JP5107217B2 - 飲料容器 - Google Patents

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Description

この発明は、容器の口部内周と肩部との間を覆う肩カバーと、ハンドルとを備えた飲料容器に関する。
肩カバーは、注ぎ口、栓体、ハンドルの取付部等を容器と別に形成するために採用されている(特許文献1、2参照)。
飲料容器に設ける運搬用のハンドルとして、容器と肩カバーとの間に亘る固定ハンドルがある。従来、この種のハンドルは、ハンドルを容器と肩カバーとの間にグリップ空間を形成するように肩カバーと一体に成形されている。ハンドルの下部は、容器の側面や、容器の底部に装着された底部材等にねじ止め、溶接等の適宜の手段で取り付けられている。
特開2008−131997号公報 実開平6−38650号公報
ハンドルを肩カバーと一体に成形すると、ハンドルの上部と肩カバーとの連続部付近にヒケが発生し易く、精度のよい成形が難しい。ハンドルを肩カバーの構成部品と別体に形成すると、成形は容易になるが、肩カバーへのハンドル取り付け作業が必要になる。また、肩カバーは、ハンドル、栓体等の取り付け部材にするため、強度や成形条件上、素材を制限される。その結果、容器の側周との間に統一性をもった意匠を実現することができない場合がある。別途、外装環状部材を肩カバーに追加すればよいが、そうするときも、外装部品の肩カバーへの取り付け作業が必要になる。
上述の事情に鑑み、この発明の課題は、飲料容器の容器に外装環状部材を備える肩カバー及びハンドルを簡単に取り付けることである。
上記課題を解決するため、この発明は、容器の口部内周と肩部との間を覆う肩カバーと、ハンドルとを備えた飲料容器において、前記肩カバーは、前記容器の肩部に載る第1筒部材と、該第1筒部材の外側に支持される外装環状部材と、前記口部内周から前記第1筒部材及び前記外装環状部材の上方に被さる第2筒部材とを備え、前記第1筒部材と前記第2筒部材とは、上下方向に組み合わされることにより両筒部材で前記外装環状部材及び前記ハンドルを挟持可能であり、前記容器に上方から圧入嵌合された前記第2筒部材と該容器とで前記肩部に載った前記第1筒部材を挟むことにより、両筒部材が前記外装環状部材及び前記ハンドルを挟持する組み合わせ状態に維持される構成を採用した。ここで、上下方向は、飲料容器を水平面に立てた状態で上下となる方向をいう。
この発明の構成によれば、肩カバーが、容器の肩部に載せる第1筒部材と、容器の口部内周から第1筒部材及び外装環状部材の上方に被さる第2筒部材とを備えるため、第2筒部材と第1筒部材とを上下方向に組み合わせることにより、両筒部材で外装環状部材やハンドルを挟持するように各部材を構成することができる。容器の肩部に載る第1筒部材に外装環状部材を支持すれば、容器の側周との意匠性を考慮して肩カバーに外装環状部材を備え付けることができる。容器の口部内周から第1筒部材の上方に被さる第2筒部材は、容器に上方から圧入嵌合で固定することができる。この第2筒部材の圧入嵌合を利用すれば、前記容器に上方から圧入嵌合された前記第2筒部材と該容器とで前記肩部に載った前記第1筒部材を挟み、肩カバーを容器に取り付けることができる。これにより、両筒部材が前記外装環状部材及び前記ハンドルを挟持する組み合わせ状態に維持されるようにすれば、両筒部材を結合具で拘束せずとも、外装部材及びハンドルを肩カバーに取り付けることができる。このように、第2筒部材の圧入嵌合で肩カバーを容器に取り付けるのと同時に両筒部材による外装環状部材及びハンドルの挟持確保を得られるので、容器に外装環状部材を備える肩カバー及びハンドルを簡単に取り付けることができる。
