがある。このように構成することで、指令値の変化量を検出し、その変化に応じて応答性が高く要求される場合だけでなく、外乱推定を行うことによって、負荷の変化によって誘起電圧などの電流制御の外乱が変化した場合に、外乱抑圧性が求められる場合であっても、キャリア周波数・制御周期を高く変更し、高い応答性を得ることができる。また、指令値と外乱が一定になり、定常状態に達した場合には、キャリア周波数を低下させ、インバータのスイッチング損失を低減することができる。
さらにまた、本発明のモータ制御方法およびモータ制御装置の好適例としては、dq軸の電圧指令値と電流検出値とからd軸外乱電圧値とq軸外乱電圧値をそれぞれ演算し、dq軸外乱電圧値から外乱電圧値のスカラーを演算するとともに、スカラーの変化量の絶対値にゲインを乗じてスイッチング周波数を演算するよう構成することがある。このように構成することで、dq軸における外乱推定を行うことによって、負荷の変化によってdq軸誘起電圧などの電流制御の外乱が変化した場合に、両軸の外乱の変化を推定することによって、キャリア周波数・制御周期を高く変更し、高い応答性を得ることができる。また、指令値と外乱が一定になり、定常状態に達した場合には、キャリア周波数を低下させ、インバータのスイッチング損失を低減することができる。
また、本発明のモータ制御方法およびモータ制御装置の好適例としては、演算したスイッチング周波数を予め設定した上限値と下限値との間に制限するよう構成することがある。このように構成することで、上述した例において求まるスイッチング周波数に上限を持たせ、インバータのデバイスの駆動周波数内での安定した動作を確保するだけでなく、PWM駆動の限界となるスイッチング周波数で安定した駆動を実現できる。また、低回転時には、下限値を定めることによって、制御応答性を確保することができる。
さらに、本発明のモータ制御方法およびモータ制御装置の好適例としては、指令値の変化量から求めたスイッチング周波数と、電流制御の制御偏差、もしくは、外乱推定値から求めたスイッチング周波数の、いずれか大きい値を選択するよう構成することがある。このように構成することで、指令値から求まるスイッチング周波数と、外乱推定値もしくは制御偏差から求まるスイッチング周波数の大きな値を選択することによって、指令値変化時の応答性と外乱抑圧性の確保の両方を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明のモータ制御方法およびモータの制御装置の実施態様を説明する。
<第1の実施例>
第1の実施例では、基本となるモータ制御方法およびモータ制御装置の説明と、本発明の特徴となるキャリア周波数の変更をモータの電流指令値に基づき行う例について説明する。
図1は、本発明の第1実施例における制御装置の構成の一例を示したブロック図である。図1に示す例において、モータ101は3相の永久磁石同期モータであり、減速機102を介して車輪103を駆動する。このモータ101に電力を供給するインバータ104は、図示していないが、バッテリからの直流電力をUVWの3相交流へと変換する。各相の電流は電流センサ105で検出し、その検出値iu、iv、iwを制御装置に入力する。また、モータ101に取り付けられた位置センサ、たとえばレゾルバなどによって得られる電気角θeも制御装置に入力する。
制御装置内での演算処理は、インバータ104のキャリア周波数(スイッチング周波数)fcと同じ周波数でのディジタル制御にて行う。まず、検出した3相交流電流iu、iv、iwと電気角θeを用いて、座標変換器200にてdq軸電流値id、iqに変換する。このとき、入力になる値を、キャリア周波数でサンプルホールドする。図には示されていないが、モータ101のトルク指令値とモータ速度からdq軸電流指令値を出力するトルク制御器によって、モータ電流指令値id_cmd、iq_cmdが得られ、これら電流指令値と前述のid、iqの差分を演算し、PI制御器201によって制御電圧の演算を行う。また、永久磁石同期モータ101の誘起電圧をフィードフォワード補償する非干渉制御205を行い、電流指令値id_cmd、iq_cmdと電気角速度ωeから制御電圧を演算する。なお、電気角速度ωeは、電気角速度演算器208によって電気角θeを微分演算することによって求める。
