JP5122767B2 - 水系防汚塗料組成物 - Google Patents
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なぜ、漁網に塗布する防汚塗料の場合、乾燥性が問題になるかを以下に説明する。
R1−(S)n−R2 (I)
(式中、R1、R2は炭素数1〜20の直鎖または分岐状のアルキル基を、nは1〜20の整数を示す)で表されるジアルキルサルファイド化合物と(C)親水性親油性バランス(HLB)が1〜7であるオキシアルキレン基含有鎖状オルガノポリシロキサンとの水分散エマルジョンと、該水分散エマルジョン以外のバインダー構成成分として(B)樹脂エマルジョンとを含むことを特徴とし、下記化合物1[化1]、化合物2[化2]、化合物3を含有しない水系防汚塗料組成物とすることで、低温における造膜性や柔軟性に優れ、被塗物への付着性が良好な防汚塗膜を形成し、凍結融解安定性などの貯蔵安定性にも優れた水系防汚塗料組成物を得ることに成功し、本発明を完成するに至った。
(化合物3)
(A)トリオルガノシリル基含有重合性不飽和モノマー及び(B)その他の重合性不飽和モノマーを含む混合物(I)を、水性媒体中に平均粒子径が500nm以下となるように微分散させ、得られる乳化物を重合させることを特徴とするトリオルガノシリル基含有樹脂。
即ち、請求項1に係る発明は、水系防汚塗料中のバインダー構成成分が、(A)一般式(I)
R1−(S)n−R2 (I)
(式中、R1、R2は炭素数1〜20の直鎖または分岐状のアルキル基を、nは1〜20の整数を示す)で表されるジアルキルサルファイド化合物と(C)親水性親油性バランス(HLB)が1〜7であるオキシアルキレン基含有鎖状オルガノポリシロキサンとの水分散エマルジョンと、該水分散エマルジョン以外のバインダー構成成分として(B)樹脂エマルジョンとを含むことを特徴とする水系防汚塗料組成物(但し、下記化合物1[化1]、化合物2[化2]、化合物3を含有しない
(化合物3)
(A)トリオルガノシリル基含有重合性不飽和モノマー及び(B)その他の重合性不飽和モノマーを含む混合物(I)を、水性媒体中に平均粒子径が500nm以下となるように微分散させ、得られる乳化物を重合させることを特徴とするトリオルガノシリル基含有樹脂。)に関し、それにより低温における造膜性や柔軟性に優れ、被塗物への付着性が良好な防汚塗膜を形成し、凍結融解安定性などの貯蔵安定性にも優れた水系防汚塗料組成物を提供するものである。なお、オキシアルキレン基含有鎖状オルガノポリシロキサンの水分散エマルジョンを水系防汚塗料中のバインダー構成成分に含むことにより、上記R 1 −(S)n−R 2
(I)の化合物のみを含む場合に比べて、上記の造膜性や柔軟性、付着性能を損なうことなく、より高い防汚性能を得ることが出来る。
本発明に係る水系防汚塗料組成物の好ましい態様として、以下(1)〜(13)が挙げられる。(1)〜(13)の任意の組合せも、特に矛盾あるいは不利益が生じない限り本発明の好ましい態様と考えられる。
(1)該水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部中(A)該ジアルキルサルファイド化合物エマルジョンの固形分が0.1重量部〜99重量部であり、好ましくは、1重量部〜99重量部である。この構成によって、上記本発明の効果がより優れたものとなる。
(2)前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分中(A)該ジアルキルサルファイド化合物と(C)親水性親油性バランス(HLB)が1〜7であるオキシアルキレン基含有鎖状オルガノポリシロキサンとの水分散エマルジョン以外のバインダー構成成分として、(B)アクリル樹脂エマルジョン、アクリルスチレン樹脂エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、酢酸ビニルアクリル樹脂エマルジョン、酢酸ビニルベオバ樹脂エマルジョン、エチレン酢酸ビニル樹脂エマルジョン、合成ゴムラテックス、ウレタン樹脂エマルジョン、エポキシ樹脂エマルジョン、フェノール樹脂エマルジョン、アルキッド樹脂エマルジョン、ポリエステル樹脂エマルジョン、塩化ビニル樹脂エマルジョン並びに塩化ビニリデン樹脂エマルジョンの中から選ばれる1種または2種以上の樹脂エマルジョンを含む。
上記式より、HLB値が大きい程、親水性が高くなる。
(3)前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部中、(B)該樹脂エマルジョンの固形分が0.1〜99.9重量部、(C)該オキシアルキレン基含有鎖状オルガノポリシロキサンエマルジョンの固形分を99重量部以下で配合する。このようにすることによって、上記本発明に係る水系防汚塗料組成物の性能が最も効果的に発揮される。
