JP5146494B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Description

本発明は、複写機などの画像形成装置に関し、特にカラー画像の色ずれ補正を制御する技術の改良に関する。
例えば、タンデム型のカラー画像形成装置では、中間転写ベルトに沿って感光体ドラムや転写器を中核とする各色用の作像ユニットを配列し、それぞれの作像ユニットにおいて感光体ドラムが露光部からの光ビームにより露光走査されて潜像が形成され、その潜像がトナーにより現像されてトナー像が形成された後に、これらが中間転写ベルト上に重なるように1次転写され、1次転写後の各色トナー像を、2次転写位置で中間転写ベルトとこれに接触した状態で回転する2次転写ローラとの間を通過する記録シート上に一括して2次転写される構成になっている。
このようなカラー画像形成装置では、作像ユニットや中間転写ユニットの交換の際に取付位置が変化することや、機内の温度変動等による感光体ドラムや中間転写ベルト、作像ユニットの筐体等の膨張あるいは収縮変化により、各色毎の光ビームによる露光位置(書き込み位置)にずれが生じ、色ずれ発生の原因となる場合がある。
そして、このような色ずれを防止するために、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)用の各作像ユニットにより所定形状をした各色の基準パターンを中間転写ベルト上に形成し、形成された基準パターンを光学センサで検知して各色の位置ずれ量を検出し、その位置ずれ量に基づいて各色の画像の書き込み位置の補正を行っている(以下、「色ずれ補正」という。)。
ところが、色ずれ補正の都度4色の基準パターンを形成するとカラートナーの消費量が多くなるとともに、色ずれ補正のための処理時間も多くかかってしまう。
そこで、色ずれ補正実行時のトナーの消費量を抑え、かつ処理時間も短縮する技術の一つとして、各色の感光体ユニット(作像ユニット)を中間転写ベルトに当離接させる際に、C、M、Y色用の感光体ユニット(作像ユニット)を同一の移動レバーにより一体に駆動することによりC、M、Y色用の各感光体ユニット間でのレジストずれを起こりにくくし、カラー(C,M,Y)の感光体ユニット間でレジストずれが発生しないことを前提にして、カラーのうちのいずれか1色とKのレジストマーク(基準パターン)を形成して、当該1色の色ずれ補正量を他のカラー色にも適用することによりKとカラー(C,M,Y)間のレジスト調整(色ずれ補正)を行う構成が、特許文献1に開示されている。
また、他の一つとして、カラー(C、M、Y色)用の各感光体ユニットを一体化して構成し、カラー用の各感光体ユニット間でのレジストずれを起こりにくくし、上記と同様に、カラー用の感光体ユニット間でレジストずれが発生しないことを前提にして、カラーのうちのいずれか1色とK色のレジストマーク(基準パターン)を形成して、当該1色の色ずれ補正量を他のカラー色にも適用することによりKとカラー(C,M,Y)間のレジスト調整(色ずれ補正)を行う構成が、特許文献2に開示されている。
特開2006−201339号公報 特開2006−201341号公報
しかし、特許文献1および特許文献2の構成においては、たとえカラー用の感光体ユニットを一体化しても、その一体化したユニット自体も機内の温度変動により膨張収縮するため、機内の温度変化による色ずれの発生を完全に抑えることはできない。
それにもかかわらず、カラー3色のうちいずれか1色についてレジストパターンを形成して検出した色ずれ補正量を、そのまま他のカラー色の色ずれ補正量として用いているため、他のカラー色の色ずれ補正が適切に行われず画質劣化を引き起こす虞がある。
また、各カラーの感光体ユニット間の位置精度を確保するために移動レバー等の一体化機構を新たに設ける必要があり、コストアップの原因となる。
本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたものであって、コストアップを抑制しつつ、色ずれ補正にかかる処理時間の短縮およびカラートナー消費量の抑制を図ると同時に、色ずれ補正の精度を確保して良好な画質を維持することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、異なる色のトナー像を作像する複数の作像手段で形成された各トナー像を中間転写体に重ね合わせて1次転写し、当該1次転写されたトナー像を記録シートに2次転写してカラー画像を形成する画像形成装置であって、全ての作像手段により各色の基準パターンを形成し、当該各色の基準パターンの位置ずれ量を取得する第1の位置ずれ量取得モードを実行し、これにより取得された位置ずれ量が解消されるように前記各作像手段を制御する第1の位置ずれ補正手段と、前記第1の位置ずれ量取得モードの実行で取得した、各色の基準パターンの位置ずれ量を記憶する記憶手段と、前記複数の作像手段のうち、一部の作像手段により基準パターンを形成し、当該一部の作像手段により形成された基準パターンの位置ずれ量を取得すると共に、当該取得された位置ずれ量と、前記記憶手段に記憶されている位置ずれ量に基づき、基準パターンが形成されなかった色の基準パターンの位置ずれ量を推定して取得する第2の位置ずれ量取得モードを実行し、これにより取得された位置ずれ量が解消されるように前記各作像手段を制御する第2の位置ずれ補正手段と、を備え、前記第2の位置ずれ補正手段は、前記第2の位置ずれ量取得モードによる位置ずれ量の取得が、所定回数実行されるごとに、前記基準パターンを形成する一部の作像手段のうち少なくとも1つを他の作像手段に換えて、前記第2の位置ずれ量取得モードを実行することを特徴とする。
上記構成により、第1と第2の位置ずれ補正手段を、例えば位置ずれの発生原因によって選択的に使用すれば、第2の位置ずれ補正手段により位置ずれ補正が実行される場合には、第1の位置ずれ補正手段により位置ずれ補正が実行される場合と比較して、少ない色数の作像ユニットにて基準パターンを形成するため、消費トナー量を抑制し、且つ、処理時間の短縮を図ることができると同時に、基準パターンが形成された色の位置ずれ量と、記憶手段に記憶されている位置ずれ量とに基づいて、基準パターンが形成されなかった色の基準パターンの位置ずれ量を推定するため、基準パターンが形成されなかった色についても位置ずれ量の精度を確保して、良好な画質を維持することができる。
また、第2の位置ずれ補正手段により位置ずれ補正が実行される際に、毎回同じ特定の色の作像手段により基準パターンが形成されることによって、当該特定色のトナーと他の色とのトナー消費量に著しい不均衡が生じて、当該特定色のトナー容器を頻繁に交換しなくてはならなくなる事態を回避して、ユーザの利便性に資することができる。
ここで、前記複数の作像手段は、前記中間転写体の走行方向に沿って列設されており、前記一部の作像手段は、前記中間転写体の走行方向において最下流側および、それに隣接する位置に設けられている作像手段であってもよい。
これにより、通常、基準パターンを検出する基準パターン検出センサは、中間転写体の走行方向下流側に配置されているため、形成された基準パターンが検出されるまでの被転写体の走行距離を短くして、位置ずれ量取得の処理時間を短くすることができる。
また、前記第2の位置ずれ量取得モードで基準パターンを形成する作像手段は、黒色以外のトナー像を作像する作像手段であってもよい。
これにより、第2の色ずれ補正手段により色ずれ補正が実行される場合には、文字情報に使用されることが多い黒ではなく、写真等に使用されることが多い黒以外の色について基準パターンを形成して正確な位置ずれ量を取得するので、写真等の画質が重要視される画像に対してより良好な画質を維持することができる。
また、ここで、前記第1の位置ずれ補正手段が、前記各作像手段を制御する条件は、自機の初回使用時および前記中間転写体が交換された場合のうち少なくともいずれか一方を含み、前記第2の位置ずれ補正手段が、前記各作像手段を制御する条件は、自機内の温度変化が所定の値以上となった場合、自機内の湿度変化が所定の値以上となった場合、および画像形成枚数が所定の枚数に達した場合のうち少なくとも1つを含んでもよい。
