JP2009236074A - 二連歯車ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 作動液の吐出量を2段階に制御する機能を実現するための部品を簡素化して、ボディに内蔵する。
【解決手段】 高圧用歯車ポンプ21で搬送された作動油は吐出口30から導出させるとともに、吐出通路28には、吐出口30における油圧に抗する方向にバネ26により付勢され、両端に弁体であるポペットA、Bを設けたロッド27が低圧用ポンプ22で搬送された作動油の吐出方向を切り替えるよう構成され、吐出口30の油圧が所定より小さい場合、油圧に対しバネ26による付勢力が勝ってロッド27が吐出口30側へ移動し、吐出口30側のポペットAによる弁を開く一方、吐出口30の油圧が所定より大きい場合、油圧がバネ26による付勢力よりも勝ってロッド27が吸込通路側に連通された低圧戻り口31側のポペットBによる弁を開く。
【選択図】 図3
【解決手段】 高圧用歯車ポンプ21で搬送された作動油は吐出口30から導出させるとともに、吐出通路28には、吐出口30における油圧に抗する方向にバネ26により付勢され、両端に弁体であるポペットA、Bを設けたロッド27が低圧用ポンプ22で搬送された作動油の吐出方向を切り替えるよう構成され、吐出口30の油圧が所定より小さい場合、油圧に対しバネ26による付勢力が勝ってロッド27が吐出口30側へ移動し、吐出口30側のポペットAによる弁を開く一方、吐出口30の油圧が所定より大きい場合、油圧がバネ26による付勢力よりも勝ってロッド27が吸込通路側に連通された低圧戻り口31側のポペットBによる弁を開く。
【選択図】 図3
Description
本発明は、各種の流体機器(油圧機器)分野等において利用可能な二連歯車ポンプに関する。
従来、歯車ポンプを単体で使用した場合、ポンプ自体は固定容量であるため吐出量を制御することは不可能であった。
また、ピストンポンプなどの可変容量ポンプを使用した場合、ポンプ自体の吐出量を制御することが可能ではあるが、ポンプの価格が高価であり、採用することはコストアップを招いた。
そこで、歯車ポンプを2連化して、図1のような油圧回路を構成し、高圧用ポンプ11の吐出口側の圧力をパイロット圧として、パイロット圧が所定以上の場合は開くようアンロード弁13を設ける。そして、電動モータ14を回転し、高圧用ポンプ11及び低圧用ポンプ12を駆動しているとき、パイロット圧が所定よりも小さい場合、アンロード弁13が閉じ、高圧用ポンプ11からの作動液と、逆止弁15を通過してきた低圧用ポンプ12からの作動液とが合流し、対象機器(図示省略)に供給される。
また、パイロット圧が所定以上の場合、アンロード弁13が開き、低圧用ポンプ12からの作動液が通過して、タンク16に回収される。このとき、高圧用ポンプ11からの作動液は逆止弁15により規制されるので、アンロード弁13側には流れず、対象機器に供給される。
なお、特許文献1、2には、対象機器からの作動液の回収時に、作動液が2つのポンプのうち、片方のポンプを通過しないための逆止弁が、ボディ内に設けられた点が開示されている。
特開平7−332254
特開平2004−239269
ところで、図1の油圧回路に示したように、逆止弁15とアンロード弁13を組み合わせたことにより、対象機器に供給する圧力に応じて、2連歯車ポンプからの作動液の吐出量を2段階に制御することは可能であるが、逆止弁15とアンロード弁13は2連歯車ポンプの外部に配置され、また、アダプタ等の部品が必要であり、装置の大型化やコストアップは不可避であった。
本発明は、上記した課題に対して、作動液の吐出量を2段階に制御する機能を実現するための部品を簡素化して、ボディに内蔵した2連歯車ポンプを提供することを目的とする。
本発明は、一対の歯車の歯同士を互いに噛合させてなる歯車機構を、ボディに形成され互いに独立してなる二つのポンプ室にそれぞれ収容して歯車ポンプを構成し、各歯車機構の駆動側の歯車を軸支する駆動軸同士を互いに連結するとともに、吸入口から吸込通路を介して導入された作動油を、各歯車機構により搬送し吐出通路を介して吐出口から導出する二連歯車ポンプであって、一方の歯車ポンプで搬送された作動油は吐出口から導出させるとともに、吐出通路には、吐出口における油圧に抗する方向に付勢手段により付勢され、両端に弁体を設けたロッドが他方の歯車ポンプで搬送された作動油の吐出方向を切り替えるよう構成され、吐出口の油圧が所定より小さい場合、油圧に対し付勢手段による付勢力が勝って該ロッドが吐出口側へ移動し、吐出口側の弁を開く一方、吐出口の油圧が所定より大きい場合、油圧が付勢手段による付勢力よりも勝ってロッドが吸込通路側に連通された流路側の弁を開くよう構成した。
上記した構成により、吐出量を2段階に制御することを、両端に弁体を設けたロッドをボディに配置することにより実現できるので、ユニット化が可能となるとともにアダプタ等の部品が不要となり、省スペース化を図れるとともに、コストダウンを図ることもできる。
以下に本発明の実施例について、図1から図4を用いて説明する。本実施例の二連歯車ポンプは、図1に示した油圧回路において、二点鎖線で囲んだ部分と同等の機能を一体化した本体19を実現するものである。
図2(a)は本実施例の二連歯車ポンプの断面図であり、図2(b)はそのAA方向の断面図である。ボディ20には、一対の歯車からなる高圧用ポンプ22と、一対の歯車からなる低圧用ポンプ22とが組み込まれ、ボディ20の両端面にはそれぞれフロントカバー23とリアカバー24が装着され、ボディ20とともにケーシングを構成する。高圧用ポンプ21の駆動軸25は電動モータ(図示省略)と連結されるとともに、低圧用ポンプ22の駆動軸26とはスプライン結合等で連結される。また、図2(b)に示した吸込通路27と吐出通路28は、図3に示した高圧用ポンプ21における吸込口29と吐出口30にそれぞれ連通している。
また、図3は、図2(b)のXX方向の断面図である。リアカバー24に螺合されるプラグ25に一端を固定されるバネ26の他端側に固定したロッド27を吐出通路28における低圧用ポンプ22の吐出側に配置する。
そして、ロッド27の両端には、弁体としてポペットAとポペットBとが形成されており、それぞれボディ20に形成した開口部35とリアカバー24に形成した開口部34と協働して、一方を開状態としたとき、他方を閉状態とする切り替える弁として構成されており、ポペットA側を開いた場合、低圧用ポンプから吐出した作動油を高圧用ポンプ21から吐出した作動油と合流させて吐出口30から導出する一方、ポペットB側を開いた場合、低圧用ポンプ22から吐出した作動油をリアカバー24に形成した低圧戻り口31から導出されるよう構成される。
次に、本実施例の二連歯車ポンプの動作を図3、4を用いて説明する。吐出圧が設定圧以下の場合、図3に示したように、ロッド27はバネ26に押されて、ポペットBにより弁が閉じた状態で固定される。このとき、ポペットAによる弁は開き、吐出通路28が連通するため、高圧用ポンプ21、低圧用ポンプ22の吐出流量は合流して吐出口30から吐出される。
また、吐出圧が設定圧以上の場合、図4に示したように、ロッド27は圧力によってバネ26を押し下げ、ポペットAによる弁が閉じた状態となる。そのため、高圧用ポンプ21のみが吐出される。このとき、ポペットBによる弁が開き、低圧用ポンプ22からの吐出流量は低圧に開放されるため、無負荷状態となり、低圧戻り口31を介して低圧側に戻る。
なお、本実施例では、ポペットBによる弁を通過して低圧戻り口31から吐出した作動油を吸込口側やタンク側に戻す際、戻り配管(図示省略)を使用していたが、図5に示したように、リアカバー24に内部通路32を設けて、低圧用ポンプの吸込口側に還流させるよう構成することも可能である。
また、付勢手段として、本実施例ではバネ26を採用することによって、ロッド27の作動する圧力を設定したが、その変形例として、図6に示したように、リアカバー24に設けたパイロットポート33から作動油を導入するように構成することによってロッド27の作動する作動圧力をパイロット圧で設定できる。その他、電磁操作弁によっても同様にロッド27の作動する作動圧力を設定できる。
さらに、本実施例では、高圧用ポンプと低圧用ポンプとを使用したが、同じ吐出圧のポンプを使用してもよい。
21 高圧用歯車ポンプ
22 低圧用歯車ポンプ
26 バネ
27 ロッド
28 吐出通路
30 吐出口
31 低圧戻り口
22 低圧用歯車ポンプ
26 バネ
27 ロッド
28 吐出通路
30 吐出口
31 低圧戻り口
Claims (1)
- 一対の歯車の歯同士を互いに噛合させてなる歯車機構を、ボディに形成され互いに独立してなる二つのポンプ室にそれぞれ収容して歯車ポンプを構成し、各歯車機構の駆動側の歯車を軸支する駆動軸同士を互いに連結するとともに、吸入口から吸込通路を介して導入された作動油を、各歯車機構により搬送し吐出通路を介して吐出口から導出する二連歯車ポンプであって、一方の歯車ポンプで搬送された作動油は吐出口から導出させるとともに、前記吐出通路には、前記吐出口における油圧に抗する方向に付勢手段により付勢され、両端に弁体を設けたロッドが他方の歯車ポンプで搬送された作動油の吐出方向を切り替えるよう構成され、前記吐出口の油圧が所定より小さい場合、該油圧に対し付勢手段による付勢力が勝って該ロッドが吐出口側へ移動し、前記吐出口側の弁を開く一方、前記吐出口の油圧が所定より大きい場合、該油圧が前記付勢手段による付勢力よりも勝って該ロッドが前記吸込通路側に連通された流路側の弁を開くよう構成したことを特徴とする二連歯車ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008085889A JP2009236074A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 二連歯車ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008085889A JP2009236074A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 二連歯車ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009236074A true JP2009236074A (ja) | 2009-10-15 |
Family
ID=41250310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008085889A Pending JP2009236074A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 二連歯車ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009236074A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015141466A1 (ja) * | 2014-03-19 | 2015-09-24 | カヤバ工業株式会社 | ポンプ装置 |
JP2017053353A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | ミョンファ インダストリー カンパニー,リミテッド | デュアルポンプシステム |
JP2018527496A (ja) * | 2015-04-30 | 2018-09-20 | ハイファイブプロ エーエス | 人工手用の油圧ポンプアセンブリ |
CN110017275A (zh) * | 2019-04-12 | 2019-07-16 | 桐庐海普机电设备有限公司 | 一种齿轮泵及其工作方法 |
-
2008
- 2008-03-28 JP JP2008085889A patent/JP2009236074A/ja active Pending
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JP2018527496A (ja) * | 2015-04-30 | 2018-09-20 | ハイファイブプロ エーエス | 人工手用の油圧ポンプアセンブリ |
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CN110017275B (zh) * | 2019-04-12 | 2024-05-24 | 桐庐海普机电设备有限公司 | 一种齿轮泵及其工作方法 |
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