JP5056401B2 - 車載器,出力可否判定方法,道路通信システムおよびプログラム - Google Patents

車載器,出力可否判定方法,道路通信システムおよびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5056401B2
JP5056401B2 JP2007331103A JP2007331103A JP5056401B2 JP 5056401 B2 JP5056401 B2 JP 5056401B2 JP 2007331103 A JP2007331103 A JP 2007331103A JP 2007331103 A JP2007331103 A JP 2007331103A JP 5056401 B2 JP5056401 B2 JP 5056401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
vehicle
unit
received
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007331103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009150849A (ja
Inventor
義仁 木下
正裕 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2007331103A priority Critical patent/JP5056401B2/ja
Priority to EP08865344A priority patent/EP2224207A4/en
Priority to US12/808,430 priority patent/US8358221B2/en
Priority to CN200880122210.0A priority patent/CN101903743B/zh
Priority to PCT/JP2008/073154 priority patent/WO2009081849A1/ja
Publication of JP2009150849A publication Critical patent/JP2009150849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5056401B2 publication Critical patent/JP5056401B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions
    • G08G1/0962Arrangements for giving variable traffic instructions having an indicator mounted inside the vehicle, e.g. giving voice messages
    • G08G1/0967Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits
    • G08G1/096733Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits where a selection of the information might take place
    • G08G1/09675Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits where a selection of the information might take place where a selection from the received information takes place in the vehicle
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions
    • G08G1/0962Arrangements for giving variable traffic instructions having an indicator mounted inside the vehicle, e.g. giving voice messages
    • G08G1/0967Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits
    • G08G1/096708Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits where the received information might be used to generate an automatic action on the vehicle control
    • G08G1/096716Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits where the received information might be used to generate an automatic action on the vehicle control where the received information does not generate an automatic action on the vehicle control
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions
    • G08G1/0962Arrangements for giving variable traffic instructions having an indicator mounted inside the vehicle, e.g. giving voice messages
    • G08G1/0967Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits
    • G08G1/096766Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits where the system is characterised by the origin of the information transmission
    • G08G1/096783Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits where the system is characterised by the origin of the information transmission where the origin of the information is a roadside individual element

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

本発明は、車載器,出力可否判定方法,道路通信システムおよびプログラムに関する。
DSRC(Dedicated Short Range Communication:以下「DSRC」という)という狭域通信方式を用いて交通事故や交通渋滞等の道路交通問題を解決する新しい交通システムである、高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems:以下「ITS」という)が着想され具現化されつつある。このITSでは、道路側に設置された路側無線装置が、車両に搭載された車載器に対してブロードキャストしている。車載器は、路側無線装置から受信した交通情報を所定のタイミングで音声や静止画、テキストデータ等で車両の搭乗者に報知する。ところで、ITSで使用される路側無線装置は、車載器に対して道路の上下線別に異なる情報を提供することが検討されている。このような上下線別に異なる情報を提供する場合に、路側無線装置から送信された上り車線用の交通情報が、電波漏洩や乱反射等が原因で下り車線を走行中の車両に搭載された車載器が受信して、当該交通情報を出力してしまう可能性がある。このような問題を解決する技術として、路側無線装置から送信された電波の漏洩や乱反射等を抑制し得る電波吸収体を有料道路の料金所に設けて解消し得る技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−237719号公報(図1等)
