JP5136612B2 - ハイブリッド車の発電制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車の発電制御装置に関する。
エンジンとモータとを動力源とするハイブリッド車には、モータのみを作動して(エンジンは停止して)、車両を駆動する「EVモード」があり、その際、モータは、バッテリに充電された電気を用いている。このようなハイブリッド車においては、エンジン及びジェネレータにより発電し、発電した電気を、インバータを介して、バッテリに充電している(特許文献1)。
特開2010−115075号公報
通常のハイブリッド車において、「EVモード」での走行等、バッテリから大きな出力が必要な場合、その可否は、バッテリのSOC(State of Charge;充電率)に左右され、SOCが低い場合には実施不可となる。従って、「EVモード」での走行等、バッテリから大きな出力が必要な場合には、所望の時間内に所定のSOCまで充電できることが望まれている。
一方、プラグインハイブリッド車と呼ばれる車両においては、車両外部からバッテリへの充電を可能としており、家庭用電源からの充電が可能であると共に、急速充電器が備えられた設備では、急速充電が可能である。しかしながら、家庭用電源からは数kW程度しか充電できないため、充電に長い時間がかかってしまい、所望の時間内に充電することは難しい。又、家庭用電源や急速充電器が無い環境では、通常のハイブリッド車と同様であり、このような環境においても、所望の時間内に所定のSOCまで充電できることが望まれている。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、所望の時間内に所定の充電率まで充電することができるハイブリッド車の発電制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係るハイブリッド車の発電制御装置は、
エンジンにより発電機を駆動し、前記発電機により発電した電気をバッテリに充電するハイブリッド車であって、
前記ハイブリッド車のシフト位置を検知するシフト位置検知手段と、
前記ハイブリッド車のブレーキがオンかオフかを検知するブレーキ検知手段と、
前記エンジン及び前記発電機による前記バッテリへの充電を開始させる充電開始手段と、
前記ハイブリッド車に対する設定を増減する操作を行う増減操作手段と、
前記エンジン及び前記発電機による発電の制御を行う制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記シフト位置が非走行位置であり、かつ、前記ブレーキがオンであり、かつ、前記充電開始手段が操作されたとき、前記エンジン及び前記発電機による前記バッテリへの充電を開始すると共に、前記バッテリへの充電の開始後、前記増減操作手段が増操作されたとき、前記発電の発電時間を増加する設定を行い、前記増減操作手段が減操作されたとき、前記発電時間を減少する設定を行い、前記エンジン及び前記発電機による発電を、設定した前記発電時間で行うことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係るハイブリッド車の発電制御装置は、
上記第1の発明に記載のハイブリッド車の発電制御装置において、
前記制御手段は、前記増減操作手段の減操作が所定時間以上継続したとき、前記エンジン及び前記発電機による前記バッテリへの充電を停止することを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係るハイブリッド車の発電制御装置は、
上記第1又は第2の発明に記載のハイブリッド車の発電制御装置において、
前記制御手段は、前記バッテリの充電可能容量を前記発電時間で除算して、単位時間当たりの最大充電可能電力を求めると共に、前記最大充電可能電力と前記バッテリの受入可能電力とを比較し、前記最大充電可能電力が受入可能電力以下であるときには、前記発電の発電電力として、前記最大充電可能電力を設定し、前記最大充電可能電力が受入可能電力を超えたときには、前記発電電力として、前記受入可能電力を設定し、前記エンジン及び前記発電機による発電を、設定した前記発電電力で行うことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係るハイブリッド車の発電制御装置は、
