JP5125388B2 - 道路通信システム,通信端末,データ再生処理方法およびデータ再生用プログラム - Google Patents

道路通信システム,通信端末,データ再生処理方法およびデータ再生用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、道路通信システム,通信端末,データ再生処理方法およびデータ再生用プログラムに関する。
有料道路などを走行する車両に対し、道路に沿って設置されている路側無線装置から避難誘導情報を車載器へ送信し、乗員を安全に誘導し避難させるシステムが知られている(特許文献1参照)。また、情報通信技術を用いて人と道路と車両とを関連付けて、交通事故、渋滞などといった道路交通問題の解決を目的に新しい交通システムであるITS(Inteligent Transport System)が、日本において構築されつつある。
特開2007−193650号公報
特許文献1の技術によって、乗員が道路の非常用設備情報をリアルタイムで受信可能となることから、落ち着いて避難することは可能となる。しかし、次のような重要な2つの問題を解決していない。
第1の問題は、特許文献1では、避難が必要である事件の発生を乗員に伝えられるものではなく、乗員が事件を確認したら緊急ボタンを押下しなければならない。これでは、その車両を運転している人にとっては、安全性が十分高いものとは言えない。
第2の問題は、次の点である。第1の問題を解決するため、仮に他の乗用車が道路上で炎上している場合にその事故を感知できるようにし、感知した情報を他の車両に通知できるシステムを構築したとする。しかし、このようなシステムを構築した場合、同時に再生するべき情報として路側無線装置から動画、画像、文字、音声といった複数のコンテンツ情報が送信されたときは、全てのコンテンツ情報の受信が完了しなければ、緊急情報の再生処理をおこなうことができない。
たとえば、当該緊急情報の動画、文字情報、音声データそれぞれが同時に再生するべきコンテンツ情報として送信された場合には、仮に音声データの受信が完了していても、その他の文字情報や動画データなどが受信完了していなければ、再生処理をすることができない。すなわち第2の問題は、特定のコンテンツ情報や緊急情報のみを即時に乗員へ通知することができない。
上述したITSでは、見えないカーブ先の渋滞情報がわかるように通知されるといわれており、これが実現すると追突事故などの危険性が減少し、上述した第1の問題をある程度解決することができる。しかし、上述した第2の問題に対しては、解決を図っていない。
本発明は、このような課題を解決するべく、路側無線装置側から送られた送信データ、たとえば安全運転支援情報などの緊急性が高い特定の情報を所定時間内に再生処理を開始する道路通信システム,通信端末,データ再生処理方法およびデータ再生用プログラムを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明は、道路側に設置された路側無線装置と、車両に搭載され路側無線装置の通信部から送信されたデータを受信して再生する車載器と、を備えた道路通信システムであって、車載器は、路側無線装置と相互通信可能な通信エリア内にいるか否かを検出する手段を有し、路側無線装置から送信された特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了していない場合において、通信エリアから出たと検出した時点を、特定の受信コンテンツデータを全て受信完了した時点として処理し、その処理後に、車載器の記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理をおこない、特定の受信コンテンツデータと一致すると判定した場合に、一致すると判定された記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに基づいて、通信エリアを車載器が出た時点から所定時間内に再生処理を開始するように制御することを特徴とする。
更に他の発明は、道路側に設置された路側無線装置と、車両に搭載され路側無線装置の通信部から送信されたデータを受信して再生する車載器と、を備えた道路通信システムであって、車載器の制御部は、路側無線装置の通信部から送信されたデータが特定の受信コンテンツデータであるか否かおよび通信エリア内で受信したか否かを判定し、特定の受信コンテンツデータであり、かつ通信エリア内で特定の受信コンテンツデータのデータを全ての受信完了していないと判定した場合に、車載器の記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理により特定の受信コンテンツデータを推測し、通信エリアを車載器が出た時点から所定時間内に推測した特定の受信コンテンツデータの一部または全ての再生処理を開始するように制御することができる。
更に他の発明は、道路側に設置された路側無線装置と通信可能であり、制御部、通信部および再生部を有する通信端末であって、通信端末の制御部は、通信端末の通信部により受信した受信コンテンツデータが特定の受信コンテンツデータであるか否かを判定し、特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点から所定時間以内に特定の受信コンテンツデータの再生処理を開始するように制御し、再生部は、制御部の命令に基づいて特定の受信コンテンツデータの再生処理をするものであり、通信端末の制御部は、更に予め特定の受信コンテンツデータを記録した記憶部を有し、受信コンテンツデータを受信可能な通信エリア内にいるか否かを検出し、路側無線装置から送信された特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了していない場合において、通信エリアから出たと検出した時点を、特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点として処理し、その処理後に、記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理をおこない、マッチング処理により特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに基づいて再生処理を開始するように制御するものである。
