JP5155806B2 - ゲーム機及びポイント連動システム - Google Patents
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Description
請求項2の発明は、請求項1に記載のゲーム機(1,201)において、複数の前記景品(G)の払い出しに関する優先順位を記憶する記憶部(20)と、前記選択部(31)により前記プレイヤが選択した前記一の景品の払い出しを優先するように前記記憶部に記憶させる優先順位変更部(13)と、を備え、前記難易度変更部(14)は、前記一の景品を除く前記複数の景品のうち前記記憶部に記憶された前記優先順位の低い他の景品から順番に、前記他の景品を払い出す確率をより低く変更すること、を特徴とするゲーム機である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のゲーム機(1,201)において、前記難易度変更部(14)により変更された前記確率をグラフ形式に表示して、プレイヤに報知する報知部(15)を備えること、を特徴とするゲーム機である。
(1)本発明は、所定の装置に記憶されたポイントを取得して、ゲームの難易度を易しく変更するのに用いる。よって、ポイントという他の分野で得た利益を用いて、ゲームを成功し易い状態にするという、新しい発想のゲーム機を提供できる。また、ゲームの難易度を易しくすることで、特に初心者や、そのゲーム機の分野のゲームが苦手なプレイヤに、プレイをし易い環境を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
図1は、第1実施形態に係るゲーム機1の全体構成を示す図である。ゲーム機1は、例えば、ゲームセンタ等に設置される、左右方向Xの幅1.2m程度、奥行方向Yの長さ1m程度、鉛直方向Zの高さ1.5m程度の大型の装置である。ゲーム機1は、抽選を行い、その抽選の結果に応じて景品Gを払い出す景品取得ゲーム機である。
筐体2は、ゲーム機1のケースである。
景品表示部3は、筐体2の上方に設けられ、景品G(Ga,Gb)を表示する。景品表示部3は、筐体2内に設けられた景品載置部3aに、見本として実物の景品Gを載置し、プレイヤPが景品Gに直接触れることができないように、例えば、透明なアクリル板等により、プレイヤPが視認可能な状態で景品載置部3aを覆っている。
ボタン4(4a,4b)は、景品表示部3の下方であって、景品G(Ga,Gb)の略直下に配置されている。ボタン4は、プレイヤPにより、景品Gを選択する選択部である。
確率表示部5は、景品Gが当たる確率を、グラフ形式で表示する。確率表示部5は、プレイヤPが見ながらプレイできるように、プレイヤPの視認可能な位置に配置されている。
入力表示部6は、後述するポイントを使用するにあたってプレイヤPが操作を行う画面である。入力表示部6は、タッチパネル形式になっており、プレイヤPは、入力表示部6に触れることで入力を行うことができる。
確率表示部5及び入力表示部6は、プレイ開始前は、例えば、2つの画面を用いてゲーム機1のゲーム内容等を示すデモンストレーション画面を表示する。
所定のコイン投入により、ゲーム機1は、プレイヤPが選択した景品Gを所定の条件で払い出す景品取得ゲームのプレイを開始する。なお、例えば、コイン投入口7に代わってプリペイドカード等によって、プレイ料金の支払いを実現できるものを用いてもよい。
景品取出口8は、当たった景品Gの払出口である。プレイヤPは、景品取出口8に払い出された景品Gを受け取ることができる。
図2は、第1実施形態に係るポイント連動システム100の全体構成及びゲーム機1の機能構成を示す図である。
ポイント連動システム100は、図1で説明したゲーム機1と、ガンゲーム機等のゲーム機52と、PC(パーソナルコンピュータ)54と、携帯電話機56と、管理サーバ60(装置)とを有し、それらが通信ネットワーク50を介して接続されている。
制御部10は、情報の演算、及び処理を行う情報演算処理装置(CPU)であり、当該ゲーム機1の全体を制御するものである。制御部10は、後述する記憶部20に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、ゲーム機1のハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
選択データ取得部12は、選択部31から選択されたデータを取得したり、入力表示部6から入力されたデータを取得したりする処理を行う制御部である。
