JP5112982B2 - 位置教示機能使用者認証システム及び位置教示機能使用者認証方法 - Google Patents

位置教示機能使用者認証システム及び位置教示機能使用者認証方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば物品(対象物)の位置を見失ったユーザに、携帯端末により物品位置を教示する位置教示機能に係り、詳しくはこの位置教示機能の使用に際して本人認証を行う位置教示機能使用者認証システム及び位置教示機能使用者認証方法に関する。
近年、各地において郊外型の大型ショッピング施設が多く建設され、このような郊外型の大型ショッピング施設では、多数の客が訪れる関係上、非常に広大な敷地面積の駐車場を完備しているところが多い。よって、このショッピング施設に車両で訪れた客の中には、買い物を終えて帰宅の途に付く際に、駐車場に駐車しておいた車両の位置を忘れてしまう人もいる。よって、このような状況になっても簡単に車両を見つけ出せるようにするために、駐車車両の位置の発見を手助けするシステムとして、今日ではカーファインダシステムというものが開発されている。このカーファインダシステムの一例は、例えば特許文献1,2等に開示されている。
これら文献に開示される一般的なカーファインダシステムでは、ユーザが所持する携帯端末として車両キーや携帯電話等が使用される。そして、カーファインダシステムを動作させる要求操作が携帯端末で行われると、その操作に対応した操作信号が携帯端末から車両に無線発信され、車両がこの操作信号を受信すると、車両と携帯端末との間の位置関係を割り出し、携帯端末に車両の駐車位置を表示させる。よって、ユーザは携帯端末の表示位置を見れば車両の駐車位置が確認可能となるので、広大な敷地面積の駐車場において自車両の位置が分からなくなっても、携帯端末の案内によって自車両を簡単に発見することが可能となる。
特開2006−347291号公報 特開2007−241472号公報
しかし、このカーファインダ機能を備え持つ携帯端末をユーザが何かの不意で気付かずに落としてしまい、落としたこの携帯端末が第三者に拾われる場合も想定される。このとき、携帯端末を拾った第三者は、カーファインダ機能を使用すれば、拾った携帯端末がどの車両のものかを簡単に割り出すことが可能である。よって、携帯端末を拾った第三者に車両を探され、この第三者によって車両が盗難に遭う可能性も否めないことから、車両−車両キーの間にこの種のカーファインダシステムを搭載しても、車両盗難に対する高いセキュリティ性を備える技術開発が要望されていた。
本発明の目的は、携帯端末に位置教示機能を搭載しても、第三者によりこの位置教示機能によって物品位置が勝手に割り出されて物品が不正使用されてしまう状況を生じ難くすることができる位置教示機能使用者認証システム及び位置教示機能使用者認証方法を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、物品に位置教示を要求する要求操作が携帯端末で実行された際、当該携帯端末と前記物品との間の位置関係を割り出し、前記携帯端末上でユーザに物品位置を教示する位置教示機能を持った位置教示機能使用者認証システムにおいて、前記位置教示の要求操作が前記携帯端末で実行された際、前記位置教示機能で使用する第1通信網とは別系統の第2通信網を使用して、前記要求操作を行った使用要求者に関して本人認証を行うことを要旨とする。
この構成によれば、ユーザが物品の配置位置を忘れてしまった場合には、携帯端末に備え付けられた位置教示機能により物品位置を確認するために、ユーザは位置教示機能を実行させる要求操作を携帯端末で行う。このとき、携帯端末が物品と無線通信を開始し、この通信の過程において携帯端末が物品との位置関係を割り出して、携帯端末上に物品の配置位置を通知する。これにより、ユーザは携帯端末により物品の配置位置を確認可能となることから、ユーザはもし仮に物品の配置位置を忘れてしまった場合でも、位置教示機能を使用すれば物品位置を知ることが可能となる。
ところで、ユーザは所持している携帯端末を何かの弾みで不意に何処かで落としてしまう場合も想定される。このとき、落とした携帯端末が第三者に拾われ、携帯端末を拾った第三者が携帯端末の位置教示機能を使用して物品を探し出し、物品に危害を加えたり、或いは物品に盗難行為を働いたりするなどの状況が発生することも否めない。よって、携帯端末に位置教示機能を搭載した場合は、物品位置を忘れたユーザにその位置を教示可能となるという利便性は持たせられるものの、携帯端末を不注意で落としたときには、携帯端末を拾った第三者に物品位置を簡単に割り出され、物品に不正な行為が加えられてしまう欠点がある。
しかし、本構成では、物品に位置教示を要求する要求操作が携帯端末で実行された際、位置教示機能を実行する前に、要求操作で使用する通信とは別系統の通信網を使用して本人認証を行い、この本人認証が成立したことを条件に位置教示機能の使用が許可される。よって、もし仮に第三者が携帯端末を拾った際に、携帯端末備え付けの位置教示機能を使って物品位置を探し出そうとしても、第三者は第2通信網に準ずる無線通信を実行させ得る端末までは持ち得ていないはずであるから、第三者は本人認証を成立させられず、位置教示機能は動作しない。このため、携帯端末に位置教示機能を搭載しても、第三者によって位置教示機能により物品位置が勝手に割り出されて物品が不正使用されてしまう状況を生じ難くすることが可能となる。
