JP5097487B2 - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents
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Description
また、メンテナンス性を考慮した場合、これらのユニットと発電機等との両方を調整するためには、本体筐体の前面に開閉可能に取り付けられた前面パネルの上段及び下段の両方を取り外さなければならない。そのため、これらのユニットを下段の機械室に設置し、下段の前面パネルのみを取り外してメンテナンスができるようにすることが好ましい。
しかしながら、これらユニットを機械室に配置する場合、その内部を効率的に冷却することが困難であった。
室外ユニット1は、図1〜図3に示すように、略直方体形状に形成されており、この室外ユニット1の外側部分を構成する本体筐体2は、この直方体の各辺に対応する部分を構成するフレーム3と、6つの側面を構成するパネル部4とで形成されている。
機械室60の内部には、主に、ほぼ中央部に位置するガスエンジン11と、このガスエンジン11の正面右側に位置する発電機12と、ガスエンジン11の正面左側に位置する圧縮機13と、この圧縮機13の手前側であって、縦フレーム3bの左側に位置する電装ユニット14(電装箱)と、発電機12の手前側であって、縦フレーム3bの右側に位置するインバータユニット15(電装箱)とが配置されている。このインバータユニット15には、発電機12で発電した電力が図示しない電力ケーブルを介して送られる。そのため、発電機12の近くにインバータユニット15を配置している。
なお、図4において、符号17はアキュームレーター、18はオイルセパレータ、19はエアクリーナ、20は吸気ボックス、21は端子台、22は排気マフラー、23は冷却水ポンプ、24はオイルサブタンクである。
このインバータユニット15は、発電機12で発電した電力をAC/DC変換して、室外ユニット1内部の各機器(例えば、送風機)や、他の設備に供給するためのものである。
このインバータユニット15の前面側の開口(前部開口)は、外箱25単体としては塞がれるようにはなっておらず、上述した室外ユニット1の下段右側前面パネル4b3が室外ユニット1に取り付けられたときに、この下段右側前面パネル4b3によって一緒に塞がれるようになっている。すなわち、下段右側前面パネル4b3が、インバータユニット15の前面及び室外ユニット1の前面を塞ぐ部材として兼用されている。
また、インバータユニット15の図2〜図4に示す幅方向の位置は、取り付けられたインバータユニット15を正面から見て、外箱25の換気孔25aが、仕切り板5の右側の通気口6の下側に位置するように配置される。これにより、換気孔25aから出る空気が右側の通気口6を通って効率よく熱交換室50へ流れるようにしている。
また、電装ユニット14の図2〜図4に示す幅方向の位置は、取り付けられた電装ユニット14を正面から見て、外箱30の換気孔30aが、仕切り板5の左側の通気口6の下側になるように配置される。これにより、換気孔30aから出る空気が左側の通気口6を通って効率よく熱交換室50へ流れるようにしている。
下段左側前面パネル4b3には、図6(a)に示すように、横長に形成された空気取り込み孔31(開口部)が形成されている。この空気取り込み孔31は、下段左側前面パネル4b3を室外ユニット1に取り付けた状態で、インバータユニット15の前側開口に対応する位置に形成されている。より詳細には、空気取り込み孔31は、インバータユニット15の前側開口の幅方向の長さとほぼ等しい長さに形成されており、この空気取り込み孔31から取り込まれた室外空気が、インバータユニット15の内部であってその幅方向の全域に亘って送流されるように形成されている。また、この空気取り込み孔31は、インバータユニット15の前面開口に対して下側の位置になるように形成されており、取り込まれた室外空気がインバータユニット15の高さ方向における全域に亘って送流されるように配置されている。
また、このポケット部33には、図7に示すように、室外空気に含まれる水分を吸収するためのスポンジ35(フィルタ)が設けられている。このスポンジ35は、空気取り込み孔31の上端31aよりも上側に配置され、空気取り込み孔31からスポンジ35が見えないようになっている。また、このスポンジ35の下側部分は、導風板32に形成された支持部36によって支持されており、スポンジ35が水分を含んで自重で下がらないようにしている。
また、空気取り込み孔31、38を電装箱14、15の幅方向に亘って形成し、この電装箱14、15の前部開口の下側に対応する位置に配置することにより、電装箱14、15の内部の全体に亘って効率的に冷却することができる。
本実施形態では、一例として電装ユニット14及びインバータユニット15の内部を冷却する構造について説明したが、その他の電気品を収納するユニットであって、内部に発熱部品を収納している電装箱であれば、本実施の形態に示す構造を用いることにより、その内部を効率的に冷却することができる。
2 本体筐体
3 フレーム
3a 横フレーム
3b 縦フレーム
4 パネル部
4a 上面パネル
4b2 下段左側前面パネル
4b3 下段右側前面パネル
5 仕切り板
6 通気口
6a 屋根部
7 空気の流れ
8 送風機
9 熱交換器
11 ガスエンジン
11a 駆動軸
12 発電機
13 圧縮機
14 電装ユニット(電装箱)
15 インバータユニット(電装箱)
16 伝達ベルト
23 冷却水ポンプ
25 外箱
25a 換気孔(開口部)
26 基板
27 コンデンサー
28 リレー
29 パッキン
30 外箱
30a 換気孔(開口部)
31 空気取り込み孔
32 導風板
33 ポケット部
34 室外空気
35 スポンジ(フィルタ)
36 支持部
37 開口部
38 空気取り込み孔
50 熱交換室
60 機械室
Claims (3)
- 本体筐体を仕切り板で上下二段に画成し、上段に熱交換器室、下段に機械室を設け、前記本体筐体の上面に送風機を配設し、前面に開閉可能な前面パネルを備えた空気調和機の室外ユニットにおいて、
前記機械室に配置され、前部及び上部に開口を有し、前記前部の開口縁部にパッキンが取り付けられ、前記前面パネルを閉じたときにこの前面パネルが前記パッキンを押圧しながら前記前部の開口を覆う電装箱を備え、
前記前面パネルには、前記電装箱の前部開口に対して下側の位置に前記電装箱の幅方向に亘って横長に形成された開口部と、当該開口部を裏側から覆い上端が開口するポケット部と、を設け、
前記仕切り板には、前記室外ユニット内部の空気が前記熱交換室と前記機械室とを移動できるようにする通気口を設け、
前記電装箱の上部の開口を前記通気口の真下に配置した
ことを特徴とする空気調和機の室外ユニット。 - 前記ポケット部には、前記開口部の上端よりも上側にフィルタを配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外ユニット。
- 前記電装箱は、インバータを収納したインバータユニットであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機の室外ユニット。
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