JP5114868B2 - 生体認証icカード対応自動化機器 - Google Patents

生体認証icカード対応自動化機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5114868B2
JP5114868B2 JP2006141286A JP2006141286A JP5114868B2 JP 5114868 B2 JP5114868 B2 JP 5114868B2 JP 2006141286 A JP2006141286 A JP 2006141286A JP 2006141286 A JP2006141286 A JP 2006141286A JP 5114868 B2 JP5114868 B2 JP 5114868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
customer
information
biometric
biometric authentication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006141286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007310778A (ja
Inventor
東 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2006141286A priority Critical patent/JP5114868B2/ja
Publication of JP2007310778A publication Critical patent/JP2007310778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5114868B2 publication Critical patent/JP5114868B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

本発明は、生体認証ICカード対応自動化機器に関するものである。
従来、銀行、郵便局、信用金庫等の金融機関に口座を開設した顧客は、金融機関の支店等に配設されたATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)、CD(Cash Dispenser:現金自動支払機)等の自動化機器を操作するときには、キャッシュカードを使用するとともに、本人であることを認証するための認証用データとして暗証番号を入力する必要がある。この場合、暗証番号は、一般的に、0から9までの数字のうち、本人があらかじめ選んだ任意の4つの数字の組み合わせによって構成される。
しかし、前述の本人認証方法では、カード携帯者が正当な本人であるか否かを必ずしも正確に把握することができるとはいえないので、近年では、指紋、手のひら静脈パターン等の生物学的特徴を利用して本人を確認するための情報であるバイオメトリクス認証情報、すなわち、生体認証情報に対応した自動化機器が導入されている。該自動化機器では、従来のキャッシュカードに代えて、生体認証情報に対応したICカードを使用して金融取引を行うようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
前記ICカードは生体認証情報を暗号化して登録したICを備え、また、前記自動化機器は、金融取引を行う顧客の生体認証情報を取得する手段を備え、該手段によって取得した生体認証情報を前記ICカードに登録された生体認証情報と照合することにより、前記顧客の本人確認を行う。
特開2000−94873号公報
しかしながら、前記従来の生体認証ICカード対応自動化機器においては、生体認証情報を格納したICカードの更新や再発行を行うことができなかったので、前記ICカードの更新や再発行が必要な場合、顧客は金融機関の支店等の窓口に出向かなければならなかった。生体認証情報を格納したICカードの場合、ICカード自体の寿命や、例えば、手のひら静脈パターン等のパターンの経年変化等を考慮して設定された生体認証情報の有効期限のために、ICカード自体や該ICカードに格納された生体認証情報を定期的に更新する必要がある。そのため、顧客は、定期的に金融機関の支店等の窓口に出向いて、前記ICカードの更新又は再発行を依頼しなければならない。この場合、金融機関の支店が開設されている場所が限られており、また、窓口の営業時間内でなければならないので、時間と手間がかかり、顧客は、煩わしく感じてしまう。
本発明は、前記従来の生体認証ICカード対応自動化機器を解決して、生体認証情報を格納したICカードの更新又は再発行を行う手段を有するようにして、顧客は、金融機関の支店等の窓口に出向くことなく、自分で自動化機器を操作することによって、随時、手軽に生体認証情報を格納したICカードの更新又は再発行を行うことができる生体認証ICカード対応自動化機器を提供することを目的とする。
