JP2007328575A - 取引処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取得された顧客の手の画像を生体情報と手のパターン情報とに分別し、前記生体情報によって顧客の個人認証を行い、前記手のパターン情報によって取引処理を行うようにして、顧客の一度の動作によって顧客の個人認証と取引処理とを行うことができ、顧客は複雑な動作を行うことなく、容易に、煩わしく感じることなく取引を行うことができるようにする。
【解決手段】顧客の手の画像を取得する画像取り込み部11と、該画像取り込み部11が取得した手の画像を生体情報と手のパターン情報とに分別する画像処理部12とを有し、前記生体情報及び手のパターン情報によって、個人認証及び取引処理を同時に行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、取引処理装置に関するものである。
従来、銀行、信用金庫、郵便局等の金融機関の支店等の営業店に配設されたATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)、CD(Cash Dispenser:現金自動支払機)等の自動取引装置は、顧客が自分で操作して、入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替、送金、定期性預金設定等の金融取引を行うようになっている。なお、顧客が自動取引装置を操作する際には、キャッシュカードを使用し、さらに、暗証番号を入力することによって顧客の認証が行われる。
しかし、近年では、顧客のキャッシュカード及び暗証番号を不正に入手し、顧客になりすまして顧客の口座から出金したりする不正行為や、虚偽の情報に基づいて顧客に振込を行わせて直ちに引き出す振込詐欺が多発している。そこで、不正行為、振込詐欺等による被害を防止するために、任意の指の本数の組み合わせによってコード信号を作り、該コード信号に基づく符号を認識照合する指によるコード入力装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この場合、コード入力装置は、1回毎の指の本数を検出する指本数検出手段、及び、検出された1回毎の指の本数を順次記憶する記憶手段を備える。そして、前記コード入力装置は、前記記憶手段に順次記憶された指の本数の組み合わせと確認用の所定の組み合わせとを照合するようになっている。
実用新案登録第3006781号公報
しかしながら、前記従来の指によるコード入力装置においては、指の本数を検出するだけなので、例えば、手話サインに用いられる手のサインのような複雑な手の形状を認識することができなかった。また、手のひら静脈パターン認証装置や指紋認証装置が装着されている自動取引装置に前記指によるコード入力装置を装着した場合、該指によるコード入力装置の用途が数値の入力に限られているので、自動取引装置を操作する顧客は、個人認証のためには手のひら静脈パターン認証装置又は指紋認証装置を使用し、金額入力のためには指によるコード入力装置を使用する必要があるので、手間がかかり、煩わしく感じてしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、取得された顧客の手の画像を生体情報と手のパターン情報とに分別し、前記生体情報によって顧客の個人認証を行い、前記手のパターン情報によって取引処理を行うようにして、顧客の一度の動作によって顧客の個人認証と取引処理とを行うことができ、顧客は複雑な動作を行うことなく、容易に、煩わしく感じることなく取引を行うことができる取引処理装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の取引処理装置においては、顧客の手の画像を取得する画像取り込み部と、該画像取り込み部が取得した手の画像を生体情報と手のパターン情報とに分別する画像処理部とを有し、前記生体情報及び手のパターン情報によって、個人認証及び取引処理を同時に行う。
本発明の他の取引処理装置においては、顧客の手の画像を取得する画像取り込み部を有し、前記手の画像から生体情報及び手のパターン情報を順次取得し、取得された生体情報によって個人認証を行い、取得された手のパターン情報によって取引処理の選択を行う。
本発明の更に他の取引処理装置においては、顧客の手の画像を取得する画像取り込み部と、該画像取り込み部に設けられたカバーとを有し、該カバーによって前記画像取り込み部に提示する顧客の手の外部からの視認を防止する。
