JP5167669B2 - 液体供給装置及び液体吐出装置 - Google Patents

液体供給装置及び液体吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5167669B2
JP5167669B2 JP2007091995A JP2007091995A JP5167669B2 JP 5167669 B2 JP5167669 B2 JP 5167669B2 JP 2007091995 A JP2007091995 A JP 2007091995A JP 2007091995 A JP2007091995 A JP 2007091995A JP 5167669 B2 JP5167669 B2 JP 5167669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
storage chambers
ink
gas permeable
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007091995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008246889A (ja
Inventor
隆一郎 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007091995A priority Critical patent/JP5167669B2/ja
Priority to US12/058,357 priority patent/US7997710B2/en
Publication of JP2008246889A publication Critical patent/JP2008246889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5167669B2 publication Critical patent/JP5167669B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17553Outer structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17506Refilling of the cartridge
    • B41J2/17509Whilst mounted in the printer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、液体を供給する液体供給装置、及び、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドにおいて、インクカートリッジとインクジェットヘッドとの間に設けられたサブタンク(液体供給装置)からインクが供給されるものがある。例えば、特許文献1に記載のインクジェット記録装置においては、インクジェットヘッドとともにキャリッジに配置されたサブタンクからインクジェットヘッドにインクが供給されるように構成されている。そして、サブタンクの上面には大気連通孔が設けられており、サブタンクと大気連通孔との間には気体透過膜が配置されている。これにより、サブタンク内の気体が大気連通孔から外部に排出される。これにより、サブタンク内の液体を気体から分離することができ、インクジェットヘッドへの気体の侵入を回避することができる。
特開2006−247936号公報
ここで、特許文献1に記載のインクジェットヘッド記録装置は、キャリッジが往復移動するものであり、そのためサブタンク内のインクに圧力変動が生じ、この圧力変動によりインクジェットヘッドにおけるインクの吐出特性が変動してしまう虞がある。そこで、このようなインクの圧力変動を抑制するため、サブタンクにダンパ膜を設けることが考えられる。このとき、サブタンク内のインクの圧力変動を十分に吸収するためには、ダンパ膜の面積を大きくする必要がある。しかしながら、サブタンクに面積の大きいダンパ膜が設けられた場合には、その分だけ気体透過膜の面積が小さくなってしまい、サブタンク内の気体を十分に排出することができない虞がある。その結果、インクジェットヘッドにインクとともに気体が流れ込んでしまい、インクジェットヘッドにおけるインクの吐出特性が変動してしまう虞がある。また、ダンパ膜及び気体透過膜の両方の面積を大きくしようとすると、サブタンクが大型化してしまう。
本発明の目的は、大型化することなく、供給する液体中の気体を十分に外部に排出することが可能な液体供給装置、及び、このような液体供給装置を有する液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体供給装置は、鉛直方向に沿って配置された複数の液体貯留室と、複数の液体貯留室の上面及び下面の少なくともいずれか一方を画定するように設けられており、液体貯留室内の液体の圧力変動を抑制する複数のダンパ膜と、複数の液体貯留室に連通しており、複数の液体貯留室に液体を流入させる複数の液体流入流路と、複数の液体貯留室に連通しており、複数の液体貯留室内の液体を流出させる複数の液体流出流路と、複数の液体貯留室の上方に配置されており、複数の液体流入流路及び複数の液体排出流路内の気体が排出される排気流路と、排気流路内の気体を吸引して外部に排出する吸引手段と、複数の液体流入流路を画定する壁の一部となる、気体のみを透過させる複数の第1気体透過膜と、複数の液体排出流路を画定する壁の一部となる、気体のみを透過させる複数の第2気体透過膜とを備え、排気流路と複数の液体流入流路は、第1気体透過膜を介して連通しており、排気流路と複数の液体排出流路は、第2気体透過膜を介して連通している(請求項1)。
これによると、液体流入流路が第1気体透過膜を介して排気流路に連通しているため、液体流入流路内の気体が排気流路に排出される。また、液体流出流路が第2気体透過膜を介して排気流路に連通しているため、液体排出流路内の気体が排気流路に排出される。このように、液体流入流路と液体流出流路の両方から排気流路に気体を排出することができるので、十分な量の気体を排出でき、液体貯留室に流入・流出する液体から、確実に気体を分離することができる。しかも、気体透過膜が液体貯留室を画定するものではないので、液体貯留室を確定するダンパ膜の面積を十分に確保することができ、液体貯留室内の圧力変動を十分に減衰させることができる。
また、本発明の液体供給装置においては、複数の液体流入流路は、互いに同一平面上に位置するよう束ねられて延在する集束部分と、この集束部分から互いに分岐して複数の液体貯留室の各々に繋がる分離部分とを有しており、第1気体透過膜は、複数の液体流入流路の集束部分における壁を画定するものであることが好ましい(請求項2)。これによると、1枚の気体透過膜により複数の液体流入流路における収束部分の壁を画定することが可能となり、液体供給装置の製造コストを低減することができる。
また、本発明の液体供給装置においては、複数の液体排出流路は、複数の液体貯留室から互いに分離した状態で延出する分離部分と、この分離部分が集まって互いに同一平面上に位置するよう束ねられて延在する集束部分とを有しており、第2気体透過膜は、複数の液体排出流路の集束部分における壁を画定するものであることが好ましい(請求項3)。これによると、1枚の気体透過膜により複数の液体排出流路における収束部分の壁を画定することが可能となり、液体供給装置の製造コストを低減することができる。