これらPI制御器201の制御電圧と非干渉制御205の制御電圧を、それぞれ加算してd軸制御電圧vdとq軸制御電圧vqを求める。求めたvd、vqを3相交流電圧へ座標変換202を行い、交流電圧指令値vu、vv、vwを求める。次に、変調率演算203では、インバータの直流電圧値Vdcを用いて、各交流電圧指令値をVdc/2で除算し、変調率指令値を演算する。この変調率指令値には、デッドタイム補償演算207の演算結果を各相で加算する。デッドタイム補償演算207は、まず座標変換器206でdq軸電流指令値id_cmd、iq_cmdから三相の電流指令値を演算し、電流指令の符号とスイッチング素子のデッドタイムとキャリア周波数fcからデッドタイムによる電圧誤差相当を演算し、変調率の値として求めるものである。
三角波PWM生成204では、図2にPWMパルス生成の説明およびインバータ104とモータ101との構成の一例に示すように、各相の変調率指令値は−1〜+1の値を持ち、キャリア周期Tc(1/fc)の幅の三角波と比較して、PWMパルスを生成する。なお、変調率指令値はキャリア周期でホールドされる。インバータの各スイッチは、このPWMパルスをゲート信号として駆動する。
以上の説明は、一般的なモータ制御方法およびモータ制御装置の構成と同じである。
次に、本発明のモータ制御方法およびモータ制御装置における特徴部分となる、このモータ電流制御の制御周期Tc、インバータの駆動のキャリア周波数fcを決定する演算部について説明する。図1に示す例において、電流指令値id_cmd、iq_cmdを301にて、電流ベクトルの指令値をスカラーIaに変換する。
Ia=(id_cmd+iq_cmd1/2
このIaをハイパスフィルタ(HPF)302に入力し、電流指令値の変化のうち、カットオフ周波数以上の指令値の高い周波数での変化量を出力として得る。この変化量に予め設定したゲインKf303で乗じ、キャリア周波数fcの指令値を求める。
変化量にゲインを乗じるだけでは、指令値のステップ変化時に過度に大きなキャリア周波数となることがある。これを防ぐため、キャリア周波数リミッタ305にて上限値を定める。また、PWMにて3相交流を生成するためには、電圧1周期内に6つのon/off状態が必要となることから、少なくとも6つのキャリアが得られるように下限値を設定する。
fc_min=6×fe=(3/π)×ωe
なお、モータ回転数が低くωeが小さくなると、この下限値が小さくなり、制御応答性も低下するため、制御性の観点からのキャリア周波数の下限値を別途用意しておき、fc_minがその値以下にはならないように制限する。
このようにして演算されたキャリア周波数fcは、次回の出力の三角波キャリア周波数に反映する。また、制御周期を変更することになるため、PI制御器の制御ゲインと積分とHPF、微分208に必要な制御周期Tcを制御ゲイン・周期演算306で再計算する。このPI制御器の制御ゲインと制御周期は次回の出力から値を反映する。なお、デッドタイム補償の演算は、次回の三角波出力でのキャリア周波数を用いて演算することとし、fcが更新された周期内に、その更新したfcを用いてデッドタイム補償演算を行う。
このようにしてキャリア周波数を演算した例を図3に示す。図3に示す例において、トルク指令値がステップ状に増加し、q軸電流指令値iq_cmdがステップ的に変化すると、Iaが同様にステップ状に変化する。このHPFの出力は、電流指令値の変化量を表し、電流指令値が定常に達すると、HPFの出力も0になる。この値をキャリア周波数リミッタに入力すると、電気角速度から求まる下限値fc_minとインバータのスイッチング素子のスイッチング速度などの限界で求まる上限値fc_maxの間に制限し、fcを得る。
このように演算すれば、電流指令値の変化量を検出し、その変化に応じて応答性が高く要求される場合には、キャリア周波数・制御周期を高く変更し、高い応答性を得ることができる。また、電流指令値が一定になり、定常状態に達した場合には、キャリア周波数を低下させ、インバータのスイッチング損失を低減することができる。たとえ、検出した電流値に大きな高調波電流やノイズが含まれている場合であっても、指令値の変化に応じてキャリア周波数を変更することができるため、定常時のインバータスイッチング損失を低減することができる。
