JP5163913B2 - アウターロータ型電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、アウターロータ型電動機に関し、特に、ハイブリッド自動車や電気自動車などに搭載されるアウターロータ型電動機に関する。
従来のアウターロータ型電動機のステータとしては、外周部に周方向突起が形成されるティースに巻線を巻回したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このティースの周方向突起は、回転時における磁束の変化を緩やかにして、コギングトルクやトルクリプルの発生を低減して、ロータの回転を滑らかにする効果がある。
特開2002‐315250号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のステータでは、外周部に周方向突起が形成されるティースに直接巻線が巻回されるため、コイルの占積率を高めることが困難であった。このため、周方向突起のないティースに、巻線が巻回されたインシュレータをステータコアの径方向外方から挿入することにより、コイルの占積率を高めるようにしたステータがある。しかし、後者のステータにおいては、ティースに周方向突起がないため、急激な磁束の変化が生じて、コギングトルクやトルクリプルが発生し、ロータの滑らかな回転が阻害される可能性があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コイルの占積率を高めることができると共に、回転時におけるコギングトルクやトルクリプルの発生を低減して、ロータの回転を滑らかにすることができるアウターロータ型電動機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
径方向外方に延設される複数のティース(例えば、後述の実施形態におけるティース11b)を有するステータコア(例えば、後述の実施形態におけるステータコア11)と、
巻線(例えば、後述の実施形態における束線15)を巻回することで形成される巻回部(例えば、後述の実施形態における巻回部20)を有するコイル(例えば、後述の実施形態におけるコイル14)と、
前記コイルを保持するインシュレータ(例えば、後述の実施形態におけるインシュレータ13)と、を有し、
複数の前記インシュレータが、前記ティースに挿入されて円環状に連結されてなるステータ(例えば、後述の実施形態におけるステータ10)と、
ロータホルダ(例えば、後述の実施形態におけるロータホルダ5)と、前記ロータホルダの内周面に固定されるロータヨーク(例えば、後述の実施形態におけるロータヨーク6)と、を有するロータ(例えば、後述の実施形態におけるロータ4)と、を備え、
前記ステータと前記ロータとが、径方向隙間を介して対向配置されるアウターロータ型電動機(例えば、後述の実施形態におけるアウターロータ型電動機1)であって、
前記インシュレータは、
前記巻線が巻回される胴部(例えば、後述の実施形態における胴部30)と、
前記胴部の径方向外周側に設けられる外周側鍔部(例えば、後述の実施形態における外周側鍔部31)と、を備え、
前記胴部と前記外周側鍔部との接合部の前記ティースの周方向側面(例えば、後述の実施形態における周方向側面11f)と対向する2つの軸方向稜線部(例えば、後述の実施形態における軸方向稜線部39)の少なくとも一方に、前記ロータと対向するロータ対向面(例えば、後述の実施形態におけるロータ対向面61)、及び前記ティースの前記周方向側面に当接するティース当接面(例えば、後述の実施形態におけるティース当接面62)を有する補助ティース部(例えば、後述の実施形態における補助ティース部60)が設けられ
前記軸方向稜線部は、前記外周側鍔部の外周面から前記胴部の内面へ向かって前記外周側鍔部の外周面から内周側へ窪むように設けられており、
前記補助ティース部は、前記ロータ対向面のステータ周方向外端部と前記ティース当接面のステータ径方向内端部とを結ぶ傾斜面(例えば、後述の実施形態における傾斜面63)を有して、略三角柱状に形成され、
前記傾斜面は、前記インシュレータの前記軸方向稜線部に面接触するとともに前記ティース当接面に対して鋭角を成しており、
