JP2020130429A - 取っ手付き容器 - Google Patents

取っ手付き容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2020130429A
JP2020130429A JP2019025236A JP2019025236A JP2020130429A JP 2020130429 A JP2020130429 A JP 2020130429A JP 2019025236 A JP2019025236 A JP 2019025236A JP 2019025236 A JP2019025236 A JP 2019025236A JP 2020130429 A JP2020130429 A JP 2020130429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
container
main body
side wall
structure forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019025236A
Other languages
English (en)
Inventor
尚輝 藤川
Hisateru Fujikawa
尚輝 藤川
達朗 家中
Tatsuro Ienaka
達朗 家中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP2019025236A priority Critical patent/JP2020130429A/ja
Publication of JP2020130429A publication Critical patent/JP2020130429A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、取っ手の形状を比較的自由に設計することができると共に、取っ手の組付け作業や取り外し作業を比較的簡便にすることができる取っ手付き容器を提供することにある。【解決手段】本発明に係る取っ手付き容器300は、「容器310を構成する容器構成部材335」と、「前記容器構成部材に取り付けられる取っ手部材400」とを備え、前記取っ手部材の付根部は、前記容器構成部品に対して、下から上に向かう方向でスライド係合されている。【選択図】図12

Description

本発明は、例えば、電気ケトルや電気ポット等の取っ手付き容器に関する。
電気ケトル等の湯沸し器では、通常、容器本体に対して取っ手が取り付けられている(例えば、実用新案登録第3189742号公報等参照)。容器本体に対する取っ手の取付構造としては、筒状の容器側壁に、上下方向に延びるスリットを形成し(すなわち、容器側壁を部分筒形状とし)、取っ手を一体成形した部分筒形状のパネルを容器側壁のスリットおよび容器底壁の内側部分に複数箇所で爪係合させて固定するものが多く見受けられる。
実用新案登録第3189742号公報
ところで、上述したような取付構造を採用した場合、金型から抜け等都合上、取っ手付きパネルの取っ手部分の形状が比較的制限されることになってしまう。また、上述の取付構造では、取っ手付きパネルの組付け作業や取り外し作業が比較的煩雑になってしまう。
本発明の課題は、取っ手の形状を比較的自由に設計することができると共に、取っ手の組付け作業や取り外し作業を比較的簡便にすることができる取っ手付き容器を提供することにある。
本発明に係る取っ手付き容器は、
容器を構成する容器構成部材と、
前記容器構成部材に取り付けられる取っ手部材と、を備え、
前記取っ手部材の付根部は、前記容器構成部品に対して、下から上に向かう方向でスライド係合されている。
上記構成によれば、取っ手取付用のパネルが不要となり、基本的に取っ手部材を単独で成形することができる。このため、取っ手部材の形状を比較的自由に設計することができる。また、この構成によれば、取っ手付き容器の取っ手が把持されて取っ手付き容器が持ち上げられた際に、取っ手から本体が離れようとする力(以下「離間力」という。)が取っ手部材に作用するが、上述のスライド係合によりその離間力に十分に耐えることができる。また、スライド係合構造の採用により、従前の爪係合構造に比べて取っ手部材の組付け作業や取り外し作業が容易になる。このため、取っ手部材の組付け作業や取り外し作業を比較的簡便にすることができる。よって、この取っ手付き容器では、取っ手の形状を比較的自由に設計することができると共に、取っ手の組付け作業や取り外し作業を比較的簡便にすることができる。
本発明では、
前記容器構成部材が、第1レール構造形成部と、前記第1レール構造形成部の上側に位置し外側に突起する突起部とを有し、
前記取っ手部材の付根部が、前記第1レール構造形成部にスライド係合可能な第2レール構造形成部を有し、
前記取っ手部材の付根部の上端部が、前記第1レール構造形成部と前記第2レール構造形成部とによるスライド係合が完成された状態において前記突起部に当接すると好適である。
上記構成によれば、突起部によって取っ手部材の上側を安定的に固定することができる。このため、容器構成部材に対する取っ手部材の係合をより安定化させることができる。
本発明では、
前記容器構成部材と前記取っ手部材の付根部とが、下側部位において締結部材により前記容器構成部材と前記取っ手部材との対向方向と交差する方向に沿って締結されていると好適である。
上記構成によれば、離間力が作用しやすい取っ手部材の下側部位の強度を補強することができる。このため、この取っ手付き容器では、容器構成部材に対する取っ手部材の係合をより安定化させることができる。
本発明では、
前記締結部材による締結位置が、前記スライド係合の位置の下側であると好適である。
上記構成によれば、スライド係合箇所よりも高い結合強度を有する締結箇所で、離間力を受けることができる。このため、この取っ手付き容器では、容器構成部材に対する取っ手部材の係合をより安定化させることができる。
本発明では、
前記容器の側壁部材をさらに備え、
