JP5153506B2 - 個別包装薬剤自動供給装置 - Google Patents

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Description

この発明は、丸ものの個別包装薬剤を整列収納しておいて逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置に関する。
ここで、丸もの薬剤は、円筒状容器に薬剤を収容したものである。個別包装薬剤は、丸もの薬剤を一袋に一つずつ詰めて密封したものであって、硬質の内容器と軟質の外袋とによる二重封入形態になっている。
丸もの薬剤の典型例である注射アンプルを多数収納しておいて逐次供給する装置が実用化されているが、それを薬剤の収納態様で大別すると、整列収納タイプとランダム収納タイプとが挙げられる。
前者の整列収納タイプでは(例えば特許文献1参照)、アンプルが立って一列に繋がって並ぶ完全整列状態でカートリッジに収納され、それらがバネ等で一方向に付勢され、更にゲートの開閉により先端から一つずつ落下排出される。落下排出後、そのアンプルは、水平搬送され、横になるがやはり一列に繋がって並ぶ完全整列状態でストックされ、更にプッシャで一つずつ移載されて循環式の縦方向搬送ベルトコンベアのリテーナで掬い上げられ、それから反り投げの如く前方へ送り出され、傾斜板を転がり落ちて、整列ケースに収まる。
後者のランダム収納タイプでは(例えば特許文献2参照)、収容器にランダム投入されたアンプルが、循環式の取出部材の上昇移動によって揺り動かされるとともに掬い上げられ、上昇から下降に転じた取出部材によってやはり反り投げの如く反対側へ送り出されて、そこの搬送機構に移載され、縦に向きを変えて水平に搬送される。それから欠落部のところで重い尾部からずり落ちることにより、薬剤の頭尾までも自動で揃えられる。そして、横置きで一列に並んだ完全整列状態で取り出される。この場合、上昇時にアンプルを掬い上げる取出部材の幅がアンプルの直径とほぼ同じなので、プッシャが併用されていなくても、アンプルが重なったまま掬い上げられるという不都合はない。
また、アンプル入り薬剤を一つずつ軟質の外袋に封入した個別包装薬剤についても、多数収納しておいて逐次供給する装置が開発されている。これは(例えば特許文献3参照)、丸もの薬剤を一つずつ袋に入れて密封した個別包装薬剤を多数収納かつ逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置であって、前板の上方に上枠が設けられた薬剤収納部と、その内底に設けられた搬送機構と、前記個別包装薬剤を複数乗載可能な幅の押上部材が前記搬送機構と前記前板との間で往復昇降し上昇位置では乗載薬剤を前記上枠に仕切らせつつ傾動して逐次排出する逐次排出機構とを備えたものである。
丸ものの個別包装薬剤は、硬質の容器の外側に軟質の袋が被されているので完全整列状態で並べることや転がすことが難しい。また、袋詰めされているとはいっても円筒状容器の収まった中央部分とそうでない周辺部分とで硬さや厚さが極端に違うため湿布剤を収納した袋や箱のように摩擦部材や吸着部材だけで逐次排出するのも難しい。そのため、外袋のない丸もの薬剤の掬い上げ方式を原型にしつつも、それを上述したように改造することで、丸もの薬剤に外袋が付いていても一つずつ排出できるようになったのである。
特開平2−28406号公報 特開2000−185816号公報 特開2008−150128号公報
[特許文献4] 特願2008−174018号
このような従来の自動調剤機では、アンプル等の硬質容器に入った薬剤ばかりか、それを軟質の外袋に封入した個別包装薬剤についても、薬剤を多数収納しておいて必要な時に一つずつ供給することができるようになっている。
しかしながら、丸もの薬剤の掬い上げ方式には、収納量が多いのに整列条件が緩くて済むという利点がある一方、掬い上げられなかったときには再試行することが想定されている方式なので、払出に費やす時間が一定でなく上限が確定しないという特質もある。