また、本発明の液体供給装置においては、第1気体透過膜と第2気体透過膜とが、同一平面上に設けられていることが好ましい(請求項4)。これによると、第1気体透過膜及び第2気体透過膜の取り付けが容易になる。
このとき、複数の液体貯留室のうちの鉛直方向において最上位に位置する液体貯留室は、その上面がダンパ膜に仕切られており、このダンパ膜が第1気体透過膜及び第2気体透過膜と同一平面上に設けられていることが好ましい(請求項5)。これによると、第1気体透過膜及び第2気体透過膜に加え、ダンパ膜も同一平面上に位置するため、これらの取り付けが容易になる。また、本発明の液体供給装置においては、前記複数の液体流入流路及び前記複数の液体流出流路に対して1つの前記排気流路が設けられていることが好ましい(請求項6)。
本発明の液体吐出装置においては、複数のノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドに供給するための液体が充填された複数の液体カートリッジと、複数の液体カートリッジから液体吐出ヘッドに液体を供給する液体供給装置とを備えており、そして、液体供給装置は、鉛直方向に沿って配置された複数の液体貯留室と、複数の液体貯留室の上面及び下面の少なくともいずれか一方を画定するように設けられており、前記液体貯留室内の液体の圧力変動を抑制する複数のダンパ膜と、複数の液体カートリッジ及び複数の液体貯留室に連通しており、液体カートリッジに充填された液体を複数の液体貯留室に流入させる複数の液体流入流路と、複数の液体貯留室及び液体吐出ヘッドに連通しており、複数の液体貯留室内の液体を液体吐出ヘッドに流出させる複数の液体流出流路と、複数の液体貯留室の上方に配置されており、複数の液体流入流路及び複数の液体流出流路内の気体が排出される排気流路と、排気流路内の気体を吸引して外部に排出する吸引手段と、複数の液体流入流路を画定する壁の一部となる気体のみを透過させる複数の第1気体透過膜と、複数の液体排出流路を画定する壁の一部となる気体のみを透過させる複数の第2気体透過膜とを備え、排気流路と複数の液体流入流路は、第1気体透過膜を介して連通しており、排気流路と複数の液体排出流路は、第2気体透過膜を介して連通している(請求項)。
これによると、液体流入流路が第1気体透過膜を介して排気流路に連通しており、液体流入流路内の気体が排気流路に排出されるとともに、液体流出流路が第2気体透過膜を介して排気流路に連通しているため、液体排出流路内の気体が排気流路に排出される。このように、液体流入流路と液体流出流路の両方から排気流路に気体を排出することができるので、十分な量の気体を排出でき、液体貯留室に流入・流出する液体から、確実に気体を分離することができ、液体吐出ヘッドに気体が侵入して吐出特性に悪影響を及ぼすことが回避される。しかも、気体透過膜が液体貯留室を画定するものではないので、液体貯留室を確定するダンパ膜の面積を十分に確保することができ、液体貯留室内の圧力変動を十分に減衰させることができる。従って、液体貯留室の液体に生じる圧力変動を確実に抑制することができ、その圧力変動による吐出特性の悪化を回避できる。
また、本発明の液体吐出装置においては、液体供給装置が液体吐出ヘッドに固定されており、液体吐出ヘッドを水平面と平行に往復移動させる往復移動手段をさらに備えていることが好ましい(請求項)。これによると、往復移動手段により液体吐出ヘッドとともに液体供給装置が往復移動されると、液体貯留室内の液体に圧力変動が発生するが、ダンパ膜によりこの圧力変動を抑制することができる。
また、本発明の液体吐出装置においては、液体吐出ヘッド内のインクが排出される液体排出流路と、吸引手段を、排気流路に接続された状態及び複数の液体排出流路に接続された状態のいずれかに選択的に切り替える切り替え手段とをさらに備えていることが好ましい(請求項)。これによると、液体吐出装置に液体吐出ヘッド内の液体が排出される液体排出流路が設けられている場合に、気体排出流路内の気体を吸引するための吸引手段を、液体吐出ヘッド内の液体を吸引するための吸引手段としても使用することにより、これらの吸引手段を別々に設ける必要がなくなり、装置全体の構造を簡単にすることができる。また、本発明の液体吐出装置においては、前記複数の液体流入流路及び前記複数の液体流出流路に対して1つの前記排気流路が設けられていることが好ましい(請求項10)。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係るプリンタを上方から見たときの概略を示す概略構成図である。図1に示すように、プリンタ1(液体吐出装置)は、キャリッジ2(往復移動手段)、インクジェットヘッド3(液体吐出ヘッド)、サブタンク4(液体供給装置)、4本のチューブ5、4つのインクカートリッジ6、チューブ7、切り替え装置8、吸引キャップ9、吸引ポンプ10、インク受け部11などを備えている。
キャリッジ2は、図1の左右方向(走査方向)に(水平面と平行に)往復移動する。インクジェットヘッド3はキャリッジ2の下面に配置されており、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動しつつ、その下面に形成されたノズル95(図6参照)からインクを吐出する。
サブタンク4は、インクジェットヘッド3の上面に配置されており、インクジェットヘッド3にインクを供給する。4本のチューブ5は、それぞれ、一端が図1の左方からサブタンク4に接続されているとともに、他端が4つのインクカートリッジ6と接続されており、サブタンク4の後述するインク流入流路32a〜32d(図2参照)とインクカートリッジ6とを連通させている。
4つのインクカートリッジ6には、図1の左に配置されたものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが充填されており、これら4つのインクカートリッジ6に充填されたインクは、チューブ5を介してサブタンク4に供給される。そして、インクジェットヘッド3からはこれら4色のインクが吐出される。
そして、プリンタ1においては、図示しない用紙搬送ローラなどにより図1の下方(紙送り方向)に搬送される記録用紙Pに、キャリッジ2とともに往復移動するインクジェットヘッド3からインクを吐出することにより、記録用紙Pに印刷を行う。
チューブ7は、その一端がサブタンク4に接続されているとともに、他端が切り替え装置8に接続されており、切り替え装置8を介して、サブタンク4の後述する排気流路50(図2参照)と吸引ポンプ10とを連通させる。切り替え装置8は、チューブ7、吸引キャップ9及び吸引ポンプ10と接続されており、吸引ポンプ10とチューブ7とが接続された状態、及び、吸引ポンプ10と吸引キャップ9とが接続された状態のいずれかの状態に選択的に切り替え可能となっている。
吸引キャップ9は、平面視で、キャリッジ2が走査方向に移動可能な範囲の、図中右端部付近に重なる位置に配置されている。そして、吸引キャップ9は、キャリッジ2が走査方向に移動してインクジェットヘッド3が吸引キャップ9と対向する位置にきたときに上方(図1の紙面手前方向)に移動してインクジェットヘッド3の下面を覆う。これにより、ノズル95(図6参照)が吸引キャップ9により覆われ、この状態で、吸引ポンプ10により、ノズル95からインクジェットヘッド3内のインクが吸引される。