本発明によれば、取引処理装置は、取得された顧客の手の画像を生体情報と手のパターン情報とに分別し、前記生体情報によって顧客の個人認証を行い、前記手のパターン情報によって取引処理を行う。そのため、顧客の一度の動作によって顧客の個人認証と取引処理とを行うことができ、顧客は複雑な動作を行うことなく、容易に、煩わしく感じることなく取引を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における自動取引装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の第1の実施の形態における画像取り込み部に顧客が提示する手のサインを示す図である。
図1において、10は、銀行、信用金庫、郵便局等の金融機関の支店等に配設されたATM、CD等の取引処理装置としての自動取引装置であり、前記金融機関の顧客が自分で操作して、入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替、送金、定期性預金設定等の金融取引を行うための装置である。なお、前記自動取引装置10は、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、デパート等の商店の店舗、地下街、駅の構内、市役所、病院等の公共施設、工場、事務所等の私企業、駐車場、道路脇(わき)等の屋外等に配設されていてもよい。また、前記自動取引装置10は、他の機能、例えば、チケット予約機能、商品購入申込み機能、クレジットカードの与信確認機能、施設情報案内機能等を有するキオスク端末のような多機能端末であってもよい。なお、前記顧客は、金融機関に自己の口座を開設し、前記金融取引を行う者である。
また、前記自動取引装置10は、キーボード、タッチパネル、押しボタン等の入力手段から成る入力部、CRT、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等の表示手段から成る表示部19等を備える顧客操作部を有する。なお、該顧客操作部は、入力手段と表示手段との機能を兼ね備えるタッチパネルであることが望ましい。さらに、前記表示部19は、音声ガイダンス等を出力するためのスピーカ等の音声出力手段、前記顧客が金融機関の係員等と通話を行うためのマイクロホン等の音声入力手段等を備えていてもよい。
そして、前記自動取引装置10は、図2に示されるような顧客の手のパターン情報としての手のサインを撮像装置によって撮影してその画像を取り込む画像取り込み部11、取り込んだ画像データの画像処理を行う画像処理部12、及び、手のサインを認識するサイン認識部15を有する。前記顧客は、手の甲を下にし、図2(1)〜(10)に示されるような手のサインを作ることによって、金額情報として、1万円から10万円を表す手のサインを提示して金融取引を行うことができる。例えば、図2(2)に示されるようなVサインを手の甲を下にして提示すると、2万円の出金処理が行われる。
また、前記自動取引装置10は、キャッシュカード等のカードを取り扱うカード認識部13を有する。ここで、前記カードは、金融機関が顧客に対して発行した入金、出金、振込、残高照会等の金融取引を行うためのカードであり、IC、磁気ストライプ等を備える。そして、本人確認を行うための生体情報が口座開設時に前記ICにあらかじめ格納されている。前記生体情報は、例えば、アイリス、指紋、手の甲静脈パターン等であるが、生物学的特徴を利用して本人を確認することができるバイオメトリクス認証情報であればいかなる種類のものであってもよい。
本実施の形態においては、前記生体情報が手の甲静脈パターンであるものとして説明する。この場合、画像取り込み部11によって取り込んだ顧客の手の画像を画像処理部12によって処理することにより得られた手の甲の静脈画像を前記ICに登録する。さらに、口座開設時に手の甲の静脈画像をカードのICに格納する際には、図2(1)〜(10)に示されるような手のサインを作り、手のサインの各々に対応する手の甲の静脈画像を登録する。また、前記生体情報の有効期限等も前記ICに格納されていることが望ましい。なお、前記磁気ストライプには、顧客の氏名、口座番号、暗証番号等の情報が格納されている。
そして、前記カード認識部13は、カードが挿入されるカードスロットを備え、該カードスロット内には、カードを搬送する図示されない搬送装置、及び、カードの磁気ストライプやICに格納された情報の読み取り、上書き、消去等を行うための磁気ヘッド等の記録ヘッドが配設される。なお、前記カード認識部13は他の金融機関の発行したキャッシュカードやクレジットカード、デビットカード等の他の種類のカードも取り扱えることが望ましい。
さらに、前記カード認識部13は明細票を発行する機能を備える。該明細票は、入金、出金、残高照会、振込、振替、送金、定期性預金設定等の顧客が行った金融取引に関する情報が印刷される紙片であり、口座番号、金融取引の種類、取引金額等が印刷される。なお、前記明細票は、顧客が希望したときだけに発行されるようにしてもよい。
また、前記自動取引装置10は、個人情報に基づいて顧客の個人認証を行う個人認証部14を有する。ここで、該個人認証部14は、前記画像処理部12及びカード認識部13と接続され、前記画像処理部12によって画像処理された顧客の手の画像データと、前記カード認識部13が読み取ったカードのICに格納されている手の甲静脈パターンとを比較して、前記自動取引装置10を操作する顧客の個人認証を行うようになっている。
また、前記自動取引装置10は、預金通帳等の通帳に記帳する通帳処理部16を有する。ここで、前記通帳は、金融機関が顧客に対して発行した預金通帳等の冊子状の通帳であり、入金、出金、振込、振替、送金、定期性預金設定等の金融取引の記録が印刷されるものである。なお、前記通帳の表紙又は裏表紙には、顧客の氏名、口座番号、暗証番号等の情報を格納する磁気ストライプを備える。さらに、前記情報を格納する部材としては、前記磁気ストライプに代えて、通帳に埋め込まれたICであってもよい。
そして、前記通帳処理部16は、通帳が挿入される図示されない通帳スロットを備え、該通帳スロット内には、通帳を搬送する図示されない搬送装置、通帳に前記金融取引の記録を印刷する印字ヘッド、及び、通帳の磁気ストライプやICに格納された情報の読み取り、上書き、消去等を行うための磁気ヘッド等の記録ヘッドが配設される。
さらに、前記自動取引装置10は、取引内容を印字して明細票を発行する図示されない印字部を備える。前記明細票は、入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替、送金、定期性預金設定等の顧客が行った金融取引に関する情報が印刷される紙片であり、口座番号、金融取引の種類、取引金額等が印刷される。なお、前記明細票は、顧客が希望したときだけに発行されるようにしてもよい。
そして、前記自動取引装置10は、紙幣を取り扱う紙幣入出金部17を有する。該紙幣入出金部17は、入金等の金融取引において顧客が入金した紙幣を受け取り、カウント、すなわち、計数するとともに、出金等の金融取引において所定金額の紙幣を紙幣受取口から払い出す。なお、前記紙幣入出金部17において、前記紙幣受取口には開閉可能なシャッタが配設され、該シャッタは、紙幣を払い出す時に開くようになっている。
さらに、前記自動取引装置10は、プログラムに従って動作を行う一種のコンピュータであり、前記自動取引装置10の動作を統括的に制御する制御部18を有する。該制御部18は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備え、前記個人認証部14、サイン認識部15、通帳処理部16及び紙幣入出金部17に通信可能に接続され、前記個人認証部14、サイン認識部15、通帳処理部16及び紙幣入出金部17の動作を制御する。また、前記自動取引装置10は、図示されない勘定系上位装置としての前記金融機関のホストコンピュータに通信可能に接続され、金融取引を行う。
次に、前記構成の自動取引装置10の動作について説明する。ここでは、金融取引が出金である場合について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における自動取引装置の出金取引処理を示すフローチャートである。
まず、顧客は、自動取引装置10の顧客操作部を操作して入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替、送金、定期性預金設定等の金融取引を開始する。この場合、前記自動取引装置10は、顧客操作部の表示部19に、金融取引を選択するためのガイダンスとして取引選択画面を表示する。
続いて、前記自動取引装置10は、顧客操作部の表示部19に、カードを挿入するためのガイダンスとしてカード挿入誘導画面を表示する。そして、顧客は、ガイダンスに従い、カードをカード認識部13のカードスロットに挿入する。すると、カード認識部13はカードを取り込み、該カードから顧客の生体情報を読み込む。そして、読み込んだ生体情報は個人認証部14へ送信される。
次に、前記自動取引装置10は、顧客操作部の表示部19に、個人認証及び取引処理をを行うためのガイダンスとして手のサインの入力を顧客に促す画面を表示する。そして、顧客は、ガイダンスに従い、図2に示されるような手のサインを作り、手の甲を下にして画像取り込み部11に提示する。すると、該画像取り込み部11は、顧客の手のサインを撮像装置によって撮影してその画像を取り込み、画像処理部12に送信する。該画像処理部12は、顧客の手の画像を手の甲の静脈画像、すなわち、生体情報と手のサイン画像、すなわち、手のパターン情報とに分別する。そして、手の甲の静脈画像を個人認証部14へ送信し、手のサイン画像をサイン認識部15へ送信する。
次に、該サイン認識部15は、受信した手のサイン画像が出金取引を表すものであるか否かを判断する。なお、出金取引を表す手のサインは、手の甲を下にし、図2に示されるように金額情報を表すものであって、あらかじめ登録されている。そして、受信した手のサイン画像が出金取引を表すものでない場合、既存の取引手段による取引が行われる。
一方、受信した手のサイン画像が出金取引を表すものである場合、制御部18は、ホストコンピュータと交信を行い、前記手のサインが示す出金金額を前記顧客の口座の残高と照合する。また、個人認証部14は、カード認識部13から受信した前記顧客の生体情報と画像処理部12から受信した手の甲の静脈画像とを照合し、照合の結果を制御部18へ送信する。
続いて、該制御部18は、出金金額と口座の残高との照合及び生体情報と手の甲の静脈画像との照合の結果に基づいて、顧客及び金額に問題がないか否か、すなわち、顧客の本人確認が行われ、かつ、出金金額が口座の残高以下であるか否かを判断する。そして、顧客又は金額に問題がある場合、すなわち、顧客の本人確認が行われなかったか、又は、出金金額が口座の残高より多い場合には、出金取引を行うことができないので、カード認識部13がカードスロットからカードを返却し、取引を終了する。
また、顧客及び金額に問題がない場合、すなわち、顧客の本人確認が行われ、かつ、出金金額が口座の残高以下である場合、紙幣入出金部17が紙幣を計数し、前記出金金額の紙幣を紙幣受取口から払い出す。そして、カード認識部13は、カードの返却及び明細票を発行を行い、カードスロットからカード及び明細票を排出する。前記紙幣入出金部17は、顧客によって紙幣の抜き取りが完了したか否かを判断し、紙幣の抜き取りが完了したことが確認されると、紙幣受取口のシャッタを閉める。これにより、すべての処理が終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 取引選択画面を表示する。
ステップS2 カードを取り込む。
ステップS3 手のサインを促す。
ステップS4 出金取引を表すものであるか否かを判断する。出金取引を表すものである場合はステップS5に進み、出金取引を表すものでない場合はステップS6に進む。
ステップS5 ホストコンピュータと交信を行う。
ステップS6 既存の取引手段による取引を行い、処理を終了する。
ステップS7 顧客及び金額に問題がないか否かを判断する。顧客及び金額に問題がある場合はステップS8に進み、顧客及び金額に問題がない場合はステップS9に進む。
ステップS8 カードを返却し、処理を終了する。
ステップS9 紙幣を計数する。
ステップS10 カードの返却及び明細票の発行を行う。
ステップS11 紙幣の抜き取りが完了したか否かを判断する。紙幣の抜き取りが完了した場合はステップS12に進み、紙幣の抜き取りが完了していない場合はそのまま待機する。
ステップS12 シャッタを閉め、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、手の甲静脈パターンによる個人認証と手のサインによる出金取引とを、同一の入力装置としての画像取り込み部11によって行うことができる。そのため、数万円の出金のような頻度の高いと思われる特定の処理の場合、画像取り込み部11が手の甲の静脈画像、処理内容情報及び出金金額情報を一度に取り込むことによって、顧客の作業をワンアクションで済ませることができる。これにより、「毎月10万円を出金する」などのように、自動取引装置10の用途が決まっている顧客にとっては、処理内容選択、個人認証、金額入力等の煩雑な作業が不要となり、その作業を簡略化することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び効果についても、その説明を省略する。
図4は本発明の第2の実施の形態における画像取り込み部に顧客が提示する手のサインを示す図である。
本実施の形態において、顧客は、処理内容情報提示、個人認証、金額情報提示、確認又は取消提示等を順次行うようになっている。例えば、処理内容情報を提示する場合は、図4に示されるような手のサインのうちの「1」から「6」までの6個の数値サインを使用して、それぞれ、出金、入金、残高照会、振込、振替及び通帳記帳の金融取引を提示する。なお、本実施の形態における手のサインは、すべて手のひらを下にして提示される。
また、個人認証を行う場合、画像取り込み部11に手のひらを下にして広げた状態で提示する。さらに、金額情報を提示する場合は、「0」から「9」までの10個の数値を表す手のサインと「千」、「万」、「円」を表す手のサインとを組み合わせて表現するようにする。例えば、105万円を示す場合、「1」、「0」、「5」、「万」及び「円」を表す手のサインを順次提示する。
さらに、確認又は取消を提示する場合は、手のサインのうち「1」又は「2」の数値サインを使用して、提示する。
そして、顧客は、口座開設時に手のひらの静脈画像をカードのICに格納する。この際、手のひらを下にして広げた状態で提示して、手のひらの静脈画像を登録する。
なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態における自動取引装置10の動作について説明する。ここでは、金融取引が出金である場合について説明する。
図5は本発明の第2の実施の形態における表示部に表示される取引選択画面の例を示す図、図6は本発明の第2の実施の形態における表示部に表示される個人認証を促す画面の例を示す図、図7は本発明の第2の実施の形態における表示部に表示される金額の入力を促す画面の例を示す図、図8は本発明の第2の実施の形態における表示部に表示される確認を促す画面の例を示す図、図9は本発明の第2の実施の形態における出金取引処理を示すフローチャートである。
まず、顧客は、自動取引装置10の顧客操作部を操作して入金、出金、通帳記帳、残高照会等の金融取引を開始する。この場合、前記自動取引装置10は、顧客操作部の表示部19に、金融取引を選択するためのガイダンスとして、図5に示されるような取引選択画面を表示する。この場合、手のパターン情報としての手のサインを入力するためのガイダンスが表示される。
そして、顧客は、ガイダンスに従い、取引したい処理に対応する図4(1)〜(6)に示されるような手のサインを、画像取り込み部11に提示する。該画像取り込み部11は取り込んだ手の画像を画像処理部12へ送信し、該画像処理部12は、処理した手のサイン画像、すなわち、処理内容情報をサイン認識部15へ送信する。そして、該サイン認識部15は、受信した手のサイン画像から「1」から「6」の数値を識別し、この情報を制御部18へ送信する。
続いて、該制御部18は、出金取引が選択されたか否かを判断する。そして、出金取引が選択されていない場合、他の取引が実行される。なお、他の取引における動作については、説明を省略する。
一方、出金取引が選択された場合、自動取引装置10は、顧客操作部の表示部19に、カードを挿入するためのガイダンスとしてカード挿入誘導画面を表示する。そして、顧客は、ガイダンスに従い、カードをカード認識部13のカードスロットに挿入する。すると、カード認識部13はカードを取り込み、該カードから顧客の生体情報としての登録された手のひらの静脈画像を読み込む。そして、読み込んだ手のひらの静脈画像は個人認証部14へ送信される。
続いて、前記自動取引装置10は、顧客操作部の表示部19に、図6に示されるような個人認証を促す画面を表示する。そして、顧客は、ガイダンスに従い、手のひらを下にして広げた状態で画像取り込み部11に提示する。すると、該画像取り込み部11は、取り込んだ手のひらの画像を画像処理部12へ送信して、該画像処理部12は、処理した手のひらの静脈画像を個人認証部14へ送信する。そして、該個人認証部14は、画像処理部12から受信した手のひらの静脈画像をカード認識部13から受信した手のひらの静脈画像と照合し、顧客の個人認証を行う。
次に、前記自動取引装置10は、顧客操作部の表示部19に、図7に示されるような出金金額の入力を促すためのガイダンスとして出金金額入力画面を表示する。そして、顧客は、ガイダンスに従い、図4に示されるような手のサインを作り、画像取り込み部11に提示する。すると、該画像取り込み部11は、取り込んだ手のサイン画像を画像処理部12へ送信して、該画像処理部12は、処理した手のサイン画像をサイン認識部15へ送信する。そして、該サイン認識部15は、受信した手のサイン画像から金額情報を識別し、該金額情報を制御部18へ送信する。このようにして、1つの金額情報、すなわち、金額の最初の桁(けた)の数字が認識されると、次の金額情報、すなわち、次の桁の数字を示す手のサインの提示を要求する。このような動作を「円」を表す手のサインが提示されるまで、繰り返して行う。例えば、出金金額が2万円である場合、「2」及び「万」を表す手のサインが順次提示された後で、「円」を表す手のサインが提示される。
そして、顧客によって「円」を表す手のサインが提示されると、前記自動取引装置10は、図8に示されるような画面を表示部19に表示し、入力された出金金額を示し、顧客に確認を促す。続いて、顧客は、確認又は取消を示す手のサインを画像取り込み部11に提示する。例えば、確認の場合は「1」を表す手のサインを提示し、取消の場合は「2」を表す手のサインを提示する。
続いて、制御部18は、提示された手のサインに基づいて、処理の続行が確認されたか否かを判断する。そして、提示された手のサインが取消を示すものである場合には、処理の続行が確認されていないと判断して、取引選択画面を表示する。また、提示された手のサインが確認を示すものである場合には、処理の続行が確認されたと判断し、制御部18は、ホストコンピュータと交信を行い、前記手のサインが示す出金金額を前記顧客の口座の残高と照合する。また、個人認証部14は、カード認識部13から受信した前記顧客の生体情報と画像処理部12から受信した手のひらの静脈画像との照合の結果を制御部18へ送信する。
続いて、該制御部18は、出金金額と口座の残高との照合及び生体情報と手のひらの静脈画像との照合の結果に基づいて、顧客及び金額に問題がないか否か、すなわち、顧客の本人確認が行われ、かつ、出金金額が口座の残高以下であるか否かを判断する。そして、顧客又は金額に問題がある場合、すなわち、顧客の本人確認が行われなかったか、又は、出金金額が口座の残高より多い場合には、出金取引を行うことができないので、カード認識部13がカードスロットからカードを返却し、取引を終了する。
また、顧客及び金額に問題がない場合、すなわち、顧客の本人確認が行われ、かつ、出金金額が口座の残高以下である場合、紙幣入出金部17が紙幣を計数し、前記出金金額の紙幣を紙幣受取口から払い出す。そして、カード認識部13は、カードの返却及び明細票の発行を行い、カードスロットからカード及び明細票を排出する。前記紙幣入出金部17は、顧客によって紙幣の抜き取りが完了したか否かを判断し、紙幣の抜き取りが完了したことが確認されると、紙幣受取口のシャッタを閉める。これにより、すべての処理が終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS21 取引選択画面を表示する。
ステップS22 手のサインを提示する。
ステップS23 出金取引が選択されたか否かを判断する。出金取引が選択された場合はステップS24に進み、出金取引が選択されていない場合はステップS36に進む。
ステップS24 カードを取り込む。
ステップS25 個人認証を行う。
ステップS26 手のサインを提示する。
ステップS27 「円」のサインが提示されたか否かを判断する。「円」のサインが提示された場合はステップS28に進み、「円」のサインが提示されていない場合はステップS26に戻る。
ステップS28 処理の続行が確認されたか否かを判断する。処理の続行が確認された場合はステップS29に進み、処理の続行が確認されていない場合はステップS21に戻る。
ステップS29 ホストコンピュータと交信を行う。
ステップS30 顧客及び金額に問題がないか否かを判断する。顧客及び金額に問題がある場合はステップS31に進み、顧客及び金額に問題がない場合はステップS32に進む。
ステップS31 カードを返却し、処理を終了する。
ステップS32 紙幣を計数する。
ステップS33 カードの返却及び明細票の発行を行う。
ステップS34 紙幣の抜き取りが完了したか否かを判断する。紙幣の抜き取りが完了した場合はステップS35に進み、紙幣の抜き取りが完了していない場合はそのまま待機する。
ステップS35 シャッタを閉め、処理を終了する。
ステップS36 他の取引処理を実行し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、入金、出金等の処理の選択や確認又は取消の操作を、タッチパネルを操作することなく、手のサインによって入力することができ、ハードウェアのコストを削減することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び効果についても、その説明を省略する。
本実施の形態においては、画像取り込み部11にカバーを設け、外部から顧客の手のサインが見えないようになっている。また、表示部19は、例えば、視野角の狭い液晶ディスプレイ等のように、視野角が狭い表示手段から成る。これにより、顧客以外からは、表示部19の表示内容が見えないようになっている。なお、その他の点の構成については、前記第1及び第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
また、前記構成の自動取引装置10の動作については、前記第1及び第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
このように、本実施の形態においては、外部から顧客の操作や操作内容を見られることがないので、盗撮カメラ等によって操作情報を盗み見されることがない。そのため、セキュリティを高めることができる。
なお、前記第1〜第3の実施の形態においては、本発明を自動取引装置10に適用した例について説明したが、生体情報による個人認証によって決済を行う自動販売機などにも適用可能である。
また、前記第1〜第3の実施の形態においては、生体情報として静脈画像を利用する個人認証の例について説明したが、生体情報として手の静脈画像と指紋とを併用することもできる。
さらに、前記第2の実施の形態においては、出金取引処理について説明したが、入金取引処理や残高照会、振込処理、振替処理、通帳記入処理等の処理にも適用可能である。
さらに、前記第2の実施の形態においては、入力装置を画像取り込み部11のみとしたが、タッチパネルなどの入力装置との併用も適用可能である。
さらに、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における自動取引装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における画像取り込み部に顧客が提示する手のサインを示す図である。 本発明の第1の実施の形態における自動取引装置の出金取引処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における画像取り込み部に顧客が提示する手のサインを示す図である。 本発明の第2の実施の形態における表示部に表示される取引選択画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における表示部に表示される個人認証を促す画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における表示部に表示される金額の入力を促す画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における表示部に表示される確認を促す画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における出金取引処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 自動取引装置
11 画像取り込み部
12 画像処理部

Claims (3)

  1. (a)顧客の手の画像を取得する画像取り込み部と、
    (b)該画像取り込み部が取得した手の画像を生体情報と手のパターン情報とに分別する画像処理部とを有し、
    (c)前記生体情報及び手のパターン情報によって、個人認証及び取引処理を同時に行うことを特徴とする取引処理装置。
  2. (a)顧客の手の画像を取得する画像取り込み部を有し、
    (b)前記手の画像から生体情報及び手のパターン情報を順次取得し、取得された生体情報によって個人認証を行い、取得された手のパターン情報によって取引処理の選択を行うことを特徴とする取引処理装置。
  3. (a)顧客の手の画像を取得する画像取り込み部と、
    (b)該画像取り込み部に設けられたカバーとを有し、
    (c)該カバーによって前記画像取り込み部に提示する顧客の手の外部からの視認を防止することを特徴とする取引処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101499197B (zh) * 2008-01-31 2011-11-09 冲电气工业株式会社 自动交易装置和自动交易***
JP2017049867A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 日本電気株式会社 認証装置、防犯システム、認証方法およびプログラム
JP2020009002A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 株式会社日本総合研究所 ユーザ端末装置

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