このため、薬剤逐次払出時間の安定性や上限確定が求められる分野にも個別包装薬剤自動供給装置を提供するには、掬い上げ方式とは別の方式で個別包装薬剤自動供給装置を実現することが必要となる。そして、その候補としては、従来から実用化されている整列収納方式が思い浮かぶが、上述したように個別包装薬剤は完全整列や転動が不向きなので、例えば、繋がっているといった条件を外して、薬剤を一列に並べておいて先頭から一つずつ落下排出させる方式で、個別包装薬剤自動供給装置を具体化することが考えられる。
薬剤が繋がっていなくても良いという条件下すなわち列中で前後に位置する薬剤同士が直に接していなくても良いという条件下であれば、一列に並べておいて先頭から順に落下排出させる方式で具体化され、薬剤逐次払出時間の安定したものが開発されている。これは(特許文献4)、薬剤手撒き装置の最終段に設けられる単列コンベアであり、区画室を一つだけ一体形成した区画部材を多数と、水平に平行配置されていて一緒に駆動される一対の無端ベルトとを備え、区画部材を一列に並べて無端ベルトに装架したものである。
しかしながら、この装置では区画室において個々の薬剤の姿勢が規制されないため、排出された薬剤の姿勢が安定しない。また、アンプルやバイアル等を密封した個別包装薬剤は一般的な錠剤より可成り大きいため、個別包装薬剤を区画室に収容させようとすると区画部材が一気に大形化するので、薬剤を収容するコンベア上側部分はやむを得ないとしても、薬剤を収容しないで戻るコンベア下側部分の大形化は看過できない。このため、上記の単列コンベアを単純に大きくしても個別包装薬剤自動供給装置の実用化はできない。
そこで、丸ものの個別包装薬剤を多数収納しておいて姿勢良く逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置をコンパクトに実現することが技術的な課題となる。
本発明の個別包装薬剤自動供給装置は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、丸もの薬剤を一つずつ袋に入れて密封した個別包装薬剤を多数収納して逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置において、上面が解放され高さが前記丸もの薬剤より低い箱体からなり前記個別包装薬剤を一つ立てて収容しうる個別収容部材を多数と、鉛直面で循環移動しうるように設けられており且つ上側部分が水平に張られている無端条帯と、この無端条帯を循環移動させる駆動部とを備え、前記個別収容部材を前記無端条帯の外周に列設したことを特徴とする。
また、本発明の個別包装薬剤自動供給装置は(解決手段2)、上記解決手段1の個別包装薬剤自動供給装置であって、前記個別収容部材は、前記箱体が直方体状であり、前記無端条帯の上側部分の張設方向である前後方向における内法が前記丸もの薬剤より狭く、左右の内法が前記丸もの薬剤より広く、前後の側壁の中央部分が上から下まで欠けていて前記個別包装薬剤を遊挿可能になっていることを特徴とする。
このような本発明の個別包装薬剤自動供給装置にあっては(解決手段1)、無端条帯の上側部分に来ている個別収容部材に一つずつ個別包装薬剤を立てて収容することで、丸ものの個別包装薬剤が一列に整列収納される。そして、無端条帯が鉛直面で循環移動すると、前端では無端条帯と共に先頭の個別収容部材が水平から鉛直へ進行方向を変えながら倒れることから、それに収容されていた個別包装薬剤が前方へ排出されるので、個別包装薬剤が無端条帯の駆動状態に対応した時間で安定して一つずつ排出されることとなる。
しかも、個別包装薬剤が何れも立った状態から前へ倒れるようにして排出されることから、排出された個別包装薬剤は、頭尾の向きが揃うので、姿勢が良く安定していると言える。さらに、個別収容部材の高さが個別包装薬剤よりも低く抑えられているので、個別包装薬剤を排出して空になった個別収容部材が前から後へ戻るときに移動する無端条帯の下側部分に確保しておかなければならない個別収容部材の移動領域は、無端条帯の上側部分に確保しておかなければならない個別包装薬剤の整列移動領域より、小さくて済む。
したがって、この発明によれば、丸ものの個別包装薬剤を多数収納しておいて姿勢良く逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置をコンパクトに実現することができる。
また、本発明の個別包装薬剤自動供給装置にあっては(解決手段2)、個別包装薬剤を個別収容部材に立てて収容するとき、前後の側壁中央の欠けに挟まれた中央部分に丸もの薬剤を射し込むとともに、外袋の縁部など張出部分は側壁で囲まれたところに収めることで、丸もの薬剤の頭尾ばかりか外袋の表裏まで揃えて整列収納することができる。しかも、その姿勢が、立ち姿勢から前倒姿勢への変化を除けば、薬剤排出時まで引き継がれるので、排出された個別包装薬剤の姿勢も一層良くなる。
さらには、個別包装薬剤が最も膨らんでいる丸もの薬剤の収容箇所の前後で、個別収容部材の側壁が無くなっていることから、前後の個別包装薬剤の間を短く詰めることができるので、薬剤整列方向である前後の長さについても、コンパクト実装が達成される。
したがって、この発明によれば、丸ものの個別包装薬剤を多数収納しておいて一層姿勢良く逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置を一層コンパクトに実現することができる。
このような本発明の個別包装薬剤自動供給装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1により説明する。
図1〜2に示した実施例1は、上述した解決手段1〜2(出願当初の請求項1〜2)を総て具現化したものである。
なお、その図示に際しては、簡明化等のため、筐体パネルや,ベース,フレーム,ボルト等の締結具,ヒンジ等の連結具,タイミングベルト等の伝動部材,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明の個別包装薬剤自動供給装置の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が個別包装薬剤10の斜視図、(b)が一体形の個別収容部材20の斜視図、(c)が組合せ形の個別収容部材20の展開斜視図、(d)が個別包装薬剤自動供給装置40の斜視図である。
個別包装薬剤自動供給装置40の取扱対象である個別包装薬剤10は(図1(a)参照)、丸もの薬剤11を一つずつ外袋12に入れて密封した二重封入形態のものである。丸もの薬剤11の典型例は、アンプルやバイアル等の円筒状容器に注射薬や輸液などの薬液を収容したものである。ガラスやプラスチック等からなる硬質の内容器の形状が円筒状なので、丸ものと呼ばれている。この内容器が硬質であるのに対し、外袋12は、軟質であり、例えば薬液のpH上昇を抑制するためガスバリア性のフィルムからなる。
個別包装薬剤自動供給装置40は(図1(d)参照)、個別包装薬剤10を多数収納しておいて逐次供給するに際して姿勢良く供給するために且つコンパクト実装を叶えるために、既述した単列コンベア方式を改良したものであり、個別包装薬剤10を一つずつ収容する個別収容部材20を多数と、個別収容部材20を装着可能であって而も鉛直面で循環移動の可能な無端条帯41と、無端条帯41を前後で軸支して無端条帯41の上側部分も下側部分も水平に張る従動軸42及び駆動軸43と、駆動軸43を介して無端条帯41を循環移動させる駆動部44とを具えており、個別収容部材20が一列に並んで無端条帯41の外周に装着されている。
この個別包装薬剤自動供給装置40には、駆動軸43や駆動部44等を支持するとともに個別収容部材20の横ずれを規制する簡略図示の側板45や、図示しない枠体なども、具わっている。図示は割愛したが、専用の又は他の装置と兼用のコントローラや電源も、具わっている。なお、説明の便宜上、前後左右や上下などの方向を指す場合、無端条帯41の上側部分の水平な張設方向を前後方向とし、更に無端条帯41の上側部分の進行方向を前向きとして、それに直交する水平方向を左右方向とし、鉛直方向を上下方向としている。個別収容部材20については、無端条帯41に装着されて無端条帯41の水平な上側部分に来ているときの向きを採用している。
個別収容部材20は、個別包装薬剤10を収容するときに個別包装薬剤10を一つだけ立てて収容しうるよう、上面の解放された箱体21が具わっている。また、無端条帯41の外周に装着しうるよう、下面・底面には係止部27が設けられている。係止部27は、鈎爪状のものを図示したが、装着を可能とするものであれば、他のものでも良い。例えばネジ止めなどの着脱式でも良く、接着などの固着式でも良い。個別収容部材20は、硬質プラスチック等から射出成型等で安価に量産でき、一体形でも良く(図1(b)参照)、二体の組合せ形でも良い(図1(c)参照)。図示した組合せ形では、係止部27を設けた座部30と、収納室22を囲む箱体21とが分かれており、例えば皿ネジを箱体21の貫通穴28に挿通してから座部30のネジ穴31にねじ込むことで合体するが、フッキングやチャッキング等の着脱式でも良く、接着や溶着等の固着式でも良い。
