JP2005100272A - Icカード及びicカード端末 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ICカードやカードプリケーションの有効期限をユーザフレンドリーな手法により更新する。
【解決手段】 本発明によれば、ICカード100が何れかのICカード端末(ICカードリーダライタ110など)に接続すると、現在の日付情報をICカード端末から取得して、ICカード自体又は搭載カードアプリケーションの有効期限に近づいていないか判定する。有効期限間近であれば、警告情報をICカード端末に送信し、カード利用者等に警告を促す。また、当該ICカード端末が有効期限の更新処理を実行可能な端末であればその場で有効期限を更新する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接触型ICカード又は非接触型ICカードなどの有効期限を更新する技術に関する。
従来、キャッシュカードやクレジットカードとして、主に磁気カードが利用されてきたが、近年のサービスの多様化に対応すべく、これらのカードをICカード化することが検討されている。
一般に、ICカードはCPUとメモリを搭載しており、このメモリに記憶されているカードアプリケーションに基づいて、キャッシュカード機能、クレジットカード機能及びポイントカード機能などが実現されている。
メモリの記憶容量が許す限り、ICカードには複数のカードアプリケーションを搭載することができる。また、搭載されているカードアプリケーションを一旦削除し、再び搭載することもできる(例えば、特許文献1)。
また、ICカードの更新時には、旧カードから読み出したデータを、新カードへと移動させることもできる(例えば、特許文献2)。
特開2002−140665号公報 特開2002−140664号公報。
従来の磁気カードにより構成された有効期限付きクレジットカードは、有効期限をセンター側で管理し、有効期限になると新規のクレジットカードを発行してカード利用者に郵送していた。ちなみに、有効期限の切れたカードは使用不可となる。
このように新規の磁気カードを発行していた理由は、例えば、度重なるカードの使用に伴い磁気媒体が劣化してしまうこと、及びカード自体のコストがそれほど高価ではなかったからである。
一方、普及が期待されるICカードは、比較的に劣化しにくいといった特徴がある。それとは別に、発行コストが相対的に高いという欠点がある。そのため、特段の事情がない限りは、有効期限となっても所定の更新条件さえクリアできていれば、そのまま使用できることが望ましい。
ところで、従来の磁気カードでは、有効期限をエンボス加工によりカードの表面に表示していたが、ICカードでは有効期限が来ても所定の更新処理により継続使用することが望ましいため、エンボス加工のような不可逆的な方法でカード表面に有効期限を表示することは好ましくない。
しかしながら、エンボス表示を省略してしまうと、カード利用者は、自己の保有するICカードの有効期限を簡単には知ることができない。その一方で、常時、有効期限を意識する必要もない。意識すべき場合のうち、とりわけ重要なのはカードやカードアプリケーションの有効期限が近づいている場合であろう。
したがって、カード利用者が有効期限を把握すべきようなタイミングでもって警告や通知を行なうことが望ましい。
また、ICカードの場合は、コストの問題から、従来のようにカードセンター側で新規の磁気カードを自動的に発行して送付してくれない可能性もある。この場合、カードの利用頻度が少ないユーザなどは、有効期限を徒過してしまう可能性が高まるだろう。有効期限を徒過すればICカードが使用できなくなることは言うまでもないが、徒過した場合にはできる限り迅速、かつ簡単にICカード機能を回復できれば、ユーザにとって便利であろう。
したがって、有効期限を徒過した場合には、よりユーザフレンドリーな手法によりICカードを復活させる方法が望まれる。
ところで、ICカードの有効期限を更新したり、有効期限を徒過したりしたICカードを復活させるには、一度、カード発行会社にICカードを郵送して新規のデータを書き込むように手続をすることも考えられる。しかし、これではICカードを利用できない期間が発生するため、ユーザフレンドリーとはいえない。そこで、本願発明のように、通常の店舗等に設置されている何れかのICカード端末にICカードが接続されたときに、有効期限の更新処理を実行することが望ましい。
とはいうものの、ICカード端末と接続した場合に、そのICカード端末の種別を無視し、常に更新処理を実行してしまうと不都合がある。例えば、駅の改札やETC(道路通行料金自動徴収システム)のゲートもICカード端末の一種であるが、これらを通過する時間は短時間であるため、実質的に更新処理を実行できない可能性もある。更新処理のために改札やゲートで立ち止まってしまえば、渋滞を引き起こし、本来の利便性を損ないかねない。
したがって、ICカードを更新する際には、適切なICカード端末でのみ実行できるようにすることが望ましい。
また、有効期限を迎えたICカードの更新処理について、ユーザの意向を反映できるように複数のオプションを用意しておくことが望ましい。このように複数のオプションを用意した場合には、どのオプションを適用してICカードを更新するかを予め更新処理の前までに登録しておけば、更新処理を迅速かつユーザの意向に沿って実行できる利点もあろう。
そこで、本発明では、このような課題のうち少なくとも一つを解決することを目的とする。
本発明は上述の課題の少なくとも一つを解決するICカード、及びICカード端末等を提供することを目的としている。
本発明の第1の観点に係るICカードは、例えば、ICカード端末と接続して使用されるICカードであって、前記ICカードの有効期限情報を記憶する第1の記憶手段と、前記ICカードに搭載されている一以上のカードアプリケーションのそれぞれの有効期限情報を記憶する第2の記憶手段と、前記ICカード端末からカード利用日に関する情報を受信する受信手段と、前記第1の記憶手段から前記ICカードの有効期限情報を読み出すとともに、前記第2の記憶手段から前記カードアプリケーションの有効期限情報を読み出し、読み出されたそれぞれの有効期限情報と、該受信したカード利用日に関する情報とに基づいて、前記ICカード及び前記カードアプリケーションのうち少なくとも一つが所定の有効期限警告期間内にあるかを判定する有効期限判定手段と、前記有効期限警告期間内の場合に、前記ICカード端末に対して有効期限警告情報を送信する送信手段とを含む。