本発明では、前記携帯端末は、当該携帯端末で前記位置教示の要求操作が実行されると、その旨を通知する位置教示要求を、前記第1通信網を介して前記物品に発信し、前記物品は、前記位置教示要求を受信すると、前記位置教示機能を動作させる前に、前記第2通信網下において通信可能な通信端末と無線通信を行って前記本人認証を行い、当該通信端末からの応答操作に基づき認証成立の可否を判定することを要旨とする。
この構成によれば、物品が行う本人認証は、第2通信網下で携帯端末とは別の端末である通信端末と無線通信を開始して、使用者に対して通信端末において応答操作を実行させつつ、この応答操作が正規操作か否かを見ることにより実行する。このため、本人認証は通信端末で応答操作を行うという使用者の意志を伴った操作が入ることになるので、本人認証をより精度よく行うことが可能となる。
本発明では、前記第1通信網は、通信範囲が狭い領域をとる狭域通信網であり、前記第2通信網は、通信範囲が前記狭域通信網よりも広い領域をとる広域通信網であることを要旨とする。
この構成によれば、第2通信網は通信領域が広範囲のエリアをとる広域通信網であるので、例えば本人認証にサーバを介した認証をとることが可能となる。よって、このようなサーバを介した本人認証が可能となれば、サーバを利用した認証レベルの高い認証方式を使用することが可能となるので、本人認証の精度向上化に効果が高くなる。なお、定義として、狭域通信網とは、通信範囲がユーザによって目の届く範囲の通信網のことをいい、広域通信網とは、通信網(無線通信経路)が通信センタ(サーバ)を介するなど、ユーザの目に見えないところまで通信範囲が延びている通信網のことをいう。
本発明では、物品に位置教示を要求する要求操作が携帯端末で実行された際、当該携帯端末と前記物品との間の位置関係を割り出し、前記携帯端末上でユーザに物品位置を教示する位置教示機能で使用される位置教示機能使用者認証方法において、前記位置教示の要求操作が前記携帯端末で実行された際、前記位置教示機能で使用する第1通信網とは別系統の第2通信網を使用して、前記要求操作を行って前記位置教示機能の使用を要求した使用者に関して本人認証を行うことを要旨とする。
本発明によれば、携帯端末に位置教示機能を搭載しても、第三者によりこの位置教示機能によって物品位置が勝手に割り出されて物品が不正使用されてしまう状況を生じ難くすることができる。
以下、本発明を具体化した位置教示機能使用者認証システム及び位置教示機能使用者認証方法の一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、車両キーとして使用される電子キー2との間でキー照合を行う電子キーシステム3と、車両ドア(座席ドア及びラッゲージドアも含む)のドアロックを施解錠するドアロックシステム4と、エンジンの動作状態を管理するエンジンシステム5とが設けられている。なお、電子キー2は、車両1との間で狭域無線通信が可能であって、電子キー2が固有に持つIDコードを無線通信により車両1に発信して車両1にキー照合を行わせるキーである。なお、車両1が物品に相当し、電子キー2が携帯端末に相当する。
電子キーシステム3には、電子キー2がIDコードを発信するときに個別のキー操作が不要であるキー操作フリーシステム6がある。キー操作フリーシステム6には、ドアロック施解錠操作の際にキー操作を必要としない機能としてスマートエントリーシステムがある。このスマートエントリーシステムでは、車両1に、電子キー2との間でキー照合(ID照合)を行う照合ECU7が設けられている。照合ECU7には、車外にLF帯(約130KHz)の信号を発信する車外LF発信機8と、車内に同じLF帯の信号を発信する車内LF発信機9と、低RF帯(約312MHz)の信号を受信可能なRF受信機10とが接続されている。また、照合ECU7は、車内の一ネットワークである車内LAN11を介してドアロックシステム4及びエンジンシステム5に接続されている。
また、電子キー2には、電子キー2の各種動作を統括制御する通信制御部12が設けられている。この通信制御部12は、CPU13やメモリ14等の各種デバイスを持ち、電子キー2が持つ固有のキーコードとしてIDコードがメモリ14に登録されている。通信制御部12には、LF帯の無線信号を受信可能なLF受信機15と、低RF帯(約312MHz)の無線信号を発信可能なRF発信機16とが接続されている。通信制御部12は、LF受信機15でどの種の無線信号を受け付けたか否かを逐次監視するとともに、RF発信機16からの信号発信の動作を管理する。
