JP5129687B2 - 自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造及びその組立方法 - Google Patents

自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造及びその組立方法 Download PDF

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Description

本発明は,自動車のボディに固着されるブラケットに,相対向する第1及び第2ブラケットアームを形成する一方,その両ブラケットアーム間に挿入されるチェックプレートの基端部両端面に,両ブラケットアームの内側面に当接する合成樹脂製のボスを形成し,両ブラケットアームに両端部を支持されるピボット軸により,チェックプレートの基端部を回動可能に支持した,自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造及びその組立方法の改良に関する。
かゝる自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造は,特許文献1に開示されるように,既に知られている。
特開2007−56461号公報
かゝる自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造では,金属製のブラケットのブラケットアームと,チェックプレートの合成樹脂製ボスとの当接により,チェックプレートのブラケットアームに対する振動打音が比較的少なく,また回転摺動が比較的スムーズである。
しかしながら,最近の自動車の静粛性に対する要求は,より厳しくなり,チェックプレートのブラケットアームに対する振動打音をなくするが望まれる。
ところで,チェックプレートのブラケットアームに対する振動打音をなくするには,チェックプレートの回転摺動間隙をゼロにすればよいのであるが,単にそれをゼロにすると,チェックプレートのブラケットに対する回転抵抗にばらつきが生じて,ドアの開閉フィーリングを悪くすることになる。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,チェックプレートのブラケットアームに対する振動打音をなくすること,並びにチェックプレートの回転抵抗を小さくしながら安定させることを可能にする自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造及びその組立方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,自動車のボディに固着されるブラケットに,相対向する第1及び第2ブラケットアームを形成する一方,その両ブラケットアーム間に挿入されるチェックプレートの基端部両端面に,両ブラケットアームの内側面に当接する合成樹脂製のボスを形成し,両ブラケットアームに両端部を支持されるピボット軸により,チェックプレートの基端部を回動可能に支持した,自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造において,前記ボスの端面に絞模様を形成し,前記第1及び第2ブラケットアームを,それらの内側面により前記絞模様における無数の凸部に圧縮変形を付与するように配置したことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記絞模様における無数の凹部にグリースを保持させたことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第1の特徴の自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造の組立に当たり,チェックプレートのボスの端面に絞模様を形成する工程と,前記ボスを有するチェックプレートの基端部をブラケットの第1及び第2ブラケットアーム間に緩く挿入する工程と,第1及び第2ブラケットアームにそれぞれ設けられる第1及び第2外側軸孔,並びに前記基端部に設けられる中間軸孔にピボット軸を嵌合し,このピボット軸の両端部に軸方向のかしめ力を加えることにより,このピボット軸の端部に抜け止め用の膨大部を形成すると同時に,両ブラケットアームを,それらが前記絞模様に圧接するように変形させる工程とを順次実行することをを第2の特徴とする。