これにより、初回使用時の各作像手段および中間転写ベルト等の中間転写体を含む中間転写ユニットの取り付け位置のずれや、中間転写ユニットの交換の際に取付位置が変化することに起因する位置ずれに対しては、第1の色ずれ補正手段により全ての色について正確な位置ずれ量を取得して正確な色ずれ補正を実行し、機内の温度変動等による感光体ドラムや中間転写ベルト、作像ユニットの筐体等の膨張あるいは収縮変化に起因する位置ずれに対しては、第2の色ずれ補正手段による色ずれ補正を実行して、より発生頻度高い後者の位置ずれに対する色ずれ補正実行にかかる処理時間を短縮して、ユーザの利便性に資することができる。
ここで、前記作像手段は、トナー像を担持する像担持体を含み、前記第1の位置ずれ補正手段は、前記像担持体が交換された場合に、前記各作像手段を制御してもよい。
これにより、感光体ドラム等の像担持体を含む感光体ユニットの交換の際に取付位置が変化することに起因する位置ずれに対しては、第1の色ずれ補正手段により全ての色について正確な位置ずれ量を取得して正確な色ずれ補正を実行するため、良好な画質を維持することができる。
また、当該画像形成装置は、ユーザからの位置ずれ量解消指示を受付ける受付手段を備え、前記第1の位置ずれ補正手段は、前記受付手段によりユーザからの指示の入力を受け付けた場合に、前記各作像手段を制御してもよい。
これにより、ユーザが目視により画質不良を認識した場合には、ユーザが位置ずれ量解消指示を入力することができ、ユーザからの指示の入力を受け付けて、第1の色ずれ補正手段により全ての色について正確な位置ずれ量を取得して正確な色ずれ補正を実行するため、良好な画質を維持することができる。
本発明の実施の形態に係る複写機1の全体構成を示す概略図である。 複写機1の制御部7の概略構成を表すブロック図である。 色ずれ補正処理における位置ずれ量を検出するための基準パターン例である。 第1色ずれ補正処理の内容を示すフローチャートである。 第2色ずれ補正処理の内容を示すフローチャートである。 第1色ずれ補正フラグ設定処理の内容を示すフローチャートである。 第2色ずれ補正フラグ設定処理の内容を示すフローチャートである。 プリントジョブ実行処理の内容を示すフローチャートである。 変形例4における、電源状態変化時処理の内容を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態を、タンデム型カラーデジタル複写機(以下、単に「複写機」という。)に適用した場合を例に、図面に基づいて説明する。
<実施の形態>
(1.複写機の全体構成)
図1は、複写機1の全体の構成を示す概略図である。同図に示すように、複写機1は、スキャナ部2とプリンタ部3とから構成され、原稿画像を読み取ってその画像データに基づいて記録シートに画像を形成するコピージョブ、外部端末からネットワークを介して送られてきた画像データに基づいて記録シートに画像を形成するプリントジョブ、画像データを外部に送信する送信ジョブ等を実行可能な、いわゆる多機能複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)と呼ばれるものである。
スキャナ部2は、セットされた原稿の画像を読み取って画像データを得ることの出来る公知の装置である。
プリンタ部3は、電子写真方式等により画像を形成するものであり、ここでは画像プロセス部4と、記録シートの給送部5と、定着部6および制御部7を備えている。
画像プロセス部4は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)の各再現色それぞれに対応する作像ユニット9C、9M、9Y、9Kと、露光部10と、中間転写ユニット30等を備える。
中間転写ユニット30は、駆動ローラ31、従動ローラ32、テンションローラ33、中間転写ベルト38、クリーニングブレード35、1次転写ローラ36、および2次転写ローラ37等を備える。
中間転写ベルト38は、駆動ローラ31と、従動ローラ32と、テンションローラ33に張架されており、矢印B方向に循環駆動される。
1次転写ローラ36は、中間転写ベルト38を挟んで各感光体ドラム21と対向する位置にそれぞれ配置されている。
作像ユニット9C〜9Kは、中間転写ベルト38に対向してベルト走行方向上流側から下流側に沿って所定間隔で直列に配置されている。作像ユニット9Cは、像担持体としての感光体ドラム21と、その周囲に配設された帯電部22と、現像部23と、クリーナ25等を備えている。この構成は、他の作像ユニット9M〜9Kについても同様であり、同図では符号は省略している。以下、作像ユニットの構成部分の番号に再現色としてのC、M、Y、Kを添字として付加して各再現色に対応するものとして区別する。
作像ユニット9C〜9Kでは、矢印A方向に回転する感光体ドラム21C〜21Kがクリーナ25C〜25Kにより清掃された後、帯電部22Cから22Kにより一様に帯電され、帯電された感光体ドラム21C〜21Kの表面が露光部10からのレーザービームにより露光されて潜像が形成される。形成された潜像は、現像部23C〜23Kにおいてトナーにより現像される。1次転写ローラ36C〜36Kには、1次転写電圧が印加されており、現像された各色トナー像は、1次転写ローラ36C〜36Kの電界の作用により感光体ドラム21C〜21Kから中間転写ベルト38上に1次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト38上の同位置に重ね合わせて転写されるようにタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト38上の各色トナー像は、中間転写ベルト38の走行により2次転写位置48に移動する。
クリーニングブレード35は、2次転写位置48において、トナー像が記録シートに転写された後に中間転写ベルト上に残存している転写残トナーを、次の画像形成に備えて除去する。
給送部5は、記録シートSを収容する給紙カセット41、42、給紙カセット41、42内の記録シートSを1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ43、44、繰り出された記録シートSを搬送する搬送ローラ対45、2次転写位置48に記録シートSを送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対46と、2次転写位置48において中間転写ベルト38を挟んで駆動ローラ31に圧接される2次転写ローラ37等を備えている。定着部6は、ヒータ(不図示)を備え、所定の定着温度に維持される。
2次転写位置48を通過した記録シートSは、定着部6に搬送され、ここでトナー像が加熱、加圧されて記録紙Sに定着された後、排出ローラ対51により機外に排出され、収容トレイ52に収容される。
スキャナ部2の前面の操作しやすい位置には、操作パネル8が設けられている。操作パネル8には、コピー枚数を入力するためのテンキー、コピー開始を指示するためのコピースタートキー、画像形成モードを選択するためのキーに加えて、複写機1の状態、例えば、ジョブ実行指示を待っている状態(待機中)であることなどを示すメッセージ画面が表示されるタッチパネル式の液晶表示部が備えられている。
また、複写機1の内部であって駆動ローラ31の近傍には、当該複写機1内部の温度および湿度を検出するための環境センサ49が配設されている。当該環境センサ49からの温度および湿度を示す信号は、制御部7に送られる。
(2.制御部7の構成)
図2は、制御部7の概略構成を表すブロック図である。同図に示すように、制御部7は主な構成要素として、CPU(Central Processing Unit)701、通信インターフェース(I/F)部702、画像処理部703、画像メモリ704、レーザーダイオード駆動部705、ROM(Read Only Memory)706、RAM(Random Access Memory)707、位置ずれ量記憶部708、補正時検出温湿度記憶部709、色ずれ補正部710等を備える。