更に他の発明は、道路側に設置された路側無線装置と通信可能であり、制御部、通信部および再生部を有する通信端末であって、通信端末の制御部は、通信端末の通信部により受信した受信コンテンツデータが特定の受信コンテンツデータであるか否かおよび受信コンテンツデータを受信可能な通信エリア内にいるか否かを判定し、特定の受信コンテンツデータであり、かつ通信エリア内で特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了していないと判定した場合に、通信端末の記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理により受信が完了していないデータから特定の受信コンテンツデータを推測し、通信エリアを車載器が出た時点から所定時間内に推測した特定の受信コンテンツデータの一部または全ての再生処理を開始するように制御するものである。
更に他の発明は、道路側に設置された路側無線装置と通信可能であり、制御部、通信部および再生部を有する通信端末に用いられるデータ再生処理方法であって、通信端末の通信部により受信した受信コンテンツデータが特定の受信コンテンツデータであるか否かを判定するステップと、特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点から所定時間以内に特定の受信コンテンツデータの再生処理を開始するように制御するステップと、制御部の命令に基づいて特定の受信コンテンツデータの再生処理をするステップと、を備え、通信端末の制御部は、更に予め特定の受信コンテンツデータを記録した記憶部を有し、受信コンテンツデータを受信可能な通信エリア内にいるか否かを検出するステップと、路側無線装置から送信された特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了していない場合において、通信エリアから出たと検出した時点を、特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点として処理するステップと、その処理するステップの後に、記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理ステップと、マッチング処理ステップにより特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに基づいて再生処理を開始するように制御するステップとを備えるデータ再生処理方法である。
更に他の発明は、道路側に設置された路側無線装置と通信可能であり、制御部、通信部および再生部を有する通信端末としてコンピュータを機能させるプログラムであって、通信端末の通信部により受信した受信コンテンツデータが特定の受信コンテンツデータであるか否かを判定する手段、特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点から所定時間以内に特定の受信コンテンツデータの再生処理を開始するように制御する手段、制御部の命令に基づいて特定の受信コンテンツデータの再生処理をする手段、通信端末の再生部は、制御部の命令に基づいて特定の受信コンテンツデータの再生処理をするものであり、通信端末は、更に予め特定の受信コンテンツデータを記録した記憶部を有し、受信コンテンツデータを受信可能な通信エリア内にいるか否かを検出する手段、路側無線装置から送信された特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了していない場合において、通信エリアから出たと検出した時点を、特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点として処理する手段、その処理後に、記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理手段、およびマッチング処理手段により特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに基づいて再生処理を開始するように制御する手段、としてコンピュータを機能させるプログラムである。
本発明は、緊急性が高い特定の情報を所定時間内に再生処理を開始する道路通信システム,通信端末,データ再生処理方法およびデータ再生用プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について道路通信システムを例に説明する。この道路通信システムは、図1に示すように、道路、駐車場など車両が通行する場所の近傍に設置された路側無線装置100と、車両に搭載され、路側無線装置100との間で狭域通信をおこない、運転者等に送信すべき交通情報、安全運転支援情報ならびに商業情報を提供する車載器(通信端末)200と、路側無線装置100に対して上記交通情報や商業情報等の情報を供給する情報提供サーバ300と、から構成される。
図1に示す各路側無線装置100は、いわゆる電波ビーコン(beacon)や光ビーコンを利用して、指向性のある特定の通信エリア内で高速道路等を走行する車両に搭載された車載器200と狭域通信をおこなう。各路側無線装置100は、送信対象のコンテンツ情報および再生制御データ(以下、コンテンツ情報および再生制御データを併せて受信コンテンツデータという)を情報提供サーバ300から受信して、記憶する。
(ハードウェアの機能別全体構成)
図2は、この道路通信システムの機能別構成を示す図である。路側に設置された路側無線装置100は、情報提供サーバ300から提供される複数の受信コンテンツデータを、順次通信エリア内を通過する車両に搭載されている車載器200に対して同報通信する。
路側無線装置100は、車載器200に順次受信コンテンツデータを同報通信するために、データ更新部101、サイクリック部102、分割送信部103および通信部104を備えている。