<第2の実施例>
第2の実施例として、上述した第1の実施例に、外乱オブザーバで外乱推定も行う構成を付加した例について説明する。なお、第2の実施例の説明では、図1に示す第1の実施例との差異のみを示す。
第2の実施例の制御装置のブロック図を図4に示す。オブザーバ307は、外乱オブザーバと外乱の変化量を演算するブロックからなり、PI制御器201の制御電圧vd0、vq0と検出した電流id、iqを入力とし、推定した外乱の変化量を出力する。オブザーバ307の詳細を図5に示す。図5ではラプラス演算子sを用いた連続系で表しているが、制御装置に実装する際には、たとえば双一次変換を行って離散化する。図5において、Rはモータの抵抗値、Ld、Lqは各dq軸におけるインダクタンス値を表しており、ωaはローパスフィルタのカットオフ周波数、ωhはハイパスフィルタのカットオフ周波数を表している。
vd、idとモータの回路方程式からなる演算と、ローパスフィルタによって外乱オブザーバを構成している。推定した外乱電圧値^τdは、d軸に発生する誘起電圧やデッドタイム・デバイスのオン電圧などによって生じる外乱電圧の推定結果である。このローパスフィルタのカットオフ周波数は、dq軸に高調波電流を生じさせる6ωeの外乱電圧成分を除去できるように設定する。同様にして、q軸の外乱電圧値^τqを推定する。得られた^τdと^τqから外乱電圧値のスカラー量^τaを演算子、ハイパスフィルタを通過させて外乱推定値の変化量を得る。
再び図4に戻り、キャリア周波数の演算方法について述べる。オブザーバ307の出力にゲインKfd308を乗じて、キャリア周波数を求める。このキャリア周波数は、外乱の変化に応じて増加することになり、この上限・下限を設定するために、キャリア周波数リミッタ309を設ける。これは、第1の実施例で設定したリミッタ305と同様の上下限値を持つ。その後、キャリア周波数リミッタ305と309の出力から、310にて、最大値を選択し、次回のキャリア周波数を演算する。
このようなキャリア周波数の演算例を図6に示す。電流指令値Iaを用いた動作については、第1の実施例の図3と同様である。ここで、外乱の推定値^τaが変化した場合、例えば、車輪が加速しdq軸の誘起電圧が増加した場合には、^τaの変化量がHPFの出力から得られる。このHPFの出力から得られるfcは、電流指令値Iaから求まるキャリア周波数fcよりも大きくなり、最終的なキャリア周波数fcに反映される。
このように演算すれば、電流指令値の変化量を検出し、その変化に応じて応答性が高く要求される場合だけでなく、負荷の変化によって誘起電圧などの電流制御の外乱が変化した場合に、外乱抑圧性が求められる場合であっても、キャリア周波数・制御周期を高く変更し、高い応答性を得ることができる。また、電流指令値と外乱が一定となり、定常状態に達した場合には、キャリア周波数を低下させ、インバータのスイッチング損失を低減することができる。
<第3の実施例>
第3の実施例として、上述した第2の実施例において、オブザーバ307の代わりに制御偏差をLPFに通す構成を付加した例について説明する。なお、第3の実施例の説明では、図4に示す第2の実施例との差異のみを示す。
第3の実施例の構成を図7に示す。第3の実施例では、dq軸の電流制御偏差Δid、ΔiqをそれぞれローパスフィルタLPF401に入力し、制御偏差に含まれる高調波成分を除去する。ローパスフィルタ401のカットオフ周波数は、dq軸で6ωeの周波数成分を除去できるように、6ωe/10とし、対象とする周波数の1/10に設定する。
ローパスフィルタの出力をΔid_LPF、Δiq_LPFとすると、これらの制御偏差のLPF出力値を、402にてベクトルからスカラーΔIa_LPFへ変換する。
ΔIa_LPF=(Δid_LPF+Δiq_LPF1/2
このΔIa_LPFにゲインKfe403を乗じてキャリア周波数を演算する。
このように演算すれば、電流指令値の変化量を検出し、その変化に応じて応答性が高く要求される場合だけでなく、負荷の変化によって電流制御偏差が変化した場合、すなわち外乱抑圧性が求められる場合であっても、キャリア周波数・制御周期を高く変更し、高い応答性を得ることができる。制御対象となるモータを交換するなど、モータのパラメータ情報が得られずに、オブザーバの構成が困難な場合などでも、本実施例であれば構成可能である。