吸引ポンプ10は、切り替え装置8を介してチューブ7及びサブタンク4のいずれかと選択的に接続される。そして、切り替え装置8により吸引ポンプ10とチューブ7とが接続されたときには、チューブ7内の気体を吸引してチューブ7内及びチューブ7に連通する排気流路50(図2参照)内の圧力を低下させる。一方、切り替え装置8により吸引ポンプ10と吸引キャップ9とが接続されたときには、吸引キャップ9によりインクジェットヘッド3の下面が覆われている状態で、インクジェットヘッド3と吸引キャップ9とによって囲まれた空間内の気圧を低下させて、ノズル95(図6参照)からインクジェットヘッド3内のインクを吸引する。
このように、プリンタ1に切り替え装置8が設けられており、切り替え装置8により、吸引ポンプ10とチューブ7とが接続された状態、及び、吸引ポンプ10と吸引キャップ9とが接続された状態を選択的に切り替えることができるので、切り替え装置8により上記切り替えを行うことにより、吸引ポンプ10を、チューブ7内の空気を吸引するための吸引ポンプとインクジェットヘッド3内のインクを吸引するための吸引ポンプとの両方として使用することができる。したがって、これらの吸引ポンプを別々に設ける必要がない。
インク受け部11は、平面視で、キャリッジ2が走査方向に移動可能な領域の、図中左端部付近に重なる位置配置されている。これは、印字中にフラッシング処理を行わせる際に、インクジェットヘッド3から吐出されたインクを受けるものであり、吸収体等を有して構成されている。フラッシング処理を行わせるときは、キャリッジ2が走査方向に移動して、インクジェットヘッド3がインク受け部11と対向する位置にきたときに、インクジェットヘッド3のノズル95(図6参照)からインクを吐出させる。これにより、吐出機会の少ないノズル95におけるインクの乾燥が防止される。
次に、サブタンク4について詳細に説明する。図2は図1のサブタンク4の平面図である。図3は図2の流路部材の平面図である。図4は図2の排気部材の平面図である。図5は図2の断面図であり、(a)がA−A線断面図、(b)がB−B線断面図、(c)がC−C線断面図、(d)がD−D線断面図である。なお、図2においては、後述する流路部材21の上面に配置された排気部材22の外形を一点鎖線で図示するとともに、排気部材22の内部に形成された後述する排気流路50を二点鎖線で図示している。また、実際には、排気部材22の図2の上側及び左右両側の外形線は、平面視で流路部材21の外形線と重なる位置にあるが、排気部材22の外形を分かりやすくするため、図2においては排気部材22の外形を一回り小さく図示している。
図2〜図5に示すように、サブタンク4は、インクジェットヘッド3の上面に配置されており、インクカートリッジ6から供給されたインクをインクジェットヘッド3に供給するためのインク流路が形成された流路部材21と、流路部材21の上面に配置されており、流路部材21のインク流路内の気体を外部に排出するための排気流路が形成された排気部材22とを有している。
流路部材21は、インク貯留室34a〜34d、インク供給口31a〜31d、インク流入流路32a〜32d、及びインク排出流路33a〜33dを有している。
インク貯留室34a〜34dは、略長方形の平面形状を有しており、鉛直方向(図5の上下方向)に沿って、上から34b、34a、34d、34cの順に配置されている。また、インク貯留室34aと34b、及び、インク貯留室34cと34dとは、それぞれ隔壁38、39によって仕切られている。
さらに、インク貯留室34b、34dの上端部には、それぞれダンパ膜37b、37dが貼り付けられており、ダンパ膜37b、37dがインク貯留室34b、34dの上面を画定する壁となっている。また、インク貯留室34a、34cの下端部にはそれぞれダンパ膜37a、37cが貼り付けられており、ダンパ膜37a、37cがインク貯留室34a、34cの下面を画定する壁となっている。
そして、インク貯留室34a〜34dには、それぞれインク流入流路32a〜32dからインクが供給され、インク貯留室34a〜34dに貯留されたインクは、それぞれ、インク流出流路33a〜33dを介してインクジェットヘッド3に供給される。
ここで、プリンタ1において印刷を行う際には、キャリッジ2は、前述したように図1の右方への移動と左方への移動とを繰り返すことによって走査方向に往復移動するが、キャリッジ2が右方に移動している状態から左方に移動している状態に切り替わるとき、及び、図1の左方に移動している状態から右方に移動している状態に切り替わるときに、それぞれ一旦停止してから移動方向が変化することになる。
そして、前述したように、チューブ5は図1の左方からサブタンク4に接続されているため、キャリッジ2が右方に移動している状態から停止したとき、及び、停止した状態から左方に移動し始めるときに、慣性力によりチューブ5内のインクが右方に移動してサブタンク4内に流れ込み、インク貯留室34a〜34d内の圧力が増加する。
一方、キャリッジが左方に移動している状態から停止するとき、及び、停止した状態から右方に移動し始めるときに、慣性力によりチューブ5内のインクが左方に移動してサブタンク4内のインクがチューブ5に流れ出ることにより、インク貯留室34a〜34d内のインクの圧力が低下する。
しかしながら、本実施の形態においては、インク貯留室34a〜34dの壁の一部が、ダンパ膜37a〜37dとなっているので、インク貯留室34a〜34d内のインクに上述したように圧力変動が生じたときに、ダンパ膜37a〜37dが変形することにより、この圧力変動が抑制される。
インク供給口31a〜31dは、流路部材21の図2の右下端部付近に、図1の上下方向に略等間隔で配置されており、インク供給口31a〜31dに、前述したチューブ5がそれぞれ接続される。これにより、インク供給口31a〜31dにはそれぞれ、インクカートリッジ6から、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが供給される。
インク流入流路32a〜32dは、それぞれ収束部41a〜41d及び分離部42a〜42dを有している。収束部41aはインク供給口31aに連通しており、インク供給口31aから図2の上方に延びている。収束部41b〜41dは、それぞれインク供給口31b〜31dに連通しており、インク供給口31b〜31dから図2の左方に延びているとともに途中でほぼ直角に折れ曲がって図2の上方に延びている。
これにより、収束部41a及び収束部41b〜41dの上方に延びている部分は、図2の左右方向に関して短い略等間隔に配置される(束ねられて配置されている)。また、収束部41a〜41dの上端部は、インク貯留室34bの上端部とほぼ同じ高さに位置している(収束部41a〜41dは同一平面上に位置している)。また、流路部材21上面(図5の上面)の平面視で収束部41a〜41dのインク供給口31a〜31dと反対側の端部に重なる部分は、インクは透過させず、気体のみを透過させる気体透過膜61が貼り付けられており、気体透過膜61が収束部41a〜41dのこの部分における上面(図5の上面)を画定する壁となっている。これにより、収束部41a〜41d中の気体は、気体透過膜61を介して、後述する個別排気室51a〜51dに排出される。このとき、気体透過膜61が設けられていることにより、個別排気室51a〜51dに収束部41a〜41d中のインクが流れ込むことはない。
このように、収束部41a〜41dが同一平面上に位置していることから、1つの気体透過膜61により収束部41a〜41dの上面を画定する壁を形成することができる。これにより、収束部41a〜41dに個別に気体透過膜を設ける必要がなく、サブタンク4の製造コストを低減することができる。