前記側壁部材が、上端側に切り欠きを有し、
前記容器構成部材が、前記側壁部材の上側に配設される肩部材であり、
前記取っ手部材の付根部が、前記切り欠きの外側に位置する前記側壁部材の縁部に嵌合可能な溝をさらに有すると好適である。
上記構成によれば、取っ手部材の付根部の溝に、前記切り欠きの外側に位置する前記側壁部材の縁部を嵌め込むことができる。このため、この取っ手付き容器では、側壁部材に対して肩部材を安定的に保持することができる。
本発明では、
前記取っ手部材の前記付根部と反対側の端部が、自由端とされていると好適である。
ところで、取っ手部材の付根部と反対側の端部が側壁部材の下端部位や底壁部材に締結される場合に比べ、取っ手から本体が離れようとする力が大きくなるが、上記構成によれば、その離間力に耐えることができる。
本発明の実施の形態に係る電気ケトルのケトル本体の外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電気ケトルのケトル本体の正面図である。 本発明の実施の形態に係る電気ケトルのケトル本体の左側面図である。 図2のI−I断面図である。 図4のA部分の拡大図である。 本発明の実施の形態に係る電気ケトルのケトル本体を構成する外側壁部材および外底壁部材の背面図である。 本発明の実施の形態に係る電気ケトルのケトル本体を構成する肩部材を後側斜め上から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電気ケトルのケトル本体を構成する取っ手を構成する本体部材を前側斜め上から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る取っ手の本体部材が肩部材に完全に嵌め込まれる直前の状態の側面図である。 図9のIV−IV断面図である。 図10のB部分の拡大図である。 本発明の実施の形態に係る取っ手の本体部材が肩部材に完全に嵌め込まれた状態の側面図である。 図12のV−V断面図である。 図13のC部分の拡大図である。 図3のII−II断面図である。 図3のIII−III断面図である。 図16のD部分の拡大図である。 変形例(A)に係る取っ手の本体部材を前側斜め上から見た斜視図である。
<本発明の実施の形態に係る電気ケトルの構成>
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100は、主に、ケトル本体200(図1〜図3参照)および電源台(図示せず)から構成される。なお、ケトル本体200は、電源台に着脱自在に載置される。電気ケトル100の使用者は、お湯を沸かしたいときにケトル本体200を電源台に載置し、お湯を使用するときにケトル本体200を電源台から取り外すことができる。ケトル本体200は、図1〜図4に示されるように、主に、本体ユニット300および蓋ユニット250から構成されている。なお、蓋ユニット250は、本体ユニット300に着脱自在に装着されている。電気ケトル100の使用者は、お湯を沸かすための水等を電気ケトル内の液体容器321(図4参照)に入れたいときにロックレバー機構255(後述)を解除状態にして本体ユニット300から蓋ユニット250を取り外し、お湯を沸かす前に蓋ユニット250を本体ユニット300に装着する。以下、本体ユニット300、蓋ユニット250および電源台について詳述した後に、本体ユニット300における取っ手400の組付構造について説明する。
1.本体ユニット
本体ユニット300は、図1〜図4に示されるように、主に、容器本体310および取っ手400から構成されている。以下、容器本体310および取っ手400について詳述する。
(1)容器本体
容器本体310は、図4に示されるように、主に、容器ユニット320、外装体330、電装ユニット340および温度過昇防止装置350から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
(1−1)容器ユニット
容器ユニット320は、図4に示されるように、主に、液体容器321、プリントヒータ322、支持金具(図示せず)から構成されている。
液体容器321は、図4に示されるように、側壁部321A、底壁部321Bおよびフランジ部321Cから形成されている。側壁部321Aは、ステンレス鋼製の円筒状部位である。底壁321Bは、ステンレス鋼の円盤部位である。フランジ321Cは、円環体であって、図4に示されるように側壁部321Aの上端から外側に向かって延びている。また、この液体容器321の内周面には、フッ素樹脂等の耐蝕性樹脂(図示せず)が塗装されている。
プリントヒータ322は、主に、加熱線(図示せず)および絶縁被覆層(図示せず)から構成されており、図4に示されるように液体容器321の底壁部321Bの下側面に接すようにその底壁部321Bに固定されている。加熱線は、液体容器321の底壁部321Bの下面側に設けられる絶縁体層上に、支持金具を避けるようにして印刷されている。そして、この加熱線は端子接続部分(図示せず)を除いて絶縁被覆層で覆われており、端子接続部分には電装ユニット340の接続端子(図示せず)が接触している。
支持金具は、液体容器321の底壁部321Bに電装ユニット340や温度過昇防止装置350を取り付けると共に、外装体330の底壁部材333(後述)に対して液体容器321を固定するためのものであって、液体容器321の底壁部321Bの複数箇所から下方に向かって延びている。
(1−2)外装体
外装体330は、図4に示されるように、側壁部材331、底壁部材333および肩部材335から構成されている。
側壁部材331は、円筒形状の金属部材であって、本体ユニット300の外装体の一部としての役目を担う。この側壁部材331には、図6に示されるように上端側に、取っ手400を受け入れるための切欠きRCが形成されている。
底壁部材333は、略円椀形状の樹脂部材であって、図1〜図4に示されるように、容器本体310の底側を覆っている。