さらにまた本発明は,第2の特徴に加えて,前記ピボット軸を,主軸と,この主軸の一端に連設される頭部と,主軸の他端に環状段部を介して連設される,主軸より小径の副軸とで構成し,その主軸を前記第1外側軸孔及び前記中間軸孔に嵌合すると共に,副軸を,前記第1外側軸孔より小径の前記第2外側軸孔に嵌合し,その副軸を軸方向にかしめることにより,前記膨大部を形成しながら,頭部を第1ブラケットアームの外側面に当接させ,また第2ブラケットアームを,これが前記環状段部に当接するまで変形させ,こうして互いに接近した第1及び第2ブラケットアームの内側面により,前記各絞模様における凸部を圧縮変形させることを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,チェックプレートの基端部の合成樹脂製ボスでは,その端面の絞模様の無数の凸部を,その圧縮変形による反発力によりブラケットの第1及び第2ブラケットアームの内側面に圧接させることになり,チェックプレートプレートと第1及び第2ブラケットアームとの間でのガタの発生を抑えることができ,したがって自動車の走行中,振動騒音の発生を防ぎことができる。
しかも,絞模様における無数の凸部のばね定数は比較的低いため,多量生産される自動車用ドアチェッカにおいて,その凸部の圧縮変形量に多少の差があっても,その反発力に大きな差が生じることはなく,したがって,チェックプレートの,第1及び第2ブラケットアームに対する回動摩擦抵抗を略一定に安定させることができる。かくして,自動車のドアの開閉フィーリングを長期間良好に保つことができる。
本発明の第2の特徴によれば,前記絞模様における無数の凹部にグリースが保持されるので,このグリースにより絞模様における無数の凸部と第1及び第2ブラケットアームとの間の摩擦面を潤滑し,チェックプレートの,第1及び第2ブラケットアームに対する回動摩擦抵抗を,極力小さくしながら略一定に安定させることができ,同時に,前記無数の凸部の摩耗を防ぎ,ボスの耐久性を高めることができる。
本発明の第3の特徴によれば,ボス端面の絞模様を損傷することなく,チェックプレートの基端部を,ブラケットの第1及び第2ブラケットアーム間に挿入することができ,またピボット軸にかしめによる抜け止め用の膨大部を形成しながら,第1及び第2ブラケットアーム間を狭め,これらを各ボスの絞模様における無数の凸部に圧接させることができ,したがって,この組立方法は極めて簡単且つ確実である。
本発明の第4の特徴によれば,ピボット軸の副軸への,かしめによる膨大部の形成時,第1及び第2ブラケットアーム相互の接近が,第2ブラケットアームがピボット軸の環状段部に当接することで規制されることになるから,第1及び第2ブラケットアームの,各絞模様における無数の凸部への良好な圧接状態を確実に得ることができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係るドアチェッカを取付けた自動車の要部斜視図,図2は上記ドアチェッカの平面図,図3は図2の3−3線断面図,図4は図2の4−4線拡大図,図5は図4の5−5線断面図,図6は前記ドアチェッカのチェックプレートの単体時における基端部拡大断面図,図7は前記ドアチェッカの組立時における一工程説明図,図8は前記ドアチェッカの組立時における他の工程説明図である。
図1において,自動車のボディBに,その乗降口を開閉すべくドアDがヒンジHを介して回動可能に取付けられており,これらボディB及びドアD間に,ドアDに本発明のドアチェッカCが取付けられる。
図2及び図3に示すように,上記ドアチェッカCは,ドアDの端壁内面に固着されるケース1を有する。このケース1は,一端を開放した箱形のケース本体1aと,その開放端を覆いながらケース本体1aに結合されるカバー1bとからなっており,これらケース本体1a及びカバー1bはドアDの端壁に,該端壁の内面にカバー1bを当接させて上下一対のボルト2,2により締結される。このカバー1b及びケース本体1aには,ドアDの端壁に開口する透孔3と同軸に並ぶ透孔4,5が穿設されており,これら三つの透孔3,4,5を貫通するチェックプレート6の基端部6e1がブラケット7にピボット軸8を介して回動可能に連結され,このブラケット7は,ピボット軸8を前記ヒンジHのピボット軸と平行に配置して,ボディBにボルト9により固着される。ブラケット7によるチェックプレート6の支持構造については,後で詳述する。
チェックプレート6は,略水平に配置され,その上下両面がディテント面10,10になっている。このチェックプレート6は,ブラケット7と直接連結されて略水平に配置される鋼板製のプレート本体6aと,このプレート本体6aの周面を被覆するようにモールド結合される合成樹脂製の被覆層6bとから構成される。この被覆層6bは,チェックプレート6の上下のディテント面10,10の間隔が,該プレート6の基端部6e1側から遊端部6e2側に向って漸増するように形成され,そしてディテント面10,10には,その長手方向中間部に1又は複数の半開ディテントノッチ10aが,また遊端部近傍に全開ディテントノッチ10bが形成され,その全開ディテントノッチ10bに隣接する全開ストッパ12がプレート本体6aに付設される。この全開ストッパ12は,プレート本体6aにピン13で固着される鋼板製のストッパプレート14と,このストッパプレート14に装着されて全開ディテントノッチ10bに臨むストッパクッションゴム15とからなっている。
前記ケース1には,チェックプレート6の一対のディテント面10,10と協働してドアDを所定の開き位置に保持する上下一対の合成樹脂製のディテント部材16,16がチェックプレート6の板厚方向に沿って摺動可能に嵌合保持される。これらディテント部材16,16は,前記半開ディテントノッチ10a及び全開ディテントノッチ10bに係合し得る半円筒状の係合部16aを備える。
またケース1内には,ディテント部材16,16をそれぞれチェックプレート6のディテント面10,10に対して弾発付勢する上下一対の弾発部材17,17が圧縮状態で収容される。各弾発部材17はエラストマ等の弾性材からなっている。
而して,ドアDを全閉位置から開放していくと,ケース1はチェックプレート6の遊端部6e2側へ移動すると同時に,チェックプレート6はピボット軸8周りに回動していく。そして,ケース1の,チェックプレート6遊端部6e2側への移動によれば,ディテント部材16,16の係合部16a,16aがチェックプレート6のディテント面10,10を上るように滑っていき,それに伴い弾発部材17,17は圧縮されるので,その反発力の増加によりディテント部材16,16のディテント面10,10に対する圧接力を増大させていき,これによってドアDの開放トルクが適度に増大していく。
そして,ドアDを所定の半開位置まで来ると,ディテント部材16,16の係合部16a,16aが弾発部材17,17の弾発力をもってチェックプレート6の半開ディテントノッチ10a,10aに落ち込むことにより,ドアDの開放トルクが急増するので,ドアDを所定の半開位置に保持することができる。
またドアDに更なる開放力を加えて,ディテント部材16,16の係合部16a,16aを半開ディテントノッチ10a,10aから脱出させ,ドアDが所定の全開位置に達すると,今度は係合部16a,16aが全開ディテントノッチ10b,10bに落ち込み,同時にストッパゴム15にケース1が弾力的に受止められることにより,ドアDを全開位置に保持することができる。
またドアDを全開位置から閉じる過程でも,上記と同様にディテント部材16,16の係合部16a,16aと半開ディテントノッチ10a,10aとの係合により,ドアDを所定の半開位置に保持することができ,また更に閉じるときは,ディテント部材16,16の係合部16a,16aがチェックプレート6のディテント面10,10を下るように滑ることで,ドアDの閉鎖トルクが適度に減少し,その閉鎖を軽快に行うことができる。
さて,前記ブラケット7によるチェックプレート6の支持構造について,図4〜図6を参照しながら詳細に説明する。
ブラケット7は鋼板製で,ボディBにボルト9で固着されるブラケットベース7aと,このブラケットベース7aの上下両端部から屈曲して水平に配置され,チェックプレート6の基端部6e1を支持する上下一対の第1及び第2ブラケットアーム7b,7cとからなっている。第1ブラケットアーム7bには第1外側軸孔21が,また第2ブラケットアーム7cには,第1外側軸孔21よりも小径の第2外側軸孔22がそれぞれ穿設される。
チェックプレート6の被覆層6bには,チェックプレート6の基端部6e1において上下に***する一対のボス24,24と,プレート本体6aの透孔20を貫通して両ボス24,24間を連結する中空円筒部25とが一体成形されており,その中空円筒部25の中空部が中間軸孔23となっている。上記両ボス24,24の端面には,絞模様27が形成されると共にグリース28が塗布され,このグリース28は,絞模様27における無数の凹部27a,27a…に保持される。
ピボット軸8は,前記第1外側軸孔21及び中間軸孔23に嵌合される主軸8aと,この主軸8aの上端に一体に連設されて前記第1ブラケットアーム7bの外側面に当接する頭部8bと,主軸8aの下端に環状段部8dを介して一体に連設され,前記第2外側軸孔22に嵌挿される,主軸8aよりも小径の副軸8cとから構成される。
而して,副軸8cの,第1外側軸孔21外に突出した部分は,かしめ加工により膨大部29に形成され,この膨大部29により,前記第2ブラケットアーム7cは,ピボット軸8の前記環状段部8dとの密着状態に保持される。その結果,前記両ボス24,24の絞模様27の無数の凸部27b,27b…では,その頂部の圧縮変形による反発力で第1及び第2ブラケットアーム7b,7cの内側面に圧接することになり,上記絞模様27の無数の凹部27a,27a…は,前記グリース28を保持し続ける。
このように,チェックプレート6の基端部6e1の合成樹脂製ボス24,24では,その端面の絞模様27の無数の凸部27b,27b…を,その圧縮変形による反発力によりブラケット7の第1及び第2ブラケットアーム7b,7cの内側面に圧接させたので,チェックプレート6と第1及び第2ブラケットアーム7b,7cとの間でのガタの発生を抑えることができ,したがって自動車の走行中,振動騒音の発生を防ぎことができる。
しかも,絞模様27における無数の凸部27b,27b…のばね定数は比較的低いため,多量生産される自動車用ドアチェッカCにおいて,その凸部27b,27b…の圧縮変形量に多少の差があっても,その反発力に大きな差が生じることはなく,したがって,チェックプレート6の,第1及び第2ブラケットアーム7b,7cに対する回動摩擦抵抗を略一定に安定させることができる。
その上,前記絞模様27における無数の凹部27a,27a…にはグリース28が保持されるので,このグリース28により絞模様27における無数の凸部27b,27b…と第1及び第2ブラケットアーム7b,7cとの間の摩擦面を潤滑し,チェックプレート6の,第1及び第2ブラケットアーム7b,7cに対する回動摩擦抵抗を,極力小さくしながら略一定に安定させることができ,同時に,前記無数の凸部27b,27b…の摩耗を防ぎ,ボス24,24の耐久性を高めることができる。こうすることで,自動車のドアDの開閉フィーリングを長期間良好に保つことができる。
次に,上記ブラケット7によりチェックプレート6の支持構造の組立方法について,図4〜図8を参照しながら説明する。
先ず,図5及び図6に示すように,被覆層6bを,チェックプレート6の基端部6e1のボス24,24と共に,合成樹脂により射出成形するとき,ボス24,24の端面には,成形金型に形成された絞模様27が転写される。その射出成形後,ボス24,24の端面上の絞模様27の上にグリース28を塗布する。
次に,図7に示すようにように,ブラケット7の第1及び第2ブラケットアーム7b,7c間にチェックプレート6の上記基端部6e1を緩く挿入する。即ち,ブラケット7の第1及び第2ブラケットアーム7b,7cの内側面間距離S1は,予め,上記ボス24,24の端面間距離S2より僅かに大きく設定されている。こうすることで,基端部6e1の第1及び第2ブラケットアーム7b,7c間への挿入を容易にすることができ,同時に各ボス24,24の絞模様27の損傷を防ぐことができる。前記S1とS2の差は,基端部6e1を第1及び第2ブラケットアーム7b,7c間に容易に挿入し得る範囲で,極力小さく設定される。
次に,図8に示すように,第1ブラケットアーム7bの第1外側軸孔21と,基端部6e1の中間軸孔23とを整列させた状態で,ピボット軸8を,第1外側軸孔21,中間軸孔23,第2外側軸孔22へと順次挿入していき,その主軸8aを第1外側軸孔21及び中間軸孔23に嵌合し,また副軸8cを,第1外側軸孔21より小径の第2外側軸孔22に嵌合する。
そして,ピボット軸8に,その両端から軸方向のかしめ力Fを加えることにより,図4に示すように,副軸8cの端部に抜け止め用の膨大部29を形成すると同時に,第2ブラケットアーム7cがその膨大部29によりピボット軸8の環状段部8d側に押されて変形する。その結果,第1ブラケットアーム7bの外側面は,ピボット軸8の頭部8bに,また第2ブラケットアーム7cの内側面は,ピボット軸8の環状段部8dにそれぞれ密着,保持される。このとき,ボス24,24の各端面の絞模様27における無数の凸部27b,27b…は,対応する第1,第2ブラケットアーム7b,7cの内側面により,凹部27a,27a…が潰れない範囲の適度な圧縮が付与され,その反発力でボス24,24と第1,第2ブラケットアーム7b,7cとの圧接状態が保たれると共に,凹部27a,27a…にはグリース28が保持される。このことから明らかなように,ピボット軸8において,第1及び第2ブラケットアーム7b,7cの最接近間隔を規制する,頭部8bから環状段部8dまでの主軸8aの長さは,上記第1及び第2ブラケットアーム7b,7cが各絞模様27における無数の凸部27b,27b…に前記適度な圧縮を与えるように設定される。
このようなチェックプレート支持構造の組立方法によれば,各ボス24の端面の絞模様27を損傷することなく,チェックプレート6の基端部6e1を,ブラケット7の第1及び第2ブラケットアーム7b,7c間に挿入することができ,またピボット軸8にかしめによる抜け止め用の膨大部29を形成しながら,第1及び第2ブラケットアーム7b,7c間を狭め,これらを各ボス24,24の絞模様27における無数の凸部27b,27b…に圧接させることができ,したがって,この組立方法は極めて簡単且つ確実である。
しかも,ピボット軸8の副軸8cへの,かしめによる膨大部29の形成時,第1及び第2ブラケットアーム7b,7c相互の接近が,第2ブラケットアーム7cがピボット軸8の環状段部8dに当接することで規制されるから,第1及び第2ブラケットアーム7b,7cの,各絞模様27における無数の凸部27b,27b…への良好な圧接状態を確実に得ることができる。
本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,ボス24,24端面の絞模様27は,そのボスボス24,24の成形後,サンドブラス等の後処理により形成することもできる。また請求項1の発明においては,ピボット軸8の両端に,かしめによる膨大部29を形成することもできる。
本発明に係るドアチェッカを取付けた自動車の要部斜視図。 上記ドアチェッカの平面図。 図2の3−3線断面図。 図2の4−4線拡大図。 図4の5−5線断面図。 上記ドアチェッカのチェックプレートの単体時における基端部拡大断面図。 上記ドアチェッカの組立時における一工程説明図。 上記ドアチェッカの組立時における他の工程説明図。
符号の説明
B・・・・・ボディ
C・・・・・ドアチェッカ
D・・・・・ドア
6・・・・・チェックプレート
6e1・・・チェックプレートの基端部
6e2・・・チェックプレートの遊端部
7・・・・・ブラケット
7b・・・・第1ブラケットアーム
7c・・・・第2ブラケットアーム
8・・・・・ピボット軸
8a・・・・主軸
8b・・・・頭部
8c・・・・副軸
21・・・・第1外側軸孔
22・・・・第2外側軸孔
23・・・・中間軸孔
27・・・・絞模様
27a・・・絞模様における凹部
27b・・・絞模様における凸部
28・・・・グリース
29・・・・膨大部

Claims (4)

  1. 自動車のボディ(D)に固着されるブラケット(7)に,相対向する第1及び第2ブラケットアーム(7b,7c)を形成する一方,その両ブラケットアーム(7b,7c)間に挿入されるチェックプレート(6)の基端部(6e1)両端面に,両ブラケットアーム(7b,7c)の内側面に当接する合成樹脂製のボス(24,24)を形成し,両ブラケットアーム(7b,7c)に両端部を支持されるピボット軸(8)により,チェックプレート(6)の基端部(6e1)を回動可能に支持した,自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造において,
    前記ボス(24,24)の端面に絞模様(27)を形成し,前記第1及び第2ブラケットアーム(7b,7c)を,それらの内側面により前記絞模様(27)における無数の凸部(27b)に圧縮変形を付与するように配置したことを特徴とする,自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造。
  2. 請求項1記載の自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造において,
    前記絞模様(27)における無数の凹部(27a)にグリース(28)を保持させたことを特徴とする,自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造。
  3. 請求項1記載の自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造の組立に当たり,
    チェックプレート(6)のボス(24,24)の端面に絞模様(27)を形成する工程と,前記ボス(24,24)を有するチェックプレート(6)の基端部(6e1)をブラケット(7)の第1及び第2ブラケットアーム(7b,7c)間に緩く挿入する工程と,第1及び第2ブラケットアーム(7b,7c)にそれぞれ設けられる第1及び第2外側軸孔(21,22),並びに前記基端部(6e1)に設けられる中間軸孔(23)にピボット軸(8)を嵌合し,このピボット軸(8)の両端部に軸方向のかしめ力(F)を加えることにより,このピボット軸(8)の端部に抜け止め用の膨大部(29)を形成すると同時に,両ブラケットアーム(7b,7c)を,それらが前記絞模様(27)に圧接するように変形させる工程とを順次実行することを特徴とする,自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造の組立方法。
  4. 請求項3記載の自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造の組立方法において,
    前記ピボット軸(8)を,主軸(8a)と,この主軸(8a)の一端に連設される頭部(8b)と,主軸(8a)の他端に環状段部(8d)を介して連設される,主軸(8a)より小径の副軸(8c)とで構成し,その主軸(8a)を前記第1外側軸孔(21)及び前記中間軸孔(23)に嵌合すると共に,副軸(8c)を,前記第1外側軸孔(21)より小径の前記第2外側軸孔(22)に嵌合し,その副軸(8c)を軸方向にかしめることにより,前記膨大部(29)を形成しながら,頭部(8b)を第1ブラケットアーム(7b)の外側面に当接させ,また第2ブラケットアーム(7c)を,これが前記環状段部(8d)に当接するまで変形させ,こうして互いに接近した第1及び第2ブラケットアーム(7b,7c)の内側面により,前記各絞模様(27)における凸部(27b)を圧縮変形させることを特徴とする,自動車用ドアチェッカにおけるチェックプレート支持構造の組立方法。
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