分離部42aは、収束部41aのインク供給口31aと反対側の端部から図2の右上方に平面視でインク貯留室34a〜34dに隣接する位置まで延びているとともに、図5(a)の下方に折れ曲がってインク貯留室34aと同じ高さまで延び、さらに図5(a)の左方に折れ曲がってインク貯留室34aの右端部に接続されている。分離部42bは、収束部42bのインク供給口31bと反対側の端部から図2の右上方に延び、図5(b)におけるインク貯留室34aの右端部に接続されている。
分離部42cは、収束部41cのインク供給口31cと反対側の端部から図2の左上方に平面視でインク貯留室34a〜34dに隣接する位置まで延びているとともに、図5(c)の下方に折れ曲がってインク貯留室34cと同じ高さまで延び、さらに図5(c)の左方に折れ曲がってインク貯留室34cの右端部に接続されている。分離部42dは、収束部41dのインク供給口31dと反対側の端部から図2の左上方に平面視でインク貯留室34a〜34dに隣接する位置まで延びているとともに、図5(d)の下方に折れ曲がってインク貯留室34dと同じ高さまで延び、さらに図5(d)の左方に折れ曲がってインク貯留室34dの右端部に接続されている。すなわち、分離部42a〜42dは、収束部41a〜41dから互いに分岐して、それぞれ液体貯留室34a〜34dに繋がっている。
インク流出流路33a〜33dは、それぞれ分離部43a〜43d及び収束部44a〜44dを有している。分離部43a〜43dは、それぞれ液体貯留室34a〜34dの図5の左端部に接続されているとともに液体貯留室34a〜34dの左端部から図5の左方に互いに異なる高さで延びている。すなわち、液体貯留室34a〜34dから互いに分離した状態で延出している。
収束部44a〜44dは、図5のインク貯留室34a〜34dの左側に隣接しているとともに、走査方向に互いに隣接して(束ねられて)配置されている。また、収束部44a〜44dは、それぞれその側面において分離部43a〜43dと接続されているとともに、上下方向に延びている。そして、収束部44a〜44dの上端部は、インク流入流路31a〜31dの収束部41a〜41dと同じ高さに位置している(同一平面上に位置している。すなわち、収束部44a〜44は、分離部43a〜43dが集まって互いに同一平面上に位置するように束ねられて延在している。
収束部44a〜44dの上端部には気体透過膜62が貼り付けられており、気体透過膜62が収束部44a〜44dの上面(図5における上面)を画定する壁となっている。これにより、収束部44a〜44d内の気体は、気体透過膜62を介して後述する個別排気室53a〜53dに排出される。このとき、気体透過膜62が設けられていることにより、個別排気室53a〜53dに収束部44a〜44d内のインクが流れ込むことはない。
このように、収束部44a〜44dの上端部が同一平面上に位置しているので、1つの気体透過膜62により、収束部44a〜44dの上面を画定する壁を形成することができる。これにより、収束部44a〜44dに個別に気体透過膜を設ける必要がなく、サブタンク4の製造コストを低減することができる。
さらに、前述した、インク流入流路32a〜32dの収束部41a〜41dの上端部、、インク流出流路33a〜33dの収束部44a〜44dの上端部、及び、インク貯留室34a〜34dの中で鉛直方向に関して最上位に位置するインク貯留室34bの上端部が同一平面上に位置していることから、気体透過膜61、62及びダンパ膜37bの貼り付けが容易になる。
また、収束部44a〜44dの下端部は、インク貯留室34cよりも下方に位置しており、収束部44a〜44dの下端部にはインク流出口45a〜45dが形成されている。インク流出口45a〜45dは、インクジェットヘッド3の後述するインク供給口89に接続されており、サブタンク4内のインクはインク流出口45a〜45dからインクジェットヘッド3に供給される。
排気部材22は、個別排気室51a〜51d、53a〜53d、連通孔52a〜52d、54a〜54d、共通排気室55及び吸引流路56を有している。個別排気室51a〜51dは、収束部41a〜41dの図5の左端部の上方に配置されており、気体透過膜61を介して収束部41a〜41dにそれぞれ連通している。貫通孔52a〜52dは、個別排気室51a〜51dの上端から上方に共通排気室55の下端まで延びており、個別排気室51a〜51dと共通排気室55とを連通させている。
個別排気室53a〜53dは、収束部44a〜44dの上方に位置しており、平面視で収束部44a〜44dと同様の形状を有している。そして、個別排気室53a〜53dは、気体透過膜62を介して収束部44a〜44dとそれぞれ連通している。連通孔54a〜54dは個別排気室53a〜53dの上端から上方に共通排気室55の下端まで延びており、個別排気室53a〜53dと共通排気室55とを連通させている。
共通排気室55は、個別排気室51a〜51d、53a〜53dの上方に、平面視で個別排気室51a〜51d、53a〜53d、及び、インク貯留室34a〜34dに重なる領域にわたって連続的に延在している。吸引流路56は共通排気流路55の図2における下端部から図2の下方に延びており、その先端に吸引口56aが設けられている。吸引口56aにはチューブ7が接続される。
このように、排気部材23においては、個別排気流路51a〜51d、53a〜53d、連通孔52a〜52d、54a〜54d、共通排気室55及び吸引流路56が、互いに連通して排気流路50を構成している。そして、吸引ポンプ10は、切り替え装置8によりチューブ7と吸引ポンプ10とが接続された状態で、吸引口56aからチューブ7を介して排気流路50内の気体を吸引する。
次に、インクカートリッジ6からサブタンク4にインクが供給され、さらにサブタンク4からインクジェットヘッド3にインクが供給される際のインクの流れについて説明する。
インクカートリッジ6に充填されたインクはチューブ5を介してインク供給口31a〜31dからサブタンク4に供給される。インク供給口31a〜31dから供給されたインクはインク流入流路31a〜31dの収束部41a〜41d及び分離部42a〜42dを流れてインク貯留室34a〜34dに供給される。このとき、収束部41a〜41dが気体透過膜61を介して個別排気室51a〜51dと連通しているとともに、吸引ポンプ10により排気流路50内の気体が吸引されているため、収束部41a〜41d中の気体が、個別排気室51a〜51dに排出される。
インク貯留室34a〜34d内のインクは、インク流出流路33a〜33dの分離部43a〜43d及び収束部44a〜44dを流れて、収束部44a〜44dの下端部に形成されたインク流出口45a〜45dからインク供給口89に流れ込む。
このとき、収束部44a〜44dは、気体透過膜62を介して個別排気室53a〜53dに連通しているとともに、吸引ポンプ10により排気流路50内の気体が吸引されているので、収束部44a〜44d中の気体は個別排気室53a〜53dに排出される。したがって、収束部44a〜44d内のインクがインクジェットヘッド3に供給される際に、収束部44a〜44d中の気体がインクジェットヘッド3に流れ込んでしまうのが防止され、これにより、インクジェットヘッド3においてインクの吐出特性が変動してしまうのが防止される。
ここで、前述したように、インク貯留室34a〜34d内の圧力変動を十分に抑制するためには、ダンパ膜37a〜37dの面積を大きくする必要がある。そして、本実施の形態のように、サブタンク4が、インク貯留室34a〜34dが鉛直方向に沿って配置されているとともに、インク貯留室34a〜34dの上面又は下面がダンパ膜37a〜37dにより画定されているとともに、インク貯留室34a〜34dの上方に排気流路50が配置された構造の場合、ダンパ膜37a〜37dの面積を大きくすると、その分、収束部41a〜41dと個別排気室51a〜51dとが連通する部分の面積、及び、収束部44a〜44dと個別排気室53a〜53dとが連通する部分の面積が小さくなってしまう。
このとき、気体透過膜61及び個別排気室51a〜51dが設けられておらず、収束部41a〜41d中の気体が排気流路50に排出されていない場合には、液体排出流路33a〜33dの収束部44a〜44dと個別排気室53a〜53dとが連通する部分の面積が小さいため、収束部44a〜44d中の気体を十分に個別排気室53a〜53dに排出することができず、収束部44a〜44dからインクジェットヘッド3にインクが供給される際に、収束部44a〜44d中の気体がインクジェットヘッド3に流れ込んでしまい、インクジェットヘッド3におけるインクの吐出特性が変動してしまう虞がある。
しかしながら、本実施の形態では、収束部41a〜41dが気体透過膜61を介して個別排気室51a〜51dと連通しているため、収束部41a〜41d中の気体が、個別排気室51a〜51dに排出される。これにより、収束部41a〜41dから分離部42a〜42dに流れ込むインク、つまり、インク流入流路32a〜32dからインク貯留室34a〜34dに流れ込み、インク貯留室34a〜34dからインク排出流路33a〜33dに流出するインク中の気体の量は少なくなる。
したがって、収束部44a〜44dと個別排気室53a〜53dとが連通する部分の面積が小さく、収束部44a〜44dから個別排気室53a〜53dに排出される気体の量が少なくても、収束部44a〜44d中の気体は十分に個別排気室53a〜53dに排出されることとなり、収束部44a〜44dからインクジェットヘッド3に気体が流れ込んでしまうのを確実に防止することができる。
次に、インクジェットヘッド3について説明する。図6は図1のインクジェットヘッド3の平面図である。図7は図6の部分拡大図である。図8は図7のVIII−VIII線断面図である。図9は図7のIX−IX線断面図である。ただし、図面を分かりやすくするため、図6においては後述する圧力室90、貫通孔92〜94の図示を省略するとともに、ノズル95を実際よりも大きく図示している。
図6〜図9に示すように、インクジェットヘッド3は、圧力室90などのインク流路が形成された流路ユニット65と、流路ユニット65の上面に配置された圧電アクチュエータ66とを有している。
流路ユニット65は、上から順にキャビティプレート71、ベースプレート72、マニホールドプレート73及びノズルプレート74の4枚のプレートが互いに積層されることによって構成されている。これら4枚のプレート71〜74のうち、ノズルプレート74を除く3枚のプレート71〜73は、ステンレスなどの金属材料からなり、ノズルプレート74は、ポリイミドなどの合成樹脂材料からなる。あるいは、ノズルプレート74も他の3枚のプレート71〜73と同様、金属材料によって構成されていてもよい。
ノズルプレート74には、複数のノズル95が形成されている。複数のノズル95は、紙送り方向(図6の上下方向)にそって配列されてノズル列88を構成しており、このようなノズル列88が走査方向(図6の左右方向)に4列に配置されている。これら4つのノズル列88を構成するノズル95からは、図6の左側のノズル列88を構成しているものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。
キャビティプレート71には、複数のノズル95に対応して複数の圧力室90が形成されている。圧力室90は走査方向を長手方向とする略楕円の平面形状を有しており、平面視で圧力室90の右端部がノズル95と重なるように配置されている。ベースプレート72には、平面視で圧力室90の長手方向の両端部に重なる位置に、それぞれ貫通孔92、93が形成されている。
マニホールドプレート73には、4つのノズル列88に対応してノズル列88の左側に紙送り方向に延びた4つのマニホールド流路91が形成されている。各マニホールド流路91は、平面視で、対応する圧力室90の略左半分と重なっている。各マニホールド流路91の図6の上端部にはそれぞれインク供給口89が設けられている。インク供給口89は、前述したようにサブタンク4のインク流出口45a〜45dと接続されており、サブタンク4内のインクがインク供給口89からマニホールド流路91に供給される。また、マニホールドプレート73には、平面視で貫通孔93とノズル95とに重なる位置に、貫通孔94が形成されている。
そして、流路ユニット65においては、マニホールド流路91が貫通孔92を介して圧力室90に連通し、圧力室90はさらに貫通孔93、94を介してノズル95に連通する。このように流路ユニット65には、マニホールド流路91の出口から圧力室90を経てノズル95に至る複数の個別インク流路が形成されている。
圧電アクチュエータ66は、振動板81、圧電層82及び複数の個別電極83を有している。振動板81は金属材料などの導電性材料からなり、複数の圧力室90を覆うようにキャビティプレート71の上面に接合されている。また、導電性を有する振動板81は、後述するように圧電層82の個別電極83との間に配置された部分に電界を作用させるための共通電極を兼ねており、図示しないドライバICに接続されて常にグランド電位に保持されている。
圧電層82は、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との混晶であり、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛を主成分とする圧電材料からなり、振動板81の上面に複数の圧力室90にまたがって連続的に配置されている。また、圧電層82は予めその厚み方向に分極されている。
複数の個別電極83は、圧電層82の上面に複数の圧力室90に対応して設けられている。個別電極83は、圧力室90よりも一回り小さい略楕円の平面形状を有しており、平面視で、圧力室90の略中央部に重なる位置に配置されている。また個別電極83の長手方向における一端部(図7の左端部)は、平面視で圧力室90と重ならない位置まで左方に延びており、その先端部が接点83aとなっている。接点83aには、図示しないフレキシブルプリント基板(FPC)等の配線部材を介して図示しないドライバICが接続される。そして、ドライバICにより、複数の個別電極83に選択的に駆動電位が付与される。
ここで、圧電アクチュエータ66の駆動方法について説明する。圧電アクチュエータ66においては、複数の個別電極83の電位は、図示しないドライバICにより予めグランド電位に保持されている。そして、ドライバICにより複数の個別電極83のいずれかに駆動電位が付与されると、駆動電位が付与された個別電極83とグランド電位に保持された共通電極としての振動板81との間に電位差が発生し、圧電層82のこの個別電極83と振動板81とに挟まれた部分に厚み方向の電界が発生する。この電界の向きは圧電層82の分極方向と平行であるため、圧電層82のこの部分は分極方向と直交する水平方向に収縮する。これに伴って、振動板81及び圧電層82の駆動電位が付与された個別電極83に対応する圧力室90に対向する部分が全体として圧力室90に向かって凸となるように変形し、この圧力室90内の容積が減少する。これにより、圧力室90内のインクの圧力が上昇し、圧力室90に連通するノズル95からインクが吐出される。
以上に説明した、実施の形態によると、液体流入流路32a〜32dの収束部41a〜41dが気体透過膜61を介して個別排気室51a〜51dに連通しており、収束部41a〜41d内の気体が個別排気室51a〜51dに排出されるとともに、液体流出流路33a〜33dの収束部44a〜44dが気体透過膜62を介して個別排気室53a〜53dに連通しているため、収束部44a〜44d内の気体が個別排気室53a〜53dに排出される。
このように、液体流入流路32a〜32dと液体流出流路33a〜33dの両方から排気流路50に気体を排出することができるので、十分な量の気体を排出でき、液体貯留室34a〜34dに流入・流出する液体から、確実に気体を分離することができ、インクジェットヘッド3内に気体が侵入して吐出特性に悪影響を及ぼすことが回避される。しかも、気体透過膜61、62が液体貯留室34a〜34dを画定するものではないので、液体貯留室34a〜34dを確定するダンパ膜37a〜37dの面積を十分に確保することができ、液体貯留室34a〜34d内の圧力変動を十分に減衰させることができる。従って、液体貯留室の34a〜34d液体に生じる圧力変動を確実に抑制することができ、その圧力変動による吐出特性の悪化を回避できる。
また、収束部41a〜41dの上端部、及び、収束部44a〜44dの上端部がそれぞれ同一平面上に位置しているため、1枚の気体透過膜61により収束部41a〜41dの上面を画定する壁を形成し、1枚の気体透過膜62により収束部44a〜44dの上面を画定する壁を形成することが可能となる。これにより、収束部41a〜41d及び収束部44a〜44dにそれぞれ個別に気体透過膜を設ける場合と比較して、気体透過膜の枚数を減らすことができ、サブタンク4の製造コストを低減することができる。
また、気体透過膜61、62及びダンパ膜37bがそれぞれ貼り付けられる、収束部41a〜41dの上端部、収束部44a〜44dの上端部、及び、インク貯留室34bの上端部が同一平面上に位置しているため、気体透過膜61、62及びダンパ膜37bの貼り付けが容易になる。
また、キャリッジ2が走査方向に往復移動する際に、インク貯留室34a〜34d内のインクに圧力変動が生じるが、インク貯留室34a〜34dにそれぞれダンパ膜37a〜37dが設けられているため、ダンパ膜37a〜37dが変形することにより、インク貯留室34a〜34d内の圧力変動を抑制することができる。
また、プリンタ1に切り替え装置8が設けられており、切り替え装置8により吸引ポンプ10とチューブ7とが接続された状態、及び、吸引ポンプ10と吸引キャップ9とが接続された状態とを選択的に切り替えることにより、吸引ポンプ10を排気流路50内の気体を吸引するための吸引ポンプと、吸引キャップ9からインクジェットヘッド3内のインクを吸引するための吸引ポンプとの両方に使用することができるため、これらの吸引ポンプを別々に設ける必要がない。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、本実施の形態と同様の構成を有するものについては同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
本実施の形態では、排気流路50は、インク流入流路32a〜32dの収束部分41a〜41dに連通する個別排気室51a〜51d、及び、インク流出流路33a〜33dの収束部分44a〜44dに連通する個別排気室53a〜53dが、それぞれ連通孔52a〜52d、54a〜54dを介して共通排気室55に連通した構成となっていたが、排気流路は、これには限られず、インク流入流路32a〜32d及びインク流出流路33a〜33dに連通するものであれば、他の構成であってもよい。
例えば、一変形例では、図10に示すように、排気部材102に、平面視で気体透過膜61、62、ダンパ膜37a〜37dと重なる領域にわたって連続的に延在する1つの共通排気室105が設けられている(変形例1)。この場合でも、インク流入流路32a〜32dの収束部41a〜41d内の気体は気体透過膜61を透過して共通排気室105に排出され、インク流出流路33a〜33dの収束部44a〜44d内の気体は気体透過膜62を透過して共通排気室105に排出される。なお、この場合には、共通排気室105及び吸引流路56が、本発明に係る排気流路に相当する。
また、本実施の形態では、収束部41a〜41dの上端部、収束部44a〜44dの上端部及びインク貯留室34bの上端部が、全て同一平面上にあり、気体透過膜61、62及びダンパ膜37bが同一平面上に配置されていたが、これらが互いに異なる高さに配置されていてもよい。
また、本実施の形態では、インク貯留室34b、34dの上面がダンパ膜37b、37dによって画定されており、インク貯留室34a、34cの下面がそれぞれダンパ膜37a、37cによって画定されていたが、ダンパ膜は、インク貯留室34a〜34dの上面及び下面の少なくとも一方を画定するように設けられていればよい。
また、本実施の形態では、インク流入流路32a〜32dの収束部41a〜41dの上端部、及び、インク流出流路33a〜33dの収束部44a〜44dの上端部が、それぞれ同一平面上に位置しており、収束部41a〜41d及び収束部44a〜44dの上端部にそれぞれ気体透過膜61、62が貼り付けられていたが、インク流入流路32a〜32dに同一平面上に位置する部分がなく、インク流入流路32a〜32dの壁の一部分が別々の気体透過膜によって構成されていてもよい。あるいは、インク流出流路33a〜33dに同一平面上に位置する部分がなく、インク流出流路33a〜33dの壁の一部分が別々の気体透過膜によって構成されていてもよい。
また、本実施の形態においては、切り替え手段8により、吸引ポンプ10とチューブ7とが接続された状態、及び、吸引ポンプ10と吸引キャップ9とが接続された状態とを切り替えていたが、切り替え手段8が設けられておらず、チューブ7に接続される吸引ポンプと吸引キャップ9に接続される吸引ポンプとが別々に設けられていてもよい。
また、本実施の形態においては、プリンタ1は、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動しつつ、ノズル95からインクを吐出して印刷を行うシリアル式のインクジェットヘッド3を有するプリンタであったが、走査方向に関して記録用紙Pの全域にわたってノズルが配置されたライン式のインクジェットヘッドを有するプリンタに本発明を適用することも可能である。
また、以上の説明では、本発明をノズルからインクを吐出することによって印刷を行うプリンタ及びインクジェットヘッドに設けられたサブタンクに適用した例について説明したが、これには限られず、本発明を、インク以外の液体を供給する液体供給装置、及びインク以外の液体を吐出する液体吐出装置に適用することも可能である。
本発明における実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。 図1のサブタンクの平面図である。 図2の流路部材の平面図である。 図2の排気部材の平面図である。 図2の断面図であり、(a)がA−A線断面図、(b)がB−B線断面図、(c)が−C線断面図、(d)がD−D線断面図である。 図1のインクジェットヘッドの平面図である。 図6の部分拡大図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 図7のIX−IX線断面図である。 変形例1の図5相当の断面図である。
符号の説明
1 プリンタ
2 キャリッジ
3 インクジェットヘッド
4 サブタンク
6 インクカートリッジ
8 切り替え装置
9 吸引キャップ
10 吸引ポンプ
32a〜32d インク流入流路
33a〜33d インク流出流路
34a〜34d インク貯留室
37a〜37d ダンパ膜
41a〜41d 収束部
42a〜42d 分離部
43a〜43d 分離部
44a〜44d 収束部
50 排気流路
51a〜51d 個別排気室
52a〜52d 連通孔
53a〜53d 個別排気室
54a〜54d 連通孔
55 共通排気室
56 吸引流路
61 気体透過膜
62 気体透過膜
105 共通排気室

Claims (10)

  1. 鉛直方向に沿って配置された複数の液体貯留室と、
    前記複数の液体貯留室の上面及び下面の少なくともいずれか一方を画定するように設けられており、前記液体貯留室内の液体の圧力変動を抑制する複数のダンパ膜と、
    前記複数の液体貯留室に連通しており、前記複数の液体貯留室に液体を流入させる複数の液体流入流路と、
    前記複数の液体貯留室に連通しており、前記複数の液体貯留室内の液体を流出させる複数の液体流出流路と、
    前記複数の液体貯留室の上方に配置されており、前記複数の液体流入流路及び前記複数の液体排出流路内の気体が排出される排気流路と、
    前記排気流路内の気体を吸引して外部に排出する吸引手段と、
    前記複数の液体流入流路を画定する壁の一部となる、気体のみを透過させる複数の第1気体透過膜と、
    前記複数の液体排出流路を画定する壁の一部となる、気体のみを透過させる複数の第2気体透過膜とを備え、
    前記排気流路と前記複数の液体流入流路は、前記第1気体透過膜を介して連通しており、前記排気流路と前記複数の液体排出流路は、前記第2気体透過膜を介して連通していることを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記複数の液体流入流路は、互いに同一平面上に位置するよう束ねられて延在する集束部分と、この集束部分から互いに分岐して前記複数の液体貯留室の各々に繋がる分離部分とを有しており、前記第1気体透過膜は、前記複数の液体流入流路の前記集束部分における壁を画定するものであることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 前記複数の液体排出流路は、前記複数の液体貯留室から互いに分離した状態で延出する分離部分と、この分離部分が集まって互いに同一平面上に位置するよう束ねられて延在する集束部分とを有しており、前記第2気体透過膜は、前記複数の液体排出流路の前記集束部分における壁を画定するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体供給装置。
  4. 前記第1気体透過膜と前記第2気体透過膜とが、同一平面上に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体供給装置。
  5. 前記複数の液体貯留室のうちの鉛直方向において最上位に位置する液体貯留室は、その上面が前記ダンパ膜に仕切られており、このダンパ膜が前記第1気体透過膜及び前記第2気体透過膜と同一平面上に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の液体供給装置。
  6. 前記複数の液体流入流路及び前記複数の液体流出流路に対して1つの前記排気流路が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液体供給装置。
  7. 複数のノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに供給するための液体が充填された複数の液体カートリッジと、
    前記複数の液体カートリッジから前記液体吐出ヘッドに液体を供給する液体供給装置とを備えており、
    前記液体供給装置は、
    鉛直方向に沿って配置された複数の液体貯留室と、
    前記複数の液体貯留室の上面及び下面の少なくともいずれか一方を画定するように設けられており、前記液体貯留室内の液体の圧力変動を抑制する複数のダンパ膜と、
    前記複数の液体カートリッジ及び前記複数の液体貯留室に連通しており、前記液体カートリッジに充填された液体を前記複数の液体貯留室に流入させる複数の液体流入流路と、
    前記複数の液体貯留室及び前記液体吐出ヘッドに連通しており、前記複数の液体貯留室内の液体を前記液体吐出ヘッドに流出させる複数の液体流出流路と、
    前記複数の液体貯留室の上方に配置されており、前記複数の液体流入流路及び前記複数の液体流出流路内の気体が排出される排気流路と、
    前記排気流路内の気体を吸引して外部に排出する吸引手段と、
    前記複数の液体流入流路を画定する壁の一部となる気体のみを透過させる複数の第1気体透過膜と、
    前記複数の液体排出流路を画定する壁の一部となる気体のみを透過させる複数の第2気体透過膜とを備え、
    前記排気流路と前記複数の液体流入流路は、前記第1気体透過膜を介して連通しており、
    前記排気流路と前記複数の液体排出流路は、前記第2気体透過膜を介して連通していることを特徴とする液体吐出装置。
  8. 前記液体供給装置が前記液体吐出ヘッドに固定されており、
    前記液体吐出ヘッドを水平面と平行に往復移動させる往復移動手段をさらに備えていることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記液体吐出ヘッド内のインクが排出される液体排出流路と、
    前記吸引手段を、前記排気流路に接続された状態及び前記複数の液体排出流路に接続された状態のいずれかに選択的に切り替える切り替え手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項7又は8に記載の液体吐出装置。
  10. 前記複数の液体流入流路及び前記複数の液体流出流路に対して1つの前記排気流路が設けられていることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の液体供給装置。
JP2007091995A 2007-03-30 2007-03-30 液体供給装置及び液体吐出装置 Expired - Fee Related JP5167669B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007091995A JP5167669B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 液体供給装置及び液体吐出装置
US12/058,357 US7997710B2 (en) 2007-03-30 2008-03-28 Liquid supply apparatus and liquid discharge apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007091995A JP5167669B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 液体供給装置及び液体吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008246889A JP2008246889A (ja) 2008-10-16
