JP5119962B2 - 等速ジョイントのシール構造及び等速ジョイントのシール方法 - Google Patents

等速ジョイントのシール構造及び等速ジョイントのシール方法 Download PDF

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本発明は、等速ジョイントのシール構造及び等速ジョイントのシール方法に関するものである。
従来、駆動軸と被駆動軸との2軸間を連結し、これら2軸が同軸上にない場合であっても等速でトルクを伝達することができる等速ジョイントがある。例えば特許文献1には、筒状のアウタレースの第1端部側にジョイントカバーの大径端部を外嵌し、被駆動軸がジョイントカバーに当接することで駆動軸と被駆動軸とがなす作動角を制限して、アウタレースとインナレースとの間に配置されたボール等の脱落を防ぐようにした等速ジョイントが開示されている。そして、この種の等速ジョイントでは、図6(a)に示すように、アウタレース71とジョイントカバー72との間にシール部材(例えば、Oリング)73を介在させることで、ジョイント内部に充填されたグリースの漏液などを防いでいる。
実開平7−1336号公報
ところで、ジョイントカバー72は、ジョイントカバー72の大径筒部74がアウタレース71に外嵌され、その後にかしめられてアウタレース71に組み付けられる。一方、図6(b)に示すように、シール部材73は、アウタレース71の外周面75よりも一部突出した状態でアウタレース71の環状溝76に設けられており、ジョイントカバー72によって押圧されてアウタレース71とジョイントカバー72との間をシールするようになっている。そのため、アウタレース71にジョイントカバー72を組み付ける際に、例えばジョイントカバー72がシール部材73に引っ掛って切れる虞がある。そして、その結果、アウタレースとジョイントカバーとの間をシールすることができないという問題が生じる。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、確実にアウタレースとジョイントカバーとの間をシールすることができる等速ジョイントのシール構造及びそのシール方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、筒状のアウタレースの第1端部側にジョイントカバーの大径筒部を外嵌し、前記アウタレースの外周面に形成された収容部に設けられる環状のシール部材により、前記アウタレースと前記ジョイントカバーとの間をシールする等速ジョイントのシール構造であって、前記アウタレースにおける前記収容部よりも前記第1端部側には、前記収容部に設けられた状態の前記シール部材の外径よりも大径のフランジ部が形成され、前記アウタレースにおける前記収容部と前記フランジ部との間には、前記収容部に隣接するとともに該収容部に設けられた前記シール部材の外径よりも小径の段差部が形成され、前記大径筒部は、前記フランジ部に外嵌されて前記段差部に当接するとともに前記シール部材を全周に亘り連続して押圧する押圧部を有するようにかしめられたことを要旨とする。
上記構成によれば、フランジ部が収容部に設けられた状態のシール部材の外径よりも大径に形成されているため、ジョイントカバーはシール部材に接触せずにアウタレースに外嵌される。そして、大径筒部は、外嵌後にシール部材を全周に亘り連続して押圧する押圧部を有するようにかしめられて、アウタレースとシール部材との間がシールされる。従って、アウタレースにジョイントカバーを組み付ける際に、ジョイントカバーがシール部材に引っ掛る等して切れることが防止され、確実にアウタレースとジョイントカバーとの間をシールすることができる。また、段差部がシール部材の外径よりも小径に形成されているため、大径筒部を段差部に当接するようにかしめることで、シール部材が大径筒部に押圧されて、アウタレースとシール部材との間がシールされる。そのため、例えば大径筒部を直接シール部材に対してかしめる場合のように、シール部材がかしめにより損傷することを防止でき、ジョイントカバーの組み付け性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の等速ジョイントのシール構造において、前記大径筒部は、前記シール部材の一部が露出するように形成されたことを要旨とする。上記構成によれば、シール部材の一部が露出しているため、従来のようにシール部材を完全に覆う場合と異なり、外部からシール部材を視認することが可能になる。これにより、シール部材が切れている等のシールが不完全な不良品を容易に発見することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の等速ジョイントのシール構造において、前記大径筒部は、前記シール部材が前記アウタレースの軸線方向において前記第1端部の反対側となる第2端部側にて全周に亘って露出するように形成されたことを要旨とする。上記構成によれば、シール部材が全周に亘って露出しているため、シール部材が切れている等のシールが不完全な不良品を確実に発見することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜のうちの何れか一項に記載の等速ジョイントのシール構造において、前記大径筒部の先端には、径方向外側に向かうように屈曲された拡径部が形成されたことを要旨とする。上記構成によれば、拡径部により大径筒部がアウタレースの外周に案内されるため、容易にジョイントカバーを外嵌することができる。また、大径筒部の先端側がシール部材を押圧している場合(例えば、請求項3に記載の構成)には、拡径部により大径筒部の先端面がシール部材に接触せずに、大径筒部の内周面のみでシール部材を押圧するようになるため、大径筒部によりシール部材を傷つけることを防止できる。
