JP5095304B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波診断装置に係り、特に、本撮影モードにおいて画像データの収集が行なわれる3次元走査領域を予備撮影モードにおいて設定することが可能な超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は、複数の振動素子が配列された超音波プローブを用いて被検体の複数方向に対し超音波送受信を行ない、このとき得られた反射波に基づいて生成した画像データをモニタ上に表示するものである。この装置は、超音波プローブを体表に接触させるだけの簡単な操作で体内の2次元画像データや3次元画像データをリアルタイムで観測することができるため各種臓器の形態診断や機能診断に広く用いられている。
3次元画像データの収集を目的とした従来の3次元走査では、複数の振動素子が1次元配列された超音波プローブをその配列方向に対して垂直な方向に移動あるいは回動させながら被検体の3次元領域に対し超音波を送受信し、このとき収集したボリュームデータをレンダリング処理することにより3次元画像データの生成を行なってきた。又、近年では、複数の振動素子が2次元配列された超音波プローブ(2次元アレイ超音波プローブ)が実用化されている。この超音波プローブを用いることにより3次元領域に対する超音波の送受信は全て電子的な制御で行なうことができるため、3次元走査に要する時間は大幅に短縮され、検査における操作性は著しく向上した。
しかしながら、所望の3次元領域に対する超音波の送受信によって3次元データ(ボリュームデータ)を収集する場合、極めて多くの送受信を繰り返す必要があり、しかも夫々の送受信に要する時間は、被検体の体内を伝播する超音波の音速と最大撮影深度によって略決定されるため空間分解能に優れたボリュームデータの収集に多くの時間が要求される。
一方、被検体内の複数方向からの反射波を同時に受信する、所謂、並列同時受信法によって画像データのリアルタイム性を向上させる方法が開発され、この方法を上述の3次元走査に適用することによりボリュームデータの収集に要する時間を短縮することが可能となる。しかしながら、心臓等の拍動性移動の有る臓器に対する3次元走査では多くの並列受信数が要求され、これを実現するためには装置の回路構成が極めて複雑になるという問題点を有していた。
このような問題点を解決するために、被検体の診断対象部位に対する3次元領域(以下では、3次元走査領域と呼ぶ。)を複数からなる小さな領域(以下では、3次元サブ領域と呼ぶ。)に分割し、これらの3次元サブ領域から収集された時系列的なボリュームデータ(以下では、サブボリュームデータと呼ぶ。)を心拍時相に基づいて合成する心拍同期3次元走査法(Triggered Volume Scan)が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述の方法では、3次元走査領域を構成する複数の3次元サブ領域の各々に対し所定期間(例えば、1心拍期間)の3次元走査を順次行ない、このとき得られたサブボリュームデータに心拍時相情報を付加して一旦保存する。そして、複数の3次元サブ領域に対するサブボリュームデータの収集が完了したならば、同一の心拍時相において収集された各3次元サブ領域のサブボリュームデータを合成することによって各心拍時相における3次元走査領域のボリュームデータを生成し、更に、これらのボリュームデータを処理して時系列的なボリュームレンダリング画像データ等の3次元画像データや所望スライス断面におけるMPR(Multi Planar Reconstruction)画像データを生成することにより、前記診断対象部位の3次元的な情報を動画像として観察することが可能となる。
米国特許第6544175号明細書
従来の心拍同期3次元走査法では、3次元走査領域におけるボリュームデータの収集を目的とする本撮影モードに先立って行なわれる予備撮影モードにおいて、前記診断対象部位に対するシングルプレーン走査あるいはバイプレーン走査等のマルチプレーン走査によって収集した2次元画像データに基づいて基準走査断面と3次元走査領域を設定する。次いで行なわれる本撮影モードでは、上述の3次元走査領域と予め設定されたサブ領域間隔に基づいて複数の3次元サブ領域を設定し、これら3次元サブ領域の各々に対する3次元走査によって収集したサブボリュームデータを合成することにより基準走査断面における2次元画像データ(MPR画像データ)の生成及びその表示と3次元画像データの生成を行なう。そして、表示部に表示される上述のMPR画像データをモニタリングすることにより3次元走査領域に対するボリュームデータの収集状況(即ち、ボリュームデータの収集が正常に行なわれているか否か)を判定し、不具合が認められた場合には、その時点でボリュームデータの収集をやり直す。
上述の基準走査断面におけるMPR画像データに基づいて3次元走査領域におけるボリュームデータの収集状況をモニタリングする場合、診断対象部位に対する3次元走査領域は、通常、基準走査断面に基づいて設定されるため、この3次元走査領域の端部あるいはその近傍に形成された3次元サブ領域からサブボリュームデータの収集が開始された場合、基準走査断面を含む3次元サブ領域のサブボリュームデータが収集されるまでの期間、最も有効な診断情報を提供してくれる前記基準走査断面のMPR画像データを表示することが不可能となる。即ち、予備撮影モードから本撮影モードへ切り替わる際、予備撮影モードにおいて収集された基準走査断面の2次元画像データと本撮影モードにおいて収集された前記基準走査断面のMPR画像データを連続して表示することが困難となる。このため、ボリュームデータの収集に対するモニタリング精度が劣化するのみならずこのモニタリングを担当する操作者の負担を増大させるという問題点を有していた。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被検体の診断対象部位に対して設定された複数の3次元サブ領域に対し心拍同期3次元走査法を適用して広範囲な3次元走査領域に対するボリュームデータを時系列的に収集する場合等において、予備撮影モードの3次元走査領域に対して生成される基準走査断面の2次元画像データと本撮影モードの前記3次元走査領域から収集されるボリュームデータに基づいて生成される前記基準走査断面のMPR画像データを連続して表示することが可能な超音波診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る超音波診断装置は、被検体の診断対象部位に対して送信された超音波により3次元走査を行ない時系列的なボリュームデータを収集する超音波診断装置において、前記診断対象部位の基準走査断面に対する予備撮影モードの2次元走査によって収集された受信信号に基づいて2次元画像データを生成する2次元画像データ生成手段と、本撮影モードの3次元走査領域を所定方向に分割して形成される複数の3次元サブ領域を順次走査し、且つ、撮影モードが前記予備撮影モードから前記本撮影モードへ遷移する際、前記基準走査断面あるいはその一部が含まれた3次元サブ領域に対する3次元走査を他の3次元サブ領域に対する3次元走査より優先して行なう走査制御手段と、この走査制御手段の超音波走査によって得られた画像データを表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
又、請求項5に係る本発明の超音波診断装置は、被検体の診断対象部位に対して送信された超音波により3次元走査を行ない時系列的なボリュームデータを収集する超音波診断装置において、前記診断対象部位の基準走査断面に対する予備撮影モードの2次元走査によって収集された受信信号に基づいて2次元画像データを生成する2次元画像データ生成手段と、本撮影モードの3次元走査領域に対して設定された前記基準走査断面あるいはその一部を含む複数の走査断面を順次走査し、且つ、撮影モードが前記予備撮影モードから前記本撮影モードへ遷移する際、前記3次元走査領域における前記基準走査断面の超音波走査を他の走査断面の超音波走査より優先して行なう走査制御手段と、この走査制御手段の超音波走査によって得られた画像データを表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、予備撮影モードの3次元走査領域に対して生成される基準走査断面の2次元画像データと本撮影モードの前記3次元走査領域から収集されるボリュームデータに基づいて生成される前記基準走査断面のMPR画像データを連続して表示することが可能となる。このため、ボリュームデータの収集に対するモニタリング精度が向上し、モニタリングを担当する操作者の負担を低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる本発明の実施例では、予備撮影モードにおけるバイプレーン(2断面)走査により互いに直交する2つの走査断面の各々において2次元画像データを収集し、これらの2次元画像データに基づいて当該被検体の診断対象部位に対する3次元走査領域を設定すると共に2つの走査断面の何れかを基準走査断面に設定する。
次いで、前記診断対象部位に対するボリュームデータの収集を目的とした本撮影モードにおいて、上述の3次元走査領域を基準走査断面に垂直な方向に所定間隔で分割して複数からなる3次元サブ領域を設定する。そして、先ず、基準走査断面を含む3次元サブ領域において時系列的に収集されるサブボリュームデータを心拍時相情報と共に保存すると共にこのサブボリュームデータの中から前記基準走査断面及びこの基準走査断面に直交する補助走査断面に対応したボクセルを抽出して生成した2つのMPR画像データを表示部にリアルタイム表示する。
同様にして、基準走査断面を含む3次元サブ領域に隣接した3次元サブ領域の各々から順次収集される時系列的なサブボリュームデータを心拍時相情報と共に保存すると共にこのとき収集されるサブボリュームデータと既に保存されている上述のサブボリュームデータを心拍時相情報に基づいて合成し、合成されたサブボリュームデータの前記基準走査断面及び前記補助走査断面におけるMPR画像データを生成して既に表示部に表示されているMPR画像データを更新する。そして、これらのMPR画像データをモニタリングすることにより本撮影モードにおけるボリュームデータの収集状況を判定する。
尚、以下の実施例では、予備撮影モードにおいて設定された基準走査断面とこの基準走査断面に直交する補助走査断面に基づいて本撮影モードにおけるMPR画像データの生成と表示を行なう場合について述べるが、これに限定されるものではなく、基準走査断面と補助走査断面との交叉角度は任意に設定することが可能である。但し、基準走査断面あるいは補助走査断面の何れかは、通常、後述の超音波プローブにおける振動素子配列方向によって決定される。
(装置の構成)
本発明の実施例における超音波診断装置の構成と基本的な動作につき図1乃至図8を用いて説明する。尚、図1は、超音波診断装置の全体構成を示すブロック図であり、図2は、この超音波診断装置が備えた送受信部及び受信信号処理部の具体的な構成を示すブロック図である。
図1に示す超音波診断装置100は、被検体の診断対象部位に対する2次元領域及び3次元領域に対し超音波パルス(送信超音波)を送信し、この送信によって得られた超音波反射波(受信超音波)を電気信号(受信信号)に変換する複数個の振動素子が2次元配列された超音波プローブ3と、前記被検体の所定方向に対して超音波パルスを送信するための駆動信号を前記振動素子に供給し、この振動素子から得られた複数チャンネルの受信信号を整相加算する送受信部2と、整相加算後の受信信号を処理してBモードデータを生成する受信信号処理部4と、予備撮影モードの当該被検体に対して設定された基準走査断面及びこの基準走査断面に直交する走査断面(以下では、補助走査断面と呼ぶ。)から収集されるBモードデータを超音波の送受信方向に対応させて一旦保存する2次元データ記憶部5と、本撮影モードにおいて後述のサブ領域設定部11が前記被検体の3次元走査領域に対して設定した複数の3次元サブ領域から収集されるBモードデータをサブ領域情報及び心拍時相情報と共に超音波の送受信方向に対応させて保存しサブボリュームデータを生成するサブボリュームデータ生成部6と、サブボリュームデータ生成部6において生成された複数のサブボリュームデータをその付帯情報である心拍時相情報及びサブ領域情報に基づいて合成するサブボリュームデータ合成部7と、2次元データ記憶部5から供給される2次元データ及びサブボリュームデータ合成部7から供給される合成後のサブボリュームデータに基づいて診断対象部位の基準走査断面及び補助走査断面における2次元画像データ及びMPR画像データと前記診断対象部位の3次元走査領域における3次元画像データを生成する画像データ生成部8を備えている。
