JP5084873B2 - 多段変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源の動力により回転される入力軸と出力部材との間に、変速比の異なる複数のギヤ列を介設した多段変速機に関する。
従来、この種の変速機として、駆動源の動力が第1と第2の2つのクラッチを介して夫々伝達される第1と第2の2つの入力軸と、ディファレンシャルギヤと噛合する出力ギヤを夫々備える第1と第2の2つの出力軸とを備え、第1入力軸に変速比順位で奇数番目のギヤ列の駆動ギヤが固定され、第2入力軸に変速比順位で偶数番目のギヤ列の駆動ギヤが固定され、第1出力軸に低速側の複数のギヤ列の駆動ギヤと噛合する従動ギヤが軸支され、第2出力軸に高速側の複数のギヤ列の駆動ギヤと噛合する従動ギヤが軸支され、第1と第2の各出力軸上の従動ギヤが同期噛合機構を介して該各出力軸に選択的に連結されるようにしたもの、いわゆるデュアルクラッチトランスミッション(DCT)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このものでは、変速比順位で奇数番目のギヤ列を介しての動力伝達時(この時は第1クラッチが係合し、第2クラッチが解放されている)に、偶数番目のギヤ列の従動ギヤを同期噛合機構を介して対応する出力軸に連結しておくことができる。そのため、変速時に第1クラッチを解放して第2クラッチを係合させることにより、応答性良く偶数番目のギヤ列を介しての動力伝達状態に切換えることができる。
同様に、変速比順位で偶数番目のギヤ列を介しての動力伝達時に、奇数番目のギヤ列の従動ギヤを同期噛合機構を介して対応する出力軸に連結しておき、変速時に第2クラッチを解放して第1クラッチを係合させることにより、応答性良く奇数番目のギヤ列を介しての動力伝達状態に切換えることができる。
ところで、最近は、燃費性能向上のため、変速機の変速段数を増加することが望まれている。ここで、上記従来例のものは、変速段数分の数のギヤ列が必要になる。また、ギヤ列を増加するには、変速機の軸長を延ばす必要があるが、変速機の軸長の延長は車載スペース的に好ましくない。
そこで、変速段数を増やす場合には、各ギヤ列のギヤ幅を小さくして、増加分のギヤ列の配置スペースを確保することが考えられる。然し、ギヤ幅を小さくすると、ギヤ強度が低下してしまうため、変速機の軸長を延長することなく変速段数を増やすにも限界がある。
又、入力軸に平行な軸を追加し、追加した軸に新たなギヤ列を設けることより、軸長を延長させることなくギヤ列を増加させる方法も考えられる。然し、軸の追加は、部品点数の増加を招き、変速機の重量の増加及び入力軸の径方向への大型化に繋がってしまう。
特開2005−172220号公報
本発明は、以上の点に鑑み、軸長及び軸数の増加を抑制しつつ、変速段数を増やすことができる多段変速機を提供することを目的とする。
[1]上記目的を達成するため、本発明は、駆動源の動力により回転される入力軸の回転速度を、駆動ギヤと該駆動ギヤに噛合する従動ギヤとを夫々備え夫々変速比の異なる複数のギヤ列を介して、複数段に変速して出力部材から出力する多段変速機であって、複数の前記ギヤ列のうちの変速比順位で奇数番目の各ギヤ列の駆動ギヤを固定又は軸支する第1入力軸と、変速比順位で偶数番目の各ギヤ列の駆動ギヤを固定又は軸支する第2入力軸と、前記駆動源の動力を前記第1入力軸に伝達する伝達状態と、この伝達を断つ開放状態とに切換自在な第1摩擦係合機構と、前記駆動源の動力を前記第2入力軸に伝達する伝達状態と、この伝達を断つ開放状態とに切換自在な第2摩擦係合機構と、変速比順位で奇数番目の前記各ギヤ列の従動ギヤを軸支又は固定する第1中間軸と、変速比順位で偶数番目の前記各ギヤ列の従動ギヤを軸支又は固定する第2中間軸と、変速比順位で奇数番目の前記各ギヤ列のうちの何れか1つのギヤ列を選択し、選択されたギヤ列の駆動ギヤと従動ギヤとのうち第1入力軸又は第1中間軸に軸支されるギヤを当該軸に連結して、該選択されたギヤ列による第1入力軸と第1中間軸との間の動力伝達を可能とする第1同期噛合機構と、変速比順位で偶数番目の前記各ギヤ列のうちの何れか1つのギヤ列を選択し、選択されたギヤ列の駆動ギヤと従動ギヤとのうち第2入力軸又は第2中間軸に軸支されるギヤを当該軸に連結して、該選択されたギヤ列による第2入力軸と第2中間軸との間の動力伝達を可能とする第2同期噛合機構と、相対回転可能な第1と第2と第3の3つの回転要素を有し、第1回転要素と第2回転要素が異なる速度で回転するときに第3回転要素が第1回転要素の回転速度と第2回転要素の回転速度との間の速度で回転するように構成された差動機構と、差動機構の3つの回転要素のうちの2つの回転要素を連結する連結状態とこの連結を断つ開放状態とに切換自在な第3摩擦係合機構とを備え、差動機構の第1回転要素と第2回転要素とに夫々第1中間軸と第2中間軸とが連結され、差動機構の第3回転要素が出力部材に連結され、前記出力部材には、1速段を確立するギヤ列の従動ギヤが、軸支又は固定され、前記1速段を確立するギヤ列の駆動ギヤと従動ギヤとのうち第1入力軸又は出力部材に軸支されるギヤを当該ギヤが軸支される第1入力軸又は出力部材に連結して、1速段を確立するためのギヤ列による第1入力軸と出力部材との間の動力伝達を可能とする第3同期噛合機構が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、第2同期噛合機構により、変速比順位で2番目に位置する第2ギヤ列で第2入力軸と第2中間軸との間での動力伝達を可能とする状態とし、第2摩擦係合機構を係合させると、第2回転要素が第2ギヤ列の変速比に対応する速度で回転する。この状態で第3摩擦係合機構を係合させることにより、第3回転要素が第2回転要素と等速度で回転して、2速段での動力が出力部材から出力される。
この状態から第3摩擦係合機構の係合を解除して、変速比順位で3番目に位置する第3ギヤ列で第1入力軸と第1中間軸との間での動力伝達を可能とする状態とし、第2摩擦係合機構に加えて第1摩擦係合機構を係合させると、第1回転要素が第3ギヤ列の変速比に対応する速度で回転する。ここで、第2回転要素は第2ギヤ列の変速比に対応する速度で回転しているから、第3回転要素は第2ギヤ列の出力速度と第3ギヤ列の出力速度との間の速度で回転することになり、これにより、3速段が確立される。このように、第3回転要素を奇数番目のギヤ列の出力速度と偶数番目のギヤ列の出力速度との間の速度で回転させることができるため、ギヤ列の総数をNとして、(2N−2)段の変速を行うことができる。
ここで、本発明では、差動機構と第3摩擦係合機構が必要になるが、変速段数を上記の如く変速ギヤ列の数に比し飛躍的に増やすことができる。従って、変速機の軸長や軸数、外形を、従来の多段変速機に対して増加させることなく、変速段数を増やすことが可能になる。
また、本発明では、最低速段の変速比順位1番、変速比順位2番及び最高速段のギヤ列を除くギヤ列の駆動ギヤと従動ギヤとのうち対応する軸に回転自在に軸支される方のギヤを、そのギヤ列のみで確立される変速段と、変速比順位で隣接する2つのギヤ列との組合せにより確立される2つの変速段との合計3段に亘って対応する同期噛合機構で対応する軸に連結したままにしておくことができる。
更に、変速比順位2番及び最高速段のギヤ列の駆動ギヤと従動ギヤとのうち対応する軸に回転自在に軸支される方のギヤも、そのギヤ列のみで確立される変速段と、変速比順位で隣接する1つのギヤ列との組合せにより確立される1つの変速段の2段に亘って対応する同期噛合機構で対応する軸に連結したままにしておくことができる。
従って、同期噛合機構の切換回数が大幅に低減され、同期噛合機構の消耗を著しく少なくすることができる。
また、従来のデュアルクラッチトランスミッション(DCT)では、2段変速を行う場合、摩擦係合機構の切換えでは対応できず、同一の摩擦係合機構を係合させると共に、同期噛合機構の係合状態を切り換える必要があり、また、この切換えには時間を要しスムーズに切換えることができない。このため、従来のDCTで2段変速を行う場合には、応答性が低下してしまうため、実現が困難であった。本発明によれば、第3摩擦係合機構を連結状態として確立される変速段(但し、1速段を除く)においては、第1摩擦係合機構と第2摩擦係合機構との係合を切り換えるだけで2段変速を行うことができる。このため、2段変速を応答性良く行うことができる。
ところで、変速比が最も大きい第1ギヤ列の従動ギヤを第1中間軸に軸支又は固定させることも考えられる。これによれば、第3摩擦係合機構を係合させて1速段を確立させることができ、ギヤ列の総数をNとして、(2N−1)段の変速を行うことができる。しかしながら、第1ギヤ列のみで確立される1速段は、全ての変速段の中で最も大きな駆動力(トルク)が発生する。従って、第3摩擦係合機構を、この駆動力に見合うだけの容量とする必要があり、第3摩擦係合機構が比較的大型化してしまう。
そこで、本発明では、1速段の第1ギヤ列の従動ギヤを出力軸等の出力部材に軸支又は固定させている。これにより、第3同期噛合機構で、第1ギヤ列の駆動ギヤを第1入力軸に連結させ、又は従動ギヤを出力部材に、連結させる連結状態とすれば、第3摩擦係合機構を係合させることなく、1速段を確立させることができる。このため、第3摩擦係合機構の容量を抑えることができ、多段変速機の小型化及び軽量化を図ることができる。
[2]また、本発明においては、第1中間軸と第2中間軸とが差動機構と同一軸線上に配置されることが望ましい。これによれば、第1中間軸と第2中間軸とが同一軸線上に配置されるため、変速機の径方向の外形を小さくして小型化できる。更に、第1と第2の各中間軸を差動装置の第1と第2の各回転要素に連結するギヤが不要になり、部品点数を削減してコストダウンと軽量化とを図ることができる。
[3]本発明においては、差動機構を、例えば、サンギヤと、リングギヤと、互いに噛合すると共に一方がサンギヤと噛合し他方がリングギヤと噛合する一対のピニオンを自転及び公転自在に軸支するキャリアとの3つの回転要素を有するダブルピニオン型の遊星歯車機構で構成することができる。
[4]本発明においては、互いに噛合する駆動ギヤと従動ギヤとを有する後進段ギヤ列と、第1入力軸又は第2入力軸に配置されたギヤに噛合するアイドルギヤとを備え、後進段ギヤ列の駆動ギヤは、アイドルギヤと一体に回転するように構成され、又は、アイドルギヤと相対回転自在に構成され、後進段ギヤ列の従動ギヤは、出力部材に軸支又は固定され、出力部材に軸支された後進段ギヤ列の従動ギヤを出力部材に連結し、又は後進段ギヤ列の駆動ギヤを、アイドルギヤと一体に回転するようにアイドルギヤに連結して、後進段ギヤ列による第1入力軸又は第2入力軸から出力部材への動力伝達を可能とする第4同期噛合機構が設けられることが望ましい。これによれば、後進段を確立することができる。
本発明の実施形態の多段変速機を示すスケルトン図。 実施形態の多段変速機の変速動作を説明する説明図。
図1は本発明の実施形態の多段変速機を示している。この変速機は、図外の駆動源たる内燃機関(エンジン)の出力軸と同一軸線上に配置された中空の第1入力軸11と、第1入力軸11と同一軸線上に配置されると共に第1入力軸11に一部が内挿された第2入力軸12と、互いに噛合する駆動ギヤG1a〜G5aと従動ギヤG1b〜G5bとを夫々有する第1〜第5の5つのギヤ列G1〜G5と、内燃機関のトルク変動を吸収するダンパDAを介して伝達される内燃機関の回転を第1入力軸11に伝達する伝達状態と、この伝達を断つ開放状態とに切換自在な第1摩擦係合機構たる第1クラッチC1と、内燃機関の回転を第2入力軸12に伝達する伝達状態と、この伝達を断つ開放状態とに切換自在な第2摩擦係合機構たる第2クラッチC2とを備える。
各ギヤ列G1〜G5の変速比(従動ギヤの歯数/駆動ギヤの歯数)は、異なる値に設定されており、大きいものから順に並べると、第1ギヤ列G1、第2ギヤ列G2、第3ギヤ列G3、第4ギヤ列G4及び第5ギヤ列G5となるように設定されている。そして、変速比順位で奇数番目のギヤ列は、第1ギヤ列G1、第3ギヤ列G3及び第5ギヤ列G5となる。また、変速比順位で偶数番目のギヤ列は、第2ギヤ列G2及び第4ギヤ列G4となる。
第1ギヤ列G1の駆動ギヤG1aは、第1入力軸11に固定されている。第3ギヤ列G3及び第5ギヤ列G5の駆動ギヤG3a,G5aは、第1入力軸11に回転自在に軸支されている。第2ギヤ列G2及び第4ギヤ列G4の駆動ギヤG2a,G4aは、第2入力軸12に固定されている。
また、多段変速機は、両入力軸11,12に対して平行に配置された中空の第1中間軸31と、第1中間軸31と同一軸線上に配置されると共に、第1中間軸31に一部が内挿された中空の第2中間軸32と、両中間軸31,32と同一軸線上に配置されると共に、第2中間軸32に一部が内挿された出力部材たる出力軸6とを備える。出力軸6には、ディファレンシャルギヤDFと噛合する出力ギヤ6aが設けられている。
第1ギヤ列G1の従動ギヤG1bは、出力軸6に回転自在に軸支されている。第3ギヤ列G3及び第5ギヤ列G5の従動ギヤG3b,G5bは、第1中間軸31に固定されている。第2ギヤ列G2及び第4ギヤ列G4の従動ギヤG2b,G4bは、第2中間軸32に回転自在に軸支されている。
また、多段変速機は、両中間軸31,32と出力軸6との間に位置させて、両中間軸31,32及び出力軸6と同一軸線上に配置された差動機構としての遊星歯車機構PGを備える。この遊星歯車機構PGは、サンギヤSaと、リングギヤRiと、互いに噛合すると共に一方がサンギヤSaに噛合し、他方がリングギヤRiに噛合する一対のピニオンPi1,Pi2を自転及び公転自在に軸支するキャリアCaとから成るダブルピニオン型で構成されている。
遊星歯車機構PGのギヤ比h(リングギヤRiの歯数/サンギヤSaの歯数)を、例えば、「2.0」に設定した場合、リングギヤRiは、サンギヤSaの回転速度とキャリアCaの回転速度との中間速度(両回転速度の合計の1/2の回転速度)で回転する。
第1中間軸31は、キャリアCaに連結されている。第2中間軸32は、サンギヤSaに連結されている。出力軸6はリングギヤRiに連結されている。実施形態では、キャリアCaが第1回転要素、サンギヤSaが第2回転要素、リングギヤRiが第3回転要素となる。
また、多段変速機は、第3摩擦係合機構たる第3クラッチC3を備える。第3クラッチC3は、第1回転要素たるキャリアCaと第3回転要素たるリングギヤRiとを連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在に構成されている。
また、多段変速機は、後進段用の駆動ギヤGraと、この駆動ギヤGraに噛合する後進段用の従動ギヤGrbとからなる後進段ギヤ列Grを備える。後進段用の駆動ギヤGraは、両入力軸11,12及び両中間軸31,32と平行に配置された後進段用軸13に回転自在に軸支されている。後進段用軸13には、第1ギヤ列G1の駆動ギヤG1aと噛合するアイドルギヤGiが回転自在に軸支されている。
遊星歯車機構PGのリングギヤRiの外周面には、後進段ギヤ列Grの従動ギヤGrbが設けられている。このように、後進段ギヤ列Grの従動ギヤGrbをリングギヤRiの外周面に設けることにより、遊星歯車機構PGと後進段ギヤ列Grとを入力軸11,12等の軸線上における同一位置に配置することができる。従って、遊星歯車機構PGと後進段ギヤ列Grとの位置が軸線上で異なる場合に比し、軸長の更なる短縮化を図ることができる。
尚、実施形態の多段変速機では、後進段ギヤ列Grの従動ギヤGrbは、リングギヤRiを介して出力部材たる出力軸6に固定されている。また、第1ギヤ列G1の従動ギヤG1bをリングギヤRiの外周面に設けてもよい。これによっても、後進段ギヤ列Grの従動ギヤGrbをリングギヤRiに設けた場合と同様に、軸長の更なる短縮化を図ることができる。この場合、第1ギヤ列G1の従動ギヤG1bは、リングギヤRiを介して出力部材たる出力軸6に固定されることとなる。
第1入力軸11には、第3ギヤ列G3及び第5ギヤ列G5の駆動ギヤG3a,G5aの間に位置させて、第1同期噛合機構SM1(シンクロメッシュ機構)が設けられている。第1同期噛合機構SM1は、第1入力軸11に回り止めされた同期スリーブSM1aを備える。同期スリーブSM1aは、図外のアクチュエータにより軸方向に移動自在に構成されている。
そして、同期スリーブSM1aを図1に示すニュートラル状態の位置から第3ギヤ列G3の駆動ギヤG3a側に移動させると、同期スリーブSM1aと駆動ギヤG3aに設けられたドグ歯SM1bとが噛み合い、駆動ギヤG3aが第1同期噛合機構SM1によって第1入力軸11に連結される。この第1同期噛合機構SM1の状態を、第3ギヤ列側連結状態と定義する。
同期スリーブSM1aを図1に示すニュートラル状態の位置から第5ギヤ列G5の駆動ギヤG5a側に移動させると、同期スリーブSM1aと駆動ギヤG5aに設けられたドグ歯SM1cとが噛み合い、駆動ギヤG5aが第1同期噛合機構SM1によって第1入力軸11に連結される。この第1同期噛合機構SM1の状態を、第5ギヤ列側連結状態と定義する。
第2中間軸32には、第2ギヤ列G2及び第4ギヤ列G4の従動ギヤG2b,G4bの間に位置させて、第2同期噛合機構SM2(シンクロメッシュ機構)が設けられている。第2同期噛合機構SM2も、第1同期噛合機構SM1と同様に、第2中間軸32に回り止めされた同期スリーブSM2aを備える。この同期スリーブSM2aも図外のアクチュエータにより軸方向に移動自在に構成されている。
そして、同期スリーブSM2aを図1に示すニュートラル状態の位置から第2ギヤ列G2の従動ギヤG2b側に移動させると、同期スリーブSM2aと従動ギヤG2bに設けられたドグ歯SM2bとが噛み合い、従動ギヤG2bが第2同期噛合機構SM2によって第2中間軸32に連結される。この第2同期噛合機構SM2の状態を、第2ギヤ列側連結状態と定義する。
同期スリーブSM2aを図1に示すニュートラル状態の位置から第4ギヤ列G4の従動ギヤG4b側に移動させると、同期スリーブSM2aと従動ギヤG4bに設けられたドグ歯SM2cとが噛み合い、従動ギヤG4bが第2同期噛合機構SM2によって第2中間軸32に連結される。この第2同期噛合機構SM2の状態を、第4ギヤ列側連結状態と定義する。
出力軸6には、第1ギヤ列G1の従動ギヤG1bに隣接させて、第3同期噛合機構SM3(シンクロメッシュ機構)が設けられている。第3同期噛合機構SM3も、出力軸6に回り止めされた同期スリーブSM3aを備える。この同期スリーブSM3aも図外のアクチュエータにより軸方向に移動自在に構成されている。
そして、同期スリーブSM3aを図1に示すニュートラル状態の位置から第1ギヤ列G1の従動ギヤG1b側に移動させると、同期スリーブSM3aと従動ギヤG1bに設けられたドグ歯SM3bとが噛み合い、従動ギヤG1bが第3同期噛合機構SM3によって出力軸6に連結される。この第3同期噛合機構SM3の状態を、連結状態と定義する。
後進段ギヤ列Grの駆動ギヤGraのアイドルギヤGi側には、第4同期噛合機構SM4(シンクロメッシュ機構)が設けられている。第4同期噛合機構SM4は、駆動ギヤGraに回り止めされた同期スリーブSM4aを備える。この同期スリーブSM4aも図外のアクチュエータにより軸方向に移動自在に構成されている。
そして、同期スリーブSM4aを図1に示すニュートラル状態の位置からアイドルギヤGi側に移動させると、同期スリーブSM4aとアイドルギヤGiに設けられたドグ歯SM4bとが噛み合い、アイドルギヤGiが第4同期噛合機構SM4によって後進段ギヤ列Grの駆動ギヤGraに連結される。この第4同期噛合機構SM4の状態を、連結状態と定義する。
次に、実施形態の多段変速機の変速動作について、図2を参照して説明する。尚、図2の横軸はシフトポジションを示している。また、図2の縦軸のクラッチC1〜C3の「ON」は伝達状態又は連結状態を示し、「OFF」は開放状態であることを示している。また、図2の縦軸の同期噛合機構SM1〜4の「NT」はニュートラル状態、「G1〜G5,Gi」は対応するギヤ列側の連結状態を示している。
先ず、車両が1速段で発進するときには、第3同期噛合機構SM3を連結状態とすることにより、第1ギヤ列G1の従動ギヤG1bを出力軸6に連結させる。そして、第1クラッチC1を伝達状態として、第1クラッチC1の係合力を徐々に増加させる。第1クラッチC1が完全に係合すると、出力軸6は、第1ギヤ列G1の変速比に対応する出力速度で回転し、1速段での動力伝達が行われる。
1速段から2速段へアップシフトする場合には、第2同期噛合機構SM2を第2ギヤ列側連結状態とし、第3クラッチC3を連結状態とした後、第1クラッチC1を開放状態とし、第2クラッチC2を伝達状態とする。第2同期噛合機構SM2を第2ギヤ列側連結状態とすることにより、第2中間軸32及びこれに連結される第2回転要素たるサンギヤSaが第2ギヤ列G2の変速比に対応する出力速度で回転する。
また、第3クラッチC3を連結状態とすることにより、遊星歯車機構PGのサンギヤSa、キャリアCa及びリングギヤRiからなる3つの回転要素が相対回転不能なロック状態となる。これにより、第3回転要素たるリングギヤRiに連結する出力軸6も、第2ギヤ列G2の変速比に対応する出力速度で回転し、2速段での動力伝達が行われる。
2速段から1速段にダウンシフトする場合には、第3同期噛合機構SM3を連結状態とした後、第2クラッチC2を開放状態とし、第1クラッチC1を伝達状態とすればよい。
2速段から3速段へアップシフトする場合には、第1同期噛合機構SM1を第3ギヤ列側連結状態とした後、第3クラッチC3を開放状態とし、第1クラッチC1を伝達状態とする。第1同期噛合機構SM1を第3ギヤ列側連結状態とすることにより、第1中間軸31及びこれに連結される第1回転要素たるキャリアCaが第3ギヤ列G3の変速比に対応する出力速度で回転する。
また、第2中間軸32及びこれに連結される第2回転要素たるサンギヤSaは、2速段と同様に、第2ギヤ列G2の変速比に対応する出力速度で回転する。従って、第1中間軸31及びキャリアCaの回転速度をN1、第2中間軸32及びサンギヤSaの回転速度をN2、遊星歯車機構PGのギヤ比をhとすると、第3回転要素たるリングギヤRi及び出力軸6の回転速度は、{N1(h−1)+N2}/hとなり、3速段での動力伝達が行われる。
3速段から2速段にダウンシフトする場合には、第1クラッチC1を開放状態とし、第3クラッチC3を連結状態とすればよい。
3速段から4速段へアップシフトする場合には、第2クラッチC2を開放状態とし、第3クラッチC3を連結状態とする。これにより、第1中間軸31及びこれに連結される第1回転要素たるキャリアCaが第3ギヤ列G3の変速比に対応する出力速度で回転する。また、遊星歯車機構PGの3つの回転要素Sa,Ca,Riが相対回転不能なロック状態となる。そして、第3回転要素たるリングギヤRiに連結する出力軸6も、第3ギヤ列G3の変速比に対応する出力速度で回転し、4速段での動力伝達が行われる。
4速段から3速段にダウンシフトする場合には、第2同期噛合機構SM2を第2ギヤ列側連結状態とした後、第3クラッチC3を開放状態とし、第2クラッチC2を伝達状態とすればよい。
4速段から5速段へアップシフトする場合には、第2同期噛合機構SM2を第4ギヤ列側連結状態とした後、第3クラッチC3を開放状態とし、第2クラッチC2を伝達状態とする。第2同期噛合機構SM2を第4ギヤ列側連結状態とすることにより、第2中間軸32及びこれに連結される第2回転要素たるサンギヤSaが第4ギヤ列G4の変速比に対応する出力速度で回転する。
また、第1中間軸31及びこれに連結される第1回転要素たるキャリアCaは、4速段と同様に、第3ギヤ列G3の変速比に対応する出力速度で回転する。従って、第1中間軸31及びキャリアCaの回転速度をN1、第2中間軸32及びサンギヤSaの回転速度をN2、遊星歯車機構PGのギヤ比をhとすると、第3回転要素たるリングギヤRi及び出力軸6の回転速度は、{N1(h−1)+N2}/hとなり、5速段での動力伝達が行われる。
5速段から4速段にダウンシフトする場合には、第2クラッチC2を開放状態とし、第3クラッチC3を連結状態とすればよい。
5速段から6速段へアップシフトする場合には、第1クラッチC1を開放状態とし、第3クラッチC3を連結状態とする。これにより、第2中間軸32及びこれに連結される第2回転要素たるサンギヤSaが第4ギヤ列G4の変速比に対応する出力速度で回転する。また、遊星歯車機構PGの3つの回転要素Sa,Ca,Riが相対回転不能なロック状態となる。そして、第3回転要素たるリングギヤRiに連結する出力軸6も、第4ギヤ列G4の変速比に対応する出力速度で回転し、6速段での動力伝達が行われる。
6速段から5速段にダウンシフトする場合には、第1同期噛合機構SM1を第3ギヤ列側連結状態とした後、第3クラッチC3を開放状態とし、第1クラッチC1を伝達状態とすればよい。
6速段から7速段へアップシフトする場合には、第1同期噛合機構SM1を第5ギヤ列側連結状態とした後、第3クラッチC3を開放状態とし、第1クラッチC1を伝達状態とする。第1同期噛合機構SM1を第5ギヤ列側連結状態とすることにより、第1中間軸31及びこれに連結される第1回転要素たるキャリアCaが第5ギヤ列G5の変速比に対応する出力速度で回転する。
また、第2中間軸32及びこれに連結される第2回転要素たるサンギヤSaは、6速段と同様に、第4ギヤ列G4の変速比に対応する出力速度で回転する。従って、第1中間軸31及びキャリアCaの回転速度をN1、第2中間軸32及びサンギヤSaの回転速度をN2、遊星歯車機構PGのギヤ比をhとすると、第3回転要素たるリングギヤRi及び出力軸6の回転速度は、{N1(h−1)+N2}/hとなり、7速段での動力伝達が行われる。
7速段から6速段にダウンシフトする場合には、第1クラッチC1を開放状態とし、第3クラッチC3を連結状態とすればよい。
7速段から8速段へアップシフトする場合には、第2クラッチC2を開放状態とし、第3クラッチC3を連結状態とする。これにより、第1中間軸31及びこれに連結される第1回転要素たるキャリアCaが第5ギヤ列G5の変速比に対応する出力速度で回転する。また、遊星歯車機構PGの3つの回転要素Sa,Ca,Riが相対回転不能なロック状態となる。そして、第3回転要素たるリングギヤRiに連結する出力軸6も、第5ギヤ列G5の変速比に対応する出力速度で回転し、8速段での動力伝達が行われる。
8速段から7速段にダウンシフトする場合には、第3クラッチC3を開放状態とし、第2クラッチC2を伝達状態とすればよい。
後進段を確立する場合には、第4同期噛合機構SM4を連結状態として、アイドルギヤ列Giと後進段ギヤ列Grの駆動ギヤGraとを連結させる。そして、第1クラッチC1を伝達状態として、第1クラッチC1の係合力を徐々に増加させる。第1クラッチC1が完全に係合すると、出力軸6は、第1ギヤ列G1の駆動ギヤG1aとアイドルギヤGiのギヤ比i(アイドルギヤGiの歯数/駆動ギヤG1aの歯数)及び後進段ギヤ列Grの変速比jに対応する出力速度(ij)で逆回転(車両が後進する方向の回転)し、後進段での動力伝達が行われる。
実施形態の多段変速機によれば、5つのギヤ列G1〜G5を用いて、前進8段の変速を行うことができる。尚、ギヤ列は5つに限らず、例えば、6つでも7つでもよい。6つのギヤ列を用いる場合には、前進10段、7つのギヤ列を用いる場合には前進12段の変速を行うことができる。即ち、ギヤ列の数をNとして、(2N−2)段の変速を行うことができる。ここで、本実施形態では、遊星歯車機構PGと第3クラッチC3とが必要になるが、変速段数を上述の如く飛躍的に増加させることができるため、変速機の軸長を増加させずに変速段数を増やすことができる。
ところで、比較例として、第1ギヤ列G1の従動ギヤG1bを第1中間軸31に軸支させることも考えられる。この比較例によれば、第3クラッチC3を連結状態として1速段を確立させることができ、ギヤ列の総数をNとして、(2N−1)段の変速を行うことができる。しかしながら、1速段は、全ての変速段の中で最も大きな駆動力(トルク)が発生する変速段である。従って、比較例では、1速段で連結状態となる第3クラッチC3を、1速段の駆動力に見合うだけの容量とする必要があり、第3クラッチC3が比較的大型化してしまうと共に、第3クラッチC3が開放状態のときに発生するフリクションロスが大きくなる。
そこで、本実施形態の多段変速機では、第1ギヤ列G1の従動ギヤG1bを出力軸6に軸支させている。これにより、第3同期噛合機構SM3で、第1ギヤ列G1の従動ギヤG1bを出力軸6に連結させる連結状態とすれば、第3クラッチC3を連結状態とすることなく、1速段を確立させることができる。このため、第3クラッチC3の容量を抑えることができ、多段変速機の小型化及び軽量化を図ることができて、更に第3クラッチC3でのフリクションロスを抑制させることができる。この効果は、第1ギヤ列G1の従動ギヤG1bをリングギヤRiに設けた場合においても同様に得られることができる。
尚、図2においては、1速段で第3クラッチC3が「ON」、即ち、連結状態となっているが、これは、2速段へのアップシフトのための準備動作として連結状態としているだけであり、1速段を確立するために必要であることを示すものではない。従って、例えば、図2に一点鎖線で示すように、第1同期噛合機構SM1の切り換えに合わせて、第3クラッチC3の状態を切り換えるようにしてもよい。
また、実施形態の多段変速機では、第2ギヤ列G2の従動ギヤG2bを2速段と3速段の2つの変速段に亘って第2中間軸32に連結したままにしておくことができる。また、第3ギヤ列G3の駆動ギヤG3aを3速段〜5速段の3つの変速段に亘って、第1中間軸31に連結したままにしておくことができる。
また、第4ギヤ列G4の従動ギヤG4bを5速段〜7速段の3つの変速段に亘って第2中間軸に連結したままにしておくことができる。また、第5ギヤ列G5の駆動ギヤG5aを7速段と8速段の2つの変速段に亘って第1中間軸31に連結したままにしておくことができる。
従って、第1と第2の同期噛合機構SM1,SM2の切換回数が大幅に低減され、第1と第2の同期噛合機構SM1,SM2の消耗を飛躍的に抑制することができる。また、3速段、5速段、7速段では、2つのギヤ列を介して動力伝達されるため、夫々のギヤ列に係る負担を軽減させることができる。
また、従来のデュアルクラッチトランスミッション(DCT)では、2段変速(1段飛ばしの変速)を行う場合、第1、第2クラッチの切換えでは対応できず、同一のクラッチC1,C2を係合させると共に、同期噛合機構の係合状態を切り換える必要がある。この場合、クラッチC1,C2を伝達状態としたままでは同期噛合機構の切り換えを行うことはできず、一度、クラッチC1,C2を開放状態とする必要があるため、内燃機関からの駆動力の伝達が一旦断たれることとなり、運転者の車両の操作に対する追従性(ドライバビリティ)の低下を招く。また、この切換えには時間を要しスムーズに切換えることができない。従って、従来のDCTでは、2段変速の実現が困難であった。
本実施形態の多段変速機によれば、第3摩擦係合機構たる第3クラッチC3が連結状態となる変速段(2,4,6,8速段)においては、第1摩擦係合機構たる第1クラッチC1と第2摩擦係合機構たる第2クラッチC2との係合を切り換えるだけで2段変速を行うことができる。このため、2段変速を応答性良く行うことができる。
尚、実施形態の多段変速機では、第1と第2の中間軸31,32を遊星歯車機構PGと同一軸線上に配置したが、本発明の構成は、これに限られるものではない。例えば、入力軸11,12を遊星歯車機構PGと同一軸線上に配置し、各中間軸31,32を遊星歯車機構PGの軸線と平行に配置してもよい。この場合、各中間軸31,32の回転を遊星歯車機構PGのキャリアCa及びサンギヤSaに伝達させる別個のギヤ列を設ければよい。
また、実施形態の多段変速機では、差動機構をダブルピニオン型の遊星歯車機構PGで構成したが、サンギヤと、リングギヤと、サンギヤ及びリングギヤに噛合するピニオンを自転及び公転自在に軸支するキャリアとから成るシングルピニオン型の遊星歯車機構で構成してもよい。この場合、第1中間軸31をサンギヤとリングギヤの何れか一方に連結し、第2中間軸32をサンギヤとリングギヤの何れか他方に連結し、キャリアに出力部材たる出力軸6を連結し、出力軸6に後進段ギヤ列Grの従動ギヤGrbを固定すればよい。
また、実施形態においては、差動機構として遊星歯車機構を用いているが、本発明の作動機構は遊星歯車機構に限らず、例えば、差動機構を軸方向一側の第1サイドギヤと、軸方向他側の第2サイドギヤと両サイドギヤに噛合するピニオンを軸支するギヤケースとから成るサイドギヤ・ピニオンギヤ式の差動ギヤ機構で構成してもよい。
この場合、第1サイドギヤに第1中間軸を連結して第1回転要素とし、第2サイドギヤに第2中間軸を連結して第2回転要素とし、ギヤケースに出力部材たる出力ギヤを連結して第3回転要素とし、第3摩擦係合機構たる第3クラッチC3で、両サイドギヤを連結するように構成すればよい。これによっても、第1サイドギヤと第2サイドギヤとが異なる速度で回転する場合、ギヤケースが第1サイドギヤの回転速度と第2サイドギヤの回転速度との中間速度で回転し、実施形態と同様の変速を行うことができる。
また、実施形態では、第1ギヤ列G1の駆動ギヤG1aを第1入力軸11に固定し、第1ギヤ列G1の従動ギヤG1bを出力軸6に回転自在に軸支させたものを説明した。しかしながら、本発明の多段変速機は、これに限らず、駆動ギヤG1aを第1入力軸11に回転自在に軸支し、従動ギヤG1bを出力軸6に固定してもよい。この場合、第3同期噛合機構SM3を第1入力軸11に設ければよい。
また、実施形態では、第3ギヤ列G3及び第5ギヤ列G5の駆動ギヤG3a,G5aを第1入力軸11に回転自在に軸支させ、第3ギヤ列G3及び第5ギヤ列G5の従動ギヤG3b,G5bを第1中間軸31に固定させたものを説明した。しかしながら、本発明の多段変速機は、これに限らず、第3ギヤ列G3及び第5ギヤ列G5の駆動ギヤG3a,G5aを第1入力軸11に固定させ、第3ギヤ列G3及び第5ギヤ列G5の従動ギヤG3b,G5bを第1中間軸31に回転自在に軸支させてもよい。この場合、第1同期噛合機構SM1を第1中間軸31に設ければよい。
また、実施形態では、第2ギヤ列G2及び第4ギヤ列G4の駆動ギヤG2a,G4aを第2入力軸12に固定させ、第2ギヤ列G2及び第4ギヤ列G4の従動ギヤG2b,G4bを第2中間軸32に回転自在に軸支させたものを説明した。しかしながら、本発明の多段変速機はこれに限らず、第2ギヤ列G2及び第4ギヤ列G4の駆動ギヤG2a,G4aを第2入力軸12に回転自在に軸支させ、第2ギヤ列G2及び第4ギヤ列G4の従動ギヤG2b,G4bを第2中間軸32に固定させてもよい。この場合、第2同期噛合機構SM2を第2入力軸12に設ければよい。
また、実施形態では、後進段ギヤ列Grの駆動ギヤGraを後進段用軸13に回転自在に軸支させ、後進段ギヤ列Grの従動ギヤGrbを遊星歯車機構PGのリングギヤRi(第3回転要素)の外周面に固定させたものを説明した。しかしながら、本発明の多段変速機はこれに限らず、例えば、駆動ギヤGraを後進段用軸13に固定させ、従動ギヤGrbを出力軸6に回転自在に軸支させてもよい。
この場合、アイドルギヤGiを後進段用軸13に固定させ、第4同期噛合機構SM4を出力軸6に設ければよい。また、第4同期噛合機構SM4を出力軸6に設ける場合には、第3同期噛合機構SM3を出力軸6に回転自在に軸支される第1ギヤ列G1の従動ギヤG1bと後進段ギヤ列Grの従動ギヤGrbとの間に配置し、第3同期噛合機構SM3に第4同期噛合機構の機能を持たせるように構成することもできる。
また、実施形態では、第3摩擦係合機構として、第1回転要素たるキャリアCaと第3回転要素たるリングギヤRiとを連結自在な第3クラッチC3を説明した。しかしながら、本発明の第3摩擦係合機構は、これに限らず、遊星歯車機構PGの3つの回転要素Sa,Ca,Riを相対回転不能なロック状態にできるものであればよい。例えば、第3摩擦係合機構を、第1回転要素たるキャリアCaと第2回転要素たるサンギヤSaとを連結自在に構成してもよく、また、第2回転要素たるサンギヤSaと第3回転要素たるリングギヤRiとを連結自在に構成してもよい。
また、実施形態の差動機構たる遊星歯車機構PGのギヤ比は、変速機全体の変速比設定を考慮し、総合的に判断して決定されるものであり、実施形態で例示したギヤ比2.0を中心に、ギヤ列の成立する所定範囲内の値(例えば、1.6〜2.4)において成立し得る。これは、差動機構を、実施形態で説明した遊星歯車機構PG以外の、サイドギヤ・ピニオンギヤ式の差動ギヤ機構などの他の差動機構で構成する場合も同様である。
11…第1入力軸、12…第2入力軸、13…後進段用軸、31…第1中間軸、32…第2中間軸、PG…遊星歯車機構(差動機構)、Sa…サンギヤ、Ri…リングギヤ、Ca…キャリア、Pi1,Pi2…ピニオン、6…出力軸(出力部材)、6a…出力ギヤ、Gr…後進段ギヤ列、Gra…駆動ギヤ、Grb…従動ギヤ、Gi…アイドルギヤ、G1〜G5…第1〜第5ギヤ列、G1a〜G5a…駆動ギヤ、G1b〜G5b…従動ギヤ、C1〜C3…第1〜第3クラッチ(第1〜第3摩擦係合機構)、SM1〜SM4…第1〜第4同期噛合機構、SM1a〜SM4a…同期スリーブ、SM1b〜SM4b,SM1c,SM2c…ドグ歯、DA…ダンパ、DF…ディファレンシャルギヤ。

Claims (4)

  1. 駆動源の動力により回転される入力軸の回転速度を、駆動ギヤと該駆動ギヤに噛合する従動ギヤとを夫々備え夫々変速比の異なる複数のギヤ列を介して、複数段に変速して出力部材から出力する多段変速機であって、
    複数の前記ギヤ列のうちの変速比順位で奇数番目の各ギヤ列の駆動ギヤを固定又は軸支する第1入力軸と、変速比順位で偶数番目の各ギヤ列の駆動ギヤを固定又は軸支する第2入力軸と、
    前記駆動源の動力を前記第1入力軸に伝達する伝達状態と、この伝達を断つ開放状態とに切換自在な第1摩擦係合機構と、前記駆動源の動力を前記第2入力軸に伝達する伝達状態と、この伝達を断つ開放状態とに切換自在な第2摩擦係合機構と、
    変速比順位で奇数番目の前記各ギヤ列の従動ギヤを軸支又は固定する第1中間軸と、変速比順位で偶数番目の前記各ギヤ列の従動ギヤを軸支又は固定する第2中間軸と、
    変速比順位で奇数番目の前記各ギヤ列のうちの何れか1つのギヤ列を選択し、選択されたギヤ列の駆動ギヤと従動ギヤとのうち第1入力軸又は第1中間軸に軸支されるギヤを当該軸に連結して、該選択されたギヤ列による第1入力軸と第1中間軸との間の動力伝達を可能とする第1同期噛合機構と、
    変速比順位で偶数番目の各ギヤ列のうちの何れか1つのギヤ列を選択し、選択されたギヤ列の駆動ギヤと従動ギヤとのうち第2入力軸又は第2中間軸に軸支されるギヤを当該軸に連結して、該選択されたギヤ列による第2入力軸と第2中間軸との間の動力伝達を可能とする第2同期噛合機構と、
    相対回転可能な第1と第2と第3の3つの回転要素を有し、第1回転要素と第2回転要素が異なる速度で回転するときに第3回転要素が第1回転要素の回転速度と第2回転要素の回転速度との間の速度で回転するように構成された差動機構と、差動機構の3つの回転要素のうちの2つの回転要素を連結する連結状態とこの連結を断つ開放状態とに切換自在な第3摩擦係合機構とを備え、
    差動機構の第1回転要素と第2回転要素とに夫々第1中間軸と第2中間軸とが連結され、差動機構の第3回転要素が出力部材に連結され、
    前記出力部材には、1速段を確立するギヤ列の従動ギヤが、軸支又は固定され、
    前記1速段を確立するギヤ列の駆動ギヤと従動ギヤとのうち第1入力軸又は出力部材に軸支されるギヤを当該ギヤが軸支される第1入力軸又は出力部材に連結して、1速段を確立するためのギヤ列による第1入力軸と出力部材との間の動力伝達を可能とする第3同期噛合機構が設けられることを特徴とする多段変速機。
  2. 請求項1記載の多段変速機において、
    前記第1中間軸と前記第2中間軸と前記差動機構とが同一軸線上に配置されることを特徴とする多段変速機。
  3. 請求項1又は請求項2記載の多段変速機において、
    前記差動機構は、サンギヤと、リングギヤと、互いに噛合すると共に一方が前記サンギヤと噛合し他方が前記リングギヤと噛合する一対のピニオンを自転及び公転自在に軸支するキャリアとの3つの回転要素からなるダブルピニオン型の遊星歯車機構で構成されることを特徴とする多段変速機。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の多段変速機において、
    互いに噛合する駆動ギヤと従動ギヤとを有する後進段ギヤ列と、前記第1入力軸又は前記第2入力軸に配置されたギヤに噛合するアイドルギヤとを備え、
    前記後進段ギヤ列の駆動ギヤは、前記アイドルギヤと一体に回転するように構成され、又は、前記アイドルギヤと相対回転自在に構成され、
    前記後進段ギヤ列の従動ギヤは、前記出力部材に軸支又は固定され、
    前記出力部材に軸支された前記後進段ギヤ列の従動ギヤを前記出力部材に連結し、又は前記後進段ギヤ列の駆動ギヤを、前記アイドルギヤと一体に回転するように前記アイドルギヤに連結して、前記後進段ギヤ列による前記第1入力軸又は前記第2入力軸から前記出力部材への動力伝達を可能とする第4同期噛合機構が設けられることを特徴とする多段変速機。
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