上記第3の発明に記載のハイブリッド車の発電制御装置において、
前記制御手段は、前記エンジンの回転数とトルクに対する燃費効率の効率マップと前記エンジンの回転数とトルクに対する前記発電機での発電電力の出力曲線とを重ね合わせたマップを予め有し、
設定された前記発電電力に基づき、前記マップから燃費効率が最も良い前記エンジンの回転数とトルクとを決定し、当該回転数及びトルクを用いて、前記エンジンを制御し、前記発電機を駆動することを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係るハイブリッド車の発電制御装置は、
上記第1〜第4のいずれか1つの発明に記載のハイブリッド車の発電制御装置において、
前記増減操作手段は、シフトを増減する操作を行うパドルシフトであることを特徴とする。
第1の発明によれば、シフト位置が非走行位置であり、かつ、ブレーキがオンであり、かつ、充電開始手段(例えば、充電開始スイッチ)が操作されたとき、エンジン及び発電機によるバッテリへの充電を開始すると共に、バッテリへの充電の開始後、増減操作手段が増操作されたとき、発電時間を増加する設定を行い、増減操作手段が減操作されたとき、発電時間を減少する設定を行うので、所望の発電時間を設定することができ、所望の時間内に所定のSOCまで充電できる。その結果、早急に所定のSOCまで充電したい場合には、発電時間を短くする設定を行えば、大きな発電電力で充電を行うことができ、又、静かな環境で充電したい場合には、発電時間を長くする設定を行い、小さな発電電力で、つまり、エンジンの騒音を抑えて、充電を行うことができる。
第2の発明によれば、増減操作手段の減操作が所定時間以上継続したとき、バッテリへの充電を停止するので、ドライバが充電を停止したいときには、充電を停止することができる。
第3の発明によれば、バッテリの充電可能容量を、設定した発電時間で除算して、単位時間当たりの最大充電可能電力を求めると共に、最大充電可能電力とバッテリの受入可能電力とを比較した後、発電に用いる発電電力を設定するので、バッテリの受入可能電力を超えない最大の発電電力で発電することになり、所望の時間内に所定のSOCまで充電できると共に、過剰な発電を防止し、無駄な燃料消費を抑制して、効率的に充電を行うことができる。
第4の発明によれば、設定された発電電力に基づき、マップから燃費効率が最も良いエンジンの回転数とトルクとを決定し、当該回転数及びトルクを用いて、エンジンを制御し、発電機を駆動するので、無駄な燃料消費を抑制して、効率的に充電を行うことができる。
第5の発明によれば、増減操作手段として、既存のパドルシフトを用いるので、製造コストを抑制することができ、又、簡単な操作で所望の発電時間を設定できる。
本発明に係るハイブリッド車の発電制御装置の実施形態の一例を示す概略図である。 図1に示したハイブリッド車の発電制御装置のブロック図である。 図1に示したハイブリッド車の発電制御装置における制御を説明するフローチャートである。 図3に示した制御において、その発電制御モードにおける発電時間の設定を説明するフローチャートである。 図3に示した制御において、その発電制御モードにおける発電電力の設定を説明するフローチャートである。 図3に示した制御において、その発電制御モードにおける発電電力の運転点を説明するマップ図である。
以下、本発明に係るハイブリッド車の発電制御装置について、図1〜図6を参照して説明を行う。
[実施例1]
本実施例のハイブリッド車の発電制御装置において、車両10は、図1に示すように、エンジン11とモータ(モータジェネレータ12)とを動力源とするハイブリッド車である。具体的には、車両駆動を行うと共に発電の動力源となるエンジン11と、エンジン11を動力源として発電を行う発電機(モータジェネレータ12)と、直流−交流変換を行うインバータ13を介して、モータジェネレータ12により発電された電気を充電するバッテリ14と、インバータ13を介して、バッテリ14から電気を供給して、車両駆動を行うモータジェネレータ12とを有している。