(4)(A)該ジアルキルサルファイド化合物が、前記一般式(I)のnが3〜6にて表されるジアルキルサルファイド化合物の少なくとも1種である。この場合、本発明の水系防汚塗料組成物の優れた効果が良好に発揮される。さらに、(A)該ジアルキルサルファイド化合物が、前記一般式(I)のR1とR2が共にtert−ノニルであるジーtert−ノニルサルファイド化合物の少なくとも1種、および/または前記一般式(I)のR1とR2が共にtert−オクチルであるジ−tert−オクチルサルファイド化合物の少なくとも1種であることが好ましい。この場合には、水系防汚塗料の漁網具への付着性を向上させ、また海棲生物忌避剤の溶出を制御でき、より好ましい。
(5)水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し海棲生物忌避剤としての有効成分が、固形分換算で0.1〜1000重量部含まれる。このような構成をとることによって、該海棲生物忌避剤の効果を有効に発揮し得る防汚塗膜を得られる。
(6)前記海棲生物忌避剤として、(D)分散剤を用いて平均粒子径が2〜20μmになるよう水に分散したビスジメチルジチオカルバモイルエチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛を塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し0.1〜300重量部含まれる。この構成をとることによって、特にヒドロ虫等の腔腸動物の付着防止効果が高く、全く沈降のない貯蔵安定性の高い水系防汚塗料が得られる。また、ビスジメチルジチオカルバモイルエチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛の水分散液の塗料組成物への分散についても従来の有機溶剤型塗料組成物の場合と何ら異なることのない方法で可能である。
(7)海棲生物忌避剤としての有効成分は、(E)分散剤を用いて平均粒子径が2〜20μmになるよう水に分散した金属が銅あるいは亜鉛であるビス(2−ピリジンチオール−1−オキシド)金属塩のうち少なくとも1種を有効成分とする。特に、塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し0.1〜300重量部含有する。
(8)海棲生物忌避剤として、水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し、分散剤を用いて水に分散した平均粒子径が2〜20μmである(D)ビスジメチルジチオカルバモイルエチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛と(E)金属が銅あるいは亜鉛であるビス(2−ピリジンチオール−1−オキシド)金属塩のうち少なくとも1種とを合計で0.1〜300重量部含む。このようにすることによって、特にヒドロ虫などの腔腸動物と藻類・珪藻類などの双方に対し付着防止効果が高く、全く沈降のない貯蔵安定性の高い水系防汚塗料が得られる。また、この分散についても従来の有機溶剤型塗料と何ら異なることのない方法で可能であることを見出した。
(9) 水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し、(F)分散剤を用いて水に分散した平均粒子径が2〜20μmである亜酸化銅を0.1〜1000重量部含有する。亜酸化銅は広く一般的に用いられているが、従来水系防汚塗料としてはその比重の高さから非常に沈降しやすく、反応性の高さからも貯蔵安定性が悪いものしか得られていなかった。しかし、水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し、(F)分散材を用いて水に分散した平均粒径が2〜20μmである亜酸化銅を0.1〜1000重量部含有する水系防汚塗料組成物は、海棲生物全般に付着防止効果が高く、全く沈降のない貯蔵安定性の高い水系防汚塗料が得られる。また、本発明で用いられるいずれの海棲生物忌避剤と混合しても安定で防汚効果の高い水系防汚塗料が得られる。
(10)上記いずれかの水系防汚組成物と、防汚剤中の水100重量部に対して1〜200重量部の水と共沸可能な有機溶剤とを含有する。このようにすることによって乾燥性が良好な水系防汚塗料組成物が得られる。
(11)水と共沸可能な前記有機溶剤がイソブチルアルコール、エタノール、エチルベンゼン、エチルメチルケトン、キシレン、酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、1-ブタノール、2−ブタノール、1−プロパノール、2−プロパノールから選ばれる1種または2種以上の混合有機溶媒である。この場合に、特に乾燥性に優れた水系防汚塗料組成物が得られる。
R1−(S)n−R2 (I)
(式中、R1、R2は炭素数1〜20の直鎖または分岐状のアルキル基を、nは1〜20の整数を示す)で表されるジアルキルサルファイド化合物と(C)親水性親油性バランス(HLB)が1〜7であるオキシアルキレン基含有鎖状オルガノポリシロキサンとの水分散エマルジョンと、該水分散エマルジョン以外のバインダー構成成分として(B)樹脂エマルジョンとを必須成分として含有してなるものである。R1,R2は同一でも異なっていても良い。
(2)前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し、前記海棲生物忌避剤として(E)分散剤を用いて水に分散した平均粒子径2〜20μmである金属が銅あるいは亜鉛であるビス(2−ピリジンチオール−1−オキシド)金属塩のうち少なくとも1種をとして0.1〜300重量部含有する場合、
(3)前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し、前記海棲生物忌避剤として、分散剤を用いて水に分散した平均粒子径が2〜20μmである(D)ビスジメチルジチオカルバモイルエチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛と(E)金属が銅あるいは亜鉛であるビス(2−ピリジンチオール−1−オキシド)金属塩のうち少なくとも1種とを合計で0.1〜300重量部含有する場合、あるいは
(4)前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し、前記海棲生物忌避剤として(F)分散剤を用いて水に分散した平均粒子径が1〜20μmである亜酸化銅を0.1〜1000重量部含有する場合が特に好ましい。
実塗料配合((試験例1〜30(実施例は4、7、11、14、16、19〜30、その他は参考例)、比較例1〜10)
(試験例1)
付着性試験結果
試験例1〜30(実施例は4、7、11、14、16、19〜30、その他は参考例)と比較例1〜10の水系防汚塗料組成物について安定性及び付着性の評価を行った。
(試験例2)
貯蔵安定性試験結果および凍結融解(―20℃−常温繰返し)安定性試験結果
試験例1〜30(実施例は4、7、11、14、16、19〜30、その他は参考例)および比較例1〜9の塗料組成物を直ちに20℃に調整しイワタカップで粘度測定した。その後塗料組成物を3つの容器に移し変え一つは室温で30日間放置し、一つは40℃で40日間放置した。もう一つは−20℃にて凍結させた後、常温で解凍する操作を10回繰り返した。それぞれの塗料中の沈殿状態および凝集状態を確認し、20℃に調整してイワタカップにて粘度を測定した。その結果を表8,9に示す。
(試験例3)
防汚性試験
試験例1〜30(実施例は4、7、11、14、16、19〜30、その他は参考例)および比較例1〜10で得られた塗料組成物を、テトロン製の漁網(250デニール、84本、目合75mm)に浸漬塗装し、室温にて乾燥した。このように塗料組成物を塗布した漁網を40cm×60cmの鉄棒の枠に固定し、北海道斜里郡斜里町の定置網にて水深約1mに垂下浸漬し、その防汚性能を4ヵ月間にわたって定期的に観測した。結果を表10、11に示す。表中の数字は海棲生物の付着面積(%)を表す。
(試験例4)
乾燥性試験
上述で得られた実施例28〜30および比較例9の塗料組成物をポリエチレン製の漁網(400デニール、48本、目合60mm)に浸漬塗装し20℃室内で乾燥した。乾燥30分後、指触にて乾燥を確認した。その結果を表12に示す。
Claims (15)
- 水系防汚塗料中のバインダー構成成分が、(A)一般式(I)
R1−(S)n−R2 (I)
(式中、R1、R2は炭素数1〜20の直鎖または分岐状のアルキル基を、nは1〜20の整数を示す)で表されるジアルキルサルファイド化合物と(C)親水性親油性バランス(HLB)が1〜7であるオキシアルキレン基含有鎖状オルガノポリシロキサンとの水分散エマルジョンと、該水分散エマルジョン以外のバインダー構成成分として(B)樹脂エマルジョンとを含むことを特徴とし、下記化合物1[化1]、化合物2[化2]、化合物3を含有しない水系防汚塗料組成物。
(化合物3)
(A)トリオルガノシリル基含有重合性不飽和モノマー及び(B)その他の重合性不飽和モノマーを含む混合物(I)を、水性媒体中に平均粒子径が500nm以下となるように微分散させ、得られる乳化物を重合させることを特徴とするトリオルガノシリル基含有樹脂。 - 前記水系防汚塗料のバインダー構成成分の固形分100重量部中(A)該ジアルキルサルファイド化合物エマルジョンの固形分が0.1重量部〜99重量部である請求項1の水系防汚塗料組成物。
