JP5155012B2 - Ad変換器及びデータ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、AD(アナログ・ディジタル)変換の信頼性を向上させるための技術に関し、例えばAD変換機能を備えたマイクロコンピュータに適用して有効な技術に関する。
従来のシングルチップマイクロコンピュータの中に、AD変換器を内蔵したものがある。さらに、複数のアナログ信号を扱えるように、複数のアナログ入力端子を備えたものもある。その場合、アナログ入力端子数に合わせてAD変換器を複数個内蔵させるとチップサイズが増大してしまうため、複数のアナログ入力端子に対しAD変換器は一つだけ内蔵させ、スイッチで切り替えて時分割方式でAD変換を行なえるようにしたマイクロコンピュータが提供されている。複数のアナログ入力端子に対し一つのAD変換器を内蔵した上記シングルチップマイコンにおいては、複数のアナログ入力端子を順番に選択して入力信号のサンプリングとAD変換を行なう入力端子の自動走査機能を備え、AD変換の結果をレジスタに格納して一連の変換が終了した時点CPU(中央処理装置)に割り込みをかけて読み込ませるようにしている。
しかしながら、上記従来技術によれば、複数のアナログ入力端子を順番に選択して入力信号のサンプリングとAD変換を行なうという固定的な動作のみしか行なえない。そのため、上記シングルチップマイコンを使用した応用システム(例えば、カメラやコピーの制御システム等)を設計しようとする者は、システムコストを重視する場合にはAD変換器に付属した入力端子走査機能がシステムの仕様に合わなくても無理して用い、システムの性能を重視する場合にはシステムの仕様を満たすためマイクロコンピュータの外部に専用の自動走査機能を実現する切換えスイッチやその制御回路を外付け回路として構成せざるを得なかった。
そこで、AD変換器内蔵のマイクロコンピュータにおいてAD変換器の性能をシステムの要求に合わせて最大限に引き出せるようにして汎用性を向上させるようにした技術が知られている(例えば特許文献1参照)。例えば、複数のアナログ入力端子に対しAD変換器は一つだけ内蔵させ、スイッチで切り替えて時分割方式でAD変換を行なえるようにしたマイクロコンピュータにおいて、上記アナログ入力端子のうち使用する端子を指定するための制御用レジスタと、この制御用レジスタの内容に基づいて上記切替えスイッチを選択する制御信号を形成する選択回路と、現在AD変換を行なっている入力端子を示す記憶回路とを設ける。そして、この記憶回路をたとえばクロックでシフト動作させながら上記制御用レジスタの内容に基づいて指定されている端子についてのみ入力信号のサンプリングとAD変換を行なわせるようにしている。
特開平05−314281号公報
AD変換器、特にマイクロコンピュータに内蔵されるAD変換器において、AD変換器の外部や内部の正常性を確認することによって、AD変換が正しく行われているか否かを判別したい場合がある。また、複数のAD変換チャネルがある場合においては、各チャネル毎に正確なAD変換結果が得られているか否かを判別したい場合がある。特に、自動車の制御系に使用されるマイクロコンピュータにおいてはそのような要求が強い。しかしながら、上記従来技術においては、そのような要求を十分に満足させることはできない。
本発明の目的は、AD変換器の外部や内部の正常性を確認することによって、AD変換が正しく行われているか否かの判別を可能とする技術を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、複数のAD変換チャネルがある場合においては、各チャネル毎に正確なAD変換結果が得られているか否かの判別を可能とするための技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものについて簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、AD変換器は、入力回路、演算回路、バスインタフェースを含む。上記入力回路は、上記アナログ信号の入力有無にかかわらず、上記サンプルホールド回路のアナログ信号入力側をプルダウンするためのプルダウン回路を含む。上記演算回路は、定期的に入力されたアナログ基準電圧についての変換結果を、上記サンプルホールド回路を介して入力された上記アナログ信号の変換結果とは別に保持可能な基準電圧変換結果保持用レジスタと、上記バスインタフェースを含む信号伝達系の動作チェックのためのデータを、上記バスインタフェースを介して書き込み及び読み出し可能なチェック用レジスタとを含む。それにより、AD変換器の外部や内部の正常性の確認を可能とする。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、AD変換器の外部や内部の正常性を確認することによって、AD変換が正しく行われているか否かの判別を可能とする技術を提供することができる。また、複数のAD変換チャネルがある場合においては、各チャネル毎に正確なAD変換結果が得られているか否かの判別を可能とするための技術を提供することができる。