特許文献1に開示された技術は、高速道路の料金所に設けられるETCシステムにおける路側無線装置に用いられるものであり、料金所内に電波吸収体を設置すればよいため、特に費用や設置場所を考慮する必要がない。しかし、ITSで使用される路側無線装置においては、路側無線装置ごとに料金所がある訳でもなく、電波吸収体を設置するための場所が必ずしも確保することができない。また、その電波吸収体を設置するための設備費用や場所の確保を各路側無線装置に対して行なうことは、費用と時間が膨大に掛かるため、現実的ではない。そこで、ITSにおいても、路側無線装置から送信された電波の漏洩や乱反射等により発生する自車向けでない交通情報等を出力させない新たな技術を提供する必要がある。
本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、自車向けでない交通情報等を出力させない車載器、出力可否判定方法、道路通信システム、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述した目的を達成するために、道路を走行する車両に搭載され、道路側に設置された路側無線装置からの情報を受信する通信処理部、通信処理部で受信した情報を出力する情報出力部、を有する車載器であって、路側無線装置より受信して情報出力部から出力した情報が、車両の進行方向と同一方向または異なる方向に対して提供されるべき情報である場合にその旨を入力するユーザー入力部、を有する車載器であることを特徴とする。
また他の発明は、上述した発明に加えて、ユーザー入力部から通知された方向情報と、受信した情報に含まれていた方向情報とを対応付けて車両の進行方向を特定する方向情報特定部と、方向情報特定部により特定された方向情報を記録する方向情報記憶部と、方向情報記憶部に記録された方向情報とその後に受信した情報に含まれる方向情報とが一致するか否かによって、受信した情報を情報出力部から出力するか否かを判定する出力可否判定部と、を有する車載器であることを特徴とする。
また他の発明は、上述した発明に加えて、ユーザー入力部は、受信した情報を情報出力部から出力した後、所定時間以内に以下の(A)または(B)の判定入力
(A)車両の進行方向と同一方向に対して提供されるべき情報である、
(B)車両の進行方向と異なる方向に対して提供されるべき情報である、
を受け付けて、所定時間以内に(A)の判定入力があったとき、または判定入力が何もなかったときは、(A)の入力であると判定し、所定時間内に(B)の判定入力があったときは、(B)の入力であると判定する車載器であることを特徴とする。
更に他の発明は、上述した発明に加えて、受信した情報に方向情報が含まれていないときは、方向情報の特定を行なわずに、受信した情報を情報出力部からそのまま出力させる車載器であることを特徴とする。
更に他の発明は、上述した発明に加えて、方向情報特定部は、前回の情報受信時から所定時間以内に何も情報を受信しないまたは判定入力がないときは、方向情報記憶部に記録されている方向情報を削除する車載器であることを特徴とする。
更に他の発明は、上述した発明に加えて、方向情報判定部は、方向情報記憶部に方向情報が何も記録されていないときは、受信した情報を情報出力部からそのまま出力させる車載器であることを特徴とする。
更に他の発明は、上述した発明に加えて、車載器は、GPS装置または車速センサから車両の位置情報を取得できない発話型車載器であることを特徴とする。
更に他の発明は、道路を走行する車両に搭載され、道路側に設置された路側無線装置からの情報を受信する通信処理部、通信処理部で受信した情報を出力する情報出力部、を有する車載器に用いられる出力可否判定方法であって、路側無線装置より受信して出力した情報が、車両の進行方向と同一方向または異なる方向に対して提供されるべき情報であると入力されるステップと、その入力された方向と受信した情報に含まれていた方向情報とを対応付けて車両の進行方向を特定するステップと、その特定された方向情報を記録するステップと、その記録された方向情報とその後に受信した情報に含まれる方向情報とが一致するか否かによって、その後に受信した情報を出力するか否かを判定するステップと、を有する出力可否判定方法であることを特徴とする。
更に他の発明は、車両に搭載された車載器と、車載器に方向情報を含む情報を送信する路側無線装置と、この路側無線装置に方向情報を含む情報を送信する情報提供サーバと、を有する道路通信システムであって、車載器は、路側無線装置からの情報を受信する通信処理部、通信処理部で受信した情報を出力する情報出力部、情報出力部から出力した情報が、車両の進行方向と同一方向または異なる方向に対して提供されるべき情報である場合にその旨を入力するユーザー入力部、ユーザー入力部から通知された方向情報と、受信した情報に含まれていた方向情報とを対応付けて車両の進行方向を特定する方向情報特定部、方向情報特定部により特定された方向情報を記録する方向情報記憶部、方向情報記憶部に記録された方向情報とその後に受信した情報に含まれる方向情報とが一致するか否かによって、その後に受信した情報を情報出力部から出力するか否かを判定する出力可否判定部、を有する道路通信システムであることを特徴とする。
更に他の発明は、コンピュータを上述した車載器のいずれかひとつとして機能させるプログラムであることを特徴とする。
本発明は、自車向けでない交通情報等を出力させない車載器、出力可否判定方法、道路通信システム、およびプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について道路通信システムを例に説明する。なお、本発明の実施の形態では、車両に搭載される車載器のうち音声情報を再生する発話型車載器を例として説明するが、ナビゲーション装置と適宜接続されることを想定されている車載器においても利用できる。なお、ナビゲーション装置が、加速度センサや車速パルスを備えていないポータブル型の簡易ナビゲーション装置の場合も、本発明を利用することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る道路通信システムの全体構成図である。この道路通信システムは、図1に示すように、道路、駐車場など車両が通行する場所の近傍に設置された路側無線装置100と、車両に搭載され、路側無線装置100との間でDSRCによる狭域通信をおこない、ドライバー等に送信すべき交通情報、安全運転支援情報等の音声情報を提供する発話型車載器200(車載器)と、路側無線装置100に対して上記情報を供給する情報提供サーバ300と、から構成される。
図1に示す各路側無線装置100は、いわゆる電波ビーコン(beacon)や光ビーコンを利用して、指向性のある特定の通信エリア内で高速道路等を走行する車両に搭載された発話型車載器200とDSRCによる狭域通信を行なう。各路側無線装置100は、送信対象の音声情報および再生制御情報を情報提供サーバ300から受信して、記憶する。なお、情報提供サーバ300と各路側無線装置100は、後述するITS通信網NW2(図3参照)を介して接続されている。
(道路通信システム全体構成の説明)
図2は、図1の道路通信システムにおける主要のハードウェアである路側無線装置100、発話型車載器200および情報提供サーバ300の関係とDSRCによる通信処理の概要を示した図である。路側に設置された路側無線装置100は、情報提供サーバ300から提供される複数の音声情報を、通信エリア内を通過する車両に搭載されている発話型車載器200に対して繰り返し同報通信(ブロードキャスト)する。
路側無線装置100は、発話型車載器200に音声情報を順次同報通信するために、情報更新部101、サイクリック部102、分割送信部103および通信処理部104を備えている。
情報更新部101は、情報提供サーバ300から提供される複数の音声情報を路側無線装置100が保有する音声情報リストに追加・更新する機能である。たとえば、図2に示すように情報提供サーバ300から複数のコンテンツ更新情報I〜Iの提供があると、現在提供している音声情報リストLと比較して更新すべき音声情報の有無を確認する。そして、当該音声情報が存在しない場合および当該コンテンツ更新情報に更新するべき場合にはそれらの音声情報を追加・更新処理を行なう。