データ更新部101は、情報提供サーバ300から提供される複数の受信コンテンツデータLを路側無線装置100が保有する受信コンテンツデータリストに追加・更新する機能である。たとえば、情報提供サーバ300から複数のコンテンツ更新データI1〜Inの提供があると、現在提供している受信コンテンツデータリストLと比較して更新すべき受信コンテンツデータの有無を確認する。そして、当該受信コンテンツデータが存在しない場合および当該受信コンテンツデータに更新するべき場合にはそれらの受信コンテンツデータを追加・更新処理をおこなう。
サイクリック部102は、路側無線装置100の保有している受信コンテンツデータリストLから送信するべき受信コンテンツデータを選択して分割送信部103に通知する機能である。たとえば、路側無線装置100の保有している受信コンテンツデータリストLに受信コンテンツデータN1〜Nnがあるとする。サイクリック部102は、これらの受信コンテンツデータから受信コンテンツデータN1を送信するべき受信コンテンツデータとして選択し、分割送信部103へ通知する。原則としてサイクリック部102は、受信コンテンツデータリストLの保有する受信コンテンツデータN1〜Nnを先頭からシーケンシャルに処理する。
分割送信部103は、サイクリック部102から通知された受信コンテンツデータを所定単位に分割した分割データを作成する。そして、分割送信部103は、この分割データのヘッダ情報に分割ヘッダ情報を新たに付加し、特定の通信エリア内へ同報通信をおこなうための送信データを作成する。たとえば、分割送信部103は、サイクリック部102により選択された受信コンテンツデータN1を分割データM1〜M3として分割し、それぞれの分割データのヘッダ情報に分割ヘッダ情報H1〜H3を追加する。その後、通信部104は、分割ヘッダ情報が付加された分割データを順番に無線信号や光信号に変換して送信する。
車載器200は、通信部201、分割データ組立部202、同時再生等制御部203、動画再生部204、音声情報再生部205および文字情報表示部206を備える。
通信部201は、車載器200から送信された分割データを受信する機能を備える。分割データ組立部202は、順次、通信部201によって受信した分割データM1〜M3に付加されている分割ヘッダ情報H1〜H3にもとづいて、もとのデータN1として再構成する機能を備える。同時再生等制御部203は、受信したデータN1〜Nnを同時に再生すべきか否か、位置情報等により再生するべき情報か否かなどの再生条件の判定をおこなう機能を備える。動画再生部204,音声情報再生部205および文字情報表示部206は、同時再生等制御部203の判定結果にもとづき、運転者に対して適宜情報提供をおこなう。
(各装置のハードウェア構成と各部の動作)
まず、路側無線装置100のハードウェア構成を説明する。路側無線装置100のハードウェアは、図3に示すように上述した無線通信部104に加え、通信制御部111、記憶装置112、制御部113、ROM(Read Only Memory)114、RAM(Randam Access Memory)115、およびシステムバス116から構成される。
無線通信部104は、電波信号、光信号等の無線信号により通過車両に設置された車載器200との間で情報を交信する。無線通信部104は、たとえば情報提供サーバ300より提供された交通情報等を車載器200へ送信する。また、無線通信部104は、車載器200から送信されてくる車両ID等の情報を取得する。
通信制御部111は、情報提供サーバ300から送信される受信コンテンツデータを受信する。また、通信制御部111は、取得した交通情報等を情報提供サーバ300に提供する。また、通信制御部111は、狭域通信(Dedicated Short Range Communication:以下「DSRC」という)の通信方式に則って、データ更新機能、サイクリック機能、分割送信機能を備える。
記憶装置112は、情報提供サーバ300から受信した交通情報等や、自装置固有の交通情報を格納する。
制御部113は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサから構成され、路側無線装置100全体の動作を制御する。特に、制御部113は、記憶装置112に格納されている交通情報等を、無線通信部104から送信し、無線通信部104を介して取得した情報を記憶装置112に格納する。また、制御部113は、記憶装置112に格納されている自機が取得した交通情報等を、通信制御部111及びITS通信網NW2を介して情報提供サーバ300に送信し、情報提供サーバ300から通信制御部111を介して取得した情報を記憶装置112に格納する。
ROM114は、この路側無線装置100全体の動作制御に必要なOS(Operating System)や各種のデータを記憶する。RAM115は、制御部113のワークエリア(演算処理用領域)として機能する。システムバス116は、上記各部の間で命令やデータを転送するための伝送経路である。
続いて車載器200のハードウェア構成と各部の動作について図4を参照しながら説明する。
図1に示す車載器200は、各車両に搭載され、たとえばカーナビゲーション装置と一体に構成される。一般的なカーナビゲーションの機能と共に路側無線装置100から送信された交通情報をはじめとした様々な情報を通知する機能を備える。
車載器200は、図4に示すように、通信処理部211、音声処理部212、出力部213、操作部214、I/O(Input/Output)装置215、記憶装置216、制御部217、ROM218、RAM219、およびシステムバス220から構成される。
通信処理部211は、上述した通信部201と分割データ組立部202の各機能等を含むもので、GPS(Global Positioning System)モジュール211a、DSRCモジュール211bを含む。
GPSモジュール211aは、複数のGPS衛星からのGPS電波をアンテナ221で受信し、制御部217に供給する。
DSRCモジュール211bは、路側無線装置100との間でアンテナ211を介してDSRC方式により通信を行う。DSRCモジュール211bは、上述した分割データ組立部202の機能を実行するもので、具体的には、分割送信されたデータを組み立てて再構成した上でデータ処理をおこなう。
音声処理部212は、制御部217から入力されたディジタルオーディオ信号をD/Aコンバータ(図示せず)でアナログオーディオ信号に変換して、スピーカ222に出力する。また、音声処理部212は、マイクロフォン223から入力された音声をA/Dコンバータ(図示せず)でディジタルオーディオ信号に変換して、制御部217に入力する。これにより、ユーザはナビゲーション音声を聞いたり、音声を入力したりすることができる。
出力部213は、モニタ装置を備え、通信処理部211により取得されたナビゲーション画像やTV画像、あるいは記憶装置216等に予め記憶されたマップ画像などを表示する。
操作部214は、タッチパネル式入力装置などから構成され、ユーザによる指示入力に基づいて指示入力信号を生成して、制御部217に入力する。
I/O装置215は、DVD−ROM(Digital Versatile Disk−Read Only Memory)ドライブを含み、所定の地図情報などを納めたDVD−ROMやCD−ROMからデータを読み出して制御部217に入力する。また、I/O装置215は、速度センサ、走行距離センサ、方位センサ等のセンサ群225の検出信号を入力し、制御部217に供給する。
記憶装置216は、HDD(Hard Disk Drive)を含み、所定の地図情報(マップデータ)や各種設定情報などを記憶する。なお、記憶装置216は、メモリカードなどの他のメモリを備えていてもよい。
制御部217は、地図情報を記憶したDVD−ROM等の記憶媒体から随時この地図情報を読み出してもよいし、記録媒体から予めこの地図情報を読み出して記憶装置216に書き込んでおく(インストールしておく)ようにしてもよい。制御部217は、CPU(Central Processing Unit)から構成され、車載器200全体の動作を制御する。例えば、制御部217は、GPSモジュール211aを介して受信したGPS信号に基づいて、自機の現在位置を判別する。また、制御部217は、センサ群225に含まれている方向センサの出力をI/O装置215を介して取り込み、現在の車両の進行方向を判別する。また、制御部217は、距離センサの出力から走行距離を求める。また、制御部217は、DSRCモジュール211bを介して路側無線装置100からの交通情報等を受信し、受信した交通情報等に含まれている再生タイミング制御データ(パラメータ)に基づいて、これを再生する。また、制御部217は、緊急性の高いコンテンツ情報に対して後述する再生制御処理も行う。なお、制御部217は、コプロセッサ等を備えても良い。
ROM218には、車載器200全体の動作制御に必要なOSのプログラムや各種のデータが記録される。RAM219は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、通信処理部211により取得されたデータ、DVD−ROMから読み出したデータ等が保持される。また、制御部217は、RAM219をワークメモリ(演算処理用領域)として使用する。システムバス220は、上記各部を相互に接続し、命令やデータを転送するための伝送経路である。
車載器200は、機能的には、次のようにも分けることができる。すなわち図5に示すようにデータ取得部251と、音声再生条件判別部252と、データ再生部253と、自己位置検出部254と、位置一致判別部255と、進行方向検出部256と、方向一致判別部257と、優先制御判別部258から構成されるとすることができる。
データ取得部251は、再生すべき1つ又は複数の受信コンテンツデータCを路側無線装置100から取得する。この受信コンテンツデータCには、その再生条件を指示する再生制御データ(制御パラメータ)を含む。受信コンテンツデータCは、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式などの動画像データ、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式などの静止画データ、TTS(Text−to−Speech)形式の音声データ、文字情報などのテキストデータを含む。データ取得部251は、を、通信処理部211により受信したこれらの動画像データ、静止画データ、音声データ、テキストデータなどの分割データを再構成した上でデコードして、あるいは、記憶装置216に記憶されたデータを所定のタイミングで読み出して取得する。データ取得部251は、制御部217と通信処理部211と記憶装置216とが協働して動作することにより構成される。
音声再生条件判別部252は、データ取得部251により取得された受信コンテンツデータCのうち、1つの受信コンテンツデータと並行して再生すべき他の受信コンテンツデータCがあるか否かを判別する。音声再生条件判別部252は、同時に再生すべき受信コンテンツデータC以外にも、再生する優先順位を決める再生制御リストを有している。
データ再生部253は、受信コンテンツデータCを再生する。このデータ再生部253は、制御部217より構成され、先の同時再生等制御部203、動画再生部204、音声情報再生部205および文字情報表示部206の各機能を有する部分である。データ再生部253は、受信コンテンツデータCを再生するに際し、複数の受信コンテンツデータCを並列的に再生する必要があるか否かを音声再生条件判別部252の判別に基づいて判別し、また、受信コンテンツデータCそれぞれに付されている再生条件が満たされたか否かを、位置一致判別部255、方向一致判別部257、優先制御判別部258の各判別結果から判別し、受信コンテンツデータCを再生データSとして再生する。
自己位置検出部254は、GPS信号を処理して現在位置を検出する。自己位置検出部254は、通信処理部211と制御部217のGPS信号を処理する部分から構成される。
位置一致判別部255は、制御部217により構成され、データ取得部251が取得したコンテンツが、そのコンテンツを再生する位置を指定しているときに、制御情報が指示する位置と自己位置検出部254が検出した自己位置とを照合し、再生する位置及びその位置を中心とした所定の半径内にある場合に、データ再生部253にデータ再生の許可を出す。なお、位置一致判別部255は、進行方向の他にも道路種別(高速道路や一般道路等)の一致を判定して再生の許可を出すようにしてもよい。