車両1が駐車状態の際、照合ECU7は、車外LF発信機8からLF帯のリクエスト信号Srqを断続的に発信させ、車両周辺にリクエスト信号Srqの車外通信エリアを形成して、狭域無線通信(以降、スマート通信と記す)の成立を試みる。電子キー2がこの車外通信エリアに入り込んでリクエスト信号Srqを受信すると、電子キー2はリクエスト信号Srqに応答する形で、自身のメモリ14に登録されたIDコードを乗せたID信号Sidを低RF帯の信号で返信する。照合ECU7は、RF受信機10でID信号Sidを受信してスマート通信が確立すると、自身のメモリ17に登録されたIDコードと電子キー2のIDコードとを照らし合わせてID照合、いわゆるスマート照合(車外照合)を行う。照合ECU7は、この車外照合が成立したことを確認すると、ドアロックシステム4によるドアロック施解錠動作を許可又は実行する。
また、キー操作フリーシステム6には、エンジン始動停止操作の際に実際の車両キー操作を必要とせずに単なるスイッチ操作のみでエンジン(図示略)の始動停止操作を行うことが可能な機能としてワンプッシュエンジンスタートシステムがある。このワンプッシュエンジンスタートシステムでは、例えばカーテシスイッチ(図示略)により運転者の車内への乗車が確認されると、照合ECU7はそれまでの車外LF発信機8からではなく、今度は車内LF発信機9からリクエスト信号Srqを発信して、車内全域に車内通信エリアを形成する。照合ECU7は、電子キー2がこの車内通信エリアに入り込んで返信してきたID信号SidをRF受信機10で受信すると、自身に登録されたIDコードと電子キー2のIDコードとを照らし合わせてID照合、いわゆるスマート照合(車内照合)を行う。照合ECU7は、この車内照合が成立したことを確認すると、エンジンシステム5によるエンジン始動動作を許可する。
電子キーシステム3には、ドアロック施解錠を電子キー2のボタン操作により行うワイヤレスキーシステム18がある。このワイヤレスキーシステム18では、電子キー2に設けられたロックボタン19やアンロックボタン20が操作されると、各操作ボタンに応じた信号内容を持つワイヤレス信号Swlが狭域無線通信(ワイヤレス通信)によりRF発信機16から車両1に向かって低RF帯の信号で発信される。このワイヤレス信号Swlには、電子キー2のキーコードであるIDコードと、車両1への要求がドアロックの施錠及び解錠のどちらであるのかを指示する機能コードとが含まれている。
電子キー2でアンロックボタン20が操作されると、電子キー2からワイヤレス信号Swlとして解錠要求が低RF帯の信号で発信される。照合ECU7は、この解錠要求をRF受信機10で受信すると、解錠要求内のIDコードが正しければ、同じ解錠要求内に含まれる解錠を指示する機能コードに従い、ドアロックシステム4にドアロックを解錠させる。また、電子キー2でロックボタン19が操作されると、電子キー2からワイヤレス信号Swlとして施錠要求が低RF帯の信号で発信される。照合ECU7は、この施錠要求をRF受信機10で受信すると、施錠要求内のIDコードが正しければ、同じ施錠要求内に含まれる施錠を指示する機能コードに従い、ドアロックシステム4にドアロックを施錠させる。
車両1には、電子キー2を持つ車両ユーザに車両1の位置(駐車位置)を教示するシステムとしてカーファインダシステム21が設けられている。このカーファインダシステム21では、車両1に、カーファインダシステム21のコントロールユニットとしてカーファインダECU22が設けられている。このカーファインダECU22は、車内LAN11を介して照合ECU7等の他ECUに接続され、これらECUとデータやり取りが可能となっている。また、カーファインダECU22には、高RF帯(約数GHz)の信号を受信可能なRF受信機23と、高RF帯(約数GHz)の信号を発信可能なRF発信機24とが接続されている。車両1には、車両1の進行向きを割り出す車両用コンパス25が搭載されている。車両用コンパス25は、車両1がその都度とる方位に関連する情報としてコンパス情報をカーファインダECU22に出力する。
一方、電子キー2には、カーファインダシステム21のカーファインダ機能を動作させるときに操作するカーファインダボタン26が設けられている。カーファインダボタン26は、プッシュモーメンタリ式のボタンからなり、電気配線を介して通信制御部12に接続されている。電子キー2には、高RF帯(約数GHz)の信号を送受信可能なRF送受信機27が通信制御部12に接続された状態で設けられている。また、電子キー2には、電子キー2の方位を検出するキー用コンパス28が搭載されている。キー用コンパス28は、電子キー2がその都度とる方位に関連する情報をコンパス情報として通信制御部12に出力する。電子キー2には、車両1の位置をユーザに通知する表示系として表示部29が設けられている。表示部29は、通信制御部12によって表示が管理され、電子キー2から見た車両1の位置(方向や距離)を画面表示する。なお、カーファインダ機能が位置教示機能に相当し、カーファインダ機能の実行が位置教示に相当し、カーファインダボタン26の操作が要求操作に相当する。
