JP5104655B2 - 可変容量型回転式ポンプ - Google Patents
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Description
流体としてオイルを使用する可変容量型ギヤポンプに実施した第1の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1に示すように、可変容量型ギヤポンプのハウジング1は、中央のボデー2の両側にフロントハウジング3及びリヤハウジング4を接合して図2に示した通しボルト5により一体化された構成である。なお、本願明細書では、フロントハウジング3側を前方とし、リヤハウジング4側を後方として説明する。また、図1の上側を上方、下側を下方とし、図2の左側を左方、右側を右方として説明する。
(1)開閉弁42の閉口動作の終了段階にスプール弁44の摺動用の隙間67を利用して吐出オイルの供給を制限するため、スプール弁44の移動速度を緩慢にしてバイパス通路32の急激な閉口に伴う衝撃や騒音の発生を防止することができるとともに絞り通路を簡単に構成することができる。
(2)逆止弁33の開閉口は圧力バランスによって行われるため、圧縮ばね36は小さなばね定数のものを使用することができ、構成を簡単に、かつ小型化することができる。
(3)バイパス通路32の閉口に伴う衝撃や騒音の発生を防止することにより、逆止弁33の圧縮ばね36の振動を防止する効果も期待できる。即ち、逆止弁33の閉口時期において圧縮ばね36の振動が生じると、弁体35が閉口位置、開口位置を繰り返して不安定な状態を生じる。そのため、主ポンプ30側のオイルが逆流と逆流停止を繰り返し、外部油圧回路(図示せず)への定量のオイル供給を阻害する恐れがあり、不安定な状態を生じる。しかし、圧縮ばね36の振動発生防止効果はこのような問題を無くすことができる。
(4)バイパス通路用絞り部49による絞り機能を併用することにより、バイパス通路32を流れるオイル量の変化をより滑らかなものとすることができる。
図8に示す第2の実施形態は、第1の実施形態における絞り通路を形成する隙間67の形状を変更したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。第2の実施形態は、開閉弁42がバイパス通路32を閉口した状態において、弁孔43の内壁面の一部を環状溝51側から貫通孔61側に拡大する截頭円錐形状に刻設し、絞り通路68を形成する。即ち、絞り通路68はリヤハウジング4側の面を断面テーパ形状に構成されている。従って、スプール弁44の前方への移動に伴い、絞り量が漸次増大するため、スプール弁44の移動速度を漸次減少させることができる。このような絞り通路68の構成は、スプール弁44の摺動用の隙間が非常に狭く、オイルの供給量が絞り過ぎとなるような場合にも効果がある。なお、断面テーパ形状はスプール弁44の外周面側に環状溝51に接続する形態で構成したり、スプール弁44とリヤハウジング4との双方に形成した構成とすることも可能である。
図9に示す第3の実施形態は、第1の実施形態における絞り通路を形成する隙間67の形状を変更したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。第3の実施形態は、開閉弁42がバイパス通路32を閉口した状態において、弁孔43の内壁面の一部を環状溝51側から貫通孔61側に拡大するように、リヤハウジング4側の面を断面階段状の段付き面に形成し、絞り通路69を構成したものである。従って、スプール弁44の前方への移動に伴い、絞り量が段階的であるが漸次増大し、スプール弁44の移動速度を漸次減少させることができる。第3の実施形態は第2の実施形態と同一の作用効果を有する。なお、断面階段状の面はスプール弁44の外周面側に環状溝51に接続する形態で形成したり、スプール弁44とリヤハウジング4との双方に形成することも可能である。
(2)第1の実施形態におけるスプール弁44は前端側に円柱部47を設けることによってバイパス通路32の内壁面との間にバイパス通路用絞り部49を形成する構成であるが、本願発明はバイパス通路用絞り部49を必ずしも必要としない。
(2)開閉弁42を作動する電磁式パイロット弁41は、電磁式に代えて差圧により作動する構成とすることができる。
(3)開閉弁42は電磁式パイロット弁41を使用せず、吐出通路28側の吐出圧と吸入通路21、24側の低圧との切り換え弁を介在したオイル通路に直接接続して作動するように構成しても良い。
(4)容量可変型回転式ポンプとしては、ギヤポンプに限らず、スクリューポンプ、ベーンポンプ及びルーツ式ポンプ等の他のポンプにおいても実施することが可能である。
6 駆動軸
7 被動軸
9 第1駆動ギヤ
10 第2駆動ギヤ
11 第1被動ギヤ
13 第1ギヤ室
14 第2ギヤ室
21、24 吸入通路
22、23 吸入側空間部
26、27 吐出側空間部
28 吐出通路
29 吐出口
30 主ポンプ
31 副ポンプ
32 バイパス通路
33 逆止弁
41 電磁式パイロット弁
42 開閉弁
44 バイパス弁体
47 円柱部
49 バイパス通路用絞り部
55 スプール弁
58 吸入圧連通路
63 吐出圧連通路
67 隙間(絞り通路)
Claims (7)
- 主ポンプと副ポンプと前記副ポンプの吐出流体を外部へ供給する吐出通路に配設した逆止弁と前記副ポンプの吐出流体を吸入側へ戻すためのバイパス通路に設けた開閉弁とを備え、前記逆止弁及び前記開閉弁の異なる開閉口動作により外部への流体供給量を変更する可変容量型回転式ポンプにおいて、
前記開閉弁を閉口する方向に作動する流体の供給通路を前記開閉弁に接続し、前記流体の供給通路に前記開閉弁の閉口動作の少なくとも終了段階に働く絞り通路を配設したことを特徴とする可変容量型回転式ポンプ。 - 前記開閉弁は、弁孔内に摺動可能に配設され、前記バイパス通路の一部に形成した弁座に当接する位置と前記弁座から離間した位置との間を移動するスプール弁によって構成され、前記絞り通路は前記スプール弁の外周面と前記弁孔の内壁面との間に形成される前記スプール弁の摺動用の隙間に構成したことを特徴とする請求項1記載の可変容量型回転式ポンプ。
- 前記絞り通路は前記開閉弁が前記バイパス通路を閉口するまでの間に絞り量を漸次増大させた構成であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可変容量型回転式ポンプ。
- 前記絞り通路の少なくとも一部の面が断面テーパ形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の可変容量型回転式ポンプ。
- 前記絞り通路の少なくとも一部の面が断面階段状の段付き面で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の可変容量型回転式ポンプ。
- 前記開閉弁はパイロット弁によって作動されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の可変容量型回転式ポンプ。
- 前記回転式ポンプはギヤポンプで構成されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の可変容量型回転式ポンプ。
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JP2008216263A JP5104655B2 (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 可変容量型回転式ポンプ |
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