進行方向検出部256は、車両の進行方向を検出する機能であり、方向センサ、I/O部、制御部217から構成される。
方向一致判別部257は、制御部217により構成され、データ取得部251が取得した受信コンテンツデータCが、その受信コンテンツデータCを再生する条件として車両の進行方向を指定しているときに、制御情報が指示する方向と自車の進行方向とを比較し、一致(予め定めた誤差内にあること)したときに、データ再生部253にデータ再生の許可を出す。
優先制御判別部258は、制御部207により構成され、特定の受信コンテンツデータCを受信したか否かを判定し、受信完了時刻を記憶装置216に記憶する。また、受信完了時刻から1秒以内に特定の受信コンテンツデータCを再生することができるか否かの判定により優先制御を行なう。なお、優先制御判別部258のおこなう詳細な処理は、制御部217のおこなう優先制御処理フローと共に図8及び図9を用いて後述する。ここで受信完了時刻とは受信コンテンツデータCを構成する分割データを車載器200が全て受信した時刻をいう。
最後に情報提供サーバ300のハードウェア構成と各部の動作について説明する。
図6に示す情報提供サーバ300は、路側無線装置100別に交通情報等の情報を生成し、配信する装置であり、図6に示すように、入力部301、出力部302、通信制御部303,304、記憶装置305、制御部306、ROM307、RAM308およびシステムバス309から構成される。
入力部301は、キーボード、マウス、入力インタフェース等を備え、種々のデータや指示を入力する。出力部302は、表示装置などから構成され、データ、メッセージなどを表示する。
第1の通信制御部303は、電話回線、インターネット等の一般通信網NW1を介して外部装置と交信し、種々の情報を取得する。第2の通信制御部304は、ITS通信網NW2を介して複数の路側無線装置100に接続され、各路側無線装置100に交通情報等を送信する。また、第2の通信制御部304は、ITS通信網NW2を介して、路側無線装置100が車載器200との交信などにより得た情報を収集する。
記憶装置305は、ハードディスク装置等を備え、種々の交通情報を格納する。また、記憶装置305は、各路側無線装置100の位置、アドレス等と共にその近傍の地理情報を記憶する。
制御部306は、プロセッサ等から構成され、情報提供サーバ300全体の動作を制御する。また、制御部306は、記憶装置305に格納されている各種情報に基づいて、各路側無線装置100に、その路側無線装置100近傍から配信する情報を作成し、第2の通信制御部304及びITS通信網NW2を介して各路側無線装置100に供給する。
ROM307は、この情報提供サーバ300全体の動作制御に必要なOS(Operating System)や各種のデータを記憶する。RAM308は、制御部306のワークエリアとして機能する。システムバス309は、上記各部の間で命令やデータを転送するための伝送経路である。
次に、本発明の特徴的な部分である車載器200が行なう優先制御処理およびデータ再生処理について図7および図8を参照して説明する。図7は図1の道路通信システムにおいて、ある一つの通信エリア内に進入してきた車両を示す図である。図8は、図1で示した車載器が特定の受信コンテンツデータを所定時間内に再生するための優先制御処理のフローチャートを示した図である。ここで、この実施形態では特定の受信コンテンツデータとは、安全運転支援情報のことをいい、たとえば「合流地点で左側の車線から車両あり」などの緊急性の高い情報をいう。
制御部217は、図7に示すように、車両402すなわち車載器200が通信エリア401に進入すると、車載器200が路側無線装置100から順次送信される分割データの受信を開始する(ステップS500)。そして制御部217は、分割データのヘッダ情報を読み取り、ひとつの受信コンテンツデータの分割データをすべて受信したか否かを判定する(ステップS501)。
制御部217は、ステップS501において受信コンテンツデータに関するすべての分割データを受信したと判定した場合には、受信が完了した時刻(受信完了時刻)を記憶装置に記録する(ステップS502)。なお、ステップS502において時刻を用いるのではなく、受信完了した時点を起点として1秒のカウントダウンを開始する、または受信完了した時点を起点として1秒までカウントアップを開始するといった方法を採用してもよい。
更に制御部217は、受信コンテンツデータが、特定の受信コンテンツデータであるか否かを判定する(ステップS503)。なお、ステップS503の後に位置一致判別部255や方向一致判別部257によりデータ再生許可の判定処理を要するが、本発明は緊急性の高いデータを扱うことを前提としているため、割愛する。
ステップS503において特定の受信コンテンツデータであるか否かを判定する手段としては、たとえば特定の受信コンテンツデータに対して一意に識別できる識別子を定めておき、当該識別子が送信されてきた分割データのヘッダ情報に含まれるか否かにより判定を行なう。
または、送信されてきた分割データに所定の音量情報や抑揚情報が含まれるか否かにより判定を行なってもよい。ここで所定の音量情報や抑揚情報とは、たとえば音声データを示す周波数の波形データやTTS(Text−to−Speech)形式の音声データに含まれる音量ボリュームを示す値、音声データを再生する際のイントネーション(抑揚)の強度を示す値などが一定値以上である場合を指す。このような情報が、受信コンテンツデータに含まれている場合に所定の受信コンテンツデータであると判定する。なお、上述した判定条件を用いて制御する理由は、運転者に対して緊急性の高い受信コンテンツデータは他の緊急性が低い受信コンテンツデータより一般的に音量ボリュームや抑揚の強度が高いためである。
制御部217は、ステップS503において特定の受信コンテンツデータではないと判定した場合には当該受信コンテンツデータの優先制御処理を行なわない。制御部217は、ステップS503において特定の受信コンテンツデータではあると判定した場合には、更に当該特定の受信コンテンツデータが上述した受信完了時刻から1秒以内に再生処理が開始できるか否かを判定する(ステップS504)。
具体的には制御部217は、ステップS504において音声再生条件判別部252から同時に再生する情報の有無を取得して1秒以内に再生処理が開始できるか否かを判別する。なお、本実施形態では、上述した受信完了時刻からの再生処理を開始する制限時間を1秒と設定したが、実施形態に合わせて1秒より短く設定する、または2秒、3秒と長く設定してもよい。
制御部217は、ステップS504で同時に再生するべき受信コンテンツデータがないと判別した場合もしくは1秒以内に再生を開始できると判別した場合には、優先制御処理を行なわず、すぐに再生処理を行なう(ステップS506)。一方、制御部217は、ステップS504で同時に再生するべき受信コンテンツデータが複数存在して1秒以内に再生を開始できないと判別した場合には、優先制御処理を行なう(ステップS505)。
具体的な優先制御処理として、たとえば、当該受信コンテンツデータについての音声再生条件判別部252の判別処理結果いかんに関わらず、データ再生部253に対して当該特定の受信コンテンツデータを強制的に再生割り込み処理をおこない即時に再生する処理を開始させる。
続いて、車載器200が行なう他の優先制御処理およびデータ再生処理について図9を参照して説明する。図9は、図1で示した車載器200が特定の受信コンテンツデータを通信エリア401内ですべて受信できなかった場合における所定時間内に再生するための優先処理のフローチャートを示した図である。なお、特定の受信コンテンツデータであるか否かの判断は、図9に示す処理が開始される前に行っているが、後述するステップS551の後に行なってもよい。
制御部217は、図7に示すように、車両402が通信エリア401内に進入すると、車載器200が路側無線装置100から順次送信される分割データの受信を開始する(ステップS550)。そして制御部217は、通信エリア401内から車載器200が脱したと判定したときに、一つの特定の受信コンテンツデータを構成する分割データをすべて受信できなかったか否かを判定する(ステップS551)。制御部217は、一つの特定の受信コンテンツデータを構成する分割データをすべて受信できた場合は、図8に示すステップ504へ行き、その後ステップS505、S506を実行する。
制御部217は、ステップS551の判定において通信エリア401内で分割データを全て受信できなかったと判定した場合は更にマッチング処理をおこなう(ステップS552)。ここで、マッチング処理とは、予め記憶装置216にいくつかの特定の受信コンテンツデータを記録しておき、当該記録された受信コンテンツデータと送信されてきた受信コンテンツデータを比較して一定文字数以上の一致をもって送信される予定であった特定の受信コンテンツデータを推測する処理である。
上述したマッチング処理により特定の受信コンテンツデータが推測できた場合は、図8に示したステップS505と同様の優先制御処理を行い、通信エリア401から出た後1秒以内に再生処理を実行する(ステップS553)。一方、特定の受信コンテンツデータが推測できない場合は内部的にデータを破棄する処理をおこなう(ステップS554)。なお、制御処理フローにおいても1秒というのは例示であり、実施形態に合わせて1秒より短く設定する、または2秒、3秒と長く設定してもよい。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない限り種々変更実施できる。たとえば、受信コンテンツデータおよび特定の受信コンテンツデータは、路側無線装置100から分割されて送信されてくることを前提として説明したが、分割されていないデータが車載器200に送信されてもよい。
また、図8のフローチャートではステップS504の1秒の開始時刻はすべての分割データを受信完了した時点としているが、図7に示す車両402に搭載されている車載器200が通信エリア401から出る地点である401bを出た(エリアアウト)時点としてもよい。
また、ステップS505の優先制御処理としては、強制的な割り込み処理の他に、またはその代用として以下のようなものを援用することができる。たとえばステップS552のマッチング処理を援用する、または情報提供サーバ300がどのデータを送信しているかをそのデータのパラメータによって車載器200が判定し、判定した時点で車載器200が予め保有していたもので判定した情報に相当する特定の受信コンテンツデータを出力するようにしてもよい。また、音量ボリュームのパラメータが含まれているか否かを判定し、含まれている場合に出力するという優先制御処理としてもよい。これは音量ボリュームのパラメータがある場合には緊急性の高い情報である可能性が高いためである。
また、ステップS552のマッチング処理としては、一定文字数以上が一致する処理の他に、受信コンテンツデータのパラメータによりマッチングさせる処理、音量ボリュームのパラメータが入っているか否かの判定を行なう処理などとしてもよい。
また、上述した本実施形態で車載器200が受信する受信コンテンツデータは、車両402が進入した通信エリア401を発生させる路側無線装置100から提供され、即時に音声再生処理をおこなう前提で説明をしている。しかし、再生すべき受信コンテンツデータが他の複数設置される路側無線装置100との通信により予め車載器200が受信しておき、上述した再生制御処理をおこなってもよい。
また、上述した実施形態は、音声の再生を例にして説明したが、画像データを対象としてもよい。すなわち、複数の画像データまたは全ての受信コンテンツデータのうち、緊急性の高い画像データを上述の優先制御処理を行なうようにしてもよい。
また、上述した実施形態は、特定の受信コンテンツデータ、すなわち緊急性の高い情報として安全運転支援情報を例にして説明したが、特定の受信コンテンツデータは運転に直接関係しない情報、たとえば戦争開始情報、地震開始情報などとしてもよい。
この上述したシステムは、高速道路に適用すると好ましいものであるが、全ての道路に適用することができる。また、通信方式としてDSRCという狭域通信システムを例として説明したが、広域通信方式にも適用することができる。
また、上述した実施形態は通信エリア401から車両402が出た場合(エリアアウト)、そのエリアアウトから所定時間以内(たとえば1秒以内)に安全運転支援情報などの緊急性の高い情報を再生処理する際に好ましいものとなるが、エリアアウトから所定時間内に再生処理する必要がないものにも適用することができる。
また、上述したシステムは、情報提供サーバ300を有するシステムとしたが、路側無線装置100に蓄えられるまたは送信される情報が、他のサーバからではなくCD、DVDなどの記憶媒体から受け取ったり、放送網を通じて送信したりしてもよい。
また、上述の実施形態では、情報受信手段としては車両に搭載されている車載器200を例にして説明したが、携帯可能なパーソナルコンピュータなどの通信端末や携帯電話を車載して動作させるようにしてもよい。さらに上述の実施形態では、路側無線装置100や車載器200などの機能を特定のハードウェアを指定して機能別手段として行なわせているが、全ての機能手段または一部の機能手段をプログラムからなるソフトウェアで処理・実行させるようにしてもよい。
本発明は、全ての道路通信システムに利用できる。また、たとえばITSで使用される狭域通信システム、DSRC車載器、これらに用いられる音声再生処理方法、プログラムとして利用することも可能である。
本発明の実施形態に係る道路通信システムの全体構成図である。 図1の道路通信システムにおける主要のハードウェアである路側無線装置、車載器および情報提供サーバの関係と主要な状態を示した図である。 図1の道路通信システムにおいて道路側に設置された路側無線装置のハードウェア構成を示す図である。 図1の道路通信システムにおいて車両に搭載された車載器の構成を示す図である。 図1で示された車載器の機能を説明するための図である。 図1で示された情報提供サーバの構成例を示す図である。 図1の道路通信システムにおいて、ある一つの通信エリア内に進入してきた車両を示す図である。 図1で示した車載器が特定の受信コンテンツデータを所定時間内に再生するための優先制御処理のフローチャートを示した図である。 図1で示した車載器が特定の受信コンテンツデータを通信エリア内ですべて受信できなかった場合における所定時間内に再生するための優先処理のフローチャートを示した図である。
符号の説明
100 路側無線装置
104 無線通信部
111 通信制御部
112 記憶装置
113 制御部
200 車載器(通信端末)
211 通信処理部
212 音声処理部
213 出力部
214 操作部
216 記憶装置
217 制御部
225 センサ郡
251 データ取得部
252 音声再生条件判別部
253 データ再生部
254 自己位置検出部
255 位置一致判別部
256 進行方向検出部
257 方向一致判別部
258 優先制御判別部
300 情報提供サーバ
301 入力部
302 出力部
303、304 通信制御部
305 記憶部
306 制御部
401 通信エリア

Claims (6)

  1. 道路側に設置された路側無線装置と、車両に搭載され前記路側無線装置の通信部から送信されたデータを受信して再生する車載器と、を備えた道路通信システムであって、
    前記車載器は、前記路側無線装置と相互通信可能な通信エリア内にいるか否かを検出する手段を有し、
    前記路側無線装置から送信された特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了していない場合において、前記通信エリアから出たと検出した時点を、前記特定の受信コンテンツデータを全て受信完了した時点として処理し、
    その処理後に、前記車載器の記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理をおこない、特定の受信コンテンツデータと一致すると判定した場合に、一致すると判定された前記記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに基づいて、前記通信エリアを前記車載器が出た時点から所定時間内に再生処理を開始するように制御することを特徴とする道路通信システム。
  2. 道路側に設置された路側無線装置と、車両に搭載され前記路側無線装置の通信部から送信されたデータを受信して再生する車載器と、を備えた道路通信システムであって、
    前記車載器の制御部は、
    前記路側無線装置の通信部から送信されたデータが特定の受信コンテンツデータであるか否かおよび通信エリア内で受信したか否かを判定し、
    前記特定の受信コンテンツデータであり、かつ前記通信エリア内で前記特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了していないと判定した場合に、前記車載器の記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理により前記特定の受信コンテンツデータを推測し、前記通信エリアを前記車載器が出た時点から所定時間内に前記推測した特定の受信コンテンツデータの一部または全ての再生処理を開始するように制御することを特徴とする道路通信システム。
  3. 道路側に設置された路側無線装置と通信可能であり、制御部、通信部および再生部を有する通信端末であって、
    前記通信端末の制御部は、
    前記通信端末の通信部により受信した受信コンテンツデータが特定の受信コンテンツデータであるか否かを判定し、
    前記特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、前記特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点から所定時間以内に前記特定の受信コンテンツデータの再生処理を開始するように制御し、
    前記再生部は、
    前記制御部の命令に基づいて前記特定の受信コンテンツデータの再生処理をするものであり、
    前記通信端末の制御部は、更に予め特定の受信コンテンツデータを記録した記憶部を有し、前記受信コンテンツデータを受信可能な通信エリア内にいるか否かを検出し、