そのために、本発明の生体認証ICカード対応自動化機器においては、金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動化機器であって、生体認証情報が登録されたICを備えるICカードの情報の読み取り及び書き込みを行うICカード取扱部と、前記顧客の生体認証情報を読み取る生体認証情報読取装置とを有し、前記顧客毎に、所定の期間の取引件数に基づいて前記ICカードの固定の寿命期限までの予想取引件数を算出し、該予想取引件数が所定件数以下であると、前記寿命期限が間近となったと判断し、前記ICカードの情報を新しいICカードに書き込み、ICカードの再発行を行う。
本発明の他の生体認証ICカード対応自動化機器においては、さらに、前記寿命期限が間近となったICカードの情報を消去し、前記寿命期限が間近となったICカードを回収する。
本発明の更に他の生体認証ICカード対応自動化機器においては、金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動化機器であって、生体認証情報が登録されたICを備えるICカードの情報の読み取り及び書き込みを行うICカード取扱部と、前記顧客の生体認証情報を読み取る生体認証情報読取装置とを有し、前記顧客毎に、所定の期間の取引件数に基づいて前記ICに登録された生体認証情報の有効期限までの予想取引件数を算出し、該予想取引件数が所定件数以下であると、前記有効期限が間近となったと判断し、前記ICに登録された生体認証情報を前記生体認証情報読取装置が読み取った生体認証情報で更新する。
本発明の更に他の生体認証ICカード対応自動化機器においては、さらに、前記ICに登録された有効期限が間近となった生体認証情報を更新するか否かの確認を求める画面を表示する。
本発明によれば、生体認証ICカード対応自動化機器においては、生体認証情報を格納したICカードの更新又は再発行を行う手段を有する。そのため、顧客は、金融機関の支店等の窓口に出向くことなく、自分で自動化機器を操作することによって、随時、手軽に生体認証情報を格納したICカードの更新又は再発行を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における自動化機器の構成を示すブロック図である。
図において、10は本実施の形態における自動化機器であり、生体認証ICカードに対応するものである。そして、前記自動化機器10は、例えば、ATM、CD等であり、銀行、郵便局、信用金庫等の金融機関の支店である営業店に配設され、前記金融機関の顧客が自分で操作して入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替、送金、定期性預金設定等の金融取引を行うための装置である。なお、前記顧客は、前記金融機関に自己の口座を開設し、該口座を使用して、各種金融に関するサービスを利用する者である。
また、前記自動化機器10は、他の機能、例えば、チケット予約機能、商品購入申込み機能、クレジットカードの与信確認機能、施設情報案内機能等を有するキオスク端末のような多機能端末であってもよい。また、前記自動化機器10は、前記金融機関の本店、支店等、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、デパート等の商店の店舗、駅の構内、地下街、市役所、病院等の公共施設、工場、事務所等の私企業、駐車場、道路脇(わき)等の屋外など、いかなる場所に配設されてもよい。
ここで、前記自動化機器10は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、通信手段等を備える一種のコンピュータであり、顧客操作部11、ICカード取扱部としてのICカードリーダプリンタ12、生体認証情報読取装置13、ICカード発行部14及び主制御部15を備える。
そして、前記顧客操作部11は、キーボード、タッチパネル等の入力装置、CRT、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等の表示装置、顧客の音声を入力するためのマイクロホン等の音声入力装置、音声案内を出力するためのスピーカ等の音声出力装置等を備える。なお、前記表示装置は、入力装置の機能を併せ持つタッチパネルであることが望ましい。前記顧客操作部11は、顧客に対する操作誘導を行い、また、顧客の操作を受け付ける。
また、前記ICカードリーダプリンタ12は、顧客が保持するキャッシュカード等の媒体としてのICカードに格納された情報の読み取り及び書き込みを行う。ここで、前記ICカードは、金融機関等が顧客に対して発行した入金、出金、残高照会、振込、振替、送金等の金融取引を行うためのカードであり、IC及び磁気ストライプを備える。そして、顧客の本人確認を行うための生体認証情報が前記ICにあらかじめ格納されている。前記生体認証情報は、例えば、アイリス、指紋、手のひら静脈パターン等であるが、生物学的特徴を利用して本人を確認することができるバイオメトリクス認証情報であればいかなる種類のものであってもよい。ここでは、前記生体認証情報が手のひら静脈パターンであるものとして説明する。この場合、手のひら静脈パターンを特徴化して暗号化し、前記ICに登録することが望ましい。また、前記生体認証情報の有効期限やICカード自体の寿命期限も前記ICに格納されていることが望ましい。また、前記磁気ストライプには、顧客の氏名、口座番号、暗証番号等の情報が格納されている。
そして、前記ICカードリーダプリンタ12は、ICカードが挿入されるカードスロットを備え、該カードスロット内には、ICカードを搬送する搬送装置、及び、ICカードの磁気ストライプやICに格納された情報の読み取り、書き込み、消去等を行うための記録ヘッドが配設される。また、前記ICカードリーダプリンタ12は、取引明細票を発行する機能を備える。該取引明細票は、入金、出金、残高照会、振込、振替、送金等の顧客が行った金融取引に関する情報が印刷される紙片であり、口座番号、金融取引の種類、取引金額等が印刷される。なお、前記取引明細票は、顧客が希望したときだけに発行されるようにしてもよい。そして、前記ICカードリーダプリンタ12は、ICカードを取り込み、ICに登録されている生体認証情報を読み取り、生体認証情報読取装置13が読み取った顧客の生体認証情報と照合し、顧客の本人確認を行う。一方、前記ICカードリーダプリンタ12は、前記ICカードの磁気ストライプに対してデータの読み書きを行い、取引明細票に印字して出力する。
また、前記生体認証情報読取装置13は、顧客の生体画像としての手のひら静脈パターンを撮影するための撮像手段を備える。そして、撮影した手のひら静脈パターンを特徴化して暗号化する。
さらに、前記ICカード発行部14は、新しいICカードを発行する。なお、ICカード発行部14には、顧客の生体認証情報が書き込まれていないICカードがあらかじめセットされている。
そして、前記主制御部15は、前記顧客操作部11、ICカードリーダプリンタ12、生体認証情報読取装置13及びICカード発行部14を含む、自動化機器10の各部の動作を統括的に制御する。
また、前記自動化機器10は、図示されないカード一時保留部及びカード回収部を備える。前記カード一時保留部は、ICカードリーダプリンタ12のカードスロットに挿入されたICカードを一時的に保留する。また、前記カード回収部は、カードスロットに挿入された旧いICカードを取り込んで回収する。
さらに、前記自動化機器10は、預金通帳等の通帳に記帳する図示されない通帳取扱部を有する。ここで、前記通帳は、金融機関が顧客に対して発行した預金通帳等の冊子状の通帳であり、入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替、送金等の金融取引の記録が印刷されるものである。なお、前記通帳の表紙又は裏表紙には、顧客の氏名、口座番号、暗証番号等の情報を格納する磁気ストライプを備える。さらに、前記情報を格納する記憶手段としては、前記磁気ストライプに代えて、通帳に埋め込まれたICを使用することもできる。また、前記通帳取扱部は、通帳が挿入される媒体スロットとしての通帳スロットを備え、該通帳スロット内には、通帳を搬送する搬送装置、通帳に前記金融取引の記録を印刷する印字ヘッド、及び、通帳の磁気ストライプやICに格納された情報の読み取り、上書き、消去等を行うための記録ヘッドが配設される。
また、前記自動化機器10は、紙幣又は硬貨を取り扱う貨幣入出金部を有する。該貨幣入出金部は、入金等の金融取引において顧客が入金した現金を受け取りカウントするとともに、出金等の金融取引におて所定金額の紙幣又は硬貨を貨幣受取口から払い出す。なお、該貨幣受取口にはシャッタが配設され、該シャッタは、紙幣又は硬貨を払い出すときに開くようになっている。
さらに、前記自動化機器10は、図示されないネットワークを介して、上位装置としての勘定系ホストコンピュータに通信可能に接続され、該勘定系ホストコンピュータと通信を行うことによって、入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替、送金等の金融取引の処理を実行する。
次に、前記構成の自動化機器10の動作について説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における自動化機器の動作を示すフローチャートである。
まず、自動化機器10は、顧客操作部11の表示装置に取引選択画面を表示する。該取引選択画面は、入金、出金等の金融取引を選択することができるようになっている。そして、顧客が所望の金融取引を選択すると、自動化機器10は、ICカードリーダプリンタ12にカードを挿入することを促す旨のメッセージを表示する。
続いて、顧客が自分の所持するカードをカードスロットに挿入すると、主制御部15は、ICカードリーダプリンタ12を制御し、挿入されたカードがICカードであるか否かを判断する。そして、挿入されたカードがICカードでない場合、前記主制御部15は、顧客操作部11を制御して、磁気カード用取引処理を実行する。
また、挿入されたカードがICカードである場合、前記主制御部15は、顧客操作部11を制御して生体認証誘導画面を表示させる。該生体認証誘導画面によって、生体認証情報読取装置13の上に手のひらをかざすように、顧客を誘導する。そして、前記生体認証情報読取装置13は、顧客の生体認証情報としての手のひら静脈パターンを適切に読み取る。前記生体認証情報読取装置13が読み取った生体認証情報は、主制御部15を経てICカードリーダプリンタ12に送られ、IC内に登録されている生体認証情報と照合され、一致するか否かが判断される。すなわち、生体認証がOKであるか否かが判断される。前記生体認証情報読取装置13による生体認証情報の読み取りとICカードリーダプリンタ12による照合とは、照合の結果が一致するまで繰り返される。