なお、本実施例では、一例として、モータと発電機を兼用するモータジェネレータを用いているが、本発明は、モータと発電機とを独立して備えた構成であっても適用可能である。又、ハイブリッド車としては、車両10外部の家庭用電源や急速充電器からバッテリ14への充電を可能とするプラグインハイブリッド車であってもよい。
そして、エンジン11、モータジェネレータ12、インバータ13、バッテリ14等は、通信線(例えば、CAN(Controller Area Network)等)を用いて、ECU(Electronics Control Unit;制御手段)16と接続されており、ECU16は、通信線を用いて、エンジン11、モータジェネレータ12、インバータ13、バッテリ14等の状態を検知し、検知した状態に基づいて、エンジン11、モータジェネレータ12、インバータ13、バッテリ14等の制御を行っている。なお、バッテリ14については、バッテリ14の管理を行うBMU(Battery Management Unit)15を介して、ECU16と接続されており、BMU15は、バッテリ14の電圧、温度、電流を監視して、SOCを算出し(充電率算出手段)、ECU16へは、電圧、温度、電流に加えて、SOCも通知している。
又、ECU16は、様々な操作機器の操作状態も検知しており、本実施例の場合、強制的にエンジン11を駆動させて、モータジェネレータ12により発電された電気のバッテリ14への充電を開始させる充電スイッチ20(充電開始手段)、シフトを増減する操作を行うパドルシフト21(増減操作手段)、ブレーキがオンかオフかを検知可能なパーキングブレーキ22(ブレーキ検知手段)、シフト位置を検知するシフト23(シフト位置検知手段)を有し、これらの操作状態を検知することにより、後述する発電制御を行っている。なお、一定の条件下でパドルシフト21が操作された際に、充電開始手段として機能させて、強制的にエンジン11を駆動させてもよい。つまり、充電スイッチ20とパドルシフト21とを共用化してもよい。
なお、本実施例では、増減操作手段の一例として、パドルシフトを用いているが、車両10に対する設定を段階的に増減操作可能なものであれば、他のものでもよく、例えば、クルーズコントロールの操作スイッチ等も使用可能である。又、ブレーキ検知手段としては、パーキングブレーキ(ハンドブレーキ)に限らず、ブレーキペダルであってもよい。
ここで、本実施例の制御について、ECU16における制御ブロックを図2に示し、その概略を説明する。
ECU16には、発電制御の実施判定を行う発電制御実施判定部31と、発電制御における発電電力を演算する発電電力演算部32と、発電電力の時間設定を行う時間設定部33とが設けられている。
発電制御実施判定部31には、充電スイッチ20からの操作信号a0、パドルシフト21からのパドルシフト信号a1、パーキングブレーキ22からのブレーキスイッチ信号a2、シフト23からのシフトポジション信号a3及びBMU15からの電池SOC値a4が入力される(図1も参照)。又、発電制御実施判定部31には、発電時間の前回値a7が入力されると共に、時間設定部33で設定された今回の発電時間が入力される。そして、これらの入力値に基づいて、発電制御の実施判定が行われ、発電制御判定フラグb1として、出力される。この発電制御の実施判定については、後述する図3のフローチャートを用いて説明する。
又、発電電力演算部32には、時間設定部33で設定された今回の発電時間、BMU15からの電池SOC値a4、電池電圧a5及び電池温度a6が入力される(図1も参照)。そして、これらの入力値に基づいて、所望の発電電力が演算されて、エンジン11へのエンジントルクb2、インバータ13へのジェネレータトルクb3として、出力される。この発電電力の演算については、後述する図5のフローチャートを用いて説明する。
又、時間設定部33には、パドルシフト21からのパドルシフト信号a1が入力され、この入力に基づいて、今回の発電時間が設定される。この発電時間の設定については、後述する図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、図3に示すフローチャートを参照して、図1、図2に示したハイブリッド車の発電制御装置における発電制御の実施判定を説明する。
(ステップS1)
ECU16において、発電制御を実施しているかどうか確認し、実施していなければ、ステップS2へ進み、実施していれば、ステップS6へ進む。なお、以下のステップS2〜S4は、発電制御の実施条件を確認する手順であり、ステップS6〜S10は、発電制御の解除条件を確認する手順である。
(ステップS2)
発電制御を実施していない場合には、シフト23からのシフトポジション信号a3が非走行ポジションであるかどうか確認し、非走行ポジションであれば、ステップS3へ進み、非走行ポジションでなければ、一連の制御を終了する。非走行ポジションとしては、「P」;パーキングポジション、「N」;ニュートラルポジションが該当する。
(ステップS3)
シフト23が非走行ポジションであれば、更に、パーキングブレーキ22からのブレーキスイッチ信号a2が「ON」であるかどうか確認し、「ON」であれば、つまり、ブレーキがかかっていれば、ステップS4へ進み、「ON」でなければ、一連の制御を終了する。
パーキングブレーキ22をブレーキ検知手段として使用する場合には、発電制御モードが「ON」なった後、ドライバが車両を離れることが可能である。一方、ブレーキペダルをブレーキ検知手段として使用する場合には、発電制御モードが「ON」なった後、ドライバが車両を離れることを考慮して、発電制御の開始条件を判定するときに、ブレーキスイッチ信号が「ON」、即ち、ブレーキペダルを踏んでいればよい。但し、この場合、発電制御の解除条件を判定するときには、後述するように、ブレーキペダルの再操作が条件の1つとなる。
(ステップS4)
パーキングブレーキ22が「ON」であれば、更に、充電スイッチ20からの操作信号a0が「ON」されたかどうか確認し、「ON」であれば、ステップS5へ進み、「ON」でなければ、一連の制御を終了する。
なお、充電スイッチ20とパドルシフト21とを共用化したときには、パドルシフト21の「+」レバー、「−」レバーのいずれを「ON」としても、ECU16は、パドルシフト信号a1が「ON」されたと判断し、パドルシフト信号a1が「ON」であれば、ステップS5へ進み、「ON」でなければ、一連の制御を終了する。又、このときは、シフト23が非走行ポジションであり、かつ、パーキングブレーキ22が「ON」であるので、通常のパドルシフト21の機能、即ち、シフト位置を操作する機能は停止し、その代わりに、発電制御モードの開始条件の1つとしている。
(ステップS5)
ステップS2〜S4の条件が全て成立すれば、つまり、シフト23が非走行ポジションであり、かつ、パーキングブレーキ22が「ON」であり、かつ、充電スイッチ20(パドルシフト21)が「ON」されれば、発電制御が実施可と判定され、発電制御モードが「ON」となり、ECU16(発電制御実施判定部31)から発電制御判定フラグb1が出力されて、発電制御が実施されることになる。逆に言えば、ステップS2〜S4の条件のいずれか1つでも成立しない場合は、発電制御が実施不可であり、発電制御モードが「ON」となることはない。
(ステップS6)
一方、発電制御を実施している場合には、シフト23からのシフトポジション信号a3が走行ポジションであるかどうか確認し、走行ポジションでなければ、ステップS7へ進み、走行ポジションであれば、ステップS11へ進み、発電制御モードを解除して、一連の制御を終了する。
(ステップS7)
シフト23が走行ポジションでなければ、更に、パーキングブレーキ22からのブレーキスイッチ信号a2が「ON」から「OFF」へ変化したか確認し、変化していなければ、ステップS8へ進み、変化していれば、ステップS11へ進み、発電制御モードを解除して、一連の制御を終了する。
なお、ブレーキペダルをブレーキ検知手段として使用する場合には、ブレーキペダルの再操作が解除条件となり、ブレーキペダルからのブレーキスイッチ信号が「OFF」から「ON」へ変化したか確認し、変化していなければ、ステップS8へ進み、変化していれば、ステップS11へ進み、発電制御モードを解除して、一連の制御を終了する。
(ステップS8)
パーキングブレーキ22が「ON」から「OFF」へ変化していなければ、更に、BMU15から入力された電池SOC値a4が、予め設定した所定値(Coff)以上であるかどうか確認し、所定値以上でなければ、ステップS9へ進み、所定値以上であれば、ステップS11へ進み、発電制御モードを解除して、一連の制御を終了する。つまり、電池SOC値a4が所定値(Coff)以上となれば、自動的に発電制御モードが解除されることになる。なお、所定値(Coff)としては、例えば、「EVモード」での走行が可能な充電率60%以上の数値を設定すればよい。
(ステップS9)
電池SOC値a4が所定値以上でなければ、更に、発電制御モード「ON」後の経過時間Tが、時間設定部33で設定された今回の発電時間Tgを超えたかどうかを確認し、T>Tgでなければ、ステップS10へ進み、T>Tgであれば、ステップS11へ進み、発電制御モードを解除して、一連の制御を終了する。つまり、充電している時間が設定した発電時間Tgを超えれば、自動的に発電制御モードが解除されることになる。
(ステップS10)
T>Tgでなければ、更に、パドルシフト21の「−」レバーが所定時間以上継続して「ON」であるかどうか確認し、所定時間以上継続して「ON」でなければ、そのまま、一連の制御を終了し、所定時間以上継続して「ON」であれば、ステップS11へ進み、発電制御モードを解除して、一連の制御を終了する。
(ステップS11)
ステップS6〜S10の条件のいずれか1つが成立すれば、即ち、シフト23が走行ポジションであるか、又は、パーキングブレーキ22が「ON」から「OFF」へ変化するか、又は、電池SOC値a4が所定値以上であるか、又は、経過時間T>発電時間Tgであるか、又は、パドルシフト21の「−」レバーが所定時間以上継続して「ON」されれば、発電制御が実施不可と判定され、発電制御モードが解除されることになる。逆に言えば、ステップS6〜S10の条件が全て成立しない場合は、発電制御が実施可であり、発電制御モードの「ON」状態が維持される。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、図1、図2に示したハイブリッド車の発電制御装置における発電時間の演算を説明する。
(ステップS21)
ECU16において、発電制御モード「ON」であるかどうか確認し、「ON」であれば、ステップS22へ進み、「ON」でなければ、ステップS28へ進む。なお、以降の制御において、発電制御モード「ON」のときには、通常のパドルシフト21の機能、即ち、シフト位置を操作する機能は停止し、その代わりに、発電時間を増減操作する機能として用いている。
(ステップS22)
発電制御モード「ON」であれば、発電時間初期値として、[Tg=Tini]が設定され、ステップS23へ進む。
(ステップS23)
パドルシフト21の「+」レバーが「ON」されたかどうか確認し、「ON」されれば、ステップS24へ進み、「ON」されていなければ、ステップS25へ進む。
(ステップS24)
パドルシフト21の「+」レバーが「ON」されれば、つまり、増操作されれば、発電時間を加算し、[Tg=Tg+Tp]と増加する設定を行う。例えば、発電制御モード「ON」後、初めて、パドルシフト21の「+」レバーを「ON」とする場合、つまり、1回目であれば、[Tg=Tini+Tp]となる。又、続けて、パドルシフト21の「+」レバーを「ON」とする場合、つまり、2回目であれば、[Tg=Tini+Tp+Tp]となる。なお、加算値Tpは正の値である。
(ステップS25)
パドルシフト21の「+」レバーが「ON」されていなければ、その「−」レバーが「ON」されたかどうか確認し、「ON」されれば、ステップS26へ進み、「ON」されていなければ、ステップS27へ進む。
(ステップS26)
パドルシフト21の「−」レバーが「ON」されれば、つまり、減操作されれば、発電時間を減算し、[Tg=Tg+Tm]と減少する設定を行う。例えば、発電制御モード「ON」後、初めて、パドルシフト21の「−」レバーを「ON」とする場合、つまり、1回目であれば、[Tg=Tini+Tm]となる。又、続けて、パドルシフト21の「−」レバーを「ON」とする場合、つまり、2回目であれば、[Tg=Tini+Tm+Tm]となる。なお、減算値Tmは負の値である。
(ステップS27)
パドルシフト21の「+」レバーが「ON」されておらず、かつ、その「−」レバーも「ON」されていなければ、発電時間としては、前回の充電時に用いた前回値を保持し、[Tg=Tg(前回値)]とする。
(ステップS28)
一方、発電制御モード「ON」でなければ、発電停止状態であり、[Tg=0]が設定される。
