JP5088271B2 - 歪補償器、光受信装置およびそれらの制御方法並びに光伝送システム - Google Patents

歪補償器、光受信装置およびそれらの制御方法並びに光伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP5088271B2
JP5088271B2 JP2008211196A JP2008211196A JP5088271B2 JP 5088271 B2 JP5088271 B2 JP 5088271B2 JP 2008211196 A JP2008211196 A JP 2008211196A JP 2008211196 A JP2008211196 A JP 2008211196A JP 5088271 B2 JP5088271 B2 JP 5088271B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distortion
optical
linear
nonlinear
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008211196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010050578A (ja
Inventor
崇仁 谷村
剛司 星田
久雄 中島
祥一朗 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008211196A priority Critical patent/JP5088271B2/ja
Priority to US12/543,154 priority patent/US8447186B2/en
Priority to EP09010661A priority patent/EP2157716B1/en
Priority to DE602009000565T priority patent/DE602009000565D1/de
Priority to AT09010661T priority patent/ATE495593T1/de
Publication of JP2010050578A publication Critical patent/JP2010050578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5088271B2 publication Critical patent/JP5088271B2/ja
Priority to US13/764,299 priority patent/US8805207B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/04Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only
    • H03F3/08Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only controlled by light
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/06Polarisation multiplex systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/10Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
    • H04B1/12Neutralising, balancing, or compensation arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
    • H04B10/2513Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion
    • H04B10/25133Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion including a lumped electrical or optical dispersion compensator
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/66Non-coherent receivers, e.g. using direct detection
    • H04B10/69Electrical arrangements in the receiver
    • H04B10/697Arrangements for reducing noise and distortion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2210/00Indexing scheme relating to optical transmission systems
    • H04B2210/25Distortion or dispersion compensation
    • H04B2210/252Distortion or dispersion compensation after the transmission line, i.e. post-compensation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、歪補償器、光受信装置およびそれらの制御方法並びに光伝送システムに関し、より詳細には、光伝送路中で発生する波形歪を補償する技術に関する。
通信ネットワークにおいては、光ファイバを光伝送路とした光通信が多く用いられている。近年のネットワークを流れる情報の増大に対応するため、光伝送システムの長距離化、大容量化が求められている。しかしながら、光伝送システムの伝送距離および伝送容量は、光ファイバ内の波形歪により制限されている。波形歪には、線形歪と非線形歪とがある。線形歪には、波長分散や偏波モード分散などがある。線形歪及び非線形歪とも、光伝送路から光信号を受信する光受信装置で行われる。線形歪は、光ファイバを伝送した光信号を受信する光受信装置においてデジタルコヒーレント技術を用いることにより、補償することができる。非線形歪には、自己位相変調などがある。光受信装置での非線形ひずみの補償は、例えば非特許文献1に記載がある。
Kazuo Kikuchi, Optical Express 16, 889-896 (2008)
非引用文献1の技術によれば、光ファイバにおいて生じた非線形歪を光受信装置で補償することができる。しかしながら、後述するように、補償精度には限界がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、非線形歪補償を高精度で行うことが可能な歪補償器、光受信装置およびそれらの制御方法並びに光伝送システムを提供することを目的とする。
本願明細書記載の歪補償器および光受信装置は、光伝送路から受信された光信号を光電変換して得られた電気信号が入力する歪補償器および光受信装置であって、前記光信号の線形波形歪を補償する線形歪補償部と、前記光信号の非線形波形歪を補償する非線形歪補償部とを備えた歪補償部を複数個縦続接続した構成を有することを特徴とする構成を有する。
また、本願明細書記載の歪補償器および光受信装置の制御方法は、光伝送路から受信された光信号を光電変換して得られた電気信号に基づき、前記光信号の線形波形歪を補償する線形歪補償ステップと、前記光信号の非線形波形歪を補償する非線形歪補償ステップと、を含む歪補償ステップと、前記歪補償ステップを複数回実行するステップと、を有することを特徴とする。
さらに、本願明細書記載の歪補償器および光受信装置の制御方法は、光伝送路から受信された光信号を光電変換して得られた電気信号、および光伝送路ネットワーク制御部から得られた情報に基づき、前記光信号の線形波形歪を補償する線形歪補償ステップと、前記光信号の非線形波形歪を補償する非線形歪補償ステップと、を含む歪補償ステップと、前記歪補償ステップを複数回実行するステップと、を有することを特徴とする。
さらに、本願明細書記載の光伝送システムは、上記歪補償部の制御方法を用い歪補償器を制御すること、または、上記光受信装置の製造方法を用い光受信装置を制御することを特徴とする。
本歪補償器、光受信装置およびそれらの制御方法並びに光伝送システムによれば、高精度な非線形歪補償が可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1は、光伝送システムを示す図である。図1に示す光伝送システムにおいて、光送信装置112は電気信号を光信号に変換し、光伝送路に出力する。光伝送路は、縦続接続された複数の伝送スパン100を有する。初段の伝送スパン100が光送信装置112からの光信号を受信する。光信号は途中の複数段の伝送スパン100を伝送する。そして、最後の伝送スパン100は光受信装置110に光信号を送信する。光受信装置110は、光信号を電気信号に変換し、電気信号を出力する。
図2は、伝送スパン100のブロック図である。1つの伝送スパン100は、伝送路90、光増幅器92および96、波長分散補償モジュール94を含んでいる。伝送路90は例えば光ファイバである。光増幅器92および96は、例えば、希土類添加光ファイバ増幅器やラマン増幅器であり、伝送路90において減衰した光信号を増幅する。波長分散補償モジュール94は、伝送路90において生じた波長分散を補償する。
図3は、光伝送システムの伝送距離に対する波長分散を示した模式図である。波長分散は、伝送路90を通る光信号の伝送距離が大きくなると大きくなる。波長分散補償モジュール94は、この波長分散を補償する。図4は、伝送距離に対する光信号パワーを示した模式図である。ここで、縦軸は光信号パワーの対数を規格化したものである。光信号パワーは伝送路90を通る光信号の伝送距離が大きくなると減衰する。光増幅器92および96は、光信号を増幅して光信号パワーを補償する。図3および図4は、説明をわかりやすくするために、全ての伝送スパン100が同じ波長分散および光信号パワーを示すと仮定した場合の図である。しかし、実際の光伝送システムにおいては、伝送スパン100毎に、伝送路90の長さ、伝送路90内での波長分散量および減衰量、波長分散補償モジュール94の波長分散補償の量、光増幅器92および96の増幅量が異なる。
次に、非特許文献1の非線形歪補償を行う光受信装置を比較例として説明する。図5は、比較例に係る光受信装置のブロック図である。図5において、光受信装置110は、光信号を入力する。光電変換器(O/E)12は、光信号を電気信号に変換する。ADC(Analog Digital Converter)14は、アナログ電気信号をデジタル電気信号に変換する。デジタル電気信号は、デジタル処理部50において処理される。デジタル処理部50は、波長分散補償部80、非線形歪補償部82及び信号処理部10を有する。波長分散補償部80は、伝送スパン100で生じた線形波長歪を補償する。非線形歪補償部82は、伝送スパン100で生じた非線形波長歪を補償する。信号処理部10は、歪補償された電気信号に対し例えば周波数オフセット補償や位相の同期化等の信号処理を行い、処理した電気信号を出力する。
図6は、非線形歪補償部82を示す機能ブロック図である。非線形歪補償部82は、自己位相変調による非線形歪を補償する機能を有する。自己位相変調は、光ファイバ内の光信号パワーが大きくなると位相が変調する非線形歪である。そこで、強度モニタ70は光信号に対応する電気信号の強度をモニタする。増幅器74は、強度モニタ70の強度信号を増幅し位相変調部72に出力する。位相変調部72は、強度信号に応じ位相変調を行う。位相変調部72は、非特許文献1の式(5)を用い位相変調を行う。以上により、伝送スパン100における自己位相変調を補償することができる。
しかしながら、比較例に係る光受信装置の歪補償では十分でない。図7は、伝送スパン100内の光信号パワーと歪効果および歪補償を示している。横軸は光信号の伝送方向を示しており、縦軸は光信号パワーを示している。図7に示す伝送路90においては、一様に光信号パワーは減衰するとともに一様に線形効果(例えば波長分散)が生じる。例えば自己位相変調のような非線形効果は、光信号パワーが大きいときに生じる。伝送路90内の入力側の領域91では、光信号パワーが大きいため線形効果とともに非線形効果が生じる。光増幅器92では光信号パワーが増幅される。波長分散補償モジュール94においては、光信号パワーが減衰するとともに線形効果が補償される。波長分散補償モジュール94の入力側の領域95では、光信号パワーが大きいため非線形効果が生じる。光増幅器96では光信号パワーが増幅される。
以上のように、実際の光伝送システムでは、線形効果と非線形効果が同時又は交互に生じている。このため、図5の比較例ように、複数の伝送スパン100に対して一括して線形歪補償を行った後、非線形歪補償を行う方法では、歪補償、特に非線形歪補償を精度良く行うことができない。本願明細書記載の光受信装置および光受信方法は、この点を鑑みたものである。
図8は、実施例1に係る光受信装置が具備する歪補償器20を示すブロック図である。この歪補償器20は、図5の波長分散補償部80及び非線形歪補償部82に置き換わるものである。歪補償器20は、複数の線形歪補償部22および非線形歪補償部24を有する。1つの線形歪補償部22と1つの非線形歪補償部24とは対になり、1段の歪補償部25を形成している。歪補償器20は複数の(多段の)歪補償部25が縦続接続された構成を持つ。よって、以下の説明では、歪補償器20を多段歪補償部20とも言う。複数の歪補償部25が多段に縦続接続されているので、線形歪補償部22と非線形歪補償部24とは交互に配置される。つまり、多段歪補償部20は、入力された信号に対して線形歪補償と非線形歪補償とを交互に行い、歪補償した信号を出力する。制御部30は、線形歪補償部22および非線形歪補償部24を制御し、後述する各係数を最適化する。歪補償器20と制御部30とを含む構成を歪補償器と定義してもよい。換言すれば、歪補償器は多段歪補償部20と制御部30とを有する構成を持つ。
図7において説明したように、伝送スパン100においては、非線形歪効果と線形歪効果が交互に生じている。よって、図8のように、線形歪補償と非線形補償を交互に行うことにより高精度な歪補償が可能となる。
例えば、図7において、波長分散補償モジュール94に入力する光信号強度が大きくない場合、1つの伝送スパン100内で非線形歪効果が生じるのは、伝送路90の入力側91となる。このような伝送スパン100が複数接続された伝送システムにおいては、多段歪補償部2は、線形歪補償部22と非線形歪補償部24とが交互に接続されており、例えば、多段歪補償部20の歪補償部25の段数は伝送スパン100の段数と同じにすることができる。ただし歪補償部25の段数は伝送スパン100の段数より多くてもよいし、少なくてもよい。歪補償部25は、伝送路の逆伝搬形式に限らずとも、高精度の補償が可能である。そのため、歪補償部25の段数は、実際の伝送路の構成とは無関係に、補償精度と実装の際の複雑度のバランスを鑑みて任意の値に設定することができる。
波長分散補償モジュール94に入力する光信号強度が大きい場合、1つの伝送スパン100内で、非線形歪効果、線形歪効果および非線形歪効果が順次生じる。よって、この場合、伝送スパン100に対応し、非線形歪補償部24を2つ設けることができる。
また、伝送路90に入力する光信号パワーが小さかったり、非線形係数が小さいファイバ種である場合、伝送路90内で非線形歪効果は生じない。この場合、伝送スパン100に対応し、非線形歪補償部24は設けず、線形歪補償部22のみを設けることができる。さらに、光増幅器として後方励起ラマン増幅器を用いる場合、伝送路90の出力側から光を入射するため、伝送路90の入力側に加え出力側でも非線形歪効果が生じる。この場合、伝送スパン100に対応し3つ以上の非線形歪補償部24を設けることにより、さらに高精度な非線形補償ができる。
このように、以上の例に限らず、また、実際の伝送路の特性に合致させることに限らず、線形歪補償部22および非線形歪補償部24の組み合わせは、多段歪補償部20の歪補償が最適となるように設定することができる。
以上、図8のように、実施例1に係る光受信装置において、多段歪補償部20には、光伝送路から受信された光信号が変換された電気信号が入力する。多段歪補償部20は、複数の歪補償部25が縦続接続されている。歪補償部25は、光信号の線形波形歪を補償する線形歪補償部22と光信号の非線形波形歪を補償する非線形歪補償部24とを備えている。これにより、高精度な歪補償が可能となる。また、上述したように、非線形歪補償部24を2つ以上設けた歪補償部や、線形歪補償部22のみからなる歪補償部などを含めることができる。
図9は、線形歪補償部22の例を示すブロック図である。ここで、多段歪補償部20はN段であり、図9は、n段目の歪補償部25の線形歪補償部22を示している。図9において、線形歪補償部22はFIR(Finite Impulse Response)フィルタであり、遅延器32、FIR係数34、乗算器36および加算器38を含んでいる。遅延器32は信号を時間τ遅延させる。乗算器36は、遅延した各信号とFIR係数C(n)とを乗算する。ここで、kは係数の数を示し、図9では1〜5である。係数の数は任意に設定することができる。加算器38は、各乗算された信号を加算する。
係数C(n)は例えば数式1のように計算することができる。
Figure 0005088271
ここで、iは虚数単位、Tsはサンプリング間隔時間、Dは波長分散量、cは光速、fはキャリア光の周波数である。例えば、波長分散量Dは、対応する伝送スパン100内で生じる波長分散量を初期値として、その後、多段歪補償部20の歪補償が最適になるように調整することができる。
図10は、線形歪補償部22の別の例を示すブロック図である。図10において、線形歪補償部22は、時間−周波数領域変換部40、周波数領域線形補償部42および周波数−時間領域変換部44を含んでいる。時間−周波数領域変換部40は、入力された信号をFFT(Fast Fourier Transform)し、周波数領域の信号に変換する。周波数領域線形補償部42は、周波数領域において、線形歪補償を行う。周波数−時間領域変換部44は線形歪補償された信号を逆FFTし時間領域の信号に変換する。このように、周波数領域において線形歪補償を行ってもよい。なお、時間−周波数領域変換部40、周波数領域線形補償部42および周波数−時間領域変換部44としては、例えばIEEE Communication Magazine, April 2002, p58-p66に記載されているものを用いることができる。
以上のように、線形歪補償部22の少なくとも1つは、光伝送路を出力した光信号の波長分散を補償する線形歪補償部とすることができる。また、線形歪補償部22の少なくとも1つは、図9のようにFIRフィルタを用いることができる。さらに、IIR(Infinite Impulse Response)フィルタを用いることができる。また、線形歪補償部22の少なくとも1つは、図10のように、周波数領域フィルタを用いてもよい。
図11は非線形歪補償部24の例を示すブロック図である。図11は、n段目(nは任意の正の整数)の歪補償部25の非線形歪補償部24を示している。図11において、非線形歪補償部24は、自己位相変調補償器であり、強度モニタ70、位相変調部72、乗算器76および非線形係数78を含んでいる。乗算器76は、強度モニタ70の出力と非線形係数b(n)78を乗算し、位相変調部72に出力する。その他の構成は図6と同じであり説明を省略する。
非線形係数b(n)としては、例えば非特許文献1の式5の(γl)effを用いることができる。また、非特許文献1の式5をさらに一般化した数式2を用い得られたb(n)を初期値とし、その後、多段歪補償部20の非線形歪補償が最適になるようにb(n)を調整することができる。
Figure 0005088271
ここで、Aは定数、γ(z)は歪係数、p(z)は光信号パワー、zは伝送スパン内の位置、lは伝送スパンの長さである。
以上のように、複数の歪補償部25のうち少なくとも一部は、図9の線形歪補償部22のFIR係数34および図11の非線形歪補償部24の非線形係数78のように予め計算された係数に従って伝送路の波形歪を補償することができる。
このように、非線形歪補償部24のうち少なくとも1つを、入力された信号の強度に基づき、入力された信号の位相変調歪を補償する非線形歪補償部とすることができる。これにより、自己位相変調を補償することができる。
図12は、多段歪補償部20の非線形歪をモニタする場合のデジタル処理部を示すブロック図である。図12において、デジタル処理部50は、多段歪補償部20、信号処理部10、信号識別部54、NL(Non-Linear)モニタリング部56およびCD(Chromatic Dispersion)モニタリング部58を含んでいる。デジタル処理部50には、AD変換されたI相およびQ相の信号が入力する。多段歪補償部20が線形歪補償および非線形歪補償を行う。信号処理部10は図5と同様に信号を処理する。信号識別部54は信号を認識する。例えば、信号が制御信号かデータ信号か等を認識する。NLモニタリング部56は非線形量をモニタリングする。CDモニタリンブ部58は波長分散量をモニタリングする。
NLモニタリング部56の非線形量のモニタリングの例を説明する。図13は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)を例としたコンスタレーション図である。非線形量FNLとして数式3のようにシンボルの振幅方向の偏差σと位相方向の偏差σθの比を用いる。
Figure 0005088271
ここで、非線形量FNLが大きくなると非線形性が大きくなっている。例えば位相同期後の信号sが数式4のとき、平均振幅r、平均位相θ、振幅方向の標準偏差σおよび位相方向の標準偏差σθはそれぞれ数式5〜8となる。
Figure 0005088271
ここで、IkはI相の振幅、QkはQ相の振幅である。
Figure 0005088271
Figure 0005088271
Figure 0005088271
Figure 0005088271
以上により、非線形量FNLをモニタリングすることができる。
制御部30は、モニタリングされた非線形量FNLに基づき図11のb(n)を調整することができる。例えば、非線形量FNLが最小になるようにb(n)を調整することができる。詳細は、実施例7において説明する。
図14は、実施例2に係る光受信装置のブロック図である。図14において、光伝送路から受信した光信号は、偏波制御部60に入力する。光信号は例えばmPSK信号である。偏波制御部60は、光信号から所望の偏光方向の光信号を出力する。90°ハイブリッド62は、局発光発信器64の発振信号に基づき検波し、位相が90°異なるI相信号およびQ相信号を出力する。光電変換器(O/E)66は、光信号を電気信号に変換する。ADC68は、アナログ電気信号をデジタル電気信号に変換する。デジタル電気信号に変換されたI相信号およびQ相信号はデジタル処理部50に入力する。デジタル処理部50は図12と同じであり説明を省略する。実施例2によれば、シングル偏光を処理するデジタル形式の光受信装置において、実施例1の多段歪補償部20を備えた構成を実現することができる。
実施例3は、偏波ダイバシチ方式の光受信装置の例である。図15(a)および図15(b)は実施例3に係る光受信装置のブロック図である。図15(a)において、光信号は偏波ビームスプリッタ61に入力する。偏波ビームスプリッタ61は、光信号を2つの偏光方向の光信号に分割する。偏波ビームスプリッタ63は、局発光発信器64の発振光信号を2つの偏光方向の光信号に分割する。90°ハイブリッド62、O/E66およびADC68により、それぞれの偏波光信号がI相およびQ相のデジタル電気信号に変換され、デジタル処理部50aに入力する。図15(b)において、デジタル処理部50aの多段歪補償部20、信号処理部10および信号識別部54は、それぞれの偏波信号のI相およびQ相信号を処理する。その他の構成は図12と同じであり説明を省略する。なお、NLモニタリング部およびCDモニタリング部は図示していない。
実施例4は、セルフコヒーレント方式の光受信装置の例である。図16(a)および図16(b)は実施例4に係る光受信装置のブロック図である。図16(a)において、入力した光信号はビームスプリッタ(不図示)で3つに分岐される。分岐された光信号のうち2つはそれぞれ遅延干渉計65に入力する。遅延干渉計65のうち一方1つは、光信号を自己遅延干渉させて光信号に含まれるI相を抽出する。例えば、入力した信号を分岐し一方を1ビット遅延させ他方と干渉させる。遅延干渉計65のうち他方は、光信号を自己遅延干渉させて光信号に含まれるQ相を抽出する。遅延干渉計65を出力した光信号は、それぞれO/E66に入力する。3つに分岐された光信号のうち残りの1つはそのままO/E66に入力する。O/E66およびADC68の機能は実施例1と同じであり説明を省略する。ADC68を出力したデジタル電気信号は、デジタル処理部50bに入力する。
図16(b)において、デジタル処理部50bは、電場再構築部52、多段歪補償部20およびMSPE(Multi Symbol Phase Estimation)部55を備えている。電場再構築部52は、受信した信号情報から、受信した複素光電界を再構築する処理を行う。処理した信号をI相およびQ相の信号として多段歪補償部20に出力する。多段歪補償部20は、入力された電気信号の歪補償を行い、歪補償を行った電気信号をMSPE部55に出力する。MSPE部55は、入力した信号の多値位相評価を行い、信号識別部(不図示)に出力する。信号識別部は信号を識別し出力する。実施例4によれば、セルフコヒーレント光デジタル受信器おいて、実施例1の多段歪補償部を用いることができる。
実施例5は、偏波ダイバシチセルフコヒーレント方式の光受信装置の例である。図17(a)および図17(b)は実施例5に係る光受信装置のブロック図である。図17(a)において、偏波ビームスプリッタ61は光信号を2つの偏光方向の光信号に分割する。分割された光信号は、それぞれ実施例4の図16(a)の遅延干渉計65、O/E66およびADC68で処理されデジタル処理部50cに入力する。図17(b)において、デジタル処理部50cは、2つの電場再構築部52、多段歪補償部20およびMSPE部55を備えている。偏波方向により2つの分割された光信号に対応するデジタル電気信号は、それぞれ電場再構築部52に入力する。電場再構築部52は実施例4と同様に複素光電界の再構築処理を行い、処理した信号を多段歪補償部20に出力する。その他の構成は実施例4の図16(c)と同じであり説明を省略する。実施例4によれば、偏波ダイバシチセルフコヒーレント方式の光受信装置おいて、実施例1の多段歪補償部20を備えた構成を実現することができる。
実施例6は、非線形歪補償として、相互位相変調補償を行う例である。例えば、直交周波数多重(OFDM)や偏波多重等のサブキャリア多重多入力多出力伝送システムにおいては、自己のチャネル(サブキャリア)による自己位相変調と共に、受信した光信号中の異なるチャネル(例えば隣のサブキャリア)に起因したチャネル間(サブキャリア間)の相互位相変調が生じる。
図18は、多段歪補償部のうち1段分の歪補償部25aのブロック図である。歪補償部25aは、相互位相変調の大きいチャネル間の相互位相変調補償を行う。線形歪補償部22aおよび22bは、それぞれ入力チャネル1および2の信号に基づき線形歪補償を行う。非線形歪補償部24aは、線形歪補償部22aおよび22bに基づき非線形歪補償処理を行い、処理した信号を出力チャネル1に出力する。非線形歪補償部24bは、線形歪補償部22aおよび22bに基づき非線形歪補償処理を行い、処理した信号を出力チャネル2に出力する。
図19は、非線形歪補償部24aのブロック図である。図19において、非線形歪補償部24aは、入力1および入力2それぞれに対応した強度モニタ70、非線形係数78、積算器76および加算器79を備えている。入力1および2の信号は、それぞれ実施例1の図11と同じく、強度に係数b11(n)またはb12(n)が積算される。係数b11(n)またはb12(n)は数式2と同様に設定される。加算器79は、入力1および入力2にそれぞれ対応した信号を加算し位相変調部72に出力する。位相変調器72は、加算器79の出力に基づき、入力1の信号を位相変調し、位相変調した信号を出力1として出力する。以上のように、入力1および入力2の信号の強度にそれぞれ非線形係数を積算し、その結果を加算した信号に基づき、入力1の信号を歪補償することにより、相互位相変調補償を行うことができる。
実施例6は、2つのチャネルの相互位相変調補償を行う例であるが、3以上のチャネルの相互位相変調補償を行うこともできる。また、図8で示した多段歪補償部20の全ての非線形歪補償部24を、相互位相変調補償を行う非線形歪補償部とすることができる。また、一部の非線形歪補償部24を、相互位相変調補償を行う非線形歪補償部とすることができる。このように、非線形歪補償部24のうち少なくとも1つは、複数の信号が入力し、複数の信号の各々の強度に基づき、複数の信号のうち1つの信号の位相変調歪を補償する非線形歪補償部とすることができる。これにより、相互位相変調補償を行うことができる。
実施例7は、多段歪補償部20内の線形歪補償部22および非線形歪補償部24が用いる歪補償係数(例えば、図9のC(n)、図11のb(n)、図19のb11(n)およびb12(n))を制御するシステムの例である。図20は、実施例7に係る光伝送システムを示す図である。図20において、光送信装置である光送信ラインカード134および光受信装置である光受信ラインカード124は、伝送スパンを含む光伝送路132の両端にが設けられている。光受信ラインカード124は光送信機能を有した光送受信ラインカードでもよい。ネットワーク制御部128は、例えば光伝送路リンク・ネットワークマネージメントを行うコンピュータであり、光送信ラインカード134および光受信ラインカード124を制御する。記憶装置130は、例えば、伝送ファイバ・波長分散補償モジュールデータベースであり、ネットワーク制御部128からデータを記憶する。またデータをネットワーク制御部128に出力する。
光受信ラインカード124は、光受信モジュール120と光受信モジュール120を制御するラインカード制御部126を備えている。光受信モジュール120は、デジタル処理部50とモジュール制御部122を備えている。デジタル処理部50は、例えば1チップで形成されている。また、図示していないが、光受信モジュール120は、例えば図14のデジタル処理部50以外の機能も備えている。
図21は、デジタル処理部50、光受信モジュール120、光受信ラインカード124、ネットワーク制御部128および記憶装置130の情報の入出力を示す図である。ネットワーク制御部128は、記憶装置130に伝送路構成情報を記憶させる。伝送路構成情報とは、光伝送路132の各構成の情報であり、例えば、伝送スパンの数、各伝送スパン内の光伝送路の長さ、光ファイバ、光増幅器、波長分散補償モジュールの種類に関する情報である。
ネットワーク制御部128は、伝送路構成情報に基づき、設定伝送路物理量を算出し、光受信ラインカード124のラインカード制御部126に出力する。設定伝送路物理量は、多段歪補償部20内で用いる係数を設定するための物理量であり、例えば、数式1および数式2で、C(n)およびb(n)を計算するための物理量である。例えば、歪形係数γ(z)および光信号パワーp(z)である。例えば、これらの物理量は温度の関数である。よって、ネットワーク制御部128は、例えば、現在の各伝送スパンの温度に関する情報を取得し、歪形係数γ(z)および光信号パワーp(z)を算出する。
光受信ラインカード124のラインカード制御部126は、設定伝送路物理量に基づき歪補償を行うための係数である歪補償係数を算出する。歪補償係数は、例えば図9のC(n)、図11のb(n)、図19のb11(n)およびb12(n)である。ラインカード制御部126は、歪補償係数を光受信モジュール120のモジュール制御部122に出力する。モジュール制御部122は歪補償係数をデジタル処理部50の多段歪補償部20に出力する。多段歪補償部20は、歪補償係数に基づき、歪補償を行う。
デジタル処理部50は、残留歪情報を光受信モジュール120のモジュール制御部122に出力する。残留歪情報は、多段歪補償部20における歪補償後に残留している非線形歪(例えば、数式3)または線形歪に関する情報であり、デジタル処理部50のNLモニタリング部56およびCDモニタリング部58(図12参照)によりモニタリングされる。光受信モジュール120のモジュール制御部122は、残留歪情報に加え光受信モジュール120内の他の回路でモニタリングされた情報をモジュール情報として光受信ラインカード124のラインカード制御部126に出力する。光受信ラインカード124のラインカード制御部126は、モジュール情報に加え光受信ラインカード124内の他の回路でモニタリングされた情報を伝送路品質情報としてネットワーク制御部128に出力する。
図22は、ラインカード制御部126の処理を示すフローチャートである。図22において、ラインカード制御部126は、初期設定を行う(ステップS10)。図21において、説明したように、歪補償係数を算出し、多段歪補償部20に歪補償係数を適用する。ラインカード制御部126は、残留歪情報を取得する(ステップS12)。ラインカード制御部126は、残留歪が規定以上かを判定する(ステップS14)。Noの場合、ステップS20に進む。Yesの場合、ラインカード制御部126は、歪補償係数を再設定する(ステップS16)。ラインカード制御部126は、多段歪補償部20に歪補償係数を適用する(ステップS16)。ラインカード制御部126は、終了かを判定する(ステップS20)。Yesの場合、終了する。Noの場合、ステップS12に戻る。図22では、ラインカード制御部126が歪補償係数を算出する例を示したが、モジュール制御部122が歪補償係数を算出してもよい。また、ラインカード制御部126は非線形係数B(n)と波長分散量D(数式1参照)を算出し、モジュール制御部122が線形係数C(n)を算出してもよい。
実施例7によれば、ラインカード制御部126またはモジュール制御部122は、多段歪補償部20から出力される信号内に残留する歪に関する情報に基づき、線形歪補償部22および非線形歪補償部24の少なくとも1つの歪補償を行うためのパラメータ(歪補償係数)を変更させる。これにより、残留歪が小さくなるように歪補償係数を変更することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は光伝送システムを示すブロック図である 図2は伝送スパンを示すブロック図である。 図3は光伝送システムの伝送距離に対する波長分散を示した模式図である。 図4は光伝送システムの伝送距離に対する光信号パワーを示した模式図である。 図5は光受信装置を示すブロック図である。 図6は非線形歪補償部を示すブロック図である。 図7は伝送スパン内の光信号パワーを示した図である。 図8は実施例1の多段歪補償部を示すブロック図である。 図9は実施例1の線形歪補償部の例を示すブロック図である。 図10は線形歪補償部の別の例を示すブロック図である。 図11は実施例1の非線形歪補償部の例を示すブロック図である。 図12はデジタル処理部を示すブロック図である。 図13は非線形歪を示すコンスタレーション図である。 図14は実施例2の光受信装置を示すブロック図である。 図15(a)および図15(b)は実施例3の光受信装置を示すブロック図である。 図16(a)および図16(b)は実施例4の光受信装置を示すブロック図である。 図17(a)および図17(b)は実施例5の光受信装置を示すブロック図である。 図18は実施例6の歪補償部を示すブロック図である。 図19は実施例6の非線形歪補償部を示すブロック図である。 図20は実施例7の伝送システムを示すブロック図である。 図21は各情報の流れを示すブロック図である。 図22はラインカード制御部の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
20 多段歪補償部(歪補償器)
22 線形歪補償部
24 非線形歪補償部
25 歪補償部

Claims (20)

  1. 光伝送路から受信された光信号を光電変換して得られた電気信号が入力する歪補償器であって、
    前記光信号の線形波形歪を補償する線形歪補償部と、前記光信号の非線形波形歪を補償する非線形歪補償部とを備えた歪補償部を複数個縦続接続した構成を有することを特徴とする歪補償器。
  2. 前記線形歪補償部のうち少なくとも1つは、前記光信号の波長分散を補償することを特徴とする請求項1記載の歪補償器。
  3. 前記非線形歪補償部のうち少なくとも1つは、入力された信号の強度およびそこから演算される情報に基づき、前記入力された信号の位相変調歪を補償することを特徴とする請求項1記載の歪補償器。
  4. 前記非線形歪補償部のうち少なくとも1つは、前記光信号に含まれる複数の光信号に対応する電気信号を入力し、前記複数の信号の各々の強度に基づき、前記複数の信号のうち1つの信号の位相変調歪を補償することを特徴とする請求項1記載の歪補償器。
  5. 前記複数個の前記歪補償部は、前記光伝送路による波形歪を予め計算された係数に従って補償することを特徴とする請求項1記載の歪補償器。
  6. 前記複数個の前記歪補償部は、前記光伝送路の複数の伝送スパンで発生する線形波形歪と非線形波形歪とを補償することを特徴とする請求項1記載の歪補償器。
  7. 前記歪補償器から出力される信号内に残留する歪に関する情報に基づき、前記線形歪補償部および前記非線形歪補償部の少なくとも1つの歪補償を行うためのパラメータを変更させる制御部を更に有することを特徴とする請求項1記載の歪補償器。
  8. 光伝送路から受信された光信号を光電変換して得られた電気信号が入力する歪補償器を有し、
    該歪補償器は、前記光信号の線形波形歪を補償する線形歪補償部と、前記光信号の非線形波形歪を補償する非線形歪補償部とを備えた歪補償部を複数個縦続接続した構成を有することを特徴とする光受信装置。
  9. 前記線形歪補償部のうち少なくとも1つは、前記光信号の波長分散を補償することを特徴とする請求項8記載の光受信装置。
  10. 前記非線形歪補償部のうち少なくとも1つは、入力された信号の強度に基づき、前記入力された信号の位相変調歪を補償することを特徴とする請求項8記載の光受信装置。
  11. 前記非線形歪補償部のうち少なくとも1つは、前記光信号に含まれる複数の光信号に対応する電気信号を入力し、前記複数の信号の各々の強度に基づき、前記複数の信号のうち1つの信号の位相変調歪を補償することを特徴とする請求項8記載の光受信装置。
  12. 前記複数個の前記歪補償部は、それぞれ前記光伝送路による波形歪を予め計算された係数に従って補償することを特徴とする請求項8記載の光受信装置。
  13. 前記複数個の前記歪補償部は、前記光伝送路の複数の伝送スパンで発生する線形波形歪と非線形波形歪とを補償することを特徴とする請求項8記載の光受信装置。
  14. 前記歪補償器から出力される信号内に残留する歪に関する情報に基づき、前記線形歪補償部および前記非線形歪補償部の少なくとも1つの歪補償を行うためのパラメータを変更させる制御部を更に有することを特徴とする請求項8記載の光受信装置。
  15. 光伝送路から受信された光信号を光電変換して得られた電気信号に基づき、前記光信号の線形波形歪を補償する線形歪補償ステップと、前記光信号の非線形波形歪を補償する非線形歪補償ステップと、を含む歪補償ステップと、
    前記歪補償ステップを複数回実行するステップと
    を有することを特徴とする歪補償器の制御方法。
  16. 光伝送路から受信された光信号を光電変換して得られた電気信号、および光伝送路ネットワーク制御部から得られた情報に基づき、前記光信号の線形波形歪を補償する線形歪補償ステップと、前記光信号の非線形波形歪を補償する非線形歪補償ステップと、を含む歪補償ステップと、
    前記歪補償ステップを複数回実行するステップと
    を有することを特徴とする歪補償器の制御方法。
  17. 光伝送路から受信された光信号を光電変換して得られた電気信号に基づき、前記光信号の線形波形歪を補償する線形歪補償ステップと、前記光信号の非線形波形歪を補償する非線形歪補償ステップと、を含む歪補償ステップと、
    前記歪補償ステップを複数回実行するステップと
    を有することを特徴とする光受信装置の制御方法。
  18. 光伝送路から受信された光信号を光電変換して得られた電気信号、および光伝送路ネットワーク制御部から得られた情報に基づき、前記光信号の線形波形歪を補償する線形歪補償ステップと、前記光信号の非線形波形歪を補償する非線形歪補償ステップと、を含む歪補償ステップと、
    前記歪補償ステップを複数回実行するステップと
    を有することを特徴とする光受信装置の制御方法。
  19. 請求項15または16の制御方法を用い歪補償器を制御することを特徴とする光伝送システム。
  20. 請求項17または18の制御方法を用い光受信装置を制御することを特徴とする光伝送システム。
JP2008211196A 2008-08-19 2008-08-19 歪補償器、光受信装置およびそれらの制御方法並びに光伝送システム Active JP5088271B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008211196A JP5088271B2 (ja) 2008-08-19 2008-08-19 歪補償器、光受信装置およびそれらの制御方法並びに光伝送システム
US12/543,154 US8447186B2 (en) 2008-08-19 2009-08-18 Distortion compensator, optical receiver, distortion compensator and optical receiver controlling methods, and optical transmission system
EP09010661A EP2157716B1 (en) 2008-08-19 2009-08-19 Distortion compensator, optical receiver, distortion compensator controlling method and optical receiver controlling method.
DE602009000565T DE602009000565D1 (de) 2008-08-19 2009-08-19 Verzerrungskompensationsvorrichtung, optischer Empfänger, Steuerverfahren für die Verzerrungskompensationsvorrichtung und Steuerverfahren fürden optischen Empfänger .
AT09010661T ATE495593T1 (de) 2008-08-19 2009-08-19 Verzerrungskompensationsvorrichtung, optischer empfänger, steuerverfahren für die verzerrungskompensationsvorrichtung und steuerverfahren fürden optischen empfänger .
US13/764,299 US8805207B2 (en) 2008-08-19 2013-02-11 Distortion compensator, optical receiver, distortion compensator and optical receiver controlling methods, and optical transmission system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008211196A JP5088271B2 (ja) 2008-08-19 2008-08-19 歪補償器、光受信装置およびそれらの制御方法並びに光伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010050578A JP2010050578A (ja) 2010-03-04
JP5088271B2 true JP5088271B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=41303561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008211196A Active JP5088271B2 (ja) 2008-08-19 2008-08-19 歪補償器、光受信装置およびそれらの制御方法並びに光伝送システム

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8447186B2 (ja)
EP (1) EP2157716B1 (ja)
JP (1) JP5088271B2 (ja)
AT (1) ATE495593T1 (ja)
DE (1) DE602009000565D1 (ja)

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8260156B2 (en) * 2008-10-28 2012-09-04 Nec Laboratories America, Inc. Adaptive crossing frequency domain equalization (FDE) in digital PolMux coherent systems
JP5298894B2 (ja) 2009-01-30 2013-09-25 富士通株式会社 歪み補償装置,光受信装置及び光送受信システム
JP4759625B2 (ja) * 2009-03-19 2011-08-31 日本電信電話株式会社 デジタル信号処理回路、及び光受信器
AU2010305311B2 (en) * 2009-10-07 2016-06-16 Ofidium Pty Ltd Multichannel nonlinearity compensation in an optical communications link
JP5375519B2 (ja) * 2009-10-26 2013-12-25 富士通株式会社 非線形歪検出回路、光受信機、光伝送システム、および非線形歪検出方法
US8693600B2 (en) 2010-02-09 2014-04-08 Nec Corporation Phase excursion/carrier wave frequency excursion compensation device and method
US8494368B2 (en) * 2010-04-16 2013-07-23 Alcatel Lucent Electronic nonlinearity compensation for optical transmission systems
US20110318019A1 (en) * 2010-06-29 2011-12-29 Tyco Electronics Subsea Communication LLC Communication transmission system with optically aided digital signal processing dispersion compensation
CN102347923A (zh) * 2010-07-29 2012-02-08 富士通株式会社 交叉相位调制损伤补偿设备和方法
CN102386968B (zh) * 2010-08-31 2015-07-15 富士通株式会社 自相位调制噪声计算装置、消除装置和光相干接收机
WO2012090190A1 (en) * 2010-11-08 2012-07-05 Ben-Gurion University Of The Negev Research & Development Authority A low cost direct modulation and coherent detection system
CN103229439A (zh) * 2010-11-29 2013-07-31 株式会社日立制作所 光通信***、光发送器及转发器
WO2012111140A1 (ja) * 2011-02-18 2012-08-23 三菱電機株式会社 光受信器、非線形等化回路及びデジタル信号処理回路
CN102655433B (zh) * 2011-03-04 2016-03-30 富士通株式会社 非线性损伤补偿方法和装置
JP5796888B2 (ja) * 2011-07-01 2015-10-21 Kddi株式会社 光直交周波数分割多重伝送方式による受信装置および受信方法
US8849130B2 (en) * 2011-09-20 2014-09-30 Alcatel Lucent Coherent optical receivers for colorless reception
JP2013081066A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Nec Corp コヒーレント光受信機およびコヒーレント光受信方法
EP2660984B1 (en) 2011-12-01 2016-03-23 Huawei Technologies Co., Ltd. Optical signal compensation device
CN103312414B (zh) * 2012-03-16 2016-03-30 富士通株式会社 一种逆信道装置和包含该装置的发射机、接收机及***
US9184854B2 (en) * 2012-10-09 2015-11-10 Nec Laboratories America, Inc. Inter-band cross-phase modulation compensation for the mitigation of intra-channel nonlinear impairments in optical fiber transmission
JP6287866B2 (ja) * 2013-02-07 2018-03-07 日本電気株式会社 信号処理装置及び信号処理方法
WO2014155775A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 日本電気株式会社 信号処理装置、光通信システム、及び信号処理方法
US9853765B2 (en) 2013-04-09 2017-12-26 Nec Corporation Signal processing device and signal processing method for optical polarization multiplexed signal
JP6088385B2 (ja) * 2013-08-08 2017-03-01 日本電信電話株式会社 光伝送システム及び光伝送方法
JP6436087B2 (ja) 2013-09-24 2018-12-12 日本電気株式会社 デジタルフィルタ装置、デジタルフィルタ処理方法およびプログラム
JP6405833B2 (ja) * 2014-09-25 2018-10-17 富士通株式会社 信号処理装置及び信号処理方法
CN105827321B (zh) * 2015-01-05 2018-06-01 富士通株式会社 多载波光通信***中的非线性补偿方法、装置和***
KR101539196B1 (ko) * 2015-01-19 2015-07-24 연세대학교 산학협력단 코히어런트 광통신 시스템의 수신 장치 및 방법
US20170054510A1 (en) * 2015-08-17 2017-02-23 Multiphy Ltd. Electro-optical finite impulse response transmit filter
JP6657885B2 (ja) * 2015-12-07 2020-03-04 富士通株式会社 データ収集装置及び光伝送システム
US9749060B1 (en) * 2015-12-31 2017-08-29 Juniper Networks, Inc. Front end characterization of coherent receiver
DE102016103577B4 (de) 2016-02-29 2018-09-13 Deutsche Telekom Ag Optische Netzwerkentität und Glasfaseranschlussmodul
JP6759742B2 (ja) * 2016-06-16 2020-09-23 富士通株式会社 受信装置及び設定方法
JP2018006611A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 キヤノン株式会社 光増幅装置、及びこれを有するラマン散乱計測装置
US10020886B2 (en) * 2016-10-17 2018-07-10 Panduit Corp. Methods and systems for fiber optic communication
JP6885093B2 (ja) 2017-02-16 2021-06-09 富士通株式会社 伝送路監視装置及び伝送路の監視方法
US10887022B2 (en) * 2017-06-15 2021-01-05 Nokia Of America Corporation Backward propagation with compensation of some nonlinear effects of polarization mode dispersion
CN107504997B (zh) * 2017-10-17 2019-10-25 中国科学技术大学 一种光电探测器的非线性校准***及方法
US11476947B2 (en) * 2019-05-24 2022-10-18 Google Llc Low power coherent receiver for short-reach optical communication
JP7406097B2 (ja) 2020-03-27 2023-12-27 富士通株式会社 伝送路監視装置及び伝送路監視方法
JP2022174467A (ja) * 2021-05-11 2022-11-24 日本電気株式会社 通信システム、受信機、等化信号処理回路、方法、及びプログラム
CN113438021B (zh) * 2021-07-28 2022-09-09 武汉光迅科技股份有限公司 光功率探测的定标方法及装置、电子设备及存储介质
US11405104B1 (en) * 2021-09-16 2022-08-02 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and system for longitudinal performance monitoring of an optical communication line
US11962345B2 (en) * 2022-01-21 2024-04-16 Precision Optical Technologies, Inc. Configurable dispersion compensation in a pluggable optical transceiver
US20240031026A1 (en) * 2022-07-22 2024-01-25 Nec Corporation Method of equalizing waveform distortion, terminal device, and optical communication system
CN115225162B (zh) * 2022-08-29 2023-01-24 北京中科国光量子科技有限公司 一种基于往返式延迟干涉仪的集成自相干接收光芯片

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5191462A (en) * 1990-05-11 1993-03-02 At&T Bell Laboratories Fiber optic transmission distortion compensation
DE60124809T2 (de) * 2000-03-23 2007-03-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Digitaler Empfänger
WO2002012943A1 (en) * 2000-08-07 2002-02-14 Pirelli General Plc Optical fibre cable
US6901121B1 (en) * 2001-02-20 2005-05-31 Comsys Communication & Signal Processing Ltd. Compensation of DC offset impairment in a communications receiver
JP3880906B2 (ja) * 2002-08-22 2007-02-14 富士通株式会社 波形劣化補償機能を有する受信装置
US7756421B2 (en) * 2002-10-03 2010-07-13 Ciena Corporation Electrical domain compensation of non-linear effects in an optical communications system
US7446622B2 (en) * 2003-09-05 2008-11-04 Infinera Corporation Transmission line with low dispersive properties and its application in equalization
US20060067699A1 (en) * 2004-09-24 2006-03-30 Sethumadhavan Chandrasekhar Equalizer having tunable optical and electronic dispersion compensation
US7606498B1 (en) * 2005-10-21 2009-10-20 Nortel Networks Limited Carrier recovery in a coherent optical receiver
US9312964B2 (en) * 2006-09-22 2016-04-12 Alcatel Lucent Reconstruction and restoration of an optical signal field
EP2115907B1 (en) * 2006-12-20 2017-11-01 Ofidium Pty Ltd Non-linearity compensation in an optical transmission
EP2208296A1 (en) * 2007-10-09 2010-07-21 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (PUBL) Receiving apparatus and method for electronic noise compensation in phase modulated optical transmission
US20090324224A1 (en) * 2008-06-30 2009-12-31 Chongjin Xie System, method and apparatus to suppress inter-channel nonlinearities in WDM systems with coherent detection

Also Published As

Publication number Publication date
DE602009000565D1 (de) 2011-02-24
US8447186B2 (en) 2013-05-21
ATE495593T1 (de) 2011-01-15
EP2157716B1 (en) 2011-01-12
JP2010050578A (ja) 2010-03-04
EP2157716A1 (en) 2010-02-24
US8805207B2 (en) 2014-08-12
US20100046961A1 (en) 2010-02-25
US20130148967A1 (en) 2013-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5088271B2 (ja) 歪補償器、光受信装置およびそれらの制御方法並びに光伝送システム
JP6319487B1 (ja) 光伝送特性推定方法、光伝送特性補償方法、光伝送特性推定システム及び光伝送特性補償システム
JP6661263B2 (ja) 光伝送装置、非線形歪み補償方法及び非線形歪み予等化方法
JP6458733B2 (ja) 光受信装置、光伝送システムおよび光受信方法
JPWO2009104758A1 (ja) 光ofdm受信器および光伝送システムおよびサブキャリア分離回路およびサブキャリア分離方法
JP6673881B2 (ja) 光伝送特性補償システム及び光伝送特性補償方法
JPWO2012029613A1 (ja) デジタルフィルタ装置、デジタルフィルタリング方法及びデジタルフィルタ装置の制御プログラム
JP2015056753A (ja) 非線形歪み補償装置及び方法並びに光受信器
JP5522056B2 (ja) 光通信システム及び光通信方法
JP5683225B2 (ja) 光伝送システム
EP2259128B1 (en) Digital signal processor-based optical transmitter
JP6693922B2 (ja) 光伝送特性補償システム及び光伝送特性補償方法
JPWO2014155775A1 (ja) 信号処理装置、光通信システム、及び信号処理方法
US10056980B2 (en) Method of controlling the generation of a coherent optical signal and coherent optical signal control apparatus
US9768884B2 (en) Multi-range frequency-domain compensation of chromatic dispersion
JP5681743B2 (ja) 光受信装置および光受信方法
JP6380403B2 (ja) 搬送波周波数偏差推定装置および搬送波周波数偏差推定方法
JP6116001B2 (ja) 光送信装置及び光受信装置
JP2014230249A (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
EP3133751A1 (en) Method for nonlinearity compensation in optical transmission systems
WO2020175026A1 (ja) 光伝送特性推定方法、光伝送特性推定システム及び光伝送特性補償システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120814

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120827

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5088271

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150