前記ティース当接面は、前記インシュレータの前記胴部と面一に形成されるとともに前記ティースの前記周方向側面に面接触しており、
前記傾斜面には、該傾斜面に対して直交する方向に突出する突起(例えば、後述の実施形態における突起部64)が設けられており、前記突起が前記インシュレータの前記軸方向稜線部に嵌合していることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、コイルの占積率を高めることができると共に、回転時における磁束の変化を緩やかにして、コギングトルクやトルクリプルの発生を低減することができ、ロータの回転を滑らかにすることができる。
また、補助ティース部を略三角柱状に形成することにより、コギングトルクやトルクリプルの低減に対する寄与率が低い補助ティース部の無駄な部分を削減することができ、性能を低化させることなく、補助ティース部の材料を削減することができ、製造コストを削減することができる。また、補助ティース部の傾斜面に対して直交する方向に突出する突起がインシュレータの軸方向稜線部に嵌合するため、補助ティース部とインシュレータとの結合力を高めることができる。これにより、補助ティース部にロータからの磁力による吸引力などの径方向外方に向かう力が作用したとしても、補助ティース部のインシュレータからの脱落を防止することができる。
本発明に係るアウターロータ型電動機の一実施形態を説明する要部縦断面図である。 図1に示すステータの正面図である。 図2に示すステータコアの正面図である。 図2に示す分割コアの正面図である。 インシュレータの斜視図である。 インシュレータの正面図である。 図6におけるA‐A線断面図である。 図6におけるB‐B線断面図である。 図7におけるC‐C線断面図である。 インシュレータにステータコアのティースが挿入された状態を示す断面図である。 図10の補助ティース部の周辺の拡大断面図である。
以下、本発明に係るアウターロータ型電動機の一実施形態について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本実施形態のアウターロータ型電動機1は、3相8極対のアウターロータ型突極集中巻き電動機であり、図1に示すように、モータハウジング2にボルト3により固定されるステータ10と、ステータ10の外周側に僅かな径方向隙間を介して配置される円環状のロータ4と、を備える。
ロータ4は、電磁鋼板が積層されてなるロータコア6aに磁石6bが埋め込まれた円環状のロータヨーク6が、縁付円盤状のロータホルダ5の縁部内周面5aに固定されており、モータハウジング2に内嵌する玉軸受7,7によって回転自在に支持される回転軸8に一体回転可能に固定されている。ロータ4は、ステータ10に発生させる回転磁界によって回転駆動される。ロータホルダ5の基部5bとステータ10との間には、回転軸8の磁極位置を検出するレゾルバ9が配設されている。
ステータ10は、図2及び図3に示すように、ステータコア11と、環状に連結される24個の分割コア12と、を備える。ステータコア11は、複数の電磁鋼板がステータ軸方向に積層されて構成され、円環状の支持部11aから径方向外側に向かって放射状に突出形成され、ステータ周方向に並ぶ24個のティース11bを有する。このティース11bは、径方向外方から分割コア12を挿入可能とするため、周方向突起がなく、略長方形状に形成されている。また、ティース11bの径方向外端面11eは、ロータヨーク6と僅かな径方向隙間を介して配置されるように、ロータヨーク6の内周面に沿う円弧形状に形成されている。
ステータコア11の支持部11aの内周面には、ボルト穴11dを有する6個の凸部11cが円周方向に略等間隔に形成されており、このボルト穴11dに挿通されるボルト3によりステータ10がモータハウジング2に締結される。
分割コア12は、図4に示すように、ステータコア11のティース11bにそれぞれ挿入され、絶縁特性を有する合成樹脂などから成形されるインシュレータ13と、インシュレータ13に2本の巻線15a,15aが束になっている束線15を巻回することにより形成されるコイル14と、を備える。これにより、ステータコア11の各ティース11bの周囲に束線15が突極集中巻きによって巻回される。
