JP5151925B2 - 消費電力推定装置及び空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、同一の電源回路に接続される複数の機器の消費電力を推定する消費電力推定装置及びその消費電力推定装置を備えた空気調和機に関する。
従来、機器において消費した電力量を推定する消費電力推定機能を有する空気調和機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−229334号公報
機器の消費電力の推定値として、その機器がON状態であるときに消費するであろう1つの推定値が定義されているのが一般的である。しかしながら、同一の電源回路に複数の機器が接続される場合、一の機器の実際の消費電力は、他の機器の運転状態に応じて変化する。これは、電源回路において電源効率が良い帯域が存在するためであり、微小な電力しか必要としない機器だけが動作する状態と、複数の機器が各々適当に動作する状態とでは、複数の機器が各々適当に動作する状態の方が電源効率が良いのが通常である。このため、機器がON状態であるときに消費するであろう1つの推定値が、実際の機器の消費電力とかけ離れた値になる場合があり、当該機器の消費電力の推定値を正確に決定できない場合がある。
そこで、この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、機器の消費電力の推定値を正確に決定することが可能となる消費電力推定装置及び空気調和機を提供することを目的とする。
第1の発明にかかる消費電力推定装置は、同一の電源回路に接続された複数の機器が、第1機器及び1又は複数の機器を有する第2機器群を含んでおり、前記第1機器の消費電力の推定値を、前記第2機器群の運転状態に応じて決定する決定手段を備えている。
この消費電力推定装置では、第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
第2の発明にかかる消費電力推定装置は、第1の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の数に応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第2機器群においてON状態である機器の数に応じて第1機器の消費電力の推定値を決定することができるので、第1機器の消費電力が小さい場合等、簡単な方法で電源回路の効率を考慮した第1機器の消費電力の推定値を決定することができる。
第3の発明にかかる消費電力推定装置は、第2の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の数が大きいほど小さい値に決定する。
この消費電力推定装置では、第2機器群においてON状態の機器が多いときに電源回路の効率が向上するように設定した場合に、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
第4の発明にかかる消費電力推定装置は、第1の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の運転負荷に応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第2機器群の運転負荷の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。なお、第2機器群においてON状態である機器が複数であるときは、運転負荷は当該ON状態の機器の各運転負荷の合計である。
第5の発明にかかる消費電力推定装置は、第4の発明にかかる消費電力推定装置において、前記運転負荷は、その大きさに応じて複数の運転ゾーンに区切られ、前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、前記複数の運転ゾーンに応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第2機器群の運転負荷に係る運転ゾーンに応じて決定される推定値を用いて、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
第6の発明にかかる消費電力推定装置は、第1の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、当該第1機器の運転状態及び前記第2機器群の運転状態に応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第1機器の運転状態及び第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
第7の発明にかかる消費電力推定装置は、第6の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、当該第1機器及び前記第2機器群においてON状態である機器の数に応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第1機器及び第2機器群においてON状態の機器の数に応じて第1機器の消費電力の推定値を決定することができるので、ON状態の機器の数に応じて電源回路の効率が変動する場合に、簡単な方法で電源回路の効率を考慮した第1機器の消費電力の推定値を決定することができる。
第8の発明にかかる消費電力推定装置は、第5の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、当該第1機器の運転負荷と前記第2機器群においてON状態である機器の運転負荷との合計に応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第1機器の運転状態及び第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
第9の発明にかかる消費電力推定装置は、第8の発明にかかる消費電力推定装置において、前記運転負荷の合計は、その大きさに応じて複数の運転ゾーンに区切られ、前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、前記複数の運転ゾーンに応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第1機器の運転負荷及び第2機器群の運転負荷の合計に係る運転ゾーンに応じて決定される推定値を用いて、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
第10の発明にかかる消費電力推定装置は、同一の電源回路に接続された複数の機器が、第1機器及び1又は複数の機器を有する第2機器群を含んでおり、前記第1機器の消費電力と前記第2機器群の消費電力との合計推定値を、前記第1機器を単体で動作させたときの消費電力と前記第2機器群に含まれる機器を単体で動作させたときの消費電力との合計値と、前記第2機器群の運転状態とに基づいて決定する決定手段を備えている。
この消費電力推定装置では、第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、当該合計推定値を正確に決定することができる。
第11の発明にかかる消費電力推定装置は、第10の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記合計推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の数に応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第2機器群においてON状態である機器の数に応じて当該合計推定値を決定することができるので、第1機器の消費電力が小さい場合等、簡単な方法で電源回路の効率を考慮した当該合計推定値を決定することができる。
第12の発明にかかる消費電力推定装置は、第11の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記合計推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の数が大きいほど小さい値に決定する。
この消費電力推定装置では、第2機器群においてON状態の機器が多いときに電源回路の効率が向上するように設定した場合に、当該合計推定値を正確に決定することができる。
第13の発明にかかる消費電力推定装置は、第10の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記合計推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の運転負荷に応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第2機器群の運転負荷の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、当該合計推定値を正確に決定することができる。なお、第2機器群においてON状態である機器が複数であるときは、運転負荷は当該ON状態の機器の各運転負荷の合計である。
第14の発明にかかる消費電力推定装置は、第13の発明にかかる消費電力推定装置において、前記運転負荷は、その大きさに応じて複数の運転ゾーンに区切られ、前記決定手段は、前記合計推定値を、前記複数の運転ゾーンに応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第2機器群の運転負荷に係る運転ゾーンに応じて決定される推定値を用いて、当該合計推定値を正確に決定することができる。
第15の発明にかかる消費電力推定装置は、第10の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記合計推定値を、当該第1機器の運転状態及び前記第2機器群の運転状態に応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第1機器の運転状態及び第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、当該合計推定値を正確に決定することができる。
第16の発明にかかる消費電力推定装置は、第15の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記合計推定値を、当該第1機器及び前記第2群においてON状態である機器の数に応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第1機器及び第2機器群においてON状態の機器の数に応じて当該合計推定値を決定することができるので、ON状態の機器の数に応じて電源回路の効率が変動する場合に、簡単な方法で電源回路の効率を考慮した当該合計推定値を決定することができる。
第17の発明にかかる消費電力推定装置は、第15の発明にかかる消費電力推定装置において、前記決定手段は、前記合計推定値を、当該第1機器の運転負荷と前記第2機器群においてON状態である機器の運転負荷との合計に応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第1機器の運転状態及び第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、当該合計推定値を正確に決定することができる。
第18の発明にかかる消費電力推定装置は、第17の発明にかかる消費電力推定装置において、前記運転負荷の合計は、その大きさに応じて複数の運転ゾーンに区切られ、前記決定手段は、前記合計推定値を、前記複数の運転ゾーンに応じて決定する。
この消費電力推定装置では、第1機器の運転負荷及び第2機器群の運転負荷の合計に係る運転ゾーンに応じて決定される推定値を用いて、当該合計推定値を正確に決定することができる。
第19の発明にかかる消費電力推定装置は、第1〜第18のいずれかの発明にかかる消費電力推定装置において、第1機器は、第2機器群の各機器に比べて定格消費電力が小さい。
この消費電力推定装置では、電源回路の効率に寄与する定格消費電力が大きい第2機器群の運転状態に応じて第1機器の消費電力の推定値や当該合計推定値を決定することができるので、それらの推定値を正確に決定することができる。
第20の発明にかかる消費電力推定装置は、第1〜第18のいずれかの発明にかかる消費電力推定装置において、第1機器と、第2機器群の少なくとも1つの機器とは、同等の定格消費電力である。
この消費電力推定装置では、電源回路の効率に同等に寄与する定格消費電力が同等の第1機器及び第2機器群の少なくとも1つの機器の運転状態に応じて第1機器の消費電力の推定値や当該合計推定値を決定することができるので、それらの推定値を正確に決定することができる。
第21の発明にかかる消費電力推定装置は、第1〜第20のいずれかの発明にかかる消費電力推定装置において、第2機器群の少なくとも1つの機器は、空気調和機の室内機に設けられるファンである。
この消費電力推定装置では、電源回路の効率に顕著に寄与するファンの運転状態に応じて第1機器の消費電力の推定値や当該合計推定値を決定することができるので、それらの推定値を正確に決定することができる。
第22の発明にかかる消費電力推定装置は、第1〜第21のいずれかの発明にかかる消費電力推定装置において、第1機器は、第1機器の消費電力の推定値又は当該合計推定値を用いて機器の消費電力の推定値を表示する表示ユニットである。
この消費電力推定装置では、電源回路の効率によりその消費電力が変動する表示ユニットの消費電力の推定値を正確に決定することができる。また、その決定した消費電力の推定値を用いて機器の消費電力の推定値を表示することで、ユーザに消費した消費電力の推定値を報知することができる。
第23の発明にかかる空気調和機は、第1〜第22のいずれかの発明にかかる消費電力推定装置を備えている。
この空気調和機では、第1機器(例えば、表示ユニットやファン)の消費電力の推定値を正確に決定したり、空気調和機の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
また、第2の発明では、第2機器群においてON状態である機器の数に応じて第1機器の消費電力の推定値を決定することができるので、第1機器の消費電力が小さい場合等、簡単な方法で電源回路の効率を考慮した第1機器の消費電力の推定値を決定することができる。
また、第3の発明では、第2機器群においてON状態の機器が多いときに電源回路の効率が向上するように設定した場合に、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