<第4の実施例>
第4の実施例として、上述した第3の実施例において、ローパスフィルタ401の代わりに高調波制御を行う構成を付加した例について説明する。なお、第4の実施例の説明では、図7に示す第3の実施例との差異のみを示す。
第4の実施例の構成を図8に示す。第4の実施例では、電流制御偏差Δid、Δiqを座標変換器501にて高調波に同期して回転する座標系dhqh座標に変換する。ここでは、3相交流における5次高調波電流に同期して回転する座標への変換を行い、−6θeを用いて変換する。高調波電流指令値idh_cmd、iqh_cmdと、dhqh座標における高調波電流成分の差分を演算し、PI制御器502によって制御電圧を求める。ここでは、dq座標のPI制御器と同じ制御ゲインを用いるものとし、idh_cmd、iqh_cmdはともに0とする。求められた制御電圧は座標変換器503にてdq座標へ座標変換し、dq軸の制御電圧と各々加算する。このようにすると、5次高調波電流を0に制御することができる。
この高調波電流制御系の電流制御偏差Δidh、Δiqhを用いて、504にて高調波電流制御の制御偏差のスカラー量ΔIahを演算する。
ΔIah=(Δidh+Δiqh1/2
このΔIahにゲインKfe403を乗じてキャリア周波数を演算する。
このように、基本波電流と高調波電流制御を行う場合には、高調波に同期した回転座標での電流制御偏差を用いることで、制御対象の校長は電流の周波数を低減した量で得られ、このため、dq軸での制御偏差を用いる時に比べて高調波成分を除去した量として得られる。このため、新たにLPFを追加せずともよく、演算量の増加を抑えることができる。
<第5の実施例>
第5の実施例として、上述した第4の実施例にローパスフィルタ401を付加した例について説明する。なお、第5の実施例の説明では、図7に示す第4の実施例との差異のみを示す。
第5の実施例の構成を図9に示す。図9は、図8に示す第4の実施例にローパスフィルタLPF401を追加した構成である。モータに5次だけでなく、7次高調波電流が含まれる場合に、残る7次高調波電流の影響を除去するためにLPF401を設ける。5次に同期した座標系では、7次は12ωeの各周波数になり、LPF401のカットオフ周波数はdq座標でLPFを設定する場合に比べて高い値に設定できる。このため、外乱による電流の変動分のみを、より高い応答性で検出できるようになり、キャリア周波数を変更して、高い応答性を得ることができる。
<上述した実施例における電流指令値の上位の制御系について>
図10は、上述した実施例(第1の実施例〜第5の実施例)において、さらに電流指令値id_cmd、iq_cmdの上位の制御系の一例を示したものである。図10に示す例では、速度制御器601とトルク制御器602により速度制御を構成し、速度指令値ωe_cmdを元に、その出力としてトルク制御器602にて、予め作成した電流指令値マップを参照して、id_cmd、iq_cmdを導出する。この場合、指令値id_cmd、iq_cmdから求めたスカラー量に代わって、トルク指令値Te_cmdから求める。また、Te_cmdの代わりに速度指令値ωe_cmdを用いる構成もできる。ここでは、図示してないが、速度制御のループの外に、位置制御のフィードバックループを構成する場合には、その位置指令値を用いて、HPFの入力として用いることができる。
そのため、上述した第1の実施例〜第5の実施例では、電流指令値に基づいてスイッチング周波数(キャリア周波数)fcを変更する例を示したが、本発明では、電流指令値の代わりに、電流指令値の上位の制御系を構成するトルク指令値、速度指令値、位置指令値を用いることができる。また、電流指令値と電圧指令値とは相関関係にあるため、上述した第1の実施例〜第5の実施例において、電流指令値の代わりに電圧指令値を用いることもできる。
本発明のモータ制御方法およびモータ制御装置によれば、検出した電流値に大きな高調波電流やノイズが含まれている場合であっても、指令値の変化に応じてスイッチング周波数を変更することができるため、定常時のインバータスイッチング損失を低減する目的のモータに好適に適用することができる。