コイル14は、図2に示すように、それぞれ8個ずつのU相コイル14u、V相コイル14v、及びW相コイル14wの3相のコイルからなり、U相コイル14u、V相コイル14v、及びW相コイル14wが、ステータ円周方向にこの順でステータコア11の各ティース11bに配置されている。即ち、同相のコイル14(例えば、U相コイル14u)同士は、他相のコイル14(例えば、V相コイル14v及びW相コイル14w)を跨いで配索され、同相のコイル14と同一の束線15からなる渡り部15Tにより接続されている。
また、図2に示すように、各相8個ずつのコイル14(U相、V相、及びW相コイル14u,14v,14w)は、1つのコイル群16(U相、V相、及びW相コイル群16u,16v,16w)をそれぞれ構成し、各コイル群16(U相、V相、及びW相コイル群16u,16v,16w)に属する8個のコイル14(U相、V相、及びW相コイル14u,14v,14w)は、同一の束線15(U相、V相、及びW相束線15u,15v,15w)によって連続して巻回されている。
また、U相コイル群16uのU相束線15uの一端部はU相接続端子17uに接続され、V相コイル群16vのV相束線15vの一端部はV相接続端子17vに接続され、W相コイル群16wのW相束線15wの一端部はW相接続端子17wに接続されている。また、各コイル群16u,16v,16wの束線15u,15v,15wの他端部は、中点端子18に接続されている。
コイル14は、図4に示すように、束線15がインシュレータ13に環状に巻回されながら積層される巻回部20と、巻回部20の束線15のステータ外径側端部である第1巻き端21と、巻回部20の束線15のステータ内径側端部である第2巻き端22と、を有する。また、巻回部20は、ステータ径方向を積層方向とし、束線15の各巻線15aが後述するインシュレータ13の胴部30に沿って巻回されながら積層されてなる。また、上記渡り部15Tは、コイル14の第1巻き端21と、同相の異なるコイル14の第2巻き端22とを接続する。
また、本実施形態では、円環状に配置した24個の分割コア12(インシュレータ13)を径方向外方からステータコア11の24個のティース11bにそれぞれ挿入させるため、渡り部15Tに周方向長さが短くなる分の余りが生じるが、この渡り部15Tの余りは、図2に示すように、渡り部15Tを略S字状に折り曲げることにより吸収され、渡り部15Tに張力が付与される。
インシュレータ13は、図4〜図8に示すように、束線15が巻回される胴部30と、この胴部30の径方向両端部に設けられる外周側鍔部31及び内周側鍔部32と、外周側鍔部31の軸方向一端部から径方向外方に延設される外側隔壁33と、外側隔壁33から軸方向外方に向けて突設され、第1巻き端21側の渡り部15Tを保持する第1渡り部保持部41と、内周側鍔部32の軸方向一端部から軸方向外方に向けて延設され、第2巻き端22側の渡り部15Tを保持する第2渡り部保持部42と、を備える。
胴部30は、ステータ軸方向において対向する壁34,35及びステータ周方向において対向する壁36,37によって、ステータ径方向に貫通する角穴30aを有して断面矩形の筒状に形成される。角穴30aの大きさは、ステータコア11のティース11bより僅かに大きく、ティース11bが挿通可能である。壁36,37には、束線15を巻回する際に、束線15の2本の巻線15a,15aの位置決めをするための複数の凹溝38が、ステータ軸方向に沿って形成されている。また、壁36,37は、ティース11bの周方向側面11fと対向している。
第1渡り部保持部41は、コイル14の巻回方向と同方向に、ステータ内径側からステータ外径側へ束線15を誘導し、ステータ外径側で頂点部Pを有する山なり形状の傾斜面51aを有し、渡り部15Tの、ステータ外径側部位を保持する第1絡げ部51と、第1絡げ部51とステータ周方向に対向して配置され、第1絡げ部51の傾斜面51aと平行に形成される傾斜面52aを有し、第1渡り部保持部41に保持される渡り部15Tの、ステータ内径側部位を保持する第2絡げ部52と、傾斜面51a,52a間に形成され、束線15を保持する保持溝55と、を有する。
第2渡り部保持部42は、コイル14の巻回方向と同方向に、ステータ内径側からステータ外径側へ束線15を誘導する傾斜面53aを有し、渡り部15Tを保持する第3絡げ部53と、第3絡げ部53とステータ周方向に対向して配置され、第3絡げ部53の傾斜面53aと平行に形成される傾斜面54aを有し、第2渡り部保持部42に保持される渡り部15Tの、ステータ内径側部位を保持する第4絡げ部54と、傾斜面53a,54a間に形成され、束線15を保持する保持溝56と、を有する。