サイクリック部102は、路側無線装置100の保有している音声情報リストLから送信するべき音声情報を選択して分割送信部103に通知する機能である。たとえば、図2に示すように路側無線装置100の保有している音声情報リストLに音声情報N1〜Nがあるとする。サイクリック部102は、これらの音声情報から音声情報N1を送信するべき音声情報として選択し、分割送信部103へ通知する。原則としてサイクリック部102は、音声情報リストLの保有する音声情報N1〜Nを先頭からシーケンシャルに処理する。
分割送信部103は、サイクリック部102から通知された音声情報を所定単位に分割した分割情報を作成する。そして、分割送信部103は、この分割情報のヘッダ情報に分割ヘッダ情報を新たに付加し、特定の通信エリア内へ同報通信を行なうための送信情報を作成する。たとえば、分割送信部103は、サイクリック部102により選択された音声情報N1を分割情報M〜Mとして分割し、それぞれの分割情報のヘッダ情報に分割ヘッダ情報H〜Hを追加する。その後、通信処理部104は、分割ヘッダ情報が付加された分割情報を順番に無線信号や光信号に変換して送信する。
続いて路側無線装置100から送信された情報を受信した発話型車載器200の動作について説明する。発話型車載器200は、図2に示すように通信処理部201、分割情報組立部202、再生制御部203、音声情報再生部204とを備えている。
通信処理部201は、路側無線装置100から送信された分割情報を受信する機能を備える。分割情報組立部202は、通信処理部201によって受信した分割情報M〜Mに付加されている分割ヘッダ情報H〜Hにもとづいて、もとの情報N1として順次再構成する機能を備える。再生制御部203は、受信した音声情報の出力順序を制御する機能を備える。音声情報再生部204は、再生制御部203の制御により音声情報を再生する機能を備える。
(路側無線装置のハードウェア構成と各部の動作についての説明)
続いて、図3を参照しながら路側無線装置100のハードウェア構成を説明する。図3は、図1の道路通信システムにおいて道路側に設置された路側無線装置100のハードウェア構成を示す図である。路側無線装置100のハードウェアは、上述した無線通信部104に加え、通信制御部111、記憶装置112、制御部113、ROM(Read Only Memory)114、RAM(Randam Access Memory)115、およびシステムバス116から構成される。
無線通信部104は、上述したように情報更新機能、サイクリック機能、分割送信機能を備える。また、無線通信部104は、これらの機能を用いて電波信号、光信号等の無線信号により通過車両に設置された発話型車載器200との間で情報提供サーバ300より提供された交通情報を交信する。
通信制御部111は、情報提供サーバ300から送信される音声情報を受信する。記憶装置112は、情報提供サーバ300から受信した交通情報や、自装置固有の交通情報等を格納する機能を備える。制御部113は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサから構成され、路側無線装置100全体の動作を制御する。特に、制御部113は、記憶装置112に格納されている交通情報を、無線通信部104から送信し、無線通信部104を介して取得した情報を記憶装置112に格納する機能を備える。また、制御部113は、記憶装置112に格納されている自機が取得した交通情報を、通信制御部111及びITS通信網NW2を介して情報提供サーバ300に送信し、情報提供サーバ300から通信制御部111を介して取得した情報を記憶装置112に格納する機能を備える。
ROM114は、この路側無線装置100全体の動作制御に必要なOS(Operating System)や各種の情報を記憶する機能を備える。RAM115は、制御部113のワークエリア(演算処理用領域)として機能する。システムバス116は、上記各部の間で命令や情報を転送するための伝送経路として機能する。
(発話型車載器のハードウェア構成と各部の動作についての説明)
続いて発話型車載器200のハードウェア構成と各部の動作について主に図4を参照しながら説明する。図4は、図1の道路通信システムにおいて各車両に搭載された発話型車載器200の構成を示す図である。発話型車載器200は、車両が走行している位置情報を検出できる手段や、路側無線装置100の位置情報などを一切用いない簡易な発話型車載器である。また、一般的なカーナビゲーションの機能も有していない。また、発話型車載器200は、路側無線装置100から送信された交通情報をはじめとした様々な画像情報などを表示する機能もなく、路側無線装置100から送信された音声情報のみを専ら通知する機能を備える。
発話型車載器200は、図4に示すように通信処理部211、音声情報再生部212、操作部214、I/O(Input/Output)装置215、記憶装置216、制御部217、ROM218、RAM219、システムバス220、およびユーザー入力部255から構成される。
通信処理部211は、図2で示された通信処理部201と分割情報組立部202の各機能等を含むもので、DSRCモジュール211aを含む。
DSRCモジュール211aは、路側無線装置100との間でアンテナ(図示せず)を介してDSRC通信方式により通信を行なう。DSRCモジュール211aは、上述した分割情報組立部202の機能を実行するもので、具体的には、分割送信された情報を組み立てて再構成した上で情報処理を行なう。
音声情報再生部212は、制御部217から入力されたディジタルオーディオ信号をD/Aコンバータ(図示せず)でアナログオーディオ信号に変換して、スピーカ(図示せず)に出力する。
操作部214は、タッチパネル式入力装置などから構成され、ユーザーによる指示入力に基づいて指示入力信号を生成して、制御部217に入力する。I/O装置215は受信した音声情報を読み出して制御部217に入力する。記憶装置216は、HDD(Hard Disk Drive)を含み、各種設定情報などを記憶する。なお、記憶装置216は、メモリカードなどの他のメモリを備えていてもよい。制御部217は、CPU(Central Processing Unit)から構成され、発話型車載器200全体の動作を制御する。例えば、制御部217は、DSRCモジュール211aを介して路側無線装置100からの交通情報を受信し、受信した交通情報に含まれている再生タイミング制御情報(パラメータ)に基づいて、これを音声再生する。なお、制御部217は、コプロセッサ等を備えても良い。
ROM218には、発話型車載器200全体の動作制御に必要なOSのプログラムや各種の情報が記録される。RAM219は、情報やプログラムを一時的に記憶するためのもので、通信処理部211により取得された音声情報等が保持される。また、制御部217は、RAM219をワークメモリ(演算処理用領域)として使用する。システムバス220は、上記各部を相互に接続し、命令や情報を転送するための伝送経路である。なお、ユーザー入力部255についての説明は、後述する機能的な構成要素の説明の中で行なう。
発話型車載器200は、機能的に図5に示すように分けることができる。図5は、図1に示された発話型車載器200の機能を説明するための図である。発話型車載器200は、情報取得部251と、発話可否判定部252(出力可否判定部)と、情報再生部253(情報出力部)と、方向情報特定部254と、ユーザー入力部255と、方向情報記憶部256と、から構成される。なお、情報取得部251、発話可否判定部252、情報再生部253、方向情報特定部254、ユーザー入力部255、方向情報記憶部256のこれら各部は、図4に示された制御部217,通信処理部211および記憶装置216等とが協働して動作することにより構成される。
情報取得部251は、再生すべき1つまたは複数の音声情報を含む情報Dを路側無線装置100から取得する機能を備えている。なお、たとえば情報Dは、以下の表1のような情報項目を含んでいるものである。以下、表1を参照しながら各情報項目について上から順番に説明する。