本発明の第1の実施例における制御装置の構成の一例を示したブロック図である。 本発明の第1の実施例において、変調率指令値からPWMパルスを求める方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施例におけるキャリア周波数を演算した例を説明するための図である。 本発明の第2の実施例における制御装置の構成の一例を示したブロック図である。 本発明の第2の実施例におけるオブザーバの詳細を説明するためのブロック図である。 本発明の第2の実施例におけるキャリア周波数の演算例を説明するための図である。 本発明の第3の実施例における制御装置の構成の一例を示したブロック図である。 本発明の第4の実施例における制御装置の構成の一例を示したブロック図である。 本発明の第5の実施例における制御装置の構成の一例を示したブロック図である。 上述した実施例における電流指令値の上位の制御系の一例を説明するためのブロック図である。 モータ電流に大きな高調波電流が含まれる状態を説明するための図である。
符号の説明
101 モータ
102 減速機
103 車輪
104 インバータ
105 電流センサ
200、202、206、501、503 座標変換器
201、502 PI制御器
203 変調率演算
204 三角波PWM生成
205 非干渉制御
207 デッドタイム補償演算
208 電気角速度演算器
301、402、504 変換部
302 ハイパスフィルタ
303 ゲインKf
304 ゲインKfw
305、309 キャリア周波数リミッタ
306 制御ゲイン・周期演算
307 オブザーバ
308 ゲインKfd
310選択部

Claims (10)

  1. モータの電流指令値およびインバータのスイッチング周波数に基づきPWMパルスを生成し、モータを可変速駆動するインバータを、生成したPWMパルスにより制御するモータ制御方法において、モータの電流指令値、トルク指令値、電圧指令値、速度指令値、位置指令値のうちの少なくとも一つの指令値の変化量の増加とともにスイッチング周波数を増加させ、前記少なくとも一つの指令値が一定になり定常状態に達した場合には前記スイッチング周波数を低下させ、
    前記モータの電流指令値、前記トルク指令値、前記電圧指令値、前記速度指令値、前記位置指令値のうちの少なくとも一つの指令値の変化量から前記スイッチング周波数を求めるとともに、外乱推定値から前記スイッチング周波数を求め、前記2つのスイッチング周波数のいずれか一方を前記スイッチング周波数として選択し、
    前記外乱推定値からスイッチング周波数を求める際、電圧指令値と電流検出値とモータの回路定数とから、外乱電圧値を推定するオブザーバにより、前記外乱電圧値の変化量を演算し、その絶対値にゲインを乗じてスイッチング周波数を演算することを特徴とするモータ制御方法。
  2. モータの電流指令値およびインバータのスイッチング周波数に基づきPWMパルスを生成し、モータを可変速駆動するインバータを、生成したPWMパルスにより制御するモータ制御方法において、モータの電流指令値、トルク指令値、電圧指令値、速度指令値、位置指令値のうちの少なくとも一つの指令値の変化量の増加とともにスイッチング周波数を増加させ、前記少なくとも一つの指令値が一定になり定常状態に達した場合には前記スイッチング周波数を低下させ、
    前記モータの電流指令値、前記トルク指令値、前記電圧指令値、前記速度指令値、前記位置指令値のうちの少なくとも一つの指令値の変化量から前記スイッチング周波数を求めるとともに、外乱推定値から前記スイッチング周波数を求め、前記2つのスイッチング周波数のいずれか一方を前記スイッチング周波数として選択し、
    前記指令値の変化量から求めたスイッチング周波数と、前記外乱推定値から求めたスイッチング周波数の、いずれか大きい値を前記スイッチング周波数に選択することを特徴とするモータ制御方法。
  3. 前記少なくとも一つの指令値の変化量からスイッチング周波数を求める際、指令値の変化量にゲインを乗じてスイッチング周波数を求めることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御方法。