そして、照合の結果は主制御部15に送られる。照合の結果が一致していると、生体認証情報読取装置13によって読み取られた生体認証情報を主制御部15が記憶する。また、顧客操作部11を制御して生体認証OK画面を表示させる。これにより、顧客は自分の生体認証情報の照合によって本人確認が行われたことを認識する。
続いて、主制御部15は、ICカードの寿命期限が間近であるか否かを判断する。なお、ICカードの寿命期限が間近であるか否かの判断は、例えば、期限の所定日数前のように日付で判断してもよいし、また、取引データより月当たりの取引件数から期限までの予想取引件数を算出し、該予想取引件数が所定件数以下であることで判断してもよい。なお、前記所定日数及び所定件数は、主制御部15によって設定することが可能である。そして、ICカードの寿命期限が間近でない場合、主制御部15は取引処理を実行し、取引選択画面で顧客が選択した金融取引の処理を実行する。
また、ICカードの寿命期限が間近である場合、主制御部15は、顧客操作部11を制御してICカード交換確認画面を表示させる。該ICカード交換確認画面は、顧客に対してICカードを交換するか否かの確認を求める画面、すなわち、ICカードを交換することに同意を求める画面である。
そして、主制御部15は、顧客がICカード交換に同意したか否かを判断し、同意しない場合には、取引処理を実行し、取引選択画面で顧客が選択した金融取引の処理を実行する。また、顧客がICカード交換に同意した場合、主制御部15は、ICカードリーダプリンタ12を制御して、顧客が挿入したICカードをカード一時保留部に退避させる。
続いて、主制御部15は、ICカード発行部14を制御して、新しいICカードをICカードリーダプリンタ12内においてICカードの磁気ストライプやICに格納された情報の読み取り、書き込み、消去等を行う位置にまで搬送させる。そして、主制御部15が記憶した生体認証情報をICカードリーダプリンタ12に送ると、該ICカードリーダプリンタ12は、新しいICカードに主制御部15が記憶した生体認証情報を書き込む。
続いて、主制御部15は、取引処理を実行し、取引選択画面で顧客が選択した金融取引の処理を実行する。そして、顧客操作部11を制御してICカードを交換したことを表示させる。続いて、主制御部15は、ICカードリーダプリンタ12を制御して、新しいICカードを顧客に返却させる。そして、主制御部15は、ICカードリーダプリンタ12を制御して、カード一時保留部に退避させたICカード、すなわち、旧いICカードの生体認証情報を消去させ、その後、旧いICカードをカード回収部に取り込ませて、処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 取引選択画面を表示する。
ステップS2 カードを挿入する。
ステップS3 ICカードであるか否かを判断する。ICカードでない場合はステップS4に進み、ICカードである場合はステップS5に進む。
ステップS4 磁気カード用取引処理を実行する。
ステップS5 生体認証誘導画面を表示する。
ステップS6 生体認証がOKであるか否かを判断する。生体認証がOKである場合はステップS7に進み、生体認証がOKでない場合はそのまま待機する。
ステップS7 生体認証情報を主制御部15が記憶する。
ステップS8 生体認証OK画面を表示する。
ステップS9 ICカードの寿命期限が間近であるか否かを判断する。ICカードの寿命期限が間近でない場合はステップS10に進み、ICカードの寿命期限が間近である場合はステップS11に進む。
ステップS10 取引処理を実行する。
ステップS11 ICカード交換確認画面を表示する。
ステップS12 ICカード交換に同意したか否かを判断する。ICカード交換に同意しない場合はステップS13に進み、ICカード交換に同意した場合はステップS14に進む。
ステップS13 取引処理を実行する。
ステップS14 顧客が挿入したICカードをカード一時保留部に退避する。
ステップS15 新しいICカードに主制御部15が記憶した生体認証情報を書き込む。
ステップS16 取引処理を実行する。
ステップS17 ICカードを交換したことを表示する。
ステップS18 新しいICカードを顧客に返却する。
ステップS19 旧いICカードの生体認証情報を消去する。
ステップS20 旧いICカードを回収部に取り込み、処理を終了する。
このように、本実施の形態において、自動化機器10は、寿命期限が間近となったICカードの情報を新しいICカードに書き込み、ICカードの再発行を行うようになっている。すなわち、新しいICカードを発行するとともに、旧いICカードのICに登録された生体認証情報を消去して旧いICカードを回収することができる。そのため、顧客は、金融機関の支店等の窓口に出向くことなく、自分で自動化機器10を操作することによって、ICカードの再発行を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図3は本発明の第2の実施の形態における自動化機器の構成を示すブロック図である。
