JP5094748B2 - 内燃機関用アクチュエータ装置 - Google Patents

内燃機関用アクチュエータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5094748B2
JP5094748B2 JP2009000483A JP2009000483A JP5094748B2 JP 5094748 B2 JP5094748 B2 JP 5094748B2 JP 2009000483 A JP2009000483 A JP 2009000483A JP 2009000483 A JP2009000483 A JP 2009000483A JP 5094748 B2 JP5094748 B2 JP 5094748B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal combustion
combustion engine
field
actuator device
field winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009000483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010161827A (ja
Inventor
大介 山本
和人 大山
健一 吉田
翔 八重垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2009000483A priority Critical patent/JP5094748B2/ja
Publication of JP2010161827A publication Critical patent/JP2010161827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5094748B2 publication Critical patent/JP5094748B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0859Circuits or control means specially adapted for starting of engines specially adapted to the type of the starter motor or integrated into it
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0862Circuits or control means specially adapted for starting of engines characterised by the electrical power supply means, e.g. battery
    • F02N11/0866Circuits or control means specially adapted for starting of engines characterised by the electrical power supply means, e.g. battery comprising several power sources, e.g. battery and capacitor or two batteries
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N2011/0881Components of the circuit not provided for by previous groups
    • F02N2011/0885Capacitors, e.g. for additional power supply

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

本発明は、内燃機関の作動を制御するアクチュエータ装置に関する技術、代表的にはアクチュエータ装置の応答性を向上させるための技術に関する。
内燃機関の作動を制御するアクチュエータ装置を回転電機により構成する場合、その回転電機には高い応答性が要求される。回転電機にはいろいろな種類があるが、その一つとして界磁巻線型の回転電機がある。界磁巻線型の回転電機は、界磁巻線に流れる電流を調整して界磁磁束を調整することにより、広い回転数領域において使用することができる。界磁巻線型の回転電機において、界磁巻線に流れる電流を少なくして大きな起磁力を発生させるためには、界磁巻線の巻数を増やす必要がある。しかし、界磁巻線の巻数を増やすと、界磁巻線のインダクタンスが非常に大きくなって、界磁巻線に流れる電流の応答性が悪くなる。
界磁巻線型の回転電機において、界磁巻線に流れる電流の応答性を高くするためには、例えば特許文献1,2に開示された技術を適用することが考えられる。特許文献1,2には、Hブリッジ,ダイオード及びキャパシタから構成された回路を界磁巻線に接続し、界磁巻線に流れる電流の応答性を高くする技術が開示されている。
特開平10−309090号公報 特開平11−98618号公報
特許文献1,2に開示された技術では、例えば正転時、界磁巻線に流れる界磁電流のエネルギーをキャパシタに蓄え、界磁電流の反転後、キャパシタに蓄えられたエネルギーを放出することにより、界磁電流の応答性を高くしている。
しかし、特許文献1,2に開示された技術では、界磁電流のエネルギーをキャパシタに蓄えても、キャパシタのみならずバッテリやモータにも界磁電流のエネルギーが供給されるので、キャパシタに蓄えることができる界磁電流のエネルギーが減少する。
本発明の代表的なものは、回転電機の界磁巻線に流れる界磁電流のエネルギーの蓄えを増加させることができる内燃機関用アクチュエータ装置を提供する。また、本発明の代表的なものは、回転電機の界磁巻線に流れる界磁電流のエネルギーの蓄えを用いて界磁電流の応答性をより向上させることができる内燃機関用アクチュエータ装置を提供する。
ここに、本発明の代表的なものは、界磁巻線を有する界磁及び電機子を備え、蓄電器から供給された蓄電エネルギーに基づく界磁と電機子との磁気的作用によって、内燃機関の作動を制御するための動力を発生する回転電機を備えた内燃機関用アクチュエータ装置であって、界磁巻線に流れる界磁電流を減少させるとき、蓄電器を界磁巻線から電気的に切り離した状態として界磁巻線に容量性素子を電気的に直列に接続し、容量性素子に界磁電流のエネルギーを蓄積することを特徴とする。また、界磁巻線に流れる界磁電流を増加させるとき、容量性素子の界磁巻線に対する極性を、界磁電流を減少させるときとは逆にして、界磁巻線と蓄電器と容量性素子とを電気的に直列に接続し、容量性素子に蓄積された界磁電流のエネルギーを放出することを特徴とする。
本発明の代表的なものによれば、界磁電流を減少させるときには、界磁電流のエネルギーを無駄なく容量性素子に蓄積することができる。これにより、本発明の代表的なものによれば、界磁電流の応答性をより高めるために必要なエネルギーを確保でき、内燃機関の作動を制御するアクチュエータ装置の応答性向上に貢献することができる。そして、本発明の代表的なものによれば、界磁電流を増加させるときには、容量性素子に蓄積された界磁電流のエネルギーを放出して界磁巻線に印加される界磁電圧を上昇させ、界磁電流の応答性を向上させるので、内燃機関の作動を制御するアクチュエータ装置の応答性を向上させることができる。
本発明の実施例であるエンジン用アクチュエータ装置の界磁電流制御回路の構成を示す回路図。 図1のアクチュエータ装置を搭載したアイドルストップ車両の構成を示す概略図。 図1のアクチュエータ装置であるモータジェネレータの構成を示す断面図。 図1の界磁電流制御回路の界磁停止時(キャパシタ充電時)における動作を示す回路図。 図1の界磁電流制御回路の界磁始動時(キャパシタ放電時)における動作を示す回路図。 図2のアイドルストップ車両のアイドルストップ動作モード時における図4及び図5の動作を示すタイムチャート。 図1の比較例である従来の界磁電流制御回路の構成を示す回路図。
本発明の実施例を説明する。
以下の実施例では、本発明を、車両に搭載された内燃機関、特に簡易型ハイブリッド自動車の駆動源であるエンジンに適用した場合を例に挙げて説明する。
簡易型ハイブリッド自動車は、信号待ちなどの車両停車時にエンジンのアイドリングを停止し、発進時にエンジンを再始動するアイドリングストップ動作モードを備えている。アイドリングストップ動作モードを備えた簡易型ハイブリッド自動車によれば、エンジンの排気を低減することができると共に、エンジンの燃費を向上させることができる。
アイドリングストップ動作モードを実現するためには、エンジン停止時、エンジンのピストン位置を再始動し易い所定の位置に停止させるための動力をエンジンに伝達し、エンジン再始動時、エンジンをクランキングするための動力をエンジンに伝達するためのアクチュエータ装置が必要である。本実施例では、ベルトを介して機械的に接続されたエンジンから動力を受けて、ライトやオーディオ機器などの車載補機を駆動するための電力を発電し、この電力を充電用電力として、14ボルト系車載電源を構成する鉛バッテリに供給する補機用発電機(オルタネータ)を、電動機の機能と発電機の機能とを1つの回転電機に兼ね備えたモータジェネレータに置き換え、アクチュエータ装置を構成している。このように、補機用発電機をモータジェネレータに置き換える構成によれば、補機用発電機と同じ場所にアクチュエータ装置を搭載できるので、アクチュエータ装置を設けるための別の搭載スペースを確保する必要がなく、容易にアクチュエータ装置を設けることができる。
アクチュエータ装置を構成するモータジェネレータは、補機用発電機と同様に、広い回転数範囲において動作する必要がある。このため、アクチュエータ装置を構成するモータジェネレータには、補機用発電機と同様に、界磁巻線に流れる界磁電流の調整による界磁磁束の調整により、高回転数領域における誘起電圧を抑える構造が採用される。このように、モータジェネレータを補機用発電機と同様の構成を採用する構成によれば、モータジェネレータを補機用発電機と同等の体格にできるので、アクチュエータ装置の搭載性を更に向上させることができる。
補機用発電機と同様の構成を備えたモータジェネレータにおいて、界磁巻線に流れる界磁電流が少ない状態で大きな起磁力を得ようとすると、界磁巻線の巻数を増やす必要がある。界磁巻線の巻数を増やすと、界磁巻線のインダクタンス(L)が非常に大きくなり、界磁巻線に流れる界磁電流の応答性が低下する。補機用発電機と同様に、モータジェネレータを発電のみに用いる場合には応答性を考慮する必要は無い。しかし、エンジンのアクチュエータ装置として、エンジンの再始動時に電動機として用いる場合には、0トルクから瞬時に高トルクを出力する必要があることから、界磁巻線に流れる界磁電流にも高応答性が要求される。
そこで、本実施例では、エンジンのアイドル停止時、界磁巻線に対して容量性素子を電気的に接続して、その容量性素子に界磁電流の持つ電気エネルギーを一時的に蓄え、エンジンの再始動時、界磁巻線にバッテリから供給される電気エネルギーに加えて、その容量性素子に蓄えられた電気エネルギーを放出している。これにより、界磁巻線に印加される電圧が一気に上昇し、界磁巻線には大きな界磁電流が一気に流れる。従って、界磁電流の応答性が向上し、エンジンの再始動時、モータジェネレータから出力されるトルクが0から瞬時に高い値まで上昇する。この結果、エンジンが早期に始動し、車両を直ちに発進させることができる。
以下、本実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、図2を用いて、本実施例のエンジン用アクチュエータ装置(エンジン始動/停止装置)を搭載した車両の構成について説明する。
簡易型ハイブリッド自動車であるアイドルストップ車両1は、その駆動源として、ガソリンを燃料として作動するエンジン11を備えている。本実施例では、エンジン11としてガソリンエンジンを例に挙げて説明するが、エンジン11としては、軽油を燃料として作動するディーゼルエンジンやガスを燃料として作動するガスエンジンなど、他のエンジンを用いても構わない。エンジン11のクランク軸には、エンジン用アクチュエータ装置(エンジン始動/停止装置)であるモータジェネレータ12の回転軸がベルトを介して機械的に接続されている。通常、自動車では、車両において使用される電力の発電を専用に行うための発電機(オルタネータ)がエンジンに機械的に接続されている。しかし、本実施例では、エンジン11の作動を制御してアイドリングストップを行うことから、モータジェネレータ12を通常の発電機(オルタネータ)と置き換える形で搭載している。
エンジン11から出力された動力は変速機15によって変速され、差動機構であるデファレンシャルギア16を介して駆動輪17に伝達される。これにより、駆動輪17が駆動され、車両が推進する。
モータジェネレータ12は、インバータ装置13から供給された三相交流電力によって電動機として動作して動力を出力すると共に、エンジン11から供給された動力によって発電機として動作して三相交流電力を出力する回転電機である。
インバータ装置13は、複数の半導体スイッチング素子(例えば6つのMOSFET)により構成された三相ブリッジ回路(電力変換回路)を備えた電力変換装置であり、バッテリ14から供給された直流電力を複数の半導体スイッチング素子のスイッチング動作(オン,オフ動作)により三相交流電力に変換し、その三相交流電力をモータジェネレータ12の電機子巻線に供給すると共に、モータジェネレータ12が発生した三相交流電力を複数の半導体スイッチング素子のスイッチング動作により直流電力に変換し、その直流電力をバッテリ14に供給する。
バッテリ14は、14ボルト系車載電源を構成する蓄電装置であり、モータジェネレータ12の駆動電源及び界磁電流源,ライトやオーディオ装置などの車載補機類の駆動電源として、それらに駆動電力や界磁電流を供給する、公称出力電圧12ボルトの鉛バッテリである。本実施例では、バッテリ14として鉛バッテリを用いる場合を例に挙げて説明するが、バッテリ14としては、リチウムイオンバッテリやニッケル水素バッテリなど、他のバッテリを用いても構わない。
インバータ装置13の作動及びモータジェネレータ12の界磁巻線に供給される界磁電流は、図示省略したモータコントロールユニット(以下、「MCU」という)によって制御されている。モータジェネレータ12の電動機としての動作は、MCUによって、インバータ装置13の作動が制御されて、バッテリ14からモータジェネレータ12に供給される電力が制御されると共に、バッテリ14からモータジェネレータ12の界磁巻線に供給される界磁電流が制御されることにより制御される。
次に、図3を用いて、モータジェネレータ12の構成について説明する。
モータジェネレータ12は、通常の発電機(オルタネータ)と同じルンデル型回転子を備えた巻線界磁型三相交流式同期機である。電機子巻線121は、回転しないステータ側の磁極鉄心に組み付けられている。これにより、電機子が構成されている。界磁巻線122は、回転するロータ側の爪型磁極鉄心に組み付けられている。これにより、界磁が構成されている。電機子と界磁の両者は空隙を介して対向配置されている。界磁は回転自在に支持されている。
尚、本実施例では、ルンデル型回転子を備えた巻線界磁型三相交流式同期機を例に挙げて説明するが、本実施例において説明する構成は、他の界磁巻線型回転電機、例えば界磁巻線型直流式回転電機にも適用できる。
モータジェネレータ12では、界磁巻線122に流れる界磁電流によって発生した磁束が爪型磁極128を通って電機子巻線121に交鎖することにより、すなわち電機子と界磁との磁気的作用により、トルクが発生したり、誘起電圧が生じたりする。界磁巻線122は、回転軸上に設けられたスリップリング129に電気的に接続されている。スリップリング129には、非回転部分である導電性のブラシが接触して電気的に接続されている。これにより、バッテリ14から供給された界磁電流を、回転する界磁巻線122に供給することができる。
次に、図1及び図4乃至図7を用いて、本実施例のモータジェネレータ12の界磁電流制御回路及び界磁電流制御方法について説明する。
まず、図7を用いて、通常の発電機(オルタネータ)における界磁電流制御回路の構成について説明する。
エンジン始動,発電に使うような、回転数方向を逆転させない用途の場合、界磁巻線122の電流制御はMOSFETなどのスイッチング半導体素子を使ったスイッチ127により行われる。例えば最大に界磁電流を流したい時にはスイッチ127を常時オンにし、常に界磁巻線122にバッテリ14の電圧が掛かるようにする。一方、界磁を完全に止めたい場合にはスイッチ127を常時オフとする。こうすることにより、界磁巻線122に流れていた電流はスイッチ127を通ることができなくなり、界磁巻線122の負側から正側に向かう方向が順方向となるように、界磁巻線122及びバッテリ14との間に電気的に並列に接続された還流用のダイオード125を通って界磁巻線122に戻る。界磁電流をある程度の所に制御したい場合には、スイッチ127のオンオフのデューティ比をMCUにより変更し、界磁電流がスイッチ127を通る状態とダイオード125を通る状態とを切り替える。これにより、任意の界磁電流が流せる。
次に、図1を用いて、本実施例のモータジェネレータ12における界磁電流制御回路の構成について説明する。
本実施例の界磁電流制御回路(界磁巻線122とキャパシタ123とバッテリ14との間の電気的な種類を切り替える接続切替制御装置)は、図7の界磁電流制御回路にキャパシタ123,ダイオード124及びスイッチ126を追加した形で構成されている。キャパシタ123は、その負側の端子がバッテリ14の正側の端子に、その正側の端子がダイオード125のカソードにそれぞれ電気的に接続されるように、ダイオード125に対して電気的に直列に接続されている。ダイオード124は、キャパシタ123の負側から界磁巻線の正側へ電流を流す方向が順方向となるように、バッテリ14の正側の端子と界磁巻線122の正側との間に電気的に直列に接続されている。スイッチ126はスイッチ127と同様に、MOSFETなどのスイッチング半導体素子により構成されており、キャパシタ123の正側の端子と界磁巻線122の正側(ダイオード124のカソード)との間に電気的に接続されている。ダイオード124は、スイッチ126がオンされた時のキャパシタ123の正負短絡を防止する。本実施例の界磁電流制御回路では、キャパシタ123の正側の端子がダイオード125及びスイッチ126に電気的に接続されているので、キャパシタ123の放電はスイッチ126のオンの時のみに行われる。
次に、図4及び図5を用いて、本実施例の界磁電流制御回路の動作について説明する。
ここで、図4はキャパシタ123の充電時における電流の流れ方向とスイッチのオンオフとの関係を、図5はキャパシタ123の放電時における電流の流れ方向とスイッチのオンオフとの関係をそれぞれ示す。
キャパシタ123の充電は界磁電流を減少(停止)させる際に行う。界磁電流を減少(停止)する時、スイッチ127はオフにする。このようにすれば、界磁巻線122に流れる電流が減少していくため、界磁巻線122の電流が流れていく方向にL×dI/dtの大きさの誘起電圧が生じる。この時、スイッチ126はオフであり、誘起電圧により流れることが出来る閉回路は図4中の点線矢印のみとなる。この閉回路中にはバッテリ14が含まれないので、界磁巻線122に蓄えられていた電力(エネルギー)1/2LI2から界磁巻線122の抵抗により消費される分を除いた分の全てがキャパシタ123に充電される。界磁巻線122に蓄えられていた電力が全て無くなると、界磁巻線122に流れる電流は0となり、誘起電圧も0となる。図4中の閉回路はダイオード124,125により逆方向には流れないようになっているので、LRC回路ではあるが、電流が0になるとそのまま安定する。
キャパシタ123の放電は界磁電流を急激に立ち上げる時に行う。界磁電流を急激に立ち上げる時は、通常バッテリの電圧をかけるためスイッチ127をオンのままにする。この時、スイッチ126をオンすると、この回路上で電流が流れることができる閉回路は図5中の点線矢印のみとなる。この閉回路中には、バッテリ14とキャパシタ123が直列に接続されているので、両方の電圧が足し合わされた分の電圧が界磁巻線122に掛かり、一気に電圧が上昇する。これにより、界磁電流が一気に流れ、界磁電流の応答性が向上する。
次に、図6を用いて、図4と図5で説明した動作を、アイドルストップからエンジン始動までの動作に合わせて説明する。
ドライバーがブレーキを踏むなどして、エンジン(及びベルト等により繋がっているモータ)の回転数が下がってくると、時刻t1でモータの発電を停止する指令がMCUの上位コントローラからなされる。この時、図4に示したように、スイッチ126,127がオフされ、界磁電流が減少しそのエネルギーがキャパシタ123に蓄えられる形で図1中のVdrive点の電圧が上昇する。時刻t2で界磁電流が全てキャパシタ123に蓄えられると、そのまま安定状態となる。
その後、時刻t3でドライバーがブレーキから足を離すなどしてアイドルストップをやめ、エンジン始動を行う要求がMCUの上位コントローラからなされると、図5に示したように、スイッチ126,127がオンされ、バッテリ14の電圧とキャパシタ123の電圧が足されたVdrive点の電圧が、界磁巻線122に掛かることになる。
通常、エンジン始動時の様に大きなトルクが必要な場合、電機子巻線121に流れる電流が大きく立ち上がるので、バッテリ14の端子間電圧が大きく下がり、図6中点線の様な応答性となってしまうが、本実施例では、界磁巻線122に蓄えられていたエネルギー分であるキャパシタ123の電圧が、そのままバッテリ14の電圧に上乗せされるため、バッテリ14の端子間電圧が下がったとしても界磁巻線122には十分な電圧が掛かり、界磁電流及びトルクの応答性向上が得られる。
尚、本実施例では界磁電流最大時から0へ、0から最大電流への場合のみ記載したが、最大と0の間で界磁電流を制御する場合にも、スイッチ127がオフとなる時、スイッチ126をオフにすれば、還流用のダイオード125及びキャパシタ123を還流電流が通るためキャパシタ充電が可能である。キャパシタに十分な量の電力が充電された後はスイッチ126をオンとすれば通常構成の還流と同様となり、キャパシタ123側には電流が流れないのでキャパシタ123が過充電となる事を防ぐことができる。
1 アイドルストップ車両
11 エンジン
12 モータジェネレータ
13 インバータ装置
14 バッテリ
121 電機子巻線
122 界磁巻線
123 キャパシタ
124,125 ダイオード
126,127 スイッチ
128 爪型磁極
129 スリップリング

Claims (7)

  1. 界磁巻線を有する界磁及び電機子を備え、蓄電器から供給された蓄電エネルギーに基づく前記界磁と前記電機子との磁気的作用によって発生した動力を内燃機関に伝達し、前記内燃機関の作動を制御する回転電機と、
    前記蓄電器及び前記界磁巻線に電気的に接続可能な容量性素子と、
    前記蓄電器と前記界磁巻線と前記容量性素子との間の電気的な接続の切り替えを制御する接続切替制御装置と、を有し、
    前記界磁巻線に流れる界磁電流を減少させるとき、前記接続切替制御装置により、前記蓄電器を前記界磁巻線から電気的に切り離した状態として前記界磁巻線に前記容量性素子を電気的に直列に接続し、前記容量性素子に前記界磁電流のエネルギーを蓄積し、
    前記界磁巻線に電流を増加させるとき、前記接続切替制御装置により、前記容量性素子の前記界磁巻線に対する極性を、前記界磁電流の減少させるときとは逆にした状態として前記界磁巻線と前記蓄電器と前記容量性素子とを電気的に直列に接続し、前記容量性素子に蓄積された前記界磁電流のエネルギーを放出する、
    ことを特徴とする内燃機関用アクチュエータ装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関用アクチュエータ装置において、
    前記界磁巻線に流れる電流を減少させるときは、前記界磁を停止させるときである、
    ことを特徴とする内燃機関用アクチュエータ装置。
  3. 請求項2に記載の内燃機関用アクチュエータ装置において、
    前記界磁を停止させるときは、前記内燃機関のアイドルを停止させるときである、
    ことを特徴とする内燃機関用アクチュエータ装置。
  4. 請求項に記載の内燃機関用アクチュエータ装置において、
    前記界磁巻線に電流を増加させるときは、前記界磁を始動させるときである、
    ことを特徴とする内燃機関用アクチュエータ装置。
  5. 請求項に記載の内燃機関用アクチュエータ装置において、
    前記界磁を始動させるときは、前記内燃機関を始動させるときである、
    ことを特徴とする内燃機関用アクチュエータ装置。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載の内燃機関用アクチュエータ装置において、
    前記回転電機は、前記内燃機関のアイドルストップ動作モード時に電動機として駆動が制御され、前記内燃機関のアイドル停止用及び始動用動力を前記内燃機関に供給する、
    ことを特徴とする内燃機関用アクチュエータ装置。
  7. 請求項に記載の内燃機関用アクチュエータ装置において、
    前記回転電機は、前記内燃機関が始動した後、前記内燃機関から動力を受けて発電機として動作する、
    ことを特徴とする内燃機関用アクチュエータ装置。
JP2009000483A 2009-01-06 2009-01-06 内燃機関用アクチュエータ装置 Expired - Fee Related JP5094748B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000483A JP5094748B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 内燃機関用アクチュエータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000483A JP5094748B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 内燃機関用アクチュエータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010161827A JP2010161827A (ja) 2010-07-22
JP5094748B2 true JP5094748B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=42578580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009000483A Expired - Fee Related JP5094748B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 内燃機関用アクチュエータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5094748B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6398890B2 (ja) 2014-10-21 2018-10-03 株式会社デンソー 回転電機の制御装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3246389B2 (ja) * 1997-05-01 2002-01-15 株式会社豊田自動織機 直流分巻電動機の制御装置
JP4987247B2 (ja) * 2005-05-16 2012-07-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 回転電機制御装置及びその始動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010161827A (ja) 2010-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8245802B2 (en) Automotive hybrid engine assist system
EP1034968B1 (en) Multiple power source system and apparatus, motor driving apparatus, and hybrid vehicle with said system mounted thereon
US6806687B2 (en) Vehicle motor-generator apparatus utilizing synchronous machine having field winding
JP4089909B2 (ja) 自動車用電力装置
US4825139A (en) Electric power supply unit, in particular for a motor vehicle, and an electric rotary machine for such a unit
JP4083071B2 (ja) 車両用回転電機およびその制御装置
JP2005536975A (ja) 可逆動作可能な回転電機の制御装置
WO2001021431A1 (fr) Dynamoteur de vehicule hybride et procede de commande dudit moteur
JP2009296792A (ja) コイル界磁式同期モーター回生システムおよびその制御方法
JP2006025488A5 (ja)
JP2005204482A (ja) 車両用回転電機
JP4478185B2 (ja) 車両用エンジン始動装置
RU2321765C1 (ru) Стартер-генератор
US6744146B2 (en) Electrical circuit for providing a reduced average voltage
JP2005304199A (ja) 車両用回転電機装置
JP5094748B2 (ja) 内燃機関用アクチュエータ装置
KR101507863B1 (ko) 전기자동차 구동장치
JP5638465B2 (ja) 車両用電源システム
JP2010035331A (ja) 車両用回転電機
JP2006316768A (ja) エンジン始動システム、方法及びエンジン始動用回転電機
JP2018113784A (ja) 電力変換回路の制御装置、回転電機ユニット
JP2004328911A (ja) 車両用交流発電機
KR101553988B1 (ko) 모터 및 모터 시스템
JP5241761B2 (ja) 車両用電源システム
JP2018088734A (ja) 回転電機の制御装置、回転電機ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100910

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120821

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees