JP5146826B2 - 遠隔管理システムにおける子機の経路登録方法及び子機 - Google Patents

遠隔管理システムにおける子機の経路登録方法及び子機 Download PDF

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Description

本発明は、遠隔管理システムにおける子機の経路登録方法及び子機に関する。
複数の無線端末装置を利用したデータ通信システムとして、例えばガス、水道、電気等の使用量や施設の温度等を遠隔地から監視又は管理する遠隔管理システムが広く知られている。このシステムは、例えば各家庭に設置されたメータやセンサ等の外部機器に接続された複数の子機と、各子機が検出するデータを外部機器により収集する親機と、親機と公衆通信回線やインターネット等のネットワークを介して相互に通信を行う監視サーバ(監視PC)等からなるセンタ装置等から構成され、センタ装置が親機を介して各子機に検出データの送信等を要求し、各子機からの返信を、親機を介して受信して各子機が接続された外部機器を管理する。
このシステムは、通常親機となる端末装置を中心に子機となる端末装置を配置して構成した端末装置のグループを複数設置するため、システムの構築時や新規の子機を付加するときには、親機と子機間についていわゆる縁組みを行い、親機―子機間の通信で誤動作が生じないようにしている。
システムを構成する親機―子機間は、通常、特定小電力無線通信手段により通信が行われるため通信距離が短距離に限定されており、それぞれの子機の設置環境の違い等から、子機間又は子機と親機間における通信の条件はそれぞれに異なる。しかも、遠隔管理システム内における子機―親機間の通信は、直接接続するだけではなく、他の子機を中継して親機に接続する必要があるため、その通信経路は複雑なものとなる。
そのため、親機とそれと縁組みした各子機間において予め通信経路を定めておくことが必要である。
そこで、通常できるだけ通信条件のよい通信経路を予め複数設定しておいて、その経路情報を自身の記憶手段に記憶すると共に、センタ装置に送信して登録しておくことで、子機―親機―センタ装置間の通信が登録された経路に従って行う。
この通信経路の登録は各子機毎に行うため、例えば上記監視システムを新たに構築する場合であって、親機を中心にして広範囲に子機を多数設置するときは、複数箇所で同時に工事を行う必要が生じ、その場合、経路の登録作業も同時に行われる可能性が高くなる。
ところで、同一の遠隔管理システム内での通信は、同じ周波数の搬送波が用いられるため、複数の子機から同時に電文の発信があると、互いに衝突して通信エラーとなる。
そこで、従来から、各子機は信号を発信する際に、予めキャリアセンスを行って、使用チャンネル(周波数)が既に他の子機などによって使用されているか否かを検知し、キャリアが検知されないときに限って他の子機又は親機に向け発信するようにしている。
しかしながら、キャリアセンスを行っても、例えば、2地点で同時に位置登録操作を実施した場合や、1つの子機が位置登録中に他の子機が通信の狭間で割り込んで来ることがあり、その場合は、双方の子機又は親機の通信エラーとなる。
そのため、そのような通信エラーを如何にして無くすかが、多数の子機を設置する際の課題になっている。
また、各子機はキャリアセンスを行いキャリアが検知されると、そのチャンネルが何時空くのか事前に知ることができないため、キャリアセンスを繰り返すことになる。
したがって、キャリアセンスを繰り返す分電力を消費し、他方、通信エラーが発生すると、それまでの通信は全て無駄になるため、結果的にこれも無駄な電力消費となる。電池を使用する子機では、その電力消費をできる限り抑える必要があるため、無駄な電力消費はできるだけ回避することが望ましい。
特開2007−267313号公報
本願発明は、遠隔管理システムにおける上記従来の問題を解決すべくなされたものであって、その目的は、複数箇所で同時に経路設定工事を行う場合に、無線通信における衝突を事前に回避し、かつキャリアセンスの回数を減らすことで、電池の浪費を抑制しつつその作業能率を上げることである。
請求項の発明は、親機と、親機に対して通信可能に接続された複数の子機と、親機と通信可能に接続されたセンタ装置とからなる遠隔管理システムにおいて、子機の位置をセンタ装置に登録する方法であって、子機がキャリアセンスを行う工程と、キャリアセンスの結果キャリアを検知したとき、当該キャリアにより送信される他の子機の電文を受信する工程と、受信した電文を解析する工程と、解析の結果に基づき、受信電文が同一遠隔管理システム内における他の子機のセンタ装置に対する位置登録要求であると判断したとき、前記他の子機の位置登録要求の終了までの所要時間を同一遠隔管理システム内の子機毎に予め記録した記憶手段から読み出す工程と、前記終了までの所要時間内であることを表示する工程と、前記表示終了後に当該子機の位置登録要求の送信を行う工程と、を有することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載された子機の位置をセンタ装置に登録する方法において、前記終了までの所要時間内であることを表示する工程は、受信電文が同一遠隔管理システム内における他の子機のセンタ装置に対する位置登録要求であると判断したとき点灯し、前記所要時間の経過により消灯する可視表示手段により表示する工程であることを特徴とする。
請求項の発明は、親機と、親機に対して通信可能に接続された複数の子機と、親機と通信可能に接続されたセンタ装置とからなる遠隔管理システムにおいて用いる子機であって、位置登録要求の発信時においてキャリアを検知したとき、当該キャリアにより送信される他の子機の電文を受信する受信部と、受信した電文を解析する電文解析部と、前記電文に基づき前記位置登録要求の終了までの所要時間を予め演算した結果を記憶した記憶部と、前記受信した電文の解析結果に基づき、前記他の子機の受信電文が同一遠隔管理システム内における他の子機のセンタ装置に対する位置登録要求であると判断したとき、前記記憶から、前記他の子機の前記位置登録要求の終了までの所要時間を読み出す手段と、読み出した前記終了までの所要時間内であることを表示する表示部と、該子機の位置登録要求の送信を行う操作入力部と、を有することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載された子機の位置をセンタ装置に登録する子機において、前記終了までの所要時間内であることを表示する表示部は、受信電文が同一遠隔管理システム内における他の子機のセンタ装置に対する位置登録要求であると判断したとき点灯し、前記演算された所要時間の経過により消灯する可視表示手段であることを特徴とする。
子機の設置工事を複数箇所同時に行う場合に、当該子機の位置登録操作時において、キャリアセンスで検知された他の子機の通信電文からその通信がいつ終了するか把握できるため、無駄なキャリアセンスを行う必要がなく、他の子機との間で通信の衝突が起こることがない。また、キャリアの空き時間を短縮できるため、多数の子機を設置する場合における作業能率が向上し、無駄な通信は生じず、電池消費を低減することができる。
以下、本発明に係る実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る実施形態に関する概略構成図である。親機20は、それぞれ無線端末装置である子機10(A〜G・・・)と直接又は子機10同士の中継により無線通信可能に接続されており、子機10(A、B)は、位置登録を行うものである。親機20は、通信ネットワーク40を介してセンタ装置30と送受信可能に接続されており、子機10の経路情報は、親機20を介してセンタ装置30に登録するように構成されている。なお、通信ネットワーク40としては、公衆回線網、携帯電話網、ブロードバンドネットワークといった様々な通信ネットワークを使用することができる。
図2は、子機の構成を示す概略ブロック図である。子機10(A・・・)は、子機10全体の制御や演算処理等を行う制御部11、他の子機10や親機20との間で無線通信を行うための送受信部12、設定データ等を記憶する記憶部13、ガスや水道等のメータ等の外部機器が接続されるI/F部14、後述するように子機の動作状態を表示するLEDなどで構成された表示部15,例えば、位置登録操作を行うための操作入力部16、及びアンテナ17を備えている。
制御部11はCPU、RAM、ROMを備え、テスト信号を発生させて通信可能な親機20又は子機10を判別するテスト判別部111、判別された親機20又は子機10に対する経路情報(端末識別ID、電界強度等)を記憶部13に記憶させる経路情報取得部112、他の子機の送信電文を解析する電文解析部113,後述するタイミング演算部114を備えている。