肩部材335は、図4に示されるように液体容器321の上側に位置すると共に液体容器321のフランジ部321Cを介して連結される略円筒形状の樹脂部材であって、図1〜図5および図7に示されるように、主に、本体部335A、注液口部335B、フランジ部335C、フランジ受け部335D、軒部335E、第1上側ビス受け部335F、第1下側ビス受け部335Gおよびブロック部335Hから形成されている。本体部335Aは、円筒形状を呈する樹脂成形体である。そして、この本体部335Aには、後述するロックレバー機構255(図1参照)のロックレバー255Aの爪部(図示せず)を収容することができる爪収容空間Rn(図7参照)が形成されている。そして、蓋ユニット250が本体ユニット300に装着されている状態において、この爪収容空間にはその爪部が収容される。注液口部335Bは、液体容器321から流れてくる液体を一方向に向かって流すための部位であって、肩部材335の正面側に配設されている。フランジ部335Cは、図7に示せられるように、本体部335Aの上端から外側に延びた後に下方に向かって延びている。フランジ受け部335Dは、図4、図5および図7に示されるように本体部335Aの下端から内側に延びる円環状の部位であって、図4および図5に示されるように円環状パッキンPKを介して液体容器321のフランジ部321Cを受けている。軒部335Eは、図7に示されるように肩部材335の背面側すなわち注液口部335Bの反対側に形成される部位であって、主に、庇部CPおよび側壁部EPから形成されている。庇部CPは、図7に示されるように上側に膨れる湾曲壁であって、フランジ部335Cの上側に位置しており外側に向かって延びている。側壁部EPは、庇部CPの両端から下方に向かって延びると共にフランジ部335Cの後端から外方に向かって延びている。第1上側ビス受け部335Fは、図7に示されるように軒部335Eの内側に一対形成されている。そして、図7に示される通り、この第1上側ビス受け部335Fには第1ビス孔Haが形成されている。この第1ビス孔Haは、ビスBS(図15参照)を通すための孔であって、奥行方向(前後方向)に沿って延びている。第1下側ビス受け部335Gは、本体部335Aの背面下側に一対形成されている。そして、図7に示される通り、この第1下側ビス受け部335Gには第2ビス孔Hbが形成されている。この第2ビス孔Hbは、ビスBS(図15参照)を通すための貫通孔であって、図7に示されるように幅方向(左右方向)に沿って延びている。ブロック部335Hは、図7に示されるように略角板状の部位であって、前後方向に沿って左右一対の貫通孔Hgが形成されている。また、図7に示されるように、このブロック部335Hの両側面にはスライドレール部Psが形成されている。
(1−3)電装ユニット
電装ユニット340は、図4に示されるように、主に、支持台(図示せず)、電気回路形成用金属板(図示せず)、電源台接続用接続端子部(図示せず)、一対のバイメタル型サーモスタット部(図示せず)および電源台接続ボスMEから構成されている。
電装ユニット340は、支持金具を介して支持台に固定されている。支持台には、電気回路形成用金属板により電気回路が形成されている。なお、この電気回路には、電源台接続用端子部やバイメタル型サーモスタット部が組み込まれている。すなわち、ケトル本体200が電源台から取り外されたり、バイメタル型サーモスタット部が開状態となったりすると、この電気回路は開状態となる。
バイメタル型サーモスタット部は、空焚きを防止するためのものであって、主に、接点(図示せず)、接点開放機構(図示せず)およびバイメタル(図示せず)から構成されている。なお、バイメタル型サーモスタット部は、2つ共に略中央部分の外周寄りに配置されている。バイメタルは、2つ共に略中央部分の外周寄りの加熱線上に絶縁被覆層を介して配置されている。また、このバイメタルは、常温においてプリントヒータ322に接するように配設されている。接点開放機構は、レバー機構である。この接点開放機構では、通常、レバー(図示せず)の先端部分が接点保持部材(図示せず)の直下に位置しており、バイメタルが規定温度以上の温度まで加熱されると、バイメタルの変形によってレバーの先端部分が下方に押し下げられ、その結果、レバーの先端部分により接点保持部材が下方に押し下げられて接点が開放される。
電源台接続ボスMEは、電源台のボス受け部に着脱自在に嵌め込まれる。なお、電源台接続ボスMEが電源台のボス受け部に嵌め込まれると、電源台接続ボスMEに配設される2つの電源台接続用接続端子部と、電源台のボス受け部に配設される2つの接続端子部とがそれぞれ接続され、その結果、電源供給回路が形成される。すなわち、かかる場合において電源台が外部電源に接続されていれば、ケトル本体200内部の電気回路に通電が可能な状態、すなわちプリントヒータ322が加熱され得る状態となる。
(1−4)温度過昇防止装置
温度過昇防止装置350は、主に、本体部材(図示せず)、ワンショット型サーモスタット(図示せず)およびコイルスプリング(図示せず)から構成されている。
本体部材は、樹脂成形品であって、ワンショット型サーモスタットがコイルスプリングにより上方に付勢された状態となるようにワンショット型サーモスタットおよびコイルスプリングを収容している。また、このワンショット型サーモスタットの上面の長手方向中央部分には、感熱部(図示せず)が上方に向かって突出するように固定されている。すなわち、この感熱部は、コイルスプリングの付勢力によってプリントヒータの加熱線に絶縁被覆層を介して押し付けられている。このため、プリントヒータの加熱により液体容器321の底壁321Bが変形したとしても感熱部は常にプリントヒータ322の加熱線上の絶縁被覆層に接触することができる。
(2)取っ手
取っ手400は、使用者がケトル本体200を持ち運ぶ際に使用者によって把持されるものであって、図1、図3および図4に示されるように、本体ユニット300の後方に配設されている。そして、この取っ手400は、図4に示されるように、主に、外装体410、電源スイッチ機構420および中間蒸気通路PVMから構成されている。