第2筒部材の圧入嵌合は、両部材で外装環状部材等を挟持させたユニット状態、又は容器の肩部に載せた第1筒部材に外装環状部材等を支持させた状態で行う構成のいずれでもよい。いずれであっても、肩カバーを容器に取り付けるのと同時に外装環状部材等の挟持を維持することができる。
第2筒部材と容器とによる第1筒部材の挟み、両筒部材による外装環状部材等の挟持は、外装環状部材等の取り付けに必要な方向の位置決めが得られるように適宜に構成すればよい。例えば、グリップ部の長さ方向を上下方向とする縦ハンドルの場合、ハンドルの上部を肩カバーで挟持し、ハンドルの下部を肩カバーよりも低い部分(容器、底部材等)に設けた取り付け部や取り付け具に対して固定することができる。グリップ部の長さ方向を水平方向とする横ハンドルの場合、ハンドルの両側を両筒部材で挟持することができる。外装環状部材の周方向の位置決めを要さない場合は、両筒部材で外装環状部材を上下及び水平方向に位置決めされるように挟持すればよい。
前記ハンドルは、前記第2筒部材を圧入嵌合された状態で前記第1筒部材よりも先に該第2筒部材を押し込み方向に押す関係に設けられている構成を採用することができる。
飲料容器を使用中、両筒部材に挟持されるハンドルは、肩カバーに対して押し込まれる方向である押し込み方向の負荷を与えられることがある。第2筒部材を圧入嵌合された状態で両筒部材に挟持されたハンドルが第1筒部材よりも先に第2筒部材を押し込み方向に押すように設けておけば、第1筒部材の変形を避けることができ、外装環状部材の変形防止に有利である。
前記ハンドルは、前記第2筒部材を圧入嵌合された状態で前記外装環状部材と押し込み方向に向き合う部分を設けられており、前記ハンドルは、前記第2筒部材を圧入嵌合された状態で前記外装環状部材よりも先に該第2筒部材を押し込み方向に押す関係に設けられている構成を採用することができる。
ハンドルに外装環状部材の外側面に沿う縁隠し部を設ける場合のように、ハンドルに外装環状部材と押し込み方向に向き合う部分を設けることがある。第2筒部材を圧入嵌合された状態で両筒部材に挟持されたハンドルが外装環状部材よりも先に第2筒部材を押すように設けておけば、外装環状部材がハンドルに押されて変形することを避けることができる。
前記第2筒部材は、筒内面側に栓体を螺着脱されるねじ部を設けられており、前記ハンドルが前記第2筒部材を押し込む方向に押すときに前記ねじ部に向かって押す関係に設けられている構成を採用することができる。
肩カバーに栓体を螺着脱する飲料容器にする場合、第2筒部材の筒内面側に栓体を螺着脱されるねじ部を設けることができる。ハンドルが第2筒部材をねじ部に向かって押し込み方向に押すようにすれば、第2筒部材に設ける嵌合部から外れたところを押すことになる。このため、第2筒部材の嵌合部をハンドルで傷めることを避けられる。また、螺着された栓体で第2筒部材が押されたときの負荷を受けられるので、第2筒部材の変形を防止することができる。
前記ハンドルは、前記第2筒部材を圧入嵌合された状態で前記第1筒部材よりも先に該第2筒部材を引き抜き方向に押す関係に設けられている構成を採用することができる。
飲料容器を使用中、挟持されたハンドルは、肩カバーから引き抜かれる方向である引き抜き方向の負荷を与えられることがある。第2筒部材を圧入嵌合された状態で両筒部材に挟持されたハンドルが第1筒部材よりも先に第2筒部材を引き抜き方向に押すように設けておけば、第1筒部材の変形を避けることができ、外装環状部材の変形防止に有利である。
前記第1筒部材は、下面の周方向複数個所に前記容器の肩部に載る下向きの突出部と、側周全周に亘って前記容器の肩部より低い位置の側周と水平に対向する水平位置決め部とを設けられており、前記複数の突出部、前記水平位置決め部及び前記容器の側周との間に開放する排水隙間が形成されている構成を採用することができる。