又、超音波診断装置100は、画像データ生成部8によって生成された2次元画像データ及び3次元画像データを表示する表示部9と、被検体情報の入力や画像データ生成条件の設定、基準走査断面の設定、3次元走査領域の設定、3次元サブ領域におけるサブ領域間隔の設定等を行なう入力部10と、入力部10から供給される3次元走査領域及びサブ領域間隔の情報に基づいて、診断対象部位に対する3次元走査領域を基準走査断面に直交する方向に分割して複数の3次元サブ領域を設定するサブ領域設定部11と、予備撮影モードの診断対象部位に対して設定された基準走査断面及び補助走査断面に対する2次元走査や本撮影モードの診断対象部位に対して設定された複数の3次元サブ領域に対する3次元走査を行なうために送受信部2の遅延時間を制御する走査制御部12を備え、更に、当該被検体の心電波形を計測する生体信号計測ユニット13と、この心電波形に基づいて心拍時相を算出する心拍時相算出部14と、上述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部15を備えている。
超音波プローブ3は、2次元配列されたM個の図示しない振動素子をその先端部に有し、この先端部を被検体の体表に接触させて超音波の送受信を行なう。振動素子は電気音響変換素子であり、送信時には電気パルス(駆動信号)を超音波パルス(送信超音波)に変換し、又、受信時には超音波反射波(受信超音波)を電気的な受信信号に変換する機能を有している。そして、これら振動素子の各々は、図示しないMチャンネルの多芯ケーブルを介して送受信部2に接続されている。
尚、本実施例では、M個の振動素子が2次元配列されたセクタ走査用の超音波プローブ3を用いた超音波診断装置100について述べるが、リニア走査やコンベックス走査等に対応した超音波プローブを用いても構わない。
次に、図2に示す送受信部2は、超音波プローブ3の振動素子に対して駆動信号を供給する送信部21と、振動素子から得られた受信信号に対して整相加算を行なう受信部22を備えている。
送信部21は、レートパルス発生器211と、送信遅延回路212と、駆動回路213を備え、レートパルス発生器211は、送信超音波の繰り返し周期を決定するレートパルスを生成して送信遅延回路212に供給する。送信遅延回路212は、送信に使用されるMt個の振動素子と同数の独立な遅延回路から構成され、送信超音波を所定の深さに集束するための集束用遅延時間と所定方向(θp、φq)に送信するための偏向用遅延時間を上記レートパルスに与えて駆動回路213へ供給する。駆動回路213は、送信遅延回路212と同数の独立な駆動回路を有しており、超音波プローブ3にて2次元配列されたM個の振動素子の中から送信用として選択されたMt(Mt≦M)個の振動素子を駆動し、被検体の体内に送信超音波を放射する。
一方、受信部22は、超音波プローブ3に内蔵されたM個の振動素子の中から受信用として選択されたMr(Mr≦M)個の振動素子に対応するMrチャンネルのA/D変換器221及び受信遅延回路222と1チャンネルの加算器223を備えており、受信用の振動素子から供給されたMrチャンネルの受信信号は、A/D変換器221にてデジタル信号に変換され、受信遅延回路222に送られる。
受信遅延回路222は、所定の深さからの受信超音波を集束するための集束用遅延時間と、所定方向(θp、φq)に対して受信指向性を設定するための偏向用遅延時間をA/D変換器221から出力されるMrチャンネルの受信信号の各々に与え、加算器223は、受信遅延回路222からの受信信号を加算する。即ち、受信遅延回路222と加算器223により、所定方向から得られた受信信号は整相加算される。
図3は、超音波プローブ3の中心軸をz軸とした直交座標(x−y−z)における超音波の送受信方向(θp、φq)を示したものであり、この場合、振動素子はx軸方向及びy軸方向に2次元配列され、θp及びφqは、x−z平面及びy−z平面に投影された送受信方向のz軸に対する角度を示している。そして、走査制御部12から供給される走査制御信号によって送信部21の送信遅延回路212及び受信部22の受信遅延回路222における遅延時間が制御され、予備撮影モードの基準走査断面及び補助走査断面における2次元走査や本撮影モードの3次元サブ領域における3次元走査が行なわれる。この場合、例えば、x−z平面において基準走査断面が設定され、y−z平面において補助走査断面が設定される。
尚、受信部22の受信遅延回路222及び加算器223は、その遅延時間の制御によって複数方向に対する受信超音波ビームを同時に形成する所謂並列同時受信が可能であり、この並列同時受信法の適用により本撮影モードの3次元走査に要する時間は大幅に短縮される。
次に、図2に示した受信信号処理部4は、包絡線検波器41と対数変換器42を備え、包絡線検波器41は、受信部22の加算器223から供給される整相加算後の受信信号を包絡線検波し、対数変換器42は、包絡線検波された受信信号の振幅を対数変換してBモードデータを生成する。尚、包絡線検波器41と対数変換器42は順序を入れ替えて構成してもよい。
図1へ戻って、2次元データ記憶部5は、予備撮影モードにて設定された基準走査断面及び補助走査断面に対する2次元走査によって収集されたBモードデータが超音波送受信方向の情報と共に保存される。尚、本実施例では、当該被検体の超音波検査において最も有効な情報を提供する走査断面が基準走査断面として図3のx−z平面と一致するように当該被検体の体表面に配置された超音波プローブ3の位置や方向が調整され、基準走査断面及びこの基準走査断面に垂直な補助走査断面にて収集されたBモードデータは2次元データ記憶部5に順次保存される。
次に、サブボリュームデータ生成部6は、図示しないBモードデータ記憶部、補間処理部及びボリュームデータ記憶部を備えている。前記Bモードデータ記憶部には、当該被検体の診断対象部位に対して設定された3次元サブ領域の各々に対する3次元走査によって得られた受信信号に基づき受信信号処理部4が生成したBモードデータが超音波の送受信方向を付帯情報として順次保存される。一方、前記補間処理部は、前記Bモードデータ記憶部から読み出した所定時相の3次元サブ領域における複数のBモードデータを送受信方向に対応させて配列することにより3次元データを形成し、更に、この3次元データを構成する不等間隔のボクセルを補間処理して等方的なボクセルで構成されるサブボリュームデータを生成する。そして、得られたサブボリュームデータは、3次元サブ領域単位及び心拍時相単位で前記ボリュームデータ記憶部に一旦保存される。
サブボリュームデータ合成部7は、図示しない記憶回路と演算回路を備え、前記演算回路は、サブボリュームデータ生成部6において既に生成され前記記憶回路に保存されたサブボリュームデータとサブボリュームデータ生成部6から新たに供給されるサブボリュームデータをその付帯情報である3次元サブ領域及び心拍時相の情報に基づいて合成し、得られた合成後のサブボリュームデータ(以下では、合成サブボリュームデータと呼ぶ。)を前記記憶回路に保存する。但し、サブボリュームデータ生成部6から新たに供給されるサブボリュームデータが収集された3次元サブ領域と同一の3次元サブ領域から収集されたサブボリュームデータが前記記憶回路に保存された合成サブボリュームデータにおいて既に含まれている場合、前記演算回路は、保存されていた古いサブボリュームデータを新たに供給されたサブボリュームデータによって更新することにより合成サブボリュームデータを生成(更新)する。尚、サブボリュームデータの詳細な合成方法については後述する。
次に、画像データ生成部8は、2次元画像データ生成部81と3次元画像データ生成部82を備えている。予備撮影モードにおける2次元画像データ生成部81は、2次元データ記憶部5から供給される基準走査断面及び補助走査断面のBモードデータをその付帯情報である超音波送受信方向に対応させて配列し、更に、必要に応じて、輪郭抽出や平滑化等の画像処理を行なって時系列的な2次元画像データを生成する。更に、本撮影モードにおける2次元画像データ生成部81は、サブボリュームデータ合成部7の記憶回路に保存された合成サブボリュームデータを読み出し、この合成サブボリュームデータの中から基準走査断面及び補助走査断面に対応するボクセルを抽出して時系列的な2つのMPR画像データを生成する。
一方、3次元画像データ生成部82は、サブボリュームデータ合成部7から供給される合成サブボリュームデータをレンダリング処理してボリュームレンダリング画像データやサーフィスレンダリング画像データ等の3次元画像データを生成する機能を有している。例えば、3次元画像データ生成部82は図示しない不透明度・色調設定部とレンダリング処理部を備えている。そして、前記不透明度・色調設定部は、合成サブボリュームデータのボクセル値に基づいて各ボクセルの不透明度や色調を設定し、前記レンダリング処理部は、前記不透明度・色調設定部によって設定された不透明度や色調の情報に基づいて合成サブボリュームデータをレンダリング処理し3次元画像データを生成する。
次に、表示部9は、図示しない表示データ生成部、データ変換部及びモニタを備え、予備撮影モードにおける前記表示データ生成部は、画像データ生成部8の2次元画像データ生成部81において生成された基準走査断面及び補助走査断面の2次元画像データを並列配置して表示データを生成し、本撮影モードにおける前記表示データ生成部は、画像データ生成部8の2次元画像データ生成部81において生成された合成サブボリュームデータの基準走査断面及び補助走査断面におけるMPR画像データを並列配置して表示データを生成する。そして、前記データ変換部は、前記表示データ生成部によって生成された表示データに対しD/A変換と表示フォーマット変換を行なって前記モニタに表示する。
図4(a)は、予備撮影モードにおいて設定される基準走査断面Sp1及びこの基準走査断面Sp1に垂直な補助走査断面Sp2を、又、図4(b)は、表示部9に表示される基準走査断面Sp1の2次元画像データId1及び補助走査断面Sp2の2次元画像データId2を示したものであり、上述の走査断面から収集される2つの2次元画像データに基づいて本撮影モードにおける3次元走査領域が設定される。即ち、診断に最も有効な情報を提供する走査断面が基準走査断面Sp1となるように超音波プローブ3の位置や方向が調整され、このとき基準走査断面Sp1及び補助走査断面Sp2にて収集され表示部9に表示された2次元画像データId1及びId2の各々に対して図4(b)の破線で示す境界ラインを設定することにより本撮影モードにおける3次元走査領域が設定される。
更に、本撮影モードにおいて生成された合成サブボリュームデータの前記基準走査断面及び補助走査断面における時系列的な2つのMPR画像データも同様にして表示部9に表示されるが、その詳細については後述する。
次に、図1の入力部10は、操作パネル上に表示パネルやキーボード、トラックボール、マウス、選択ボタン、入力ボタン等の入力デバイスを備え、基準走査断面を設定する基準走査断面設定部101、基準走査断面及び補助走査断面において収集される2次元画像データに基づいて本撮影モードにおける3次元走査領域を設定する3次元走査領域設定部102及びサブ領域の間隔を設定するサブ領域間隔設定部103を有している。又、被検体情報の入力、予備撮影モード及び本撮影モードの選択、ボリュームデータ生成条件の設定、2次元画像データ、MPR画像データ及び3次元画像データの生成条件や表示条件の設定、更には、種々のコマンド信号の入力等も上述の表示パネルや入力デバイスを用いて行なわれる。
一方、サブ領域設定部11は、入力部10の基準走査断面設定部101、3次元走査領域設定部102及びサブ領域間隔設定部103からシステム制御部15を介して供給される基準走査断面情報、3次元走査領域情報及びサブ領域間隔情報に基づき、本撮影モードの診断対象部位に対して3次元走査領域設定部102が設定した3次元走査領域を基準走査断面に垂直な方向に所定のサブ領域間隔で分割して複数の3次元サブ領域を設定する。更に、サブ領域設定部11は、設定した複数の3次元サブ領域の中から基準走査断面が含まれる3次元サブ領域を検索する。
走査制御部12は、予備撮影モードの診断対象部位に対して設定された基準走査断面及び補助走査断面に対する2次元走査や本撮影モードの診断対象部位に対して設定された複数の3次元サブ領域の各々に対する3次元走査を行なうために送受信部2の遅延時間を制御する。特に、本撮影モードにおいて基準走査断面に垂直な方向に設定された複数の3次元サブ領域に対して3次元走査を行なう場合、サブ領域設定部11から供給される検索結果に基づいて基準走査断面が含まれた3次元サブ領域に対する3次元走査を最初に行ない、次いで、この3次元サブ領域に隣接した3次元サブ領域に対する3次元走査を順次行なう。
次に、3次元走査領域に対する3次元サブ領域の設定と基準走査断面が含まれた3次元サブ領域から収集されるMPR画像データにつき図5乃至図6を用いて説明する。図5は、予備撮影モードにて収集された基準走査断面及び補助走査断面の2次元画像データに基づいて設定される3次元走査領域S0に対してサブ領域設定部11が設定する4つの3次元サブ領域S1乃至S4を示しており、この3次元走査領域S0は、図4(b)に示した基準走査断面Sp1の2次元画像データId1及び補助走査断面Sp2の2次元画像データId2において設定される走査範囲R1及びR2に基づいて形成される。そして、この3次元走査領域S0を、x−z平面内に設定された図示しない基準走査断面に垂直な方向(y方向)に所定のサブ領域間隔ΔRで分割することにより3次元サブ領域S1乃至S4が形成される。