交通情報種別とは、交通情報の種類を示す情報である。たとえば、地震等の自然災害を知らせる災害情報、前方での合流を注意する安全運転支援情報、渋滞等を伝える一般交通情報などがある。路側無線装置IDとは、路側無線装置100が一意に識別されるIDのことである。道路種別とは、道路の種別を示す情報である。たとえば、高速道路、一般道路、有料道路、一般国道、主要地方道などがある。車線種別とは、その道路の車線を区別するための情報である。なお、以下の表1では上下線を示す情報と環状線(内回り、外回り)を示す情報項目がそれぞれ存在するが必ずしも両方の情報が存在しなくてもよい。方位情報とは、その道路を走行する車両の進行方向を示す方向情報(以下、「方向情報」という)である。たとえば、東・西・南・北の4方位や8方位、16方位の情報で示される。この方向情報は、たとえば交通情報種別が災害情報である場合には、道路を走行しているすべてのドライバーへ通知することが必要と考えられるため、一般的に含まれないが、安全運転支援情報や一般交通情報については、特定の車線を走行しているドライバーに通知する必要があるため、一般的に含まれるものである。路線番号とは、その道路を一意に識別できる番号である。これらの情報は続いて説明するテキスト情報、静止画像、音声情報(以下、これらの情報を「コンテンツ情報」いう)の出力可否や優先順位等を決定する属性を示す情報(以下、これらの情報を「属性情報」という)である。そして、コンテンツ情報には災害情報,安全運転支援情報,一般交通情報,商業用の多目的情報などの内容をそれぞれ含んだ情報が含まれている。なお、音声情報は、たとえば、TTS(Text−to−Speech)形式の音声情報で提供される。これらのコンテンツ情報は、単一もしくは複数の交通情報が含まれることがある。また、属性情報もコンテンツ情報によっては付加されたり、付加されなかったりする。
Figure 0005056401
情報取得部251は、通信処理部211によりこれらの受信した音声情報を含む情報Dの分割情報を再構成した上でデコードして、あるいは、記憶装置216に記憶された情報を所定のタイミングで読み出して取得する機能を備えている。
発話可否判定部252(出力可否判定部)は、情報取得部251により取得した音声情報を発話するか否かを判定する機能を備えている。発話可否判定部252は、発話可否を判定するにあたって受信した情報Dに含まれている方向情報と、後述する方向情報記憶部256に記録されている方向情報とを比較して判定する。または、後述する方向情報特定部254からの通知を受けて、該当する音声情報の発話可否を判定するようにしてもよい。
情報再生部253(情報出力部)は、図2に示された音声情報再生部204や図4に示された音声情報再生部212に対応する機能であり、音声情報を再生する機能を備えている。情報再生部253は、音声情報を再生するに際し、発話可否判定部252の判定結果に基づいて再生する機能を備えている。また、情報再生部253は、後述するユーザー入力部255からの割り込み処理により音声情報の再生を停止させるようにしてもよい。また、情報再生部253は、再生するべき音声情報が複数ある場合にはそれぞれの優先度により再生順序を制御するようにしてもよい。たとえば、災害情報、安全運転支援情報、一般交通情報といった3種類の音声情報があった場合に、災害情報→安全運転支援情報→一般交通情報の順に優先順位を予め設定しておいて、この設定に基づいて再生順序を制御することにより実現できる。
方向情報特定部254は、発話型車載器200の進行方向と、路側無線装置100から送信されてきた音声情報の提供されるべき方向情報とにより、発話型車載器200の進行方向を特定する機能を備えている。また、方向情報特定部254は、特定した方向情報を方向情報記憶部256に記録する機能を備えている。また、方向情報特定部254は、その特定した方向情報を発話可否判定部252に直接通知することもできる。
ユーザー入力部255は、方向情報特定部254に対して方向情報を通知する機能を備えている。また、ユーザー入力部255は、情報再生部253により音声再生処理された後にドライバーから判定入力を受け付ける機能を備えている。また、ユーザー入力部255は、これらの判定入力を受け付けた結果を方向情報特定部254に通知する機能を備えている。
図6は、ユーザー入力部255の第1の構成例を示す図である。発話型車載器200に誤り情報であることを入力できるユーザー入力ボタンF(ユーザー入力部255)が備えられている。このユーザー入力ボタンFをドライバーが押下することで、方向情報特定部254に対して方向情報が誤っている音声情報が発話されたことを通知することができる。なお、このユーザー入力ボタンFを、自車の進行方向と同一方向に対して発話されるべき音声情報であるという確認の意味で使用するようにしてもよい。また、このユーザー入力部255の他の具体例としては、ユーザー入力リモコンやユーザー入力機能を備えた通信機器として、それらを操作することで上記の判定入力としてもよい。また、本実施の形態ではユーザー入力部255は、ドライバーの音声で方向情報の入力を直接できるようにしてもよい。
方向情報記憶部256は、発話型車載器200が搭載されている車両の方向情報を記録する機能を備えている。また、方向情報記憶部256は、ユーザー入力部255から入力された方向情報を記録する機能を備えている。
(情報提供サーバのハードウェア構成と各部の動作についての説明)
続いて情報提供サーバ300のハードウェア構成と各部の動作について図7を参照しながら説明する。図7は、図1に示された情報提供サーバ300の構成例を示す図である。情報提供サーバ300は、路側無線装置100別に交通情報等の情報を生成し、配信する装置であり、入力部301、表示部302、通信制御部303,304、記憶装置305、制御部306、ROM307、RAM308およびシステムバス309から構成される。
入力部301は、キーボード、マウス、入力インタフェース等の1つまたは複数を備え、種々の情報や指示を入力する。表示部302は、表示装置などから構成され、情報、メッセージなどを表示する。
第1の通信制御部303は、電話回線、インターネット等の一般通信網NW1を介して外部装置と交信し、種々の情報を取得する。第2の通信制御部304は、ITS通信網NW2を介して複数の路側無線装置100に接続され、各路側無線装置100に交通情報を送信する。また、第2の通信制御部304は、ITS通信網NW2を介して、路側無線装置100が発話型車載器200との交信などにより得た情報を収集する。
記憶装置305は、ハードディスク装置等を備え、種々の交通情報を格納する。また、記憶装置305は、各路側無線装置100の位置、アドレス等と共にその近傍の地理情報を記憶する。
制御部306は、プロセッサ等から構成され、情報提供サーバ300全体の動作を制御する。また、制御部306は、記憶装置305に格納されている各種情報に基づいて、各路側無線装置100に、その路側無線装置100近傍から配信する情報を作成し、第2の通信制御部304及びITS通信網NW2を介して各路側無線装置100に供給する。
ROM307には、この情報提供サーバ300全体の動作制御に必要なOS(Operating System)や各種の情報を記憶する。RAM308は、制御部306のワークエリアとして機能する。システムバス309は、上記各部の間で命令や情報を転送するための伝送経路である。
(第1の発話可否判定処理についての説明)
続いて、本発明の実施の形態に係る発話型車載器200が行なう第1の発話判定処理について具体的に説明する。図8は、図1に示された発話型車載器200が行なう第1の発話判定処理のフローチャートである。この第1の発話可否判定処理は、誤った発話があった場合にドライバーがユーザー入力部255から誤った音声情報であることを入力することにより、その誤り方向情報を記憶しておき、その後に受信する音声情報に付加されている方向情報と誤り方向情報とが一致するか否かにより自車向けでない音声情報を出力させない制御をおこなうものである。以下に、具体的に説明する。