優先順位変更部13は、景品Gの払出の優先順位を変更する処理を行う制御部である。
難易度変更部14は、プレイの難易度を変更する処理を行う制御部である。
報知部15は、プレイヤPに難易度を報知する処理を行う制御部である。
景品払出部16は、景品Gを景品取出口8に払い出す処理を行う制御部である。
これらの各制御手段の処理の詳細は、後述する。
なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置、制御部等を備えた情報処理装置をいい、ゲーム機1は、記憶部20、制御部10等を備えた情報処理装置であり、本発明のコンピュータの概念に含まれる。
景品貯留部32は、景品G(Ga,Gb)をストックする。景品貯留部32は、制御部10の制御により景品Gを払い出す払出装置(図示せず)が設けられている。
ゲーム機52は、ゲーム機1とは異なるゲームを実行する装置である。ゲーム機52は、ゲーム機1と同じ又は異なるゲームセンタ等の娯楽施設に設置されている。
PC54及び携帯電話機56は、通信ネットワーク50を介してネットワークゲーム等の実行が可能な装置である。
ゲーム機52、PC54及び携帯電話機56は、プレイ料金の支払いにより、ポイントを付与するポイント付与部を有し、また、プレイの結果に応じてポイントを付与する。例えば、プレイをするごとに1点、ステージをクリアするごとに1点、最高得点を出した際に5点、等のポイントを付与する。
図3は、第1実施形態に係るプレイ処理のフローチャートである。
図4は、第1実施形態に係る確率テーブル22及び優先順位テーブル23の例を示す図である。
図5は、第1実施形態に係る入力表示部6での表示例を示す図である。
図6は、第1実施形態に係る確率変更処理のフローチャートである。
図7は、第1実施形態に係る確率表示部5での表示例を示す図である。
図4(a)(1)は、開始処理で作成された確率テーブル22を示す。確率テーブル22は、景品名と、当たり番号との各項目を有する。当たり番号には、00〜99の範囲の番号が格納される。当たり番号は、景品名に対応する当たり番号の範囲である。景品Gaである景品名Aと、景品Gbである景品名Bとはどちらも5%の確率になっており、ハズレは90%の確率になっている。
図4(b)(1)は、開始処理における優先順位テーブル23を示し、図4(b)(2)は、優先順位変更後の優先順位テーブル23を示す。優先順位テーブル23は、景品名と、優先順位との各項目を有する。優先順位は、優先される順番で昇順に番号が振られている。図4(b)(1)に示すように、開始処理には、景品名「ハズレ」の優先順位が他のものより低く設定されているが、景品名「A」と景品名「B」とは優先順位に優劣がない。他方、図4(b)(2)は、プレイヤPにより選択された景品名「A」の優先順位を、最上位になるように変更したものであり、景品名「A」が、景品名「B」よりも優先順位が上になるように変更されている。
ステップS5では、制御部10は、確率変更処理を行う。その後、制御部10は、処理をステップS6に移す。
プレイヤPがポイントを使用するプレイを選択したことで、ステップS21では、制御部10は、ID入力画面を入力表示部6に表示する。図5(2)は、ID入力画面を表示した入力表示部6を示す。プレイヤPは、ID入力画面からプレイヤPのID及びパスワードを入力する。なお、IDとは、プレイヤPを識別する符号をいい、予めプレイヤPに付与されている。ID及びパスワードを入力後に、「次へ」のボタン103を選択することで、ID及びパスワードが管理サーバ60に送信され、管理サーバ60で認証処理が行われる。
ステップS24では、制御部10は、ポイントがあるか否かを判断する。ポイントがあるとは、この例では、1以上であることをいう。ポイントがある場合(ステップS24:YES)には、制御部10は、処理をステップS25に移す。他方、ポイントがない場合(ステップS24:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。
また、ゲーム機1は、プレイヤPが選択した景品Gを払い出す確率をポイントの数に対応して高く変更する。さらに、ゲーム機1は、景品Gの払い出しに関する優先順位テーブルを記憶しており、プレイヤPが選択した景品Gの払い出しを優先させ、優先順位の低いものから確率を低くする。よって、プレイヤPが欲する景品Gを払い出す確率を高くすると共に、優先順位の低いハズレの確率を低くすることで、全体として景品Gを払い出す確率を上げることができる。
図7には、確率表示部5の表示例を示す。図7(1)は、確率変更処理前に確率表示部5に表示される円グラフ111であり、図7(2)は、確率変更処理後に確率表示部5に表示される円グラフ112である。この円グラフ111及び円グラフ112は、図4(a)に示す確率テーブル22に対応する。
その後、制御部10は、本処理を終了する。
ステップS7では、制御部10は、確率テーブル22を用いた抽選処理を行う。制御部10は、00〜99までの数字のうち1つの数字を、乱数を発生させて決定する。その決定された数字に一致する確率テーブル22の当たり番号を検索して、その当たり番号に対応する景品名を取得することで、抽選を行う。
ステップS9は、制御部10(景品払出部16)は、該当の景品Gを景品貯留部32から景品取出口8に払い出す処理を行う。その後、制御部10は、本処理を終了する。
次に、本発明を適用した第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、ゲーム機が通信ネットワークを介して接続されていない場合に、情報を記録したICカード等の装置を使用するものである。
なお、以下の説明及び図面において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
ゲーム機201は、第1実施形態で説明した各構成に加えて、リーダライタ部209を備える。また、プレイヤPは、ICカード209cを持参している。ICカード209cは、他のゲーム機等で付与されたポイントとプレイヤPのIDに関する情報とを記憶している。リーダライタ部209は、プレイヤPがICカード209cをかざすことで、ICカード209cに記憶されたポイントデータやIDに関する情報を受け付ける。
(1)各実施形態では、ゲームにより付与されたポイントを利用して、景品取得ゲーム機での景品取得の確率を変更した。しかし、これに限らず、ゲーム以外により付与されたポイントを利用することにしてもよい。例えば、インターネットを利用した買物等(例えば、各種の商品・役務の購入回数や購入金額等)に応じて、一定の条件で付与されたポイントを用いてもよい。
(2)各実施形態では、1ポイントを1%の確率とした例を示した。しかし、これに限らず、ポイントと確率との割合は任意に設定してよい。
4,4a,4b ボタン
5 確率表示部
6 入力表示部
10 制御部
11 ポイント取得部
12 選択データ取得部
13 優先順位変更部
14 難易度変更部
15 報知部
16 景品払出部
20 記憶部
21 ゲームプログラム
22 確率テーブル
23 優先順位テーブル
30 表示部
31 選択部
50 通信ネットワーク
52 ゲーム機
54 PC
56 携帯電話機
60 管理サーバ
63 ポイント記憶部
100,200 ポイント連動システム
111,112 円グラフ
209 リーダライタ
209c ICカード
Claims (4)
- このゲーム機とは異なる他のゲーム機でのゲームの結果に応じて付与されたポイントが記憶された所定の装置から、前記ポイントを取得するポイント取得部と、
景品を払い出す景品払出部と、
複数の前記景品から一の景品をプレイヤが選択可能な選択部と、
前記選択部により選択された前記一の景品を払い出す確率を、前記ポイント取得部から取得した前記ポイントの数に対応した確率を加えて高く変更することで、前記景品払出部から前記景品を払い出す確率を高く変更する難易度変更部と、
を備えるゲーム機。 - 請求項1に記載のゲーム機において、
複数の前記景品の払い出しに関する優先順位を記憶する記憶部と、
前記選択部により前記プレイヤが選択した前記一の景品の払い出しを優先するように前記記憶部に記憶させる優先順位変更部と、
を備え、
前記難易度変更部は、前記一の景品を除く前記複数の景品のうち前記記憶部に記憶された前記優先順位の低い他の景品から順番に、前記他の景品を払い出す確率をより低く変更すること、
を特徴とするゲーム機。 - 請求項1又は請求項2に記載のゲーム機において、
前記難易度変更部により変更された前記確率をグラフ形式に表示して、プレイヤに報知する報知部を備えること、
を特徴とするゲーム機。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載されたゲーム機と、前記ゲーム機とともに利用する前記所定の装置と、を備えるポイント連動システム。
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