一方、図6は、基準走査断面が例えば3次元サブ領域S3に含まれる場合、この3次元サブ領域S3に対し最初の3次元走査を行なって収集したサブボリュームデータVd3に基づいて生成された2つのMPR画像データを示している。即ち、図6(b)は、図6(a)に示す3次元サブ領域S3から収集されたサブボリュームデータVd3における基準走査断面のボクセルを抽出して生成したMPR画像データIm1を示し、図6(c)は、サブボリュームデータVd3における補助走査断面のボクセルを抽出して生成したMPR画像データIm2を示している。この場合、図6(b)のMPR画像データIm2は、3次元走査領域におけるy方向の走査範囲に対し1/4の画像情報のみ有している。そして、所定心拍周期(例えば、1心拍周期)の期間内にて収集されたMPR画像データIm1及びIm2は動画像として表示部9のモニタにリアルタイム表示される。
次に、3次元サブ領域S3に対するサブボリュームデータの収集に後続して行なわれる3次元サブ領域S4,S1及びS2に対するサブボリュームデータの収集とこれらサブボリュームデータの合成方法につき図7を用いて説明する。
図7(a)は、予備撮影モードから本撮影モードへの切り替えタイミングを基準とした心電波形におけるR波の計測時刻t0、t1、t2、・・・とこれらの計測時刻に基づいて設定される心拍期間を示しており、図7(b)は、前記心拍期間の各々において新たに収集/保存されるサブボリュームデータを示している。又、図7(c)は、前記心拍期間の各々において新たに収集/保存されるサブボリュームデータと既に収集/保存されているサブボリュームデータとの合成によって生成される合成サブボリュームデータの構成を示している。
即ち、予備撮影モードから本撮影モードへの切り替えが行なわれた直後の心拍期間[t0−t1]において3次元サブ領域S3に対する時系列的なサブボリュームデータVd31が収集され、このサブボリュームデータVd31の供給を受けたサブボリュームデータ合成部7は、得られたサブボリュームデータVd31を、3次元サブ領域情報及び心拍時相情報(例えば、R波からの経過時間)を付帯情報として自己の記憶回路に保存すると共に画像データ生成部8の2次元画像データ生成部81へ供給する。そして、2次元画像データ生成部81は、このサブボリュームデータVd31における基準走査断面及び補助走査断面のMPR画像データを生成して表示部9に表示する。
次に、心拍期間[t0−t1]に後続する心拍期間[t1−t2]において3次元サブ領域S4に対する時系列的なサブボリュームデータVd41が収集される。そして、サブボリュームデータ合成部7は、新たに供給されたサブボリュームデータVd41と自己の記憶回路に保存されているサブボリュームデータVd31とを3次元サブ領域情報及び心拍時相情報に基づいて合成し、2次元画像データ生成部81は、このとき得られた合成サブボリュームデータにおける基準走査断面及び補助走査断面のMPR画像データを生成して表示部9に表示する。
以下同様にして、心拍期間[t2−t3]では、3次元サブ領域S1から収集されたサブボリュームデータVd11が新たに追加された合成サブボリュームデータを用いてMPR画像データの生成と表示が行なわれ、心拍周期[t3−t4]では、3次元サブ領域S2から収集されたサブボリュームデータVd21が新たに追加された合成ボリュームデータ(即ち、3次元走査領域のボリュームデータ)を用いてMPR画像データの生成と表示が行なわれる。
更に、サブボリュームデータ合成部7は、心拍期間[t3−t4]に後続する心拍期間[t4−t5]において3次元サブ領域S3から新たに収集されるサブボリュームデータVd32により合成サブボリュームデータを構成するサブボリュームデータVd31を更新し、心拍期間[t5−t6]、[t6−t7]、[t7−t8]・・・において3次元サブ領域S4、S1、S2・・・から新たに収集されるサブボリュームデータVd42、Vd12、Vd22、・・・により合成サブボリュームデータを構成するサブボリュームデータVd41、Vd11,Vd21・・・を順次更新する。そして、更新後の合成サブボリュームデータに基づいて基準走査断面及び補助走査断面におけるMPR画像データの生成と表示が行なわれる。
次に、上述の心拍期間[t0−t1]乃至心拍期間[t3−t4]において表示されるMPR画像データIm1及びIm2の具体例を図8に示す。
図8において、心拍期間[t0−t1]にて収集されたサブボリュームデータVd31に基づくMPR画像データIm1が心拍期間[t0−t1]乃至心拍期間[t3−t4]において反復表示される。更に、図示しない心拍期間[t4−t5]にて収集されたサブボリュームデータVd32に基づくMPR画像データIm1が心拍期間[t4−t5]乃至心拍期間[t7−t8]において反復表示され、同様な表示が図示しない心拍期間[t8−t9]以降においても繰り返される。一方、心拍期間[t0−t1]乃至心拍期間[t3−t4]におけるMPR画像データIm2では、各々の心拍期間において新たに収集されたサブボリュームデータに基づいて画像情報が追加表示され、心拍期間[t4−t5]以降では新たに収集されたサブボリュームデータに基づいて上述の画像情報の一部が更新される。
再び図1へ戻って、生体信号計測ユニット13は、当該被検体の心電波形を計測する機能を有し、被検体体表面に装着され心電波形を検出する計測用電極と、この計測用電極が検出した心電波形を所定の振幅に増幅する増幅回路と、増幅された心電波形をデジタル信号に変換するA/D変換器(何れも図示せず)を備えている。
一方、心拍時相算出部14は、生体信号計測ユニット13から供給される心電波形に基づいて心拍時相を算出する。具体的には、先ず、心電波形のピーク値を計測することによってR波の位置を検出し、次いで、時間方向に隣接する2つのR波の間隔(R−R間隔)を所定の時間間隔で分割することによって心拍時相を算出する。そして、このとき算出された心拍時相の情報は、サブボリュームデータ生成部6において生成されるサブボリュームデータに付帯情報として付加される。