発話型車載器200の電源が投下され(START)、路側無線装置100から音声情報を含む情報Dを受信する。発話型車載器200は、音声情報を受信したか否かの判定をする(ステップS100)。発話型車載器200は、音声情報を受信するまでステップS100の判定を繰り返し、音声情報を受信した場合(Yes)には、受信した音声情報についての方向情報が含まれているか否かを判定する(ステップS101)。発話型車載器200は、受信した音声情報に方向情報が含まれていた場合(Yes)には、方向情報記憶部256に誤った方向情報が記録されているか否かの判定をする(ステップS102)。発話型車載器200は、方向情報記憶部256に誤った方向情報が記録されている場合(Yes)には、その誤った方向情報と受信した音声情報に含まれる方向情報とが一致するか否かの判定をする(ステップS103)。発話型車載器200は、その誤った方向情報と一致する場合(Yes)には、その音声情報を出力しない(ステップS104)。なお、発話型車載器200は、受信した音声情報に方向情報が含まれていない場合(ステップS101でNo)、方向情報記憶部256に誤った方向情報が記録されていない場合(ステップS122でNo)、誤った方向情報と受信した音声情報に含まれる方向情報とが一致しない場合(ステップS103でNo)には、その音声情報を出力する(ステップS105)。発話型車載器200は、ステップS105の後にユーザー入力部255から誤り方向情報であるとの判定入力があるか否かを判定する(ステップS106)。発話型車載器200は、ステップS105の後にユーザー入力部255から誤り方向情報であるとの判定入力があったとき(Yes)は、誤り方向情報を方向情報記憶部256に記録する(ステップS107)。発話型車載器200は、ステップS105の後にユーザー入力部255から誤り方向情報であるとの判定入力がなかったとき(No)およびステップS107が完了したときは、この第1の発話可否判定処理を終了する(Exit)。
このような判定制御処理をすることで、ドライバーがユーザー入力部255から誤った発話であることを以前に入力するのみで、自車向けでない音声情報を判別するための誤った方向情報を取得し、その後にその誤った方向情報と受信した情報に含まれる方向情報を比較することで、自車向けでない音声情報を出力させない制御をおこなうことができる。また、この構成を採用すると、発話型車載器200が、仮に路側無線装置100から車両の進行方向と異なる方向に対して提供される音声情報を受信した場合に、車両の位置情報や路側無線装置の位置情報を用いなくとも、誤った交通情報等を出力することがない。したがって、ドライバーが誤った交通情報等を聞いて運転に支障をきたすといった危険性が低減する。なお、上述したステップS103において誤った方向情報と一致する情報を受け取った場合には、「逆走している可能性があります」などの注意喚起を促すメッセージを発話する処理を加えて、逆走を検出してドライバーに警告するようにしてもよい。
(第2の発話可否判定処理についての説明)
続いて、発話型車載器の第2の発話可否判定処理について説明する。図9は、図1に示された発話型車載器200が行なう第2の発話判定処理のフローチャートである。この第2の発話可否判定処理は、誤った発話があった場合のみでなく、正しい発話があった場合でも、ユーザー入力部255からの判定入力を受け付けて、その方向情報を記憶しておき、その後に受信する音声情報に付加されている方向情報とその方向情報とが一致するか否かにより自車向けでない音声情報と自車向けの音声情報とを判定して制御をおこなうものである。なお、第1の発話可否判定処理と異なり、発話型車載器200は、図10に示すようなユーザー入力部255を備えたものである。図10は、図5に示されたユーザー入力部255の第2の構成例を示す図である。本実施の形態では、ドライバーからの判定入力としては、
(A)車両の進行方向と同一方向に対して提供されるべき情報である、
(B)車両の進行方向と異なる方向に対して提供されるべき情報である、
といった入力となる。そして、図10に示すようにユーザー入力部255となるユーザー入力ボタンAを上記の判定入力(A)として、ユーザー入力部255となるユーザー入力ボタンBを上記の判定入力(B)として機能するように発話型車載器200に備えさせ、これらのボタンを押下することにより上記の判定入力としている。なお、所定時間以内に上記のいずれのボタンも押下されない場合に上記(A)の判定入力としてもよい。以下に、具体的に説明する。なお、ユーザー入力部255は、図10に示すようにこれらの結果を情報再生部253に通知して、発話中の音声情報を強制終了するようなユーザー入力ボタンCを備えている。
以下、第2の発話可否判定処理について説明する。なお図9に示したフローチャートは、ユーザー入力ボタンAが押下されて、「正しい」方向情報が方向情報記憶部256に記録されているものとする。
発話型車載器200は、電源が投下され(START)、路側無線装置100から音声情報を含む情報Dを受信する。発話型車載器200は、音声情報を受信したか否かの判定をする(ステップS110)。発話型車載器200は、音声情報を受信するまでステップS110の判定を繰り返し、音声情報を受信した場合(Yes)には、受信した音声情報についての方向情報が含まれているか否かを判定する(ステップS111)。発話型車載器200は、受信した音声情報に方向情報が含まれていた場合(Yes)には、方向情報記憶部256に方向情報が記録されているか否かの判定をする(ステップS112)。なお、方向情報記憶部256に記録される方向情報の初期値については何も記録しないで、発話型車載器200が電源投下してからはじめて出力した音声情報に含まれる方向情報を自車の進行方向を示す方向情報として記録している。そして、後述する方向情報の制御処理により方向情報の記録や更新を行なう。
発話型車載器200は、方向情報記憶部256に方向情報が記録されている場合(Yes)には、その記録されている方向情報と受信した音声情報に含まれる方向情報と一致するか否かの判定をする(ステップS113)。発話型車載器200は、方向情報記憶部256に記録されている方向情報と一致しない場合(No)には、その音声情報を出力しない(ステップS114)。
発話型車載器200は、受信した音声情報に方向情報が含まれていない場合(ステップS111でNo)、方向情報記憶部256に方向情報が記録されていない場合(ステップS112でNo)、記録されている方向情報と受信した音声情報に含まれる方向情報とが一致する場合(ステップS113でYes)には、その音声情報を出力する(ステップS115)。
なお、ステップS113では、方向情報記憶部256に記録されている方向情報が、自車の進行方向と同一方向の「正しい」方向情報であると関連づけられている場合(たとえばユーザー入力ボタンAが押下された場合)として説明したが、自車の進行方向と異なっている「誤った」方向情報であると関連付けられている場合(たとえばユーザー入力ボタンBが押下された場合)には、その後のステップS114とS115の処理は「誤った」方向情報との一致可否を判定することになるため逆の処理となる。
また、上述したステップS113において方向情報記憶部256に記録されている方向情報と一致しない情報を短時間に連続して受け取った場合には、更に「逆走している可能性があります」などの注意喚起を促すメッセージを発話する処理を加えて、逆走を検出してドライバーに警告するようにしてもよい。
(方向情報に対する第1の制御処理の説明)
続いて図11を参照しながら、図9に示された第2の発話可否判定処理に使用する方向情報に対する第1の制御処理について具体的に説明する。図11は、図9に示された第2の発話可否判定処理に使用する方向情報に対する第1の制御処理のフローチャートである。この第1の制御処理は、異なる方向情報が付加された複数の音声情報を短時間に連続して受信した場合に生じる不具合を解消するための制御処理である。具体的には、たとえば異なる方向情報が付加された2つの音声情報(1つ目の音声情報を音声情報X、2つ目の音声情報を音声情報Yとする)を受信した場合であって、音声情報Xの出力が完了し、その直後に音声情報Yが出力されている時点でユーザー入力部255が押下され、方向情報が入力された場合に、この入力が、音声情報Xと音声情報Yのどちらに関連付けられている方向情報に対して入力されたものであるかを明確にする制御処理である。
発話型車載器200は、発話(音声出力)が開始すると(START)、所定時間内にユーザー入力部255から判定入力があったか否かを判定する(ステップS120)。具体的には、上述したユーザー入力ボタンAまたはBが押下されたか否かを判定する。
発話型車載器200は、音声出力開始後、所定時間以内にユーザー入力部255から通知があった場合(Yes)には、方向情報記憶部256に方向情報が記録されているか否かの判定をする(ステップS121)。なお、ここでは方向情報が記録されているか否かを判定し、その相違については判定しない。発話型車載器200は、方向情報記憶部256に方向情報が記録されている場合(Yes)には、方向情報を更新する(ステップS122)。発話型車載器200は、方向情報記憶部256に方向情報が記録されていない場合(No)には方向情報記憶部256に方向情報を正誤(自車向けの情報=正、異なる方向の情報=誤)と関連付けて記録する(ステップS123)。
このような方向情報に対する第1の制御処理を行なうことで、上述した第2の発話可否判定処理の有する効果に加えて、所定時間以内に方向情報の記録、更新処理を限定して行なうため、受信した音声情報に対応するそれぞれの方向情報とドライバーがユーザー入力部255から入力した方向情報の正誤を厳密に関連付けることが可能となる。したがって、音声情報を短時間に連続して受信した場合でも、自車向けでない音声情報と自車向けの音声情報とを確実に区別して誤った交通情報等を音声として出力させないことが可能となる。なお、ここで所定時間内とは、たとえば音声として出力を開始させてから15秒以内、出力完了から10秒以内、次の音声出力開始時点までである。なお、この所定時間についてドライバー側で任意に設定できるような仕様としてもよい。
(方向情報に対する第2の制御処理の説明)
続いて図12を参照しながら、図9に示された第2の発話可否判定処理に対する第2の制御処理について具体的に説明する。図12は、図9に示された第2の発話可否判定処理に使用する方向情報に対する第2の制御処理のフローチャートである。この第2の発話可否判定処理は、一度記録された方向情報が長時間車両の進行方向として記録されてしまうことの弊害を解消する処理である。
発話型車載器200は、発話処理が完了すると(START)、所定時間のタイムカウントを行なう(ステップS130)。そして、発話型車載器200は、前回の発話処理が完了してから所定時間以内に次の情報を受信したか否かを判定する(ステップS131)。
発話型車載器200は、所定時間以内に新しい情報を受信した場合(Yes)には、その時点でタイムカウントをゼロクリアする(ステップS132)。そして、発話型車載器200は、新しい情報を受信した場合には、同時に図8で示されたステップS100の処理を同時に行なう(ステップS132)。
発話型車載器200は、ステップS131において所定時間以内に新しい情報を受信しない場合(No)には、方向情報記憶部256に方向情報が記録されているか否かの判定をする(ステップS133)。発話型車載器200は、方向情報記憶部256に方向情報が記録されていない場合(No)には、何も処理をしない(ステップS134)。発話型車載器200は、方向情報記憶部256に方向情報が記録されている場合(Yes)には、方向情報記憶部256に記録されている方向情報を削除する(ステップS135)。なお、ここでいう所定時間とはたとえば高速道路であれば4分〜5分としてもよいし、10分〜20分としてもよい。また、ドライバー側から所定時間を設定できる仕様としてもよい。
また、発話型車載器200の電源が切られることで方向情報を削除(クリア)するように制御してもよい。このような制御をすることで、たとえば発話型車載器200を搭載した車両が、回転させられて駐車する立体駐車場を利用した場合に、仮にその駐車前後で車両が別の方向に走行することになっても、誤った方向情報に基づいて発話可否判定処理が行なわれることがない。更にこのような状況は一般道路を車両が走行するときに想定される事象であるから、たとえば、ドライバーがこの制御の有無を自ら選択できるような制御ボタンを発話型車載器200に備えさせてもよいし、また、発話型車載器200の記憶装置216にETCの料金決済情報の履歴が保存されている場合には、その履歴情報を用いて現在走行している道路が一般道であるか、高速道であるかを判別して、発話型車載器200側で自動的に制御を行なってもよい。
このような方向情報に対する第2の制御処理を行なうことで、上述した第1または第2の発話可否判定処理や方向情報に対する第1の制御処理の効果に加えて、一度記録された方向情報が長時間車両の進行方向として記録されてしまうと、異なる方向に正常に走行した場合にも、逆走と誤って判定されてしまう不具合が解消される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない限り種々変更実施できる。たとえば、本実施の形態の音声情報は、路側無線装置100から分割されて送信されてくることを前提として説明したが、分割されていない情報が発話型車載器200に送信されてもよい。また、ユーザー入力部255としてはユーザー入力ボタンA,B,C,Fを例示したが、音声入力など他の入力手段を採用してもよい。
この上述した道路通信システムでは、高速道路に適用すると好ましいものであるが、全ての道路に適用することができる。また、通信方式としてDSRCという狭域通信システムを例として説明したが、広域通信方式にも適用することができる。また、GPS機能を有しない発話型車載器200を例示したが、GPS機能を有した装置から自車の位置情報や方向情報を取得できない車載器(たとえば、加速度センサや車速パルスを備えていないポータブル型の簡易ナビゲーション装置など)や位置情報、方向情報を取得できるナビゲーション装置と接続された車載器、ETC車載器にも本発明を適用できる。また、情報再生部253(情報出力部)を有する発話型車載器200を例示したが、発話型車載器200の情報出力部をカーオーディオ等に接続して、カーオーディオ等の音声再生部を利用して、路側無線装置100から受信した音声情報を出力してもよい。
また、上述したシステムでは、情報提供サーバ300を有するシステムとしたが、路側無線装置100に蓄えられるまたは送信される情報が、他のサーバからではなくCD、DVDなどの記憶媒体から受け取ったり、放送網を通じて送信したりしてもよい。
また、上述した実施の形態では、情報受信手段としては車両に搭載されている発話型車載器200を例にして説明したが、携帯可能なパーソナルコンピュータなどの通信端末や携帯電話を車載して動作させるようにしてもよい。さらに上述の実施の形態では、路側無線装置100や発話型車載器200などの機能を特定のハードウェアを指定して機能別手段として行なわせているが、全ての機能手段または一部の機能手段をプログラムからなるソフトウェアで処理・実行させるようにしてもよい。
本発明は、全ての道路交通システムに適用することができる。本発明は特に発話型車載器,道路通信システムおよびプログラムにおいて利用することができる。
本発明の実施の形態に係る道路通信システムの全体構成図である。 図1の道路通信システムにおける主要のハードウェアである路側無線装置、発話型車載器および情報提供サーバの関係とDSRCによる通信処理の概要を示した図である。 図1の道路通信システムにおいて道路側に設置された路側無線装置のハードウェア構成を示す図である。 図1の道路通信システムにおいて各車両に搭載された発話型車載器の構成を示す図である。 図1に示された発話型車載器の機能を説明するための図である。 図5に示されたユーザー入力部の第1の構成例を示す図である。 図1に示された情報提供サーバの構成例を示す図である。 図1に示された発話型車載器が行なう第1の発話判定処理のフローチャートである。 図1に示された発話型車載器が行なう第2の発話判定処理のフローチャートである。 図5に示されたユーザー入力部の第2の構成例を示す図である。 図9に示された第2の発話判定処理に使用する方向情報に対する第1の制御処理のフローチャートである。 図9に示された第2の発話判定処理に使用する方向情報に対する第2の制御処理のフローチャートである。
符号の説明
100 路側無線装置、200 発話型車載器(車載器)、
212 通信処理部、252 発話可否判定部(出力可否判定部)、
253 情報再生部(情報出力部)、254 方向情報特定部、
255 ユーザー入力部、256 方向情報記憶部、300 情報提供サーバ

Claims (10)

  1. 道路を走行する車両に搭載され、上記道路側に設置された路側無線装置からの情報を受信する通信処理部、上記通信処理部で受信した情報を出力する情報出力部、を有する車載器であって、上記路側無線装置より受信して上記情報出力部から出力した情報が、上記車両の進行方向と同一方向または異なる方向に対して提供されるべき情報である場合にその旨を入力するユーザー入力部、を有することを特徴とする車載器。
  2. 前記ユーザー入力部から通知された方向情報と、
    前記受信した情報に含まれていた方向情報とを対応付けて前記車両の進行方向を特定す
    る方向情報特定部と、
    上記方向情報特定部により特定された方向情報を記録する方向情報記憶部と、
    上記方向情報記憶部に記録された方向情報とその後に受信した情報に含まれる方向情報
    とが一致するか否かによって、受信した情報を前記情報出力部から出力するか否かを判
    定する出力可否判定部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の車載器。
  3. 前記ユーザー入力部は、
    前記受信した情報を前記情報出力部から出力した後、所定時間以内に
    以下の(A)または(B)の判定入力
    (A)前記車両の進行方向と同一方向に対して提供されるべき情報である、
    (B)前記車両の進行方向と異なる方向に対して提供されるべき情報である、
    を受け付けて、上記所定時間以内に(A)の判定入力があったとき、または判定入力が何もなかったときは、上記(A)の入力であると判定し、
    上記所定時間内に(B)の判定入力があったときは、上記(B)の入力である
    と判定することを特徴とする請求項1または2に記載の車載器。
  4. 前記受信した情報に方向情報が含まれていないときは、方向情報の特定を行なわずに、前記受信した情報を前記情報出力部からそのまま出力させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車載器。
  5. 前記方向情報特定部は、
    前回の情報受信時から所定時間以内に何も情報を受信しないまたは判定入力がないときは、前記方向情報記憶部に記録されている方向情報を削除することを特徴とする請求項2に記載の車載器。
  6. 前記方向情報判定部は、
    前記方向情報記憶部に方向情報が何も記録されていないときは、前記受信した情報を前記情報出力部からそのまま出力させることを特徴とする請求項2に記載の車載器。
  7. 前記車載器は、GPS装置または車速センサから前記車両の位置情報を取得できない発話型車載器であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車載器。
  8. 道路を走行する車両に搭載され、上記道路側に設置された路側無線装置からの情報を受信する通信処理部、上記通信処理部で受信した情報を出力する情報出力部、を有する車載器に用いられる出力可否判定方法であって、
    上記路側無線装置より受信して出力した情報が、上記車両の進行方向と同一方向または異なる方向に対して提供されるべき情報であると入力されるステップと、
    その入力された方向と上記受信した情報に含まれていた方向情報とを対応付けて上記車両の進行方向を特定するステップと、
    その特定された方向情報を記録するステップと、
    その記録された方向情報とその後に受信した情報に含まれる方向情報とが一致するか否かによって、上記その後に受信した情報を出力するか否かを判定するステップと、
    を有することを特徴とする出力可否判定方法。
  9. 車両に搭載された車載器と、上記車載器に方向情報を含む情報を送信する路側無線装置と、この路側無線装置に方向情報を含む情報を送信する情報提供サーバと、を有する道路通信システムであって、
    上記車載器は、
    上記路側無線装置からの情報を受信する通信処理部、
    上記通信処理部で受信した情報を出力する情報出力部、
    上記情報出力部から出力した情報が、車両の進行方向と同一方向または異なる方向に対して提供されるべき情報である場合にその旨を入力するユーザー入力部、
    上記ユーザー入力部から通知された方向情報と、上記受信した情報に含まれていた方向情報とを対応付けて前記車両の進行方向を特定する方向情報特定部、
    上記方向情報特定部により特定された方向情報を記録する方向情報記憶部、
    上記方向情報記憶部に記録された方向情報とその後に受信した情報に含まれる方向情報とが一致するか否かによって、上記その後に受信した情報を上記情報出力部から出力するか否かを判定する出力可否判定部、
    を有することを特徴とする道路通信システム。
  10. コンピュータを請求項1から7のいずれか1項に記載した車載器として機能させるプログラム。
JP2007331103A 2007-12-21 2007-12-21 車載器,出力可否判定方法,道路通信システムおよびプログラム Active JP5056401B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007331103A JP5056401B2 (ja) 2007-12-21 2007-12-21 車載器,出力可否判定方法,道路通信システムおよびプログラム
EP08865344A EP2224207A4 (en) 2007-12-21 2008-12-19 VEHICLE-INSTALLED EQUIPMENT, METHOD FOR DETERMINING OUTPUT PROPERTIES, SYSTEM AND COMMUNICATION PROGRAM
US12/808,430 US8358221B2 (en) 2007-12-21 2008-12-19 Vehicle-mounted device, output propriety judgment method, communication system and program
CN200880122210.0A CN101903743B (zh) 2007-12-21 2008-12-19 车载装置、输出适当判断方法及通信***
PCT/JP2008/073154 WO2009081849A1 (ja) 2007-12-21 2008-12-19 車載器、出力可否判定方法、道路通信システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007331103A JP5056401B2 (ja) 2007-12-21 2007-12-21 車載器,出力可否判定方法,道路通信システムおよびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009150849A JP2009150849A (ja) 2009-07-09
JP5056401B2 true JP5056401B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=40801150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007331103A Active JP5056401B2 (ja) 2007-12-21 2007-12-21 車載器,出力可否判定方法,道路通信システムおよびプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8358221B2 (ja)
EP (1) EP2224207A4 (ja)
JP (1) JP5056401B2 (ja)
CN (1) CN101903743B (ja)
WO (1) WO2009081849A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015019234A1 (en) 2013-08-05 2015-02-12 Universidade De Aveiro Method and apparatus for multi-network communication in vehicular networks
CN105791042B (zh) * 2014-12-24 2020-11-17 航天信息股份有限公司 Etc***中的通信质量测试方法
DE102015201641A1 (de) * 2015-01-30 2016-08-04 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Applikationsgesteuertes Geo-Beamforming
CN105118330B (zh) * 2015-09-30 2018-11-06 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 一种交通预警方法、装置及***
CN105096659B (zh) * 2015-09-30 2018-06-15 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 一种交通预警方法、装置及***
CN106910372A (zh) * 2015-12-23 2017-06-30 罗伯特·博世有限公司 一种用于车辆控制的方法和装置
JP6906191B2 (ja) * 2017-09-07 2021-07-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 車載装置及び車載装置の制御方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0621793B2 (ja) * 1988-02-26 1994-03-23 住友電気工業株式会社 路側ビーコン方式
DE4039887A1 (de) * 1990-12-13 1992-06-17 Bosch Gmbh Robert Fahrzeugleit- und zielfuehrungssystem
JPH0886662A (ja) * 1994-07-18 1996-04-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 車載の走行経路表示装置、道路情報送信装置、経路案内システムおよびナビゲーションシステムの表示方法
US5819198A (en) * 1995-08-18 1998-10-06 Peretz; Gilboa Dynamically programmable automotive-driving monitoring and alarming device and system
JP3835628B2 (ja) * 1996-09-05 2006-10-18 マツダ株式会社 ナビゲーション装置
JPH10122870A (ja) * 1996-10-21 1998-05-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 路車間通信システムにおける走行方向検出方式
US6466862B1 (en) * 1999-04-19 2002-10-15 Bruce DeKock System for providing traffic information
KR100335946B1 (ko) * 1999-07-31 2002-05-09 이계안 음성안내 중지기능을 갖는 네비게이션 시스템
PT1224647E (pt) * 1999-10-11 2006-09-29 Lastmile Comm Ltd Sistema de informacao
JP2002237719A (ja) 2001-02-09 2002-08-23 Mitsubishi Cable Ind Ltd 電波吸収体
JP2003284110A (ja) * 2002-03-22 2003-10-03 Toshiba Corp ローカル情報放送システムとその放送設備及び受信端末装置
JP3864218B2 (ja) * 2002-03-28 2006-12-27 国土交通省国土技術政策総合研究所長 無線による情報提供方式
CN1885365B (zh) * 2005-06-24 2010-05-12 龚立新 车辆通讯装置、路边通讯装置和***及其通讯联络的方法
GB0523512D0 (en) 2005-11-18 2005-12-28 Applied Generics Ltd Enhancing traffic and navigation information with visual and audio data
US8165748B2 (en) * 2006-12-05 2012-04-24 Kabushiki Kaisha Kenwood Information providing system, information providing method, and computer program

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009150849A (ja) 2009-07-09
CN101903743B (zh) 2012-12-26
CN101903743A (zh) 2010-12-01
WO2009081849A1 (ja) 2009-07-02
EP2224207A4 (en) 2012-05-30
US20100277343A1 (en) 2010-11-04
US8358221B2 (en) 2013-01-22
EP2224207A1 (en) 2010-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106364430B (zh) 车辆控制装置及其车辆控制方法
JP5056401B2 (ja) 車載器,出力可否判定方法,道路通信システムおよびプログラム
JP4941287B2 (ja) 車載器,出力可否判定方法,道路通信システムおよびプログラム
JP5139126B2 (ja) 車車間通信システム並びに車載通信装置及び携帯通信装置
JP5012504B2 (ja) 車両用ナビゲーションシステム
WO2009081830A1 (ja) 道路交通情報提供システム、道路交通情報提供装置、道路交通情報提供方法およびプログラム
JP2009151720A (ja) 道路交通情報提供システム、道路交通情報提供装置、道路交通情報提供方法およびプログラム
US20220128373A1 (en) Vehicle and control method thereof
JP2015210775A (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理システム
JP5050771B2 (ja) 情報提供装置、情報提供方法及びプログラム
JP2006292691A (ja) 車載ナビゲーション装置
JP5118949B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP6667059B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP5003399B2 (ja) 道路通信システム,通信端末,データ再生処理方法およびデータ再生用プログラム
JP2009093532A (ja) 道路通信システム,通信端末,データ再生処理方法およびデータ再生用プログラム
JP2004177199A (ja) カーナビゲーション装置、カーナビゲーション方法、プログラムおよび記録媒体
JP4692212B2 (ja) 車両用データ要否判定装置および車両用データ報知装置
JP2020165797A (ja) 音声案内装置、音声案内サーバ、及び音声案内方法
JP5092672B2 (ja) 通信端末、情報出力制御方法および情報出力制御プログラム
JP2009157778A (ja) 車載器,出力可否判定方法,道路通信システムおよびプログラム
JP6371785B2 (ja) コンテンツ出力システム、コンテンツ配信サーバ及びコンテンツ出力方法
JP5125388B2 (ja) 道路通信システム,通信端末,データ再生処理方法およびデータ再生用プログラム
JP4492443B2 (ja) 車載ミラー制御装置、および車載ミラー制御プログラム
JP2006258820A (ja) 地図表示装置、地図表示方法及び記録媒体
JP2005345149A (ja) ナビゲーション装置および道路交通情報取得方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110715

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20111012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5056401

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150