また、図9〜図11に示すように、胴部30の壁36,37の内面と外周側鍔部31の外周面31aとの接合部である2つの軸方向稜線部39には、補助ティース部60がそれぞれ設けられている。この補助ティース部60は、その一部がインシュレータ13に埋め込まれてインサート成形され、軸方向稜線部39に固定されている。
補助ティース部60は、ステータコア11と同様に、複数の電磁鋼板がステータ軸方向に積層されて構成され、図10及び図11に示すように、ロータ4のロータヨーク6と僅かな隙間を介して対向するロータ対向面61と、ティース11bの周方向側面11fに当接するティース当接面62と、ロータ対向面61のステータ周方向外端部とティース当接面62のステータ径方向内端部とを結ぶ傾斜面63と、を備え、略三角柱状に形成されている。また、傾斜面63には、インシュレータ13と嵌合する2つの突起部(嵌合部)64が突設されている。なお、補助ティース部60は、電磁鋼板以外にも、鉄などの磁性材料の粉体を圧縮形成したものであってもよい。
補助ティース部60のロータ対向面61及びティース当接面62は、インシュレータ13の樹脂で覆われることなく、インシュレータ13から露出している。
ロータ対向面61は、ティース11bの径方向外端面11eに沿う円弧形状に形成され、インシュレータ13の胴部30より、ステータ径方向外方に突出している。また、ロータ対向面61の胴部30からの突出量は、補助ティース部60がロータヨーク6と干渉しない範囲内で、ロータヨーク6との隙間が最小隙間となるように設定されている。
ティース当接面62は、図11に示すように、角穴30aにティース11bが挿入されたとき、ティース当接面62とティース11bの周方向側面11fとが、実質的に隙間がないように当接することが好ましい。これにより、磁束の流れを良好にすることが可能となる。
このように構成されたアウターロータ型電動機1では、図10及び図11に示すように、インシュレータ13がステータコア11のティース11bに挿入されることにより、補助ティース部60の円弧形状のロータ対向面61が、ティース11bの円弧形状の径方向外端面11eの延長線上に配置されると共に、補助ティース部60のティース当接面62が、ティース11bの周方向側面11fと当接する。これにより、ティース11bの径方向外端の周方向両端部に、回転時の磁束の変化を緩やかにする周方向突起となる補助ティース部60がそれぞれ配置される。
以上説明したように、本実施形態のアウターロータ型電動機1によれば、ティース11bの周方向側面11fと対向するインシュレータ13の2つの軸方向稜線部39に、ロータ4と対向するロータ対向面61、及びティース11bの周方向側面11fに当接するティース当接面62を有する補助ティース部60がそれぞれ設けられるため、回転時における磁束の変化を緩やかにして、コギングトルクやトルクリプルの発生を低減することができ、ロータ4の回転を滑らかにすることができる。また、コイル14を有するインシュレータ13をステータコア11のティース11bに挿入することが可能なため、コイル14の占積率を高めることができる。また、電動機1を構成する他の要素はそのままで、補助ティース部60の形状を変えるだけでモータ特性を容易に変更することが可能となる。
また、本実施形態のアウターロータ型電動機1によれば、補助ティース部60が、ロータ対向面61とティース当接面62とを結ぶ傾斜面63を有する略三角柱状に形成されるため、コギングトルクやトルクリプルの低減に対する寄与率が低い補助ティース部60の無駄な部分を削減することができる。これにより、性能を低化させることなく、補助ティース部60の材料を削減することができ、製造コストを削減することができる。
また、本実施形態のアウターロータ型電動機1によれば、ロータ対向面61が、ティース11bの径方向外端面11eに沿う円弧形状に形成されるため、ロータ4とステータ10間の隙間を均一にすることができる。これにより、駆動・回生効率を高めることができると共に、磁束の流れを滑らかにして、安定した回転を得ることができる。