次に、システム制御部15は、図示しないCPUと記憶回路を備え、前記記憶回路には、入力部10にて入力/設定された上述の各種情報が保存される。そして、前記CPUは、上述の入力/設定情報に基づいて超音波診断装置100の各ユニットを制御し、診断対象部位に設定した基準走査断面及び補助走査断面における2次元画像データの生成、前記2次元画像データに基づく3次元走査領域の設定、前記3次元走査領域に対する3次元サブ領域の設定、前記3次元サブ領域におけるサブボリュームデータの収集及び合成、更には、合成サブボリュームデータの基準走査断面及び補助走査断面におけるMPR画像データの生成と表示を行なう。
(MPR画像データの生成/表示手順)
次に、当該被検体の診断対象部位に設定された複数の3次元サブ領域から収集されるサブボリュームデータのモニタリングを目的として前記サブボリュームデータに基づいて生成されるMPR画像データの生成/表示手順につき図9のフローチャートを用いて説明する。
前記診断対象部位に対する3次元走査領域及び基準走査断面の設定を目的とした予備撮影に先立ち、超音波診断装置100の操作者は、入力部10において被検体情報の入力、ボリュームデータ生成条件の設定、2次元画像データ、MPR画像データ及び3次元画像データの生成条件や表示条件の設定、3次元サブ領域に対するサブ領域間隔の設定等を行なう。そして、これらの入力情報や設定情報は、システム制御部15の記憶回路に保存される(図9のステップS1)。
上述の初期設定が終了したならば、操作者は、入力部10においてバイプレーン走査を適用した予備撮影モードを選択し(図9のステップS2)、次いで、超音波プローブ3の先端部を被検体体表面の好適な位置に固定した状態で入力部10より画像データ生成開始コマンドを入力する。そして、このコマンド信号がシステム制御部15へ供給されることによりバイプレーン走査による2次元画像データの生成と表示が開始される(図9のステップS3)。
そして、このバイプレーン走査によって生成された2つの2次元画像データを表示部9において観察した操作者は、入力部10の基準走査断面設定部101を用いて最も有効な臨床情報を有する2次元画像データが収集されている走査断面を基準走査断面に、又、この基準走査断面に直交するもう一つの走査断面を補助走査断面に設定する(図9のステップS4)。次いで、操作者は、入力部10の3次元走査領域設定部102を用いて上述の基準走査断面及び補助走査断面から収集された2次元画像データに対して本撮影モードにおける3次元走査領域を設定する(図9のステップS5)。
更に、操作者は、表示部9に表示された基準走査断面及び補助走査断面における2次元画像データの観察下にて基準走査断面が所望の撮影対象部位に対応するように超音波プローブ3の位置や方向を調整した後、入力部10において本撮影モードに対する選択指示信号を入力する(図9のステップS6)。
入力部10からシステム制御部15を介して上述の選択指示信号を受信したサブ領域設定部11は、入力部10の基準走査断面設定部101、3次元走査領域設定部102及びサブ領域間隔設定部103から供給された基準走査断面情報、3次元走査領域情報及びサブ領域間隔情報に基づき、当該被検体の診断対象部位に対して3次元走査領域設定部102が設定した3次元走査領域を基準走査断面に垂直な方向に所定のサブ領域間隔で分割して複数の3次元サブ領域を設定する(図9のステップS7)。
次に、基準走査断面が含まれる3次元サブ領域の検索(図9のステップS8)、3次元走査領域に対して設定された複数の3次元サブ領域におけるサブボリュームデータの収集(図9のステップS9)、前記3次元サブ領域において収集された複数からなるサブボリュームデータの合成(図9のステップS10)、更には、合成後のサブボリュームデータ(合成サブボリュームデータ)の基準走査断面及び補助走査断面におけるMPR画像データの生成と表示(図9のステップS11)の手順につき既に示した図6及び図7を参照して説明する。
上述のステップS7において、当該被検体の3次元走査領域に対し複数の3次元サブ領域S1乃至S4を設定したサブ領域設定部11は、これら3次元サブ領域の中から基準走査断面が含まれる3次元サブ領域S3を夫々の位置座標情報に基づいて検索し、その検索結果を走査制御部12へ供給する(図9のステップS8)。
一方、走査制御部12は、本撮影モードへの切り替えタイミング(即ち、本撮影モードに対する選択指示信号の入力タイミング)に後続する心拍期間[t0−t1]において基準走査断面を含む3次元サブ領域S3に対し3次元走査を行ない、サブボリュームデータ生成部6は、このとき得られた受信信号に基づいてサブボリュームデータVd31を生成する(図9のステップS9)。そして、サブボリュームデータ合成部7は、生成されたサブボリュームデータVd31を、心拍時相情報及び3次元サブ領域情報を付帯情報として自己の記憶回路に保存すると共に画像データ生成部8の2次元画像データ生成部81へ供給し、2次元画像データ生成部81は、サブボリュームデータ合成部7から供給されたサブボリュームデータVd31の基準走査断面及び補助走査断面における時系列的なMPR画像データを生成して表示部9に表示する(図9のステップS11)。
次いで、走査制御部12は、心拍期間[t0−t1]に後続する心拍期間[t1−t2]において上述の3次元サブ領域S3に隣接する3次元サブ領域S4に対して3次元走査を行ない、サブボリュームデータ生成部6は、このとき得られた受信信号に基づいて新たなサブボリュームデータVd41を生成する(図9のステップS9)。そして、サブボリュームデータ合成部7は、サブボリュームデータ生成部6から新たに供給されたサブボリュームデータVd41と自己の記憶回路に保存されている上述のサブボリュームデータVd31を心拍時相情報及び3次元サブ領域情報に基づいて合成し2次元画像データ生成部81へ供給する(図9のステップS10)。次いで、2次元画像データ生成部81は、サブボリュームデータ合成部7から供給された合成サブボリュームデータの基準走査断面及び補助走査断面における時系列的なMPR画像データを生成して表示部9に表示する(図9のステップS11)。
以下同様にして、心拍期間[t2−t3]では、3次元サブ領域S1から収集されたサブボリュームデータVd11が追加された合成サブボリュームデータに基づいて基準走査断面及び補助走査断面における時系列的なMPR画像データの生成と表示が行なわれ(図9のステップS9乃至S11)、心拍周期[t3−t4]では、3次元サブ領域S2から収集されたサブボリュームデータVd21が新たに追加された合成ボリュームデータに基づいて基準走査断面及び補助走査断面における時系列的なMPR画像データの生成と表示が行なわれる(図9のステップS9乃至S11)。
更に、サブボリュームデータ合成部7は、心拍期間[t3−t4]に後続する心拍期間[t4−t5]において3次元サブ領域S3から新たに収集されるサブボリュームデータVd32により合成サブボリュームデータを構成するサブボリュームデータVd31を更新し、心拍期間[t5−t6]、[t6−t7]、[t7−t8]・・・において3次元サブ領域S4、S1、S2・・・から新たに収集されるサブボリュームデータVd42、Vd12、Vd22、・・・により合成サブボリュームデータを構成するサブボリュームデータVd41、Vd11,Vd21・・・を順次更新する。そして、更新後の合成サブボリュームデータに基づいて基準走査断面及び補助走査断面における時系列的なMPR画像データの生成と表示が行なわれる(図9のステップS9乃至S11)。
(変形例)
次に、本実施例の変形例につき図10を用いて説明する。上述の実施例では、被検体の診断対象部位に対する基準走査断面及び3次元走査領域に基づいて設定された複数の3次元サブ領域に対し心拍同期3次元走査法を適用して前記3次元走査領域の基準走査断面及び補助走査断面におけるMPR画像データを生成する場合について述べたが、本変形例では、被検体の診断対象部位に対する基準走査断面に基づいて所定領域幅を有する3次元走査領域を設定し、この3次元領域から収集されるボリュームデータの基準走査断面及び補助走査断面におけるMPR画像データを生成する。
図10(a)は、予備撮影モードにおいて任意の方向に設定された基準走査断面Spx1を示しており、図10(b)は、この基準走査断面Spx1に基づき診断対象部位の3次元領域に設定された領域幅ΔRxを有する3次元走査領域Sxを示している。この場合、3次元走査領域Sxは、その端部表面が基準走査断面Spx1と一致するように設定される。3次元走査領域Sxに対して設定した図示しない走査断面を基準走査断面に垂直な方向に移動させながらこの走査断面におけるMPR画像データの生成と表示を行なう場合、基準走査断面におけるMPR画像データの生成を他の走査断面におけるMPR画像データの生成より優先して行なうことにより、予備撮影モードの基準走査断面における2次元画像データと本撮影モードの基準走査断面におけるMPR画像データを連続して観察することが可能となる。
以上述べた本発明の実施例によれば、被検体の診断対象部位に対して設定された複数の3次元サブ領域に対し心拍同期3次元走査法を適用して広範囲な3次元走査領域に対するボリュームデータを時系列的に収集する際、予備撮影モードにおいて生成される基準走査断面の2次元画像データと本撮影モードの前記3次元サブ領域の各々から収集されるサブボリュームデータに基づいて生成される前記基準走査断面のMPR画像データを連続して表示することが可能となる。このため、前記ボリュームデータの収集に対するモニタリング精度が向上し、モニタリングを担当する操作者の負担を低減することができる。
又、上述の実施例では、被検体の診断対象部位に対して基準走査断面と補助走査断面を設定し、これら2つの走査断面から収集された2次元画像データに基づいて本撮影モードにおける3次元走査領域を設定しているため、診断に好適な3次元走査領域の設定が可能となる。更に、本撮影モードにて生成される合成サブボリュームデータの基準走査断面及び補助走査断面において生成した2つのMPR画像データに基づいてボリュームデータの収集に対するモニタリングを行なっているため、モニタリング精度を更に向上させることができる。
一方、上述の変形例によれば、3次元走査領域に含まれる走査断面を基準走査断面に垂直な方向に移動させながらこの走査断面におけるMPR画像データの生成と表示を行なう場合、基準走査断面におけるMPR画像データの生成を他の走査断面におけるMPR画像データの生成より優先させることにより、予備撮影モードの基準走査断面における2次元画像データと本撮影モードの基準走査断面におけるMPR画像データを連続して観察することができる。
以上、本発明の実施例及びその変形例について述べてきたが、本発明は、上述の実施例及びその変形例に限定されるものではなく、更に変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例では、振動素子の配列方向(例えば、図4のx軸方向)に基づいて基準走査断面を設定する場合について述べたが、図11(a)に示すように振動子配列方向に対し任意の方向に基準走査断面Sp10を設定してもよい。この場合、基準走査断面Sp10及びこの基準走査断面Sp10に直交する図示しない補助走査断面に基づいて図11(b)に示す本撮影モードの3次元走査領域S10及び3次元サブ領域S11乃至S14が設定される。又、基準走査断面と補助走査断面は直交する場合について述べたが、3次元的な情報が得られる程度に配置されていれば必ずしも直交させる必要はない。更に、3つ以上の走査断面を有するマルチプレーン走査を適用して予備撮影モードを行なう場合、2つ以上の走査断面を補助走査断面として設定しても構わない。
又、3次元走査領域の基準走査断面においてサブボリュームデータの収集が困難な場合には、基準走査断面に最も近接する3次元サブ領域にて収集されたサブボリュームデータを用いてMPR画像データの生成を行なってもよい。
更に、本撮影モードにおけるMPR画像データは、常に、予備撮影モードにおいて設定された基準走査断面及び補助走査断面において収集される場合について述べたが、MPR画像データが収集される走査断面は、例えば、上述の変形例において述べたように基準走査断面から他の走査断面へ移動させても構わない。
一方、上述の実施例では、Bモードデータに基づいて予備撮影モードにおける2次元画像データや本撮影モードにおけるボリュームデータ、MPR画像データ及び3次元画像データを生成する場合について述べたが、カラードプラデータ等の他の超音波データに基づいてこれらのデータを生成してもよい。
又、上述の実施例における3次元走査領域S0は4つの3次元サブ領域S1乃至S4から構成され3次元サブ領域S3に基準走査断面が含まれる場合について述べたが、3次元サブ領域の数や基準走査断面が含まれる3次元サブ領域の位置はこれらに限定されない。
更に、上述の実施例では、基準走査断面に対して垂直な方向に3次元サブ領域を設定する場合について述べたが、例えば、特許文献1の図3乃至図5において示される3次元サブ領域であってもよく、又、前記基準走査断面をそのz軸を中心として所定角度で回転させることによって設定される3次元サブ領域であっても構わない。
