JP5115336B2 - 媒体結束装置 - Google Patents
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Description
従来の紙幣結束装置として、ドライブローラの回転により収納部から繰出されたテープ(紙帯)をキャッチで保持して、その保持したテープをキャッチにより紙幣束を搬送するための搬送手段を遮るように上方へ引き上げ、引き上げられたテープの先端を上スプーンの下方への移動により紙幣束の後端面に沿って下方に折り曲げた後、下方に折り曲げられたテープを下スプーンの水平方向の移動により更に紙幣束の下面に沿って折り曲げることでテープを紙幣束に巻付け、そしてドライブローラを逆転することでテープの弛みを取り、カッターでテープを切断して、テープの両端部を加熱接着するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
まず、図2の構成について説明する。
図において1は紙等を素材としたテープ2のロールで、このロール1は直径方向が水平になるように寝かせて配置されている。
4はテープ供給ローラ3a、3b間でテープ2に印字を行うように設けられた印字部(印字手段)、5はテープを後述するテープ巻付け手段に案内するガイドローラ、6はテープ供給ローラ3aとガイドローラ5との間でテープ2を切断するように配置されたカッター(切断手段)、7はテープ2に塗布してある糊を溶着させるためのヒータ(溶着手段)である。
この下部搬送ベルト8と上部搬送ベルト9は紙幣束を挟持して搬送する搬送手段を構成し、上部搬送ベルト9は図示しない回動手段によってローラ10を中心に上下方向に回動できるようになっている。
このテープ巻付け手段11は、図1に示したように挟持部材12と13より成り、挟持部材12と13の各々の基部には円板状等の支持板12aと13aがほぼ直角に起立するように形成されている。
これにより挟持部材13が挟持部材12と密着するようにしており、その状態で支持軸14がモータやギア等による図示しない回転手段により回転することで挟持部材12と13は支持軸14を中心に矢印A、B方向に回転するものとなっている。
更に、挟持部材13の支持板13aの外周部所定個所に突起13bが設けられており、この突起13bと対応するストッパ15が前記フレームから突出するように形成されていて、例えば挟持部材12と13を支持軸14と共に矢印C方向に移動させて回転させたときは突起13bはストッパ15に係合せず、挟持部材12と13を支持軸14と共に矢印D方向に移動させて回転させたときは突起13bがストッパ15に係合するものとなっている。
このような構成によるテープ巻付け手段11は挟持部材12と13が下部搬送ベルト8と上部搬送ベルト9に干渉しないように配置されており、下部搬送ベルト8と上部搬送ベルト9により搬送される紙幣束の下側(片面側)となる位置を初期位置としている。
図3は実施例の作用を示すテープ送り時の側面図、図4はテープ巻付け手段11の開閉工程を示す斜視図、図5はテープ巻付け手段11の反転動作時の側面図、図6はテープ巻付け手段11が反転した状態を示す斜視図、図7はテープ巻付け動作時の側面図、図8はテープ巻付け手段11によるテープ巻付け工程を示す側面図、図9はテープ巻付け終了時の側面図、図10はテープ溶着時の状態を示す側面図である。
まず、図3に示すようにロール1から引出されたテープ2がテープ供給ローラ3a〜3cにより挟持され、テープ2の先端がカッター6による切断位置に停止している状態において、テープ供給ローラ3a〜3cの回転によりテープ2が送り経路に沿って供給される。
また、テープ2が供給されることで、テープ2の先端部は図示しないガイドに導かれてガイドローラ5に挟持され、更にこのガイドローラ5の回転によりテープ2の先端部はテープ巻付け手段11に向かって送られる。
ここで挟持部材12、13を開く動作について説明する。
今、図示しない前後動手段により支持軸14と共に挟持部材12と13を図1に示す矢印C方向に移動させ、その後図示しない回転手段により支持軸14を図1に示す矢印B方向(時計回り方向)に回転させることで、挟持部材12と13を矢印B方向(時計回り方向)に回転させる。
この状態でテープ2の先端部が挟持部材12、13間に進入すると、図示しない回転手段により支持軸14と共に挟持部材12が矢印B方向に回転して挟持部材12、13が図4(b)に示すように閉じ、テープ2の先端部を挟持する。
その後、上下の搬送ベルト8、9が図示しないベルト駆動手段により駆動されて回転し、これにより紙幣束20が図6に示した矢印方向に搬送されるが、その際、紙幣束20は前端面でテープ2を押込み、このときのテープ供給ローラ3a〜3cの回転によりテープ2の供給が行われることで、テープ2は図7に示したように紙幣束20の上下を覆うように引出される。
続いてテープ供給ローラ3a〜3cの回転によりテープ2を供給しながら、支持軸14を中心に挟持部材12、13を回転手段により矢印B方向にもう半回転(180度回転)させ、これによりテープ巻付け手段11を図8(a)に示したように紙幣束20の後端上方から搬送経路を横切って図8(b)に示したように紙幣束20の後端下方に回り込むように移動させて初期位置に戻すと共にテープ巻付け手段11を再び上下に反転させる。
これにより紙幣束20が逆方向に搬送されることで、図9に示したようにテープ2が紙幣束20を一周するように巻付けられるので、その後カッター6を動作させてテープ2をその両端部が重なり合う長さに切断し、更に図10に示したようにヒータ7を図示しないヒータ駆動手段により動作させてテープ2の重なり合った部分を下方から押圧しながらテープ2に塗布されている糊を熱溶着させてテープ2の重なり合った部分を接着する。
そして、搬送ベルト8、9をベルト駆動手段により駆動して紙幣束20を搬送し、図示しない排出口から排出する。
この第2の実施例は、テープ巻付け手段11の挟持部材12、13を金属磁性体で形成し、その挟持部材12、13の少なくとも一方、例えば本実施例では挟持部材12に磁石16を設けたもので、この他の構成は第1の実施例と同じである。
このような構成による第2の実施例も、第1の実施例と同じ動作でテープ2により紙幣束20を結束することができるが、テープ巻付け手段11の挟持部材12、13でテープ2を挟持したとき、磁石16により挟持部材12と13が吸着するため、外部振動等を受けても挟持部材12と13が離れることはなく、そのため挟持部材12、13で確実にテープ2を挟持して紙幣束20を結束することが可能となる。
尚、本発明は上述した実施例に限られるものではない。
例えば、上述した実施例では結束対象を紙幣束として説明したが、証券や金券などの有価証券、あるいは交通機関で使用される券(例えば回収した乗車券)等の媒体の束を結束する装置においても適用可能である。
2 テープ
3a〜3c テープ供給ローラ
4 印字部
5 ガイドローラ
6 カッター
7 ヒータ
8 下部搬送ベルト
9 上部搬送ベルト
10 ローラ
11 テープ巻付け手段
12、13 挟持部材
12a、13a 支持板
13b 突起
14 支持軸
15 ストッパ
16 磁石
20 紙幣束
Claims (3)
- 定型の複数枚の媒体の外周にテープを巻付けて結束する媒体結束装置において、
テープを供給するテープ供給手段と、該テープ供給手段から供給されるテープの先端部を挟持する一対の挟持部材を有するテープ巻付け手段を備え、
前記一対の挟持部材の各々の基部に支持板を起立形成して、一方の挟持部材の支持板の中心部を支持軸に固定し、他方の挟持部材の支持板の中心部を前記支持軸に回転自在に取付けて、該他方の挟持部材が前記一方の挟持部材に密着するようにバネで付勢すると共に、他方の挟持部材の支持板に突起を形成して、この突起と対応するストッパを配置し、
前記突起とストッパを係合させた状態で回転手段により支持軸と共に前記一方の挟持部材を回転させることで両挟持部材を開き、前記テープ供給手段から供給されるテープの先端部が前記両挟持部材間に進入すると、前記回転手段により支持軸と共に前記一方の挟持部材を逆方向に回転させることで両挟持部材を閉じて前記テープを挟持するようにしたことを特徴とする媒体結束装置。 - 請求項1記載の媒体結束装置において、
前記一対の挟持部材を前記支持軸と共に前後動手段により前後動させて、前記突起とストッパの係合とその解除を行うことを特徴とする媒体結束装置。 - 請求項1または請求項2記載の媒体結束装置において、
前記一対の挟持部材の少なくとも一方に磁石を設けて互いに吸着するようにしたことを特徴とする媒体結束装置。
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JP2008139272A JP5115336B2 (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 媒体結束装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008139272A JP5115336B2 (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 媒体結束装置 |
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JP5115336B2 true JP5115336B2 (ja) | 2013-01-09 |
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Family Applications (1)
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JP2008139272A Active JP5115336B2 (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 媒体結束装置 |
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2008
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