下面の周方向複数個所に前記容器の肩部に載る下向きの突出部と、側周全周に亘って容器の肩部より低い位置の側周と水平に対向する水平位置決め部とを設ければ、第1筒部材が肩部に載る状態で、複数の突出部、水平位置決め部及び容器の側周との間に排水隙間を形成することができる。第1筒部材と第2筒部材を上下方向に組み合わせた構造のため、飲料容器の丸洗い時に肩カバー内への浸水を生じ得るが、その浸水を排水隙間から外部に排水することができる。排水隙間は、側周全周に亘って前記容器の側周と水平に対向する水平位置決め部と、容器の側周との間から外部に開放するため、飲料容器の側面に開放せず、外観上、目立ち難くすることができる。
上述のように、この発明は、上述の構成の採用により、第2筒部材の圧入嵌合で肩カバーを容器に取り付けるのと同時に両筒部材による外装環状部材及びハンドルの挟持確保を得られるので、飲料容器の容器に外装環状部材を備える肩カバー及びハンドルを簡単に取り付けることができる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基いて説明する。
実施形態に係る飲料容器(以下、単に「この飲料容器」と称する)は、図1、図2、図3に示すように、容器1の口部11の内周と肩部12との間を覆う肩カバー2と、ハンドル3とを備えている。
容器1は、上面に口部11を設けられた真空二重容器になっている。容器1の側周は、ステンレス薄板から形成されている。
肩部12は、口部11の内周上端から連続し、容器1の側周のうち上向きに開放された部分である。このため、肩カバー2を上方から肩部12に突き合わせることができる。
肩カバー2は、肩部12に載る第1筒部材21と、第1筒部材21の外側に支持される外装環状部材22と、口部11の内周から第1筒部材21の上方に被さる第2筒部材23とを備えている。
両筒部材21、23は、それぞれ合成樹脂の射出成形により一部品として形成されている。
第1筒部材21と第2筒部材23とは、上下方向に組み合わされることにより両筒部材21、23で外装環状部材22及びハンドル3を挟持することが可能になっている。
具体的には、ハンドル3は、グリップ部31の長さ方向を上下方向とする縦ハンドルとなっている。グリップ部31は、肩カバー2と容器1との間を亘っている。ハンドル3は、前記グリップ部31と、グリップ部31と肩カバー2との間に連続する上側支持部32と、グリップ部31と容器1との間に連続する下側支持部33とで構成されている。ハンドル3は、合成樹脂の射出成形により一部品として形成されている。
図1、図4に示すように、上側支持部32は、肩カバー2側に開放された直線状の中空軸部32aを設けられている。上側支持部32は、第1筒部材21と第2筒部材23とで挟持されている。中空軸部32aは、ハンドル3の別体化を利用し、目立ち易い上側支持部32のヒケを防止するために形成されている。中空軸部32aを直線状にしたのは、コアピンを抜くためである。ヒケ防止目的がなければ、上側支持部を中実軸、曲線軸等の適宜の形状にすることができる。
下側支持部33は、下向きに開放する凹部33a内にねじ孔部33bを設けられている。容器1の側周に固定された取り付け具13が凹部33a内に嵌る状態で、ねじ孔部33bと取り付け具13とがねじ部材で締結される。このねじ止め後に凹部33aは、カバー部材14で塞がれる。
図1、図2、図3に示すように、外装環状部材22は、肩カバー2の側周に亘る化粧部材とされている。外装環状部材22は、容器1の側周と同じステンレス薄板から形成されている。容器1の側周のうち、肩部12の下に連続する露出部分と同じ水平断面形状とされている。これらは、肩カバー2と容器1の側周露出部分との意匠上の統一性を向上させるためである。外環状部材の横断面形状、素材は、容器の側周との統一性と無関係に適宜に決定することができる。前記の水平断面形状は、加工を容易にするために円形とされている。
図1、図3、図5に示すように、第1筒部材21は、外装環状部材22の下端部を上方から全周に亘って入れ込み可能な下受け部21aを外側に設けられている。第1筒部材21と外装環状部材22とは、第1筒部材21の上方から外装環状部材22の下端部を下受け部21aに入れ込むことが可能な関係に設けられている。下受け部21aに外装環状部材22の下端部を入れ込むと、外装環状部材22は、第1筒部材21に下から支持されると共に、水平方向に位置決めされる。
外装環状部材22の下側板縁は、下受け部21aへの入れ込みで隠されている。この下側板縁の入れ込みによれば、縁を丸めたり、折り返したりすることなく、第1筒部材21で外装環状部材22を内側から水平方向に支持し易くし、安全性を向上させることができる。
第1筒部材21の下面の周方向複数個所に、肩部12に載る突出部21bが下向きに突出している。第1筒部材21は、複数の突出部21b、21b・・・で肩部12に水平に載るようになっている。第1筒部材21は、このように載る状態で、側周全周に亘って容器1の肩部12より低い位置の側周と水平に対向する水平位置決め部21cを設けられている。このように載る状態で、複数の突出部21b、21b・・・、水平位置決め部21c及び容器1の側周との間に開放する排水隙間15が形成されている。排水隙間15は、水平位置決め部21cと容器1との間から下放へ開放するため、飲料容器の側面に開放しない。このため、外観上、排水隙間15を目立ち難くすることができる。
また、第1筒部材21が肩部12に載る状態で、下受け部21aは、肩部12の最も低い部分Pに上方から被さり、水平位置決め部21cは容器1の側周と水平方向に係合可能となっている。この水平方向の係合により、第1筒部材21を肩部12に載せただけの状態でも第1筒部材21が容器1に対して水平方向に位置決めされる。
外装環状部材22は容器1の側周の露出部分と肩カバー2との意匠統一性を考慮して設けるものだから、外装環状部材22の下端部を入れ込む下受け部21aは、肩部12の最も低い部分Pの上方に位置させることが好ましい。
図3、図6、図7に示すように、第1筒部材21の側周上端部のうち、周方向一部は、下側に凹んだハンドル掛け部21dになっている。ハンドル3は、中空軸部32aの周囲に挟持壁34a、34bを設けられている。第1筒部材21の下受け部21aに外装環状部材22を入れ込んだ状態で、挟持壁34a、34b間の間を上方からハンドル掛け部21dに嵌めることが可能になっている。この嵌め込みにより、ハンドル3が第1筒部材21に掛けられ、ハンドル3の上部側が第1筒部材21に対して位置決めされる。また、下方に開放された凹部33a内に取り付け具13が嵌ることにより、ハンドル3の下部側が位置決めされる。
挟持壁34a、34b間の間を上方から嵌めるとき、筒内側の挟持壁34a(以下、これを「内側挟持壁34a」と称し、筒外側の挟持壁34bを「外側挟持壁34b」と称する)は、第1筒部材21の筒内面側に設けられた膨出部21e、21e間に押し込まれる。この押し込みを容易にするため、上下方向のスリット34c、34cを形成されている。この押し込み状態で、膨出部21e、21eで内側挟持壁34aが周方向両側から挟持されるため、ハンドル3の上側の周方向移動が規制される。また、挟持壁34a、34b間の間とハンドル掛け部21dとの円弧状接触部を軸としてハンドル3が揺動しようとしても、膨出部21e、21eと内側挟持壁34aとの係合により揺動が規制される。
外側挟持壁34bは、外装環状部材22の外側面に沿う縁隠し部になっている。このため、ハンドル3の下方にある外装環状部材22の上側板縁部分が露出しない。
図1、図3、図5に示すように、第2筒部材23は、筒内面側に栓体16を螺着脱されるねじ部23aと、容器1の側周に上方から圧入嵌合される嵌合部23bと、容器1の側周上端部との間に介在させるパッキン24を取り付けるパッキン溝23cとを設けられている。嵌合部23bを上方から容器1の側周に圧入嵌合すると、パッキン16が第2筒部材23と容器1との間を密封すると共に、第2筒部材23が容器1に対して固定される。
第2筒部材23は、筒外面側に第1筒部材21及び外装環状部材22の上方に被さる鍔23dを設けられている。鍔23dの一部は、栓体16に連通する注ぎ口23eになっている。
図1、図5、図6、図8に示すように、鍔23dは、ハンドル3の挟持壁34a、34b間の間に下方から入れ込み可能なハンドル押さえ23fを設けられている。また、鍔23dは、外装環状部材22の上端部のうち、外側挟持壁34bで隠される部分を除く他の部分、及び第1筒部材21の上端部のうち、ハンドル3の上方に位置する部分を除いた他の部分を下方から入れ込み可能な凹溝部23g、23hを設けられている。
肩カバー2の組み立て作業を述べる(図1、図3、図6参照)。下受け部21aに外装環状部材22を載せ、ハンドル掛け部21dを挟持壁34a、34b間の間に入れてハンドル3を掛け、第1筒部材21を肩部12に載せた状態にする。ハンドル掛けや外装環状部22の載せ込みは、第1筒部材21を肩部12に載せた状態で行ってもよいし、ハンドル掛け等を行ってから第1筒部材21を肩部12に載せてもよい。第1筒部材21を肩部12に載せるとき、又は肩部12に載せた第1筒部材21にハンドル3を掛けると、凹部33a内に取り付け具13が嵌る。上述のハンドル掛け、及び取り付け具13と凹部33aとの係合により、ハンドル3が第1筒部材21及び容器1に対して位置決めされる。パッキン24を付けた第2筒部材23を、第1筒部材21と同軸上において第1筒部材21等の上方に配置し、第2筒部材23を下降させる。これにより、嵌合部23bは、第1筒部材21及びハンドル3の上側支持部32よりも内方を通って容器1の側周に圧入嵌合される。この圧入嵌合の間、水平位置決め部21cと容器1の側周との係合により、第1筒部材21の水平方向移動が規制されている。また、膨出部21e、21eと内側挟持壁34aとの周方向両側の係合、及び取り付け具13とハンドル3の凹部33aとの周方向両側の係合が相俟って、ハンドル3を介して第1筒部材21が回り止めされる。また、外側挟持壁34bと外装環状部材22との周方向両側の係合により、外装環状部材22が回り止めされる。第2筒部材23が圧入嵌合により固定されると、肩カバー2の取り付けが完了する。また、圧入嵌合された第2筒部材23と容器1とで肩部12に載った第1筒部材21を挟むことにより、両筒部材21、23が外装環状部材22及びハンドル3を挟持する組み合わせ状態に維持される。
より具体的には、第2筒部材23を容器1の上方から下降させる圧入嵌合の間に、ハンドル押さえ23fが挟持壁34a、34b間の間に入り込む。また、鍔23dの凹溝部23g、23hに外装環状部材22の上端部分、第1筒部材21の上端部分が入り込む。また、下方及び水平方向に突き出た注ぎ口23eと、この注ぎ口23eを受ける第1筒部材21の上端受け部21fとが周方向両側に係合する。この係合により、圧入嵌合の途中から圧入嵌合状態において、第1筒部材21及び外装環状部材22がさらに回り止めされる。
第2筒部材23を圧入嵌合された状態では、第2筒部材23の鍔23dに外装環状部材22の上端部分、第1筒部材21の上端部分が上下方向に突き当たる係合により、肩部12に載る第1筒部材21の上方移動が規制される(図1、図6参照)。これにより、第1筒部材21が容器1と第2筒部材23とにより上下に挟まれた状態に維持されると共に、外装環状部材22が下受け部21aと鍔23dの凹溝部23g、23hとにおいて両筒部材21、23により上下両側から挟持された状態に維持され、その結果、上下両側で水平方向に位置決めされる。
また、第2筒部材23を圧入嵌合された状態では、第1筒部材21の上方移動が規制されるため、第2筒部材23の凹溝部23g、23hと外装環状部材22の上端部分、第1筒部材21の上端部分とが水平方向に係合することにより、第1筒部材21の上側で水平方向移動が規制される。水平位置決め部21cと容器1の側周との係合により、第1筒部材21の下側でも水平方向移動が規制される。これらの係合により、第1筒部材21の水平方向移動が規制される。
また、第2筒部材23を圧入嵌合された状態では、第1筒部材21の上方移動が規制されるため、ハンドル押さえ23fとハンドル掛け部21dとで挟持壁34a、34b間の間の軸部分が上下両側から挟持される。これにより、膨出部21e、21eで内側挟持壁34aが周方向両側から挟持される状態も維持される。ハンドル3の内側挟持壁34aは、両筒部材21、23間の内部空間に位置し、両筒部材21、23により押し込み方向A及び抜き方向Bの両側から挟持される。これらの挟持により、ハンドル3の上側支持部32が肩カバー2に対して位置決めされるので、ハンドル3の上部側をねじ止め、溶接等の別工程で固定する必要がない。
第2筒部材23を圧入嵌合された状態では、肩カバー2及びハンドル3の挟持が確保されるので、組立体を水平に寝かし、ねじ孔部33bと取り付け具13とをねじ止めすることができる。これにより、ハンドル3の下側の固定が完了する。ハンドル3の下側のねじ止めにより、鍔23dによるハンドル3の上方移動規制の負荷が半分になるため、鍔23dの変形を防止することができる。
ここで、ハンドル3が押し込み方向Aの負荷を受けたとき、内側挟持壁34aは、ハンドル掛け部21dとの間の隙間設定により、第1筒部材21及び外装環状部材22を押し込み方向Aに押すよりも先に第2筒部材23を押し込み方向Aに押し、ハンドル3が引き抜き方向Bの負荷を受けたとき、内側挟持壁34aは、第1筒部材21を引き抜き方向Bに押すよりも先に第2筒部材23のハンドル押さえ23fを引き抜き方向Bに押す関係に設けられている。このため、第1筒部材21が押し込み方向A及び引き抜き方向Bに負荷を受け難く、第1筒部材21の変形を防止することができる。
さらに、ハンドル3の外側挟持壁34bは、外装環状部材22の外側面に沿い、凹溝部23g、23hに入り込まない外装環状部材22の上端部を隠す。外側挟持壁34bは、外装環状部材22と押し込み方向に向き合う部分となる。上述のハンドル掛け部21dとの間の隙間設定により、外側挟持壁34bが外装環状部材22を押し込み方向Aに押すよりも先に内側挟持壁34aが第2筒部材23を押し込み方向Aに押すようになっている。このため、外装環状部材22が外側挟持壁34bに押されて変形することも避けることができる。
内側挟持壁34aが第2筒部材23を押し込み方向Aに押すときにねじ部23aに向かって押す。このため、嵌合部23bの変形を避けつつ、螺着された栓体16の剛性で第2筒部材23の変形を防止することができる。
上述のように、この飲料容器は、第2筒部材23の圧入嵌合で肩カバー2を容器1に取り付けるのと同時に両筒部材21、23による外装環状部材22及びハンドル3の挟持状態となると共に、その挟持が維持される状態になるので、容器1に、外装環状部材22を備える肩カバー2及びハンドル3を簡単に取り付けることができる。なお、第1筒部材21の外側に指掛け部を追加すれば、両筒部材21、23を仮組みした状態で第2筒部材23を圧入嵌合することも可能である。
実施形態に係る飲料容器の要部縦断正面図 図1の飲料容器の全体斜視図 図1の肩カバーの分解斜視図 (a)は図1のハンドルを引き抜き方向から示した側面図、(b)は図1のハンドルの一部切欠き縦断正面図、(c)は図1のハンドルの平面図、(d)は図1のハンドルの正面図、(e)は前記(d)のe−e線の断面図、(f)は前記(d)のf−f線の断面図 図中左側半分に図1の飲料容器の左側面の外観を示し、図中右側半分に図1の飲料容器の要部縦断左側断面を示した半断面図 (a)は図1のハンドル掛け部の拡大図、(b)は前記(a)のb−b線の断面図、(c)は前記(a)のc−c線の断面図 (a)は図1の飲料容器の部分正面図、(b)は前記(a)のb−b線の断面図 (a)は図1の第2筒部材の平面図、(b)は図1の第2筒部材の縦断正面図、(c)は図1の第2筒部材の部分右側面図、(d)は図1の第2筒部材の底面図
符号の説明
1 容器
2 肩カバー
3 ハンドル
11 口部
12 肩部
13 取り付け具
14 カバー部材
15 排水隙間
16 栓体
21 第1筒部材
21a 下受け部
21b 突出部
21c 水平位置決め部
21d ハンドル掛け部
21e 膨出部
21f 上端受け部
22 外装環状部材
23 第2筒部材
23a ねじ部
23b 嵌合部
23c パッキン溝
23d 鍔
23e 注ぎ口
23f ハンドル押さえ
23g、23h 凹溝部
24 パッキン
31 グリップ部
32 上側支持部
32a 中空軸部
33 下側支持部
34a、34b 挟持壁
34c スリット

Claims (6)

  1. 容器の口部内周と肩部との間を覆う肩カバーと、ハンドルとを備えた飲料容器において、
    前記肩カバーは、前記容器の肩部に載る第1筒部材と、該第1筒部材の外側に支持される外装環状部材と、前記口部内周から前記第1筒部材及び前記外装環状部材の上方に被さる第2筒部材とを備え、
    前記第1筒部材と前記第2筒部材とは、上下方向に組み合わされることにより両筒部材で前記外装環状部材及び前記ハンドルを挟持可能であり、
    前記容器に上方から圧入嵌合された前記第2筒部材と該容器とで前記肩部に載った前記第1筒部材を挟むことにより、両筒部材が前記外装環状部材及び前記ハンドルを挟持する組み合わせ状態に維持されることを特徴とする飲料容器。
  2. 前記ハンドルは、前記第2筒部材を圧入嵌合された状態で前記第1筒部材よりも先に該第2筒部材を押し込み方向に押す関係に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の飲料容器。
  3. 前記ハンドルは、前記第2筒部材を圧入嵌合された状態で前記外装環状部材と押し込み方向に向き合う部分を設けられており、
    前記ハンドルは、前記第2筒部材を圧入嵌合された状態で前記外装環状部材よりも先に該第2筒部材を押し込み方向に押す関係に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料容器。
  4. 前記第2筒部材は、筒内面側に栓体を螺着脱されるねじ部を設けられており、
    前記ハンドルが前記第2筒部材を押し込み方向に押すときに前記ねじ部に向かって押す関係に設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の飲料容器。
  5. 前記ハンドルは、前記第2筒部材を圧入嵌合された状態で前記第1筒部材よりも先に該第2筒部材を引き抜き方向に押す関係に設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の飲料容器。
  6. 前記第1筒部材は、下面の周方向複数個所に前記容器の肩部に載る下向きの突出部と、側周全周に亘って前記容器の肩部より低い位置の側周と水平に対向する水平位置決め部とを設けられており、
    前記複数の突出部、前記水平位置決め部及び前記容器の側周との間に開放する排水隙間が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の飲料容器。
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