JP5121269B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池と、該燃料電池の発電に必要な燃料ガスを生成するための改質器と、該改質器に原燃料を供給するための原燃料供給手段と、改質器内部に水を供給するための水供給管とを具備する燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料電池セルを複数配列してなる燃料電池と、該燃料電池を作動するための補器類とを外装ケースに収納してなる燃料電池装置が種々提案されている。
この燃料電池において発電に用いる燃料ガスとしては水素ガスが用いられ、水素ガスと酸素含有ガス(通常、空気である)とを燃料電池に供給し、酸素含有ガスを燃料電池セル中の酸素極に接触させ、かつ水素を燃料電池セル中の燃料極と接触させ、所定の電極反応を生じせしめることにより、燃料電池セルの発電が行われる。
水素ガスの生成方法としては、水蒸気改質法、部分酸化改質法およびこれらの両方を併用して改質反応を行なう併用改質法(オートサーマル)が知られている。
水蒸気改質法は、原燃料である炭化水素を水蒸気と反応させて水素を得ることができる吸熱反応であり、CH+HO→3H+COで表すことができ、水素を得る効率のよい反応として知られている。なお、水蒸気改質を行なうにあたっては、水供給手段にて処理された水(純水)と原燃料(炭化水素)が改質器に供給されて水蒸気改質が行なわれる。
一方、部分酸化改質法は、原燃料である炭化水素を酸素と反応させて水素を得ることができる発熱反応であり、CH+O→2H+COで表すことができ、原燃料(炭化水素)と酸素が改質器に供給されて部分酸化改質が行なわれる。この部分酸化改質法は、水蒸気改質法よりも水素を得る効率は劣るものの、発熱反応であることが大きな特徴である。
そして、燃料電池の運転において、部分酸化改質法と水蒸気改質法を組み合わせる方法として、例えば燃料電池の起動時に部分酸化改質法を用い、燃料電池もしくは改質器が所定の温度を超えた場合に、より効率良く水素を生成できる水蒸気改質法に切り替える方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、燃料電池装置として、改質器を具備する燃料電池と、前記改質器に対して複数種のガスまたは水を供給するガス・水供給システムと、前記燃料電池の排熱回収により凝縮した水を蓄える水タンクとを有し、前記ガス・水供給システムは、前記改質器に被改質ガスを供給する被改質ガス供給手段と、前記改質器に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給手段と、前記水タンクからの水をそのまままたは水蒸気として前記改質器に供給する水供給手段とを具備し、前記改質器にて前記被改質ガスと前記酸素含有ガス及び/または前記水とによる改質反応を行わせるべく、前記水タンクの貯水量を検知する貯水量センサの信号に基づいて前記酸素含有ガス供給手段と前記水供給手段とを切り替えるかまたは両供給手段を併用させるかを制御する制御手段とを具備する燃料電池装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に記載された燃料電池装置では、水タンクの貯水量が十分なときは水供給手段から改質器へ水を供給することにより水蒸気改質を行わせることができ、水タンクの貯水量が不足状態となったときは水供給手段を停止して酸素含有ガス供給手段に切り替えることにより部分酸化改質を行わせることができる。
特開2005−317405号公報 国際公開第2006/137390号パンフレット
しかしながら、仮に、水タンクの貯水量が十分なときであっても、水供給手段により改質器に水を供給していない場合には、水蒸気改質を行うことができなという問題があった。このような改質器への水供給不良を防止するため、水を供給するための水供給管に水流れセンサを設けること等が考えられるが、水流れセンサよりも下流側の水供給管に断裂等が生じ、この断裂等から水が漏出する虞がある。また、長期間の発電により、水供給管先端部の内面にカルシウムやシリカ等が析出し、水供給管の内径が狭まり、水を設計通りに供給できなくなる虞があった。このような場合には、水供給管に水流れセンサを設けたとしても、改質器に水が供給されているか否かの確認が困難であった。
本発明は、改質器への水供給を確実に確認できる燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池装置は、燃料電池と、該燃料電池に供給される燃料ガスを生成するための改質器と、該改質器に原燃料を供給するための原燃料供給手段と、前記改質器に接続され前記改質器内部に水を供給するための水供給管とを具備する燃料電池装置であって、前記改質器内部に、前記水供給管の開口部と所定間隔をおいて対向するように温度センサを設けてなることを特徴とする。
このような燃料電池装置では、改質器内部に、水供給管の開口部と所定間隔をおいて対向するように温度センサを設けたため、言い換えれば、温度センサが、改質器内部に、水供給管の先端開口部から水又は水蒸気が噴出される方向に設けられているため、水供給管から改質器内部に水が供給されると、この水(水蒸気である場合もある)が温度センサに接触し、温度センサの温度が、改質器内部の温度よりも低い状態となる。従って、温度センサの温度が、定常状態の改質器内部の温度より低い場合には、水供給管から改質器内部に実際に水が供給されていると直接的に判断することができる。
また、本発明の燃料電池装置は、前記温度センサの温度が所定温度よりも高くなった場合に警報を発する警報装置を具備することを特徴とする。
このような燃料電池装置では、上記したように、水供給管から改質器内部に水が供給されると、この水が温度センサに接触し、温度センサの温度が、改質器内部の温度よりも低い状態となるため、所定温度よりも高くなった場合には、水供給管から改質器内部に水が供給されていないと判断することができ、制御部は、警報装置を制御し警報を発するため、水供給系に異常があることを容易に把握でき、その後の処理、例えば後述するように、燃料電池の発電を停止することなく、部分酸化改質を行いながら、水供給系のメンテナンス、交換等を行うことができ、また、燃料電池の発電を停止して、水供給系のメンテナンス、交換等を行うこともできる。
さらに、本発明の燃料電池装置は、前記改質器に酸素含有ガスを供給するための酸素含有ガス供給手段と、定常運転時は、前記改質器にて、前記原燃料供給手段により供給される原燃料と前記水供給管により供給される水とで水蒸気改質を行なわせるように制御する制御部とを具備し、該制御部は、前記温度センサの温度が所定温度よりも高くなった場合には、前記水供給手段による水の供給を停止し、前記改質器にて、前記原燃料供給手段により供給される原燃料と前記酸素含有ガス供給手段により供給される酸素含有ガスとで部分酸化改質を行なわせるように制御することを特徴とする。
このような燃料電池装置は、温度センサの温度が、所定温度よりも高くなった場合には、水供給管から改質器内部に水が供給されていない、もしくは水の供給量が不十分と判断することができ、この場合には、制御部は、水供給手段による水の供給を停止し、改質器にて、原燃料供給手段により供給される原燃料と酸素含有ガス供給手段により供給される酸素含有ガスとで部分酸化改質を行なわせるように制御するため、燃料電池の発電を停止させることなく、継続して発電することができる。
また、改質器にて原燃料と酸素含有ガスとで部分酸化改質を行なうため、この間に、水供給系のメンテナンスを実施することができ、燃料電池の発電を停止することなく、水供給系をメンテナンスすることができる。さらに、水供給手段と酸素含有ガス供給手段とを切り替えて改質器に供給するための切り替え手段を具備することにより、切り替え手段を切り替えるだけで水供給手段と酸素含有ガス供給手段を切り替えることができることから、メンテナンスの実施者が、水供給系の交換等のメンテナンスを行った後、切り替え手段を切り替え、水供給手段と酸素含有ガス供給手段を切り替えて水蒸気改質を行なうことができる。それゆえ、燃料電池の発電を停止することなく、水供給系をメンテナンスすることができる。
本発明の燃料電池装置は、改質器内部に、水供給管の開口部と所定間隔をおいて対向するように温度センサを設けたため、水供給管から改質器内部に水が供給されると、この水(水蒸気である場合もある)が温度センサに接触し、温度センサの温度が、改質器内部の温度よりも低い状態となる。従って、温度センサの温度が、定常状態の改質器内部の温度より低い場合には、水供給管から改質器内部に実際に水が供給されていると直接的に判断することができる。
図1は、本発明の燃料電池装置の一例を示した構成図である。本発明の燃料電池装置は、発電を行なう発電ユニット、熱交換後の湯水を貯湯する貯湯ユニット、これらのユニット間を水が循環するための循環配管から構成されている。
図1に示す燃料電池装置は、燃料電池1、天然ガス等の原燃料を供給する例えばポンプからなる原燃料供給手段2、酸素含有ガス(主には空気)を燃料電池1に供給するための例えばブロワからなる酸素含有ガス供給手段3、燃料ガスと水蒸気により水蒸気改質する改質器4を具備している。なお、後述するが、酸素含有ガス供給手段3から供給される酸素含有ガスは、燃料電池1と改質器4の両方に供給される場合があるため、それらの分岐部に、酸素含有ガス流れ方向調整弁19が設けられている。
ここで、改質器4に純水を供給する水供給系Xは、水供給管5、水供給管5に設けられ水給水管5より供給される水を調整する給水弁6、活性炭フィルタ7、逆浸透膜装置8(以下、RO膜とする)、イオン交換樹脂装置9、水タンク10、水ポンプ11により構成されている。水処理手段は、活性炭フィルタ7、逆浸透膜8(以下、RO膜とする)、イオン交換樹脂9から構成され、水供給手段は水ポンプ11から構成されている。
そして、燃料電池1、原燃料供給手段2、酸素含有ガス供給手段3、改質器4および水供給系Xにて、主たる発電部が構成される。
さらに、上記した主たる発電部に加え、燃料電池1にて発電された直流電力を交流電力に切り替え外部負荷に供給するためのパワーコンディショナ12、燃料電池1の発電により生じた排ガス(排熱)と水とで熱交換する熱交換器13、熱交換器13の出口に設けられ熱交換器13の出口を流れる水(循環水流)の水温を測定するための出口水温センサ15、水を循環させるための循環ポンプ16、循環ポンプ16の運転を制御する制御部14、により発電ユニットが構成されている。
また貯湯ユニットは、熱交換後の湯水を貯湯するための貯湯タンク18を具備して構成されている。
さらに、熱交換器13と貯湯タンク18との間で水を循環させるための循環配管17が設けられており、発電ユニット、貯湯ユニット、循環配管17をあわせて燃料電池装置が構成される。
なお、図中の矢印は、原燃料(または燃料ガス)、酸素含有ガス、水の流れ方向を示したものであり、また破線は制御部14に伝送される主な信号経路、または制御部14より伝送される主な信号経路を示している。また、同一の構成については同一の番号を付するものとし、以下同様である。さらに、図示していないが、原燃料供給手段2と改質器4の間に、原燃料を加湿するための原燃料加湿器を設けることも可能である。
また、燃料電池1としては、各種燃料電池を用いることができるが、燃料電池および燃料電池セルを小型化する上で、固体電解質形燃料電池を用いることが好ましい。
そして、本発明では、図2に示すように、改質器4内部に水を供給するための水供給管5aを具備しており、改質器4内部には、水供給管5aの開口部と所定間隔をおいて対向するように温度センサ21が設けられている。
即ち、水供給管5aの先端部が改質器4内部に挿入されており、温度センサ21が、改質器4内部に、水供給管5aの先端開口部から水又は水蒸気が噴出される方向に設けられている。言い換えれば、水供給管5aの先端開口部と、所定間隔をおいて対向して温度センサ21が設けられており、温度センサ21は水又は水蒸気に晒されるようになっている。温度センサとしては、熱電対を用いることができる。
改質器4は、図2に示すように、触媒収納ケース41内に、水気化部43、都市ガスでよい原燃料を水素リッチな燃料ガスに改質するのに適した触媒が充填された改質触媒部45、改質ガス予熱部47が形成されている、水気化部43には、水供給管5aの先端部が挿入され、その開口部は温度センサ21に向けて開口している。
この温度センサ21からの温度信号は、制御部14に送られ、この制御部14にて所定温度よりも低いか否かを判定するようになっている。所定温度とは、例えば、改質器4が定常状態で改質している場合の改質器内の温度より低い温度とされている。そして、図示しないが、本発明の燃料電池装置は警報装置を具備しており、この警報装置は、温度センサ21からの信号から、温度センサ21の温度が所定温度よりも高くなった場合に、警報を発するように制御部14により制御されるようになっている。警報としては、ブザーの鳴動、ランプの点灯がある。
さらに、制御部14は、温度センサ21からの信号から、温度センサ21の温度が所定温度よりも高くなったと判定した場合には、水ポンプ11の駆動を停止し、水供給管5aからの水の供給を停止し、原燃料供給手段2及び酸素含有ガス供給手段3により原燃料と酸素含有ガスを改質器4に供給するように制御し、改質器4にて部分酸化改質を行なわせるように制御する。
そして、本発明においては、後述するように、燃料電池(装置)の発電を停止する必要がないことから、起動停止に時間を要する固体酸化物形の燃料電池を用いる場合に特に有効となる。
ここで、図1に示した燃料電池装置を用いて、まず水蒸気改質により得られる燃料ガス(改質ガス)を用いて発電を行なう場合の燃料電池装置の運転方法について説明する。
燃料電池1の発電に用いられる燃料ガス(改質ガス)を得るために水蒸気改質を行なうにあたり改質器4で使用される水(純水)は、水供給系Xを構成する給水弁6が開放され、水供給管5を通して活性炭フィルタ7に給水される。活性炭フィルタ7を流通した水は、続いてRO膜8を流通する。RO膜8を流通した水は、続いてイオン交換樹脂9を流通して純水が生成される。イオン交換樹脂9を流通して生成された純水は水タンク10に貯水され、水ポンプ11により水供給管5aを介して改質器4内に供給される。
この際、改質器4内部には、水供給管5aの開口部と所定間隔をおいて対向するように温度センサ21が設けられているため、水供給管5aの先端開口部から水又は水蒸気が噴出され、温度センサ21が水又は水蒸気に晒され、冷却され、所定温度よりも低温となる。この温度センサ21の信号は制御部14に送られ、所定温度よりも低温か否かを判定し、低温の場合には、水供給管5aから改質器4内部に水が供給されていると判定し、水蒸気改質を継続する。
なお、図1においては、給水弁6より水ポンプ11にかけて、活性炭フィルタ7、RO膜8、イオン交換樹脂9、水タンク10と順に配置したが、例えば、イオン交換樹脂9と水タンク10の順序を逆にすることもできる。なお、給水弁6としては、電磁弁のほか、エア駆動バルブ等を用いることができる。
改質器4においては、水供給管5aからの純水と、原燃料供給手段2より供給される原燃料とにより、水蒸気改質を行なう。改質器4にて生成された燃料ガス(改質ガス)は、燃料電池1に送られ、酸素含有ガス供給手段3より供給される酸素含有ガスと反応して、燃料電池1の発電が行なわれる。そして、燃料電池1の発電で生じた電力は、パワーコンディショナ12を通じて、外部負荷に供給される。
一方、燃料電池1の発電により生じた排ガス(排熱)は、主に燃料電池1の温度を高めるもしくは維持するために使用されるが、余った排ガスが燃料電池1より熱交換器13に供給される。
熱交換器13に供給された排ガスは、熱交換器13内を流通(循環)する水とで熱交換される。そして熱交換された水(湯水)は、循環配管17を循環して貯湯タンク18に貯湯される。
ここで定常運転時は、上述したように、水素を得る効率のよい反応である水蒸気改質により、燃料電池1の運転に必要な改質ガス(燃料ガス)を得て、燃料電池1の発電を行なうことができる。
しかしながら、何らかの原因、例えば水供給系の劣化、水供給管5a内面へのシリカ、カルシウム等の不純物の析出等により、改質器4内に供給される水量の低減、もしくは水供給不可の状態が発生する場合がある。このような状態になると、改質器4における触媒劣化等により改質性能が劣化したり、改質器4が破損する虞もあった。
改質器4への水量が減少したり、供給不可になった場合に、燃料電池1の発電を停止することも考えられるが、燃料電池を停止することは、特に燃料電池1が固体酸化物形燃料電池である場合には、700℃程度の高温で発電するため、燃料電池1の発電の停止や再起動を行なうにあたり長時間を必要とするため効率が悪い。
そこで、本発明では、定常運転では、改質器4にて水蒸気改質を行うが、温度センサ21からの信号から、温度センサ21の温度が所定温度よりも高くなった場合に、警報を発するように制御部14により制御され、また、水供給管5aによる改質器4への水供給を停止し、酸素含有ガスの供給を開始し、改質器4にて部分酸化改質を行うように制御する。
即ち、制御部14は、給水弁6および水ポンプ11に対し、それらの動作を停止するよう信号を伝送する。続いて、制御部14は、酸素含有ガス供給手段3に対し、燃料電池1および部分酸化改質を行なう改質器4に必要な酸素含有ガスを供給するように、場合によっては酸素含有ガス供給量を増加するよう信号を伝送する。あわせて制御部14は、酸素含有ガス流れ方向調整弁19に対し、定常運転時は、燃料電池1にのみ酸素含有ガスが流れるように調整している酸素含有ガス流れ方向調整弁19を、燃料電池1および改質器4の両方に酸素含有ガスが流れるように調整するよう信号を伝送する。それにより、酸素含有ガス供給手段3より、改質器4に対して酸素含有ガスが供給されることとなり、改質器4にて部分酸化改質を行うことができる。
また、制御部14は、温度センサ21の温度が所定温度よりも高くなった場合に、警報を発するため、水供給系に異常があることを容易に直接的に把握でき、温度センサ21の温度が緩やかに上昇する等の緊急でない場合には、改質器4にて部分酸化改質を行い、水供給系のメンテナンス、交換等を、燃料電池の発電を停止することなく行うこともできる。
さらに、水供給手段と酸素含有ガス供給手段とを切り替えて改質器に供給するための切り替え手段を具備することにより、切り替え手段を切り替えるだけで水供給手段と酸素含有ガス供給手段を切り替えることができることから、メンテナンスの実施者が、水供給系の交換等のメンテナンスを行った後、切り替え手段を切り替え、水供給手段と酸素含有ガス供給手段を切り替えて水蒸気改質を行なうことができる。それゆえ、燃料電池の発電を停止することなく、水供給系をメンテナンスすることができる。
尚、上記形態では、制御部14は、温度センサ21の温度が所定温度よりも高くなった場合に、水蒸気改質から部分酸化改質に直接変更したが、水蒸気改質から部分酸化改質と水蒸気改質を併用して改質反応を行ない、その後部分酸化改質へと移行するようにすることが、改質触媒へのダメージを低減する上で望ましい。
本発明の燃料電池装置の構成を示す構成図である。 改質器及びその近傍を示す断面図である。
符号の説明
1:燃料電池
2:原燃料供給手段
3:酸素含有ガス供給手段
4:改質器
5、5a:水供給管
14:制御部
21:温度センサ

Claims (3)

  1. 燃料電池と、該燃料電池に供給される燃料ガスを生成するための改質器と、該改質器に原燃料を供給するための原燃料供給手段と、前記改質器に接続され前記改質器内部に水を供給するための水供給管とを具備する燃料電池装置であって、前記改質器内部に、前記水供給管の開口部と所定間隔をおいて対向するように温度センサを設けてなることを特徴とする燃料電池装置。
  2. 前記温度センサの温度が所定温度よりも高くなった場合に警報を発する警報装置を具備することを特徴とする請求項1記載の燃料電池装置。
  3. 前記改質器に酸素含有ガスを供給するための酸素含有ガス供給手段と、定常運転時は、前記改質器にて、前記原燃料供給手段により供給される原燃料と前記水供給管により供給される水とで水蒸気改質を行なわせるように制御する制御部とを具備し、該制御部は、前記温度センサの温度が所定温度よりも高くなった場合に、前記水供給手段による水の供給を停止し、前記改質器にて、前記原燃料供給手段により供給される原燃料と前記酸素含有ガス供給手段により供給される酸素含有ガスとで部分酸化改質を行なわせるように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の燃料電池装置。
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