本発明の第2の観点に係るICカードは、例えば、前記受信手段を通じて前記ICカード端末に関する情報を受信すると、前記ICカード及び前記カードアプリケーションの少なくとも一つを更新するのに該ICカード端末を利用可能であることを表す情報が該受信した情報に含まれているか否かを判定する更新判定手段と、前記更新判定手段により更新可能と判定された有効期限情報を新規の有効期限情報でもって書き換える書換制御手段とをさらに含むように構成してもよい。
本発明の第3の観点に係るICカードは、上記第1又は第2の観点のICカードにおいて、前記有効期限警告情報の送信の要又は不要を指定するための警告要・不要情報を記憶する第3の記憶手段をさらに含み、前記送信手段は、前記第3の記憶手段に記憶されている警告要・不要情報が警告要を示している場合に有効期限警告情報を送信するように構成してもよい。
本発明の第4の観点に係るICカードは、上記第1乃至第3の観点に係る何れか一つのICカードにおいて、前記ICカード又は前記カードアプリケーションの有効期限が徒過した場合に、前記ICカード又は前記カードアプリケーションの回復を許可するか否かを指定するための回復可否情報を記憶する第4の記憶手段と、前記受信手段を通じて入力された回復可否情報が回復の許可を示しているかを判定する許可判定手段とをさらに備え、前記書換制御手段等は、前記回復が許可されていると判定した場合に、前記有効期限情報を新規の有効期限情報に書き換えるように構成してもよい。
本発明の第5の観点に係るICカードは、上記第1乃至第4の観点に係る何れか一つのICカードにおいて、前記第1の記憶手段から前記ICカードの有効期限情報を読み出し、該読み出された有効期限情報と、該受信したカード利用日に関する情報とに基づいて、前記ICカードが所定の回復可能期間内にあるかを判定する第1の回復可能期間判定手段をさらに備え、前記書換制御手段等は、前記所定の回復可能期間内である場合に、前記有効期限情報を新規の有効期限情報に書き換えるように構成してもよい。
本発明の第6の観点に係るICカードは、上記第1乃至第5の観点に係る何れか一つのICカードにおいて、前記第2の記憶手段から前記カードアプリケーションの有効期限情報を読み出し、読み出された有効期限情報と、該受信したカード利用日に関する情報とに基づいて、前記カードアプリケーションが所定の回復可能期間内にあるかを判定する第2の回復可能期間判定手段をさらに備え、前記書換制御手段等は、前記所定の回復可能期間内ある場合に、前記有効期限情報を新規の有効期限情報に書き換えるように構成してもよい。
本発明の第7の観点に係るICカード端末は、第1乃至第6の観点の何れか一つに係るICカードと接続して使用されるICカード端末であって、現在の日付を計時するタイマー手段と、前記ICカードが接続してきた場合に、前記タイマー手段から日付データを取得し、取得した日付データをカード利用日データとして該ICカードに送信する送信手段と、前記ICカードから有効期限警告情報を受信する受信手段と、前記有効期限警告情報を受信すると、有効期限の警告メッセージを出力する出力手段とを含むように構成してもよい。
本発明の第8の観点に係るICカード端末は、第7の観点に係るICカード端末であって、前記ICカード又は前記カードアプリケーションの有効期限の更新処理を実行できるICカード端末であるかどうかを表すための更新可否情報を記憶する更新可否記憶手段をさらに備え、前記送信手段は、前記ICカードと接続すると、前記更新可否記憶手段から読み出した更新可否情報を前記ICカードに送信するように構成してもよい。
本発明の第9の観点に係るICカードシステムは、ICカード端末及びICカードを含むICカードシステムであって、前記ICカードは、前記ICカードの有効期限情報を記憶する第1の記憶手段と、前記ICカードに搭載されている一以上のカードアプリケーションのそれぞれの有効期限情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段から前記ICカードの有効期限情報を読み出すとともに、前記第2の記憶手段から前記カードアプリケーションの有効期限情報を読み出し、読み出されたそれぞれの有効期限情報を前記ICカード端末に送信する送信手段とを備え、前記ICカード端末は、前記ICカードから送信された有効期限情報を受信する受信手段と、現在の日付を計時するタイマー手段と、前記有効期限情報を受信すると、前記タイマー手段からカード利用日を取得し、取得されたカード利用日と前記受信した有効期限情報とに基づいて、前記ICカード及び前記カードアプリケーションのうち少なくとも一つが所定の有効期限警告期間内にあるかを判定する有効期限判定手段と、前記有効期限警告期間内の場合に有効期限の警告メッセージを出力する出力手段とを備えるように構成してもよい。
本発明の第10の観点に係るICカードは、前記ICカードの有効期限情報を記憶する第1の記憶手段と、前記ICカードを更新する際のカードアプリケーションの更新オプションを指定するための更新オプション情報を記憶する第2の記憶手段と、前記ICカード端末からカード利用日に関する情報を受信する受信手段と、前記第1の記憶手段から前記ICカードの有効期限情報を読み出し、読み出されたそれぞれの有効期限情報と、該受信したカード利用日に関する情報とに基づいて、前記ICカードが所定の更新可能期間内にあるかを判定する更新可能判定手段と、前記更新可能の場合に、前記第2の記憶手段に記憶されている更新オプション情報(例:更新処理や回復処理時の処理方法を指定するための情報など)を読み出し、該更新オプション情報に従って有効期限を更新する更新制御手段とを含むように構成してもよい。
なお、上述の各観点は物の発明であるが、上記物の発明に対応するそれぞれの方法(例えば、特許請求の範囲に記載した方法)も本願に記載された発明であることはいうまでもない。
本発明によれば、ICカードやカードプリケーションの有効期限をユーザフレンドリーな手法により更新できる。
以下では、当業者が上記発明を実施する際に参考となると思われるいくつかの実施形態を示す。もちろん以下の実施形態は、上位概念として開示される本発明の下位概念にすぎない。すなわち、以下の実施形態は、特許請求の範囲によって確定される本願発明の技術的範囲に含まれるほんの一部の実施形態にすぎないのである。従って、本願の明細書又は図面に開示された上位概念たる発明であって、特許請求の範囲に記載された発明と技術思想が共通すれば、たとえ本願明細書又は図面に直接的に記載されていない実施形態であっても本願発明の技術的範囲に包含される。
なお、以下の実施形態に記載する下位概念の発明について、そのすべてが特許請求の範囲に記載されているとは限らない。ただし、これは特許発明の技術的範囲から意識的に除外したのではなく、特許発明と均等の関係にあるため特許請求の範囲には記載していない場合がある。