通信I/F部702は、LANカード、LANボードといったLAN(Local Area Network)に接続するためのインターフェースであり、外部からのプリントジョブのデータを受信して、受信したデータを画像処理部703に送信する。
画像処理部703は、通信I/F部702から受信したプリントジョブのデータをC〜Kの再現色の画像データに変換して画像メモリ704に出力し、この画像データを再現色毎に記憶させる。
レーザーダイオード駆動部705は、各色の画像データをK色を基準とした画像書き込みタイミングに応じたタイミングで画像メモリ704から読み出して、露光部10のレーザーダイオード(不図示)を駆動する。
ROM706には、画像形成動作に関する制御プログラムおよび位置ずれ検出に関する制御プログラムのほか、各色のレジストパターンの印字用データなどが記憶されている。RAM707は、CPU701のワークエリアとして用いられる。
CPU701は、ROM706から必要なプログラムを読み出し、画像プロセス部4、定着部6等の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して、通信I/F部702が受信したプリントジョブのデータに基づくプリント動作を円滑に実行させる。また、環境センサ49および基準パターン検出部34からの検出信号を受け付けると共に、ROM706から必要なプログラムを読み出して、画像処理部703での画像データの変換処理や、画像メモリ704における画像データの書き込み/読み出し、並びに後述する位置ずれ量取得部711により算出された各色の位置ずれ量に基づいて、色ずれ補正部710における画像データの補正を制御する。
なお、CPU701は、単一のCPUに限られず、互いに連携して働く複数のCPUから成ってもよい。
位置ずれ量取得部711は、CPU701の機能の一部であって、基準パターン検出部34からの検出信号を受け付け、位置ずれ検出処理において各色の位置ずれ量を算出する。
位置ずれ量推測部712は、CPU701の機能の一部であって、基準パターン検出部34からの検出信号を受け付け、後述する位置ずれ量記憶部708、から過去の位置ずれ量を読出し、基準パターン検出部34から検出信号を受け付けた色以外の色についての位置ずれ量を推測する。詳しくは後述する。
位置ずれ量記憶部708は、RAM等の揮発性メモリ、もしくはEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )等の不揮発性メモリから成り、色ずれ補正実行の際に算出された、主走査方向および副走査方向の位置ずれ量、ならびにスキュー量の情報を記憶する。当該位置ずれ量記憶部708、は、独立したメモリデバイスでなくてもよく、RAM707等にその機能を実行させるとしてもよい。
補正時検出温湿度記憶部709は、EEPROM等の不揮発性メモリから成り、直近の色ずれ補正が実行された時の環境センサ49により検出された温度および湿度の情報を記憶する。
色ずれ補正部710は、CPU701の機能の一部であって、プリントジョブにおける画像形成時に色ずれが生じないように、位置ずれ量記憶部708に記憶された位置ずれ量の情報、および/あるいは、位置ずれ量取得部711により取得された位置ずれ量の情報に基づいて、基準色に対し、他の再現色についての書き込みタイミングを必要に応じて補正する。本実施の形態においては、K色を基準色とした例について説明する。
(3.色ずれ補正処理)
色ずれの発生要因としては、作像ユニットや中間転写ユニットの交換時の取り付け精度に起因する位置ずれと、機内の温湿度変動による感光体ドラムや中間転写ベルト、作像ユニットの筐体等の膨張あるいは収縮変化に起因するものとが、主要因である。
後者の要因による色ずれの場合、C,M,Y,K各色間の位置ずれ量に相関関係が見られることを、本願発明者らは発見した。この場合、C,M,Y,K4色全てについて1回でも過去に実測された位置ずれ量のデータがあり、4色のうちいずれか1色の位置ずれ量がわかれば、残りの色の位置ずれ量についても推定することができる。
副走査方向の位置ずれ量については、基準となる色の基準パターンに対する他の色の基準パターンの距離を測定して算出するため、少なくとも2色について基準パターンを書き込んで位置ずれ量を算出する必要がある。
従って、C,M,Y,K4色のうち2色について基準パターンを書き込んで当該2色についての位置ずれ量を算出すれば、残りの2色についての位置ずれ量を推定することができる。
そこで、本実施の形態においては、前者の要因による色ずれの場合には、C,M,Y,K全色について基準パターンを書き込んで位置ずれ量を実測し、実測により得られた全色についての位置ずれ量を基に色ずれ補正を行い、後者の要因による色ずれの場合には、C,M,Y,Kのうち2色についてのみ基準パターンを書き込んで位置ずれ量を実測し、得られた位置ずれ量から残りの色についての位置ずれ量を推定して色ずれ補正を行う構成について説明する。
(3−1.第1色ずれ補正処理)
図1において、作像ユニット9Kよりも中間転写ベルト38のベルト走行方向下流側かつ2次転写位置48よりも上流側の位置に、中間転写ベルト38の表面と対向するようにして基準パターン検出部34が配設されている。
基準パターン検出部34は、2つの基準パターン検出センサ34a、34b(図3参照)が主走査方向(ベルト走行方向B(副走査方向に相当)と直交する方向)に一直線上に所定の間隔をおいて配設されてなる。図3は、中間転写ベルト38を図1の矢印D方向から見た時の、中間転写ベルト38と基準パターン検出センサ34a、34bとの位置関係を示している。各基準パターン検出センサ34a、34bは、それぞれが発光ダイオード等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子を内蔵した反射型の光学センサである。これにより中間転写ベルト38表面に形成された基準パターン101等が検出される。そして、検出された基準パターンの情報を基に、各色の位置ずれ量が算出される。この位置ずれ量の算出方法は公知であるので、ここでは詳細な説明は省略するが、概略すると図4に示すフローチャートの通りである。なお、同図に示すフローは、C,M,Y,K全ての色について基準パターンを形成して各色の位置ずれ量を検出する第1色ずれ補正処理の内容を示すもので、後述するプリントジョブ実行処理の内容を示すフロー(図8参照)のサブルーチンとなっている。
まず、中間転写ベルト38上における主走査方向両端部に相当する2箇所の位置それぞれに図3に示すような基準パターン101、102を形成する(ステップS1)。基準パターン101は、各色毎に主走査方向に平行な直線部からなる基準パターン101K、101C、101M、101Y・・・から成る。基準パターン102は、各色毎に、第1の直線部とこれに対し45°の角度を成す第2の直線部で示されるV字型の基準パターン102K、102C、102M、102Y・・・から成る。各基準パターンは、色ずれが発生しない状態では、主走査方向に同じ位置で副走査方向に相互に所定距離をもって形成されるようになっている。形成された各基準パターンは、中間転写ベルト38の走行により基準パターン検出センサ34a、34bの検出位置を通過する際に、同図の破線の検出ライン上でそれぞれ検出される(ステップS2)。
基準パターン検出センサ34a、34bによる基準パターン101の検出信号から、K色の基準パターンの位置を基準にして、C,M,Y色の基準パターンとの副走査方向の距離をそれぞれ求め(ステップS3)、求めた距離と色ずれが発生していない状態における距離との差分から、副走査方向における位置ずれ量(Cal_Cv、Cal_Mv、Cal_Yv)をそれぞれ算出する(ステップS4)。
続いて、C,M,Y,Kそれぞれについて、主走査方向両端に位置する2つの基準パターンの形成位置から走査ラインの主走査方向に対するスキュー量(Cal_Cs、Cal_Ms、Cal_Ys、Cal_Ks)を算出する(ステップS5)。