  4. dq軸の電圧指令値と電流検出値とからd軸外乱電圧値とq軸外乱電圧値をそれぞれ演算し、前記dq軸外乱電圧値から外乱電圧値のスカラーを演算するとともに、前記スカラーの変化量の絶対値にゲインを乗じてスイッチング周波数を演算することを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御方法。
  5. 演算したスイッチング周波数を予め設定した上限値と下限値との間に制限することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のモータ制御方法。
  6. モータと、モータに電力を供給してモータを可変速駆動するインバータと、モータの電流指令値およびインバータのスイッチング周波数に基づき、インバータを制御するPWMパルスを発生する制御手段と、を備えるモータ制御装置において、モータの電流指令値、トルク指令値、電圧指令値、速度指令値、位置指令値のうちの少なくとも一つの指令値の変化量に応じてスイッチング周波数を求める手段を備え、前記少なくとも一つの指令値の変化量の増加とともにスイッチング周波数を増加させ、前記少なくとも一つの指令値が一定になり定常状態に達した場合にはスイッチング周波数を低下させる演算手段と、
    前記モータの電流指令値、前記トルク指令値、前記電圧指令値、前記速度指令値、前記位置指令値のうちの少なくとも一つの指令値の変化量から前記スイッチング周波数を求め手段とともに、外乱推定値から前記スイッチング周波数を求める手段と、
    前記2つのスイッチング周波数のいずれか一方を前記スイッチング周波数として選択する手段とを備え、
    前記外乱推定値からスイッチング周波数を求める手段は、電圧指令値と電流検出値とモータの回路定数とから、外乱電圧値を推定して推定した外乱電圧値の変化量を演算するオブザーバと、演算した外乱電圧値の変化量にゲインを乗じる手段と、を備え、前記オブザーバによって外乱電圧値の変化量を演算し、その絶対値にゲインを乗じてスイッチング周波数を演算することを特徴とするモータ制御装置。
  7. モータと、モータに電力を供給してモータを可変速駆動するインバータと、モータの電流指令値およびインバータのスイッチング周波数に基づき、インバータを制御するPWMパルスを発生する制御手段と、を備えるモータ制御装置において、モータの電流指令値、トルク指令値、電圧指令値、速度指令値、位置指令値のうちの少なくとも一つの指令値の変化量に応じてスイッチング周波数を求める手段を備え、前記少なくとも一つの指令値の変化量の増加とともにスイッチング周波数を増加させ、前記少なくとも一つの指令値が一定になり定常状態に達した場合にはスイッチング周波数を低下させる演算手段と、
    前記モータの電流指令値、前記トルク指令値、前記電圧指令値、前記速度指令値、前記位置指令値のうちの少なくとも一つの指令値の変化量から前記スイッチング周波数を求める手段とともに、外乱推定値から前記スイッチング周波数を求める手段を備え、
    前記演算手段は、前記指令値の変化量から求めた前記スイッチング周波数と、外乱推定値から求めた前記スイッチング周波数の、いずれか大きい値を前記スイッチング周波数に選択する手段を備える
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  8. 前記少なくとも一つの指令値の変化量からスイッチング周波数を求める手段は、指令値の変化量にゲインを乗じる手段を備え、指令値の変化量にゲインを乗じて前記スイッチング周波数を求めることを特徴とする請求項6または7に記載のモータ制御装置。
  9. 前記演算手段は、dq軸の電圧指令値と電流検出値とからd軸外乱電圧値とq軸外乱電圧値をそれぞれ演算する手段と、前記dq軸外乱電圧値から外乱電圧値のスカラーを演算する手段と、前記スカラーの変化量の絶対値にゲインを乗じる手段と、を備え、前記スカラーの変化量の絶対値にゲインを乗じて前記スイッチング周波数を演算することを特徴とする請求項6または7に記載のモータ制御装置。
  10. 前記演算手段は、演算したスイッチング周波数を予め設定した上限値と下限値との間に制限するリミッタを備えることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
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