外装体410は、図3および図4に示されるように、側面視において略鉤型(逆L字型)の筒体である。そして、この外装体410の下垂部分の下端が自由端になっており、梁部分の下垂部分とは逆側の端部が容器本体310の側壁部材331および肩部材335の背面側で結合されている。外装体410の梁部分は、図4に示されるように、蓋ユニット250が本体ユニット300に装着されている状態において蓋ユニット250と対向している。そして、この外装体410の梁部分の内部には、電源スイッチ機構420が配設されていると共に中間蒸気通路PVMが形成されている。また、図3および図4に示されるように、この外装体410の梁部分の上側には、電源ボタン421を露出させるための開口が形成されている。
ところで、この外装体410は、図4に示されるように、主に、本体部材411およびカバー部材412から構成されている。本体部材411は、図8に示されるように、主に、本体部411A、第2上側ビス受け部411B、第2下側ビス受け部411Cおよびスライド取付構造部411Dから構成されている。本体部411Aは、図8に示されるように、主に、梁部411aおよび下垂部411bから形成されている。梁部411aは、図8に示されるように略水平方向に沿って延びる凹状の部位である。この梁部411aには、電源スイッチ機構420が収容される。ところで、この梁部411aの基端側の底部には切欠きRpが形成されている。この切欠きRpには、電源スイッチ機構420から電装ユニット340まで延びる電気線が挿通される。下垂部411bは、図8に示されるように梁部411aの先端から遠ざかるに従って下方に向かって延びる凹状の部位である。第2上側ビス受け部411Bは、図8に示されるように、板状の部位であって、本体部411Aの梁部411aの基端近傍の上端から上方に向かって延びている。そして、図8に示されるように、第2上側ビス受け部411Bには第3ビス孔Hcが形成されている。この第3ビス孔Hcは、ビスBS(図15参照)を通すための孔であって、奥行方向(前後方向)に沿って延びており、取っ手400が肩部材335に完全に嵌まり込んだ状態で肩部材335の第1上側ビス受け部335Fの第1ビス孔Haと一致する。すなわち、取っ手400が肩部材335に完全に嵌まり込んだ状態において、第1ビス孔Haおよび第3ビス孔Hcは、一対の連通孔を形成する。そして、この連通孔にビスが通されることによって肩部材335に対して取っ手400が強固に締結されることになる。第2下側ビス受け部411Cは、図8に示されるように梁部411aの基端部分の左右の下端から下方に向かって延びている。そして、図8に示される通り、この第2下側ビス受け部411Cには第4ビス孔Hdが形成されている。この第4ビス孔Hdは、ビスBS(図15参照)を通すための貫通孔であって、図8に示されるように幅方向(左右方向)に沿って延びており、取っ手400が肩部材335に完全に嵌まり込んだ状態で肩部材335の第1下側ビス受け部335Gの第2ビス孔Hbの外側に位置すると共に第2ビス孔Hbと一致する。すなわち、取っ手400が肩部材335に完全に嵌まり込んだ状態において、第2ビス孔Hbおよび第4ビス孔Hdは、一対の連通孔を形成する。そして、この連通孔にビスBS(図15参照)が通されることによって肩部材335に対して取っ手400が強固に締結されることになる。スライド取付構造部411Dは、図8に示されるように梁部411aの基端部に形成されている。図8に示されるように、このスライド取付構造部411Dの外側には半U字状の外側レール溝Goが左右に一対形成されており、内側には内側レール溝Giが左右に一対形成されている。なお、外側レール溝Goには、外装体330の側壁部材331の切欠きRCの外側に位置する側壁部材331の縁部がスライド嵌入される。また、内側レール溝Giには、肩部材335のスライドレール部Spがスライド嵌入される。
電源スイッチ機構420は、図4に示されるように、主に、電源ボタン421、レバー型リフト機構422、板バネ部(図示せず)、可動接点(図示せず)、固定接点(図示せず)、押し棒(図示せず)、バイメタル(図示せず)、収容部材425、区画パッキン(図示せず)およびネオンランプ426から構成されている。なお、この電源スイッチ機構420は、電気線を介して本体ユニット300の電装ユニット340に接続されており、一つの電気回路を構成している。電源ボタン421は、透明の円柱体であって、前後方向に搖動に可能に収容部材425の上端部に軸支されていると共に外装体410の上端部分に露出している。そして、この電源ボタン421は、レバー型リフト機構422のアーム部(図示せず)に係合されている。レバー型リフト機構422において、アーム部が前方に移動させられるとレバー体の先端部が支点(図示せず)を軸として下方に回動し、アーム部が後方に移動させられるとレバー体の先端部が支点を軸として上方に回動する。板バネ部は、レバー体の先端部に連結されている。可動接点は、板バネ部を介してレバー体に連結されている。固定接点は、可動接点に対向する位置に固定配置されている。押し棒は、レバー型リフト機構422の底板に形成される貫通孔に挿通されている。なお、この貫通孔は、レバー体の直下に形成されている。また、この貫通孔の長さは、押し棒よりも短い。バイメタルは、レバー型リフト機構422の底板(図示せず)のレバー体配置側の反対側において押し棒と対向するように配置されている。そして、このバイメタルは、規定の温度に達すると、上方に反るように変形する。なお、本発明の実施の形態において、このバイメタルの規定温度は、およそ100℃である。収容部材425には、レバー型リフト機構422、固定接点、可動接点、板バネ部、押し棒、バイメタルおよび区画パッキンが収容されている。そして、この収容部材425は、区画パッキンによって露出空間と機構収容空間に区画されている。露出空間は中間蒸気通路PVMと連通しており、機構収容空間は中間蒸気通路PVMから隔離されている。なお、本実施の形態において、露出空間にはバイメタルが配置され、接点形成空間にはレバー型リフト機構422、固定接点、可動接点および板バネ部が配置されている。すなわち、水蒸気が中間蒸気通路PVMを通過する際、バイメタル424は水蒸気に曝されるが、レバー型リフト機構422、固定接点、可動接点および板バネ部が水蒸気に曝されることはない。
すなわち、使用者によって電源ボタン421が後方に押されると、それに連動してレバー型リフト機構422のアーム部が前方に押し出され、その結果、レバー体の先端部が下方に回動する。その結果、レバー体に連結される可動接点が下方に移動して固定接点に接触し、接点が閉じると共にレバー体によって押し棒がバイメタル側に押し出される。一方、押し棒がバイメタル側に押し出された状態でバイメタルが水蒸気に曝されて規定の温度に達すると、バイメタルが押し棒をレバー体側に押し出す。その結果、レバー体が上方に回動して固定接点から可動接点が離間すると共にアーム部が後方に移動させられ、さらに電源ボタン421が前方に押し戻される。
ネオンランプ426は、図4に示されるように、電源ボタン421の近傍に配置されている。そして、このネオンランプ426は、電源スイッチ機構420およびバイメタル型サーモスタット部の接点が閉じられた状態で点灯し、電源スイッチ機構420やバイメタル型サーモスタット部の接点が開放されたり、温度過昇防止装置350が動作したりすると消灯する。なお、上述の通り、電源ボタン421が透明体であるため、ネオンランプ426の点灯・消灯は使用者によって視認される。
中間蒸気通路PVMは、図4に示されるように、取っ手400の上端部分注ぎ口側に形成されている。この中間蒸気通路PVMは、本体ユニット300に蓋ユニット250が装着されている状態で、蓋ユニット250の第1蒸気通路PV1(後述)および第2蒸気通路PV2(後述)(図4参照)に連通する。すなわち、本体ユニット300に蓋ユニット250が装着されている状態でプリントヒータ322によって液体容器321内の液体が加熱されると、その液体は、沸騰して蒸気になり、第1蒸気通路PV1、中間蒸気通路PVMおよび第2蒸気通路PV2を通って外部空間に排出される。また、この中間蒸気通路PVMには、上述の通り、バイメタルが露出されている。すなわち、蒸気が中間蒸気通路PVMに至ると、その蒸気の熱によってバイメタルが加熱され、バイメタルの温度が規定温度に達すると、上述の通り、固定接点から可動接点が離間し、プリントヒータ322への通電が遮断される。なお、バイメタルは、一定温度まで冷却されると、自己復帰する。
2.蓋ユニット
蓋ユニット250は、本体ユニット300の上方を覆う着脱自在の略円柱形の蓋体であって、図1〜図4に示されるように、主に、外装体251、注液通路PL、注液通路開閉機構253、第1蒸気通路PV1、第2蒸気通路PV2およびロックレバー機構255から構成されている。
外装体251は、図4に示されるように、主に、上側パネル251Aおよび下側パネル251Bから構成されている。上側パネル251Aには、図1〜図4に示されるように、ロックレバー255Aおよび開閉ボタン253Aを外部に露出させるための開口が形成されている。そして、下側パネル251Bには注液通路PLおよび第1蒸気通路PV1が形成されている。また、上側パネル251Aと下側パネル251Bとの間の空間には、第2蒸気通路PV2が形成されている。なお、注液通路PLは、注液通路開閉機構253によって開閉される。
注液通路開閉機構253は、注液通路PLを開閉するための機構であって、図4に示されるように、主に、開閉ボタン253A、コイルスプリング253B、開閉弁253Cおよび係止機構(図示せず)から構成されている。なお、注液通路PLは下側パネル251Bの注ぎ口側に形成されており、注液通路開閉機構253は、主に、上側パネル251Aと下側パネル251Bとの間の空間の注ぎ口側に配設されている。開閉ボタン253Aは、電気ケトル100の使用者によって操作される略円柱状の部材であって、上述の通り、外装体251の上側パネル251Aに露出している。また、この開閉ボタン253Aは、図4に示されるように、開閉弁253Cに連結されている。また、この開閉ボタン253Aは、コイルスプリング253Bによって上方に向かって付勢されている。そして、電気ケトル100の使用者によってコイルスプリング253Bの付勢力に抗して開閉ボタン253Aが下方に向かって押圧されると、その押圧動作に連動して開閉弁253Cが下に押し下げられ、注液通路PLが開放される。なお、このとき、係止機構によって開閉弁253Cの開状態が維持される。そして、使用者は、このように注液通路PLが開放された状態でケトル本体200を注ぎ口側に傾けることにより、液体容器321内部の液体を湯飲みや茶碗等の他の容器等にその液体を注ぐことができる。その後、その使用者によって開閉ボタン253Aがもう一度押圧されると、係止機構による開閉弁253Cの係止が解除され、コイルスプリング253Bの付勢力によって開閉弁253Cおよび開閉ボタン253Aが上方に押し戻され、開閉弁253Cにより注液通路PLが閉状態とされる。このとき、使用者がケトル本体200を注ぎ口側に傾けても、液体容器321内部の液体は、開閉弁253Cによって堰き止められる。
第1蒸気通路PV1は、液体容器321の内部空間と、取っ手400に設けられる中間蒸気通路PVMとを連通させる通路であって、下側パネル251Bの取っ手側に配設されている。なお、この第1蒸気通路PV1は、注液通路PLとは独立した通路である。一方、第2蒸気通路PV2は、上記中間蒸気通路PVMと外部空間とを連通される通路であって、上側パネル251Aと下側パネル251Bとの間の空間において取っ手側から注ぎ口側に向かって形成されている。なお、この第2蒸気通路PV2も、第1蒸気通路PV1と同様、注液通路PLとは独立した通路である。すなわち、液体容器321の内部の液体が加熱されることによって生じる蒸気は、第1蒸気通路PV1、中間蒸気通路PVMおよび第2蒸気通路PV2を順に通って注液口部335Bから外部空間に排出されることになる。
ロックレバー機構255は、蓋ユニット250を本体ユニット300に係止するための機構であって、図1〜図4に示されるように、主に、一対のロックレバー255Aおよびコイルスプリング(図示せず)から構成されている。ロックレバー255Aは、図1〜図3に示されるように、左右方向に出没可能に上側パネル251Aに収容されている。そして、このロックレバー255Aは、上側パネル251Aにおいて、コイルスプリングを挟んで互いに対向するように配設されている。すなわち、一対のロックレバー255Aは、コイルスプリングにより左右外方に向かって付勢されている。このため、蓋ユニット250が本体ユニット300に装着されている状態では、肩部材335の本体部335Aに形成されている空間にロックレバー255Aの係止爪(図示せず)が収容され、その結果、蓋ユニット250が本体ユニット300に係止されている。そして、使用者が本体ユニット300から蓋ユニット250を取り外したい場合、使用者はコイルスプリングの付勢力に抗して両側のロックレバー255Aを中央に寄せるように挟み込んで、肩部材335の本体部335Aに形成されている空間から係止爪を引き抜き、そのままの状態で蓋ユニット250を上方に引き上げる。この結果、本体ユニット300から蓋ユニット250が取り外される。
3.電源台
電源台は、主に、台座(図示せず)、ボス受け部(図示せず)、接続端子部(図示せず)、下側カバー(図示せず)、電源コード(図示せず)および電源プラグ(図示せず)から構成されている。
台座は、略円盤状の部材であって、電源台の上側に配置されている。
ボス受け部は、円筒体であって、台座の中央部から上方に向かって突出している。なお、このボス受け部には、上述の通り、本体ユニット300に配設されている電源台接続ボスMEを着脱自在に受け入れることができる。
接続端子部は、ボス受け部に配設されており、上述の通り、ケトル本体200が電源台に載置された状態において、電源台接続ボスMEに配設される2つの電源台接続用接続端子部と接続される。また、この接続端子部には、電源コードが接続されている。また、その電源コードの先端には、外部電源接続用の電源プラグが取り付けられている。
下側カバーは、略円盤状の部材であって、電源台の下側を覆っている。
<肩部材、取っ手および外装体の側壁部材の組付構造>
以下、主に図9〜図17を用いて肩部材335、取っ手400および外装体330の側壁部材331の組付構造について詳述する。
図9には、本発明の実施の形態に係る取っ手400の本体部材411が肩部材335に完全に嵌め込まれる直前の状態が示されている。また、図10には、図9に示される状態の肩部材335および取っ手400の本体部材411のIV−IV断面図が示されており、図11には、図10のB部分の拡大図が示されている。その一方、図12には、本発明の実施の形態に係る取っ手400の本体部材411が肩部材335に完全に嵌め込まれた状態が示されている。また、図13には、図12に示される状態の肩部材335および取っ手400の本体部材411のV−V断面図が示されており、図14には、図13のC部分の拡大図が示されている。ここで、図11と図14とを比較してみると、図11では、肩部材335のスライドレール部Psが取っ手400の内側レール溝Giに完全に嵌入していないが、図14では肩部材335のスライドレール部Psが取っ手400の内側レール溝Giに完全に嵌入していることがわかる。すなわち、取っ手400の内側レール溝Giに対して肩部材335のスライドレール部Psが上から下に向かってスライド移動されることによって取っ手400に対して肩部材335が係合されていることがわかる。言い換えれば、取っ手400の内側レール溝Giの上側を肩部材335のスライドレール部Psの下側に合わせた後に、肩部材335に対して取っ手400を下から上にスライド移動させて肩部材335に対して取っ手400を係合させているとも言える。また、このことは、図3のII−II断面図を示す図15からも明らかである。そして、図15から明らか通り、上述のスライド係合完了後、取っ手400の本体部材411の基端部の上端面は、肩部材335の軒部335Eの側壁部EPの下端面に当接する。この状態で、第1ビス孔Haおよび第3ビス孔Hcから成る連通孔、および、第2ビス孔Hbおよび第4ビス孔Hdから成る連通孔にビスが螺着されて、肩部材335に対する取っ手400の締結が完了する。
ところで、図16には図3のIII−III断面図が示されており、図17には、図16のD部分の拡大図が示されている。図17から、外装体330の側壁部材331の切欠きRCの外側に位置する側壁部材331の縁部が、取っ手400の外側レール溝Goに係合されていることがわかる。
なお、この電気ケトル100の本体ユニット300の組付では、先ず、取っ手400の外側レール溝Goの下側を、外装体330の側壁部材331の切欠きRCの外側に位置する側壁部材331の縁部の上側に合わせた後に、外装体330の側壁部材331に対して取っ手400を上から下にスライド移動させて外装体330の側壁部材331に対して取っ手400を係合させる。次に、上述の通り、取っ手400の内側レール溝Giに対して肩部材335のスライドレール部Psを上から下に向かってスライド移動させることによって取っ手400に対して肩部材335を係合させる。この後のビス螺着については上述の通りである。また、取っ手400のカバー部材412の取付は、上述のビス螺着の後になされてもよいし、肩部材335への本体部材411の取付前になされてもよい。
<本発明の実施の形態に係る電気ケトルの特徴>
(1)
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100では、取っ手400の内側レール溝Giの上側を肩部材335のスライドレール部Psの下側に合わせた後に、肩部材335に対して取っ手400を下から上にスライド移動させて肩部材335に対して取っ手400を係合させている。このため、この電気ケトル100では、取っ手取付用のパネルが不要となり、取っ手400を単独で成形することができる。このため、取っ手400の形状を比較的自由に設計することができる。また、この構成によれば、取っ手400が把持されてケトル本体200が持ち上げられた際に、取っ手400から本体ユニット300が離れようとする力(以下「離間力」という。)が取っ手400に作用するが、上述のスライド係合によりその離間力に十分に耐えることができる。また、上述のスライド係合構造の採用により、従前の爪係合構造に比べて取っ手の組付け作業や取り外し作業が容易になる。このため、取っ手の組付け作業や取り外し作業を比較的簡便にすることができる。よって、この電気ケトル100では、取っ手400の形状を比較的自由に設計することができると共に、取っ手400の組付け作業や取り外し作業を比較的簡便にすることができる。
(2)
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100では、スライド係合の完了後に、取っ手400の本体部材411の基端部の上端面が、肩部材335の軒部335Eの側壁部EPの下端面に当接する。このため、この電気ケトル100では、取っ手400の上側を安定的に固定することができる。
(3)
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100では、第2ビス孔Hbおよび第4ビス孔Hdは幅方向(左右方向)に沿って延びている。このため、この電気ケトル100では、上述の離間力が作用しやすい取っ手400の下側部位の強度を補強することができる。このため、この電気ケトル100では、肩部材335に対する取っ手400の係合をより安定化させることができる。
(4)
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100では、肩部材335において第2ビス孔Hbがスライドレール部Psの下側に設けられており、取っ手400の本体部材411において第4ビス孔Hdが内側レール溝Giの下側に形成されている。このため、この電気ケトル100では、スライド係合箇所よりも高い結合強度を有する締結箇所で、上述の離間力を受けることができる。このため、この電気ケトル100では、肩部材335に対する取っ手400の係合を十分に安定化させることができる。
(5)
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100では、取っ手400の外側レール溝Goの下側を、外装体330の側壁部材331の切欠きRCの外側に位置する側壁部材331の縁部の上側に合わせた後に、外装体330の側壁部材331に対して取っ手400を上から下にスライド移動させて外装体330の側壁部材331に対して取っ手400を係合させる。このため、この電気ケトル100では、外装体330の側壁部材331に対して取っ手400を安定的に保持することができる。
(6)
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100では、取っ手400の先端部が自由端とされている。ところで、取っ手部材の付根部と反対側の端部が側壁部材の下端部位や底壁部材に締結される場合に比べ、取っ手から本体が離れようとする力が大きくなるが、この構成では、その離間力に十分に耐えることができる。
<変形例>
(A)
先の実施の形態に係る電気ケトル100では取っ手400の本体部材411に第2下側ビス受け部411Cが設けられていたが、図18に示されるように取っ手400の本体部材411に第2下側ビス受け部411Cが設けられなくてもよい。
(B)
先の実施の形態に係る電気ケトル100では肩部材335にスライドレール部Psが設けられると共に取っ手400に内側レール溝Giが形成されていたが、肩部材335にレール溝が形成されると共に取っ手400にスライドレール部が設けられてもよい。
(C)
先の実施の形態に係る電気ケトル100では取っ手400に外側レール溝Goを形成して、取っ手400を「外装体330の側壁部材331の切欠きRCの外側に位置する側壁部材331の縁部」に差し込んだが、取っ手400にスライドレール部を設けると共に、同側壁部材331の縁部にレール溝が形成されてもよい。
(D)
先の実施の形態に係る電気ケトル100では第2ビス孔Hbおよび第4ビス孔Hdは幅方向(左右方向)に沿って延びていたが、第2ビス孔Hbおよび第4ビス孔Hdの形成方向は、奥行方向(前後方向)に交差する方向であればよい。
(E)
先の実施の形態に係る電気ケトル100では取っ手400の先端部が自由端とされたが、取っ手400の先端部が、外装体330の側壁部材331の下部や、底壁部材333に固定されてもよいし、外装体330の側壁部材331と底壁部材333とに挟まれて固定されてもよい。
(F)
先の実施の形態では本発明が電気ケトル100に適用されたが、本発明は他の取っ手付き容器に適用されてもよい。
(備考)
上記変形例(A)〜(F)は各例単独で適用されてもよいし、2例が組わされて適用されてもよいし、3例が組わされて適用されてもよいし、4例が組み合わされて適用されてもよいし、5例が組み合わされて適用されてもよいし、6例全てが組み合わされて適用されてもよい。
300 :本体ユニット(取っ手付き容器)
310 :容器本体(容器)
331 :側壁部材
335 :肩部材(容器構成部材,肩部材)
400 :取っ手(取っ手部材)
BS :ビス(締結部材)
EP :側壁部(突起部)
Gi :内側レール溝(第2レール構造形成部)
Go :外側レール溝(溝)
Ps :スライドレール部(第1レール構造形成部)
RC :切欠き

Claims (6)

  1. 容器を構成する容器構成部材と、
    前記容器構成部材に取り付けられる取っ手部材と、を備え、
    前記取っ手部材の付根部は、前記容器構成部品に対して、下から上に向かう方向でスライド係合されている、取っ手付き容器。
  2. 前記容器構成部材は、第1レール構造形成部と、前記第1レール構造形成部の上側に位置し外側に突起する突起部とを有し、
    前記取っ手部材の前記付根部は、前記第1レール構造形成部にスライド係合可能な第2レール構造形成部を有し、
    前記取っ手部材の前記付根部の上端部は、前記第1レール構造形成部と前記第2レール構造形成部とによるスライド係合が完成された状態において前記突起部に当接する、請求項1に記載の取っ手付き容器。
  3. 前記容器構成部材と前記取っ手部材の前記付根部とは、下側部位において締結部材により前記容器構成部材と前記取っ手部材との対向方向と交差する方向に沿って締結されている、請求項1または2に記載の取っ手付き容器。
  4. 前記締結部材による締結位置は、前記スライド係合の位置の下側である、請求項3に記載の取っ手付き容器。
  5. 前記容器の側壁部材をさらに備え、
    前記側壁部材は、上端側に切欠きを有し、
    前記容器構成部材は、前記側壁部材の上側に配設される肩部材であり、
    前記取っ手部材の前記付根部は、前記切欠きの外側に位置する前記側壁部材の縁部に嵌合可能な溝をさらに有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の取っ手付き容器。
  6. 前記取っ手部材の前記付根部と反対側の端部は、自由端とされている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の取っ手付き容器。
JP2019025236A 2019-02-15 2019-02-15 取っ手付き容器 Pending JP2020130429A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019025236A JP2020130429A (ja) 2019-02-15 2019-02-15 取っ手付き容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019025236A JP2020130429A (ja) 2019-02-15 2019-02-15 取っ手付き容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020130429A true JP2020130429A (ja) 2020-08-31

Family

ID=72276940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019025236A Pending JP2020130429A (ja) 2019-02-15 2019-02-15 取っ手付き容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020130429A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58216014A (ja) * 1982-05-27 1983-12-15 ボツシユシ−メンス・ハウスゲレ−テ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 飲料ポツト
JPS6143418U (ja) * 1984-08-25 1986-03-22 オルゴ株式会社 携帯用液体容器
JP2010124880A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Zojirushi Corp 飲料容器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58216014A (ja) * 1982-05-27 1983-12-15 ボツシユシ−メンス・ハウスゲレ−テ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 飲料ポツト
JPS6143418U (ja) * 1984-08-25 1986-03-22 オルゴ株式会社 携帯用液体容器
JP2010124880A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Zojirushi Corp 飲料容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6840159B1 (en) Food steaming device
US4357520A (en) Electric water-boiling container having switch-on dry and stream sensitive thermally responsive control units
EP1232709B1 (en) Electric beverage maker
WO2013093506A2 (en) Liquid heating vessel and control
JP6123492B2 (ja) 電気湯沸器および給電台
JPH0529472B2 (ja)
JP2020130429A (ja) 取っ手付き容器
JP2021177840A (ja) 湯沸かし器
JP6155849B2 (ja) 電気湯沸器
JP2020130460A (ja) 電気湯沸し器
JP6548808B2 (ja) 炊飯器
JP2014230693A (ja) 電気湯沸器
JP7111954B2 (ja) 電気ケトル
EP1289395B1 (en) Water heating apparatus
JP5611668B2 (ja) 電気ケトル
JP2020130458A (ja) 蒸気処理容器
AU2001260506A1 (en) Water heating apparatus
JP6354121B2 (ja) 電気湯沸器
JP2020130461A (ja) 容器付き加熱機器
JP7121264B2 (ja) ケトル
JP2020130459A (ja) 液体加熱容器
JP5471671B2 (ja) 炊飯器
JP2019042268A (ja) 電気ケトル
EP1604595B1 (en) Food steaming device
KR20160100624A (ko) 조리용기 손잡이

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230404