JP5088174B2 - 復調回路 - Google Patents

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Description

本発明は、RZ−MPSK(M=2n)信号を受信して復調するRZ−MPSK復調回路、およびPCM符号信号の符号を変換する符号回路に係わる。
近年、光通信システムにおいては、DPSK(Differential Phase Shift Keying)などの変調/復調技術が利用されてきている。DPSKでは、情報は互いに隣接する2つのシンボル間の位相変化により搬送される。2値DPSK(すなわち、DBPSK)では、シンボル間の位相変化は「0」又は「π」に限定される。4つの位相変化(0,π/2,π,3π/2)を使用する方式は、4値DPSK(すなわち、DQPSK)と呼ばれる。DPSKは、従来の2値振幅シフトキーイング(OOK:On-Off Keyingとも言う)と比較すると、光S/N比(OSNR:Optical Signal-to-Noise Ratio)が3dB程度改善し、また、非線形効果に対する耐力が向上する。
光DQPSKは、4値シンボルを送信するので(すなわち、1シンボルで2ビットのデータを送信するので)、スペクトル効率が2倍になる。これにより、電気テバイスの動作速度に対する要求、光分散の調整、偏波モード分散が緩和される。すなわち、光DQPSKは、次世代の光通信システムの有力候補である。なお、光DQPSK送信機/受信機の構成および動作については、例えば、特許文献1に記載されている。
図24は、光DQPSK伝送システムの構成例を示す図である。図24に示す光送信機200は、DQPSKプリコーダ210、光源220、位相変調器230A、230B、および強度変調器240を備える。DQPSKプリコーダ210は、送信データから1組のデータ(data1, data2)を生成する。光源220は、所定の波長を持ったCW光を生成する。このCW光は、位相変調器230A、230Bに入力される。位相変調器230A、230Bに入力される1組のCW光は、互いにπ/2だけ位相がシフトするように制御される。
位相変調器230Aは、データdata1に基づいて、光源210により生成されるCW光の光位相を「0」又は「π」に変調する。位相変調器230Bは、データdata2に基づいて、上記CW光の光位相を「π/2」又は「3π/2」に変調する。位相変調器230A、230Bの出力信号を合波することにより、光DQPSK信号が得られる。この光DQPSK信号は、強度変調器240においてRZ強度変調が行われた後、光伝送路401に送出される。この構成により、光RZ−DQPSK信号が光伝送路401に送出される。光伝送路401は、WDM(Wavelength Division Multiplexing)回線である。
光伝送路401上には、この実施例では、光WDM回路402、光増幅器(AMP)、およびWDM光を波長毎に分離する分離回路403を有する。さらに、この実施例では、光受信機300の前段に光分散補償器(ODC)404が設けられている。一般に、光増幅器においては光S/N比が劣化し、また、光ファイバ長距離伝送においては波長分散および偏波モード分散が発生する。ODCは、操作量に対して主に一次分散を補償する。
光受信機300は、遅延干渉計(Delay Interferometer)310A、310B、バランスド光検出器(TWIN-PD)320A、320B、識別回路330A、330B、デコーダ340、制御回路350を備える。そして、光DQPSK信号は、分岐されて遅延干渉計310A、310Bに与えられる。
遅延干渉計310Aは、光RZ−DQPSK信号を1シンボル時間だけ遅延させた信号と、光RZ−DQPSK信号の位相をπ/4だけシフトさせた信号との干渉信号を出力する。一方、遅延干渉計310Bは、光RZ−DQPSK信号を1シンボル時間だけ遅延させた信号と、光RZ−DQPSK信号の位相を−π/4だけシフトさせた信号との干渉信号を出力する。バランスド光検出器320A、320Bは、それぞれ、遅延干渉計310A、310Bの出力光信号を電気信号に変換する。この構成により得られる1組の電気信号は、強度変調信号(ここでは、RZ符号信号)である。
データ再生回路330A、330Bは、それぞれ光検出器320A、320Bにより得られる信号から、データ(Iチャネル信号、Qチャネル信号)を再生する。デコーダ340は、Iチャネル信号およびQチャネル信号に対して、DQPSKプリコーダ110の処理に対応するビット入替処理を行う。制御回路350は、フィードバック制御により、遅延干渉計310A、310Bの移相要素を目標値(π/4、−π/4)に調整する。これにより、送信データが再生される。
図25は、データ再生回路の動作を説明する図である。データ再生回路は、所定の周波数のクロック信号を利用して、入力信号の各ビットが「0」または「1」のいずれであるのかを識別する。ビットレートと同じ周波数を持ったクロック信号1を使用する場合は、クロック信号1の立上りエッジで信号が識別される。また、ビットレートの2分の1の周波数を持ったクロック信号2を使用する場合は、クロック信号2の立上りエッジ及び立下りエッジの双方で信号が識別される。
光検出器320A、320Bと、データ再生回路330A、330Bとの間には、それぞれ、図26に示すように、線形増幅器351および等化器352を設けるようにしてもよい。等化器352は、光信号の分散を等化し、EDC機能を提供する。また、等化器352は、増幅機能を備えるようにしてもよい。
なお、関連するとして、特許文献2には、DQPSK信号により搬送される信号を正確に識別してデータを再生する受信回路が記載されている。
特表2004−516743号公報(WO2002/051041,UD2004/008147) 特開2007−60443号公報
光通信システムにおける伝送レートの高速化は急速に進んでいる。例えば、DQPSK方式で43Gbpsデータを伝送する場合、IチャネルおよびQチャネルのビットレートはそれぞれ21.5Gbpsとなる。
しかしながら、受信機内で電気信号を処理する回路の高速化は十分でない。すなわち、上述のような高速データをフィルタリングする等化器を実現することは容易ではない。例えば、ITU規格において、NRZ強度変調信号を等化するフィルタの高域遮断周波数として「ビットレート×0.75[Hz]」が推奨されているが、このような高速の等化器を実現することは容易ではない。このため、ノイズを十分に除去できず、S/N比が劣化してしまう。また、上述のような高速データを識別するデータ再生回路を実現することも容易ではない。例えば、ビットレートが高くなると、波形歪に対する耐力が低下する。
この結果、データ再生回路において誤った識別が行われる確率が高くなってしまう。特に、光伝送路において発生した分散が十分に補償されていない場合には、誤り率が劣化してしまう。
本発明の課題は、伝送レートの高い信号であっても送信データを正しく再生できる復調回路を提供することである。
本発明の復調回路は、光RZ−PSK信号から送信データを再生する光受信機において使用される復調回路であって、複数の変換回路と、前記光RZ−PSK信号から得られるアナログ信号を時分割で分離することにより複数の分離信号を生成し、それら複数の分離信号を前記複数の変換回路に導くアナログセレクタと、前記複数の変換回路の出力信号からそれぞれデータを再生する複数の再生回路、を有する。各変換回路は、対応する分離信号を遅延させることにより遅延信号を生成する遅延手段と、前記対応する分離信号および前記遅延信号を加算する加算手段、を備える。前記複数の再生回路は、それぞれ、対応する変換回路の加算手段の出力信号を利用してデータを再生する。
本発明の復調回路においては、変換回路の個数をNとすると、各再生回路により再生されるデータの伝送レートは、光RZ−PSK信号により伝送されるデータと比べて、N分の1になる。また、各変換回路の加算手段において分離信号および前記遅延信号を加算することにより、信号のフォーマットが変換される。
前記アナログセレクタは、例えば、前記アナログ信号をビット毎に選択して第1の変換回路および第2の変換回路に交互に導く1:2アナログデマルチプレクサで実現するようにしてもよい。さらに、前記遅延手段は、直列的に接続された第1〜第3の遅延要素を含み、第1〜第3の遅延信号を生成するようにしてもよい。この場合、前記第1〜第3の遅延要素の遅延時間は、それぞれ、前記アナログ信号により伝搬されるデータの1ビット時間の2分の1であり、前記加算手段は、前記分離信号および前記第1〜第3の遅延信号を加算する。
この構成によれば、各再生回路により再生されるデータの伝送レートは、光RZ−PSK信号により伝送されるデータと比べて、2分の1になる。また、各変換回路の出力信号は、NRZ符号信号となる。
本発明の符号回路は、正の電位および電位ゼロの組合せによって論理1を表し、負の電位および電位ゼロの組合せによって論理ゼロを表すPCM符号信号をNRZ符号信号に変換する構成であって、複数の遅延加算回路と、前記PCM符号信号を時分割で分離することにより複数の分離信号を生成し、それら複数の分離信号を前記複数の遅延加算回路に導くデマルチプレクサ、を有する。各遅延加算回路は、対応する分離信号を遅延させることにより遅延信号を生成する遅延手段と、前記対応する分離信号および前記遅延信号を加算する加算手段、を備える。
開示の復調回路によれば、伝送レートの高い信号であっても精度よく送信データを再生できる。
<<実施形態の復調回路>>
実施形態の復調回路は、光RZ−PSK信号から送信データを再生する光受信機において使用される。ここで、RZ−PSK信号は、RZ−2nPSK信号およびRZ−D2nPSK信号を含むものとする。「n」は整数である。例えば、「n=1」は、RZ−BPSK信号またはRZ−DBPSK信号に相当し、「n=2」は、RZ−QPSK信号またはRZ−DQPSK信号に相当する。
実施形態の光受信機は、以下の説明では、例えば、図24に示す光DQPSK伝送システムにおいて使用される光受信機300である。すなわち、実施形態の光受信機は、光送信機200から送信される光RZ−DQPSK信号を受信する。ここで、光送信機200は、上述したように、送信データに基づいて光DQPSK信号を生成し、さらにその光DQPSK信号を強度変調することによって光RZ−DQPSK信号を生成する。強度変調器240は、例えば、シンボル期間ごとに、その開始時および終了時の電力がゼロであり且つその中間領域で電力が最大となるように光DQPSK信号の強度を変化させる。一例としては、各シンボル期間の送信電力がサインθ(θ=0〜π)に比例するように強度変調が行われる。
光受信機は、上述のようにして生成された光RZ−DQPSK信号を受信する。光RZ−DQPSK信号は、図24に示すように、分岐されて1組の光遅延干渉計310A、310Bに導かれる。光遅延干渉計310Aから出力される光信号は光検出器320Aによりアナログ電気信号に変換され、光遅延干渉計310Bから出力される光信号は光検出器320Bによりアナログ電気信号に変換される。
実施形態の復調回路は、上述の光検出器320A、320Bにより検出されるアナログ電気信号を復調してデータを再生する。ここで、光検出器320Aの出力信号からデータを再生する復調回路および光検出器320Bの出力信号からデータを再生する復調回路の構成および動作は、基本的に、互いに同じである。
<第1の実施例>
図1は、第1の実施例の復調回路の構成を示す図である。この復調回路は、上述したように、例えば、図24に示す光受信機300に設けられる。そして、この復調回路の入力信号は、光検出器320A(または、320B)により検出されるアナログ電気信号aである。なお、この入力信号により伝搬されるデータのビットレートは「f0」であるものとする。
線形増幅器1は、信号aを線形増幅する。等化フィルタ2は、線形増幅器1の出力信号をフィルタリングする。等化フィルタ2は、例えば、トムソン型またはベッセル型の4次または5次のローパスフィルタであり、カットオフ周波数(すなわち、高域遮断周波数)は「f0×0.7〜0.8」である。クロック再生回路3は、等化フィルタ2から出力される信号bを利用してクロック信号を再生する。再生されるクロック信号の周波数は、たとえば「f0」または「f0/2」である。ただし、再生すべきクロック信号の周波数は、特に限定されるものではなく、アナログパルスセレクタ4において信号を適切に分離できればよい。
アナログパルスセレクタ4は、1:2デマルチプレクサであり、等化フィルタ2から出力される信号bを時分割で分離し、信号c1および信号c2を生成する。アナログパルスセレクタ4の後段には、遅延加算回路10、20が設けられている。そして、アナログパルスセレクタ4は、信号c1、c2をそれぞれ遅延加算回路10、20に導く。即ち、信号c1、c2は、それぞれ遅延加算回路10、20に入力される。
遅延加算回路10は、遅延要素11〜13および加算回路14を備える。信号c1は、加算回路14に与えられると共に、遅延要素11に与えられる。遅延要素11〜13は、直列的に接続されており、「τだけ遅延した信号c1(c1+τ)」「2τ遅延した信号c1(c1+2τ)」「3τ遅延した信号c1(c1+3τ)」を生成する。遅延要素11〜13の出力信号は加算回路14に与えられる。すなわち、加算回路14には、4つの信号(c1、c1+τ、c1+2τ、c1+3τ)が与えられる。そして、加算回路14
は、これら4つの信号を加算して信号d1を生成する。なお、遅延時間τは、この実施例では、1ビット時間の2分の1である。すなわち、「τ=(1/f0)×(1/2)」で遅延時間は定義される。また、各遅延要素11〜13は、例えば、電気信号を伝搬する導体線により実現され、遅延時間τは、その導体線の長さを適切に設定することにより実現される。
遅延加算回路20の構成および動作は、遅延加算回路10と同じである。したがって、遅延加算回路20は、4つの信号(c2、c2+τ、c2+2τ、c2+3τ)を加算して出力する。
等化フィルタ15は、遅延加算回路10から出力される信号d1をフィルタリングする。等化フィルタ15は、例えば、トムソン型またはベッセル型の4次または5次のローパスフィルタであり、カットオフ周波数(高域遮断周波数)は「(f0×0.7〜0.8)/2」である。等化フィルタ15により、波形歪が平滑化されて、波形が成形される。データ再生回路16は、等化フィルタ15から出力される信号e1の各ビットが「0」または「1」のいずれであるのかを識別する。
等化フィルタ25およびデータ再生回路26の構成および動作は、等化フィルタ15およびデータ再生回路16と同じである。すなわち、等化フィルタ25は、遅延加算回路20から出力される信号をフィルタリングする。データ再生回路26は、等化フィルタ25から出力される信号を識別する。
図2〜図3は、実施形態の復調回路の動作を説明する図である。なお、図2はアナログパルスセレクタ4の動作を示し、図3は遅延加算回路10の動作を示している。
アナログパルスセレクタ4に入力される信号bは、図24に示す光検出器(320Aまたは320B)により得られる。光検出器から出力される信号aは、例えば、データビットが「1」であるときに正の電位となり、データビットが「0」であるときに負の電位となるものとする。この信号aは、線形増幅器1により増幅され、さらに等化フィルタ2によりフィルタリングされてアナログパルスセレクタ4に入力される。ただし、光送信機から送信される光信号は、強度変調された光RZ−DQPSK信号である。したがって、アナログパルスセレクタ4に入力される信号bは、図2(a)に示すように、データビットが「1」であるときに正のパルスとなり、データビットが「0」であるときに負のパルスとなる。すなわち、信号bは、RZ符号信号である。
アナログパルスセレクタ4は、図2(b)に示すクロック信号を利用して、信号bのパルスをビット毎に遅延加算回路10、20に交互に導く。図2(b)に示すクロック信号の周波数は「f0」である。この場合、アナログパルスセレクタ4は、クロック信号の立上りエッジ(または、立下りエッジ)のタイミングで、出力チャネルを切り替える。
アナログパルスセレクタ4は、図2(c)に示すクロック信号を利用して、信号bのパルスをビット毎に遅延加算回路10、20に交互に導くようにしてもよい。図2(c)に示すクロック信号の周波数は「f0/2」である。この場合、アナログパルスセレクタ4は、クロック信号の電位レベルの極性(正の電位であるのか、負の電位であるのか)に従って、出力チャネルを切り替える。図2に示す例では、クロック信号の電位が正であるときは信号を遅延加算回路10に導き、クロック信号の電位が負であるときは信号を遅延加算回路20に導いている。
図2(d)は遅延加算回路10に導かれる信号c1を示し、図2(e)は遅延加算回路20に導かれる信号c2を示している。この実施例では、信号bの第1、3、5、...番目のビットに対応するパルスが信号c1として遅延加算回路10に導かれ、信号bの第
2、4、6、...番目のビットに対応するパルスが信号c2として遅延加算回路20に導かれている。なお、信号c1、c2において、パルスが存在しない時間領域の電位はゼロである。
図3(a)〜図3(d)は、それぞれ、遅延加算回路10の加算回路14に与えられる信号c1、c1+τ、c1+2τ、c1+3τを示している。図3(e)は、図3(a)〜図3(d)に示す4つの信号を重ねて表示している。図3(f)は、図3(a)〜図3(d)に示す4つの信号を加算することにより得られる信号d1を示している。信号d1は、複流方式のNRZ符号で「1,0,1,1,0,0,...」を表している。すなわち、遅延加算回路10は、RZ符号の信号c1をNRZ符号の信号d1に変換する。ただし、信号d1の1ビット時間は、信号bの1ビット時間の2倍である。
同様に、遅延加算回路20は、信号c2の符号をNRZ符号に変換する。このとき、遅延加算回路20から出力されるNRZ符号信号の1ビット時間も、信号bの1ビット時間の2倍である。
図3(g)は、等化フィルタ15で信号d1をフィルタリングすることにより得られる信号e1を示している。データ再生回路16は、識別クロック信号を利用して、信号e1の各ビットを識別する。識別タイミングの周期は「2/f0」である。この識別により、信号c1のデータが再生される。同様に、データ再生回路26においては、信号c2のデータが再生される。したがって、データ再生回路16、26により、信号b1のデータが再生される。
このように、実施形態の復調回路においては、遅延加算回路10、20により1ビット時間が2倍に伸張される。すなわち、再生すべきデータの伝送レートは、実質的に2分の1に低下する。したがって、光DQPSK伝送システムで伝送されるデータレートが非常に高い場合であっても、等化フィルタ15、25に要求される帯域は低くなり、波形歪を十分に補正することができる。すなわち、波形歪に対する耐力が向上する。また、既存の電気回路でS/N比を改善できる。さらに、データ再生回路の後段も回路も、要求される動作速度が低くなる。
図4〜図6は、波形応答のアイダイヤグラムのシミュレーション結果を示す図である。図4は、アナログパルスセレクタ4に入力される信号bのアイダイヤグラムである。ここでは、1ビット時間Tは、位相0〜360°で表されている。また、信号の電位(又は、電界強度)は、正規化されている。更に、送信データは、M系列PRBS9 MARK 1/2である。
図5は、アナログパルスセレクタ4から出力される信号c1(または、c2)のアイダイヤグラムである。信号c1の周期は、2T(0〜720°)である。この実施例では、位相0〜360°にパルスが存在し、位相360〜720°の電位はゼロである。
図6は、遅延加算回路10の出力信号のアイダイヤグラムである。この信号のクロスポイントは、回路遅延を無視するものとすると、位相90°に位置する。すなわち、入力信号bに対してT/4だけ遅延することになる。この信号は、等化フィルタ15でフィルタリングされた後、データ再生回路16に入力される。データ再生回路16は、上記遅延を考慮したタイミングで識別を行う。この実施例では、例えば、位相450°において信号を識別する。
図7〜図9は、入力波形が歪んでいる場合のアイダイヤグラムのシミュレーション結果を示す図である。ここでは、図7に示すように、立上り時間に対して立下り時間が長い場合を示す。図7に示す例では、立上り時間(0−100%)はT/3、立下り時間(10
0−0%)は2T/3である。なお、このような波長歪は、例えば、波長分散により発生する。
図8は、図7に示す信号bが入力されたときの信号c1(または、c2)のアイダイヤグラムである。そして、図9は、図7に示す信号bが入力されたときの遅延加算回路10の出力信号のアイダイヤグラムである。図9に示す波形歪(電位の変動)は、等化フィルタ15により抑制される。したがって、十分に大きなアイ開口が確保され、波形歪に対する耐力およびS/N比が向上する。すなわち、波長分散に対する耐力が向上する。
図10〜図12は、偏波分散により入力波形が歪んでいる場合のアイダイヤグラムのシミュレーション結果を示す図である。ここでは、光伝送路で発生する偏波分散がT/2に相当するDGD(Dispersion Group Delay)であるものとする。この場合、信号bの識別点付近の電位(または、電界強度)は、図10に示すように、0.5Eとなる。すなわち、信号bの識別点付近の電位は、図4に示す偏波分散がない状態と比較して半分になる。このため、実施形態の復調回路を使用しなければ、データ再生回路において信号を識別するための閾値のマージンは小さくなり、誤り率は劣化してしまう。
図11は、図10に示す信号bが入力されたときの信号c1(または、c2)のアイダイヤグラムである。ここで、信号bは、RZ符号信号であり、同符号連続パタンを有する。このため、信号c1は、アナログパルスセレクタの応答速度が十分高速である場合、電位ゼロから電位0.5E(または、−0.5E)に極めて短時間に遷移する波形応答となる。しかし、実際の応答速度は有限である。よって、ここでは、アナログパルスセレクタ4において、電位ゼロから電位0.5Eに遷移する立上り時間、および電位ゼロから電位−0.5Eに遷移する立下り時間(0−100%)が、T/4である場合を例とし示している。この作用により、信号c1の立上り/立下りが2重になっている。
図12は、図10に示す信号bが入力されたときの遅延加算回路10の出力信号のアイダイヤグラムである。遅延加算回路10から出力される信号d1は、波形歪が残っているが、等化フィルタ15を用いてフィルタリングされると、識別点付近の電位は±0.7〜0.8E程度となる。すなわち、実施形態の復調回路を使用することにより、信号を識別するための電位のマージンは大きくなる。
なお、上述の例では、「DGD=T/2」であるものとしているが、実際のシステムで発生する偏波分散は、マクスウェル分布で示されるような確率分布である。すなわち、実際のアイダイヤグラムは図12に示すものよりも複雑なものになる。しかしながら、実施形態の復調回路を使用することで識別マージンが向上することには変わりはない。
また、実施形態の復調回路では、加算回路14によって4つのパルスが加算される。ここで、遅延加算回路10、20に入力されるパルスのS/N比が「S0/N0」であるものとする。そうすると、加算回路14の出力信号のS/N比は「4S0/4N0=S0/N0」である。すなわち、信号に含まれるノイズに対して、復調回路において発生するノイズが無視できる程度に十分に小さいものとすると、遅延加算回路10、20においてS/Nが劣化することはない。
一方、遅延加算回路10、20の後段に設けられる等化フィルタ15、25によって、S/N比は改善する。即ち、信号に含まれるノイズが白色である場合、等化フィルタ15、25は、データのビットレートが2分の1に低下しているので、データ再生回路16、26で識別すべきデータのビットレートに適したフィルタ特性((f0×0.7〜0.8)/2)を容易に実現できる。このため、等化フィルタ15、25において信号Sはほとんど低減しない。さらに、遅延加算回路10、20の出力信号のデータのビットレートは1/2
に低下しているので、等化フィルタ15、25の周波数帯域も1/2であり、ノイズの電界強度は1/√2倍に低減される。したがって、実施形態の復調回路によれば、従来技術と比較して、S/N比が約√2倍だけ改善される。
このように、実施形態の復調回路によれば、データ再生回路で識別すべき信号のビット時間は、入力信号のビット時間の2倍になる。よって、波形歪に対する耐力が高くなる。また、データ再生回路の前段に設けるべき等化フィルタの帯域が低くなるので、好適なノイズ除去が可能となり、S/N比が改善する。
<第2の実施例>
図1に示す第1の実施例の復調回路において、アナログパルスセレクタ4は、入力信号bから生成するクロック信号を利用してその信号bを分離する。このとき、クロック信号のタイミングがずれたものとすると、波形歪が引き起こされる。そして、この波形歪により、データ再生回路における識別誤りが発生し得る。よって、アナログパルスセレクタ4における分離タイミングは、微調整を必要とすることがある。
図13は、第2の実施例の復調回路の構成を示す図である。第2の実施例の復調回路の構成は、基本的には第1の実施例と同じである。ただし、第2の実施例の復調回路は、信号品質検出器31および可変遅延回路32を備える。
信号品質検出器31は、データ再生回路16、26への入力信号、またはデータ再生回路16、26から出力される再生データに基づいて、信号の品質を検出する。データ再生回路16、26への入力信号を利用する場合は、例えば、アイ開口度、信号スペクトラムが検出される。また、再生データを利用する場合は、例えば、信号スペクトラム、ビットエラー率、パリティエラー、誤り訂正回路(FEC)による誤り訂正数、最尤判定における尤度などが検出される。なお、信号品質検出器31は、プロセッサを含んで構成されるようにしてもよい。
可変遅延回路32は、クロック再生回路3とアナログパルスセレクタ4との間に設けられ、クロック再生回路3により生成されるクロック信号を遅延させる。
第2の実施例の復調回路では、フィードバック制御により、可変遅延回路32による遅延時間が調整される。例えば、アイ開口度を検出する場合には、信号品質検出器31は、電圧軸/位相軸が異なる複数の識別点で識別することにより得られる複数のデータの論理が一致するように遅延時間を調整する。データ再生回路16、26への入力信号のスペクトルを検出する場合には、信号品質検出器31は、波形歪が最小になるように遅延時間を調整する。データ再生回路16、26からの出力信号のスペクトルを検出する場合には、信号品質検出器31は、同期検波出力の平均値を最大にするように遅延時間を調整する。ビットエラー率、パリティエラー、FECによる誤り訂正数を検出する場合には、信号品質検出器31は、エラー率が最小になるように遅延時間を調整する。
<第3の実施例>
図14は、第3の実施例の復調回路の構成を示す図である。第3の実施例の復調回路の構成は、基本的には第1の実施例と同じである。ただし、第3の実施例の復調回路は、信号品質検出器31を備える。そして、各遅延加算回路10、20が備える遅延要素11〜13の遅延時間は、信号品質検出器31からの制御信号により調整可能である。
信号品質検出器31は、上述したように、データ再生回路16、26への入力信号、またはデータ再生回路16、26から出力される再生データに基づいて、信号の品質を検出する。そして、遅延加算回路10、20が備える遅延要素11〜13の遅延時間は、フィードバック制御により調整される。このフィードバック制御は、基本的に、第2の実施例
と同じである。
<第4の実施例>
図15は、第4の実施例の復調回路の構成を示す図である。第4の実施例の復調回路の構成は、基本的には第1の実施例と同じである。ただし、第4の実施例の復調回路は、信号品質検出器31を備える。そして、等化フィルタ15、25のカットオフ周波数は、信号品質検出器31からの制御信号により調整可能である。例えば、等化フィルタ15、25が容量成分を含んで構成される場合、カットオフ周波数は、その容量成分を変えることにより調整可能である。
信号品質検出器31は、上述したように、データ再生回路16、26への入力信号、またはデータ再生回路16、26から出力される再生データに基づいて、信号の品質を検出する。そして、等化フィルタ15、25のカットオフ周波数は、フィードバック制御により調整される。このフィードバック制御は、基本的に、第2の実施例と同じである。この構成により、高次の波形歪の低減、およびS/N比の改善を図ることができ、データ再生回路における識別マージンが向上する。
<第5の実施例>
図16は、第5の実施例の復調回路の構成を示す図である。第5の実施例の復調回路の構成は、基本的には第1の実施例と同じである。ただし、第5の実施例の復調回路は、信号品質検出器31を備える。そして、等化フィルタ2のカットオフ周波数は、信号品質検出器31からの制御信号により調整可能である。例えば、等化フィルタ2が容量成分を含んで構成される場合、カットオフ周波数は、その容量成分を変えることにより調整可能である。
信号品質検出器31は、上述したように、データ再生回路16、26への入力信号、またはデータ再生回路16、26から出力される再生データに基づいて、信号の品質を検出する。そして、等化フィルタ2のカットオフ周波数は、フィードバック制御により調整される。このフィードバック制御は、基本的に、第2の実施例と同じである。この構成により、入力信号の高次の波形歪を低減することができる。
<第6の実施例>
図17は、第6の実施例の復調回路の構成を示す図である。第6の実施例の復調回路の構成は、基本的には第1の実施例と同じである。ただし、第6の実施例の復調回路は、遅延要素33、34を備える。また、データ再生回路16、26は、それぞれDフリップフロップ回路である。
遅延要素33、34は、クロック生成回路3により生成されるクロック信号を遅延させる。このクロック信号の周波数は「f0/2」である。また、このクロック信号は、例えば、アナログパルスセレクタ4に与えるべきクロック信号を2分周することにより生成される。遅延要素33、34によりタイミングが調整されたクロック信号は、それぞれ、データ再生回路16、26に与えられる。そして、データ再生回路16、26は、それぞれ与えられるクロック信号に従ってデータを再生する。この構成では、遅延要素33、34の遅延時間は、信号品質が最適化されるように、予め調整されて固定される。
<第7の実施例>
図18は、第7の実施例の復調回路の構成を示す図である。第7の実施例の復調回路の構成は、基本的には第6の実施例と同じである。ただし、第7の実施例の復調回路は、信号品質検出器31を備える。また、遅延要素33、34の遅延時間は、信号品質検出器31からの制御信号により調整可能である。
信号品質検出器31は、上述したように、データ再生回路16、26への入力信号、またはデータ再生回路16、26から出力される再生データに基づいて、信号の品質を検出する。そして、遅延要素33、34の遅延時間は、フィードバック制御により調整される。このフィードバック制御は、基本的に、第2の実施例と同じである。
このように、第2〜第7の実施例として示した復調回路は、それぞれ、第1の実施例の構成に対して付加的な機能を有する。これらの付加的な機能は、任意に組合せることができる。
<光受信機>
実施形態の復調回路を備える光受信機について説明する。光受信機は、光RZ−2nPSK(nは、2以上の整数)信号を受信してデータを再生するものとする。以下では、光RZ−DQPSK(すなわち、n=2)信号を受信する光受信機について説明する。
図19は、実施形態の復調回路を備える光受信機の構成を示す図である。この光受信機は、Iブランチ信号を復調するための復調回路101、およびQブランチ信号を復調するための復調回路102を備える。復調回路101、102は、互いに同じ構成であり、ここでは、上述した第1の実施例の復調回路が使用されるものとする。なお、クロック再生回路3および信号品質検出器31は、復調回路101、102により共用される。
入力光RZ−DQPSK信号は、分岐されてIブランチおよびQブランチに導かれる。光移相変換器41、51は、例えば、図24に示す遅延干渉計310A、310Bに相当し、それぞれ、互いに隣接するシンボル間の位相差に応じた光信号を生成する。光検出回路42、52は、例えば、図24に示すバランスド光検出器(TWIN-PD)320A、320Bに相当し、それぞれ、光移相変換器41、51から出力される光信号を電気信号に変換する。そして、光検出回路42、52により得られる電気信号が、それぞれ、復調回路101、102に入力される。
復調回路101は、Iブランチの入力信号から再生データ1、2を得る。同様に、復調回路102は、Qブランチの入力信号から再生データ3、4を得る。そして、再生データ1〜4から送信データが求められる。
クロック再生回路3は、Iブランチの入力信号からクロック信号を再生する。再生されたクロック信号は、IブランチおよびQブランチ双方のアナログパルスセレクタに与えられる。遅延要素32aは、Iブランチのアナログパルスセレクタに与えるべきクロック信号を遅延させ、遅延要素32bは、Qブランチのアナログパルスセレクタに与えるべきクロック信号を遅延させる。そして、信号品質検出器31は、信号品質が最適化されるように、遅延要素32a、32bの遅延時間を調整する。この構成によれば、IブランチおよびQブランチのアナログパルスセレクタの動作タイミングを互いに一致させることができる。
図20は、実施形態の復調回路を備える光受信機の他の構成例を示す図である。図20において、クロック再生回路61は、遅延加算回路の後段に設けられる1または複数の等化フィルタの出力信号からクロック信号を再生する。このクロック信号は、復調回路101が備える1組のデータ再生回路(例えば、Dフリップフロップ)62、63および復調回路102が備える1組のデータ再生回路(例えば、Dフリップフロップ)64、65に与えられる。各データ再生回路62〜65は、そのクロック信号を利用して信号を識別してデータを再生する。そして、信号品質検出器31は、信号品質が最適化されるように、各データ再生回路62〜65に与えるべきクロック信号のタイミングを調整する。この構
成によれば、4つのデータ再生回路62〜65の再生タイミングを互いに一致させることができる。
なお、実施形態に係る光受信機は、図19および図20に示す機能の双方を備えるようにしてもよい。
<変形例等>
上述の実施例で示した復調回路は、2つの遅延加算回路を備え、アナログパルスセレクタ4が入力信号を時間分割で分離してそれら2つの遅延加算回路に導く構成である。しかし、本発明は、この構成に限定されるものではなく、3以上の遅延加算回路を備える構成であってもよい。
また、上述の実施例で示した遅延加算回路は、3個の遅延要素を備え、各遅延要素の遅延時間τは「1/2f0」である。しかし、本発明は、この構成に限定されるものではなく、遅延要素の個数および遅延時間τを変更することも可能である。ただし、m個の遅延要素を備える場合、「τ(m+1)=2/f0」であることが好ましい。
さらに、線形増幅器1、等化フィルタ2、等化フィルタ15、16は、必須の構成要素ではない。すなわち、光検出器により得られる信号が直接的にアナログパルスセレクタ4に与えられるようにしてもよいし、遅延加算回路10、20の出力信号が直接的にデータ再生回路16、26に与えられるようにしてもよい。
<<PCM受信回路>>
上述した第1〜第7の実施例の復調回路は、PCM符号信号の符号を変換する符号回路として動作することも可能である。以下、PCM符号信号をNRZ符号信号に変換する符号回路について説明する。
実施形態の符号回路は、例えば、図21に示すPCM符号信号をNRZ符号信号に変換する。図21に示すPCM符号信号は、正の電位「+E」および電位ゼロの組合せによって論理1を表し、負の電位「−E」および電位ゼロの組合せによって論理ゼロを表す。図21において、時間Tは、1ビット時間に相当する。図21(a)に示すPCM符号信号では、「1」ビットは、2分の1ビット時間の「+E」及びそれに続く2分の1ビット時間の「ゼロ」により表され、「0」ビットは、2分の1ビット時間の「−E」及びそれに続く2分の1ビット時間の「ゼロ」により表される。一方、図21(b)に示すPCM符号信号では、「1」ビットは、2分の1ビット時間の「ゼロ」及びそれに続く2分の1ビット時間の「+E」により表され、「0」ビットは、2分の1ビット時間の「ゼロ」及びそれに続く2分の1ビット時間の「−E」により表される。
図22〜図23は、符号回路の動作を説明する図である。なお、図22はアナログパルスセレクタ4による分離動作を示し、図23は遅延加算回路10による遅延加算動作を示している。
図22〜図23に示す動作は、基本的に、図2〜図3を参照しながら説明した復調動作と同じである。すなわち、入力PCM符号信号は、図22に示すように、ビット毎に分離されて遅延加算回路10、20に導かれる。遅延加算回路10、20は、各パルス(P)にその遅延成分(P+τ、P+2τ。P+3τ)を加算することにより、入力PCM符号信号と比較して2倍のビット時間を持ったNRZ符号ビットを生成する。なお、符号変換動作は、アナログパルスセレクタおよび複数の遅延加算回路により可能である。
以上の実施例1〜7を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
光RZ−PSK信号から送信データを再生する光受信機において使用される復調回路であって、
複数の変換回路と、
前記光RZ−PSK信号から得られるアナログ信号を時分割で分離することにより複数の分離信号を生成し、それら複数の分離信号を前記複数の変換回路に導くアナログセレクタと、
前記複数の変換回路の出力信号からそれぞれデータを再生する複数の再生回路、を有し、
各変換回路は、
対応する分離信号を遅延させることにより遅延信号を生成する遅延手段と、
前記対応する分離信号および前記遅延信号を加算する加算手段、を備え、
前記複数の再生回路は、それぞれ、対応する変換回路の加算手段の出力信号を利用してデータを再生する
ことを特徴とする復調回路。
(付記2)
付記1に記載の復調回路であって、
前記アナログセレクタは、前記アナログ信号をビット毎に選択して第1の変換回路および第2の変換回路に交互に導く1:2アナログデマルチプレクサである
ことを特徴とする復調回路。
(付記3)
付記2に記載の復調回路であって、
前記遅延手段は、直列的に接続された第1〜第3の遅延要素を含み、第1〜第3の遅延信号を生成し、
前記第1〜第3の遅延要素の遅延時間は、それぞれ、前記アナログ信号により伝搬されるデータの1ビット時間の2分の1であり、
前記加算手段は、前記分離信号および前記第1〜第3の遅延信号を加算する
ことを特徴とする復調回路。
(付記4)
付記1に記載の復調回路であって、
前記再生回路の入力信号または前記再生回路により得られるデータに基づいて信号品質を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記アナログセレクタにおける分離タイミングを調整する調整手段、をさらに備える
ことを特徴とする復調回路。
(付記5)
付記1に記載の復調回路であって、
前記再生回路の入力信号または前記再生回路により得られるデータに基づいて信号品質を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記遅延手段の遅延時間を調整する調整手段、をさらに備える
ことを特徴とする復調回路。
(付記6)
付記1に記載の復調回路であって、
前記加算手段と前記再生回路との間に設けられる等化フィルタと、
前記再生回路の入力信号または前記再生回路により得られるデータに基づいて信号品質を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記等化フィルタのカットオフ周波数を調整する調整手段、をさらに備える
ことを特徴とする復調回路。
(付記7)
付記1に記載の復調回路であって、
前記アナログセレクタの前段に設けられる等化フィルタと、
前記再生回路の入力信号または前記再生回路により得られるデータに基づいて信号品質を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記等化フィルタのカットオフ周波数を調整する調整手段、をさらに備える
ことを特徴とする復調回路。
(付記8)
付記1に記載の復調回路であって、
前記アナログセレクタにおける分離タイミングを指示するクロック信号を生成するクロック生成回路をさらに備え、
前記再生回路は、前記クロック信号を利用してデータを再生することを特徴とする復調回路。
(付記9)
付記8に記載の復調回路であって、
前記再生回路の入力信号または前記再生回路により得られるデータに基づいて信号品質を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記クロック信号のタイミングを調整する調整手段、をさらに備える
ことを特徴とする復調回路。
(付記10)
光RZ−2nPSK(nは、2以上の整数)信号を分岐してIブランチおよびQブランチに導き、各ブランチにおいて光RZ−2nPSK信号を復調する光受信機であって、
前記IブランチおよびQブランチにそれぞれ付記1に記載の復調回路を備えることを特徴とする光受信機。
(付記11)
付記10に記載の光受信機であって、
各ブランチのアナログセレクタにおける分離タイミングを指示するクロック信号を生成するクロック生成回路と、
各ブランチの信号品質を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記クロック生成回路から各ブランチのアナログセレクタに与えるべき前記クロック信号のタイミングを調整する調整手段、をさらに備える
ことを特徴とする光受信機。
(付記12)
付記10に記載の光受信機であって、
各ブランチの信号品質を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、各ブランチの再生回路において使用されるクロック信号のタイミングを調整する調整手段、をさらに備える
ことを特徴とする光受信機。
(付記13)
正の電位および電位ゼロの組合せによって論理1を表し、負の電位および電位ゼロの組合せによって論理ゼロを表すPCM符号信号をNRZ符号信号に変換する符号回路であって、
複数の遅延加算回路と、
前記PCM符号信号を時分割で分離することにより複数の分離信号を生成し、それら複数の分離信号を前記複数の遅延加算回路に導くデマルチプレクサ、を有し、
各遅延加算回路は、
対応する分離信号を遅延させることにより遅延信号を生成する遅延手段と、
前記対応する分離信号および前記遅延信号を加算する加算手段、を備える
ことを特徴とする符号回路。
第1の実施例の復調回路の構成を示す図である。 実施形態の復調回路の動作を説明する図(その1)である。 実施形態の復調回路の動作を説明する図(その2)である。 復調回路の波形応答のアイダイヤグラム(その1)である。 復調回路の波形応答のアイダイヤグラム(その2)である。 復調回路の波形応答のアイダイヤグラム(その3)である。 入力波形が歪んでいる場合のアイダイヤグラム(その1)である。 入力波形が歪んでいる場合のアイダイヤグラム(その2)である。 入力波形が歪んでいる場合のアイダイヤグラム(その3)である。 偏波分散がある場合のアイダイヤグラム(その1)である。 偏波分散がある場合のアイダイヤグラム(その2)である。 偏波分散がある場合のアイダイヤグラム(その3)である。 第2の実施例の復調回路の構成を示す図である。 第3の実施例の復調回路の構成を示す図である。 第4の実施例の復調回路の構成を示す図である。 第5の実施例の復調回路の構成を示す図である。 第6の実施例の復調回路の構成を示す図である。 第7の実施例の復調回路の構成を示す図である。 実施形態の復調回路を備える光受信機の構成を示す図である。 実施形態の復調回路を備える光受信機の他の構成例を示す図である。 実施形態の符号回路において使用されるPCM符号信号を示す図である。 実施形態の符号回路の動作を説明する図(その1)である。 実施形態の符号回路の動作を説明する図(その2)である。 光DQPSK伝送システムの構成例である。 データ再生回路の動作を説明する図である。 従来の復調回路の構成例を示す図である。
符号の説明
2 等化フィルタ
3 クロック再生回路
4 アナログパルスセレクタ
10、20 遅延加算回路
11〜13 遅延要素
14 加算回路
15、25 等化フィルタ
16、26 データ再生回路
31 信号品質検出器
32 可変遅延回路
33、34 遅延要素
41、51 光移相変換器
61 クロック生成回路
101、102 復調回路

Claims (5)

  1. 光RZ−PSK信号から送信データを再生する光受信機において使用される復調回路であって、
    複数の変換回路と、
    前記光RZ−PSK信号から得られるアナログ信号を時分割で分離することにより複数の分離信号を生成し、それら複数の分離信号を前記複数の変換回路に導くアナログセレクタと、
    前記複数の変換回路の出力信号からそれぞれデータを再生する複数の再生回路、を有し、
    各変換回路は、
    対応する分離信号を遅延させることにより遅延信号を生成する遅延手段と、
    前記対応する分離信号および前記遅延信号を加算する加算手段、を備え、
    前記複数の再生回路は、それぞれ、対応する変換回路の加算手段の出力信号を利用してデータを再生する
    ことを特徴とする復調回路。
  2. 請求項1に記載の復調回路であって、
    前記アナログセレクタは、前記アナログ信号をビット毎に選択して第1の変換回路および第2の変換回路に交互に導く1:2アナログデマルチプレクサである
    ことを特徴とする復調回路。
  3. 請求項2に記載の復調回路であって、
    前記遅延手段は、直列的に接続された第1〜第3の遅延要素を含み、第1〜第3の遅延信号を生成し、
    前記第1〜第3の遅延要素の遅延時間は、それぞれ、前記アナログ信号により伝搬されるデータの1ビット時間の2分の1であり、
    前記加算手段は、前記分離信号および前記第1〜第3の遅延信号を加算する
    ことを特徴とする復調回路。
  4. 光RZ−2nPSK(nは、2以上の整数)信号を分岐してIブランチおよびQブランチに導き、各ブランチにおいて光RZ−2nPSK信号を復調する光受信機であって、
    前記IブランチおよびQブランチにそれぞれ付記1に記載の復調回路を備えることを特徴とする光受信機。
  5. 正の電位および電位ゼロの組合せによって論理1を表し、負の電位および電位ゼロの組合せによって論理ゼロを表すPCM符号信号をNRZ符号信号に変換する符号回路であって、
    複数の遅延加算回路と、
    前記PCM符号信号を時分割で分離することにより複数の分離信号を生成し、それら複数の分離信号を前記複数の遅延加算回路に導くデマルチプレクサ、を有し、
    各遅延加算回路は、
    対応する分離信号を遅延させることにより遅延信号を生成する遅延手段と、
    前記対応する分離信号および前記遅延信号を加算する加算手段、を備える
    ことを特徴とする符号回路。
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