そして基準パターン102の検出信号から、C,M,Y,Kの各色毎に第1と第2の直線部の線間隔を求め、各色の線間隔の差分を主走査方向における位置ずれ量(Cal_Cm、Cal_Mm、Cal_Ym、Cal_Km)とする(ステップS6)。
色ずれ補正部710は、算出された各位置ずれ量のデータCal_C(=Cal_Cv、Cal_Cm、Cal_Cs)、Cal_M(=Cal_Mv、Cal_Mm、Cal_Ms)、Cal_Y(=Cal_Yv、Cal_Ym、Cal_Ys)、およびCal_K(=Cal_Km、Cal_Ks)を基に、主走査と副走査方向の位置ずれおよびスキューがなくなるように画像データのアドレス変更等を行うことで、各色の画像の感光体ドラム21C〜21Kへの書き込み位置を画素ごとに補正する公知の画像書き込み位置補正(色ずれ補正)を実行して、カラー画像形成時に色ずれが生じないように制御する(ステップS7)。
なお、画像データのアドレス変更に代えて、当該画像データの読み出しタイミングを変更することによっても同様の効果が得られる。以下、色ずれ補正の実行においては、同様にして行われる。
また、C色の主走査方向の位置ずれ量Cal_Cm、副走査方向の位置ずれ量Cal_Cv、スキュー量Cal_CsをまとめてC色の位置ずれ量Cal_Cとして表し、他のM,Y,K色についても同様とする。
そして、算出されたデータCal_C、Cal_M、Cal_Y、Cal_Kは、位置ずれ量記憶部708に、それぞれ、Cal_C_Mem、Cal_M_Mem、Cal_Y_Mem、Cal_K_Memとして記憶され(ステップS8)、図8に示すプリントジョブ実行処理のフローにリターンする。
以下、位置ずれ量記憶部708、に記憶された位置ずれ量については、末尾に「_Mem」を付して表す。
上記、図4に示す第1色ずれ補正処理のフローにおいて、特に、ステップS1からステップS6までを第1の位置ずれ量取得モードとすると、当該第1の位置ずれ量取得モードにて取得された位置ずれ量が解消されるようにステップS7において色ずれ補正処理を実行する色ずれ補正部710を、第1の色ずれ補正手段と捉えることができる。
なお、ステップS4、ステップS5、ステップS6は、必ずしも図4に示された順番でなくてもよく、上記3ステップの順番が入れ替わってたとしてもよく、また、3つを同時に行うとしても良い。更に、ステップS7とステップS8は必ずしも図4に示された順番に限られず、ステップS8をステップS7に先がけて実行するとしてもよく、ステップS7とステップS8を同時に実行するとしてもよい。
また、基準パターンは上記のものに限られない。例えば、基準パターン102のみを、その各色のマーク数を減らした簡易基準パターンとして用いても良い。このような簡易基準パターンの場合、パターン形状がV字型なので、各直線部の形成位置に基づいて主走査と副走査方向の位置ずれ量を検出することができる。もちろん、上記のように主走査方向と副走査方向の位置ずれ量を別々にかつ多くのマーク数から検出する場合よりも、検出精度がある程度低下することは否めないが、マーク数が少ないので、トナー消費量の低減と共に検出に要する時間の短縮化を図ることができる。
なお、本実施の形態においては、第1色ずれ補正処理が実行されるタイミングは、画像形成装置の初回使用時、電源投入時、作像ユニット交換時、中間転写ユニット交換時である。詳しくは、後述する。
(3−2.第2色ずれ補正処理)
本実施の形態においては、上述の、C,M,Y,Kの4色全てについて基準パターンを形成して各色の位置ずれ量を検出し、検出された位置ずれ量に基づいて色ずれ補正を行う第1色ずれ補正処理に加えて、4色のうち2色について基準パターンを形成して位置ずれ量を検出し、当該2色について検出された位置ずれ量と、位置ずれ量記憶部708、に記憶されている過去の4色全ての位置ずれ量とを基にその他の2色についての位置ずれ量を推測し、実際に検出された2色についての位置ずれ量と、推測された残りの2色についての位置ずれ量とに基づいて色ずれ補正を行う第2色ずれ補正処理も行う。
なお、当該第2色ずれ補正処理が実行されるタイミングは、詳しくは後述するが、環境センサ49により検出される機内の温度および湿度に所定量以上の変化が発生した時である。
また、本実施の形態では、第2色ずれ補正処理においては、主走査方向および副走査方向の位置ずれ補正(色ずれ補正)のみを行い、スキュー補正については行わない。これは、スキューを生じさせる要因としては、作像ユニットや中間転写ユニット取付時の取付精度によるものが主たる要因であり、画像形成装置使用時の温湿度の変化により引き起こされるスキュー量は、通常、画質に影響を与えるほどの大きさではないため、本実施の形態においては、スキュー補正については、第1色ずれ補正処理においてのみ行い、第2色ずれ補正処理においては行わない。
第2色ずれ補正処理では、スキュー補正を行わないため、中間転写ベルト38上に形成される基準パターンも、図3に示す中間転写ベルト38上における主走査方向両端部に相当する2箇所の位置うちのいずれか一方のみでよい。
第2色ずれ補正処理においては、実際に基準パターンを形成して検出する色数が少ないため、消費されるトナー量も少なくて済み、また、処理時間も短縮することができが、形成される基準パターンが上記2箇所のうちのいずれか一方のみでよいことから、トナー消費量を更に抑制し、且つ処理時間もさらに短縮することができる。
なお、以下においては、KおよびC色の基準パターンを形成し、K色の基準パターンの位置を基準にしてC色の主走査方向および副走査方向の位置ずれ量を算出する場合を例に説明する。
図5は、第2色ずれ補正処理の内容を示すフローチャートであり、後述するプリントジョブ実行処理の内容を示すフロー(図8参照)のサブルーチンとなっている。
なお、説明の重複を避けるため、第1色ずれ補正処理と同じ構成要素については、同符号を付して、その説明を省略する。
まず、中間転写ベルト38上における主走査方向の一方の端部に相当する位置に、図3に示すような基準パターン101、102の対のうち紙面左側に示す基準パターン101、102を形成する(ステップS11)。なお、ここで、形成される基準パターン101、102は、それぞれ、101K、101Cおよび、102K、102Cのみである。
形成された各基準パターンは、中間転写ベルト38の走行により基準パターン検出センサ34aの検出位置を通過する際に、それぞれ検出される(ステップS12)。
基準パターン検出センサ34aによる基準パターン101の検出信号から、K色の基準パターンの位置を基準にして、C色の基準パターンとの副走査方向の距離を求め、求めた距離と色ずれが発生していない状態における距離との差分から、副走査方向における位置ずれ量Cal_Cvを算出する(ステップS13、ステップS14)。
そして基準パターン102の検出信号から、C,K色のそれぞれについて第1と第2の直線部の線間隔を求め、それぞれの色の線間隔の差分を主走査方向における位置ずれ量(Cal_Cm、Cal_Km)とする(ステップS15)。
続いて、過去に実行された第1色ずれ補正処理において取得され位置ずれ量記憶部708、に記憶されている、C,M,Y,K色の主走査方向の位置ずれ量(Cal_Cm_Mem、Cal_Mm_Mem、Cal_Ym_Mem、Cal_Km_Mem)、および、C,M,Y色の副走査方向の位置ずれ量(Cal_Cv_Mem、Cal_Mv_Mem、Cal_Yv_Mem)を読み出す(ステップS16)。
次に、ステップS16において読出されたC,M,Y色の副走査方向の位置ずれ量(Cal_Cv_Mem、Cal_Mv_Mem、Cal_Yv_Mem)、および、ステップS14において算出されたC色の副走査方向の位置ずれ量(Cal_Cv) から、M、Y色の副走査方向の位置ずれ量(Cal_Mv_c、Cal_Yv_c)を推定する(ステップS17)。
そして、ステップS16において読出されたC,M,Y色の主走査方向の位置ずれ量(Cal_Cm_Mem、Cal_Mm_Mem、Cal_Ym_Mem)、および、C,K色の主走査方向の位置ずれ量(Cal_Cm、Cal_Km)からM,Y色の主走査方向の位置ずれ量を推定する(ステップS18)。以下、当該推定された位置ずれ量を「推定位置ずれ量」とし、Cal_Mm_c、Cal_Ym_cのように「_c」を末尾に付して表す。