JP5167669B2 true JP5167669B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=39793558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007091995A Expired - Fee Related JP5167669B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 液体供給装置及び液体吐出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7997710B2 (ja)
JP (1) JP5167669B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4941483B2 (ja) 2009-02-25 2012-05-30 ブラザー工業株式会社 ダンパー装置
JP5504736B2 (ja) * 2009-07-31 2014-05-28 カシオ計算機株式会社 吐出ノズル、及び吐出装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4771295B1 (en) * 1986-07-01 1995-08-01 Hewlett Packard Co Thermal ink jet pen body construction having improved ink storage and feed capability
ES2236379T3 (es) * 1993-07-20 2005-07-16 Canon Kabushiki Kaisha Aparato para la impresion por chorros de tinta que utiliza un dispositivo de impresion con un cartucho para tinta que presenta un elemento inductor de tinta.
DE69528778T3 (de) * 1994-08-24 2009-12-24 Canon K.K. Tintenbehälter für Tintenstrahldrucker, Halter für den Behälter, Druckwagen für den Halter und Tintenstrahldrucker
JP3347688B2 (ja) * 1999-05-31 2002-11-20 キヤノン株式会社 インクタンク、インクジェットカートリッジ、およびインクジェット記録装置
CA2310181C (en) * 1999-05-31 2004-06-22 Canon Kabushiki Kaisha Ink tank, ink-jet cartridge, ink-supplying apparatus, ink-jet printing apparatus and method for supplying ink
JP2001301192A (ja) * 2000-04-24 2001-10-30 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2002144576A (ja) * 2000-11-17 2002-05-21 Canon Inc 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置
JP3658373B2 (ja) * 2002-02-22 2005-06-08 キヤノン株式会社 液体貯蔵容器、インクジェットカートリッジ、および、インクジェット記録装置
JP2004009450A (ja) 2002-06-05 2004-01-15 Canon Inc インクジェット記録装置
US7004207B2 (en) * 2004-01-16 2006-02-28 More Energy Ltd. Refilling system for a fuel cell and method of refilling a fuel cell
JP4729948B2 (ja) 2005-03-09 2011-07-20 ブラザー工業株式会社 液体供給装置、この液体供給装置を備えたインクジェット記録装置
WO2006121109A1 (ja) * 2005-05-13 2006-11-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7997710B2 (en) 2011-08-16
US20080239041A1 (en) 2008-10-02
JP2008246889A (ja) 2008-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11376851B2 (en) Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
JP4877213B2 (ja) 液滴噴射装置
JP5900105B2 (ja) 液滴吐出ヘッド
WO2019176211A1 (ja) 液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置
JP6413558B2 (ja) 液体吐出装置
JP5024324B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出装置における液体充填方法
JP2022107048A (ja) 液滴噴射装置
JP4905299B2 (ja) 液体吐出装置
JP5003353B2 (ja) 液体吐出装置
JP7298147B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP6459333B2 (ja) 液体吐出装置
JP2017177334A (ja) 流路部材、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP5167669B2 (ja) 液体供給装置及び液体吐出装置
JP4998149B2 (ja) 液体吐出装置
JP6288335B2 (ja) 液体噴射ヘッド、および、液体噴射装置
JP6384069B2 (ja) 液体吐出装置
JP2010125635A (ja) 吸引キャップ装置及びキャップチップ
JP6582725B2 (ja) 液体吐出装置
JP4894798B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP5668479B2 (ja) 液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置
JP5418346B2 (ja) 液滴噴射ヘッドおよび液滴噴射装置
JP6544449B2 (ja) 液滴吐出ヘッド
JP6331759B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2022154951A (ja) 液体吐出ヘッド
JP6115337B2 (ja) 液体噴射ヘッド、および、液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5167669

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees