JP5078553B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自機と相手機間における送信原稿に発信元情報を付加して伝送する通信処理手段を備えたファクシミリ装置に係り、特に、発信元情報の付加制御を適切に行うことを通じて、ユーザに優しい情報提示態様を具現化可能なファクシミリ装置に関する。
近年のファクシミリ装置において、自機と相手機間における送信原稿に発信元情報を付加して伝送するものが知られている。
しかし、受信したファクシミリ原稿に発信元情報が付加されていると不都合な場合がある。例えば、受信側で印刷したファクシミリ原稿をそのまま使用して別の資料を作成する場合には、発信元情報は付加されていない方がよい。
かかる要請に応えるものとして、特許文献1には、受信側において、送信側が付加してきた発信元記録を自動的に検出し、その発信元記録を自動的に削除して印刷するファクシミリ装置が提案されている。特許文献1の発信元情報削除技術によれば、操作が不要で、かつ、その構成が簡素な発信元情報削除機能を有するファクシミリ装置を得ることができる。
しかしながら、特許文献1の発信元情報削除技術は、受信側に適用されて働くものであるから、発信元情報が付加されたファクシミリ受信原稿をさらに別のファクシミリ装置に転送する場合には、一般に、発信元情報削除機能は機能しない。このため、これを受けた受信側では、第一の発信元が付加した第一の発信元情報と、これを転送する第二の発信元が付加した第二の発信元情報と、が二重に付加されたファクシミリ原稿が届くことになる。この場合、発信元情報が二重に付加された原稿に接したユーザは、それがだれから送信されてきた原稿なのか戸惑いを覚えかねない。さらに、発信元情報が二重に付加された原稿では、その分だけ送信原稿が縮小されて伝送されるため、受信側においてファクシミリ受信原稿が見難くなるという問題も生じてくる。
特開2002−101292号公報
解決しようとする問題点は、発信元情報が重ねて付加された原稿に接したユーザは、それがだれから送信されてきた原稿なのか戸惑いを覚えかねないし、受信原稿が縮小されてしまい見難くなるといった問題も生じる点である。
本発明は、発信元情報の付加制御を適切に行うことを通じて、ユーザに優しい情報提示態様を具現化可能なファクシミリ装置を得ることを目的として、自機と相手機との間における送信原稿に発信元情報を付加して伝送する通信処理手段を備えたファクシミリ装置であって、前記送信原稿に自機の発信元情報を付加するか否かについてユーザが予め設定した設定情報を自機の記憶手段から取得する設定情報取得手段と、前記送信原稿に予め自機以外の発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行う付加有無判定手段と、 前記付加有無判定手段による判定の結果、前記送信原稿に予め発信元情報が付加されている旨の判定が下されたとき、前記設定情報に基づく制御を行う付加制御手段とを備え、前記付加制御手段は、前記設定情報が前記送信原稿に自機の発信元情報を付加する旨の情報であるとき前記予め付加されている発信元情報の掲載部分に自機の発信元情報を上書きし、前記設定情報が前記送信原稿に自機の発信元情報を付加しない旨の情報であるとき自機の発信元情報を付加することなく前記予め付加されている発信元情報をそのまま活かす付加制御を行うことを特徴とする。
本発明に係るファクシミリ装置は、自機と相手機との間における送信原稿に発信元情報を付加して伝送する通信処理手段を備えたファクシミリ装置であって、前記送信原稿に自機の発信元情報を付加するか否かについてユーザが予め設定した設定情報を自機の記憶手段から取得する設定情報取得手段と、前記送信原稿に予め自機以外の発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行う付加有無判定手段と、前記付加有無判定手段による判定の結果、前記送信原稿に予め発信元情報が付加されている旨の判定が下されたとき、前記設定情報に基づく制御を行う付加制御手段とを備え、前記付加制御手段は、前記設定情報が前記送信原稿に自機の発信元情報を付加する旨の情報であるとき前記予め付加されている発信元情報の掲載部分に自機の発信元情報を上書きし、前記設定情報が前記送信原稿に自機の発信元情報を付加しない旨の情報であるとき自機の発信元情報を付加することなく前記予め付加されている発信元情報をそのまま活かす付加制御を行うので、従って、発信元情報の付加制御を適切に行うことを通じて、発信元情報が重ねて付加された原稿が受信側に届けられる事態は未然に回避される結果として、受信側ユーザを戸惑わせることはなくなるとともに、受信原稿が縮小されて見難くなることもなく、ユーザに優しい情報提示態様を具現化することができる。
発信元情報の付加制御を適切に行うことを通じて、ユーザに優しい情報提示態様を具現化することが可能なファクシミリ装置を得るといった目的を、付加有無判定手段による付加有無判定の結果、送信原稿に予め原発信元情報が付加されている旨の判定が下されたとき、設定情報取得手段で取得した設定情報に基づく発信元情報を送信原稿に付加する制御を行う付加制御手段により実現した。
以下、本発明実施例に係るファクシミリ装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
なお、以下において、本発明実施例に係るファクシミリ装置として、ファクシミリ通信機能の他に、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能等の画像形成に関する多様な機能を備えたデジタル複合機を例示して説明する。
[本発明実施例に係るファクシミリ装置(デジタル複合機)の概略構成]
図1は、本発明実施例に係るファクシミリ装置(デジタル複合機)の概略構成を示す機能ブロック図、図2は、同ファクシミリ装置(デジタル複合機)における操作パネル部の外観図である。
本発明実施例に係るファクシミリ装置10は、自機と相手機間における送信原稿に発信元情報を付加して伝送する通信処理機能を有する。すなわち、本装置10は、ファクシミリ通信ジョブの他に、コピージョブ、印刷ジョブ、又はネットワーク送信(メール送信やデータ送信)ジョブを含む諸機能が利用可能であり、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される主制御部11によって制御される。この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器として、本装置10は、スキャナ部21、画像処理部31、エンジン部41、操作パネル部51、HDD(ハードディスクドライブ)61、ネットワークI/F(インタフェース)部63、並びに、ファクシミリ通信部65を備える。
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ(本発明の「通信処理手段」の一部を構成する。)19、を内蔵し、本装置全体の動作を統括制御する。
スキャナ部21は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサー25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサー25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、エンジン部41、ファクシミリ通信部65等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、Y補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
エンジン部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される用紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。エンジン部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部63を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された画像データ、ファクシミリ通信部65を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部43は用紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を用紙に転写し、定着部49はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部51は、図1及び図2に示すように、タッチパネル部53及び操作キー部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
タッチパネル部53は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する。
操作キー部55は、ユーザの操作入力を受付けるための複数の操作キーを備えており、例えば、ファクシミリ機能、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、などの諸機能のなかから、所要機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行する際に用いられる。具体的には、例えば、ファクシミリ機能の利用時にユーザが送信宛先Fax番号を選択するためのテンキー入力操作を行う際や、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルに係る入力操作を行う際に用いられる。
HDD(ハードディスクドライブ)61は、スキャナ部21によって読み取られた画像データ及び同画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDDに記憶されている画像データは、画像形成装置、プログラム及び記録媒体内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部63を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される。
ネットワークI/F部63は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等のユーザ端末67に対する種々のデータの送受信を制御する。
ファクシミリ通信部(本発明の「自機と相手機間における送信原稿に発信元情報を付加して伝送する通信処理手段」に相当する。)65は、スキャナ部21によって読み取られた送信原稿の画像データを公衆回線網71を介して相手機73へ送信したり、相手機73から送信されてきた画像データを受信する機能を有し、符号化/復号化部67、変復調部68、及び網制御部69を含んで構成されている。
符号化/復号化部67は、送信原稿に係る画像データの圧縮及び符号化を行なうとともに、受信した画像データの伸長及び復号化を行なう機能を有している。
変復調部68は、圧縮/符号化された画像データの音声信号への変調、並びに受信した音声信号の画像データへの復調を行なう機能を有している。
網制御部69は、NCU(Network Control Unit)に相当し、公衆回線網71網にダイヤル信号を送出する等の網制御を行う機能を有している。
ところで、発信元情報の付加制御を適切に行うことを通じて、ユーザに優しい情報提示態様を具現化可能なファクシミリ装置を得るために、主制御部11に内蔵されるファクシミリコントローラ19は、送信原稿に自機の発信元情報を付加するか否かに係る設定情報を取得する設定情報取得部(本発明の「設定情報取得手段」に相当する。)75と、送信原稿に付されているか、又は、自機と相手機間における通信データに含まれる発信元情報有無識別情報を取得する識別情報取得部(本発明の「識別情報取得手段」に相当する。)77と、送信原稿の副走査方向におけるライン数を計数するライン数計数部(本発明の「ライン数計数手段」に相当する。)79と、ライン数計数部79で計数されたライン数が、予め定められたライン数を越えているか否かに係るライン数判定を行うライン数判定部(本発明の「ライン数判定手段」に相当する。)81と、送信原稿に予め原発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行う付加有無判定部(本発明の「付加有無判定手段」に相当する。)83と、付加有無判定部83による判定の結果、送信原稿に予め原発信元情報が付加されている旨の判定が下されたとき、設定情報取得部75で取得した設定情報に基づく発信元情報を送信原稿に付加する制御を行う付加制御部(本発明の「付加制御手段」に相当する。)85と、を備えて構成されている。なお、付加制御部85は、送信原稿に自機の発信元情報を付加する旨の設定情報を設定情報取得部75から取得したとき、予め付加されている原発信元情報の掲載部分に、自機の発信元情報を上書きする付加制御を行う一方、送信原稿に自機の発信元情報を付加しない旨の設定情報を設定情報取得部75から取得したとき、自機の発信元情報を付加することなく予め付加されている原発信元情報をそのまま活かす付加制御を行うように動作する。
[本発明実施例に係るファクシミリ装置の動作]
次に、本発明実施例に係るファクシミリ装置の動作の流れについて、図3乃至図5を参照して説明する。図3は、ファクシミリ装置(自機)10の動作フローチャートを示し、図4(1)は、原発信元情報の掲載部分に、自機の発信元情報を上書きしたときの送信原稿に係る説明図を示し、図4(2)は、原発信元情報をそのまま活かしたときの送信原稿に係る説明図を示し、図5は、送信原稿に付されている発信元情報有無識別情報を例示する説明図を示す。
はじめに、送信原稿に予め原発信元情報が付加されていない場合の、ファクシミリ送信手順に係る処理の流れについて説明する。なお、本ファクシミリ装置10における発信元情報の付加モード設定は、発信元情報を「原稿の外側」に付加すべき旨の設定がなされているものとする。ここで、発信元情報を「原稿の外側」に付加すべき旨のモード設定とは、送信原稿のうち発信元情報に係る掲載部分に割くライン数分を割り当てることなく、原稿の先頭部分の領域外(外側)に自機の発信元情報を付加することで、送信原稿を作成するモードを意味する。これに対し、発信元情報を「原稿の内側」に付加すべき旨のモード設定とは、送信原稿の領域内(内側)に、発信元情報に係る掲載部分に割くライン数分を割り当てて、送信原稿の画像に自機の発信元情報を上書きして付加することで、画像サイズをそのまま維持させて送信原稿を作成するモードを意味する。また、発信元情報を「付加しない」旨のモード設定とは、送信原稿に自機の発信元情報を付加することなく送信原稿を作成するモードを意味する。
図3に示すように、ファクシミリ送信に先立って、設定情報取得部75は、送信原稿に対し、自機10に係る発信元情報を付加するか否かに係る設定情報を取得する(ステップS11)。なお、この設定情報は、ユーザの選択操作に従って自機10に係る発信元情報を付加するか否かが予め設定されているものとする。次いで、付加有無判定部83は、送信原稿に予め原発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行う(ステップS12)。ここで、ステップS12に係る付加有無判定について、ファクシミリ受信した原稿を他のファクシミリ装置宛に転送する場合を例示して説明すると、まず、画像メモリ37から受信原稿に係る画像データを読み出して、読み出した画像データの復号化を行い、これを画像メモリ37に展開し、展開されたビットマップ画像のうち、その先頭(ヘッダ)部分の画像に基づいて、発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行うようにする。
さて、ステップS13では、主制御部(ファクシミリコントローラ19を含む。以下、同じ。)11は、ステップS12に係る付加有無判定結果を参照して、送信原稿に予め原発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定結果に基づき、進むべき処理の流れを分岐させている。さて本例の場合、その前提条件から、送信原稿には予め原発信元情報が付加されていないので、主制御部11は、処理の流れをステップS14へと進ませることになる。
ステップS13に係る付加有無判定の結果、送信原稿に予め原発信元情報が付加されていない旨の判定が下されたとき、付加制御部85は、ステップS11で取得した設定情報に係る内容が、例え自機10に係る発信元情報を付加しない旨の内容であったとしても、自機10に係る発信元情報を、送信原稿のうち先頭部分に付加することで、送信原稿に係る画像データを作成する(ステップS14)。なお、ステップS14の実施例に代えて、ステップS11で取得した設定情報に係る内容が、例え自機10に係る発信元情報を付加しない旨の内容であったときには、自機10に係る発信元情報を付加することなく、送信原稿に係る画像データを作成する構成を採用してもよい。この場合、送信原稿には、発信元情報が一切付加されないことになる。
次いで、主制御部11は、ステップS14で作成された送信原稿に係る画像データをもって、相手機73ヘの送信処理をファクシミリ通信部65に実行させる旨の指令信号を送出する。これを受けて、ファクシミリ通信部65は、ステップS15で作成された送信原稿に係る画像データをもって、相手機73ヘの送信処理を実行し(ステップS15)、この送信処理後に、自機10から相手機73宛の、DCN(Disconnect)信号(切断命令信号)の送信を検知すると、一連の送信処理を終了させる。
上述したステップS11〜S15が、送信原稿に予め原発信元情報が付加されていない場合の、ファクシミリ送信手順に係る処理の流れである。
次に、送信原稿に予め原発信元情報が付加されている場合の、ファクシミリ送信手順に係る処理の流れについて説明する。
図3に示すように、ステップS13に係る付加有無判定の結果、送信原稿に予め原発信元情報が付加されている旨の判定が下されたとき、主制御部11は、さらに、ステップS11で取得した設定情報に基づいて、自機10に係る発信元情報を付加すべきか否かに係る付加要否判定を行う(ステップS16)。ステップS16では、予め原発信元情報が付加されている送信原稿に対し、原発信元情報の掲載部分に、自機10に係る発信元情報を上書き付加するか、又は、自機10に係る発信元情報を付加することなく原発信元情報をそのまま活かすか、を分岐判断するようにしている。
ステップS16に係る付加要否判定の結果、ステップS11で取得した設定情報に係る内容が、自機10に係る発信元情報を付加する旨の内容であったとき、付加制御部85は、図4(1)に示すように、送信原稿のうち先頭部分に係る原発信元情報の掲載部分に、自機10に係る発信元情報を上書きする付加制御を行うことで、送信原稿に係る画像データを作成する(ステップS17)。ここで、ステップS17における「送信原稿のうち先頭部分に係る原発信元情報の掲載部分に、自機10に係る発信元情報を上書きする付加制御を行う」とは、発信元情報を「原稿の内側」に付加すべき旨の設定がなされているときの動作、すなわち、送信原稿の領域内(内側)に、発信元情報に係る掲載部分に割くライン数分を割り当てて、送信原稿の画像に自機10に係る発信元情報を上書きして付加することで、画像サイズをそのまま維持させて送信原稿を作成する動作を行わせることを意味する。これにより、送信原稿のうち先頭部分に掲載されていた原発信元情報は、自機10に係る発信元情報が上書き付加されることで消し込まれる。従って、受信側には、原発信元情報に代えて、自機10に係る発信元情報が付加された送信原稿が届けられる。つまり、発信元情報が二重に付加された送信原稿が受信側に届けられる事態は未然に回避されることになる。
一方、ステップS16に係る付加要否判定の結果、ステップS11で取得した設定情報に係る内容が、自機10に係る発信元情報を付加しない旨の内容であったとき、付加制御部85は、図4(2)に示すように、自機10に係る発信元情報を付加することなく、原発信元情報をそのまま活かす付加制御を行うことで、送信原稿に係る画像データを作成する(ステップS18)。ここで、ステップS18における「自機10に係る発信元情報を付加することなく、原発信元情報をそのまま活かす付加制御を行う」とは、発信元情報を「付加しない」旨の設定がなされているときの動作、すなわち、送信原稿に自機の発信元情報を付加することなく送信原稿を作成する動作を行わせることを意味する。これにより、送信原稿のうち先頭部分に掲載されていた原発信元情報は、自機10に係る発信元情報が付加されることなく、そのまま活かされる。従って、受信側には、自機10に係る発信元情報が付加されることなく、原発信元情報が付加された送信原稿が届けられる。つまり、発信元情報が二重に付加された送信原稿が受信側に届けられる事態は未然に回避されることになる。
[実施例の効果]
以上説明したように、本発明実施例に係るファクシミリ装置10によれば、付加制御部85は、送信原稿に自機の発信元情報を付加する旨の設定情報を設定情報取得部75から取得したとき、予め付加されている原発信元情報の掲載部分に、自機の発信元情報を上書きする付加制御を行う一方、送信原稿に自機の発信元情報を付加しない旨の設定情報を設定情報取得部75から取得したとき、自機の発信元情報を付加することなく予め付加されている原発信元情報をそのまま活かす付加制御を行うように動作するので、従って、発信元情報の付加制御を適切に行うことを通じて、発信元情報が二重に付加された原稿が受信側に届けられる事態は未然に回避される結果として、受信側ユーザを戸惑わせることはなくなるとともに、受信原稿が縮小されて見難くなることもなく、ユーザに優しい情報提示態様を具現化することができる。
また、本発明実施例に係るファクシミリ装置10によれば、ファクシミリ回覧機能を用いてある原稿の送信、受信を複数回繰り返すといった使用態様において、特に優れたファクシミリ原稿に係る明瞭化効果を期待することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うファクシミリ装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、例えば、本発明実施例にに係る付加有無判定(ステップS12)では、画像メモリ37から受信原稿に係る画像データを読み出して、読み出した画像データの復号化を行い、これを画像メモリ37に展開し、展開されたビットマップ画像のうち、その先頭(ヘッダ)部分の画像に基づいて、発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行う例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。
具体的には、例えば、送信原稿に係る原発信元情報に、例えば図5に示すような特定の画像パターン(バーコードでもよい)を呈する発信元情報有無識別情報を付加しておき、付加有無判定部83は、識別情報取得部77が取得した発信元情報有無識別情報に係る内容に基づいて、送信原稿に予め原発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行う構成を採用してもよい。このように構成すれば、発信元情報有無識別情報に係る内容に基づいて、送信原稿に係る原発信元情報の有無を誤りなく認識することができる。
また、自機と相手機間における通信データに発信元情報有無識別情報を付加しておき、付加有無判定部83は、識別情報取得部77が取得した発信元情報有無識別情報に係る内容に基づいて、送信原稿に予め原発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行う構成を採用してもよい。この場合、自機と相手機間における通信データのうち、例えば、非標準機能設定(NSS)信号のうち特定のビット領域に発信元情報を付加してあるか否かに発信元情報有無識別情報を割当てておき、送信側の装置が発信元情報を付加した場合にはそのビット領域の値を「1」にする一方、付加していない場合にはそのビット領域の値を「0」にするなどといったようにして、発信元情報有無識別情報を伝送すればよい。このように構成すれば、通信データに含まれる発信元情報有無識別情報に係る内容に基づいて、送信原稿に係る原発信元情報の有無を誤りなく認識することができる。
そして、図1に示すように、送信原稿の副走査方向におけるライン数を計数するライン数計数部79と、ライン数計数部79で計数されたライン数が、予め定められたライン数を越えているか否かに係るライン数判定を行うライン数判定部81と、を備え、付加有無判定部83は、ライン数判定部81に係るライン数判定結果に基づいて、当該送信原稿に予め原発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行う構成を採用してもよい。具体的には、ファクシミリ原稿を受信した装置は、受信原稿の副走査方向のライン数が特定のライン数を超えている旨の判定が下されたとき、発信元情報が付加されていると判断するようにする。これは、発信元情報が原稿の外側に付加されている場合には、通常の定型サイズの原稿よりも副走査方向のライン数が長くなる傾向があることに基づく判定態様である。このように構成すれば、送信原稿に発信元情報有無識別情報が付加されていない場合であっても、送信原稿に係る原発信元情報の有無を認識することができる。
本発明実施例に係るファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。 本ファクシミリ装置における操作パネル部の外観図である。 本ファクシミリ装置の動作フローチャート図である。 図4(1)は、原発信元情報の掲載部分に、自機の発信元情報を上書きしたときの送信原稿に係る説明図、図4(2)は、原発信元情報をそのまま活かしたときの送信原稿に係る説明図である。 送信原稿に付されている発信元情報有無識別情報を例示する説明図である。
符号の説明
11 主制御部
19 ファクシミリコントローラ(通信処理手段)
65 ファクシミリ通信部(通信処理手段)
73 相手機
75 設定情報取得部(設定情報取得手段)
77 識別情報取得部(識別情報取得手段)
79 ライン数計数部(ライン数計数手段)
81 ライン数判定部(ライン数判定手段)
83 付加有無判定部(付加有無判定手段)
85 付加制御部(付加制御手段)

Claims (4)

  1. 自機と相手機との間における送信原稿に発信元情報を付加して伝送する通信処理手段を備えたファクシミリ装置であって、
    前記送信原稿に自機の発信元情報を付加するか否かについてユーザが予め設定した設定情報を自機の記憶手段から取得する設定情報取得手段と、
    前記送信原稿に予め自機以外の発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行う付加有無判定手段と、
    前記付加有無判定手段による判定の結果、前記送信原稿に予め発信元情報が付加されている旨の判定が下されたとき、前記設定情報に基づく制御を行う付加制御手段とを備え、
    前記付加制御手段は、前記設定情報が前記送信原稿に自機の発信元情報を付加する旨の情報であるとき前記予め付加されている発信元情報の掲載部分に自機の発信元情報を上書きし、前記設定情報が前記送信原稿に自機の発信元情報を付加しない旨の情報であるとき自機の発信元情報を付加することなく前記予め付加されている発信元情報をそのまま活かす付加制御を行う、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 請求項1記載のファクシミリ装置であって、
    前記付加有無判定手段は、前記送信原稿に付されている画像パターンを呈する発信元情報有無識別情報を取得し、当該発信元情報有無識別情報に係る内容に基づいて、当該送信原稿に前記予め付加されている発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行う、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 請求項2記載のファクシミリ装置であって、
    前記付加有無判定手段は、自機と相手機との間における通信データに含まれる前記発信元情報有無識別情報を取得する、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のファクシミリ装置であって、
    送信原稿の副走査方向におけるライン数を計数するライン数計数手段と、
    前記ライン数計数手段で計数されたライン数が、予め定められたライン数を越えているか否かに係るライン数判定を行うライン数判定手段とを更に備え、
    前記付加有無判定手段は、前記ライン数判定手段に係るライン数判定結果に基づいて、当該送信原稿に前記予め付加されている発信元情報が付加されているか否かに係る付加有無判定を行う、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
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