通信制御部12は、カーファインダボタン26が操作されたことを検出すると、カーファインダボタン26が操作されたことを車両1に伝える通知としてカーファインダ機能トリガ電波ScfをRF送受信機27から高RF帯の信号で発信させる。なお、RF送受信機27は、カーファインダシステム21用の高いRF電波を発信可能な高周波数電波発信回路と、同じくカーファインダシステム21用の高いRF電波を受信可能な高周波数電波受信回路との両方が組み込まれ、通信制御部12からの指令により、選択的に送受信の一方の動作が可能となっている。また、図2に示すように、カーファインダ機能トリガ電波Scfには、電子キー2のIDコードと、カーファインダ機能を実行させることを要求する機能コードとしてカーファインダ機能実行要求と、車両1が電子キー2の位置を推定するときに使用する位置推定信号とが含まれている。なお、位置推定信号は、特に決められたデータ内容を持つものではなく、車両1が電子キー2の位置推定を行うときに使用するための電波である。カーファインダ機能で使用する車両1及び電子キー2の間の無線通信網(以下、カーファインダ機能通信網と記す)の通信エリアは、スマート通信やワイヤレス通信よりも広い例えば数十メートルの狭域通信となっている。なお、カーファインダ機能トリガ電波Scfが位置教示要求に相当する。
車両1は、このカーファインダ機能トリガ電波Scfの受信機がカーファインダECU22のRF受信機23となっているので、カーファインダ機能トリガ電波ScfをRF受信機23で受信する。カーファインダECU22は、RF受信機23でこのカーファインダ機能トリガ電波Scfを受信すると、まずはこのトリガ電波Scfに含まれるIDコードを、車内LAN11を介して照合ECU7に転送する。照合ECU7は、カーファインダECU22からIDコードを受け付けると、このIDコードに関してID照合を行い、このID照合が成立することを確認すると、ID照合成立の確認結果を、車内LAN11を介してカーファインダECU22に出力する。
カーファインダECU22は、照合ECU7からID照合成立の確認結果を受け付けると、同じ位置推定要求内に含まれるカーファインダ機能実行要求を指令として、カーファインダ機能の実行を開始する。このとき、カーファインダECU22は、RF受信機23で受信するトリガ電波Scfにおいて位置推定信号の取り込み動作に入り、車両1から見た電子キー2の位置を割り出すキー位置算出を開始する。
このキー位置算出として、まずカーファインダECU22は、RF受信機23で受信した位置推定信号を基に、カーファインダ機能トリガ電波Scfの電波到来方向、即ち車両1から見た東西南北が対応付けられていない電子キー2の方向(相対方向)を演算する。なお、この絶対位置方向演算は、カーファインダシステム21の電波受信機であるRF受信機23としてアダプティブアレイアンテナを使用する方式(アダプティブアレイアンテナ方式)が採用されている。アダプティブアレイアンテナ方式は、複数のアンテナ素子が配列されたアレーアンテナを用い、各々のアンテナ素子で受信した受信電波の振幅と位相の差により、受信電波の電波到来方向を割り出す方式である。この演算には、例えばビームフォーマ法、Capon法、線形予測法、最小ノルム法、MUSIC法、ESPRIT法等がある。
カーファインダECU22は、このようにして電子キー2の相対方向を割り出すと、電子キー2の相対方向情報と、車両用コンパス25から取得する方位情報とを基に、車両1から見た東西南北が対応付けられた電子キー2の方向(絶対方向)を算出する。また、カーファインダECU22は、RF受信機23で受け付けた位置推定信号を基に、車両1及び電子キー2との間の距離も演算する。この距離演算は、アダプティブアレイアンテナで受信した受信電波を逆フーリエ変換することによって割り出す演算方式が採用されている。カーファインダECU22は、先のキー位置算出として、このようにして電子キー2の絶対方向と、車両1及び電子キー2間の距離との算出を実行する。
カーファインダECU22は、このようにして電子キー2の絶対方向と、車両1及び電子キー2間の距離とを割り出すと、これら絶対方向及び距離を電子キー2に伝える通知として推定結果通知SpsをRF発信機24から車両1に向けて発信する。図3に示すように、推定結果通知Spsには、車両1に登録された電子キー2に対応したIDコードと、絶対方向及び距離に関連する情報としてキー位置関連情報とが含まれている。この推定結果通知Spsは、例えば約数GHzの高RF帯の信号により、RF発信機24から電子キー2に向けて発信される。また、キー位置関連情報には、絶対方向に関連する情報として絶対方向情報と、距離に関連する情報として距離情報とが含まれている。
通信制御部12は、RF発信機24から発信された推定結果通知SpsをRF送受信機27で受信すると、まずはこの推定結果通知Spsに含まれるIDコードについてID照合を行う。通信制御部12は、このID照合が成立したことを認識すると、続いてはこの推定結果通知Sps内に含まれるキー位置関連情報の読み取りに移行する。このとき、通信制御部12は、推定結果通知Spsのキー位置関連情報に含まれる絶対方向情報を基に、電子キー2から見た東西南北が対応付けられた車両1の方向(相対方向)を算出する。なお、電子キー2から見た車両1の方向は、車両1から見た電子キー2の絶対方向の180度逆向きの値で算出される。
通信制御部12は、電子キー2から見た車両1の相対方向を算出すると、この相対方向を表示部29に矢印で表示する。また、通信制御部12は、キー位置関連情報の読み取りの際、推定結果通知Spsのキー位置関連情報に含まれる距離情報を基に、車両1及び電子キー2の間の距離も確認し、この距離も表示部29に数字で表示する。これにより、表示部29には、図4に示すように、電子キー2から見た車両1の方向と、車両1及び電子キー2の間の距離とが表示されることから、ユーザは車両1の位置を見失っても、表示部29の案内により所有車両1を簡単に見つけることが可能となる。
また、図5に示すように、カーファインダシステム21には、電子キー2のカーファインダボタン26が操作されてカーファインダ機能実行の要求操作があったときに、カーファインダ機能で使用する車両1及び電子キー2の間の無線通信網(以下、カーファインダ機能通信網と記す)とは別系統の通信網により、使用要求者に対して本人認証の成立確認を行うカーファインダ機能使用者認証システム(使用者認証機能)30が設けられている。カーファインダ機能通信網は、車両1及び電子キー2の間において相手側に届く電波の範囲、つまり通信エリアが例えば数十メートルの狭域通信となっている。本例のカーファインダ機能使用者認証システム30は、別系統通信網として例えばG-book等のネットワーク通信網(電話通信網も含む)が使用され、このネットワーク通信網上のサーバ31を介してユーザの携帯電話32にアクセスして、携帯電話32による本人確認の応答をユーザに実行させる。なお、カーファインダ機能通信網が第1通信網に相当し、インターネット通信網が第2通信網に相当する。また、携帯電話32が通信端末に相当する。
この場合、カーファインダECU22には、車両1においてカーファインダ機能使用者認証システム30を管理する認証成立確認部33が設けられている。また、車両1には、ネットワーク通信網の車載通信設備として、各種データの送受信が可能なネットワーク通信装置34が設けられている。ネットワーク通信装置34は、ケーブル等を介してカーファインダECU22に接続され、動作がカーファインダECU22によって管理されている。認証成立確認部33は、電子キー2でカーファインダ機能実行の要求操作があったときに、ネットワーク通信網(ネットワーク通信装置34、サーバ31、携帯電話32)を介した本人認証を実行し、本人認証の成立可否を確認する。
次に、本例のカーファインダ機能使用者認証システム30の動作を説明する。
車両オーナにより電子キー2のカーファインダボタン26が操作されると、電子キー2からはカーファインダ機能の実行要求としてカーファインダ機能トリガ電波ScfがRF発信機16から高RF帯の信号で発信される。カーファインダECU22は、RF受信機23でこのカーファインダ機能トリガ電波Scfを受信すると、このトリガ電波Scfに含まれるIDコードを、車内LAN11を介して照合ECU7に転送し、照合ECU7にIDコードを確認させる。カーファインダECU22は、照合ECU7からID照合成立の確認結果を受け付けると、このときに受信したカーファインダ機能トリガ電波Scfが正規のものと認識する。
カーファインダECU22は、受信したトリガ電波Scfが正規のものと認識すると、続いてはこのときのカーファインダ機能の使用者が正規のものか否かを確認する本人認証に移行する。この場合、認証成立確認部33は、それまで待機状態をとっていたネットワーク通信装置34を起動状態とし、ネットワーク通信網を介して車両オーナの携帯電話32と通信を開始する。このとき、認証成立確認部33は、カーファインダ機能で算出する推定結果通知Spsを電子キー2に通知してもよいという許可を携帯電話32から受けることができるか否かの確認として、推定結果通知許可確認Saをネットワーク通信装置34から発信させ、この推定結果通知許可確認Saをネットワーク通信網に流す。この推定結果通知許可確認Saには、車両1に登録されたIDコードと、推定結果通知許可を携帯電話32に確認させるための機能コードとが含まれている。
ここで、本人認証の例としては、例えば図6に示すような、携帯電話32での通話可否により認証成立を確認する通話確認形式がある。この場合、サーバ31は、車両1から発信された推定結果通知許可確認Saを受信すると、この推定結果通知許可確認Saに含まれるIDコードから、この推定結果通知許可確認Saを発信してきた車両1の車両オーナを割り出し、車両オーナが所持する携帯電話32の電話番号を確認する。そして、サーバ31に常駐するオペレータ(録音も可)35が携帯電話32に電話をかけて携帯電話32をコールし、制限時間内に車両オーナと携帯電話32で通話できるか否かを試みる。なお、サーバ31には、車両1のIDコードと車両オーナの携帯電話32の電話番号とを対応付けたファイルが予め登録されている。
このとき、車両ユーザが制限時間内に携帯電話32に出て通話できると、オペレータ35はこの通話確立を以て推定結果通知許可Sbを得たと判定する。そして、オペレータ35は、カーファインダ機能で算出する推定結果通知Spsを電子キー2に通知してもよいという許可として、この推定結果通知許可Sbをネットワーク通信網により車両1に発信する。なお、推定結果通知許可Sbには、車両1のIDコードと、推定結果通知許可を車両1に言い渡す機能コードとが含まれている。
カーファインダECU22は、ネットワーク通信装置34を介して推定結果通知許可Sbを受信すると、この推定結果通知許可Sbに含まれるIDコードを、車内LAN11を介して照合ECU7に転送し、照合ECU7にIDコードを確認させる。カーファインダECU22は、照合ECU7からID照合成立の確認結果を受け付けると、このときに受信した推定結果通知許可Sbが自身に対応するものであると認識し、この推定結果通知許可Sbを取り込む。そして、カーファインダECU22は、この推定結果通知許可Sbの受信を以て、本人認証が成立したと認識する。これにより、カーファインダECU22は、演算した推定結果通知Spsを電子キー2に発信して、車両1の駐車位置を電子キー2の表示部29に表示させ、車両位置を車両オーナに通知する。
また、本人認証の例としては、例えば図7に示すような、携帯電話32での電子メール返信により認証成立を確認する電子メール確認形式がある。この場合、サーバ31は、車両1から発信された推定結果通知許可確認Saを受信すると、この推定結果通知許可確認Saに含まれるIDコードから、この推定結果通知許可確認Saを発信してきた車両1の車両オーナを割り出し、車両オーナが所持する携帯電話32のメールアドレスを確認する。なお、サーバ31には、車両1のIDコードと車両オーナの携帯電話32のメールアドレスとを対応付けたファイルが予め登録されている。
そして、サーバ31は、車両オーナのメールアドレスを確認できると、続いてはネットワーク通信網(電話通信網)を介して、車両オーナが所持する携帯電話32に電子メールを送信する。そして、サーバ31は、この電子メールの返信メールを推定結果通知許可Sbとしてその受け付けを待ち、電子メールを送信してから制限時間内に推定結果通知許可Sbを受信すると、カーファインダ機能で算出する推定結果通知Spsを電子キー2に通知してもよいという許可を、携帯電話32から受け付けたと認識する。これにより、ネットワーク通信網を使用した本人認証が成立し、カーファインダ機能の使用が許可される。
ところで、ユーザが気付かずに落としてしまった電子キー2を見ず知らずの第三者に拾われた際、この電子キー2を拾った第三者が車両盗難を目的として、電子キー2のカーファインダ機能を使用して車両1を探し当て、車両1を盗み取る行為を企てる可能性も否めない。しかし、本例の場合は、電子キー2を拾った第三者がカーファインダボタン26を押してカーファインダ機能により車両1の位置を探し出そうとしても、第三者にインターネット通信網を介した携帯電話32による本人認証を科すことが可能となるので、第三者にカーファインダ機能を使用させずに済む。このため、カーファインダ機能備え付け電子キー2を不注意で落とした場合であっても、電子キー2を拾われた第三者に、カーファインダ機能により車両1が特定されてしまう状況が発生しないので、車両1が盗難に遭う可能性を低く抑えることが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)電子キー2のカーファインダボタン26が操作されてカーファインダ機能を動作させる際、カーファインダ機能通信網とは別系統の通信網であるインターネット通信網を介して、ユーザが所持する携帯電話32にアクセスすることにより本人認証を行い、このときに携帯電話32で応答操作が行われて本人認証が成立すれば、カーファインダ機能の実行を許可する。よって、もし仮にユーザが落とした電子キー2を第三者に拾われ、第三者が車両盗難を目的として電子キー2のカーファインダ機能により車両1を探し出そうとしても、このときには携帯電話32による本人認証は成立しないので、カーファインダ機能が実行せず、第三者はカーファインダ機能により車両位置を割り出すことができない。このため、電子キー2を拾われた第三者に、カーファインダ機能により車両位置を特定されてしまう状況が発生しないので、車両1が盗難に遭う可能性を低く抑えることができる。
(2)電子キー2を不意に落とした際、もし仮にこの電子キー2を拾った第三者がカーファインダ機能を使用したとしても、ユーザが所持している携帯電話32に連絡が入ることになる。よって、この場合に、ユーザは電子キー2を落としたことに気付き、例えばリモートイモビライザー機能などの盗難防止対策を講じることができるので、車両盗難に対してセキュリティ性の高いものとなる。
(3)本人認証の成立は、車両1がインターネット通信網を介して携帯電話32にアクセスしたときに、携帯電話32から応答操作(通話応答、メール返信等)があったか否かを見ることにより行う。よって、本人認証の成立可否の判定は、ユーザが携帯電話32により応答操作を行うというユーザの操作意志が入ることになるので、本人認証をより精度よく行うことができる。
(4)本人認証のときに使用する通信網に、通信領域が広エリアをとるインターネット通信網を使用する。このため、本人認証の通信網としてインターネット通信網を使用すれば、本例のようにサーバ31を経由した認証レベルの高い本人認証を実行することが可能となるので、本人認証の更なる高精度化に寄与することができる。
(5)カーファインダ機能は、アダプティブアレイアンテナ式RF受信機23、車両用コンパス25及びキー用コンパス28を用い、これら部品群から取得する各種情報を基に、電子キー2から見た車両1の方向や距離を割り出す方式である。ところで、車両1や電子キー2の位置算出は例えばGPS(Global Positioning System)を使用して割り出すことも可能であるが、GPSではビルなどの大きな建造物に影響を受け易いという欠点があるので、細かな位置算出精度を確保できない問題がある。しかし、本例のような割り出し方式を用いれば、この種のコンパス式はGPS式に比べて高い位置算出精度を持つ特性があるので、電子キー2から見た車両1の方向や距離を精度よく算出することができる。
(6)カーファインダ機能トリガ電波Scfと推定結果通知Spsとは、約数GHzの同じ周波数の信号で発信されるので、例えば車両1が位置推定は実行できたものの、その推定結果を電子キー2に伝えることができないという状況を生じ難くすることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・ 本人認証の成立可否は、車両1がネットワーク通信網を介して携帯電話32にアクセスしたときの携帯電話32からの応答操作の有無を見る方式に限定されない。例えば、車両1の駐車位置に関する位置情報を、ネットワーク通信網を介して携帯電話32に発信し、携帯電話32に車両1の駐車位置(方向、地図)を、携帯電話32の画面上にただ単に表示させるものでもよい。即ち、電子キー2を落としたときであっても、ユーザが所持していることが予測される携帯電話32に車両位置を表示するようにすれば、この表示動作自体を本人認証として扱えるからである。
・ 携帯電話32で行う本人認証は、必ずしも通話応答やメール返信に限定されない。例えば、携帯電話32でパスワードを入力させ、このときの入力パスワードが正しいことをサーバ31が確認すると、本人認証が成立したとみなす方式を採用してもよい。
・ 本人認証の際に使用する通信網は、必ずしもインターネット通信網に限らず、要はカーファインダ機能通信網以外の通信網であれば、特に限定されない。
・ 通信端末は、必ずしも携帯電話32に限定されず、例えば携帯型パーソナルコンピュータを採用してもよい。
・ カーファインダ機能は、アダプティブアレイアンテナ式RF受信機23、車両用コンパス25及びキー用コンパス28を用い、これら部品群から取得する各種情報を基に、電子キー2から見た車両1の方向や距離を割り出す方式に限定されない。例えば、車両1にGPSが搭載されていれば、このGPSから取得する車両位置情報を基に、車両1及び電子キー2の位置関係を割り出すものでもよい。
・ カーファインダ機能は、車両GPSを使用するものの場合、例えば車両GPS情報(車両位置情報)を降車時(例えばエンジンオフ時)に電子キー2に登録し、同キー2で位置教示要求操作があったときに、この情報をキー上で表示する方式を使用してもよい。
・ 電子キー2の車両1の位置表示は、必ずしも矢印に限定されない。例えば、車両1は電子キー2の位置(方向及び距離)を算出するとともに、車両1の現在位置を車載GPS等から算出しつつ、車両1及び電子キー2の位置関係を表したマップデータを作成する。そして、車両1がこのマップデータを電子キー2に発信し、このマップデータ基づく地図が電子キー2の表示部29に表示されるものでもよい。
・ 電子キー2は、例えばGPSを搭載していれば、キー位置情報を車両1に送って、キー位置を車両1に通知する形式のものでもよい。
・ 電子キーシステム3のRF受信機10と、カーファインダシステム21のRF受信機23とは、1つに統合されてもよい。
・ 電子キーシステム3とカーファインダシステム21との通信エリアは、各々異なることに限定されず、これらが同じ領域をとっていてもよい。また、信号周波数は、種々の周波数を使用できることは言うまでもない。
カーファインダシステム21は、電子キーシステム3に属する一機能をとることに限定されず、例えば電子キーシステム3から独立したシステムとなっていてもよい。
・ 位置推定(アダプティブアレイアンテナ方式に準ずる位置算出)は、必ずしも車両1側で行われることに限定されず、電子キー2側で行ってもよい。即ち、電子キー2にアダプティブアレイアンテナを組み込み、車両1から受け付けた電波を基に車両1の位置を推定して、この推定結果を矢印等でユーザに教示するものでもよい。
・ 位置推定は、必ずしも位置推定信号で行うことに限定されず、IDコードや機能コードの電波で行ってもよい。
・ 携帯端末は、電子キー2(要はキー部品)であることに限定されず、例えば携帯電話や携帯型パーソナルコンピュータを用いてもよい。
・ 車両位置の教示形式は、必ずしも単なる矢印に限らず、例えば地図画面により車両位置を表すものでもよい。
・ 表示部29における車両位置の表示(矢印及び距離表示)は、例えば一定時間において表示が行われた後に自動で消去されるものでもよいし、或いは例えばカーファインダボタン26が押されるなどの所定操作が行われると消去されるものでもよい。
・ 位置教示は、必ずしも方向及び距離の両方を表示することに限らず、一方のみが表示されればよい。また、位置教示は、必ずしも画面表示をとることに限定されず、例えば音声報知を採用してもよい。
・ カーファインダシステム21は、必ずしも車両1に適用されることに限らず、使用時において照合を必要とする各種機器や装置に適用可能である。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)請求項1〜3のいずれかにおいて、前記携帯端末は、物品に対するキー位置付けの端末である。この構成によれば、物品を使用する際に必要となるキーと、位置教示機能用の端末とで別々の部品を用意せずに済むので、部品点数を削減することが可能となる。
(2)請求項1〜3、前記技術的思想(1)のいずれかにおいて、前記携帯端末は、車両キーであり、前記通信端末は、携帯電話である。
(3)請求項1〜3、前記技術的思想(1),(2)のいずれかにおいて、前記位置教示機能は、前記物品及び前記携帯端末の一方がこれらの他方から受信する高周波数の信号(電波やデータを含む)を用いて当該他方の位置を推定することにより互いの前記位置関係を割り出す。この構成によれば、位置推定に使用する無線信号に高周波の信号を使用したので、多くのデータ量を送信することが可能となる。
(4)請求項1〜3、前記技術的思想(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記位置教示機能は、前記物品及び前記携帯端末のうち信号受信側に受信機として複数のアンテナ素子が設けられ、前記携帯端末から発信された高周波電波を複数の前記アンテナ素子で受信すると、これら当該アンテナ素子で受信した各々の前記高周波電波が持つ受信パラメータを基に、前記携帯端末の位置推定を推定して当該位置を割り出す。
(5)請求項1〜3、前記技術的思想(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記位置教示機能は、前記物品が前記携帯端末から受信する無線信号を基にして、前記物品から見た前記携帯端末の位置を推定するとともに、その推定結果を前記携帯端末に送り、前記携帯端末が当該推定結果を基に当該携帯端末から見た前記物品の位置を求めることにより、当該物品との間の位置関係を割り出す。
一実施形態におけるカーファインダシステムの概略構成を示すブロック図。 カーファインダ機能トリガ電波のデータ構造を示すデータ概念図。 推定結果通知のデータ構造を示すデータ概念図。 車両位置を画面に表示した電子キーを示す模式図。 カーファインダ機能使用者認証システムの概略構成を示す概念図。 カーファインダ機能使用者認証システムの一本人認証例を示す概念図。 カーファインダ機能使用者認証システムの他の本人認証例を示す概念図。
符号の説明
1…物品としての車両、2…携帯端末としての電子キー、32…通信端末としての携帯電話、Scf…位置教示要求としてのカーファインダ機能トリガ電波。

Claims (4)

  1. 物品に位置教示を要求する要求操作が携帯端末で実行された際、当該携帯端末と前記物品との間の位置関係を割り出し、前記携帯端末上でユーザに物品位置を教示する位置教示機能を持った位置教示機能使用者認証システムにおいて、
    前記位置教示の要求操作が前記携帯端末で実行された際、前記位置教示機能で使用する第1通信網とは別系統の第2通信網を使用して、前記要求操作を行った使用要求者に関して本人認証を行うことを特徴とする位置教示機能使用者認証システム。
  2. 前記携帯端末は、当該携帯端末で前記位置教示の要求操作が実行されると、その旨を通知する位置教示要求を、前記第1通信網を介して前記物品に発信し、前記物品は、前記位置教示要求を受信すると、前記位置教示機能を動作させる前に、前記第2通信網下において通信可能な通信端末と無線通信を行って前記本人認証を行い、当該通信端末からの応答操作に基づき認証成立の可否を判定することを特徴とする請求項1に記載の位置教示機能使用者認証システム。
  3. 前記第1通信網は、通信範囲が狭い領域をとる狭域通信網であり、前記第2通信網は、通信範囲が前記狭域通信網よりも広い領域をとる広域通信網であることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置教示機能使用者認証システム。
  4. 物品に位置教示を要求する要求操作が携帯端末で実行された際、当該携帯端末と前記物品との間の位置関係を割り出し、前記携帯端末上でユーザに物品位置を教示する位置教示機能で使用される位置教示機能使用者認証方法において、
    前記位置教示の要求操作が前記携帯端末で実行された際、前記位置教示機能で使用する第1通信網とは別系統の第2通信網を使用して、前記要求操作を行って前記位置教示機能の使用を要求した使用者に関して本人認証を行うことを特徴とする位置教示機能使用者認証方法。
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