1.代表的な実施の形態
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係るAD変換器(15)は、アナログ信号を取り込むための入力回路(40)と、上記入力回路を介して取り込まれたアナログ信号をディジタル信号に変換可能な演算回路(30)と、上記演算回路による変換結果を外部バスに出力可能なバスインタフェース(307)とを含む。上記入力回路は、上記アナログ信号の入力有無にかかわらず、上記サンプルホールド回路のアナログ信号入力側をプルダウンするためのプルダウン回路(402)を含む。上記演算回路には、定期的に入力されたアナログ基準電圧についての変換結果を、上記サンプルホールド回路を介して入力された上記アナログ信号の変換結果とは別に保持可能な基準電圧変換結果保持用レジスタ(ADRD)を設ける。さらに上記演算回路には、上記バスインタフェースを含む信号伝達系の動作チェックのためのデータを、上記バスインタフェースを介して書き込み及び読み出し可能なチェック用レジスタ(306)を設ける。
〔2〕また、本発明の別の観点によるAD変換器15は、アナログ信号を取り込むための入力回路(40)と、上記入力回路を介して取り込まれたアナログ信号をディジタル信号に変換可能な演算回路(30)と、上記演算回路による変換結果を外部出力可能なバス(308)とを含む。上記入力回路は、それぞれ入力されたアナログ信号の取り込みを可能とする複数のチャネルを含み、上記演算回路は、上記入力回路におけるチャネル毎の入力アナログ信号の変換結果を格納可能な変換結果格納用レジスタ(33)と、上記変換結果格納用レジスタに対応して設けられ、上記入力回路を介して入力されたアナログ信号の変換結果についてのパリティビットを生成するパリティビット生成回路(32)と、上記パリティビット生成回路によって生成されたパリティビットを格納可能なパリティビット用レジスタ(35)とを含む。上記変換結果格納用レジスタには、上記入力回路におけるチャネル毎の入力アナログ信号の変換結果と共に、それに対応するチャネルの識別情報が書き込まれる。
〔3〕上記変換結果格納用レジスタの保持データが伝達される変換結果出力用レジスタ(38)を含むとき、上記AD変換結果出力用レジスタのデータが上記バスを介して外部から読み出される毎に、上記AD変換結果出力用レジスタをクリアするコントローラ(70)を設けることができる。
〔4〕上記〔1〕において、上記入力回路は、それぞれ入力されたアナログ信号の取り込みを可能とする複数のチャネルを含み、上記演算回路は、上記入力回路におけるチャネル毎の入力アナログ信号の変換結果を格納可能な変換結果格納用レジスタと、上記変換結果格納用レジスタに対応して設けられ、上記入力回路を介して入力されたアナログ信号の変換結果についてのパリティビットを生成するパリティビット生成回路と、上記パリティビット生成回路によって生成されたパリティビットを格納可能なパリティビット用レジスタとを含む。上記変換結果格納用レジスタには、上記入力回路におけるチャネル毎の入力アナログ信号の変換結果と共に、それに対応するチャネルの識別情報が書き込まれる。
上記〔1〕〜〔4〕のAD変換器と、上記AD変換器によって得られたディジタル信号を取り込んで所定の演算処理を行うCPUとを含んでデータ処理装置(100)を構成することができる。
2.実施の形態の説明
次に、実施の形態について更に詳述する。
図9には、本発明にかかるマイクロコンピュータの構成例が示される。
図9に示されるマイクロコンピュータ(マイクロプロセッサ、データ処理装置)100は、特に制限されないが、公知の半導体集積回路製造技術により、単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板に形成される。上記マイクロコンピュータ100は、特に制限されないが、内蔵ROM(フラッシュメモリ)12、内蔵RAM(ランダムアクセスメモリ)13、割り込みコントローラ(INTC)16、ROMキャッシュ121、RAMインタフェース131、CPU(中央処理装置)11、バスブリッジ(BBRDG)20,21,22、ダイレクトメモリアクセスコントローラ14、A/D変換器(ADC)15、コントローラエリアネットワーク(CAN)18、クロック発振器(CPG)19、タイマ17を含む。
上記内蔵ROM12は、上記CPU11で実行されるプログラムを保持する。上記内蔵ROM12にはフラッシュメモリが適用される。ROMキャッシュメモリ121は、CPUバス(フェッチバス)BUS1、CPUバス(メモリアクセスバス)BUS2、及び内部バスBUS3に結合され、使用頻度の高いデータを蓄積しておくことにより上記内蔵ROM12へのアクセス回数を減らすために設けられる。上記CPU11は、上記内蔵ROM12に格納されているプログラムを実行することにより所定の演算処理を可能とする。上記内蔵RAM13は、RAMインタフェース131を介してCPUバスBUS1,BUS2、及び内部バスBUS3に結合され、上記CPU11での演算処理における作業領域などに利用される。上記CPU11に対する外部割り込みを可能とするため、割り込みコントローラ16が配置される。この割り込みコントローラ16は、ポート6を介して入力されるNMI(Non-Maskable Interrupt)やIRQ(Interrupt Request)に基づいて上記CPU11に対する割り込み制御を行う。CPUバスBUS1,BUS2は、バスブリッジ(BBRDG)20を介して内部バスBUS3に結合され、内部バスBUS3は、バスブリッジ(BBRDG)21を介して周辺バスBUS4に結合される。内部バスBUS3にはDMAC14が結合される。上記DMAC14は、上記CPU11の介在無しにメモリ間、もしくはメモリと周辺バスBUS4に接続される回路モジュール(A/D変換器(ADC)15、コントローラエリアネットワーク(CAN)18、クロック発振器(CPG)19、タイマ17)との間でのデータ転送を可能とする。上記周辺バスBUS4には、ADC15、CAN18、CPG19、タイマ17が結合されている。ADC15は、ポート1を介して入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。CAN18は、ポート2を介してコントロールエリアネットワークにおける各種情報のやり取りを可能とする。CPG19は、ポート3を介して外部端子として設けられた水晶振動子接続端子XIN,XOUTを介して水晶振動子に結合され、所定周波数のクロック信号を形成する。マイクロコンピュータは、上記CPG19によって発生されるクロック信号に同期して動作する。タイマ17は、ポート4を介して各種タイマパルスの入出力を可能とする。RPGT23は、デューティを周期的に変動させることができるPWMタイマとされ、任意のデューティ値パターンを後述するデューティ値RAMにセットして使用することにより、ポート6を介して外部出力されるPWMパルス波形のデューティを時系列で周期的に変化させることができる。上記タイマ17及びRPGT23は、バスブリッジ(BBRDG)21を介して周辺バスBUS4に結合される。特に制限されないが、周辺バスBUS4でのクロック周波数が例えば40MHzとされるのに対して、上記タイマ17及びRPGT23は、分解能を高めるために例えば80MHzで動作されている。このため、バスブリッジ19では、バスサイクルを整合させるための周波数変換が行われる。
CPU11は、特に制限されないが、32ビット×16本の汎用レジスタを有し、クロック発振器CPG19からのクロック信号もとに、メモリからフェッチした命令の実行、所定の演算処理、及び各部の動作制御を行う。
上記内蔵ROM12は、CPU11で実行されるプログラムを格納するためのプログラムメモリとされ、特に制限されないが、ROMキャッシュ121および内部バスBUS1,BUS2を介してCPU11に結合されることにより、CPU11によるメモリアクセスが可能とされる。内蔵ROM12は、システムボードに搭載された状態で電気的に記憶情報の書き換えが可能、もしくは、所定の書換制御プログラムを実行することにより電気的に記憶情報の書換が可能とされる。
内蔵RAM13は、RAMインタフェース131および内部バスBUS1,BUS2を介してCPU11に結合され、CPU11によるランダムアクセスが可能とされる。内蔵RAM13には、CPU11によって実行されるプログラムがロードされる。また、この内蔵RAM13は、CPU11で行われる演算処理の作業領域などとして利用される。
図1には、上記AD変換器15の構成例が示される。
上記AD変換器15は、特に制限されないが、アナログ信号を取り込むための入力回路40、上記入力回路40の出力信号をサンプル・ホールドするためのサンプルホールド(S&H)回路50、入力信号の比較を行うコンパレータ60、本例における各部の動作制御を行うコントロール回路70、及び上記アナログ信号のAD変換に伴う各種処理を行うための演算回路30を含む。上記コントロール回路70には、図示されないコントロールバスを介してCPU12等に結合され、各種制御信号のやり取りが可能とされる。
上記入力回路40は、アナログ入力端子ANs〜ANtに対応して設けられた複数のインピーダンス変換回路403と、その後段に配置され、上記複数のインピーダンス変換回路403の出力信号を選択するためのアナログマルチプレクサ405と、上記複数のインピーダンス変換回路403の前段に配置され、アナログ信号の入力有無にかかわらず、対応するインピーダンス変換回路403のアナログ信号入力側をプルダウンするためのプルダウン回路(PD)402とを含む。
上記演算回路30は、特に制限されないが、12bit構成のDA(ディジタル・アナログ)変換部301、上記DA変換部301のアナログ出力をディジタル信号に逐次変換するための逐次変換レジスタ302、AD変換結果をAD変換内部バス308に出力するための変換結果出力回路303、上記AD変換結果のパリティチェックを可能とするパリティ回路304、各種設定用レジスタ305、及び上記バスインタフェース307の動作チェックのためのデータを、上記バスインタフェース307を介して書き込み及び読み出し可能なチェック用レジスタ(ADBIFCHK)306などを含む。上記12bitDA変換部301には、DA変換のために、アナログ系の高電位側電源AVcc、アナログ系の低電位側電源AVss、及びアナログ系の基準電圧AVrefh,AVreflがマイクロコンピュータ100の外部から外部端子を介して入力される。
上記の構成において、ADCSR等のAD設定用各種レジスタ306の設定に従い、AD変換を行うことができる。入力回路40は、アナログ端子(Ans〜Ant)を介してアナログ信号を取り込む。アナログ端子は複数あり、入力回路40に内蔵されるアナログマルチプレクサ405により唯一の入力信号が自動的に選択される。その選択されたアナログ信号はS&H回路50に入力される。 まず、あるタイミングで、ANs〜ANtのうち、任意のアナログ信号の値がアナログマルチプレクサ405によって1つだけ選択されてS&H回路50にホールドされる。このS&H回路50にホールドされた値を使って、入力されたアナログ信号と12bitDA変換器301から出力される特定のディジタル値との比較を繰り返し、その比較結果によって逐次変換レジスタ302の保持情報が更新され、上記の比較動作が絞り込まれていった末に、その変換結果が、入力チャネルに対応するレジスタに待避されることによってAD変換が行われる。AD変換結果は、変換結果出力回路303内の所定レジスタに保持される。そしてこのAD変換結果は、CPU11あるいはDMAC14などのバスマスタによって読み出され、目的とされる回路ブロック例えば内蔵RAM13などに転送される。 さて、上記一連のアナログ入力、データ変換、加工、転送のなかで、何らかの要因でデータが破壊されると、該AD変換器15あるいは該AD変換器15を使用するシステムに誤動作などが発生することとなる。そこで、本例では、AD変換結果の信頼性を向上させるために、以下の機能を備えている。
<1.パリティ機能>
AD変換されたデータが、CPU11などに読み出されるまでの間に、何らかの要因で破壊されることを回避するため、上記変換結果出力回路303における所定レジスタにAD変換結果が書き込まれる際に、パリティビットを生成し、パリティレジスタへ格納する。そして、上記AD変換結果がCPU12などに読み出される際に、パリティチェックが行われるようになっている。
図3には、上記変換結果出力回路303及びパリティ回路304の構成例が示される。
上記変換結果出力回路303は、ID生成モジュール31、AD変換結果レジスタ(変換結果格納用レジスタ)33、IDレジスタ34、出力フォーマット整形論理36、及びADRレジスタ(変換結果出力用レジスタ)38を含む。上記AD変換結果レジスタ33は、入力チャネルに対応する複数のレジスタ(記憶部)を含み、上記逐次変換レジスタ302から出力される12bit構成のAD変換データAD_DATAを保持する。
ID生成モジュール31は、入力チャネル毎のAD変換の終了を示すAD_ENDパルスに基づいて、チャネル識別子IDの生成を行う。このID生成モジュール31の出力データIDは、後段のIDレジスタ34に格納される。上記出力フォーマット整形論理36は、上記AD変換結果レジスタ33の出力データADRと上記IDレジスタ34から出力されたチャネル識別子IDとの出力フォーマットの整形を行う。この出力フォーマット整形結果は、HPBラッチパルスHPB_oに同期して、後段のADRレジスタ38に書き込まれる。ADRレジスタ38は、アナログ入力端子ANs〜ANtに対応する入力チャネルに対応する複数のレジスタ(記憶部)ADRs〜ADRtを含み、入力チャネル毎のAD変換結果が、対応するレジスタADRs〜ADRtに格納されるようになっている。上記ADRレジスタ38に書き込まれたデータは、AD変換内部バス308及びバスインタフェース307を介して、内部データバスIDBに送出される。
そして、上記パリティ回路304は、パリティ生成回路32、パリティレジスタ(パリティビット用レジスタ)35、パリティ演算回路37、パリティステータスレジスタ39、及び割り込みマスク論理41を含む。パリティ生成回路32は、上記逐次変換レジスタ302から出力される12bit構成のAD変換データAD_DATAと、上記ID生成モジュール31の出力データIDとに基づいてパリティビットを生成する。生成されたパリティビットPは、Writeパルスに同期して、後段のパリティレジスタ35に格納される。パリティ演算回路37は、ADRレジスタ38からデータが読み出される際に、上記AD変換結果レジスタ33の出力データADRと、上記IDレジスタ34の出力データIDRと、上記パリティレジスタ35の出力データPRとに基づいてパリティ演算を行う。このパリティ演算により、上記ADRレジスタ38から読み出されたデータが、AD変換結果として正しいか否かの判別が可能となる。パリティ演算回路37の演算結果PCは、後段のパリティステータスレジスタ39に書き込まれる。
図4には、上記パリティ回路304における主要部の動作タイミングが示される。
データ破損等を生じた場合、パリティ演算回路37の出力データPCがハイレベルになることで、パリティチェックエラーを生ずる。例えばパリティエラー割り込みマスク信号PASACT=1がハイレベルにされて、パリティエラー割り込みがマスクされない状態では、割り込みマスク論理41により、パリティエラー割り込み要求信号INT_PEがハイレベルにアサートされる。これによって、CPU12では所定のエラー処理が行われ、それによって不所望なAD変換結果が処理に使用されるのが回避される。
<2.チャネル識別番号のリアルタイム待避機能>
チャネル識別番号のリアルタイム待避機能は、複数のアナログ入力端子ANs〜ANtから、唯一の入力信号を選択し、その選択された信号が間違いなく対応するチャネルのデータレジスタに退避されているか、後にソフトウェアなどで確認できるよう、当該チャネルの番号(チャネル識別番号)も、当該ADRレジスタ38にリアルタイムで退避する機能である。この機能は、図3に示されるID生成モジュール31、IDレジスタ34、及び出力フォーマット整形論理36によって実現される。すなわち、チャネル毎のAD変換の終了を示すAD_ENDパルスがアサートされることで、ID生成モジュール31によってチャネル識別子IDが生成され、このチャネル識別子IDが、IDレジスタ34に格納される。そして、上記出力フォーマット整形論理36により、上記AD変換結果レジスタ33の出力データADRと上記IDレジスタ34から出力されたチャネル識別子IDとの出力フォーマットの整形を行う。上記出力フォーマット整形論理36における出力フォーマット整形の制御は、コントロール回路70によって行われるが、図5に示されるように、2個のインバータと3入力アンドゲートとが介在される。出力フォーマット整形論理36には、コントロール回路70からレジスタ選択のための出力フォーマット選択信号Sel_adr〔*〕が入力される。変換値加算モード信号ADADSと識別子イネーブル信号IDEとは、出力フォーマット整形論理36に入力されるとともに、それぞれ対応するインバータ51,52を介してアンドゲート53に入力される。このアンドゲート53において、上記インバータ51,52の出力信号と、右/左詰め設定信号ADRFMTのアンド論理がとられ、その結果が上記出力フォーマット整形論理36に伝達されるようになっている。
図6には、識別子生成における主要部の動作タイミングが示される。
チャネル毎のAD変換の終了を示すAD_ENDパルスAD_END〔0〕,AD_END〔1〕,AD_END〔2〕がアサートされる場合、それに対応して、ID生成モジュール31においてチャネル識別子「0100」「0101」「0110」が生成され、このチャネル識別子IDが、WiteパルスAD_Wite〔0〕,AD_Wite〔1〕,AD_Wite〔2〕に同期してIDレジスタ34に格納される。そして、出力フォーマット選択信号Sel_adr〔0〕,Sel_adr〔1〕,Sel_adr〔2〕によって、IDレジスタ34からのIDR〔0〕,IDR〔1〕,IDR〔1〕が選択されることで、図6において61で示されるように、それぞれ対応するAD変換データAN0,AN1,AN2に、対応する識別子が付加される。識別子の付加をAD変換データAN0,AN1,AN2に対して右詰めにするか、左詰めにするかは、右/左詰め設定信号ADRFMTによって指定することができる。
上記の出力フォーマット整形結果により、上記AD変換結果レジスタ33の出力データADRに、それに対応するチャネル識別子IDが付加される。従って、このような出力フォーマット整形結果が書き込まれるADRレジスタ38の出力データによれば、当該出力データにチャネル識別子IDが付加されているため、アナログマルチプレクサ405によって選択された信号が、対応するレジスタADRs〜ADRtに間違いなく退避されているか否かをチャネル識別子IDに基づいて、CPU11等で判別することができる。例えばADRレジスタ38におけるADRsから読み出されたデータに付加されているチャネル識別子IDがアナログ入力端子ANsに対応するものであれば、所望チャネルのAD変換結果が得られたことになる。しかし、ADRレジスタ38におけるADRsから読み出されたデータに付加されているチャネル識別子IDがアナログ入力端子ANs以外に対応する場合、そのAD変換結果は、所望チャネルのAD変換結果ではないことになる。この場合、CPU11において不所望なAD変換結果が処理に使用されるのを回避することができる。
<3.AD変換機能確認機能>
ADRレジスタ38には、各々のチャネルに対応したレジスタADRs〜ADRt以外に、自己診断用電源発生器80で発生されるアナログ基準電圧についての変換結果を、上記サンプルホールド回路403を介して入力されたアナログ信号の変換結果とは別に保持可能な基準電圧変換結果保持用レジスタADRDが設けられている。自己診断用電源発生器80で発生されるアナログ基準電圧は、特に制限されないが、0V、2.5V、5Vとされ、それぞれコントロール回路70の制御により、定期的にマルチプレクサ402で選択されることで、それについてのAD変換が行われる。このAD変換結果は、上記基準電圧変換結果保持用レジスタADRDに書き込まれる。例えばCPU11は、定期的に上記基準電圧変換結果保持用レジスタADRDの保持情報を読み出して、上記アナログ基準電圧が正しくAD変換されたか否かの判別を行うことができ、そのような判別により、AD変換器15の異常変換や故障時の検出ができる。
<4.レジスタクリア機能>
ADRレジスタ38における複数のレジスタADRs〜ADRtは、CPU11あるいはDMAC14からデータの読み出しが行われると、その保持データがコントロール回路70により、例えば“0”にクリアされるようになっている。ここで、アナログ入力端子ANs〜ANtが0Vとなることが無いものとすると、上記ADRレジスタ38におけるレジスタADRs〜ADRtがクリアされた場合でも、その後のAD変換動作が正常に行われることで、上記ADRレジスタ38におけるレジスタADRs〜ADRtは更新されることから、上記ADRレジスタ38におけるレジスタADRs〜ADRtにおいて、“0”の状態が続いている場合には、AD変換動作が正常に行われていないことになる。従って、CPU12によって、上記ADRレジスタ38におけるレジスタADRs〜ADRtの保持情報をチェックすることにより、AD変換動作が正常に行われるか否かの判別を行うことができる。
<5.リード半田剥がれ検出機能>
リード半田剥がれ検出機能は、マイクロコンピュータ100におけるリード、特にアナログ入力端子ANs〜ANtに対応するリードがユーザ基板から剥離した状態を検出するための機能であり、この機能は、入力回路40に設けられたプルダウン回路402によって実現される。この場合、上記入力回路40は、図7に示されるように構成される。以下、一つのアナログ入力端子ANtに対応する回路構成について図7を参照しながら説明する。上記アナログ入力端子ANtはリード82に結合される。このリード82は、ユーザ基板に半田付けされ、ユーザシステムにおける外部抵抗Rextや外部容量Cextを介してアナログ信号が上記リード82に伝達され、それが保護回路401を介して上記プルダウン回路402に伝達されるようになっている。上記保護回路401は、ダイオード77,78を含む。不所望な正電圧による電流はダイオード77を介してアナログ系の高電位側電源AVccにながれ、不所望な負電圧はダイオード78を介してアナログ系の低電位側電源AVssに流れる。
インピーダンス変換回路403は、演算増幅器73とスイッチ74,75を含んで成る。上記スイッチ74,75は、MOSトランジスタによって形成される。スイッチ75の一端は演算増幅器73の出力端子に結合され、上記演算増幅器73の出力信号が上記スイッチ74を介して後段回路へ伝達されるようになっている。上記スイッチ74の他端と上記演算増幅器73の入力端子との間にスイッチ75が設けられる。また、インピーダンス変換回路403の出力端子とアナログ系の低電位側電源AVssとの間に容量80が設けられる。この容量80は、入力されたアナログ電圧による電荷を保持するもので、複数のインピーダンス変換回路403において共有される。尚、回路403には、寄生容量76が存在し、上記容量80と同様に機能される。また、S&H回路50内に設けた容量81で保持した電荷をAD変換する。上記演算増幅器73の入力端子とアナログ系の低電位側電源AVssとの間には、プルダウン回路402が設けられる。このプルダウン回路402は、抵抗素子71とそれに直列接続されたスイッチ72とを含む。上記スイッチ72は、MOSトランジスタによって形成される。
図8には、図7における主要部の動作タイミングが示される。
先ずスイッチ74がオンされることで、演算増幅器73を介して、アナログ信号のサンプリングが行われる。スイッチ74をオフしてスイッチ75をオンすることで、演算増幅器73のオフセット(約10mV)を除去する。スイッチ75をオフしてアナログ信号がホールドされる。その後、AD変換が行われる。AD変換の開始後にスイッチ72がオンされることで、リード82近傍における端子容量等のアナログ信号入力側が抵抗71によってプルダウンされる。このプルダウンにより、リード82近傍におけるアナログ信号入力側の蓄積電荷がアナログ系の低電位側電源AVssに放出される。ここで、リード82がユーザ基板から剥離した状態では、外部抵抗Rextやリード82を介して、ユーザシステムからアナログ信号が伝達されない。換言すれば、ユーザシステムから十分な電荷が伝達されない。この結果、当該アナログチャネルでのAD変換が行われる度に、プルダウン回路402により電荷放出が一方的に行われる結果、演算増幅器73の入力端子の電位は、やがてアナログ系の低電位側電源AVssレベルに等しくなる。この状態で当該チャネルについてのAD変換を行うと、ADRレジスタ38には「0」若しくはそれに近い値が書き込まれることになるから、そのようなレジスタの保持状態をエラーと決めておけば、リード82の半田剥がれに起因するエラーをCPU11によって判別することができる。
<6.パス機能正常動作確認機能>
パス機能正常動作確認機能は、バスインタフェース307含む信号伝達系に故障がないことを確認するための機能であり、この機能は、AD変換内部バス308に結合されたチェック用レジスタ306によって実現される。チェック用レジスタ306は、上記バスインタフェース307及びバス308のチェックのためのデータを、上記バスインタフェース307を介して書き込み及び読み出し可能とされる。このデータの書き込み及び読み出しは、CPU11によって行われる。上記チェック用レジスタ306は、チップリセット時、CPU11によって任意の値が書き込まれる。その後、定期的に、上記チェック用レジスタ306を読み出される。この読み出しにおいて、上記チェック用レジスタ306に格納されている任意の値が得られた場合、AD変換内部バス308やバスインタフェース307に故障がない。しかし、上記チェック用レジスタ306に格納されている任意の値が得られ無い場合、バスインタフェース307含む信号伝達系の故障が疑われる。
上記の例によれば、以下の作用効果を得ることができる。
(1)データ破損等を生じた場合、パリティ演算回路37の出力データPCがハイレベルになることで、パリティチェックエラーを生ずるため、パリティエラー割り込みマスク信号PASACT=1がハイレベルにされて、パリティエラー割り込みがマスクされない状態では、割り込みマスク論理41により、パリティエラー割り込み要求信号INT_PEがハイレベルにアサートされる。このため、CPU12では所定のエラー処理が行われ、それによって不所望なAD変換結果が処理に使用されるのが回避される。
(2)AD変換結果レジスタ33の出力データADRに、それに対応するチャネル識別子IDが付加されるため、このような出力フォーマット整形結果が書き込まれるADRレジスタ38の出力データによれば、当該出力データにチャネル識別子IDが付加されているため、アナログマルチプレクサ405によって選択された信号が、対応するレジスタADRs〜ADRtに間違いなく退避されているか否かをチャネル識別子IDに基づいて、CPU11等で判別することができる。
(3)自己診断用電源発生器80で発生されるアナログ基準電圧は、特に制限されないが、0V、2.5V、5Vとされ、それぞれコントロール回路70の制御により、定期的にマルチプレクサ402で選択されることで、それについてのAD変換が行われ、このAD変換結果は、上記基準電圧変換結果保持用レジスタADRDに書き込まれる。そこでCPU11は、定期的に上記基準電圧変換結果保持用レジスタADRDの保持情報を読み出して、上記アナログ基準電圧が正しくAD変換されたか否かの判別を行うことができ、そのような判別により、AD変換器15の信頼性の向上を図ることができる。
(4)ADRレジスタ38におけるレジスタADRs〜ADRtは、CPU11あるいはDMAC14からデータの読み出しが行われると、その保持データがコントロール回路70により、例えば“0”にクリアされるようになっている。アナログ入力端子ANs〜ANtが0Vとなることが無いものとすると、上記ADRレジスタ38におけるレジスタADRs〜ADRtがクリアされた場合でも、その後のAD変換動作が正常に行われることで、上記ADRレジスタ38におけるレジスタADRs〜ADRtは更新されることから、上記ADRレジスタ38におけるレジスタADRs〜ADRtにおいて、“0”の状態が続いている場合には、AD変換動作が正常に行われていないことになるため、CPU11によって、上記ADRレジスタ38におけるレジスタADRs〜ADRtの保持情報をチェックすることにより、AD変換動作が正常に行われるか否かの判別を行うことができる。
(5)先ずスイッチ74がオンされることで、演算増幅器73を介して、アナログ信号のサンプリングが行われる。スイッチ74をオフしてスイッチ75をオンすることで、演算増幅器73のオフセット(約10mV)を除去する。スイッチ75をオフしてアナログ信号がホールドされる。その後、AD変換が行われる。AD変換の開始後にスイッチ72がオンされることで、リード82近傍における端子容量等のアナログ信号入力側が抵抗71によってプルダウンされる。このプルダウンにより、リード82近傍におけるアナログ信号入力側の蓄積電荷がアナログ系の低電位側電源AVssに放出される。リード82がユーザ基板から剥離した状態では、外部抵抗Rextやリード82を介して、ユーザシステムからアナログ信号が伝達されない。このため、当該アナログチャネルでのAD変換が行われる度に、プルダウン回路402により電荷放出が一方的に行われる結果、演算増幅器73の入力端子の電位は、やがてアナログ系の低電位側電源AVssレベルに等しくなる。この状態で当該チャネルについてのAD変換を行うと、ADRレジスタ38には「0」若しくはそれに近い値が書き込まれることになるから、そのようなレジスタの保持状態をエラーと決めておけば、リード82の半田剥がれに起因するエラーをCPU11によって判別することができる。
(6)チェック用レジスタ306が設けられ、このチェック用レジスタ306は、チップリセット時、CPU11によってユニークな値が書き込まれる。その後、定期的に、上記チェック用レジスタ306を読み出される。この読み出しにおいて、上記チェック用レジスタ306に格納されているユニークな値が得られた場合、AD変換内部バス308やバスインタフェース307に故障がない。しかし、上記チェック用レジスタ306に格納されているユニークな値が得られ無い場合、バスインタフェース307含む信号伝達系の故障が疑われる。
(7)上記(3),(5),(6)の作用効果により、AD変換器15の外部、AD変換器15の内部、AD変換器15内のバス正常性を容易に確認することができるので、正しいAD変換結果を得ることができる。
(8)上記(1),(2)の作用効果により、チャネルを認識し、さらにAD変換結果のパリティチェックを行うことができるので、チャネル毎に正確なAD変換結果を得ることができる。
図2には、上記AD変換器15の別の構成例が示される。
図2に示されるAD変換器15が、図1に示されるのと大きく相違するのは、インピーダンス変換回路403に代えてS&H回路404が設けられている点である。かかる構成によれば、S&H回路404がアナログ端子(ANs〜ANt)毎に設けられているため、同タイミングでのアナログ値のサンプリングが可能となる。アナログマルチプレクサ405を介することにより、時分割方式で順次複数チャネルのアナログ信号をディジタル信号に変換できる構成であることは変わりはない。そのほかの回路については、図1と同様の回路を搭載し、同様に機能を実現している。そして、信頼性を向上させるための上記諸機能も同様に具備されている。
以上本発明者によってなされた発明を具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるマイクロコンピュータに適用した場合について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、各種データ処理装置に広く適用することができる。
本発明にかかるデータ処理装置の一例とされるマイクロコンピュータに含まれるAD変換器の構成例ブロック図である。 上記AD変換器の別の構成例ブロック図である。 上記AD変換器における主要部の構成例ブロック図である。 上記AD変換器における主要部の動作タイミング図である。 上記AD変換器における主要部の構成例ブロック図である。 上記AD変換器における主要部の動作タイミング図である。 上記AD変換器における主要部の構成例回路図である。 上記AD変換器における主要部の動作タイミング図である。 上記マイクロコンピュータの全体的な構成例ブロック図である。
符号の説明
15 AD変換器
30 演算回路
40 入力回路
50 S&H回路
60 コンパレータ
70 コントロール回路
80 自己診断用電源発生器
301 12bitDA変換部
302 逐次変換レジスタ
303 変換結果出力回路
304 パリティ回路
305 各種設定用レジスタ
306 チェック用レジスタ
307 バスインタフェース
308 AD変換内部バス
402 プルダウン回路
404 S&H回路
403 インピーダンス変換回路
405 アナログマルチプレクサ

Claims (4)

  1. アナログ信号を取り込むための入力回路と、
    アナログ信号を保持するためのサンプルホールド回路と、
    上記入力回路を介して取り込まれたアナログ信号をディジタル信号に変換可能な演算回路と、
    上記演算回路による変換結果を外部バスに出力可能なバスインタフェースと、を含むAD変換器であって、
    上記入力回路は、上記アナログ信号の入力有無にかかわらず、上記サンプルホールド回路のアナログ信号入力側をプルダウンするためのプルダウン回路を含み、
    上記演算回路は、定期的に入力されたアナログ基準電圧についての変換結果を、上記プルダウン回路を介して入力された上記アナログ信号の変換結果とは別に保持可能な基準電圧変換結果保持用レジスタと、
    上記バスインタフェースを含む信号伝達系の動作チェックのためのデータを、上記バスインタフェースを介して書き込み及び読み出し可能なチェック用レジスタと、を含むことを特徴とするAD変換器。
  2. 上記変換結果格納用レジスタの保持データが伝達される変換結果出力用レジスタを含み、上記AD変換結果出力用レジスタのデータが上記バスを介して外部から読み出される毎に、上記AD変換結果出力用レジスタをクリアするコントローラを含む請求項1記載のAD変換器。
  3. 上記入力回路は、それぞれ入力されたアナログ信号の取り込みを可能とする複数のチャネルを含み、
    上記演算回路は、上記入力回路におけるチャネル毎の入力アナログ信号の変換結果を格納可能な変換結果格納用レジスタと、
    上記変換結果格納用レジスタに対応して設けられ、上記入力回路を介して入力されたアナログ信号の変換結果についてのパリティビットを生成するパリティビット生成回路と、
    上記パリティビット生成回路によって生成されたパリティビットを格納可能なパリティビット用レジスタと、を含み、
    上記変換結果格納用レジスタには、上記入力回路におけるチャネル毎の入力アナログ信号の変換結果と共に、それに対応するチャネルの識別情報が書き込まれる請求項1記載のAD変換器。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項記載のAD変換器と、
    上記AD変換器によって得られたディジタル信号を取り込んで所定の演算処理を行うCPUと、を含むデータ処理装置。
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