図3は、端末装置である親機20の構成を示す概略ブロック図である。
親機20は、装置全体の制御を行う制御部21、制御処理に必要なデータ等を記憶する記憶部22、例えば回路交換方式やパケット通信方式など任意の通信方式でセンタ装置30と通信を行う網制御部23、子機10との間で無線通信で信号を送受信する送受信部24、設定操作やデータの入力等を行う操作入力部25及び送受信部24に接続されたアンテナ26を備えている。
制御部21はCPU、RAM、ROMを備え、子機10側から送信された経路情報に基づいて当該経路情報を記憶部22に新規登録又は更新登録する更新登録部211を備えている。
図4は、センタ装置30の概略構成を示すブロック図である。
センタ装置30は、CPU、ROM、RAMからなる制御部31と、それぞれ制御部31に接続された親機10と通信を行う網制御部32、操作入力部35、表示部33、記憶部34等を備える。
制御部31はセンタ装置30全体の制御や、親機20と子機10のそれぞれの無線局IDや子機IDの登録処理等を行う他、子機10側から送信された経路情報に基づいて当該経路情報を記憶部34に新規登録又は更新登録する更新登録部311を有する。
操作入力部35は、各種データや命令等をセンタ装置30に対して外部から入力するキーボードやマウス等の入力手段を有する。
表示部33は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)であり、当該システムに関する情報や監視中の子機10を取り付けた外部機器(図示せず)に関する情報、センタ装置30への入力時の操作画面等を表示する。
記憶部34は、例えば不揮発メモリやハードディスクドライブ等からなり、登録した各子機10の無線局IDと子機ID、及び各子機10が接続された外部機器に関する情報等からなる管理データテーブルや、親機20の無線局ID等、通信に必要なシステムに関する情報の他、親機20から送信される外部機器のデータ等を記憶する。
次に、本発明の子機(端末装置)10の位置(経路)登録方法の適用対象となる遠隔管理システム(例えば、特許文献1参照)における子機の経路登録までの処理手順について図5に示すフロー図を参照して説明する。
図5は、子機(登録子機)10(A)におけるテスト判別処理に関するフロー図である。テスト判別部111では、当該子機10(A)が新規に設置されると処理を開始し、まず、記憶部13から読み出したブロードキャスト電文に自身の端末ID(識別情報)を付加したテスト信号を送信(ブロードキャスト)し(S101)、所定時間内に他の子機からの応答があるか否かチェックする(S102)。応答がない場合には(S102、NO)、通信可能な子機がないものとして処理を終了する。
所定時間内に受信応答があった場合には(S102、YES)、応答電文を受信処理する(S103)。子機10(A)は応答された端末機データに付加された電界強度や中継段数情報から通信条件の良い子機10を抽出し(Sl04)、最終的に複数、例えば3つの経路、つまり3つの異なる子機10を自己の記憶部23に送信相手先子機として登録する(S105)。また、この登録時に取得した電界強度や中継段数情報から、中継段数が少なくかつ電界強度が強い順に経路番号を付ける処理を行う(この例では第1経路〜第3経路とする)。
このようにして経路情報が取得されると、その中の1つの第1経路情報を選択して(S106)、経路登録要求(電文;自己の端末IDを付加)を作成して選択された経路情報に基づいて送信する(S107)。つまり、子機10(C)を通信経路に選択して送信し、子機10(C)は登録要求電文を受信すると、自己の経路情報(端末ID、電界強度等)を付加する(S107)。そして、子機10(C)が記憶している経路の中から1つ(最良の通信)を選択して(S108)自己情報を付加した登録要求電文を選択した経路情報に基づいて送信する(S109)。
ここで、子機10(C)は親機20に直接接続されているので、親機20が登録要求電文を受信して、その中に含まれる経路情報(登録子機10(A)→子機10(C)の通信経路に関するデータ)を抽出して、それを新たに設置された登録子機10(A)の経路として登録する(S110)。親機20は、次に登録された登録子機10(A)の経路登録要求をセンタ装置30に通信ネットワーク40を介して送信する(S111)。
センタ装置30では、親機20から送信された登録要求電文を受信すると、登録する登録子機10(A)の端末IDとともに親機20の端末IDを関連付けてその経路情報を登録する(S112)。
センタ装置30は、経路登録を終了すると、登録終了通知を上記経路つまり、センタ装置30―親機20―端末装置10(C)―端末装置10(A)に伝送して(S112)、経路登録を終了する。
なお、以上の説明において、ステップS110の親機20における子機10の通信経路の登録は、本発明では必ずしも必要ではなく親機20は経由するだけでセンタ装置30のみで行ってもよい。
以上が本願発明の実施形態において行われる一台の子機の経路登録方法であって、システム内において1台の子機が上記経路登録を行っている間は、他の子機はキャリアセンスを繰り返しながらキャリアが利用可能になるまで待機することになる。
次に、本願発明の遠隔管理システムにおける複数の子機の経路を順次登録する方法についてその実施形態を図6を参照して説明する。
図6は、複数の子機の経路を順次登録のための手順を説明するためのフロー図である。
本実施形態では、子機10(A)は、経路登録要求を子機10(C)に対して発信中であるとする。その状態で、子機10(B)は経路登録時のキャリアセンスを行い(S201)、子機10(A)のキャリアを検知したときは(S201、YES)、送受信部12を制御してその後継続して受信状態を維持して送信電文を受信即ち傍受(モニター)する(S202)。次に、電文解析部113は受信した電文の解析を行い(S203)、電文が自システムの電文であるとき、つまり、当該キャリアを使用中の他の子機が自身が属するシステム内の子機であるときは(S204、YES)、タイミング演算部114は、その電文からプロトコル通信終了タイミングを演算して割り出す(S205)。続いて、制御部11は、割り出したプロトコル通信終了タイミングに基づき、図示しないタイマーに割り出したプロトコル通信終了タイミングをセットしてスタートさせ、同時に表示部15のLEDを点灯制御する(S206)。タイマーがタイムアップすると(S207、YES)、LEDが消灯する(S208)。
したがって、作業者はLEDの消灯を確認して、当該子機10(B)の操作入力部16から経路登録要求の発信操作を行う(S209)。
なお、LED消灯時の経路要求の発信は、タイマーのタイムアップ後に自動的に同要求の電文を、ここではセンタ装置30宛に発信するように構成してもよい。
上記いずれの場合も、経路登録要求に当たりキャリアセンスを行う。その際、仮に、ここでキャリアが検知されたときは、上記処理を繰り返す。
図7は、図6に示す子機10がキャリアを検知したときの当該子機の各処理における、それぞれのタイミングを示す図である。
図7は、子機10(B)がキャリアセンスを行ったタイミングが、子機10(A)から子機10(C)へ経路登録要求信号を送信している最中であることを示す。つまり、タイミングTで子機10(A)が子機10(C)に向けて経路登録要求を送信している。子機10(B)はタイミングTで子機10(A)から送信されるキャリアを検知し、自身が使用するチャンネルが他の子機10(A)で使用中であることを検知する。そこで、子機10(B)は他の子機(A)10が送信中の電文を受信して解析する。しかし、この場合、電文は子機10(A)から子機10(C)への通信を、途中から傍受(モニター)するため解読ができない。そこで、継続して傍受していると、子機10(A)から子機10(C)への送信が終了した後、タイミングTにおいて同一電文が10(C)から親機20に対して送信される。子機10(B)は傍受を継続することで、今度は、子機10(C)から親機20宛に送信される電文を最初から傍受できるため、内容を正しく解析することができる。
その解析により、電文が子機10(A)からセンタ装置30宛の経路登録要求であること、子機10(A)は親機20から2段目に配置されていること等が分かる。
センタ装置30では上記電文をタイミングTで受信した後、既に述べた経路登録を行い、タイミングTで登録終了信号を発信し、その登録終了信号は、上記経路と逆の経路を辿り最終的にタイミングT12で子機10(A)に伝送される。ここで、上記経路要求信号が子機10(C)から上記の経路を辿って、最後に登録終了信号が子機10(A)に到達するタイミングT12までの時間は、子機10(B)のタイミング演算部114で求めることができる。
子機10(B)では、演算により求めたタイミングをそのタイマーにセットしてスタートさせ、同時に表示部15のLEDを発光させる。
タイマーは、タイミングT12においてタイムアウトすると共に、LEDを消灯する。
作業者は、上述のように子機10(B)が消灯したのを確認した後、当該子機10(B)の操作入力部16から位置登録操作を行って経路登録要求をスタートさせる。
なお、子機10(C)、親機20、センタ装置30での電文の受信から登録終了信号の発信までの時間T―T、T―T、T―Tは経験上明らかであり、また、電文や登録終了信号のデータ量、段数は傍受した信号の解析から得ることができ、また、子機10―親機20,親機20―センタ装置30のそれぞれの伝送系のデータ送信速度は既知であるから、これらの情報に基づき、例えば、子機10(A)からの登録要求信号に基づき経路登録が終了するまでの時間を算出することができる。
これらの演算は当該システムについて予め算出しておくことも可能であるため、演算の結果をテーブルにまとめて予め端末装置の記憶部13に記憶させておき、演算の代わりにテーブルを参照するようにしてもよい。
図8は経路登録時の電文データの一例である。
ここで、PRはプリアンブル部分でビット同期データである。
SFはスタートフラグでフレーム同期である。
BLは総ブロック長で、当該フレーム中の全データのバイト数を示すデータである。
CTは、コマンド種別であって、例えば、経路登録要求や定期検針などのコマンド種別を示すデータである。
C/Rは、コマンド/レスポンス種別である。
TNは、親機までの中継段数を示す。このデータは、経路登録時にセンタより付与され、当該端末装置の発信時にも付加される。なお、初期値は0である。
ENは、ターミナルナンバーで初期値0の経路子機の電文を受信した中継子機(端末装置)10のみがTN値にセンタより付与された自局の段数を書き込み、他の子機(端末装置)10は一連のコマンドレスポンスが終了する迄伝達を行う。
DATAは付随するデータである。
ここで、子機10(B)は、子機10(C)から送信された子機10(A)からの経路登録要求を傍受(モニター)し、子機10(B)の電文解析部は、傍受した電文のPRにてビット同期を確立し、SF受信によりフレーム同期を確立できたとき、自システムのデータ受信と判断する。
次に、BLデータより当該フレームのデータ受信バイト数を判断し、続いて、CT、C/Rを解析して信号が経路登録要求と判断する。
ここで、本実施形態では、TN段数を解析することで子機10(A)から親機20までの段数は2段と判断でき、また、ENより10(C)端末装置Cの段数は1段と判断できる。
これらの情報に基づき、タイミング演算部114は、子機10(A)が経路登録にかかる残り時間を算定することができる。つまり、子機10(A)は、親機から2段目の端末装置で、中継1段目のコマンド(経路登録要求)を送出中であり、その後必要な通信時間は、親機20―センタ30間、センタ30―親機20間、親機20―子機10(C)間、子機10(C)―子機10(A)間の伝送時間と、各装置における処理時間、即ち、T―T,T―T,T―T,T11―T10と演算することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、同一システム内で先に経路登録要求を行っている他の子機があるときは、その送信電文をモニターすることでその処理の終了時間を知ることができる。
その場合、電文をモニターした子機は、上記終了時間でタイムアウトするように設定したタイマーを作動させてその表示部のLEDを点灯させ、タイマーのタイムアウトに合わせてLEDを消灯する。
これにより、作業者はLEDにより当該子機が経路要求待機中であることを知ることができる。
当該子機はタイムアウト時に再度キャリアセンスを行い、キャリアを検出しないことを確認してから電文の送信、この場合は子機10(C)に送信する。その後の処理は上記子機10(A)の場合と同様である。
本実施形態によれば、親機を中心に広範囲に子機を多数設置する場合などのように複数箇所で同時に設置工事を行う場合に、キャリアセンスの結果、他の端末装置が使用するチャンネルが使用中であっても、各子機が通信を開始できる時間を予め知ることにより、端末装置同士の混信を防止しつつ能率よく経路登録処理を行うことができる。そのため、無線通信の衝突によるロスが防止できるだけではなく、キャリアセンスの回数を大幅に減らすことができるため、電池の消費を低減して長持ちさせることができる。また、作業者は、子機の表示部のLEDをチェックする簡単な作業で、当該子機の位置(経路)登録のタイミングを知ることができるから、無駄な待ち時間を削減でき子機の設置作業の能率を向上させることができる。