何れの形態であれ、個別収容部材20は(図1(b)参照)、前後に短く左右に長い直方体状の箱体21を主体にしたものであり、箱体21の上開き内部空間が個別包装薬剤10の収納室22になっており、収納室22の高さCが丸もの薬剤11の高さAより低くなっており、収納室22の左右の内法Dが丸もの薬剤11の外径Bより広くなっており、収納室22の前後の内法Eが丸もの薬剤11の外径Bより狭くなっており、箱体21の前後の外寸Fが丸もの薬剤11の外径Bより広くなっており、水平四方の側壁のうち前壁23には欠け24が形成されて前壁23の中央部分が上から下まで欠けており、前壁23と対峙する後壁25には欠け26が形成されて後壁25の中央部分も上から下まで欠けている。そのため、個別収容部材20は、個別包装薬剤10を指先で摘んで丸もの薬剤11の下端側から収納室22に差し込めば丸もの薬剤11の下側部分と外袋12の下側の中央部分とが収納室22の中央に緩く嵌って抜き差し容易な状態で丸もの薬剤11が立つとともに、個別包装薬剤10の外袋12の下側の左右部分が収納室22の左右部分に収まるようになっている。
無端条帯41は、循環移動の可能な輪状・環状になっていて個別収容部材20を装着できるものであれば、幅広の単一条帯でも良く、平行配置されて一緒に駆動される複数の条帯でも良い。例えば、合成ゴム製の歯付きベルトからなる無端ベルトや、金属製リンクチェーンなどのエンドレスチェーン、戦車のプラモデルのクローラ部分などが、採用される。従動軸42と駆動軸43は、ギヤ付きロールやスプロケットホイルなどが採用され、軸回転可能な状態で水平に支持されている。駆動部44は、制御容易なパルスモータや安価なACモータが採用され、駆動軸43に直接連結されて又は減速ギヤ等の伝動機構を介して間接的に駆動軸43と連結されて、駆動軸43を循環移動させるようになっている。
コントローラ(制御装置)は、供給指示に応じて駆動部44に動作信号を送出することにより個別包装薬剤自動供給装置40から個別包装薬剤10を排出させるものである。供給指示がボタン押しの操作であり排出動作が無端条帯41の間欠送りだけのシンプルなオープン制御を行うのであれば、パルス整形回路などの小規模な電子回路で足り、処方箋データや派生した調剤指示データ等に従って所要数の個別包装薬剤10を自動供給するといった複雑な制御や排出センサ利用のフィードバック制御を行うのであれば、プログラマブルなマイクロプロセッサやシーケンサ等を主体とした電子回路で具体化される。
この実施例1の個別包装薬剤自動供給装置40について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図2は、(a)〜(c)何れも、多数の個別包装薬剤10を一列に整列収納した個別包装薬剤自動供給装置40の右側面図である。
先ず(図2(a)参照)、整列収納を済ませておかなければならないので、無端条帯41の上側部分に来て前後方向一列に並んでいる個別収容部材20それぞれに一つずつ個別包装薬剤10を立てて収容する。そのとき、個別包装薬剤10の丸もの薬剤11の上側部分を外袋12ごと指で摘んで、個別包装薬剤10の丸もの薬剤11の下側部分を外袋12ごと収納室22の中央部に差し込むことで、簡単かつ容易に、丸ものの個別包装薬剤10が立って収納される。その際、外袋12の下側部分のうち左右に張り出した部分は、収納室22のうち左右の側壁で囲まれたところに収める。そのような収納作業を繰り返すと、多数の個別包装薬剤10が個別収容部材20に倣って一列に整列収納される。
そして(図2(b)参照)、供給指示が出されると、それに応じて無端条帯41が循環動作を開始し、無端条帯41の循環移動によって、前端(図2では左端)では、無端条帯41が従動軸42の軸回転に倣って下向きに転回しようとし、それと共に先頭の個別収容部材20が進行方向を水平な前向きから斜め前へ変えながら斜度を増すので、先頭の個別包装薬剤10も前傾姿勢をとる。更に傾いて(図2(c)参照)、ほぼ横向きに倒れる頃には、先頭の個別包装薬剤10が先頭だった個別収容部材20から前方へ抜け落ちる。
こうして、個別包装薬剤10が、姿勢良く排出される。具体的には、先頭だった個別包装薬剤10が、丸もの薬剤11の頭部を前にし、丸もの薬剤11の尾部・底部を後ろにし、外袋12を左右に延ばし、外袋12の表裏も収容時の前後面を維持して、横たわる。
しかも、供給指示が一個だけ排出させるものであれば、先頭の個別包装薬剤10の排出が確実に完了する水平かそれより少し下向きのところまで先頭の個別収容部材20が前進し前傾し転回すると、無端条帯41の循環移動が止まる。
また、供給指示が複数個を排出させるものであれば、先頭から指定個数だけ後ろの個別包装薬剤10の排出が確実に完了するところまで個別収容部材20が前進し前傾し転回すると、無端条帯41の循環移動が止まる。
こうして、無端条帯41の駆動状態に対応した時間で安定して個別包装薬剤10が一つずつ排出される。排出薬剤10は、例えば搬出コンベアや移載ロボットからなる適宜な払出ユニット50にて、あるいは人手運搬用の緩衝材付き整列皿などで、運び出される。
さらに、無端条帯41の上方には、個別包装薬剤10を立てて並べるので、丸もの薬剤11の高さAより背の高い空間を確保しておかなければならず、この条件は回避しようがないが、無端条帯41の下方には、空の個別収容部材20の高さより少し背の高い空間を確保しておけば足り、個別収容部材20の高さは丸もの薬剤11の高さAより低いので、無端条帯41及び個別収容部材20の実装に上下折返し方式を採用した割には、コンパクトな実装が達成されている。
しかも、個別包装薬剤10が最も膨らんでいる丸もの薬剤11の収容箇所から個別収容部材20の前壁23と後壁25とが無くなっていることから、一列の並びにおいて隣り合っている前後の個別収容部材20ひいては前後の個別包装薬剤10の間隙を短く詰めることができるので、一つの個別包装薬剤10に一つの個別収容部材20を割り当てる個別収納方式でありながら、薬剤整列方向である前後の長さについてまで、コンパクト実装が達成されている。
本発明の個別包装薬剤自動供給装置は、上記実施例のように単体で使用できる他、複数台・多数台を並設しておいて各種の個別包装薬剤を種類ごとに収納しても良く、装置全体をカセット化して自動払出装置に着脱可能なものにしても良く、装置全体を自動払出装置に組み込んで固定しても良く、二体物に分割して一部を自動払出装置の棚等に固定し残部を着脱可能なものにしても良い。
本発明の実施例1について、個別包装薬剤自動供給装置の構造を示し、(a)が個別包装薬剤の斜視図、(b)が一体形の個別収容部材の斜視図、(c)が組合せ形の個別収容部材の展開斜視図、(d)が個別包装薬剤自動供給装置の斜視図である。 本発明の実施例1について、個別包装薬剤自動供給装置の動作状態を示し、(a)〜(c)何れも右側面図である。
符号の説明
10…個別包装薬剤、
11…丸もの薬剤(内容器)、12…外袋、
20…個別収容部材、
21…箱体、22…収納室、23…前壁(側壁)、
24…欠け、25…後壁(側壁)、26…欠け、
27…係止部、28…貫通穴、30…座部、31…ネジ穴、
40…個別包装薬剤自動供給装置、
41…無端条帯、42…従動軸、43…駆動軸、
44…駆動部、45…側板、50…払出ユニット

Claims (1)

  1. 丸もの薬剤を一つずつ袋に入れて密封した個別包装薬剤を多数収納して逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置において、上面が解放され高さが前記丸もの薬剤より低い箱体からなり前記個別包装薬剤を一つ立てて収容しうる個別収容部材を多数と、鉛直面で循環移動しうるように設けられており且つ上側部分が水平に張られている無端条帯と、この無端条帯を循環移動させる駆動部とを備え、前記個別収容部材を前記無端条帯の外周に列設した個別包装薬剤自動供給装置であって、
    前記個別収容部材は、前記箱体が直方体状であり、前記無端条帯の上側部分の張設方向である前後方向における内法が前記丸もの薬剤より狭く、左右の内法が前記丸もの薬剤より広く、前後の側壁の中央部分が上から下まで欠けていて前記個別包装薬剤を遊挿可能になっていることを特徴とする個別包装薬剤自動供給装置
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