- 前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分中(A)該ジアルキルサルファイド化合物と(C)親水性親油性バランス(HLB)が1〜7であるオキシアルキレン基含有鎖状オルガノポリシロキサンとの水分散エマルジョン以外のバインダー構成成分として、(B)アクリル樹脂エマルジョン、アクリルスチレン樹脂エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、酢酸ビニルアクリル樹脂エマルジョン、酢酸ビニルベオバ樹脂エマルジョン、エチレン酢酸ビニル樹脂エマルジョン、合成ゴムラテックス、ウレタン樹脂エマルジョン、エポキシ樹脂エマルジョン、フェノール樹脂エマルジョン、アルキッド樹脂エマルジョン、ポリエステル樹脂エマルジョン、塩化ビニル樹脂エマルジョン並びに塩化ビニリデン樹脂エマルジョンの中から選ばれる1種または2種以上の樹脂エマルジョンを含むことを特徴とする請求項1または2の水系防汚塗料組成物。
- 前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部中、(B)該樹脂エマルジョンの固形分が0.1〜99.9重量部、(C)該オキシアルキレン基含有鎖状オルガノポリシロキサンエマルジョンの固形分が99重量部以下である請求項1〜3のいずれかの水系防汚塗料組成物。
- (A)該ジアルキルサルファイド化合物が、前記一般式(I)のnが3〜6にて表されるジアルキルサルファイド化合物の少なくとも1種である請求項1〜4のいずれかの水系防汚塗料組成物。
- (A)該ジアルキルサルファイド化合物が、前記一般式(I)のR1とR2が共にtert−ノニルであるジーtert−ノニルサルファイド化合物の少なくとも1種、および/または前記一般式(I)のR1とR2が共にtert−オクチルであるジ−tert−オクチルサルファイド化合物の少なくとも1種である請求項5の水系防汚塗料組成物。
- 前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し海棲生物忌避剤としての有効成分が固形分換算で0.1〜1000重量部含まれることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの水系防汚塗料組成物。
- 前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し、前記海棲生物忌避剤として(D)分散剤を用いて水に分散した平均粒子径が2〜20μmであるビスジメチルジチオカルバモイルエチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛を0.1〜300重量部含有する請求項1〜7のいずれかの水系防汚塗料組成物。
- 前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し、前記海棲生物忌避剤として(E)分散剤を用いて水に分散した平均粒子径2〜20μmである金属が銅あるいは亜鉛であるビス(2−ピリジンチオール−1−オキシド)金属塩のうち少なくとも1種を0.1〜300重量部含有する請求項1〜7のいずれかの水系防汚塗料組成物。
- 前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し、前記海棲生物忌避剤として、分散剤を用いて水に分散した平均粒子径が2〜20μmである(D)ビスジメチルジチオカルバモイルエチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛と(E)金属が銅あるいは亜鉛であるビス(2−ピリジンチオール−1−オキシド)金属塩のうち少なくとも1種とを合計で0.1〜300重量部含有する請求項8または9の水系防汚塗料組成物。
- 前記水系防汚塗料組成物のバインダー構成成分の固形分100重量部に対し、前記海棲生物忌避剤として(F)分散剤を用いて水に分散した平均粒子径が1〜20μmである亜酸化銅を0.1〜1000重量部含有する請求項1〜7のいずれかの水系防汚塗料組成物。
- 請求項1〜11のいずれかの水系防汚塗料組成物と、水と共沸可能な有機溶剤とを含み、該有機溶剤が該水系防汚塗料組成物中の水100重量部に対して1〜200重量部である水系防汚塗料組成物。
- 水と共沸可能な前記有機溶剤がイソブチルアルコール、エタノール、エチルベンゼン、エチルメチルケトン、キシレン、酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、1-ブタノール、2−ブタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、から選ばれる1種または2種以上の混合有機溶媒である請求項12の水系防汚塗料組成物。
- 防汚塗料組成物が漁網具用途に使用される請求項1〜13のいずれかの防汚塗料組成物。
- 請求項1〜13記載のいずれかの水系防汚塗料組成物を施工した漁網具。
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