図1は、本実施形態に係るICカードシステムの一例を示した図である。ICカード100は、オリジナルのICカードであり、キャッシュカード機能、電子マネー機能、クレジットカード機能、デビットカード機能、航空会社のマイレージカード機能、鉄道・バス会社等の定期券機能、ETC(道路通行料金自動徴収システム)カード機能、ポイントカード機能及び身分証明書(社員証など)機能などの少なくとも一つを備えている。なお、各機能を実現するデータやアプリケーションプログラムはEEPROM、磁気テープ媒体(磁気ストライプ)などの不揮発性の記憶装置に記憶されている。
携帯電話機102は、ICカードリーダライタ機能付きの携帯端末である。PC103もICカードリーダライタを備えている。いずれもICカード端末の一種である。
ICカードリーダライタ110は、ICカード100と通信してデータを書き込んだり読み込んだりするためのICカード端末である。ICカードリーダライタ110は、単体の装置として各店舗に配置されてもよいし、店舗のレジ、改札装置などに内蔵されてもよい。
ATM端末112は、ICカードリーダライタ機能を備えるICカード端末である。ここでは、ICカードリーダ機能、ICカードライタ機能又はICカードリーダライタ機能を有する装置を総称してICカード端末と呼ぶことにする。
ETCゲート113もICカード端末の一種であり、ETCカードアプリケーションを内蔵した非接触のICカードと通信して、有料道路の料金徴収を行なうための装置である。改札装置114もICカード端末の一種であり、定期券アプリケーションを内蔵したICカードと通信して改札処理を実行する装置である。
ICカードサーバ120は、例えば、ICカード自体の更新処理や、カードアプリケーションの更新処理を実行する際に必要となるカードデータを一時的に記憶する記憶装置を備えたコンピュータである。図1では、ICカードサーバ120が一台である必要はなく、実際には複数台存在してそれぞれが機能を分散していてもよい。
図2は、本実施形態に係るICカードのブロック図である。CPU201は、制御プログラムに従ってICカード100内の各部を制御する中央演算処理装置である。例えば、制御プログラムとしては、後述するICカードやカードアプリケーションの更新制御プログラムなどが含まれる。RAM202は、制御プログラムを実行する際に必要となる作業領域や各種のデータを記憶する記憶装置である。マスクROM203は、基本ソフト(OSなど)、制御プログラムやカードIDなどの各種のデータを記憶するための記憶装置である。EEPROM204は、ICカード自体のプロパティデータ(例えば、有効期限、更新可能期間、回復可能期間、警告の有無などに関する情報を含む。)211、カードアプリケーションAのプロパティデータ(例えば、有効期限、更新可能期間、回復可能期間、警告の有無などに関する情報を含む。)212、カードアプリケーションBのプロパティデータ213、更新制御プログラム214、更新処理中であることを表す更新中情報などを記憶する書き換え可能な記憶装置である。また、EEPROM204は、ICカード内に搭載されているカードアプリケーションの数を記憶していてもよい。なお、EEPROM204は、フラッシュメモリなどに置き換えてもよい。通信インタフェース207は、ICカード端末110等と通信するための通信(カード)インタフェースである。通信IF207は、非接触型インタフェース及び接触型インタフェースの少なくとも一方を搭載している。
図3は、本実施形態に係るICカード端末のブロック図である。CPU301は、ROM303に格納されているコンピュータプログラムに基づいて様々な処理及び制御を実行する中央演算処理装置である。例えば、制御プログラムとしては、後述のフローチャートに従ったカードアプリケーションの更新制御プログラムなどを備えている。RAM302は、データなどを記憶する揮発性の記憶装置である。ROM303は、書き換え不能のマスクROMである。EEPROM309は、書き換え可能な記憶装置である。表示装置304は、ICカード100に含まれているカードアプリケーションの内容、処理の選択画面、処理結果などを表示するディスプレイである。操作部305は、タッチパネルデバイスやテンキーなどの入力装置である。通信インタフェース307は、カードサーバ120などと接続するための通信回路である。カード(通信)インタフェース308は、ICカード100に搭載されている磁気ストライプからデータを読み出したり、当該磁気ストライプにデータを書き込むための磁気カード装置、接触型ICカードの接続端子からデータを読み出したり、書き込んだりするための接触型リーダライタ装置、及び非接触型ICカードと無線通信を行い、データを読み出したり、書き込んだりするための非接触型リーダライタ装置の少なくとも一つを搭載している。また、カードインタフェース308は、複数のICカードに同時又は時分割で通信可能な通信プロトコルを備えていてもよいし、あるいは物理的に複数のカードインタフェースを備えていてもよい。
なお、ICカード端末110は、POS(店舗販売時点情報管理)システムなどの会計装置と一体化されていてもよい。また、ICカード端末110は、例えば、複数のカードリーダライタ装置とホスト装置とからなるローカルなICカードシステムであってもよい。この場合は、ホスト装置を経由して各種の決済サーバと通信を実行することになろう。また、ICカードリーダライタは、処理対象のカードを装置内部に搬送したり、処理後のカードを排出したり、回収対象のカードを装置内部に回収したりするためのカード搬送機構を備えていてもよい。
なお、ICカードサーバ120は、例えば、CPU、ROM、ハードディスクドライブRAM、表示装置、キーボードやポインティングデバイスなどの入力装置、通信インタフェースなどを備えている。
図4は、本実施形態のICカードの更新処理に関する例示的なフローチャートである。ここでは、ICカードがいずれかのICカード端末(例えば、ICカードリーダライタ110など)と通信を開始する環境に置かれたものとして説明する。
ステップS400において、ICカード100のCPU201は、カードインタフェース207を制御して、ICカード端末110との間で初期処理(例えば、カードの搬送処理、通信回線の確立処理及び基本情報の読み取り処理など)を実行する。CPU201は、ICカード端末110から送信されてきた情報(例えば、ICカード端末のID、ICカード端末の種別情報など)をRAM202に記憶する。
ステップS402において、CPU201は、ICカード端末110からカード利用日データを受信する。この際、ICカード端末110のCPU301は、タイマー310から現在日付データを取得して、取得した日付データをカードインタフェース308からICカードに送信したものとする。なお、初期処理においてカード利用日データを受信している場合は、本ステップは不要であろう。なお、本明細書において説明する処理のステップは、それぞれ順番を入れ替えたとしても同様の結果が得られる限りにおいて、適宜順番を入れ替えることができる。
ステップS404において、CPU201は、EEPROM204からICカードのプロパティデータ(少なくともICカードの有効期限データ)を読み出す。この有効期限情報はICカードの有効期限日を表す情報である。
図5は、本実施形態に係るICカードプロパティの例示的な構成を示す図である。この例では、ICカードの識別番号を示すデータ500、有効期限を示すデータ501、更新開始日を示すデータ502、警告の要否を示すデータ503、回復可能期限を示すデータ504などが含まれている。
ステップS406において、CPU201は、ICカード端末から受信したカード利用日が、読み出したICカードの有効期限日よりも以前の日付であるかどうかを判定する(例えば、利用日を20030901と表現し、有効期限日を20031010と表現すれば、数値の大小により判定できるが、もちろん他の日付判定方法を用いてもよい。)。有効期限内であれば、ステップS408に進み、既に有効期限を徒過していればステップS416に進む。なお、このように有効期限の判定をICカード内で実行することにより、有効期限データがICカードから外部に漏洩しないため、ICカードのセキュリティが向上する。
ステップS408において、CPU201は、EEPROM204からICカードの更新期間情報(例:更新開始日データ502)を読み出し、ICカード端末から受信したカード利用日に基づいて、今日が更新期間内であるかどうかを判定する。更新期間情報は、更新期間の開始日(初日)を示す情報であってもよいし、具体的な更新期間(例:2ヶ月)などであってもよい。後者の場合は、CPU201が、受信したカード有効期限日から更新期間を差し引き、更新開始日を算出して、今日が更新期間内であるかどうかを判定すればよい。更新期間外(まだ更新期間に至っていない場合)であればステップS414に進み、更新期間内(有効期限が近づいている場合)であればステップS410に進む。
ステップS410において、CPU201は、有効期限等の警告を表す情報を、カードインタフェース207を通じてICカード端末に送信する。ICカード端末のCPU301は、カードインタフェース308を通じて、有効期限等の警告を表す情報を受信すると、表示装置304に警告情報を出力する。なお、警告情報は、警告音、警告音声としてスピーカ等から出力してもよい。あるいは、キャッシュレジスタ等のプリンタから印刷出力してもよい。
このように本発明では、有効期限が迫ってきた場合に、カード利用者等に警告を促すことができるため、カード利用者が更新処理の実行を失念してしまうことを低減できよう。また、具体的な有効期限日自体を出力せずに警告すれば、有効期限日を第三者に知られる恐れを低減できる。すなわち、セキュリティを確保しつつ有効期限を警告できる。
また、有効期限をユーザ自身が設定できるようにすれば、全ユーザの警告期間(この例では、更新可能期間と一致するが、もちろん更新可能期間とは異なるように設定してもよい。)が一致する可能性を低減させることができるため、仮に有効期限に近づいたことが第三者に知られたとしても、すぐさま有効期間の最終日を割り出せるわけではないため、セキュリティを向上できる。
ステップS412において、CPU201は、ICカードの更新予約処理を実行する。すなわち、ICカード自体に設定された有効期限についての更新処理を行なう。ここでは説明の便宜上、当該処理をサブルーチン(図6)として記述する。
ステップS414において、CPU201は、ICカード内に搭載されている各カードアプリケーションについての更新予約処理を実行する。本実施形態のICカードには複数のカードアプリケーションを搭載することができるが、この場合は、各カードアプリケーションごとに有効期限が異なる場合も増えよう。そのため、各カードアプリケーションごとに有効期限を分析して更新することが必要となる。なお、ここでは説明の便宜上、当該処理をサブルーチン(図7)として記述する。
ステップS416において、CPU201は、ICカードプロパティ211に含まれている回復可能期間に関する情報(例:回復可能期限データ504)を読み出して、読み出した情報と、カード利用日データとに基づいて、今日が回復可能期間内であるかどうかを判定する。回復可能期間に関する情報は、例えば、回復可能期間の最終日や、有効期限日からの具体的な期間(例:1ヶ月)などであるが、今日が回復可能期間内であるかどうかを判定するのに必要となる情報であればどのような情報であってもよい。回復可能期間も徒過している場合、CPU201は、エラー処理(例えば、ICカード端末に有効期限切れ情報、回復不能情報、使用不能情報などを送信)を実行して、カードの更新処理を終了する。
一方、回復可能期間内であれば、ステップS418において、CPU201は、回復許可が成されているかどうかを判定する。例えば、EEPROM204に記憶されているICカードのプロパティに回復許可情報が含まれているかどうかを判定したり、ICカード端末の操作部305において回復を許可する情報が入力され、その結果、CPU301が回復許可情報をICカード100に送信してきた場合にその回復許可情報に基づいて判定したりすることなどが考えられる。回復許可があれば、ステップS412に進み、ICカードの回復処理を実行する。回復許可がなければ、CPU201は、エラー処理(例えば、回復不能情報の送信)を実行して、カードの更新処理を終了する。
ステップS420において、CPU201は、上記の更新予約処理で予約されたICカードや各カードアプリケーションについての有効期限の更新処理(図9)を実行する。
図6は、本実施形態に係るICカードの有効期限の更新を予約する処理についての例示的なフローチャートである。ステップS600において、CPU201は、RAM202に記憶しておいたICカード端末の種別情報501を読み出す。
ステップS602において、CPU201は、読み出した種別情報が、ICカードの更新処理を実行できる端末であることを示しているかどうかを判定する。例えば、種別情報の末尾の符号が"A"であれば更新可能であるが如く予め定めておけばよい。このように、更新可能な端末かどうかを判定するのは、更新処理に向いた端末でのみ更新処理を実行するためである。
例えば、ETCゲート113や改札装置114などでは、渋滞を防ぐべく、瞬時に通過しなければならない。ところが瞬時に通過してしまうと、更新処理を完了できない場合もある。そのため、不適切なICカード端末は、予め更新処理を実行しないように除外しておくことが望ましい。なお、ETCゲート113や改札装置114などであっても、更新処理を実行するのに適切なほど処理速度が速ければ、更新可能と設定してもよい。更新可能な端末であればステップS604に進み、更新不可能な端末であれば、メインルーチン(図4)に戻る。
ステップS604において、CPU201は、回復処理が必要とされているのか、通常の更新処理が要求されているのかを判定する。例えば、メインルーチンのステップS418で回復許可ありと判定され場合には、回復処理を表すフラグをRAM202に記憶しておき、CPU201は、そのフラグが回復処理を表すものかどうかを判定してもよい。回復処理を示していれば、ステップS606に進み、そうでなければステップS610に進む。
ステップS606において、CPU201は、回復要求(カードIDを含むか伴う。)をICカード端末に送信する。ICカード端末のCPU301は、当該回復要求をICカードサーバ120に送信する。ICカードサーバ120のCPUは、当該ICカードのカードIDに基づいてハードディスクドライブ内の管理データベースを検索し、当該ICカードが回復可能なICカードであるかどうかを判定する。支払の滞りなどのない健全なユーザのICカードであれば、回復可能との情報がデータベースに登録されているものとする。このようにして回復可能であれば、ICカード端末に回復承認情報を送信する。ICカード端末のCPU301は、通信インタフェース307を介して回復承認情報を受信すると、回復承認を表すメッセージをICカード100に送信する。一方、回復拒否であれば、回復拒否を表すメッセージを送信する。
ステップS608において、CPU201は、ICカード端末から受信した情報が回復承認を表す情報か否かを判定する。回復承認であればステップS610に進み、回復拒否であれば、エラー処理(例えば、警告情報をICカード端末に送信するなど)を行ない、メインルーチンに戻る。
ステップS610において、CPU201は、ICカードの有効期限を更新すべき旨の情報をRAM202に書き込む。この際に、新規の有効期限の情報もRM202に書き込んでおく。これらを更新予約情報と呼ぶことにする。
このようにして、ICカードの有効期限の更新処理が予約される。とりわけ、本実施形態によれば、更新処理用の端末を予め指定しておくことで、不適切な端末を経由した更新処理を抑制できる。
図7は、本実施形態に係るカードアプリケーションの更新を予約する処理についての例示的なフローチャートである。これは、図4のステップS414に相当している。
ステップS700において、CPU201は、カードアプリケーションの数をカウントするための変数Nを0に初期化する。ステップS702において、CPU201は、変数Nをインクリメントする。
ステップS704において、CPU201は、N番目のカードアプリケーションのプロパティデータ212を読み出す。ここでは、カードアプリケーションごとの有効期限情報が読み出される。
図8は、本実施形態に係るカードアプリケーションのプロパティデータの一例を示す図である。アプリケーションID800には、カードアプリケーションの識別番号を示すデータが格納される。有効期限データ801には、各カードアプリケーションの有効期限最終日のデータが格納される。更新開始日データ802には、各カードアプリケーションの更新処理が可能となる期間の初日のデータが格納される。警告要否データ803には、有効期限が近づいているとき(例えば、更新開始日を過ぎたとき)などに警告情報をICカード端末から出力するかどうかを示すデータが格納されている。回復可能期限データ804には、更新処理をすることなくカードアプリケーションの有効期限を徒過してしまった場合に、当該カードアプリケーションの機能を回復できる期間又は期間の最終日のデータを格納する。アプリケーション名称データ805には、各カードアプリケーションの名称が格納される。回復時処理方法806には、有効期限の徒過したカードアプリケーションの機能を復活させる際の条件・方法などを指定するデータが格納されている。
ステップS706において、CPU201は、上述のカード利用日のデータと、有効期限データ801とに基づいて、N番目のカードアプリケーションが有効期限内であるかどうかを判定する。
ステップS708において、CPU201は、EEPROM204から読み出したICカードの更新開始日データ802と、ICカード端末から受信したカード利用日に基づいて、今日が更新期間内であるかどうかを判定する。更新期間情報は、更新期間の開始日を示す情報であってもよいし、具体的な更新期間(例:2ヶ月)などであってもよい。後者の場合は、CPU201が、受信したカード有効期限日から更新期間を差し引いて更新開始日を算出し、今日が更新期間内であるかどうかを判定すればよい。更新期間外(まだ更新期間に至っていない場合)であればステップS714に進み、更新期間内(有効期限が近づいている場合)であればステップS710に進む。
ステップS710において、CPU201は、有効期限等の警告を表す情報を、カードインタフェース207を通じてICカード端末に送信する。ICカード端末のCPU301は、カードインタフェース308を通じて、有効期限等の警告を表す情報を受信すると、表示装置304に警告情報を出力する。なお、警告情報は、警告音、警告音声としてスピーカ等から出力してもよい。あるいは、キャッシュレジスタ等のプリンタから印刷出力してもよい。
このように本発明では、何れかのカードアプリケーションの有効期限が迫ってきた場合に、カード利用者等に警告を促すことができるため、カード利用者が更新処理の実行を失念してしまう可能性を低減できよう。また、具体的な有効期限日自体を出力せずに警告すれば、有効期限日を第三者に知られるおそれを低減できる。すなわち、セキュリティを確保しつつ有効期限を警告できる。
また、有効期限をユーザ自信が設定できるようにすれば、各ユーザごとに警告期間(この例では、更新可能期間のこと)が異なるため、仮に有効期限に近づいたことが第三者に知られたとしても、有効期間の最終日を即座に知られてしまう危険性を低くすることができる。
ステップS712において、CPU201は、カードアプリケーションの更新予約処理を実行する。具体的には、更新対象のカードアプリケーションのIDと新規の有効期限に関する情報を更新予約情報としてRAM202などの記憶装置に書き込む。
ステップS714において、CPU201は、全てのカードアプリケーションについて更新予約処理が終了したか否かを判定する。すなわち、Nがアプリケーションの総数に至っているかどうか判定する。まだ、総数に至っていなければ、次のカードアプリケーションについて更新予約処理を実行すべく、ステップS702に戻る。全て終了していれば、メインルーチンに戻る。
一方、有効期限を徒過している場合は、ステップS716に進み、CPU201は、読み出した回復可能期間に関する情報(例:回復可能期限データ804)と、カード利用日データとに基づいて、今日が回復可能期間内であるかどうかを判定する。回復可能期間に関する情報は、例えば、回復可能期間の最終日や、有効期限日からの具体的な期間(例:1ヶ月)などであるが、今日が回復可能期間内であるかどうかを判定するのに必要となる情報であればどのような情報であってもよい。
回復可能期間も徒過している場合、CPU201は、エラー処理(例えば、ICカード端末に有効期限切れ情報、回復不能情報、使用不能情報などを送信)を実行して、ステップS714に進む。一方、回復可能期間内であれば、ステップS718に進み、CPU201は、回復許可が成されているかどうかを判定する。例えば、回復時処理方法データ806が、カードアプリケーションの管理センター(例:ICカードサーバ120)にアクセスしなくとても、予め回復を承認していることを示していれば、回復許可ありと判定する。回復時処理方法データ806が、管理センターからの承認が必要であることを示していれば、CPU201は、ICカード端末を介してICカードサーバ120に回復の承認要求を送信し、承認OKが返信されれば、回復許可ありと判定する。また、アプリケーションの廃棄が指定されていれば、アプリケーションや関連データを削除したあと、ステップS714に進む。回復許可があれば、ステップS712に進み、カードアプリケーションの更新予約処理を実行する。
図9は、本実施形態に係るICカード及びカードアプリケーションの更新処理についての例示的なフローチャートである。CPU201は、予めRAM202に更新予約情報が登録されているかどうかを判定する。そして、更新予約情報が登録されていれば、以下の処理を実行する。
ステップS900において、CPU201は、新規カードに移行するかどうかを判定する。例えば、ICカード端末のCPU301は、新規カードに移行するかどうかの問い合わせをICカードから受信すると、当該問い合わせを表示装置304に表示し、操作部305からの入力を待つ。入力された情報が、新規カードへの移行を表していれば、その旨のメッセージをICカードに送信する。そうでなければ、移行しない旨のメッセージを送信する。CPU201は、受信したメッセージに従って判定を実行する。新規カードに移行しないのであれば、ステップS902に進み、移行するならステップS904に進む。
ステップS902において、CPU201は、新規の有効期限情報を更新対象となっているカードアプリケーションのプロパティデータ212等に書き込む。ICカードの有効期限を更新する場合は、新規の有効期限情報をICカードのプロパティ211に書き込む。この新規の有効期限は、CPU201が発行したものでもよいし、ICカードサーバ120から送信されてきたものであってもよい。書込みが終了するとメインルーチンに戻る。
一方、ステップS904において、CPU201は、新規のカードへと移行すべきカードプリケーションのデータなどをICカード端末に送信する。このデータは暗号化されていることが望ましい。ICカード端末は、このデータをICカードサーバ120に送信する。ICカードサーバ120は、受信した回復に必要となるデータをデータベースに記憶する。さらに、ICカードサーバ120は、新規のICカードに対して回復に必要となるデータを書き込む。さらに、カード利用者の住所データをデータベースから検索抽出し、郵送又は宅配用の住所ラベルを印刷する。その後、新規カードがカード利用者に配送される。
ステップS906において、CPU201は、更新対象カードアプリケーションを新規カードに移行中であることを表すフラグをEEPROM204に書き込む。なお、新規カードにおいて当該カードアプリケーションの最初の使用が確認された後は、ICカードサーバ120から、当該カードアプリケーションの使用停止命令を旧カードに送信する。すると、旧カードのCPU201は、対象カードアプリケーションと関連データを削除する。
以上のようにして、カードアプリケーションの有効期限をユーザフレンドリーな手法でもって更新することができる。本実施形態では、有効期限を徒過した場合であっても、回復の承認が予め又はその都度得られており、しかもそのICカードが適切なICカード端末に接続されていれば、比較的簡単に有効期限を更新できる。
上述の実施形態では、有効期限が近づくと警告情報を出力するものであった。これは、カード利用者に有効期限の更新を促進する上で効果が高い。一方で、一度警告を行なった後にも執拗に警告が出力されると煩わしく感じられる場合もあろう。そのような場合には、警告の回数を低減することが必要となる。
図10は、本実施形態に係る警告処理の抑制に関する例示的なフローチャートである。例えば、上述の実施形態で説明したステップS408とステップS410(又はステップS708とステップS710)との間に警告処理をスキップ又は抑制するための処理(S409)を追加する。ステップS409において、CPU201は、既に所定回数の警告を実行したことを表す警告不要情報がEEPROM204に記憶されている場合には、警告不要と判定してステップS410をスキップする。警告不要情報は、例えば、警告情報を出力した時にCPU201がEEPROM204に書き込んだものである。あるいは、CPU201が、直前に警告した日時データをEEPROM204に記憶しておき、当該警告日時から所定時間が過ぎていない場合には、ステップS410をスキップするように構成してもよい。
上述の実施形態では、更新処理を実行するためのICカード端末であるか否かをICカード端末の種別情報に基づいて実行した。しかしながら、更新処理が不適切な端末かどうかは、当該端末の製造時や設置時に一義的に決定される必要はない。なぜなら、キャッシュレジスタなどのICカード端末では、閑散時などICカード端末に余裕があれば更新処理を実行できると考えられるからである。そこで、例えば、ICカード端末のCPU301は、表示装置304に有効期限の更新処理が必要であることを表示したのち、更新開始を意味するキーが操作部305から入力されると、更新開始命令をICカード100に送信する。この場合は、ユーザや店員が状況を判断して、更新を実行するか否かを決定できる。また、CPU301がタイマー310から現在時刻を取得し、当該時刻が予め定められた時間(例:繁忙期)以外であれば、更新開始命令をICカード100に送信してもよい。すなわち、更新処理の実行が不適切なタイミングは多々あるため、CPU301が更新処理を実行すべきか否かを決定してもよいのである。
上述の実施形態では、有効期限等の判定をICカード内で実行することでセキュリティを向上させていた。しかしながら、ICカード内のCPU201よりもICカード端末やICカードサーバ120などのCPUの方が一般に処理速度は速く、また、暗号化等により十分にセキュリティを確保できるのであれば、上記の更新処理を外部のCPUが実行してもよい。すなわち、上述の判定等のステップは全て又はその一部を外部のCPU(例:CPU301など)で実行してもよいのである。その際にICカードCPU201は、EEPROM204から更新処理に必要となるデータを読み出してICカード端末に送信し、一方で、ICカード端末から受信した更新処理に関するデータをEEPROM204などの記憶装置に書き込むように動作する。この点は、すでに本発明の第9の観点で説明したとおりである。このように本発明を構成しても上述の効果が得られることはいうまでもない。
図1は、本実施形態に係るICカードシステムの一例を示した図である。 図2は、本実施形態に係るICカードの例示的なブロック図である。 図3は、本実施形態に係るICカード端末の例示的なブロック図である。 図4は、本実施形態に係るICカードの更新処理(メインルーチン)に関する例示的なフローチャートである。 図5は、本実施形態に係るICカードのプロパティの一例を示す図である。 図6は、本実施形態に係るICカードの更新予約処理(サブルーチン)に関する例示的なフローチャートである。 図7は、本実施形態に係るカードアプリケーションの更新予約処理(サブルーチン)に関する例示的なフローチャートである。 図8は、本実施形態に係るカードアプリケーションのプロパティの一例を示す図である。 図9は、本実施形態に係るICカード及びカードアプリケーションの更新処理に関する例示的なフローチャートである。 図10は、本実施形態に係る警告抑制処理に関する例示的なフローチャートである。
符号の説明
100…ICカード
102…ICカードリーダライタ機能付き携帯電話機
103…ICカードリーダライタ機能付きPC
110…ICカードリーダライタ
112…ATM端末
113…ETCゲート
114…改札装置
120…ICカードサーバ

Claims (16)

  1. ICカード端末と接続して使用されるICカードであって、
    前記ICカードの有効期限情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記ICカードに搭載されている一以上のカードアプリケーションのそれぞれの有効期限情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記ICカード端末からカード利用日に関する情報を受信する受信手段と、
    前記第1の記憶手段から前記ICカードの有効期限情報を読み出すとともに、前記第2の記憶手段から前記カードアプリケーションの有効期限情報を読み出し、読み出されたそれぞれの有効期限情報と、該受信したカード利用日に関する情報とに基づいて、前記ICカード及び前記カードアプリケーションのうち少なくとも一つが所定の有効期限警告期間内にあるかを判定する有効期限判定手段と、
    前記有効期限警告期間内の場合に、前記ICカード端末に対して有効期限警告情報を送信する送信手段と
    を含むICカード。
  2. 前記受信手段を通じて前記ICカード端末に関する情報を受信すると、前記ICカード及び前記カードアプリケーションの少なくとも一つを更新するのに該ICカード端末を利用可能であることを表す情報が該受信した情報に含まれているか否かを判定する更新判定手段と、
    前記更新判定手段により更新可能と判定された有効期限情報を新規の有効期限情報でもって書き換える書換制御手段と
    をさらに含む請求項1に記載のICカード。
  3. 前記有効期限警告情報の送信の要又は不要を指定するための警告要・不要情報を記憶する第3の記憶手段をさらに含み、
    前記送信手段は、前記第3の記憶手段に記憶されている警告要・不要情報が警告要を示している場合には有効期限警告情報を送信し、警告不要を示している場合には有効期限情報を送信しない請求項1又は2に記載のICカード。
  4. 前記ICカード又は前記カードアプリケーションの有効期限を徒過した場合における、前記ICカード又は前記カードアプリケーションの回復の許可又は不許可を示す回復可否情報を記憶する第4の記憶手段と、
    前記受信手段を通じて入力された回復可否情報が回復の許可を示しているかを判定する許可判定手段とをさらに備え、
    前記回復が許可されていると判定された場合に、前記有効期限情報を新規の有効期限情報に書き換えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載されたICカード。
  5. 前記第1の記憶手段から前記ICカードの有効期限情報を読み出し、該読み出された有効期限情報と、該受信したカード利用日に関する情報とに基づいて、前記ICカードが所定の回復可能期間内にあるかを判定する第1の回復可能期間判定手段をさらに備え、
    前記所定の回復可能期間内である場合に、前記有効期限情報を新規の有効期限情報に書き換えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のICカード。
  6. 前記第2の記憶手段から前記カードアプリケーションの有効期限情報を読み出し、読み出された有効期限情報と、該受信したカード利用日に関する情報とに基づいて、前記カードアプリケーションが所定の回復可能期間内にあるかを判定する第2の回復可能期間判定手段をさらに備え、
    前記所定の回復可能期間内ある場合に、前記有効期限情報を新規の有効期限情報に書き換えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のICカード。
  7. 請求項1乃至6の何れか一つに記載のICカードと接続して使用されるICカード端末であって、
    現在の日付を計時するタイマー手段と、
    前記ICカードが接続してきた場合に、前記タイマー手段から日付データを取得し、取得した日付データをカード利用日データとして該ICカードに送信する送信手段と、
    前記ICカードから有効期限警告情報を受信する受信手段と、
    前記有効期限警告情報を受信すると、有効期限の警告メッセージを出力する出力手段と
    を含むICカード端末。
  8. 前記ICカード又は前記カードアプリケーションの有効期限の更新処理を実行できるICカード端末であるかどうかを表す更新可否情報を記憶する更新可否記憶手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記ICカードと接続すると、前記更新可否記憶手段から読み出した更新可否情報を前記ICカードに送信することを特徴とする請求項7に記載のICカード端末。
  9. ICカード端末及びICカードを含むICカードシステムであって、
    前記ICカードは、
    前記ICカードの有効期限情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記ICカードに搭載されている一以上のカードアプリケーションのそれぞれの有効期限情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段から前記ICカードの有効期限情報を読み出すとともに、前記第2の記憶手段から前記カードアプリケーションの有効期限情報を読み出し、読み出されたそれぞれの有効期限情報を前記ICカード端末に送信する送信手段とを備え、
    前記ICカード端末は、
    前記ICカードから送信された有効期限情報を受信する受信手段と、
    現在の日付を計時するタイマー手段と、
    前記有効期限情報を受信すると、前記タイマー手段からカード利用日を取得し、取得されたカード利用日と前記受信した有効期限情報とに基づいて、前記ICカード及び前記カードアプリケーションのうち少なくとも一つが所定の有効期限警告期間内にあるかを判定する有効期限判定手段と、
    前記有効期限警告期間内の場合に、有効期限の警告メッセージを出力する出力手段と
    を備えることを特徴とするICカードシステム。
  10. ICカード端末と接続して使用されるICカードであって、
    前記ICカードの有効期限情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記ICカードを更新する際のカードアプリケーションの更新オプションを指定するための更新オプション情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記ICカード端末からカード利用日に関する情報を受信する受信手段と、
    前記第1の記憶手段から前記ICカードの有効期限情報を読み出し、読み出されたそれぞれの有効期限情報と、該受信したカード利用日に関する情報とに基づいて、前記ICカードが所定の更新可能期間内にあるかを判定する更新可能判定手段と、
    前記更新可能の場合に、前記第2の記憶手段に記憶されている更新オプション情報を読み出し、該更新オプション情報に従って有効期限を更新する更新制御手段と
    を含むことを特徴とするICカード。
  11. ICカード端末と接続して使用されるICカードの更新方法であって、
    前記ICカード端末からカード利用日に関する情報を受信するステップと、
    前記ICカードの記憶装置に記憶されている該ICカードの有効期限情報と、該ICカードに搭載されている一以上のカードアプリケーションのそれぞれの有効期限情報とを読み出すステップと、
    前記読み出されたそれぞれの有効期限情報と、前記受信したカード利用日に関する情報とに基づいて、前記ICカード及び前記カードアプリケーションのうち少なくとも一つが所定の有効期限警告期間内にあるかを判定するステップと、
    前記有効期限警告期間内の場合に、前記ICカード端末に対して有効期限警告情報を送信するステップと
    を含むICカードの更新方法。
  12. 前記ICカード端末を利用して有効期限の更新が可能か否かを判定するステップと、
    前記更新可能と判定された場合に限り該ICカード端末において更新処理を実行するステップと
    をさらに含む請求項11に記載のICカードの更新方法。
  13. ICカード端末及びICカードを含むICカードシステムにおける有効期限情報の更新方法であって、
    前記ICカードにおいて、前記ICカードの有効期限情報と、前記ICカードに搭載されている一以上のカードアプリケーションのそれぞれの有効期限情報とを該ICカードの記憶装置から読み出すステップと、
    前記ICカードにおいて、前記読み出されたそれぞれの有効期限情報を前記ICカード端末に送信するステップと、
    前記ICカード端末において、前記ICカードから送信された有効期限情報を受信するステップと、
    前記ICカード端末において、前記有効期限情報を受信すると、現在の日付を計時するタイマーからカード利用日を取得するステップと、
    前記ICカード端末において、前記取得したカード利用日と、前記受信した有効期限情報とに基づいて、前記ICカード及び前記カードアプリケーションのうち少なくとも一つが所定の有効期限警告期間内にあるかを判定するステップと、
    前記ICカード端末において、前記有効期限警告期間内の場合に、有効期限の警告メッセージを出力するステップと
    を備えることを特徴とする有効期限の更新方法。
  14. 前記ICカード端末を利用して有効期限の更新が可能か否かを判定するステップと、
    前記更新可能と判定された場合に限り該ICカードの更新処理を実行するステップと
    をさらに含む請求項13に記載の有効期限の更新方法。
  15. ICカード端末と接続して使用されるICカードの有効期限の更新方法であって
    前記ICカード端末からカード利用日に関する情報を受信するステップと、
    前記カード利用日を受信すると、前記ICカードの有効期限情報を記憶した第1の記憶媒体から該有効期限情報を読み出すステップと、
    前記読み出されたそれぞれの有効期限情報と、該受信したカード利用日に関する情報とに基づいて、前記ICカードが所定の更新可能期間内にあるかを判定するステップと、
    前記更新可能の場合に、前記ICカードの第2の記憶媒体に記憶されている更新オプション情報を読み出すステップと、
    前記読み出された更新オプション情報に従って有効期限を更新するステップと
    を含むことを特徴とするICカードの有効期限の更新方法。
  16. 前記ICカード端末を利用して有効期限の更新が可能か否かを判定するステップと、
    前記更新可能と判定された場合に限り該ICカードの更新処理を実行するステップと
    をさらに含む請求項15に記載されたICカードの有効期限の更新方法。
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