請求項6に記載の発明は、筒状のアウタレースの第1端部側にジョイントカバーの大径筒部を外嵌し、前記アウタレースの外周面に形成された収容部に設けられる環状のシール部材により、前記アウタレースと前記ジョイントカバーとの間をシールする等速ジョイントのシール方法であって、前記大径筒部を、前記アウタレースにおける前記収容部よりも前記第1端部側に形成され前記収容部に設けられた状態の前記シール部材の外径よりも大径のフランジ部に外嵌し、前記アウタレースにおける前記収容部と前記フランジ部との間に形成され前記収容部に設けられた状態の前記シール部材の外径よりも小径の段差部に当接するとともに前記シール部材を全周に亘り連続して押圧するようにかしめることを要旨とする。
上記構成によれば、アウタレースにジョイントカバーを組み付ける際に、ジョイントカバーがシール部材に引っ掛る等して切れることが防止され、確実にアウタレースとジョイントカバーとの間をシールすることができる。また、例えば大径筒部を直接シール部材に対してかしめる場合のように、シール部材がかしめにより損傷することを防止でき、ジョイントカバーの組み付け性を向上させることができる。
本発明によれば、確実にアウタレースとジョイントカバーとの間をシールすることが可能な等速ジョイントのシール構造及びそのシール方法を提供することができる。
以下、本発明をクロスグルーブ型の等速ジョイントに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、等速ジョイント11は、駆動軸12に接続されるアウタレース13と、被駆動軸14に接続されるインナレース15とを備えている。また、この等速ジョイント11は、これらアウタレース13とインナレース15の間に介在されて、これらの間でトルク伝達を行う複数(本実施形態では、6つ)のボール16と、これらボール16を保持するケージ17とを備えている。
アウタレース13は第1端部18側(図1における右側)が開口するとともに、駆動軸12の回転軸線L1方向において第1端部18の反対側となる第2端部19が閉塞された有底筒状に形成されている。第2端部19には駆動軸12が一体に形成されている。また、アウタレース13の内側面20には回転軸線L1に対して互いに逆方向に傾いた第1ボール溝21が円周方向に等間隔をおいて複数形成されている。一方、インナレース15は略円環状に形成されるとともに、その内周に被駆動軸14がスプライン嵌合されている。また、インナレース15の外側面22には第1ボール溝21とそれぞれ対になるように、被駆動軸14の回転軸線L2に対して互いに逆方向に傾いた第2ボール溝23が複数形成されている。また、ケージ17は、略円環状に形成されてインナレース15の外側面22とアウタレース13の内側面20との間に配設されている。ケージ17には、ボール16と同数のボール保持窓24が円周方向に等間隔をおいて形成されている。そして、各ボール16は、ケージ17のボール保持窓24に収容された状態で、第1ボール溝21と第2ボール溝23との交差部にそれぞれ介在されるようになっている。
アウタレース13の第1端部18側には、金属材からなる略円筒形状のジョイントカバー25が外嵌されるとともに、ジョイントカバー25にはアウタレース13と被駆動軸14との間を覆う蛇腹状のブーツ26が取着されている。ジョイントカバー25は、アウタレース13に外嵌される大径筒部27と、大径筒部27よりも小径の小径筒部28と、これら大径筒部27と小径筒部28とを接続する中間部29とからなる。なお、本実施形態では、大径筒部27は、アウタレース13に圧入状態で外嵌されることで、そのがたつきが抑制されている。そして、ブーツ26は、小径筒部28及び被駆動軸14の外周にそれぞれ締付けバンド30,31により固定されている。同ブーツ26は弾性変形容易、且つ伸縮自在に形成されている。また、アウタレース13の外周面32と大径筒部27との間は、外周面32に形成された収容部としての環状溝33に挿入されたシール部材34により封止され、アウタレース13及びブーツ26によって囲まれた内側部分にグリース等の潤滑剤が充填されている。
以上のように構成された等速ジョイント11では、各ボール16の移動を通じてインナレース15に連結されている被駆動軸14がアウタレース13に対して揺動(傾動)可能となる。また、被駆動軸14がジョイントカバー25に当接することで、該被駆動軸14が所定角度以上傾動することを抑制し、ボール16等がアウタレース13から脱落することを防止するようになっている。なお、図1は、この傾動角が0°の状態を示している。一方、第1及び第2ボール溝21,23の側壁によってボール16の円周方向への変位が拘束されるため、アウタレース13(駆動軸12)とインナレース15(被駆動軸14)との軸回りへの相対回動は規制されるようになる。このような等速ジョイント11によって、駆動軸12と被駆動軸14とは、回転の等速伝達が保持されながら相対傾動可能に連結されるようになっている。
次にアウタレース13とジョイントカバー25との間のシール構造について説明する。
図2に示すように、シール部材34は、円環状に形成されるとともに、その幅(回転軸線L1方向の長さ、即ち図2における左右方向長さ)が長い断面長方形状に形成されている。そして、外周面32における環状溝33よりも第1端部18側(図2における右側)には、環状溝33に挿入されたシール部材34の外径よりも大径のフランジ部41が形成されている。大径筒部27は、シール部材34の全周に亘り連続して押圧する押圧部42を有するようにかしめられている。
本実施形態では、大径筒部27は、押圧部42がシール部材34におけるアウタレース13の第1端部18側(図2における右側)を全周に亘って押圧するとともに、シール部材34におけるアウタレース13の第2端部19側(図2における左側)が露出するように形成されている。また、アウタレース13の外周面32における環状溝33とフランジ部41との間には、環状溝33に隣接するとともに該環状溝33に挿入されたシール部材34の外径よりも小径の段差部43が形成されており、大径筒部27はこの段差部43に当接するようにかしめられている。さらに、大径筒部27の先端には、径方向外側に向かって屈曲された拡径部44が形成されている。
次にアウタレース13とジョイントカバー25との間のシール方法ついて説明する。
先ず、アウタレース13の環状溝33にシール部材34を挿入する。続いて、図3に示すように、大径筒部27をフランジ部41に外嵌することで、ジョイントカバー25をシール部材34に接触させずにアウタレース13に組み付ける。本実施形態では、拡径部44により大径筒部27がアウタレース13の外周に案内されるため、容易にジョイントカバー25を外嵌することができる。そして、大径筒部27を段差部43に当接するようにかしめる。すると、段差部43は環状溝33に隣接するとともにシール部材34の外径よりも小径に形成されているため、図2に示すように、大径筒部27(押圧部42)によりシール部材34が押圧され、アウタレース13とジョイントカバー25との間がシールされる。
このように、ジョイントカバー25がシール部材34に接触せずにアウタレース13に組み付けられるため、ジョイントカバー25がシール部材34に引っ掛かる等して切れることが防止され、確実にアウタレース13とジョイントカバー25との間をシールすることができる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)等速ジョイント11は、有底筒状のアウタレース13の第1端部18側にジョイントカバー25の大径筒部27が外嵌され、アウタレース13の外周面32に形成された環状溝33に設けられる環状のシール部材34により、アウタレース13とジョイントカバー25との間がシールされる。アウタレース13における環状溝33よりも第1端部18側に、環状溝33に設けられた状態のシール部材34の外径よりも大径のフランジ部41を形成し、大径筒部27をフランジ部41に外嵌して、シール部材34を全周に亘り連続して押圧する押圧部42を有するようにかしめた。このように、フランジ部41が環状溝33に設けられた状態のシール部材34の外径よりも大径に形成されているため、ジョイントカバー25はシール部材34に接触せずにアウタレース13に外嵌される。そして、大径筒部27は、外嵌後に押圧部42を有するようにかしめられて、アウタレース13とジョイントカバー25との間がシールされる。従って、アウタレース13にジョイントカバー25を組み付ける際に、ジョイントカバー25がシール部材34に引っ掛かる等して切れることが防止され、確実にアウタレース13とジョイントカバー25との間をシールすることができる。
(2)大径筒部27を、シール部材34を全周に亘り連続して押圧する押圧部42を有するとともに、シール部材34の第2端部19側が全周に亘って露出するように形成した。そのため、シール部材34が全周に亘って露出しているため、従来のようにシール部材を完全に覆う場合と異なり、シール部材34が切れている等のシールが不完全な不良品を確実に発見することができる。
(3)アウタレース13における環状溝33とフランジ部41との間に、環状溝33に隣接するとともに環状溝33に設けられたシール部材34の外径よりも小径の段差部43を形成し、大径筒部27を段差部43に当接するようにかしめた。従って、段差部43がシール部材34の外径よりも小径に形成されているため、大径筒部27を段差部43に当接するようにかしめることで、シール部材34が大径筒部27に押圧されて、アウタレース13とシール部材34との間がシールされる。そのため、大径筒部27を直接シール部材に対してかしめる場合のように、シール部材34がかしめにより損傷することを防止でき、ジョイントカバー25の組み付け性を向上させることができる。
(4)大径筒部27の先端に、径方向外側に向かうように屈曲された拡径部44を形成した。そのため、本実施形態のように、大径筒部27の先端側がシール部材34を押圧している場合には、拡径部44により大径筒部27の先端面がシール部材34に接触せずに、大径筒部27の内周面のみでシール部材34を押圧するようになるため、大径筒部27によりシール部材34を傷つけることを防止できる。
なお、本実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・本実施形態では、環状溝33とフランジ部41との間に段差部43を形成したが、これに限らず、段差部43を形成しなくともよく、例えば図4に示すように、大径筒部51を直接シール部材52に対してかしめてもよい。
・本実施形態では、大径筒部27を、押圧部42がシール部材34におけるアウタレース13の第1端部18側を全周に亘って押圧するとともに、シール部材34におけるアウタレースの第2端部19側が露出するように形成した。しかしながら、これに限らず、図5に示すように、大径筒部61の先端を、その先端が環状溝33よりも第2端部19側に位置し、押圧部62とともにシール部材34が露出する開口窓63を形成してもよい。このようにしても、シール部材34の一部が露出しているため、外部からシール部材34を視認することが可能になり、シール部材が切れている等の不良品を容易に発見することができる。
・本実施形態では、大径筒部27の先端に拡径部44を形成したが、これに限らず、拡径部を形成しなくてもよい。
・本実施形態では、収容部としてアウタレース13の外周面32に環状溝33を形成したが、これに限らず、例えば環状溝を形成せず、外周面32と面一な面上にシール部材を設けてもよい。
・本実施形態では、ジョイントカバー25と被駆動軸14との間に蛇腹状のブーツ26を設けたが、これに限らず、プロペラシャフト用の等速ジョイントに用いられる断面U字状のブーツ設けるようにしてもよい。
・本実施形態では、本発明をクロスグルーブ型の等速ジョイントに適用したが、これに限らず、アウタレースの外周にジョイントカバーを設け、その間をシール部材によりシールする構成を有するその他の等速ジョイントに適用してもよい。
等速ジョイントの概略構成を示す断面図。 等速ジョイントの一部断面図。 ジョイントカバーを外嵌する前のアウタレースの一部断面図、 別の等速ジョイントの一部断面図。 別の等速ジョイントの一部側面図。 (a)従来の等速ジョイントの一部断面図、(b)従来のジョイントカバーを外嵌する前のアウタレースの一部断面図。
符号の説明
11…等速ジョイント、13…アウタレース、18…第1端部、19…第2端部、25…ジョイントカバー、27,51,61…大径筒部、32…外周面、34,52…シール部材、41…フランジ部、42,62…押圧部、43…段差部、44…拡径部。

Claims (5)

  1. 筒状のアウタレースの第1端部側にジョイントカバーの大径筒部を外嵌し、前記アウタレースの外周面に形成された収容部に設けられる環状のシール部材により、前記アウタレースと前記ジョイントカバーとの間をシールする等速ジョイントのシール構造であって、
    前記アウタレースにおける前記収容部よりも前記第1端部側には、前記収容部に設けられた状態の前記シール部材の外径よりも大径のフランジ部が形成され、
    前記アウタレースにおける前記収容部と前記フランジ部との間には、前記収容部に隣接するとともに該収容部に設けられた前記シール部材の外径よりも小径の段差部が形成され、
    前記大径筒部は、前記フランジ部に外嵌されて前記段差部に当接するとともに前記シール部材を全周に亘り連続して押圧する押圧部を有するようにかしめられたことを特徴とする等速ジョイントのシール構造。
  2. 前記大径筒部は、前記シール部材の一部が露出するように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の等速ジョイントのシール構造。
  3. 前記大径筒部は、前記シール部材が前記アウタレースの軸線方向において前記第1端部の反対側となる第2端部側にて全周に亘って露出するように形成されたことを特徴とする請求項2に記載の等速ジョイントのシール構造。
  4. 前記大径筒部の先端には、径方向外側に向かうように屈曲された拡径部が形成されたことを特徴とする請求項1〜のうちの何れか一項に記載の等速ジョイントのシール構造。
  5. 筒状のアウタレースの第1端部側にジョイントカバーの大径筒部を外嵌し、前記アウタレースの外周面に形成された収容部に設けられる環状のシール部材により、前記アウタレースと前記ジョイントカバーとの間をシールする等速ジョイントのシール方法であって、
    前記大径筒部を、前記アウタレースにおける前記収容部よりも前記第1端部側に形成され前記収容部に設けられた状態の前記シール部材の外径よりも大径のフランジ部に外嵌し、前記アウタレースにおける前記収容部と前記フランジ部との間に形成され前記収容部に設けられた状態の前記シール部材の外径よりも小径の段差部に当接するとともに前記シール部材を全周に亘り連続して押圧するようにかしめることを特徴とする等速ジョイントのシール方法。
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