次に、図5に示すフローチャート及び図6に示すマップ図を参照して、図1、図2に示したハイブリッド車の発電制御装置における発電電力の演算を説明する。
(ステップS31)
ECU16において、発電制御モード「ON」であるかどうか確認し、「ON」であれば、ステップS32へ進み、「ON」でなければ、ステップS36へ進む。
(ステップS32)
発電制御モード「ON」であれば、パドルシフト21の「+」レバー又は「−」レバーが「ON」されたかどうか確認し、いずれか一方が「ON」されていれば、ステップS33、S34へ進み、どちらも「ON」されていなければ、ステップS35へ進む。
(ステップS33)
パドルシフト21の「+」レバー又は「−」レバーのいずれか一方が「ON」されていれば、図4で説明したように、新たな発電時間Tgが設定されている。従って、この発電時間Tg(h)を用いて、単位時間当たりの最大充電可能電力Pt(kW)を演算する。具体的には、バッテリ14の充電可能容量をCc(kWh)とするとき、[最大充電可能電力Pt=充電可能容量をCc/発電時間Tg]により求める。
(ステップS34)
そして、ステップS33で求めた最大充電可能電力Ptに基づいて、発電電力Pgが決定される。具体的には、バッテリ14の受入可能電力Pbを超えないようにするため、最大充電可能電力Ptが受入可能電力Pb以下であるときは、求めた最大充電可能電力Ptが設定され、最大充電可能電力Ptが受入可能電力Pbを超えたときは、受入可能電力Pbが設定される。
(ステップS35)
パドルシフト21の「+」レバー、「−」レバーのどちらも「ON」されていなければ、図4で説明したように、発電時間Tgは前回の発電時間Tgとなり、発電電力Pgも前回の発電電力Pgが設定される。
(ステップS36)
一方、発電制御モード「ON」でなければ、発電停止状態であり、図4でも説明したように、発電時間は[Tg=0]であり、発電電力も[Pg=0]となる。
図4、図5に示した手順により、発電制御モード「ON」状態において、パドルシフト21の「+」レバー、「−」レバーを利用することにより、発電時間の増減の設定をドライバに可能とし、設定した発電時間に対応して、受入可能電力Pbを超えない最大の発電電力Pgが設定されて、発電が行われることになる。これにより、一度設定してしまえば、設定の変更や充電の停止が必要ない限り、ドライバは何の操作もする必要はなく、電池SOC値a4が予め設定した所定値(Coff)以上となれば、又は、発電制御モード「ON」後の経過時間Tが設定した発電時間Tgを超えれば、自動的に終了することになる。
又、周辺環境に応じて、ドライバが発電時間を設定可能となる。例えば、住宅街等の静かな環境では、発電時間を長くする設定を行えば、発電電力が減少し、エンジン11からの騒音を低減した状態で充電可能であり、又、騒音を考慮しなくてもよい環境であって、早急に充電したい場合には、発電時間を短くする設定を行えば、発電電力を増加し、モータジェネレータ12からの出力を大きくして、早急に充電可能である。
そして、発電制御モード「ON」の場合、以上の手順により設定された発電電力Pgに基づき、図6に示すマップ図を用いて、燃費効率が良い運転点を算出し、算出された運転点の条件で、エンジン11、モータジェネレータ12、インバータ13が制御されて、発電が行われ、その後、図3で説明したように、所低のSOCに到達したとき、又は、設定した発電時間Tgが経過したときに、自動的に発電制御モードが解除され、充電が終了する。このように算出された運転点は、同一の発電電力において最も燃費効率が良い運転条件となる。なお、図6は、エンジン11の回転数及びトルクに対して、エンジン11の燃費効率マップと発電機(モータジェネレータ12)における発電電力の出力曲線とを重ね合わせたマップ図である。
例えば、図6に示すマップ図において、発電電力Pg=10kWの場合、一番良い燃費効率は20%程度であり、この条件の運転点、即ち、太線上の運転点の回転数及びトルクを用いて、発電が行われる。又、発電電力Pg=40kWの場合、一番良い燃費効率は35%程度であり、この条件の運転点、即ち、太線上の運転点の回転数及びトルクを用いて、発電が行われる。