本発明に係る実施形態に関する概略構成図である。 子機の構成を示す概略ブロック図である。 端末装置である親機の構成を示す概略ブロック図である。 センタ装置の概略構成を示すブロック図である。 遠隔管理システムにおける子機の経路登録までの処理手順を示すフロー図である。 経路登録のための手続きを説明するためのフロー図である。 図6に示す子機がキャリアを検知したときの当該子機の各処理における、それぞれのタイミングを示す図である。 経路登録時の電文データの一例を示す図である。
符号の説明
10・・・子機(端末装置)、11・・・制御部、111・・・テスト判別部、112・・・経路情報取得部、113・・・電文解析部、114・・・タイミング演算部、13・・・記憶部、14・・・I/F、15・・・表示部、16・・・操作入力部、20・・・親機、21・・・制御部、211・・・更新登録部、22・・・記憶部、23・・・網制御部、24・・・送受信部、25・・・操作入力部、30・・・センタ装置、31・・・制御部、311・・・更新登録部、32・・・網制御部、33・・・表示部、34・・・記憶部、35・・・操作入力部、40・・・商用通信網。

Claims (4)

  1. 親機と、親機に対して通信可能に接続された複数の子機と、親機と通信可能に接続されたセンタ装置とからなる遠隔管理システムにおいて、子機の位置をセンタ装置に登録する方法であって、
    子機がキャリアセンスを行う工程と、
    キャリアセンスの結果キャリアを検知したとき、当該キャリアにより送信される他の子機の電文を受信する工程と、
    受信した電文を解析する工程と、
    解析の結果に基づき、受信電文が同一遠隔管理システム内における他の子機のセンタ装置に対する位置登録要求であると判断したとき、前記他の子機の位置登録要求の終了までの所要時間を同一遠隔管理システム内の子機毎に予め記録した記憶手段から読み出す工程と、
    前記終了までの所要時間内であることを表示する工程と、
    前記表示終了後に当該子機の位置登録要求の送信を行う工程と、
    を有することを特徴とする子機の位置をセンタ装置に登録する方法。
  2. 請求項1に記載された子機の位置をセンタ装置に登録する方法において、
    前記終了までの所要時間内であることを表示する工程は、受信電文が同一遠隔管理システム内における他の子機のセンタ装置に対する位置登録要求であると判断したとき点灯し、前記所要時間の経過により消灯する可視表示手段により表示する工程であることを特徴とする子機の位置をセンタ装置に登録する方法。
  3. 親機と、親機に対して通信可能に接続された複数の子機と、親機と通信可能に接続されたセンタ装置とからなる遠隔管理システムにおいて用いる子機であって、
    位置登録要求の発信時においてキャリアを検知したとき、当該キャリアにより送信される他の子機の電文を受信する受信部と、
    受信した電文を解析する電文解析部と、
    前記電文に基づき前記位置登録要求の終了までの所要時間を予め演算した結果を記憶した記憶部と、
    前記受信した電文の解析結果に基づき、前記他の子機の受信電文が同一遠隔管理システム内における他の子機のセンタ装置に対する位置登録要求であると判断したとき、前記記憶から、前記他の子機の前記位置登録要求の終了までの所要時間を読み出す手段と、
    読み出した前記終了までの所要時間内であることを表示する表示部と、
    該子機の位置登録要求の送信を行う操作入力部と、
    を有することを特徴とする子機。
  4. 請求項に記載された子機の位置をセンタ装置に登録する子機において、
    前記終了までの所要時間内であることを表示する表示部は、受信電文が同一遠隔管理システム内における他の子機のセンタ装置に対する位置登録要求であると判断したとき点灯し、前記演算された所要時間の経過により消灯する可視表示手段であることを特徴とする子機。
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