また、本実施形態のアウターロータ型電動機1によれば、ロータ対向面61が、インシュレータ13の胴部30よりステータ径方向外方に突出するため、補助ティース部60をロータ4により接近させることができる。これにより、駆動・回生効率を高めることができ、コギングトルクやトルクリプルの発生を更に低減することができる。
また、本実施形態のアウターロータ型電動機1によれば、補助ティース部60の傾斜面63に、インシュレータ13と嵌合する2つの突起部64が設けられるため、補助ティース部60とインシュレータ13との結合力を高めることができる。これにより、補助ティース部60にロータ4からの磁力による吸引力などの径方向外方に向かう力が作用したとしても、補助ティース部60のインシュレータ13からの脱落を防止することができる。
また、本実施形態のアウターロータ型電動機1によれば、ロータ対向面61及びティース当接面62は、インシュレータ13の樹脂で覆われることなく、インシュレータ13から露出するため、ロータ対向面61とロータ4間の隙間、及びティース当接面62とティース11b間の隙間を最小寸法にすることができる。これにより、駆動・回生効率を高めることができ、コギングトルクやトルクリプルの発生を更に低減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
例えば、本実施形態では、アウターロータ型電動機のステータに本発明を適用した場合を例示したが、これに限定されず、インナーロータ型電動機のステータに本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、コイル及び渡り部は、2本の巻線が束になっている束線により形成されているが、これに限定されず、1本の巻線又は3本以上の巻線が束になっている束線により形成されていてもよい。
1 アウターロータ型電動機
4 ロータ
5 ロータホルダ
6 ロータヨーク
10 ステータ
11 ステータコア
11b ティース
11e 径方向外端面
11f 周方向側面
13 インシュレータ
14 コイル
15 束線
15a 巻線
20 巻回部
30 胴部
31 外周側鍔部
39 軸方向稜線部
60 補助ティース部
61 ロータ対向面
62 ティース当接面
63 傾斜面
64 突起部(嵌合部)

Claims (1)

  1. 径方向外方に延設される複数のティースを有するステータコアと、
    巻線を巻回することで形成される巻回部を有するコイルと、
    前記コイルを保持するインシュレータと、を有し、
    複数の前記インシュレータが、前記ティースに挿入されて円環状に連結されてなるステータと、
    ロータホルダと、前記ロータホルダの内周面に固定されるロータヨークと、を有するロータと、を備え、
    前記ステータと前記ロータとが、径方向隙間を介して対向配置されるアウターロータ型電動機であって、
    前記インシュレータは、
    前記巻線が巻回される胴部と、
    前記胴部の径方向外周側に設けられる外周側鍔部と、を備え、
    前記胴部と前記外周側鍔部との接合部の前記ティースの周方向側面と対向する2つの軸方向稜線部の少なくとも一方に、前記ロータと対向するロータ対向面、及び前記ティースの前記周方向側面に当接するティース当接面を有する補助ティース部が設けられ
    前記軸方向稜線部は、前記外周側鍔部の外周面から前記胴部の内面へ向かって前記外周側鍔部の外周面から内周側へ窪むように設けられており、
    前記補助ティース部は、前記ロータ対向面のステータ周方向外端部と前記ティース当接面のステータ径方向内端部とを結ぶ傾斜面を有して、略三角柱状に形成され、
    前記傾斜面は、前記インシュレータの前記軸方向稜線部に面接触するとともに前記ティース当接面に対して鋭角を成しており、
    前記ティース当接面は、前記インシュレータの前記胴部と面一に形成されるとともに前記ティースの前記周方向側面に面接触しており、
    前記傾斜面には、該傾斜面に対して直交する方向に突出する突起が設けられており、前記突起が前記インシュレータの前記軸方向稜線部に嵌合していることを特徴とするアウターロータ型電動機。
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