図に示されるように、本実施の形態における自動化機器10では、ICカード発行部14が省略されている。なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態における自動化機器10の動作について説明する。
図4は本発明の第2の実施の形態における自動化機器の動作を示すフローチャートである。
まず、自動化機器10は、顧客操作部11の表示装置に取引選択画面を表示する。該取引選択画面は、入金、出金等の金融取引を選択することができるようになっている。そして、顧客が所望の金融取引を選択すると、自動化機器10は、ICカードリーダプリンタ12にカードを挿入することを促す旨のメッセージを表示する。
続いて、顧客が自分の所持するカードをカードスロットに挿入すると、主制御部15は、ICカードリーダプリンタ12を制御し、挿入されたカードがICカードであるか否かを判断する。そして、挿入されたカードがICカードでない場合、前記主制御部15は、顧客操作部11を制御して、磁気カード用取引処理を実行する。
また、挿入されたカードがICカードである場合、前記主制御部15は、顧客操作部11を制御して生体認証誘導画面を表示させる。該生体認証誘導画面によって、生体認証情報読取装置13の上に手のひらをかざすように、顧客を誘導する。そして、前記生体認証情報読取装置13は、顧客の生体認証情報としての手のひら静脈パターンを適切に読み取る。前記生体認証情報読取装置13が読み取った生体認証情報は、主制御部15を経てICカードリーダプリンタ12に送られ、IC内に登録されている生体認証情報と照合され、一致するか否かが判断される。すなわち、生体認証がOKであるか否かが判断される。前記生体認証情報読取装置13による生体認証情報の読み取りとICカードリーダプリンタ12による照合とは、照合の結果が一致するまで繰り返される。
そして、照合の結果は主制御部15に送られる。照合の結果が一致していると、生体認証情報読取装置13によって読み取られた生体認証情報を主制御部15が記憶する。また、顧客操作部11を制御して生体認証OK画面を表示させる。これにより、顧客は自分の生体認証情報の照合によって本人確認が行われたことを認識する。
続いて、主制御部15は、生体認証情報の有効期限が間近であるか否かを判断する。なお、生体認証情報の有効期限が間近であるか否かの判断は、例えば、期限の所定日数前のように日付で判断してもよいし、また、取引データより月当たりの取引件数から期限までの予想取引件数を算出し、予想取引件数が所定件数以下であることで判断してもよい。なお、前記所定日数及び所定件数は、主制御部15によって設定することが可能である。そして、生体認証情報の有効期限が間近でない場合、主制御部15は取引処理を実行し、取引選択画面で顧客が選択した金融取引の処理を実行する。
また、生体認証情報の有効期限が間近である場合、主制御部15は、顧客操作部11を制御してICカード更新確認画面を表示させる。該ICカード更新確認画面は、顧客に対してICカードを更新するか否かの確認を求める画面、すなわち、ICカードを更新することに同意を求める画面である。
そして、主制御部15は、顧客がICカード更新に同意したか否かを判断し、同意しない場合には、取引処理を実行し、取引選択画面で顧客が選択した金融取引の処理を実行する。また、顧客がICカード更新に同意した場合、主制御部15が記憶した生体認証情報をICカードリーダプリンタ12に送ると、該ICカードリーダプリンタ12は、主制御部15が記憶した生体認証情報でICカード内の情報を更新する。この場合、ICに登録された生体認証情報が更新される。
続いて、主制御部15は、取引処理を実行し、取引選択画面で顧客が選択した金融取引の処理を実行する。そして、顧客操作部11を制御してICカードを更新したことを表示させる。続いて、主制御部15は、ICカードリーダプリンタ12を制御して、更新したICカードを顧客に返却させ、処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS21 取引選択画面を表示する。
ステップS22 カードを挿入する。
ステップS23 ICカードであるか否かを判断する。ICカードでない場合はステップS24に進み、ICカードである場合はステップS25に進む。
ステップS24 磁気カード用取引処理を実行する。
ステップS25 生体認証誘導画面を表示する。
ステップS26 生体認証がOKであるか否かを判断する。生体認証がOKである場合はステップS27に進み、生体認証がOKでない場合はそのまま待機する。
ステップS27 生体認証情報を主制御部15が記憶する。
ステップS28 生体認証OK画面を表示する。
ステップS29 生体認証情報の有効期限が間近であるか否かを判断する。生体認証情報の有効期限が間近でない場合はステップS30に進み、生体認証情報の有効期限が間近である場合はステップS31に進む。
ステップS30 取引処理を実行する。
ステップS31 ICカード更新確認画面を表示する。
ステップS32 ICカード更新に同意したか否かを判断する。ICカード更新に同意しない場合はステップS33に進み、ICカード更新に同意した場合はステップS34に進む。
ステップS33 取引処理を実行する。
ステップS34 記憶した生体認証情報でICカード内の情報を更新する。
ステップS35 取引処理を実行する。
ステップS36 ICカードを更新したことを表示する。
ステップS37 更新したICカードを顧客に返却し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、自動化機器10は、ICに登録された有効期限が間近となった生体認証情報を生体認証情報読取装置13が読み取った生体認証情報で更新する。すなわち、ICカードのICに登録された生体認証情報を更新することができるようになっている。そのため、顧客は、金融機関の支店等の窓口に出向くことなく、自分で自動化機器10を操作することによって、ICカードの更新を行うことができる。また、ICカードを再利用することができる。
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、生体認証情報が手のひら静脈パターンであるものとして説明したが、生体認証情報は手のひら静脈パターンに限定されるものではない。
また、ICカードの寿命期限又は生体認証情報の有効期限を判断して更新するものと説明したが、更新する判断の対象は、ICカードの寿命期限又は生体認証情報の有効期限に限定されるものではなく、更新を顧客の判断によって行うように誘導してもよい。
さらに、ICカードの寿命期限又は生体認証情報の有効期限が間近である場合、顧客の同意を得られたときにのみ交換又は更新を行うものとして説明したが、必ずしも顧客の同意を必要とするものではなく、自動的に交換又は更新を行うこともできる。
さらに、旧いICカードを新しいICカードに交換したことを顧客操作部11に表示するものとして説明したが、必ずしも表示を必要するものではない。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における自動化機器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における自動化機器の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における自動化機器の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における自動化機器の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 自動化機器
12 ICカードリーダプリンタ
13 生体認証情報読取装置

Claims (4)

  1. (a)金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動化機器であって、
    (b)生体認証情報が登録されたICを備えるICカードの情報の読み取り及び書き込みを行うICカード取扱部と、
    (c)前記顧客の生体認証情報を読み取る生体認証情報読取装置とを有し、
    (d)前記顧客毎に、所定の期間の取引件数に基づいて前記ICカードの固定の寿命期限までの予想取引件数を算出し、該予想取引件数が所定件数以下であると、前記寿命期限が間近となったと判断し、前記ICカードの情報を新しいICカードに書き込み、ICカードの再発行を行うことを特徴とする生体認証ICカード対応自動化機器。
  2. 前記寿命期限が間近となったICカードの情報を消去し、前記寿命期限が間近となったICカードを回収する請求項1に記載の生体認証ICカード対応自動化機器。
  3. (a)金融機関の顧客が操作して金融取引を行う自動化機器であって、
    (b)生体認証情報が登録されたICを備えるICカードの情報の読み取り及び書き込みを行うICカード取扱部と、
    (c)前記顧客の生体認証情報を読み取る生体認証情報読取装置とを有し、
    (d)前記顧客毎に、所定の期間の取引件数に基づいて前記ICに登録された生体認証情報の有効期限までの予想取引件数を算出し、該予想取引件数が所定件数以下であると、前記有効期限が間近となったと判断し、前記ICに登録された生体認証情報を前記生体認証情報読取装置が読み取った生体認証情報で更新することを特徴とする生体認証ICカード対応自動化機器。
  4. 前記ICに登録された有効期限が間近となった生体認証情報を更新するか否かの確認を求める画面を表示する請求項3に記載の生体認証ICカード対応自動化機器。
JP2006141286A 2006-05-22 2006-05-22 生体認証icカード対応自動化機器 Expired - Fee Related JP5114868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006141286A JP5114868B2 (ja) 2006-05-22 2006-05-22 生体認証icカード対応自動化機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006141286A JP5114868B2 (ja) 2006-05-22 2006-05-22 生体認証icカード対応自動化機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007310778A JP2007310778A (ja) 2007-11-29
JP5114868B2 true JP5114868B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=38843551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006141286A Expired - Fee Related JP5114868B2 (ja) 2006-05-22 2006-05-22 生体認証icカード対応自動化機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5114868B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62234201A (ja) * 1986-04-04 1987-10-14 Hitachi Ltd 使用判定方式
JP3727394B2 (ja) * 1995-12-15 2005-12-14 株式会社ソフィア 更新装置
JPH09180036A (ja) * 1995-12-22 1997-07-11 Focus Syst:Kk 本人確認機能付きicカードシステム
JP2001067533A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Ntt Data Corp プリペイドカードシステム
JP2002197420A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Mitsubishi Electric Corp カード管理システム
JP2003337926A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Nippon Signal Co Ltd:The アクセスコントロールシステム
JP4462863B2 (ja) * 2003-07-16 2010-05-12 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 本人認証装置、生体特徴情報更新方法およびプログラム
JP2005100272A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ltd Icカード及びicカード端末
JP4813820B2 (ja) * 2005-04-27 2011-11-09 株式会社三井住友銀行 Icカード更新発行システムおよび方法
JP4755448B2 (ja) * 2005-06-03 2011-08-24 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 自動取引装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007310778A (ja) 2007-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4755448B2 (ja) 自動取引装置
JP4984734B2 (ja) 自動取引装置及び自動取引装置による振替予約方法
JP5088015B2 (ja) 自動取引装置
JP2010092316A (ja) 時間外取引方法及び時間外取引システム
JP6790588B2 (ja) 自動取引装置、自動取引システム及び自動取引プログラム
JP4999288B2 (ja) 自動取引装置
JP4706346B2 (ja) 自動取引装置
JP6878955B2 (ja) 自動取引装置、自動取引システム及び自動取引プログラム
JP4572619B2 (ja) 自動取引装置
WO2021246072A1 (ja) 処理装置、処理方法及びプログラム
JP5114868B2 (ja) 生体認証icカード対応自動化機器
JP2006350877A (ja) 電子マネーのバリュー移し替え機能付自動取引装置及びシステム
JP4952305B2 (ja) 本人確認システム
JP2006065810A (ja) 自動取引装置
JP2007328575A (ja) 取引処理装置
JP5488288B2 (ja) 自動取引装置
JP2008136729A (ja) 生体情報取得センサ並びに該センサを有する生体情報取得装置及び自動取引装置
JP2003303282A (ja) 現金自動取引装置およびそのプログラム
JP5061801B2 (ja) 自動取引装置認証切替システム
JP6880929B2 (ja) 自動取引装置、自動取引システム及び自動取引プログラム
JP2005165857A (ja) 自動取引装置
JP2006344072A (ja) カード繰越システム
JP2022089127A (ja) 入出金管理システム、入出金管理装置及び入出金管理方法
JP2004326508A (ja) カード利用口座管理システム
JP2022045678A (ja) 情報処理システム、情報処理方法及び情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120809

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees