JP5104655B2 - 可変容量型回転式ポンプ - Google Patents

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Description

本願発明は、複数のポンプを備え、外部への流体の供給量を変更可能にした可変容量型回転式ポンプに関する。
例えば、可変容量型回転式ポンプとして可変容量型ギヤポンプが特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された可変容量型ギヤポンプは、ケーシング内に駆動ギヤ及び駆動ギヤと噛み合う2つの従動ギヤを収容し、2系統の第1ポンプ及び第2ポンプとして作動するギヤポンプ本体(二重ギヤポンプ)を構成したものである。
具体的には、第1ポンプを構成する第1ギヤポンプの吐出通路に接続する共通の吐出口と第2ポンプを構成する第2ギヤポンプの吐出通路との間には、逆止弁が設けられている。共通の吐出口は油圧システムへ接続し、オイルを供給する。また、第2ギヤポンプの吐出口と前記逆止弁との間には、第2ギヤポンプの吸込口に接続するアンロード通路(オイルの戻し通路)が配管され、アンロード通路には電磁式開閉弁が設けられている。
電磁式開閉弁を閉じると、第1ポンプ及び第2ポンプが並列運転となって外部への吐出容量が大きくなり、この状態で高容量運転となる。電磁式開閉弁を開くと、第2ポンプがアンロードされるので、外部への吐出容量が小さくなり、この状態では低容量運転となる。
特開2002−70757号公報(第3−4頁、図1)
特許文献1に開示される可変容量型ギヤポンプは、外部の油圧システムに対するオイルの供給量を減少あるいは増大するために、第2ギヤポンプの電磁式開閉弁を作動してアンロード通路を開口あるいは閉口しなければならない。低容量運転時では、アンロード通路が開口し、逆止弁が閉口状態にあるため、第2ギヤポンプから吐出されたオイルは全てアンロード通路から吸込口に流れている。
低容量運転から高容量運転への切り換えは、逆止弁を開口し、電磁式開閉弁を閉鎖する操作が行われる。しかし、電磁式開閉弁はアンロード通路を即座に閉口するため、アンロード通路を流れる大量のオイルが瞬間的に停止される。このため、外部への吐出容量の急上昇及び吐出口内の圧力の急上昇により油撃等の衝撃が発生する。衝撃は外部の油圧システムやポンプ自体を損傷する恐れがあり、また衝撃による騒音が発生するなどの問題を引き起こす。
本願発明は、可変容量型回転式ポンプにおいて低容量運転から高容量運転への切り換え時の衝撃や騒音の発生を防止する。
請求項1に記載の本願発明は、主ポンプと副ポンプと前記副ポンプの吐出流体を外部へ供給する吐出通路に配設した逆止弁と前記副ポンプの吐出流体を吸入側へ戻すためのバイパス通路に設けた開閉弁とを備え、前記逆止弁及び前記開閉弁の異なる開閉口動作により外部への流体供給量を変更する可変容量型回転式ポンプにおいて、前記開閉弁を閉口する方向に作動する流体の供給通路を前記開閉弁に接続し、前記流体の供給通路に前記開閉弁の閉口動作の少なくとも終了段階に働く絞り通路を配設したことを特徴とする。
請求項1記載の本願発明によれば、開閉弁は閉口動作の終了段階に減速され、バイパス通路をゆっくりと閉口するため、外部への流体供給量の変更時における吐出流量の急激な増大とそれに伴う吐出圧の急上昇を防止し、衝撃や騒音の発生を防止することができる。
請求項2に記載の本願発明は、前記開閉弁は、弁孔内に摺動可能に配設され、前記バイパス通路の一部に形成した弁座に当接する位置と前記弁座から離間した位置との間を移動するスプール弁によって構成され、前記絞り通路は前記スプール弁の外周面と前記弁孔の内壁面との間に形成される前記スプール弁の摺動用の隙間に構成したことを特徴とするため、スプール弁の摺動用の隙間を利用することができ、絞り通路を簡単に構成することができる。
請求項3に記載の本願発明は、前記絞り通路は前記開閉弁が前記バイパス通路を閉口するまでの間に絞り量を漸次増大させた構成であることを特徴とするため、開閉弁の閉口動作の動きを漸次減速することができ、吐出流量を滑らかに増加させることができる。また、請求項3の発明は、開閉弁としてスプール弁を使用する場合、スプール弁の摺動用の隙間が絞り過ぎの傾向になるとき、好適である。
請求項4に記載の本願発明は、前記絞り通路の少なくとも一部の面が断面テーパ形状に形成されていることにより、請求項3と同様の作用効果を得ることができる。
請求項5に記載の本願発明は、前記絞り通路の少なくとも一部の面が断面階段状の段付き面で形成されていることにより、請求項3と同様の作用効果を得ることができる。
請求項6に記載の本願発明は、前記開閉弁はパイロット弁によって作動されることを特徴とするため、開閉弁の作動手段を簡単に構成することができる。
請求項7に記載の本願発明は、前記回転式ポンプはギヤポンプで構成されることにより、可変容量型ギヤポンプにおいて開閉弁の閉口時に生じやすい衝撃や騒音を抑制することができる。
本願発明は、開閉弁の閉口動作の少なくとも終了段階に開閉弁の移動速度を緩慢にし、閉口時の衝撃や騒音の発生を防止することができる。
(第1の実施形態)
流体としてオイルを使用する可変容量型ギヤポンプに実施した第1の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1に示すように、可変容量型ギヤポンプのハウジング1は、中央のボデー2の両側にフロントハウジング3及びリヤハウジング4を接合して図2に示した通しボルト5により一体化された構成である。なお、本願明細書では、フロントハウジング3側を前方とし、リヤハウジング4側を後方として説明する。また、図1の上側を上方、下側を下方とし、図2の左側を左方、右側を右方として説明する。
ボデー2、フロントハウジング3及びリヤハウジング4はボデー2を貫通する駆動軸6及び駆動軸6と平行に配置された被動軸7(図2参照)を軸受8によって回転可能に支持している。駆動軸6は駆動軸6に一体成型された第1駆動ギヤ9及び駆動軸6上にスプライン嵌合された第2駆動ギヤ10を有する。同様に、被動軸7は一体成型された第1被動ギヤ11及びスプライン嵌合された第2被動ギヤ(図示せず)を有する。なお、駆動軸6の前方端部はフロントハウジング3より外方に突出し、図示しない外部動力源に接続されている。
ボデー2の内部には、仕切部12を挟んでフロントハウジング3の後方側面との間に密閉された第1ギヤ室13が形成され、リヤハウジング4の前方側面との間に密閉された第2ギヤ室14が形成されている。図2に示されるように、第1ギヤ室13は2つの円形空間を繋げた断面めがね形状に形成され、内部に駆動軸6の第1駆動ギヤ9及び被動軸7の第1被動ギヤ11を歯合した状態で収容する。第2ギヤ室14は第1ギヤ室13と同一形状の空間で形成され、内部に駆動軸6の第2駆動ギヤ10及び被動軸7の第2被動ギヤ(図示せず)を歯合した状態で収容する。
第1駆動ギヤ9及び第1被動ギヤ11の前方側面とフロントハウジング3の後方側面との間、第1駆動ギヤ9及び第1被動ギヤ11の後方側面と仕切部12の前方側面との間にはそれぞれ、第1ギヤ室13と同様の断面めがね形状をしたサイドプレート15及びガスケット16が介在されている。同様に、第2駆動ギヤ10及び第2被動ギヤ(図示せず)と仕切部12の後方側面との間、第2駆動ギヤ10及び第2被動ギヤ(図示せず)とリヤハウジング4の前方側面との間には、それぞれサイドプレート17及びガスケット18が介在されている。
各サイドプレート15及び17には、第1駆動ギヤ9及び第2駆動ギヤ10と接触する側面にそれぞれ弧状の溝19が形成され、第1被動ギヤ11及び第2被動ギヤ(図示せず)と接触する側面にそれぞれ弧状の溝20が形成されている。サイドプレート15及び17の溝19は、図2に示すように、後述するオイルの吐出側(図2の上方)から第1駆動ギヤ9及び第2駆動ギヤ10の反回転方向に向けた略3分の1程度の領域において、第1駆動ギヤ9及び第2駆動ギヤ10の歯と対応するように配設されている。
同様に、第1被動ギヤ11及び第2被動ギヤ(図示せず)と接触するサイドプレート15及び17の溝20はオイルの吐出側(図2の上方)から第1被動ギヤ11及び第2被動ギヤ(図示せず)の反回転方向に向けた略3分の1程度の領域において、第1被動ギヤ11及び第2被動ギヤ(図示せず)の歯と対応するように配設されている。
各溝19及び溝20は第1駆動ギヤ9、第1被動ギヤ11、第2駆動ギヤ10及び第2被動ギヤ(図示せず)により第1ギヤ室13及び第2ギヤ室14の内周壁に沿って搬送されるオイルを受入れ、吐出側に吐出する機能を有する。ガスケット18は第1駆動ギヤ9、第1被動ギヤ11、第2駆動ギヤ10及び第2被動ギヤ(図示せず)のスラスト方向のガタ付きを防止する機能を有する。
第1ギヤ室13及び第2ギヤ室14の下方には、それぞれ吸入側空間部22及び23が形成され、ボデー2の下部に駆動軸6と平行に配設された共通の吸入通路21に連通している。吸入通路21はリヤハウジング4の下部に配設されたリヤ側の共通の吸入通路24及び吸入口25を介して外部のオイルタンク(図示せず)に連通している。第1ギヤ室13及び第2ギヤ室14の上方には、それぞれ吐出側空間部26、27が形成されている。
ボデー2の上部には、駆動軸6と平行に共通の吐出通路28が配設され、吐出通路28に吐出側空間部26、27がそれぞれ連通する。従って、第1ギヤ室13及び第2ギヤ室14から吐出側空間部26及び27に吐出されたオイルは吐出通路28に合流し、吐出口29を介して外部の油圧装置等へ接続する油圧回路(図示せず)に供給される。なお、前記第1ギヤ室13、吸入側空間部22及び吐出側空間部26は主ポンプ30を構成し、前記第2ギヤ室14、吸入側空間部23及び吐出側空間部27は副ポンプ31を構成する。
副ポンプ31の吐出側空間部27は吐出通路28とは別にバイパス通路32に連通している。バイパス通路32はリヤハウジング4に配設され、また駆動軸6に対して平行な通路と直行する通路とからなる曲折した形状で構成され、リヤ側の吸入通路24と連通している。なお、バイパス通路32は吸入通路21に連通する構成であってもよい。第2ギヤ室14の吐出側空間部27が吐出通路28に連通する位置には、逆止弁33が配設されている。逆止弁33の閉口動作は吐出通路28において、副ポンプ31から吐出されたオイルが主ポンプ30から吐出されるオイルに合流することを防止する。
逆止弁33は外周に雄ねじを有する有底円筒状の本体34と本体34に開口側から摺動可能に嵌合する有底円筒状の弁体35と弁体35の内部空間で本体34との間に介在されるコイル状の圧縮ばね36から構成されている。圧縮ばね36の強さは自由に設定できるが、強い圧縮ばねを使用した場合は弁体35の閉口速度を速めることができる。弁体35の有底側の周面及び本体34には、それぞれ通孔37及び通孔38が穿設され、またボデー2の上部には、吐出口29に開口する連通孔39が穿設されている。
通孔37、通孔38及び連通孔39は弁体35の最上昇時(逆止弁33の開口動作時)に連通し、吐出口29に流れる吐出オイルの一部が弁体35内に流入する。従って、弁体35は圧縮ばね36及び吐出オイルによる下方への付勢力を受けている。第2ギヤ室14の吐出側空間部27の上方には、吐出通路28を形成するボデー2の一部に弁座40が配設されている。弁体35が下降し、弁座40に当接すると、吐出通路28は主ポンプ30側と副ポンプ31側との間の連通状態が遮断される。なお、弁体35は下降しても通孔37が吐出通路28に連通するため、主ポンプ30の吐出オイルが通孔37から流入し、吐出オイルによる下方向への付勢力を継続して受けている。
バイパス通路32の曲折部には、電磁式パイロット弁41によって開閉動作を行う開閉弁42が配設されている。開閉弁42は基本構成として、リヤハウジング4に前後方向に穿設された弁孔43及び弁孔43の内壁面に接触して摺動可能に嵌合された有底円筒状のスプール弁44からなる。弁孔43は駆動軸6に平行なバイパス通路32の延長上に、バイパス通路32よりも大径の通路として穿設されている。リヤハウジング4の後方に貫通した弁孔43の開口部は閉鎖ボルト45により密閉されている。
スプール弁44は前端側外周に円錐面状の弁部46を有し、弁部46よりも前端は駆動軸6に平行なバイパス通路32よりも小径に形成された円柱部47を有する。スプール弁44がバイパス通路32を閉口するために前方へ移動し、弁部46がバイパス通路32の一部に形成された弁座48と当接した時、円柱部47は駆動軸6に平行なバイパス通路32に進入する。円柱部47の外周面と駆動軸6に平行なバイパス通路32の内壁との間の流体通路は、スプール弁44の軸心線と平行な隙間からなるバイパス通路用絞り部49として形成される。
バイパス通路用絞り部49において、絞り量である隙間の大きさ及び絞り時間である前後方向の隙間の長さは、逆止弁33の弁体35の閉口速度に合せて設定されている。この構成は、バイパス通路32からリヤ側の吸入通路24へ流れるオイル量が急激に増加することを防止している。スプール弁44の内部空間50は弁孔43に開口している。スプール弁44の外周面に形成された環状溝51はスプール弁44の軸心線の方向に一定の長さを有し、適宜数の通孔52によって内部空間50と連通している。
電磁式パイロット弁41は次のように構成されている。開閉弁42の弁孔43よりも下方位置のリヤハウジング4に、リヤハウジング4の後方に貫通する弁孔53が穿設される。弁孔53の前方端部は弁孔53よりも小径の通孔54と連通する。通孔54はスプール弁44よりもリヤ側の吸入通路24寄りの位置でバイパス通路32に開口している。弁孔53内には円柱状のスプール弁55が前後方向に摺動可能に嵌合されている。
スプール弁55は前端側の外周面の2箇所に環状溝56、57を有し、略中心部に吸入圧連通路58を有する。吸入圧連通路58は後端部がスプール弁55の半径方向に曲折して環状溝56に接続し、前端部が弁孔53に開口している。スプール弁55は前端面と弁孔53の前方側内壁との間に介在されたコイル状の圧縮ばね59により後方へ付勢され、リヤハウジング4の後方に突出した後端部に弁孔53よりも大径のフランジ60を有する。従って、スプール弁55は圧縮ばね59に抗して前方へ移動された時、最前進位置をフランジ60によって規定される。
リヤハウジング4の後端面には、電磁石64及びプランジャー65を備えたケース66が適宜手段により固定されている。スプール弁55のフランジ60はプランジャー65の摺動通路に挿入され、プランジャー65の前端面に当接している。従って、スプール弁55は電磁石64が励磁されるとプランジャー65により前方へ移動され、電磁石64が消磁すると圧縮ばね59の付勢力により後方へ移動される。
弁孔53はリヤハウジング4に穿設された貫通孔61によって弁孔43に接続され、また、リヤハウジング4に刻設された溝62に接続している。溝62は吐出通路28に開口された吐出圧連通路63と接続している。貫通孔61、溝62及び環状溝56、57の関係は次のように構成されている。即ち、スプール弁55が圧縮ばね59の付勢力により最後方へ移動した時、環状溝57は貫通孔61及び溝62と連通状態になり、環状溝56は貫通孔61及び溝62との連通を遮断される(図1、図3、図5〜図7参照)。スプール弁55が電磁石64の励磁により最前方へ移動すると、環状溝56が貫通孔61と連通し、環状溝57は貫通孔61及び溝62との連通を遮断される(図4参照)。
一方、スプール弁44が前方へ移動し、弁部46が弁座48に当接した状態では、環状溝51と貫通孔61とは直接連通せず、図3に示すように一定の距離だけずれるように設定されている。この状態での環状溝51と貫通孔61との連通は、スプール弁44が弁孔43内を円滑に摺動できるようにスプール弁44の外周面と弁孔43の内壁面との間に形成された隙間67によって行われる。即ち、スプール弁44の摺動用の隙間67が貫通孔61から環状溝51へ供給される吐出オイルの絞り通路として構成され、利用される。
隙間67が絞り通路として働く期間は開閉弁42の閉口動作の終了段階である。開閉弁42の閉口動作の終了段階としては、スプール弁44の弁部46が弁座48に当接する前の時期(図6の直後の状態)から弁部46が弁座48に当接した時期(図3の状態)を設定している。従って、スプール弁44の前方への移動に伴い、環状溝51が貫通孔61からずれ始めると、吐出圧連通路63から供給される吐出オイルは隙間67によって絞られ、少流量の吐出流体のみが環状溝51に供給される。このため、スプール弁44の移動速度が減速され、弁部46は弁座48にゆっくりとした速度で当接する。なお、吐出圧連通路63、溝62、環状溝57及び貫通孔61は本願発明で説明した流体の供給通路を構成するものである。また、図面に記載した隙間67は説明の便宜上比較的広く表示しているが、実際はスプール弁44の摺動に必要な程度の狭い空間で設計されている。
以上のように構成された第1の実施形態における可変容量型ギヤポンプの運転について説明する。主ポンプ30及び副ポンプ31の吐出容量は同一である。主ポンプ30から吐出されるオイルのみが吐出口29から供給される場合は低容量の50%運転時となり、主ポンプ30及び副ポンプ31から吐出されるオイル全てが吐出口29から供給される場合は高容量の100%運転時となる。従って、第1の実施形態における可変容量型ギヤポンプはオイルを供給する油圧装置の負荷に応じて吐出容量を50%と100%の2段階に変更可能なギヤポンプを構成する。
図1〜図3は可変容量型ギヤポンプの100%運転時を示したもので、電磁石64は非通電状態にあり、スプール弁55は圧縮ばね59により後方へ移動された位置にある。このため、環状溝57が貫通孔61及び溝62に連通し、開閉弁42のスプール弁44は吐出オイルの圧力によりバイパス通路32を閉口している。
この状態で駆動軸6が外部から駆動力を与えられると、図2に矢印で示すように、第1駆動ギヤ9及び第2駆動ギヤ10は反時計方向に回転し、第1駆動ギヤ9及び第2駆動ギヤ10と噛み合う第1被動ギヤ11及び第2被動ギヤ(図示せず)は時計方向に回転する。各ギヤの回転により、吸入通路21内の低圧のオイルは主ポンプ30の吸入側空間部22から第1ギヤ室13に、また副ポンプ31の吸入側空間部23から第2ギヤ室14にそれぞれ吸入される。
第1ギヤ室13に吸入されたオイルは、第1駆動ギヤ9の歯間と第1ギヤ室13の内周面とにより形成される空間及び第1被動ギヤ11の歯間と第1ギヤ室13の内周面とにより形成される空間にそれぞれ閉じ込められて搬送され、吐出側空間部26に吐出される。第2ギヤ室14に吸入されたオイルは、第2駆動ギヤ10の歯間と第2ギヤ室14の内周面とにより形成される空間及び第2被動ギヤ(図示せず)の歯間と第2ギヤ室14の内周面とにより形成される空間にそれぞれ閉じ込められて搬送され、吐出側空間部27に吐出される。吐出側空間部26及び27に吐出されたオイルは共通の吐出通路28に合流し、吐出口29から外部油圧回路(図示せず)に供給されるため、外部油圧回路や油圧装置(図示せず)の負荷に応じて昇圧された吐出圧を有している。
吐出側空間部26から吐出通路28を介して吐出口29へ流れるオイルの一部は連通孔39、通孔38及び37から弁体35の内部空間へ流れるため、オイルの吐出圧及び圧縮ばね36は弁体35を閉口する方向に付勢する。一方、吐出側空間部27から吐出通路28に流れるオイルの吐出圧及びバイパス通路32の閉鎖に伴うオイル流れの圧損により生じる圧力が逆止弁33の弁体35を開口する方向にかかる。従って、弁体35が圧縮ばねの収縮によって圧力バランスが保たれ、逆止弁33は開口状態を維持される。
また、吐出通路28内のオイルの一部は吐出圧連通路63を流れ、溝62、環状溝57、貫通孔61及び絞り通路としての隙間67からスプール弁44の環状溝51及び通孔52を介して内部空間50に流入する。このため、スプール弁44の弁部46がオイルの吐出圧により弁座48に当接され、開閉弁42はバイパス通路32の閉口状態を維持する。従って、副ポンプ31から吐出側空間部27に吐出されたオイルは吐出通路28に流れ、主ポンプ30から吐出側空間部26に吐出されたオイルと合流するため、100%のオイルが吐出口29から外部の油圧回路(図示せず)に供給される。
図4は可変容量型ギヤポンプの50%運転時の状態を示したものである。100%運転時から50%運転時への切り換えは、電磁式パイロット弁41の電磁石64を通電することにより行われる。従って、スプール弁55は圧縮ばね59の付勢力に抗して前方位置へ移動され、環状溝56を貫通孔61に連通する。このため、スプール弁55の内部空間50及び弁孔43内のオイルが吸入圧連通路58を介してバイパス通路32へ流出し、内部空間50及び弁孔43内は低圧状態になる。
スプール弁44は駆動軸6に平行なバイパス通路32内のオイルの吐出圧を受けて後方へ移動し、弁部46が弁座48から離間するため、吐出側空間部27に吐出されたオイルはバイパス通路32側へ流れ始める。バイパス通路32の開口に伴う圧損の低下により、逆止弁33の圧縮ばね36が伸張し、弁体35は吐出通路28を閉口する方向へ移動する。バイパス通路32へ流れるオイルはバイパス通路用絞り部49により設定された流量に制限されているため、主ポンプ30から吐出されたオイルのバイパス通路32側への逆流が抑制される。
バイパス通路32に流入するオイルの流量制限は逆止弁33が吐出通路28を閉口するまで継続される。このため、逆止弁33の閉口時までのオイルの逆流がほとんど無くなり、油撃の発生が防止される。吐出通路28が逆止弁33により閉口され、バイパス通路32が全開口になると、副ポンプ31から吐出されるオイルは全て吸入通路24へ流れる。従って、外部油圧回路(図示せず)へは主ポンプ30から吐出されるオイルのみが供給され、流体供給量が減少する。
可変容量型ギヤポンプを50%運転時から100%運転時に切り換える場合は、電磁式パイロット弁41の電磁石64を非通電にする。電磁石64が消磁し、スプール弁55は圧縮ばね59によって後方へ移動され、環状溝57が貫通孔61及び溝62に連通する(図5参照)。吐出通路28の吐出オイルは吐出圧連通路63から溝62、環状溝57、貫通孔61及び環状溝51を介してスプール弁44の内部空間50に流入する。従って、スプール弁44はオイルの吐出圧によって前方へ一定速度で移動する。スプール弁44の移動に伴い、バイパス通路32へのオイルの流れに抵抗が生じるため、駆動軸6に平行なバイパス通路32内の圧損が高まり、逆止弁33の弁体35は開口方向へ移動する(図6参照)。
スプール弁44が開閉弁42の閉口動作の終了段階まで移動すると、スプール弁44の環状溝51が貫通孔61との連通状態から外れる。貫通孔61に流入した吐出オイルは絞り通路として構成された隙間67を介して環状溝51へ供給される(図7参照)。このため、内部空間50に供給されるオイル量が減少し、スプール弁44の移動速度は大きく減速される。スプール弁44は隙間67の絞り効果により減速状態を維持されながら前方へ移動し、スプール弁44の弁部46がゆっくりとした速度で弁座48に当接してバイパス通路32の閉口動作を完了する(図1及び図3参照)。
従って、バイパス通路32を吸入通路24側へ流れるオイル量が徐々に減少されていくため、バイパス通路32が急激に閉鎖された場合のような衝撃や衝撃に伴う騒音の発生を防止することができる。また、スプール弁44の弁部46はゆっくりとした速度で弁座48に当接するため、接触による衝撃や接触音の発生を防止することができる。
バイパス通路32が閉口され、吐出通路28が開口されると、副ポンプ31から吐出されるオイルは吐出通路28に合流し、主ポンプ30から吐出されるオイルとともに吐出口29から外部油圧回路(図示せず)に供給される。なお、スプール弁44の前端側に設けたバイパス通路用絞り部49はスプール弁44の閉口方向への移動に伴いバイパス通路32を流れる吐出オイルに対する絞り機能を生じる。従って、本実施形態はバイパス通路用絞り部49の絞り機能をスプール弁44の隙間67の絞り機能に併用させることができるため、衝撃や騒音発生の防止効果をより高めることができる。
前記した第1の実施形態は以下の作用効果を有する。
(1)開閉弁42の閉口動作の終了段階にスプール弁44の摺動用の隙間67を利用して吐出オイルの供給を制限するため、スプール弁44の移動速度を緩慢にしてバイパス通路32の急激な閉口に伴う衝撃や騒音の発生を防止することができるとともに絞り通路を簡単に構成することができる。
(2)逆止弁33の開閉口は圧力バランスによって行われるため、圧縮ばね36は小さなばね定数のものを使用することができ、構成を簡単に、かつ小型化することができる。
(3)バイパス通路32の閉口に伴う衝撃や騒音の発生を防止することにより、逆止弁33の圧縮ばね36の振動を防止する効果も期待できる。即ち、逆止弁33の閉口時期において圧縮ばね36の振動が生じると、弁体35が閉口位置、開口位置を繰り返して不安定な状態を生じる。そのため、主ポンプ30側のオイルが逆流と逆流停止を繰り返し、外部油圧回路(図示せず)への定量のオイル供給を阻害する恐れがあり、不安定な状態を生じる。しかし、圧縮ばね36の振動発生防止効果はこのような問題を無くすことができる。
(4)バイパス通路用絞り部49による絞り機能を併用することにより、バイパス通路32を流れるオイル量の変化をより滑らかなものとすることができる。
(第2の実施形態)
図8に示す第2の実施形態は、第1の実施形態における絞り通路を形成する隙間67の形状を変更したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。第2の実施形態は、開閉弁42がバイパス通路32を閉口した状態において、弁孔43の内壁面の一部を環状溝51側から貫通孔61側に拡大する截頭円錐形状に刻設し、絞り通路68を形成する。即ち、絞り通路68はリヤハウジング4側の面を断面テーパ形状に構成されている。従って、スプール弁44の前方への移動に伴い、絞り量が漸次増大するため、スプール弁44の移動速度を漸次減少させることができる。このような絞り通路68の構成は、スプール弁44の摺動用の隙間が非常に狭く、オイルの供給量が絞り過ぎとなるような場合にも効果がある。なお、断面テーパ形状はスプール弁44の外周面側に環状溝51に接続する形態で構成したり、スプール弁44とリヤハウジング4との双方に形成した構成とすることも可能である。
(第3の実施形態)
図9に示す第3の実施形態は、第1の実施形態における絞り通路を形成する隙間67の形状を変更したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。第3の実施形態は、開閉弁42がバイパス通路32を閉口した状態において、弁孔43の内壁面の一部を環状溝51側から貫通孔61側に拡大するように、リヤハウジング4側の面を断面階段状の段付き面に形成し、絞り通路69を構成したものである。従って、スプール弁44の前方への移動に伴い、絞り量が段階的であるが漸次増大し、スプール弁44の移動速度を漸次減少させることができる。第3の実施形態は第2の実施形態と同一の作用効果を有する。なお、断面階段状の面はスプール弁44の外周面側に環状溝51に接続する形態で形成したり、スプール弁44とリヤハウジング4との双方に形成することも可能である。
本願発明は、前記した各実施形態の構成に限定されるものではなく本願発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる。
(1)絞り通路はオイルの供給通路を構成する吐出圧連通路63、溝62、環状溝57及び貫通孔61のいずれかに形成することが可能である。例えば、環状溝57を浅く形成したり、貫通孔61を専用の流体供給孔として小径で形成する方法などが考えられる。但し、これらの方法ではスプール弁44の閉口側への移動速度が終始緩慢になるため、スプール弁44の最大開口量を可能な限り小さく設定することが好ましい。
(2)第1の実施形態におけるスプール弁44は前端側に円柱部47を設けることによってバイパス通路32の内壁面との間にバイパス通路用絞り部49を形成する構成であるが、本願発明はバイパス通路用絞り部49を必ずしも必要としない。
(2)開閉弁42を作動する電磁式パイロット弁41は、電磁式に代えて差圧により作動する構成とすることができる。
(3)開閉弁42は電磁式パイロット弁41を使用せず、吐出通路28側の吐出圧と吸入通路21、24側の低圧との切り換え弁を介在したオイル通路に直接接続して作動するように構成しても良い。
(4)容量可変型回転式ポンプとしては、ギヤポンプに限らず、スクリューポンプ、ベーンポンプ及びルーツ式ポンプ等の他のポンプにおいても実施することが可能である。
第1の実施形態を示すギヤポンプの縦断面図である。 図1のA−A線断面図である。 開閉弁を示す拡大断面図である。 50%運転時の逆止弁と開閉弁との関係を示す断面図である。 100%運転に切り換え時の逆止弁と開閉弁との関係を示す断面図である。 100%運転に切り換え時の逆止弁と開閉弁との関係を示す断面図である。 100%運転に切り換え時の逆止弁と開閉弁との関係を示す断面図である。 第2の実施形態を示す開閉弁の部分断面図である。 第3の実施形態を示す開閉弁の部分断面図である。
符号の説明
1 ハウジング
6 駆動軸
7 被動軸
9 第1駆動ギヤ
10 第2駆動ギヤ
11 第1被動ギヤ
13 第1ギヤ室
14 第2ギヤ室
21、24 吸入通路
22、23 吸入側空間部
26、27 吐出側空間部
28 吐出通路
29 吐出口
30 主ポンプ
31 副ポンプ
32 バイパス通路
33 逆止弁
41 電磁式パイロット弁
42 開閉弁
44 バイパス弁体
47 円柱部
49 バイパス通路用絞り部
55 スプール弁
58 吸入圧連通路
63 吐出圧連通路
67 隙間(絞り通路)

Claims (7)

  1. 主ポンプと副ポンプと前記副ポンプの吐出流体を外部へ供給する吐出通路に配設した逆止弁と前記副ポンプの吐出流体を吸入側へ戻すためのバイパス通路に設けた開閉弁とを備え、前記逆止弁及び前記開閉弁の異なる開閉口動作により外部への流体供給量を変更する可変容量型回転式ポンプにおいて、
    前記開閉弁を閉口する方向に作動する流体の供給通路を前記開閉弁に接続し、前記流体の供給通路に前記開閉弁の閉口動作の少なくとも終了段階に働く絞り通路を配設したことを特徴とする可変容量型回転式ポンプ。
  2. 前記開閉弁は、弁孔内に摺動可能に配設され、前記バイパス通路の一部に形成した弁座に当接する位置と前記弁座から離間した位置との間を移動するスプール弁によって構成され、前記絞り通路は前記スプール弁の外周面と前記弁孔の内壁面との間に形成される前記スプール弁の摺動用の隙間に構成したことを特徴とする請求項1記載の可変容量型回転式ポンプ。
  3. 前記絞り通路は前記開閉弁が前記バイパス通路を閉口するまでの間に絞り量を漸次増大させた構成であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可変容量型回転式ポンプ。
  4. 前記絞り通路の少なくとも一部の面が断面テーパ形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の可変容量型回転式ポンプ。
  5. 前記絞り通路の少なくとも一部の面が断面階段状の段付き面で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の可変容量型回転式ポンプ。
  6. 前記開閉弁はパイロット弁によって作動されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の可変容量型回転式ポンプ。
  7. 前記回転式ポンプはギヤポンプで構成されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の可変容量型回転式ポンプ。
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