また、第4の発明では、第2機器群の運転負荷の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。なお、第2機器群においてON状態である機器が複数であるときは、運転負荷は当該ON状態の機器の各運転負荷の合計である。
また、第5の発明では、第2機器群の運転負荷に係る運転ゾーンに応じて決定される推定値を用いて、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
また、第6の発明では、第1機器の運転状態及び第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
また、第7の発明では、第1機器及び第2機器群においてON状態の機器の数に応じて第1機器の消費電力の推定値を決定することができるので、ON状態の機器の数に応じて電源回路の効率が変動する場合に、簡単な方法で電源回路の効率を考慮した第1機器の消費電力の推定値を決定することができる。
また、第8の発明では、第1機器の運転状態及び第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
また、第9の発明では、第1機器の運転負荷及び第2機器群の運転負荷の合計に係る運転ゾーンに応じて決定される推定値を用いて、第1機器の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
また、第10の発明では、第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、当該合計推定値を正確に決定することができる。
また、第11の発明では、第2機器群においてON状態である機器の数に応じて当該合計推定値を決定することができるので、第1機器の消費電力が小さい場合等、簡単な方法で電源回路の効率を考慮した当該合計推定値を決定することができる。
また、第12の発明では、第2機器群においてON状態の機器が多いときに電源回路の効率が向上するように設定した場合に、当該合計推定値を正確に決定することができる。
また、第13の発明では、第2機器群の運転負荷の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、当該合計推定値を正確に決定することができる。なお、第2機器群においてON状態である機器が複数であるときは、運転負荷は当該ON状態の機器の各運転負荷の合計である。
また、第14の発明では、第2機器群の運転負荷に係る運転ゾーンに応じて決定される推定値を用いて、当該合計推定値を正確に決定することができる。
また、第15の発明では、第1機器の運転状態及び第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、当該合計推定値を正確に決定することができる。
また、第16の発明では、第1機器及び第2機器群においてON状態の機器の数に応じて当該合計推定値を決定することができるので、ON状態の機器の数に応じて電源回路の効率が変動する場合に、簡単な方法で電源回路の効率を考慮した当該合計推定値を決定することができる。
また、第17の発明では、第1機器の運転状態及び第2機器群の運転状態の影響に応じて電源回路の効率が変動する場合に、当該合計推定値を正確に決定することができる。
また、第18の発明では、第1機器の運転負荷及び第2機器群の運転負荷の合計に係る運転ゾーンに応じて決定される推定値を用いて、当該合計推定値を正確に決定することができる。
また、第19の発明では、電源回路の効率に寄与する定格消費電力が大きい第2機器群の運転状態に応じて第1機器の消費電力の推定値や当該合計推定値を決定することができるので、それらの推定値を正確に決定することができる。
また、第20の発明では、電源回路の効率に同等に寄与する定格消費電力が同等の第1機器及び第2機器群の少なくとも1つの機器の運転状態に応じて第1機器の消費電力の推定値や当該合計推定値を決定することができるので、それらの推定値を正確に決定することができる。
また、第21の発明では、電源回路の効率に顕著に寄与するファンの運転状態に応じて第1機器の消費電力の推定値や当該合計推定値を決定することができるので、それらの推定値を正確に決定することができる。
また、第22の発明では、電源回路の効率によりその消費電力が変動する表示ユニットの消費電力の推定値を正確に決定することができる。また、その決定した消費電力の推定値を用いて機器の消費電力の推定値を表示することで、ユーザに消費した消費電力の推定値を報知することができる。
また、第23の発明では、第1機器(例えば、表示ユニットやファン)の消費電力の推定値を正確に決定したり、空気調和機の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る空気調和機(消費電力推定装置)の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気調和機の全体構成を示した斜視図である。図2は、図1に示した空気調和機の室内機の内部構造を示した断面図である。図3は、図1に示した空気調和機の室内機のブロック図である。図4は、図2に示した室内機の表示パネルの消費電力の推定値を示した表である。図5は、図2に示した室内機のファンの消費電力の推定値を示した表である。以下、図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態に係る空気調和機1について詳細に説明する。なお、本実施形態では、消費電力推定装置の一例である空気調和機に本発明を適用した場合について説明する。
この空気調和機1は、図1に示すように、室内の壁面等に設置される室内機1aと、室外に設置される室外機1bと、室内機1aと通信可能なリモコン1cとを備えている。
[室内機]
室内機1aは、図2に示すように、主として、ケーシング10と、そのケーシング10内に配置される室内熱交換器11及びファン12とを備えている。このケーシング10の上部には吸込口13が設けられると共に、下部には吹出口14が設けられている。ファン12が駆動することによって吸込口13から吸い込まれた室内空気は、室内熱交換器11を通過することによって熱交換されて、吹出口14を介して室内に吹き出される。ファン12から吹出口14に至る流路上には、吹出口14に近い方から順に、上下フラップ15,左右フラップ16が配置されている。また、本実施形態では、複数並べて設置されたLEDが発光して所定の文字や記号等を表示することが可能な表示パネル17が、前面パネル18の内側に設けられている。この前面パネル18は光透過性であって、表示パネル17に表示される所定の文字や記号等は、この前面パネル18に映し出される。