本発明の実施例における超音波診断装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例の超音波診断装置が備える送受信部及び受信信号処理部の具体的な構成を示すブロック図。 同実施例の3次元走査における超音波の送受信方向を説明するための図。 同実施例の予備撮影モードにおいて設定される基準走査断面及び補助走査断面とこれらの走査断面にて収集される2次元画像データを示す図。 同実施例の3次元走査領域に対して設定される3次元サブ領域を示す図。 同実施例の3次元サブ領域に対する最初の3次元走査によって生成される基準走査断面及び補助走査断面のMPR画像データを示す図。 同実施例の各心拍期間において収集されるサブボリュームデータとその合成方法を説明するための図。 同実施例の各心拍期間において表示される基準走査断面及び補助走査断面のMPR画像データを示す図。 同実施例におけるMPR画像データの生成/表示手順を示すフローチャート。 同実施例の変形例を示す図。 同実施例の他の変形例を示す図。
符号の説明
2…送受信部
21…送信部
211…レートパルス発生器
212…送信遅延回路
213…駆動回路
22…受信部
221…A/D変換器
222…受信遅延回路
223…加算器
3…超音波プローブ
4…受信信号処理部
41…包絡線検波器
42…対数変換器
5…2次元データ記憶部
6…サブボリュームデータ生成部
7…サブボリュームデータ合成部
8…画像データ生成部
81…2次元画像データ生成部
82…3次元画像データ生成部
9…表示部
10…入力部
101…基準走査断面設定部
102…3次元走査領域設定部
103…サブ領域間隔設定部
11…サブ領域設定部
12…走査制御部
13…生体信号計測ユニット
14…心拍時相算出部
15…システム制御部
100…超音波診断装置

Claims (9)

  1. 被検体の診断対象部位に対して送信された超音波により3次元走査を行ない時系列的なボリュームデータを収集する超音波診断装置において、
    前記診断対象部位の基準走査断面に対する予備撮影モードの2次元走査によって収集された受信信号に基づいて2次元画像データを生成する2次元画像データ生成手段と、
    本撮影モードの3次元走査領域を所定方向に分割して形成される複数の3次元サブ領域を順次走査し、且つ、撮影モードが前記予備撮影モードから前記本撮影モードへ遷移する際、前記基準走査断面あるいはその一部が含まれた3次元サブ領域に対する3次元走査を他の3次元サブ領域に対する3次元走査より優先して行なう走査制御手段と、
    この走査制御手段の超音波走査によって得られた画像データを表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. サブ領域設定手段を備え、前記サブ領域設定手段は、前記3次元走査領域を前記基準走査断面に垂直な方向に分割して前記複数の3次元サブ領域を設定することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 前記3次元サブ領域に対する3次元走査によって収集されたサブボリュームデータに基づいて前記基準走査断面のMPR画像データを生成するMPR画像データ生成手段を備え、前記撮影モードが前記予備撮影モードから前記本撮影モードへ遷移する際、前記表示手段は、前記予備撮影モードにおいて生成された前記基準走査断面の2次元画像データに後続して前記本撮影モードにおいて生成された前記基準走査断面のMPR画像データを表示することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  4. 前記複数の3次元サブ領域から収集されたサブボリュームデータを合成して前記ボリュームデータを生成するサブボリュームデータ合成手段と、前記被検体心電波形に基づいて心拍時相を算出する心拍時相算出手段を備え、前記サブボリュームデータ合成手段は、複数からなる前記サブボリュームデータを前記心拍時相に基づいて合成し前記ボリュームデータを生成することを特徴とする請求項記載の超音波診断装置。
  5. 被検体の診断対象部位に対して送信された超音波により3次元走査を行ない時系列的なボリュームデータを収集する超音波診断装置において、
    前記診断対象部位の基準走査断面に対する予備撮影モードの2次元走査によって収集された受信信号に基づいて2次元画像データを生成する2次元画像データ生成手段と、
    本撮影モードの3次元走査領域に対して設定された前記基準走査断面あるいはその一部を含む複数の走査断面を順次走査し、且つ、撮影モードが前記予備撮影モードから前記本撮影モードへ遷移する際、前記3次元走査領域における前記基準走査断面の超音波走査を他の走査断面の超音波走査より優先して行なう走査制御手段と、
    この走査制御手段の超音波走査によって得られた画像データを表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  6. 前記3次元走査領域において収集されたボリュームデータに基づいて前記基準走査断面のMPR画像データを生成するMPR画像データ生成手段を備え、前記撮影モードが予備撮影モードから本撮影モードへ遷移する際、前記表示手段は、前記予備撮影モードにおいて生成された前記基準走査断面の2次元画像データに後続して前記本撮影モードにおいて生成された前記基準走査断面のMPR画像データを表示することを特徴とする請求項5記載の超音波診断装置。
  7. 3次元走査領域設定手段を備え、前記3次元走査領域設定手段は、前記2次元画像データ生成手段によって生成された前記2次元画像データに基づいて前記本撮影モードの3次元走査領域を設定することを特徴とする請求項1又は請求項5に記載した超音波診断装置。
  8. 振動素子が2次元配列された超音波プローブを備え、前記基準走査断面設定手段は、前記振動素子の配列方向に沿って前記基準走査断面を設定することを特徴とする請求項1又は請求項に記載した超音波診断装置。
  9. 前記3次元走査領域設定手段は、前記基準走査断面及びこの基準走査断面交差する補助走査断面において生成された2次元画像データに基づいて前記3次元走査領域を設定することを特徴とする請求項1又は請求項に記載した超音波診断装置。
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