    前記路側無線装置から送信された前記特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了していない場合において、前記通信エリアから出たと検出した時点を、前記特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点として処理し、
    その処理後に、前記記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理をおこない、
    前記マッチング処理により特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、前記記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに基づいて再生処理を開始するように制御することを特徴とする通信端末。
  4. 道路側に設置された路側無線装置と通信可能であり、制御部、通信部および再生部を有する通信端末であって、
    前記通信端末の制御部は、
    前記通信端末の通信部により受信した受信コンテンツデータが特定の受信コンテンツデータであるか否かおよび前記受信コンテンツデータを受信可能な通信エリア内にいるか否かを判定し、
    前記特定の受信コンテンツデータであり、かつ前記通信エリア内で前記特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了していないと判定した場合に、前記通信端末の記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理により受信が完了していないデータから前記特定の受信コンテンツデータを推測し、
    前記通信エリアを前記車載器が出た時点から所定時間内に前記推測した特定の受信コンテンツデータの一部または全ての再生処理を開始するように制御することを特徴とする通信端末。
  5. 道路側に設置された路側無線装置と通信可能であり、制御部、通信部および再生部を有する通信端末に用いられるデータ再生処理方法であって、
    前記通信端末の通信部により受信した受信コンテンツデータが特定の受信コンテンツデータであるか否かを判定するステップと、
    前記特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、前記特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点から所定時間以内に前記特定の受信コンテンツデータの再生処理を開始するように制御するステップと、
    前記制御部の命令に基づいて前記特定の受信コンテンツデータの再生処理をするステップと、を備え、
    前記通信端末の制御部は、更に予め特定の受信コンテンツデータを記録した記憶部を有し、
    前記受信コンテンツデータを受信可能な通信エリア内にいるか否かを検出するステップと、
    前記路側無線装置から送信された前記特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了していない場合において、前記通信エリアから出たと検出した時点を、前記特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点として処理するステップと、
    その処理するステップの後に、前記記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理ステップと、
    前記マッチング処理ステップにより特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、前記記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに基づいて再生処理を開始するように制御するステップとを備えることを特徴とするデータ再生処理方法。
  6. 道路側に設置された路側無線装置と通信可能であり、制御部、通信部および再生部を有する通信端末としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記通信端末の通信部により受信した受信コンテンツデータが特定の受信コンテンツデータであるか否かを判定する手段、
    前記特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、前記特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点から所定時間以内に前記特定の受信コンテンツデータの再生処理を開始するように制御する手段、
    前記制御部の命令に基づいて前記特定の受信コンテンツデータの再生処理をする手段、
    前記通信端末の再生部は、前記制御部の命令に基づいて前記特定の受信コンテンツデータの再生処理をするものであり、
    前記通信端末は、更に予め特定の受信コンテンツデータを記録した記憶部を有し、
    前記受信コンテンツデータを受信可能な通信エリア内にいるか否かを検出する手段、
    前記路側無線装置から送信された前記特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了していない場合において、前記通信エリアから出たと検出した時点を、前記特定の受信コンテンツデータのデータを全て受信完了した時点として処理する手段、
    その処理後に、前記記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに含まれる文字情報と一致するか否かにより判定するマッチング処理手段、および
    前記マッチング処理手段により特定の受信コンテンツデータであると判定した場合に、前記記憶部に予め記録されている特定の受信コンテンツデータに基づいて再生処理を開始するように制御する手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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