上述した制御では、設定した発電時間Tgに対応して、バッテリ14が受け入れ可能な(受入可能電力Pbを超えない)最大の発電電力Pgが設定されるので、その発電時間Tg内で最大の発電電力で充電することになる。従って、できるだけ早急にEVモードでの走行を行いたいとき、急速充電器がない環境でも、エンジン11を使用して発電することで、数十kWの電力でバッテリ14に充電することができ、数kW程度でしか充電できない家庭用電源からの充電と比較して、短時間で所望のSOCまで充電することができる。
なお、充電開始後、設定した発電時間Tgより早く、所望のSOCに到達する見込みの場合には、設定した発電時間Tgの間継続して発電する、より小さい発電電力に切り換えて、充電を継続するようにしてもよい。この場合、より低いエンジン回転で発電を行うことになるので、周辺環境を考慮して、発電電力を制御することになる。
本発明は、ハイブリッド車に好適なものである。
11 エンジン
12 モータジェネレータ
13 インバータ
14 バッテリ
16 ECU
20 充電スイッチ
21 パドルシフト
22 パーキングブレーキ
23 シフト

Claims (5)

  1. エンジンにより発電機を駆動し、前記発電機により発電した電気をバッテリに充電するハイブリッド車であって、
    前記ハイブリッド車のシフト位置を検知するシフト位置検知手段と、
    前記ハイブリッド車のブレーキがオンかオフかを検知するブレーキ検知手段と、
    前記エンジン及び前記発電機による前記バッテリへの充電を開始させる充電開始手段と、
    前記ハイブリッド車に対する設定を増減する操作を行う増減操作手段と、
    前記エンジン及び前記発電機による発電の制御を行う制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記シフト位置が非走行位置であり、かつ、前記ブレーキがオンであり、かつ、前記充電開始手段が操作されたとき、前記エンジン及び前記発電機による前記バッテリへの充電を開始すると共に、前記バッテリへの充電の開始後、前記増減操作手段が増操作されたとき、前記発電の発電時間を増加する設定を行い、前記増減操作手段が減操作されたとき、前記発電時間を減少する設定を行い、前記エンジン及び前記発電機による発電を、設定した前記発電時間で行うことを特徴とするハイブリッド車の発電制御装置。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車の発電制御装置において、
    前記制御手段は、前記増減操作手段の減操作が所定時間以上継続したとき、前記エンジン及び前記発電機による前記バッテリへの充電を停止することを特徴とするハイブリッド車の発電制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のハイブリッド車の発電制御装置において、
    前記制御手段は、前記バッテリの充電可能容量を前記発電時間で除算して、単位時間当たりの最大充電可能電力を求めると共に、前記最大充電可能電力と前記バッテリの受入可能電力とを比較し、前記最大充電可能電力が受入可能電力以下であるときには、前記発電の発電電力として、前記最大充電可能電力を設定し、前記最大充電可能電力が受入可能電力を超えたときには、前記発電電力として、前記受入可能電力を設定し、前記エンジン及び前記発電機による発電を、設定した前記発電電力で行うことを特徴とするハイブリッド車の発電制御装置。
  4. 請求項3に記載のハイブリッド車の発電制御装置において、
    前記制御手段は、前記エンジンの回転数とトルクに対する燃費効率の効率マップと前記エンジンの回転数とトルクに対する前記発電機での発電電力の出力曲線とを重ね合わせたマップを予め有し、
    設定された前記発電電力に基づき、前記マップから燃費効率が最も良い前記エンジンの回転数とトルクとを決定し、当該回転数及びトルクを用いて、前記エンジンを制御し、前記発電機を駆動することを特徴とするハイブリッド車の発電制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のハイブリッド車の発電制御装置において、
    前記増減操作手段は、シフトを増減する操作を行うパドルシフトであることを特徴とするハイブリッド車の発電制御装置。
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