そして、ステップS14において算出されたCal_Cv、ステップS15において算出されたCal_CmおよびCal_Km、ステップS17において推定されたCal_Mv_cおよびCal_Yv_c、ステップS18において推定されたCal_Mm_cおよびCal_Ym_cを基に、公知の画像書き込み位置補正を実行して、カラー画像形成時に色ずれが生じないように制御して(ステップS19)、図8に示すプリントジョブ実行処理のフローにリターンする。
上記推定位置ずれ量の算出方法について、M色の主走査方向の推定位置ずれ量Cal_Mm_cを例に説明する。
ステップS15で得られたC色の主走査方向の位置ずれ量Cal_CmをステップS16で位置ずれ量記憶部708から読み出されたC色の主走査方向の位置ずれ量Cal_Cm_Memで除して、基準となる比(Cal_Cm/Cal_Cm_Mem)を求め、得られた基準比を、ステップS16で位置ずれ量記憶部708から読み出されたM色の主走査方向の位置ずれ量Cal_Mm_Memに乗算することにより、Cal_Mm_cが求められる。
上記の計算を式で表すと、以下のようになる。
Cal_Mm_c=Cal_Mm_Mem×(Cal_Cm/Cal_Cm_Mem)
Cal_Mv_c、Cal_Ym_c、Cal_Yv_cについても、それぞれに対応する位置ずれ量記憶部708から読み出された値に、上記の比(Cal_Cm/Cal_Cm_Mem)を乗算することにより、同様にして求められる。
上記、図5に示す第2色ずれ補正処理のフローにおいて、特に、ステップS11からステップS18までを第2の位置ずれ量取得モードとすると、当該第2の位置ずれ量取得モードにて(実測および推定により)取得された位置ずれ量が解消されるようにステップS19において色ずれ補正処理を実行する色ずれ補正部710を、第2の色ずれ補正手段と捉えることができる。
なお、上記説明においては、基準パターン検出センサ34aによって検出される位置に基準パターンが形成される場合を例に説明するが、これに限られず、基準パターン検出センサ34bによって検出される位置に基準パターンが形成されるとしてもよい。
また、上記説明においては、第2色ずれ補正処理実行の際には、KおよびC色の基準パターンを形成し、K色の基準パターンの位置を基準にしてC色の主走査方向および副走査方向の位置ずれ量を算出する場合を例に説明するが、これに限られない。C,M,Y,Kのうち任意の2色について基準パターンを形成し、当該2色のうちいずれか一方の基準パターンを基準にして、もう一方の主走査方向および副走査方向の位置ずれ量を算出してもよい。この場合においても、算出された位置ずれ量とそれに対応する位置ずれ量記憶部708に記憶されている値との比を求め、残りの2色についての位置ずれ量記憶部708に記憶されている値に得られた比を乗算することにより、残りの2色についての位置ずれ量を推定することができる。
(4.色ずれ補正フラグ設定処理)
(4−1.第1色ずれ補正フラグ設定処理)
図6は、第1色ずれ補正フラグ設定処理の内容を示すフローチャートである。この第1色ずれ補正フラグ設定処理は、ROM706に記憶された制御プログラムに従って、CPU701等により実行される。なお、図示していないが、複写機1全体を制御するメインルーチンが別途有り、当該メインルーチンにおいて当該第1色ずれ補正フラグ設定処理のサブルーチンがコールされる毎に実行される。このコールは、例えば複写機1の電源がONになっている間、所定時間間隔毎、具体的には、数秒間隔毎等に行われる。
先ず、初回使用時であるかどうかの判定が行われる(ステップS21)。当該判定は、例えば、以下のようにして行うことができる。電源が投入されるたびに1回まわるフローにおいて、当該フローを1回まわるごとにカウンタが1インクリメントされるようなフローを設定し、出荷時にカウンターを0にリセットしておき、ステップS21の判定処理実行時に、当該カウンタを参照し、カウンタの値が0であれば初回使用時であると判定され、0でなければ初回使用時ではないと判定する。
ステップS21において初回使用時であると判定された場合、第1色ずれ補正フラグをONにして(ステップS21:YES、ステップS23)、メインルーチンにリターンする。
ステップS21において初回使用時でないと判定された場合、次に作像ユニット9もしくは中間転写ユニット30が交換されたかどうかを判定する(ステップS21:NO、ステップS22)。作像ユニット9もしくは中間転写ユニット30が交換されたかどうかの判定は、複写機1本体のドアが開閉されたことを検出することにより行うことができる。なお、複写機1本体のドアが開閉されても作像ユニット9もしくは中間転写ユニット30が交換されない場合もあるが、ドアが開閉されると、何かしらの作業が本体内部に対して行われたとみなし、当該作業が作像ユニットの取付位置に影響を及ぼしている可能性があるため、本実施の形態においては、交換が行われたと判定される。
ステップS22において、作像ユニット9もしくは中間転写ユニット30が交換されていないと判定された場合(ステップS22:NO)、メインルーチンにリターンする。
作像ユニット9もしくは中間転写ユニット30が交換されたと判定された場合、第1色ずれ補正フラグをONにして(ステップS22:YES、ステップS23)、メインルーチンにリターンする。
(4−2.第2色ずれ補正フラグ設定処理)
図7は、第2色ずれ補正フラグ設定処理の内容を示すフローチャートである。この第2色ずれ補正フラグ設定処理は、ROM706に記憶された制御プログラムに従って、CPU701等により実行される。なお、図示していないが、複写機1全体を制御するメインルーチンが別途有り、当該メインルーチンにおいて当該第1色ずれ補正フラグ設定処理のサブルーチンがコールされる毎に実行される。このコールは、例えば複写機1の電源がONになっている間、所定時間間隔毎、具体的には、数秒間隔毎等に行われる。
なお、環境センサ49による複写機1内部の検出温度をTとし、前回の色ずれ補正時のTの値をT1、現在のTの値をT2とする。同様に、環境センサ49による複写機1内部の検出湿度をHとし、前回の色ずれ補正時のHの値をH1、現在のHの値をH2とする。以下、「T」、「T1」、「T2」、「H」、「H1」、「H2」を上記で定義された意味で用いる。
また、ここで「前回の色ずれ補正」は、第1色ずれ補正と第2色ずれ補正のいずれでもよい。
まず、補正時検出温湿度記憶部709に記憶されている、前回の色ずれ補正時の温度T1を示す情報を読み出す(ステップS31)。
次に、現在の温度T2を検出する(ステップS32)。そして、温度T2とT1の差分が所定値△T以上であるかどうかを判定する(ステップS33)。ここで、差分は絶対値であり、T2からT1を差し引いた値が正の値であっても負の値であっても、その絶対値が所定値△T以上であるかどうかを判定する。所定値△Tは、当該値以上の温度変化があると、中間転写ベルト38等の膨張等に起因する形成画像の色ずれ発生に至ると想定される値であり、たとえば、5℃である。所定値△Tは、予め実験等により求められ、ROM706等の記憶手段に記憶される。
温度T2とT1の差分が所定値△T以上であると判定されると、第2色ずれ補正フラグがONに設定され(ステップS33:YES、ステップS37)、メインルーチンにリターンする。
一方、当該差分が所定値△Tよりも小さいと判定されると(ステップS33:NO)、補正時検出温湿度記憶部709に記憶されている前回の色ずれ補正時の湿度H1を示す情報を読み出す(ステップS34)。そして次に、現在の湿度H2を検出し(ステップS35)、H2とH1の差分が所定値△H以上であるかどうかの判定が行われる(ステップS36)。ここでも、当該差分は絶対値である。所定値△Hは、当該値以上の湿度変化があると、中間転写ベルト38等の膨張等に起因する形成画像の色ずれ発生に至ると想定される値であり、たとえば、30%である。所定値△Hは、予め実験等により求められ、ROM706等の記憶手段に記憶される。
H2とH1の差分が所定値△H以上であると判定されると、第2色ずれ補正フラグがONに設定され(ステップS36:YES、ステップS37)、メインルーチンにリターンする。
一方、当該差分が所定値△Hよりも小さいと判定されると(ステップS36:NO)、次に、第2色ずれ補正フラグがONになっているかどうかを判断する(ステップS38)。第2色ずれ補正フラグがONになっていなければ(OFFであれば)、そのままメインルーチンにリターンする。この場合は、色ずれ補正フラグはセットされない(ONにされない)。一方、色ずれ補正フラグがONになっている場合(ステップS38:YES)、当該第2色ずれ補正フラグをOFFにして(ステップS39)、メインルーチンにリターンする。このようにすることで、T2とT1の差分および/もしくはH2とH1の差分が、一度それぞれの所定値△Tと△H以上となって、色ずれ補正フラグがONになった後、色ずれ補正が実行される前に双方の差分がそれぞれの所定値よりも小さくなった場合に、当該第2色ずれ補正フラグがONになったままであるために、不要な色ずれ補正が実行されるのを防ぐことができる。
なお、T2とT1の差分が所定値△T以上であるかどうかの判定を行う一連のステップ(ステップS31〜ステップS33)と、H2とH1の差分が所定値△H以上であるかどうかの判定を行う一連のステップ(ステップS34〜ステップS36)の順番は、同図に示された通りに限らず、入れ替わったとしてもよい。即ち、H2とH1の差分が所定値△H以上であるかどうかの判定が先に行われ、その後T2とT1の差分が所定値△T以上であるかどうかの判定が行われるとしてもよい。
(5.プリントジョブ実行処理)
図8は、プリントジョブ実行処理の内容を示すフローチャートである。このプリントジョブ実行処理は、ROM706等に記憶された制御プログラムに従って、CPU701等により実行される。なお、このフローチャートも、複写機1全体を制御する不図示のメインルーチンにおいてコールされる毎に実行される。
同図に示すように、プリントジョブを受け付けると、第1色ずれ補正フラグがONになっているかどうかを判断する(ステップS41:YES、ステップS42)。
第1色ずれ補正フラグがONになっている場合、第1色ずれ補正処理(図4参照)を実行する(ステップS42:YES、ステップS43)。
そして、当該第1色ずれ補正処理実行時における環境センサ49により検出された温度Tおよび湿度Hを獲得し、当該温湿度情報を補正時検出温湿度記憶部709に記憶して、色ずれ補正フラグをOFFにした後、第2色ずれ補正フラグがONになっているかどうかを判断する(ステップS44、ステップS45、ステップS46)。
ステップS42において、色ずれ補正フラグがONになっていない場合(OFFの場合)、次に、第2色ずれ補正フラグがONになっているかどうかを判断する(ステップS42:NO、ステップS46)
第2色ずれ補正フラグがONになっている場合、第2色ずれ補正処理(図5参照)を実行する(ステップS46:YES、ステップS47)。
そして、当該第2色ずれ補正処理実行時における環境センサ49により検出された温度Tおよび湿度Hを獲得し、当該温湿度情報を補正時検出温湿度記憶部709に記憶して、色ずれ補正フラグをOFFにした後(ステップS48、ステップS49)、ステップS41において受け付けたプリントジョブを実行し(ステップS50)、メインルーチンにリターンする。
ステップS46において、第2色ずれ補正フラグがONになっていない場合(OFFの場合)、ステップS41において受け付けたプリントジョブを実行し(ステップS46:NO、ステップS50)、メインルーチンにリターンする。
(6.まとめ)
このように、本実施の形態では、作像ユニット9や中間転写ユニット30の交換の際の取り付け精度に起因する位置ずれに対しては、C,M,Y,K全色について基準パターンを書き込んで、それぞれの色について実測して得られた位置ずれ量に基づいて第1色ずれ補正処理を行って、位置ずれを補正する。
そして、機内の温湿度変化による感光体ドラム21や中間転写ベルト38、作像ユニット9の筐体等の膨張あるいは収縮変化に起因する位置ずれに対しては、C,M,Y,Kのうちの2色について位置ずれ量を実測し、実測された2色についての位置ずれ量と、上記第1色ずれ補正処理実行時に取得されたC,M,Y,K全色についての過去の位置ずれ量とから、残りの2色についての位置ずれ量を推定し、当該推定された2色の位置ずれ量と、前記実測された2色の位置ずれ量とに基づいて第2色ずれ補正処理を行って、位置ずれを補正する。
上記構成により、実行頻度が高い第2色ずれ補正処理においては、2色についてのみ位置ずれ量を実測するため、4色全てについて実測していた従来の色ずれ補正と比較して処理時間を短縮し、ユーザーを待たせる等の不都合を減じて、ユーザーの利便性に資することができるほか、トナー消費量を抑制して、コスト抑制に資することができる。
また、実測した2色の位置ずれ量および4色全ての過去の位置ずれ量から残りの2色の位置ずれ量を推定するので、機内の温湿度変化による位置ずれにも対応することができ、色ずれ補正の精度を確保して良好な画質を維持することができる。
さらに、新たな部材を設けることもないため、コストアップを抑制することができる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することが出来る。
(1)上記実施の形態では、第2色ずれ補正処理において、CおよびK色の作像ユニット9Cおよび9Kにより基準パターンが形成される例について説明したが、これに限られず、作像ユニット9Y,9M,9C,9Kの並び順が変わった場合でも、中間転写ベルト38の走行方向における最下流側の隣り合う2つの作像ユニット9により基準パターンが形成されるとしてもよい。
作像ユニット9の配置については、従来、図1に示すように中間転写ベルト38の移動方向において、上流側からY,M,C,Kの順に配列され、最下流側のK色用の作像ユニット9Kと2次転写位置48との間の位置に基準パターン検出部34が設けられている場合が多い。従って、本実施の形態のように、第2色ずれ補正処理において基準パターンを形成する2色に、CおよびK色を用いると、K色用の作像ユニット9Kは基準パターン検出部34に最も近い位置に、C色用の作像ユニット9Cは基準パターン検出部34に二番目に近い位置に配置されているため、形成された基準パターンが基準パターン検出部34による読取位置まで移動する距離が最も短くなる。これにより、基準パターン読出しまでの時間が短くなり、第2色ずれ補正処理の処理時間をより短くすることができる。また、基準パターン検出部34により検出された後の基準パターンをクリーニングブレード35により中間転写ベルト38から除去する際に、クリーニングブレード35までの中間転写ベルト38の駆動距離がより短くなり、クリーニングブレード35との摩擦による中間転写ベルト38の劣化を抑制して耐久性をアップさせる効果もある。
なお、各色用の作像ユニット9の配列が、図1に示す配列と異なる場合でも、中間転写ベルト38の移動方向における最下流側の隣り合う二つの作像ユニット9について基準パターンを形成して位置ずれ量を実測することにより、上記と同様の効果が得られる。
(2)上記実施の形態では、第2色ずれ補正処理において基準パターンが形成される2色に、CおよびK色を用いた例について説明したが、これに限られず、C,M,Y,Kのうちいずれの2色の組合せとしてもよい。また、基準となる基準パターンはK色でなくてもよい。
このとき、基準パターンが形成される2色について、K色以外の色を採用するようにしてもよい。K(黒)が使用されるのは、文字情報のプリント時である場合が多く、位置ずれが発生しても目立ちにくい。また、写真等においても、黒は他の色(C,M,Y)を覆い隠してしまうため、ずれが目立ちにくい。従って、ずれがより目立ちやすいK以外の色について基準パターンを形成して、位置ずれ量を実測し、正確に色ずれ補正を行うことで、より良好な画質を維持することができるという効果がある。
(3)上記実施の形態では、第2色ずれ補正処理実行の際には、毎回同じ2つの作像ユニットにより基準パターンが形成されるとしたが、これに限られず、毎回、前回とは異なる色用の作像ユニット9により基準パターンが形成されるとしてもよいし、所定回数ごと、例えば3回ごとに、前の3回とは異なる色用の作像ユニット9により基準パターンが形成されるようにしてもよい。
これにより、第2色ずれ補正処理実行のたびに同じ特定の色のトナーばかりが消費されて、当該特定の色のトナーの減少速度が増加することにより、当該特定色のトナーボトルの交換を頻繁に行わなくてはならなくなる事態の発生を回避して、ユーザのわずらわしさを軽減して、ユーザの利便性に資することができる。
加えて、4つの作像ユニット9について、ある程度の時間間隔のローテーションで位置ずれ量が実測されることになり、推定された位置ずれ量が長期間利用されることにより、実際の位置ずれ量と推定された位置ずれ量とのずれが少しずつ大きくなっていく事態を回避することができる。
(4)上記実施の形態では、色ずれ補正フラグがONに設定されても、プリントジョブ受付け後からその終了までの間でなければ、色ずれ補正を実行しないようにしているが、これに加えて、電源がONになった時やスリープモードから回復した時など、電源状態に変化が生じた場合でも、第1および第2色ずれ補正フラグの状態を判断してこれがONであれば、当該色ずれ補正を実行するようにしてもよい。
装置起動時もしくはスリープモードからの回復時においては、続けてプリントジョブを受付ける蓋然性が高く、この時、色ずれ補正フラグがONである場合に色ずれ補正を実行させておけば、続いてプリントジョブを受け付けても、改めて色ずれ補正を実行する必要がないので、ユーザがプリントジョブ発行後に、色ずれ補正の間、待たされるという不都合を少なくすることができる。
図9に、本変形例に係る電源状態変化時の処理の内容を表すフローチャートを示す。まず、電源がOFFからONになったかどうかを判断する(ステップS61)。
電源がONになった場合、第1色ずれ補正フラグ設定処理(図6参照)を実行し、続いて第2色ずれ補正フラグ設定処理(図7参照)を実行した後、第1色ずれ補正フラグがONであるかどうかを判定する(ステップS61:YES、ステップS63、ステップS64、ステップS65)。
ステップS61において、電源がOFFからONになっていない場合、次にスリープモードから回復したかどうかを判定する(ステップS61:NO、ステップS62)。
スリープモードから回復した場合、第1色ずれ補正フラグ設定処理(図6参照)を実行し、続いて第2色ずれ補正フラグ設定処理(図7参照)を実行した後、第1色ずれ補正フラグがONであるかどうかを判定する(ステップS62:YES、ステップS63、ステップS64、ステップS65)。
スリープモードから回復していない場合は(ステップS62:NO)、電源状態に変化が起きていないということであるので、そのままメインルーチンにリターンする。
ステップS65において、第1色ずれ補正フラグがONであれば、第1色ずれ補正処理(図4参照)を実行した後、第1および第2色ずれ補正フラグをOFFにして(ステップS65:YES、ステップS66、ステップS67)、メインルーチンにリターンする。
ステップS65において、第1色ずれ補正フラグがONになっていない場合、次に第2色ずれ補正フラグがONであるかどうかを判定する(ステップS65:NO、ステップS68)。
第2色ずれ補正フラグがONでない場合(ステップS68:NO)、いずれの色ずれ補正フラグもONになっていないので、メインルーチンにリターンする。
第2色ずれ補正フラグがONである場合、第2色ずれ補正処理(図5参照)を実行した後、第2色ずれ補正フラグをOFFにして(ステップS68:YES、ステップS69、ステップS70)、メインルーチンにリターンする。
なお、次回の第2色ずれ補正フラグ設定処理のために、図8のステップS44およびステップS48と同様に、第1色ずれ補正実行時および第2色ずれ補正実行時の環境センサ49による検出温度および検出湿度を補正時検出温湿度記憶部709に記憶させておいてもよい。
(5)上記実施の形態では、初回使用時もしくは作像ユニットや中間転写ユニットが交換された場合にのみ第1色ずれ補正処理を実行するようにしているが、これに限られない。例えば、形成画像に目視により画質不良が認められる場合には、ユーザが操作パネル8において、もしくは、外部の端末から、第1色ずれ補正処理を実行させる指示を入力し、当該指示を受け付けて、第1色ずれ補正処理を実行するようにしてもよい。
また、ここで、ユーザが実行指示できるのは、第1色ずれ補正処理に限られず、第2色ずれ補正処理の実行指示を入力可能としてもよいし、第1および第2色ずれ補正処理をユーザが選択できるようにしてもよい。
(6)上記実施の形態では、複写機1の電源がONになっている間は、プリントジョブの受付けの有無に関係なく、所定の時間毎、即ち装置全体の制御メインルーチンが循環して、図6および図7にそれぞれ示す第1および第2色ずれ補正フラグ設定処理サブルーチンがコールされる毎に、当該処理を実行するようにしている。
しかし、複写機1がプリントジョブを受け付けてから、当該ジョブが終了するまでの間でのみ色ずれ補正フラグ設定処理を、繰り返し実行するようにしても差し支えない。
この場合、図8に示されたフローにおいて、プリントジョブを受け付けた直後(ステップS41とステップS42の間)に、第1色ずれ補正フラグ設定処理(図6参照)、および、第2色ずれ補正フラグ設定処理(図7参照)を実行させるようにすればよい。
(7)環境センサ49の検出対象は、駆動ローラ31近傍の機内雰囲気温度に限られず、画像プロセス部4近傍であればいずれの場所でもよく、また、中間転写ベルト38の温度を測定するとしてもよい。
(8)上記実施の形態では、中間転写ベルト38上に1次転写された各色トナー像等の画像を2次転写位置48において記録シートS上に一括して2次転写する構成のタンデム型の態様について説明したが、タンデム方式としては上記の形態に限られない。例えば、中間転写ベルト38に代えて搬送ベルト等の転写材搬送体を設け、当該転写材搬送体上に記録シート等の転写材を吸着等により保持した状態で搬送し、その搬送される転写材上に各色の画像を順次転写する構成であっても良い。この構成の場合、位置ずれ量は、感光体ドラム21C〜21K上に形成された基準パターンが被転写体としての転写材搬送体または記録シートに転写され、転写された基準パターンが基準パターン検出部34などのセンサ等により検出される構成とすることができる。
(9)上記実施の形態においては、ビットマップ展開された画像データのメモリ上のアドレスを変更することによりスキュー補正を行っているが、これに限られず、露光部10内のシリンドリカルレンズの取り付け角度を物理的に制御することで補正を行うとしても良い。
一方、上記実施の形態では、副走査方向、主走査方向の位置ずれを補正するため、メモリ上のアドレスを変更したが、アドレスを変更せず、メモリから画像データを読み出すタイミングをずらして、感光体ドラムへの主走査方向および/また副走査方向における書き込み開始位置を変更する公知の方法を用いてもよいのは言うまでもない。
(10)上記実施の形態においては、第2色ずれ補正処理実行のタイミングは、環境センサ49による機内の温湿度に所定量以上の変化が発生したときとしたが、これに限られない。例えば、感光体ドラム21Y〜21Kの回転数を検出するための回転数検出センサを配置し、当該回転数検出センサの検出値に基づいて画像形成ジョブが実行された累積枚数を取得し、画像形成ジョブが所定枚数(例えば、1000枚)実行される毎に、第2色ずれ補正処理を実行するとしてもよい。また、当該画像形成枚数によるタイミング制御と、上記温度によるタイミング制御、湿度によるタイミング制御とをそれぞれ組み合わせてもよい。
(11)上記実施の形態においては、作像ユニット9もしくは中間転写ユニット30が交換されたかどうかの判定を、複写機1本体のドアが開閉されたかどうかを検出することにより行ったが、これに限られない。例えば、作像ユニット9および中間転写ユニット30にメモリを搭載し、当該メモリに使用履歴情報を記録して、当該使用履歴情報を参照することにより、交換されたかどうかを判定するようにしてもよい。使用履歴がまだ記録されていない場合、新しいユニットと交換されたか、もしくは初回使用時であるとと判定することができる。
また、作像ユニット9および中間転写ユニット30にヒューズを搭載し、導通があるとヒューズが切れるようにしておいてもよい。この場合においても、導通があると新品であるので、新しいユニットと交換されたか、もしくは初回使用時であるとと判定することができる。
(12)上記実施の形態においては、第2色ずれ補正処理の実行に際して、基準パターンを形成する作像ユニットが2つの場合について説明したが、これに限られない。
例えば、3つの作像ユニットが基準パターンを形成し、残りの1色についての位置ずれ量を推定してもよい。この場合、基準比の算出には、いずれか1色についての位置ずれ量を用いてもよいし、得られた2つの位置ずれ量(主走査方向の位置ずれ量については3つ)の平均値を基準比の算出に用いてもよい。
また、いずれか1色についての主走査方向の位置ずれ量は、当該1色の基準パターンのみを形成すれば求めることができるため、基準パターンを形成する作像ユニットが1つであっても、他の3つの色の主走査方向の位置ずれ量を推定することができる。そこで、第2色ずれ補正処理において基準パターンを形成する作像ユニットを1つとし、残りの3色については、主走査方向の位置ずれ量についてのみ推定し、主走査方向の位置ずれ補正のみを行うとしても、ある程度の色ずれ補正の効果を得ることはできる。
(13)上記実施の形態においては、作像ユニットが4つである場合を例に説明したが、これに限られず、5つ以上でもよいし、3つ以下でもよい。
ただし、作像ユニットが2つである場合には、上記変形例12でも述べたように、2つのうちいずれか一方の作像ユニットにより基準パターンを形成して求めた主走査方向の位置ずれ量を基に、もう一方の主走査方向の位置ずれ量を推定して主走査方向の位置ずれを補正しても、ある程度の色ずれ補正効果は得られる。
(14)上記実施の形態においては、位置ずれ量記憶部708に最初に記憶される全色についての位置ずれ量のデータは、初回使用時に実行される第1色ずれ補正処理実行時において取得される位置ずれ量データであるが、これに限られない。例えば、出荷前に試験により求められた位置ずれ量のデータを予め位置ずれ量記憶部708に保存しておき、第2色ずれ補正処理実行時には、当該データを読み出すようにしてもよい。この場合、初回使用時には第1色ずれ補正処理を実行せず、作像ユニット9もしくは中間転写ユニット30が交換されたときに、第1色ずれ補正処理が実行され、このとき取得された位置ずれ量のデータで、上記予め記憶されているデータをアップデートするようにしてもよい。
また、上記出荷前に試験により求められた位置ずれ量のデータは、ROM706等に記憶されるとしてもよい。この場合、作像ユニット9もしくは中間転写ユニット30が交換されたときに、第1色ずれ補正処理が実行され、取得された位置ずれ量をアップデート(上書き)することができないので、当該取得された位置ずれ量は、位置ずれ量記憶部708に記憶し、以降は位置ずれ量記憶部708に記憶されている位置ずれ量のデータを読み出すようにすればよい。
(15)上記実施の形態においては、本発明に係る画像形成装置として複写機を用いた例を説明したが、これに限られず、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置一般に適用できる。また、タンデム型に限られず、位置ずれ検出による色ずれ補正を行う構成の画像形成装置に適用できる。さらに、像担持体としては感光体ドラム21に限られず、例えば感光体ベルト等を用いる構成にも適用できる。
また、上記実施の形態および上記変形例の内容を可能な範囲でそれぞれ組み合わせてもよい。
本発明の画像形成装置は、コストを抑制しつつ、色ずれ補正にかかる処理時間の短縮およびカラートナー消費量の抑制を図ると同時に、色ずれ補正の精度を確保して良好な画質を維持することができる技術として有用である。
1 複写機
2 スキャナ部
3 プリンタ部
4 画像プロセス部
5 給送部
6 定着部
7 制御部
10 露光部
21 感光体ドラム
23 現像部
30 中間転写ユニット
31 駆動ローラ
32 従動ローラ
34 基準パターン検出部
34a、34b 基準パターン検出センサ
35 クリーニングブレード
36 1次転写ローラ
37 2次転写ローラ
38 中間転写ベルト
48 2次転写位置
49 環境センサ
101、102 基準パターン

Claims (6)

  1. 異なる色のトナー像を作像する複数の作像手段で形成された各トナー像を中間転写体に重ね合わせて1次転写し、当該1次転写されたトナー像を記録シートに2次転写してカラー画像を形成する画像形成装置であって、
    全ての作像手段により各色の基準パターンを形成し、当該各色の基準パターンの位置ずれ量を取得する第1の位置ずれ量取得モードを実行し、これにより取得された位置ずれ量が解消されるように前記各作像手段を制御する第1の位置ずれ補正手段と、
    前記第1の位置ずれ量取得モードの実行で取得した、各色の基準パターンの位置ずれ量を記憶する記憶手段と、
    前記複数の作像手段のうち、一部の作像手段により基準パターンを形成し、当該一部の作像手段により形成された基準パターンの位置ずれ量を取得すると共に、当該取得された位置ずれ量と、前記記憶手段に記憶されている位置ずれ量に基づき、基準パターンが形成されなかった色の基準パターンの位置ずれ量を推定して取得する第2の位置ずれ量取得モードを実行し、これにより取得された位置ずれ量が解消されるように前記各作像手段を制御する第2の位置ずれ補正手段と、を備え
    前記第2の位置ずれ補正手段は、前記第2の位置ずれ量取得モードによる位置ずれ量の取得が、所定回数実行されるごとに、前記基準パターンを形成する一部の作像手段のうち少なくとも1つを他の作像手段に換えて、前記第2の位置ずれ量取得モードを実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の作像手段は、前記中間転写体の走行方向に沿って列設されており、
    前記一部の作像手段は、
    前記中間転写体の走行方向において最下流側および、それに隣接する位置に設けられている作像手段である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の位置ずれ量取得モードで基準パターンを形成する作像手段は、黒色以外のトナー像を作像する作像手段である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の位置ずれ補正手段が、前記各作像手段を制御する条件は、自機の初回使用時および前記中間転写体が交換された場合のうち少なくともいずれか一方を含み、
    前記第2の位置ずれ補正手段が、前記各作像手段を制御する条件は、自機内の温度変化が所定の値以上となった場合、自機内の湿度変化が所定の値以上となった場合、および画像形成枚数が所定の枚数に達した場合のうち少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記作像手段は、トナー像を担持する像担持体を含み、
    前記第1の位置ずれ補正手段は、前記像担持体が交換された場合に、前記各作像手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 当該画像形成装置は、ユーザからの位置ずれ量解消指示を受付ける受付手段を備え、
    前記第1の位置ずれ補正手段は、前記受付手段によりユーザからの指示の入力を受け付けた場合に、前記各作像手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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