また、図3に示すように、この室内機1aの制御部19には、上記したファン12と、表示パネル17と、電源回路20とが接続されている。電源回路20には、上記した表示パネル17(第1機器)とファン12(第2機器)とが接続されており、電源回路20は、表示パネル17及びファン12に対して所定量の電力を供給している。同一の電源回路20に接続される表示パネル17とファン12とを比較した場合、ファン12の定格消費電力は、表示パネル17の定格消費電力に比べて大きく、電源回路20から供給される電力の大半はファン12によって消費されるので、ファン12の消費電力が表示パネル17の消費電力に対して支配的になる。以下、このような電源回路から供給される電力の大半を消費するような機器を「支配的な機器」とする。このため、電源回路20は、ファン12が動作しているときに電源効率が高くなるように設定されており、表示パネル17の消費電力の実測値は、表示内容が同じであっても、ファン12の運転状態に応じて変動する。つまり、表示パネル17の消費電力の実測値は、ファン12がOFF状態である場合に比べて、ファン12がON状態である場合の方が小さくなる。以下、支配的な機器によってその消費電力が変動するような機器を「従属的な機器」とする。
そこで、本実施形態の制御部19は、表示パネル17の消費電力の推定値を、ON状態のファン12(第2機器)の数に応じて決定している。つまり、本実施形態では、ファン12がON状態であるか(ON状態の第2機器の数が1つの場合)、又は、OFF状態であるか(ON状態の第2機器の数が0の場合)に応じて、表示パネル17の消費電力の推定値を決定している。そして、制御部19は、表示パネル17の消費電力の推定値を、ON状態のファン12(第2機器)の数が大きいほど小さい値に決定する。具体的には、表示パネル17の消費電力の推定値は、図4に示すように、表示パネル17がOFF状態の場合には当然0であるが、ファン12がOFF状態且つ表示パネル17がON状態の場合(ON状態の第2機器の数が0の場合)にはA1であり、ファン12及び表示パネル17が共にON状態の場合(ON状態の第2機器の数が1つの場合)にはA2である。ここで、ファン12がON状態とは、回転数の大きさに関わらず、ファン12が所定の回転数で回転している状態をいい、ファン12がOFF状態とは、ファン12が停止している状態をいう。また、表示パネル17がON状態とは、表示パネル17に常時何かが表示されている状態をいい、表示パネル17に何も表示されていない状態をいう。
そして、本実施形態の電源回路20は、上記したように、ファン12が動作しているときに電源効率が高くなるように設定されているので、ファン12が動作しているときの推定値A2が、ファン12が動作していないときの推定値A1より小さくなっている。
また、本実施形態では、制御部19は、上記した(1)表示パネル17の消費電力の推定値(0,A1,A2のいずれか)と、(2)室内機1aの制御部19を搭載する基板の消費電力の推定値(以下、基本消費電力量とする)と、(3)ファン12の消費電力の推定値(以下、ファン消費電力量とする)と、(4)室外機1bの消費電力の推定値(以下、室外消費電力量)との合計を算出することによって、空気調和機1全体の消費電力の推定値を算出する。
上記した(3)ファン消費電力量B1〜B10は、図5に示すように、ファン12の回転数に応じて区切られた運転ゾーンZ1〜Z10毎に定められている。このファン消費電力量B1〜B10は、ファン12の回転数が大きくなるに従って大きくなる。
なお、表示パネル17は、上記した空気調和機1全体の消費電力の推定値を表示することが可能であって、ユーザに対して上記した空気調和機1全体の消費電力の推定値を提供することができる。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機1には、以下のような特徴がある。
本実施形態の空気調和機1では、表示パネル17の消費電力の推定値を、ファン12の運転状態(ON状態、OFF状態)に応じて決定するので、ファン12の運転状態の影響に応じて電源回路20の効率が変動する場合に、表示パネル17の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
また、本実施形態の空気調和機1では、ファン12がON状態かOFF状態かに応じて表示パネル17の消費電力の推定値(A1又はA2)を決定することができるので、表示パネル17の消費電力が小さい場合(表示パネル17の消費電力が占める割合がそれほど大きくなく、表示パネル17の消費電量の推定値をそれほど精度よく決定する必要がない場合)等、この2つの値(A1及びA2)を用いて電源回路20の効率を考慮した表示パネル17の消費電力の推定値を容易に決定することができる。
また、本実施形態の空気調和機1では、ファン12が動作しているときの推定値A2をファン12が動作していないときの推定値A1より小さくすることによって、ファン12がON状態のときに電源回路20の効率が向上するように設定した場合に、表示パネル17の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
(変形例)
この第1実施形態では、同一の電源回路20に対して、支配的な機器(ファン12)と、従属的な機器(表示パネル17)とがそれぞれ1つ接続される例について説明したが、本発明はこれに限らず、同一の電源回路に対して、1つの支配的な機器と、複数の従属的な機器とを接続してもよい。具体的には、図6に示すように、同一の電源回路20に対して、支配的な機器であるファン12と、従属的な機器である表示パネル17A及び17Bとが接続されている。
この場合でも、制御部19は、表示パネル17A及び17Bの各消費電力の推定値を、ON状態のファン12(第2機器)の数に応じて決定する。
具体的には、表示パネル17Aの消費電力の推定値は、図7(a)に示すように、表示パネル17AがOFF状態の場合には当然0であるが、ファン12がOFF状態且つ表示パネル17AがON状態の場合にはA11であり、ファン12及び表示パネル17Aが共にON状態の場合にはA12である。
そして、表示パネル17Bの消費電力の推定値は、図7(b)に示すように、表示パネル17BがOFF状態の場合には当然0であるが、ファン12がOFF状態且つ表示パネル17BがON状態の場合にはA21であり、ファン12及び表示パネル17Aが共にON状態の場合にはA22である。
なお、表示パネル17Aと17Bとが同一の場合には、消費電力の推定値A11とA21とは同一の値となると共に、消費電力の推定値A12とA22とは同一の値となる。
(第2実施形態)
図8は、ファンの運転ゾーンと表示パネルの消費電力の推定値との関係を示した表である。次に、図8を参照して、本発明の第2実施形態に係る空気調和機について詳細に説明する。なお、空気調和機の構成は、第1実施形態と同様であるので、同一番号を付しその説明を省略する。
本実施形態の制御部19は、表示パネル17の消費電力の推定値を、ON状態であるファン12(第2機器)の回転数(運転負荷)に応じて決定している。具体的には、制御部19は、表示パネル17の消費電力の推定値C1〜C10を、図8に示すように、ファン12の回転数(図5参照)に応じて区切られた複数の運転ゾーンZ1〜Z10に応じて決定している。そして、制御部19は、表示パネル17の消費電力の推定値C1〜C10を、電源回路20の電源効率が最も高い運転ゾーンに近いほど小さい値に決定する。一例として、電源回路20の電源効率が運転ゾーンZ5のときに最も高くなるように設定した場合には、制御部19は、表示パネル17の消費電力の推定値C1〜C10を、当該運転ゾーンZ5に近いほど小さい値に決定する。従って、運転ゾーンZ5に対応する表示パネル17の消費電力の推定値C5が、最も小さい値となっている。
なお、この第2実施形態でも、上記した第1実施形態の変形例と同様に、同一の電源回路に対して、1つの支配的な機器と、複数の従属的な機器とを接続しても、従属的な機器の各消費電力の推定値を、ON状態であるファン12(第2機器)の回転数(運転負荷)に応じて決定することもできる。
なお、この第2実施形態では、運転負荷としてファンの「回転数」を用いる例について説明したが、本発明はこれに限らず、運転負荷として「ファンの消費電力の推定値」を用いてもよい。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機には、以下のような特徴がある。
本実施形態の空気調和機では、ファン12の回転数(運転ゾーンZ1〜Z10)の影響に応じて電源回路20の効率が変動する場合に、表示パネル17の消費電力の推定値を正確に決定することができる。つまり、この第2実施形態の制御部は、2つの推定値A1及びA2しか用いない第1実施形態の制御部より、表示パネル17の消費電力の推定値C1〜C10を細かく決定することができる。
(第3実施形態)
図9は、本発明の第3実施形態に係る空気調和機の室内機のブロック図である。図10は、ファンが単体で動作したときの回転数と消費電力との関係を示した表である。図11は、2つのファンの消費電力の合計と係数との関係を示した表である。この第3実施形態では、同一の電源回路に定格消費電力が同等の2つのファン300A及び300Bが接続された室内機301aについて説明する。なお、この第3実施形態では、電源回路に接続される機器を変更した以外は、第1及び第2実施形態と同様であるので、その説明を適宜省略する。
図9に示すように、本実施形態に係る室内機301aの制御部319には、ファン300A及び300Bと、電源回路320とが接続されている。電源回路320には、上記した2つのファン300A(第1機器)及び300B(第2機器)が接続されており、電源回路320は、ファン300A及び300Bに対して所定量の電力を供給している。同一の電源回路320に接続されるファン300Aとファン300Bとを比較した場合、両ファン300A及び300Bの定格消費電力は、同等である。つまり、この第3実施形態では、同一の電源回路320に対して、定格消費電力が対等な機器が接続されている。
本実施形態の制御部319は、ファン300A又は300Bの消費電力の推定値を、以下のように決定する。
[ファンが単体で動作する場合]
制御部319は、ファン300A及び300Bのいずれか一方が単体で回転する場合には、図10に示すように、ファン300A,300Bの回転数に応じて区切られる複数の回転数ゾーン毎に定められる消費電力を、当該ファン300A又は300Bの消費電力の推定値とする。一例として、ファン300Bだけが回転(回転数:1000)し且つファン300Aが回転していない場合、制御部319は、ファン300Bの消費電力の推定値を20Wと決定する。
[両方のファンが同時に動作する場合]
ここで、本実施形態では、両方のファン300A及び300Bが同時に動作する場合には、制御部319は、各ファン300A、300Bの消費電力の推定値を、ON状態であるファン300A(第1機器)の消費電力(運転負荷)と、ON状態であるファン300B(第2機器)の消費電力(運転負荷)との合計に応じて決定している。具体的には、図11に示すように、ファン300Aを単体で動作させたときの消費電力の推定値と、ファン300Bを単体で動作させたときの消費電力の推定値との合計(消費電力合計(W))に応じて定められる係数を用いて、各ファン300A、300Bの消費電力の推定値を決定する。一例として、ファン300Aが500回転で回転し、ファン300Bが1000回転で回転する場合、まず、制御部319は、図10を参照して、ファン300Aを単体で動作させたときの消費電力の推定値10Wと、ファン300Bを単体で動作させたときの消費電力の推定値20Wとの合計30Wを算出する。そして、図11に示すように、その合計30Wに応じて定められる係数0.8を得る。そして、制御部319は、ファン300Aの消費電力の推定値を求める場合、ファン300Aを単体で動作させたときの消費電力の推定値10Wに、係数0.8を乗じて得た値(10×0.8=8W)を、ファン300Aの消費電力の推定値と決定する。また、制御部319は、ファン300Bの消費電力の推定値を求める場合、ファン300Bを単体で動作させたときの消費電力の推定値20Wに、係数0.8を乗じて得た値(20×0.8=16W)を、ファン300Bの消費電力の推定値と決定する。
上記したように、ファン300Bだけが回転した場合におけるファン300Bの消費電力の推定値20Wと、両ファン300A及び300Bが回転した場合におけるファン300Bの消費電力の推定値16Wとが異なる値となっている。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機には、以下のような特徴がある。
本実施形態の空気調和機では、定格消費電力が対等のファン300A及び300Bの消費電力(運転負荷)の影響に応じて電源回路320の効率が変動する場合に、ファン300A及び300Bの各消費電力の推定値を正確に決定することができる。
(変形例)
この第3実施形態では、制御部319は、ON状態であるファン300A(第1機器)の「消費電力」と、ON状態であるファン300B(第2機器)の「消費電力」との合計に応じて、ファン300A又は300Bの消費電力の推定値を決定しているが、本発明これに限らず、制御部319は、ON状態であるファン300A(第1機器)の「回転数」と、ON状態であるファン300B(第2機器)の「回転数」との合計(ファン回転数合計)に応じて、ファン300A又は300Bの消費電力の推定値を決定してもよい。具体的には、図12に示すように、ファン300Aの「回転数」とファン300Bの「回転数」との合計(ファン回転数合計)に応じて定められる係数を用いて、各ファン300A,300Bの消費電力の推定値を決定する。
(第4実施形態)
図13は、本発明の第4実施形態に係る空気調和機の室内機のブロック図である。この第4実施形態では、同一の電源回路に定格消費電力が同等の2つのファン400A及び400Bと、表示パネル400Cとが接続された室内機401aについて説明する。なお、この第4実施形態では、電源回路に接続される機器を変更した以外は、第1〜第3実施形態と同様であるので、その説明を適宜省略する。
図13に示すように、本実施形態に係る室内機401aの制御部419には、ファン400A及び400Bと、表示パネル400Cと、電源回路420とが接続されている。電源回路420には、上記した表示パネル400C(第1機器)と、2つのファン400A及び400B(第2機器群)とが接続されており、電源回路420は、それらのファン400A、400B及び表示パネル400Cに対して所定量の電力を供給している。同一の電源回路420に接続されるファン400Aと400Bとを比較した場合、両ファン400A及び400Bの定格消費電力は同等であり、それらの各ファン400A,400Bと、表示パネル400Cとを比較した場合、各ファン400A,400Bの定格消費電力は、表示パネル400Cの定格消費電力に比べて大きい。つまり、この第4実施形態では、2つの支配的な機器(第2機器群)と1つの従属的な機器とが同一の電源回路320に対して接続されている。そして、この2つの支配的な機器は定格消費電力が対等である。
本実施形態の制御部419は、表示パネル400Cの消費電力の推定値を、ON状態であるファン400A(第2機器)の消費電力(運転負荷)と、ON状態であるファン400B(第2機器)の消費電力(運転負荷)との合計に応じて決定している。具体的には、図11に示すように、ファン400Aを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)と400Bを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)との合計(消費電力合計(W))に応じて定められる係数(図11参照)を用いて、表示パネル400Cの消費電力の推定値を決定する。一例として、ファン400Aの消費電力の合計とファン400Bの消費電力の合計とが30Wの場合、図11を参照して、その合計30Wに応じて定められる係数0.8を得る。そして、制御部419は、表示パネル400Cの消費電力の推定値を求める場合、表示パネル400Cの消費電力の推定値(例えば、1W)に、当該係数0.8を乗じて得た値(1×0.8=0.8W)を、表示パネル400Cの消費電力の推定値と決定する。
なお、ファン400A及び400Bの各々の消費電力の推定値は、従属的な機器である表示パネル400Cを除いた第3実施形態の室内機と同様に考えることができる。
なお、この第4実施形態では、運転負荷としてファンの「消費電力」を用いる例について説明したが、本発明はこれに限らず、第3実施形態の変形例と同様にして、運転負荷としてファンの「回転数」を用いてもよい。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機には、以下のような特徴がある。
本実施形態の空気調和機では、支配的な機器が複数ある場合に、その支配的な機器(ファン400A及び400B)の合計の運転負荷に応じて、従属的な機器(表示パネル400C)の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
(第5実施形態)
図14は、本発明の第5実施形態に係る空気調和機の室内機のブロック図である。この第5実施形態では、同一の電源回路に定格消費電力が同等の3つのファン500A〜500Cが接続された室内機501aについて説明する。なお、この第5実施形態では、電源回路に接続される機器を変更した以外は、第1〜第4実施形態と同様であるので、その説明を適宜省略する。
図14に示すように、本実施形態に係る室内機501aの制御部519には、3つのファン500A〜500Cと、電源回路520とが接続されている。電源回路520には、上記した3つのファン500A〜500Cが接続されており、電源回路520は、それらのファン500A〜500Cに対して所定量の電力を供給している。同一の電源回路520に接続されるこれらのファン500A〜500Cは、同等の定格消費電力である。つまり、この第5実施形態では、同一の電源回路520に対して、定格消費電力が対等な機器が3つ接続されている。
本実施形態の制御部519は、ファン500A〜500Cの消費電力の推定値を、ON状態であるファン500Aの消費電力(運転負荷)と、ON状態であるファン500Bの消費電力(運転負荷)と、ON状態であるファン500Cの消費電力(運転負荷)との合計に応じて決定している。具体的には、ファン500Aを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)と、ファン500Bを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)と、ファン500Cを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)との合計(消費電力合計(W))に応じて定められる係数(図11参照)を用いて、各ファン500A〜500Cの消費電力の推定値を決定する。
なお、この第5実施形態では、運転負荷としてファンの「消費電力」を用いる例について説明したが、本発明はこれに限らず、第3実施形態の変形例と同様にして、運転負荷としてファンの「回転数」を用いてもよい。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機には、以下のような特徴がある。
本実施形態の空気調和機では、定格消費電力が対等の機器が3つ以上ある場合でも、それらの対等な機器(ファン500A〜500C)の合計の消費電力の合計(運転負荷)に応じて、各機器(ファン500A〜500C)の消費電力の推定値を正確に決定することができる。
(第6実施形態)
図15は、本発明の第6実施形態に係る空気調和機の室内機のブロック図である。この第6実施形態では、同一の電源回路620に定格消費電力が対等の2つのファン600A及び600Bが接続された室内機601aについて説明する。なお、この第6実施形態の室内機601aは、上記第3実施形態と同様の構成であるが、第3実施形態の制御部319が1つの機器(ファン300A又は300B)の消費電力の推定値を決定するのに対して、この第6実施形態の制御部619は、同一の電源回路620に接続される2つの機器の消費電力の「合計推定値」を決定する。
図15に示すように、本実施形態に係る室内機601aの制御部619には、第3実施形態の室内機301aと同様に、ファン600A及び600Bと、電源回路620とが接続されている。電源回路620には、2つのファン600A(第1機器)及び600B(第2機器)が接続されており、電源回路620は、ファン600A及び600Bに対して所定量の電力を供給している。同一の電源回路620に接続されるファン600A及び600Bとを比較した場合、両ファン600A及び600Bの定格消費電力は、同等である。つまり、この第6実施形態では、同一の電源回路620に対して、定格消費電力が対等な機器が接続されている。
本実施形態の制御部619は、同一の電源回路620に接続される2つのファン600A及び600Bの合計推定値を、ON状態であるファン600A(第1機器)の消費電力(運転負荷)と、ON状態であるファン600B(第2機器)の消費電力(運転負荷)との合計に応じて決定している。具体的には、ファン600Aを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)と、ファン600Bを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)との合計(消費電力合計(W))に応じて定められる係数(図11参照)を用いて、複数のファン600A及び600Bの合計推定値を決定する。一例として、ファン600Aが500回転で回転し、ファン600Bが1000回転で回転する場合、制御部619は、ファン600Aを単体で動作させたときの消費電力の推定値10Wと、ファン600Bを単体で動作させたときの消費電力の推定値20Wとの合計30Wを算出する。そして、図11を参照して、その合計30Wに応じて定められる係数0.8を得る。そして、制御部619は、複数の機器の「合計推定値」を求める場合、当該合計の推定値30Wに、係数0.8を乗じて得た値(30×0.8=24W)を、複数の機器の合計推定値と決定する。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機には、以下のような特徴がある。
本実施形態の空気調和機では、2つのファン600A及び600Bの合計推定値を、当該2つのファン600A及び600Bの運転状態に応じて決定するので、対等な機器であるファン600A及び600Bの運転状態の影響に応じて電源回路620の効率が変動する場合に、当該合計推定値を正確に決定することができる。
(変形例)
この第6実施形態では、制御部619は、ON状態であるファン600A(第1機器)の「消費電力」と、ON状態であるファン600B(第2機器)の「消費電力」との合計に応じて、同一の電源回路620に接続される複数のファン600A及び600Bの合計推定値を決定しているが、本発明これに限らず、上記した第3実施形態の変形例と同様に、制御部619は、ON状態であるファン600A(第1機器)の「回転数」と、ON状態であるファン600B(第2機器)の「回転数」との合計(ファン回転数合計)に応じて、同一の電源回路620に接続される複数のファン600A及び600Bの合計推定値を決定してもよい。
(変形例)
また、この第6実施形態では、定格消費電力が対等な機器であるファン600A及び600Bのみが同一の電源回路620に接続される例について説明したが、本発明はこれに限らず、図16に示すように、第4実施形態に係る室内機401aと同様に、定格消費電力が対等で且つ支配的な機器であるファン600A及び600Bの他に、従属的な機器である表示パネル600Cが、同一の電源回路620に接続されていてもよい。この場合、同一の電源回路620に接続される複数の機器の消費電力の「合計推定値」は、上記第6実施形態において決定した同一の電源回路620に接続される複数のファン600A及び600Bの合計推定値と、その合計推定値の大きさ応じて定義された表示パネル600Cの消費電力の推定値とを加えたものである。具体的には、図17に示すように、ファン600Aを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)と、ファン600Bを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)との合計(消費電力合計(W))に応じて定められる係数(図11参照)を用いて、複数のファン600A及び600Bの合計推定値を決定する。一例として、ファン600Aが500回転で回転し、ファン600Bが1000回転で回転する場合、制御部619は、ファン600Aを単体で動作させたときの消費電力の推定値10Wと、ファン600Bを単体で動作させたときの消費電力の推定値20Wとの合計30Wを算出する。そして、その合計30Wに応じて定められる係数0.8(図11参照)を得る。そして、制御部619は、支配的な機器の合計推定値を求めるために、当該合計の推定値30Wに、係数0.8を乗じて得た値(30×0.8=24W)を、支配的の機器の合計推定値と決定する。さらに、制御部619は、図17を参照して、当該合計推定値(24W)と、当該合計推定値に応じて定められる表示パネル600Cの消費電力の推定値(3W)とを合計して算出される値(24W+3W=27W)を、同一の電源回路620に接続される複数の機器(ファン600A,600B及び表示パネル600C)の合計推定値と決定する。
(第7実施形態)
図18は、本発明の第7実施形態に係る空気調和機の室内機のブロック図である。この第7実施形態では、同一の電源回路に定格消費電力が同等の3つのファン700A〜700Cが接続された室内機701aについて説明する。なお、この第7実施形態の室内機701aは、上記第5実施形態と同様の構成であるが、第5実施形態の制御部519が1つの機器の消費電力の推定値を決定するのに対して、この第7実施形態の制御部719は、同一の電源回路720に接続される3つの機器の消費電力の「合計推定値」を決定する。
図18に示すように、本実施形態に係る室内機701aの制御部719には、3つのファン700A〜700Cと、電源回路720とが接続されている。電源回路720には、上記した3つのファン700A〜700Cが接続されており、電源回路720は、それらのファン700A〜700Cに対して所定量の電力を供給している。同一の電源回路720に接続されるこれらのファン700A〜700Cは、同等の定格消費電力である。つまり、この第7実施形態では、同一の電源回路720に対して、定格消費電力が対等な機器が3つ接続されている。
本実施形態の制御部719は、ファン700A〜700Cの合計推定値を、ON状態であるファン700Aの消費電力(運転負荷)と、ON状態であるファン700Bの消費電力(運転負荷)と、ON状態であるファン700Cの消費電力(運転負荷)との合計に応じて決定している。具体的には、ファン700Aを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)と、ファン700Bを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)と、ファン700Cを単体で動作させたときの消費電力の推定値(図10参照)との合計(消費電力合計(W))に応じて定められる係数(図11参照)を用いて、ファン700A〜700Cの合計推定値を決定する。
なお、この第7実施形態では、運転負荷としてファンの「消費電力」を用いる例について説明したが、本発明はこれに限らず、第6実施形態の変形例と同様にして、運転負荷としてファンの「回転数」を用いてもよい。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機には、以下のような特徴がある。
本実施形態の空気調和機では、消費電力量が同等の支配的な機器が3つ以上ある場合でも、それらの支配的な機器(ファン700A〜700C)の合計の消費電力の合計(運転負荷)に応じて、機器(ファン700A〜700C)の合計推定値を正確に決定することができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、消費電力推定装置を空気調和機に適用する例について説明したが、本発明はこれに限らず、同一の電源回路に接続される複数の機器を備えた機器であれば、空気調和機に限定されない。
本発明を利用すれば、機器の消費電力の推定値を正確に決定する消費電力推定装置及び空気調和機を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る空気調和機の全体構成を示した斜視図である。 図1に示した空気調和機の室内機の内部構造を示した断面図である。 図1に示した空気調和機の室内機のブロック図である。 図2に示した室内機の表示パネルの消費電力の推定値を示した表である。 図2に示した室内機のファンの消費電力の推定値を示した表である。 第1実施形態の変形例に係る室内機のブロック図である。 図6に示した室内機の各表示パネルの消費電力の推定値を示した表である。 ファンの運転ゾーンと表示パネルの消費電力の推定値との関係を示した表である。 本発明の第3実施形態に係る空気調和機の室内機のブロック図である。 ファンが単体で動作したときの回転数と消費電力との関係を示した表である。 2つのファンの消費電力の合計と係数との関係を示した表である。 第3実施形態の変形例に係る2つのファンの回転数の合計と係数との関係を示した表である。 本発明の第4実施形態に係る空気調和機の室内機のブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る空気調和機の室内機のブロック図である。 本発明の第6実施形態に係る空気調和機の室内機のブロック図である。 第6実施形態の変形例に係る空気調和機の室内機のブロック図である。 2つのファンの消費電力の合計と表示パネルの消費電力の推定値との関係を示した表である。 本発明の第7実施形態に係る空気調和機の室内機のブロック図である。
1 空気調和機(消費電力推定装置)
1a,301a,401a,501a,601a,701a 室内機
1b 室外機
12 ファン(第2機器群)
17,17A,17B 表示パネル(第1機器
19,319,419,519,619,719 制御部(決定手段)
20,320,420,520,620,720 電源回路
300A,300B ファン(第1機器、第2機器群)
400A,400B ファン(第2機器群)
400C 表示パネル(第1機器
500A,500B,500C ファン(第1機器、第2機器群)
600A,600B ファン(第1機器、第2機器群)
700A,700B,700C ファン(第1機器、第2機器群)

Claims (23)

  1. 同一の電源回路に接続された複数の機器は、第1機器及び1又は複数の機器を有する第2機器群を含んでおり、
    前記第1機器の消費電力の推定値を、前記第2機器群の運転状態に応じて決定する決定手段を備えていることを特徴とする、消費電力推定装置。
  2. 前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の数に応じて決定することを特徴とする、請求項1に記載の消費電力推定装置。
  3. 前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の数が大きいほど小さい値に決定することを特徴とする、請求項2に記載の消費電力推定装置。
  4. 前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の運転負荷に応じて決定することを特徴とする、請求項1に記載の消費電力推定装置。
  5. 前記運転負荷は、その大きさに応じて複数の運転ゾーンに区切られ、
    前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、前記複数の運転ゾーンに応じて決定することを特徴とする、請求項4に記載の消費電力推定装置。
  6. 前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、当該第1機器の運転状態及び前記第2機器群の運転状態に応じて決定することを特徴とする、請求項1に記載の消費電力推定装置。
  7. 前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、当該第1機器及び前記第2機器群においてON状態である機器の数に応じて決定することを特徴とする、請求項6に記載の消費電力推定装置。
  8. 前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、当該第1機器の運転負荷と前記第2機器群においてON状態である機器の運転負荷との合計に応じて決定することを特徴とする、請求項5に記載の消費電力推定装置。
  9. 前記運転負荷の合計は、その大きさに応じて複数の運転ゾーンに区切られ、
    前記決定手段は、前記第1機器の消費電力の推定値を、前記複数の運転ゾーンに応じて決定することを特徴とする、請求項8に記載の消費電力推定装置。
  10. 同一の電源回路に接続された複数の機器は、第1機器及び1又は複数の機器を有する第2機器群を含んでおり、
    前記第1機器の消費電力と前記第2機器群の消費電力との合計推定値を、前記第1機器を単体で動作させたときの消費電力と前記第2機器群に含まれる機器を単体で動作させたときの消費電力との合計値と、前記第2機器群の運転状態とに基づいて決定する決定手段を備えていることを特徴とする、消費電力推定装置。
  11. 前記決定手段は、前記合計推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の数に応じて決定することを特徴とする、請求項10に記載の消費電力推定装置。
  12. 前記決定手段は、前記合計推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の数が大きいほど小さい値に決定することを特徴とする、請求項11に記載の消費電力推定装置。
  13. 前記決定手段は、前記合計推定値を、前記第2機器群においてON状態である機器の運転負荷に応じて決定することを特徴とする、請求項10に記載の消費電力推定装置。
  14. 前記運転負荷は、その大きさに応じて複数の運転ゾーンに区切られ、
    前記決定手段は、前記合計推定値を、前記複数の運転ゾーンに応じて決定することを特徴とする、請求項13に記載の消費電力推定装置。
  15. 前記決定手段は、前記合計推定値を、当該第1機器の運転状態及び前記第2機器群の運転状態に応じて決定することを特徴とする、請求項10に記載の消費電力推定装置。
  16. 前記決定手段は、前記合計推定値を、当該第1機器及び前記第2機器群においてON状態である機器の数に応じて決定することを特徴とする、請求項15に記載の消費電力推定装置。
  17. 前記決定手段は、前記合計推定値を、当該第1機器の運転負荷と前記第2機器群においてON状態である機器の運転負荷との合計に応じて決定することを特徴とする、請求項15に記載の消費電力推定装置。
  18. 前記運転負荷の合計は、その大きさに応じて複数の運転ゾーンに区切られ、
    前記決定手段は、前記合計推定値を、前記複数の運転ゾーンに応じて決定することを特徴とする、請求項17に記載の消費電力推定装置。
  19. 前記第1機器は、前記第2機器群の各機器に比べて定格消費電力が小さいことを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載の消費電力推定装置。
  20. 前記第1機器と、前記第2機器群の少なくとも1つの機器とは、同等の定格消費電力であることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載の消費電力推定装置。
  21. 前記第2機器群の少なくとも1つの機器は、空気調和機の室内機に設けられるファンであることを特徴とする、請求項1〜20のいずれか1項に記載の消費電力推定装置。
  22. 前記第1機器は、前記第1機器の消費電力の推定値又は前記合計推定値を用いて前記機器の消費電力の推定値を表示する表示ユニットであることを特徴とする、請求項1〜21のいずれか1項に記載の消費電力推定装置。
  23. 請求項1〜22のいずれか1項に記載の消費電力推定装置を備えた、空気調和機。
JP2008296485A 2008-11-20 2008-11-20 消費電力推定装置及び空気調和機 Expired - Fee Related JP5151925B2 (ja)

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