JP2010056631A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信エラーの発生頻度を可及的に抑制する。
【解決手段】通信条件管理部83は、ユーザによって選択された相手機73との間で画像データの通信を開始する際に、エラー履歴記憶部79の記憶内容から当該相手機に係るエラー履歴を読み出すとともに、当該読み出したエラー履歴と、トリガ要件記憶部81の記憶内容と、に基づいて得られた通信条件をもって、当該相手機との通信処理をファクシミリ通信部65に遂行させるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自機と相手機間における画像データの通信処理を遂行する通信処理手段を備えたファクシミリ装置に係り、特に、通信エラーが頻発する事態を可及的に抑制可能なファクシミリ装置に関する。
従来のファクシミリ装置において所要の相手先受信機(以下、「相手機」という。)宛に所要の画像データを送信する際には、予め用意された複数段階の通信速度のなかから、当該ファクシミリ装置(以下、「自機」という。)の通信能力と相手機の通信能力に基づく適切な通信速度を、自動的に或いは手動操作で選択的に設定するのが通常である。
ここで、自機と相手機間の通信条件を設定する際に考慮すべき要因として、前記した自機と相手機の通信能力の他に、公衆回線網等の通信媒体の状態をあげることができる。例えば、通信媒体の状態が、電磁ノイズ等の影響で良くない場合に、通信エラーを回避するには通信速度を下げる等、適切な通信速度制御を行うことが必要となる。
こうした通信速度制御に係るアプローチのひとつとして、ある通信速度で通信エラーが発生した場合には、その通信速度を維持したまま再送信を数回繰り返し行い、再送信の回数が所定の回数に達すると、所定の通信プロトコルに従う各種信号の送受信手続きを経て、通信速度を低速側に再設定するフォールバック制御技術が知られている。
また、本願出願人は、フォールバック制御の多発を抑制しながら、より高速の通信速度で通信を行うことを目的として、画像データの送受信時の通信速度を宛先受信機毎に記憶するエラー履歴記憶部と、選択された受信機に画像データの送信を開始する前に、受信機からのDIS信号から受信機の最大通信速度情報を入手する最大通信速度入手部と、受信機の通信可能な最大通信速度及び当該装置の最大通信速度のうち低速側の最大通信速度を割り出す割出部と、割出部により割り出された低速側の最大通信速度と記憶部から読み出された今回通信する受信機との前回送受信時の通信速度とに応じて、今回通信における通信開始時の通信速度初期値を受信機の通信可能な最大通信速度を超えない範囲で前回送受信時の通信速度より高速側に設定する通信速度決定部と、を備えたファクシミリ装置を提案している(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の技術では、相手機に係る個別の事情を考慮することなしに、前回送受信時の通信速度に基づいて今回の通信条件を設定することとしているので、例えば、ある相手機との、ある時間帯での通信では、通信媒体が不良状態に陥るなどといった個別の事情が存在する場合に、通信エラーの頻発を招来するおそれがあった。
特開2001−313807号公報
解決しようとする問題点は、特許文献1の技術では、相手機に係る個別の事情が存在する場合に、通信エラーの頻発を招来するおそれがあった点である。
本発明は、相手機に係る個別の事情が存在するか否かにかかわらず、通信エラーが頻発する事態を可及的に抑制することを目的として、自機と相手機間における画像データの通信処理を遂行する通信処理手段を備えたファクシミリ装置であって、ある相手機との画像データ通信中に、通信エラーが発生したか否かを判定する通信エラー判定手段と、前記通信エラー判定手段で通信エラー発生の判定が下されたとき、当該通信エラーの発生状況を、該当する相手機と対応付けて記憶するエラー履歴記憶手段と、予め類型化されたエラー履歴に係るバリエーションにそれぞれ対応付けて、当該通信エラーを解消するための通信条件、並びに、同通信条件への設定変更の可否をそれぞれ記憶するトリガ要件記憶手段と、ユーザによって選択された相手機との間で画像データの通信を開始する際に、前記エラー履歴記憶手段の記憶内容から当該相手機に係るエラー履歴を読み出すとともに、当該読み出したエラー履歴と、前記トリガ要件記憶手段の記憶内容と、に基づいて得られた通信条件をもって、当該相手機との通信処理を前記通信処理手段に遂行させる通信条件管理手段と、を備えて構成されることを最も主要な特徴とする。
本発明に係るファクシミリ装置では、通信エラー判定手段は、ある相手機との画像データ通信中に、通信エラーが発生したか否かを判定する。通信エラー判定手段における判定の結果、通信エラー発生の判定が下されたとき、エラー履歴記憶手段は、当該通信エラーの発生状況を、該当する相手機と対応付けて記憶する。一方、トリガ要件記憶手段は、予め類型化されたエラー履歴に係るバリエーションにそれぞれ対応付けて、当該通信エラーを解消するための通信条件、並びに、同通信条件への設定変更許可に係るトリガ要件をそれぞれ記憶している。そして、通信条件管理手段は、ユーザによって選択された相手機との間で画像データの通信を開始する際に、前記エラー履歴記憶手段の記憶内容から当該相手機に係るエラー履歴を読み出すとともに、当該読み出したエラー履歴と、前記トリガ要件記憶手段の記憶内容と、に基づいて得られた通信条件をもって、当該相手機との通信処理を前記通信処理手段に遂行させる。これにより、例えば、ある相手機との、ある時間帯での通信では、通信媒体が不良状態に陥るなどといった個別の事情を包括的に含むエラー履歴が考慮された通信条件をもって、当該相手機との通信処理が遂行される。従って、相手機に係る個別の事情を考慮することなしに、前回送受信時の通信条件に基づいて今回の通信条件を設定する従来技術と比較して、通信エラーの発生頻度を可及的に抑制することができる。
通信エラーの発生頻度を可及的に抑制するといった目的を、ユーザによって選択された相手機との間で画像データの通信を開始する際に、前記エラー履歴記憶手段の記憶内容から当該相手機に係るエラー履歴を読み出すとともに、当該読み出したエラー履歴と、前記トリガ要件記憶手段の記憶内容と、に基づいて得られた通信条件をもって、当該相手機との通信処理を前記通信処理手段に遂行させる通信条件管理手段により実現した。
以下、本発明実施例に係るファクシミリ装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
なお、以下において、本発明実施例に係るファクシミリ装置として、ファクシミリ通信機能の他に、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能等の画像形成に関する多様な機能を備えたデジタル複合機を例示して説明する。
[本発明実施例に係るファクシミリ装置(デジタル複合機)の概略構成]
図1は、本発明実施例に係るファクシミリ装置(デジタル複合機)の概略構成を示す機能ブロック図、図2は、同ファクシミリ装置(デジタル複合機)における操作パネル部の外観図である。なお、本発明実施例に係るファクシミリ装置の基本的な構成は、自機及び相手機間で共通であるものとして以下の説明を進める。
本発明実施例に係るファクシミリ装置10は、自機と相手機間における通信媒体を介した画像データの通信処理を、段階的に設定された複数の通信速度(例えば、2400,4800,7200,9600,12000,14400,16800,19200,21600,26400,28800(ただし、単位はbps))のうち、所定の規則に従い選択される通信速度で実行する通信処理機能を有する。すなわち、本装置10は、ファクシミリ通信ジョブの他に、コピージョブ、印刷ジョブ、又はネットワーク送信(メール送信やデータ送信)ジョブを含む諸機能が利用可能であり、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される主制御部11によって制御される。この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器として、本装置10は、スキャナ部21、画像処理部31、エンジン部41、操作パネル部51、HDD(ハードディスクドライブ)61、ネットワークI/F(インタフェース)部63、並びに、ファクシミリ通信部65を備える。
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ19、を内蔵し、本装置全体の動作を統括制御する。
スキャナ部21は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサー25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサー25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、エンジン部41、ファクシミリ通信部65等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、ガンマ補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
エンジン部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される用紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。エンジン部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部63を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された画像データ、ファクシミリ通信部65を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部43は用紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を用紙に転写し、定着部49はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部51は、図1及び図2に示すように、タッチパネル部53及び操作キー部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
タッチパネル部53は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する。
操作キー部55は、ユーザの操作入力を受付けるための複数の操作キーを備えており、例えば、ファクシミリ機能、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、などの諸機能のなかから、所要機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行する際に用いられる。具体的には、例えば、コピージョブ等のジョブ遂行に係る指令を与える際に操作されるスタートキー57、及び数字入力のためのテンキー等を含み、ファクシミリ機能の利用時にユーザが相手機を選択するためのテンキー入力操作を行う際や、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルに係る入力操作を行う際などに用いられる。
HDD(ハードディスクドライブ)61は、スキャナ部21によって読み取られた画像データ及び同画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDDに記憶されている画像データは、画像形成装置、プログラム及び記録媒体内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部63を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される。
ネットワークI/F部63は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等のユーザ端末67に対する種々のデータの送受信を制御する。
ファクシミリ通信部(本発明の「通信処理手段」に相当する。)65は、スキャナ部21によって読み取られた原稿の画像データを公衆回線網71を介して相手機73へ送信したり、相手機73から送信されてきた画像データを受信する機能を有し、符号化/復号化部67、変復調部68、及び網制御部69を含んで構成されている。
符号化/復号化部67は、送信対象原稿に係る画像データの圧縮及び符号化を行なうとともに、受信した画像データの伸長及び復号化を行なう機能を有している。
変復調部68は、圧縮/符号化された画像データの音声信号への変調、並びに受信した音声信号の画像データへの復調を行なう機能を有している。
網制御部69は、NCU(Network Control Unit)に相当し、公衆回線網71網にダイヤル信号を送出する等の網制御を行う機能を有している。
ところで、通信エラーの発生頻度を可及的に抑制するために、主制御部11に内蔵されるファクシミリコントローラ19は、相手機のファックス番号を含む相手機情報を取得する相手機情報取得部75と、ある相手機との画像データ通信中に、通信エラーが発生したか否かを判定する通信エラー判定部(本発明の「通信エラー判定手段」に相当する。)77と、通信エラー判定部で通信エラー発生の判定が下されたとき、当該通信エラーの発生状況を、該当する相手機と対応付けて記憶するエラー履歴記憶部(本発明の「エラー履歴記憶手段」に相当する。)79と、予め類型化されたエラー履歴に係るバリエーションにそれぞれ対応付けて、当該通信エラーを解消するための通信条件、並びに、同通信条件への設定変更許可に係るトリガ要件をそれぞれ記憶するトリガ要件記憶部(本発明の「トリガ要件記憶手段」に相当する。)81と、ユーザによって選択された相手機との間で画像データの通信を開始する際に、エラー履歴記憶部79の記憶内容から当該相手機に係るエラー履歴を読み出すとともに、当該読み出したエラー履歴と、トリガ要件記憶部81の記憶内容と、に基づいて得られた通信条件をもって、当該相手機との通信処理をファクシミリ通信部65に遂行させる通信条件管理部(本発明の「通信条件管理手段」に相当する。)83と、を備えて構成されている。
[本発明実施例に係るファクシミリ装置の動作]
次に、本発明実施例に係るファクシミリ装置の動作の流れについて、図3及び図4を参照して説明する。図3は、ファクシミリ装置(自機)10の動作フローチャートを示す。
図3に示すように、ファクシミリ通信(発呼又は着呼)時において、相手機情報取得部75は、相手機73のファックス番号に係る相手機情報を取得する(ステップS11)。ここで、相手機情報取得部75は、発呼時には発呼した相手機のファックス番号から相手機情報を取得する一方、着呼時にはCSI信号から得た相手機のファックス番号から相手機情報を取得する。次いで、主制御部11は、ステップS11で取得した相手機情報と、エラー履歴記憶部79の記憶内容と、に基づいて、対応する相手機73のエラー履歴が登録されているか否かを調べる(ステップS12)。
ステップS12に係るエラー履歴判定の結果、対応する相手機73のエラー履歴が登録されている旨の判定が下されたとき、通信条件管理部83は、エラー履歴記憶部79から、該当する相手機73に対応付けて登録されているエラー履歴を読み出す。次いで、通信条件管理部83は、当該読み出したエラー履歴と、トリガ要件記憶部81の記憶内容と、に基づいて、対応する設定変更許可に係るトリガ要件を読み出すとともに、当該読み出したトリガ要件を充足しているか否かに係る判定を行う(ステップS13)。ここで、トリガ要件記憶部81には、例えば、所定の時間帯(例えば午後1時から午後5時の時間帯)において通信エラーが発生した旨のエラー履歴に対応付けて、或いは、所定回数(例えば3回)以上の通信エラーが連続して発生した旨のエラー履歴に対応付けて、或いは、所定回数(例えば3回)以上の発呼動作が連続して発生した旨のエラー履歴に対応付けて、所定の通信条件への設定変更を許可する旨が、それぞれ記憶されている。従って、例えば、ステップS12で読み出されたエラー履歴が、例えば午後3時の時間帯において通信エラーが発生した旨を示す場合に、トリガ要件を充足したとみなして、所定の通信条件への設定変更が許可される。また、ステップS12で読み出されたエラー履歴が、3回連続して通信エラーが発生した旨を示す場合に、トリガ要件を充足したとみなして、所定の通信条件への設定変更が許可される。さらに、ステップS12で読み出されたエラー履歴が、発呼動作が3回連続して発生した旨を示す場合に、トリガ要件を充足したとみなして、所定の通信条件への設定変更が許可される。
ステップS13における判定の結果、トリガ要件を充足した旨の判定が下されたとき、通信条件管理部83は、ステップS12で読み出したエラー履歴と、トリガ要件記憶部81の記憶内容と、に基づいて、当該通信エラーを解消するための通信条件を読み出すとともに、当該読み出した通信条件を、自機10と相手機73間における通信条件として採用する設定変更処理を行う。
ここで、トリガ要件記憶部81には、例えば、所定の時間帯(例えば午後1時から午後5時の時間帯)において通信エラーが発生した旨のエラー履歴、或いは、所定回数(例えば3回)以上の通信エラーが連続して発生した旨のエラー履歴、或いは、所定回数(例えば3回)以上の発呼動作が連続して発生した旨のエラー履歴を含む各トリガ要件に対応付けて、現在の設定値よりも通信速度を所定の段階だけ下げる旨が、それぞれ記憶されている。従って、例えば、現在の自機10の通信速度が14400(bps)に設定されている場合であって、ステップS12で読み出されたエラー履歴が、例えば午後3時の時間帯において通信エラーが発生した旨を示す場合に、現在の自機10の通信速度から1段階下げた12000(bps)の通信速度、或いは、2段階下げた9600(bps)の通信速度に、通信速度が設定変更される。同様に、例えば、現在の自機10の通信速度が14400(bps)に設定されている場合であって、ステップS12で読み出されたエラー履歴が、3回連続して通信エラーが発生した旨を示す場合に、現在の自機10の通信速度から1段階下げた12000(bps)の通信速度、或いは、2段階下げた9600(bps)の通信速度に、通信速度が設定変更される。同様に、例えば、現在の自機10の通信速度が14400(bps)に設定されている場合であって、ステップS12で読み出されたエラー履歴が、発呼動作が3回連続して発生した旨を示す場合に、現在の自機10の通信速度から1段階下げた12000(bps)の通信速度、或いは、2段階下げた9600(bps)の通信速度に、通信速度が設定変更されることになる。かかる通信速度の設定変更を受けて、通信エラーの発生が未然に回避可能と想定される比較的低速の通信速度が、自機10と相手機73間の通信速度として設定変更されることになる。
ステップS12に係るエラー履歴判定の結果、対応する相手機73のエラー履歴が登録されていない旨の判定が下されるか、ステップS13における判定の結果、トリガ要件を充足しない旨の判定が下さるか、或いは、ステップS14における通信条件の設定変更処理後に、通信条件管理部83は、予め設定されている通信条件をもって、或いは、ステップS14で設定変更した通信条件をもって、当該相手機73との通信処理をファクシミリ通信部65に遂行させる旨の指令信号を送出する。これを受けて、ファクシミリ通信部65は、所定の通信条件をもって、相手機73との通信処理を遂行する(ステップS15)。
さて、主制御部11は、ファクシミリ通信中に、自機10から相手機73宛にDCN(Disconnect)信号(切断命令信号)を送信するか、又は、相手機73から自機10宛にDCN信号が送信されてきたかを監視している。この監視の結果、DCN信号の送信又は受信を検知すると、通信処理を終了する(ステップS16)。
次いで、主制御部(通信エラー判定部77)11は、ファクシミリ通信中に、通信エラーが発生したか否かを判定する(ステップS17)。
ステップS17における判定の結果、通信エラー発生の判定が下されたとき、主制御部11は、当該通信エラーの発生状況を、該当する相手機73と対応付けてエラー履歴記憶部79に記憶させ(ステップS18)、この記憶処理後に、全ての処理の流れを終了させる。なお、通信エラーの発生状況としては、例えば、相手機のファックス番号の他に、発生した通信エラーに分類付与されたエラーコード、エラー発生日時などを例示することができる。
[実施例の効果]
以上説明したように、本発明実施例に係るファクシミリ装置10によれば、通信条件管理部83は、ユーザによって選択された相手機73との間で画像データの通信を開始する際に、エラー履歴記憶部79の記憶内容から当該相手機に係るエラー履歴を読み出すとともに、当該読み出したエラー履歴と、トリガ要件記憶部81の記憶内容と、に基づいて得られた通信条件をもって、当該相手機との通信処理をファクシミリ通信部65に遂行させるので、これにより、例えば、ある相手機との、ある時間帯での通信では、通信媒体が不良状態に陥るなどといった個別の事情を包括的に含むエラー履歴が考慮された通信条件をもって、当該相手機との通信処理が遂行される。従って、相手機に係る個別の事情を考慮することなしに、前回送受信時の通信条件に基づいて今回の通信条件を設定する従来技術と比較して、通信エラーの発生頻度を可及的に抑制することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うファクシミリ装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、本発明実施例中、トリガ要件記憶部81の記憶内容の一例として、例えば、所定の時間帯(例えば午後1時から午後5時の時間帯)において通信エラーが発生した旨のエラー履歴、或いは、所定回数(例えば3回)以上の通信エラーが連続して発生した旨のエラー履歴、或いは、所定回数(例えば3回)以上の発呼動作が連続して発生した旨のエラー履歴を含む各トリガ要件に対応付けて、現在の設定値よりも通信速度を所定の段階だけ下げる旨が、それぞれ記憶される態様を例示して説明したが、本発明はこの例に限定されることなく、エラー履歴に係る各バリエーションに、そのエラーを解消し得るであろうと目される通信条件をそれぞれ対応付けてある限りにおいて、いかなる組合せをも採用可能であることはいうまでもない。
本発明実施例に係るファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明実施例に係るファクシミリ装置における操作パネル部の外観図である。 本発明実施例に係るファクシミリ装置の動作フローチャート図である。
符号の説明
11 主制御部
19 ファクシミリコントローラ
65 ファクシミリ通信部(通信処理手段)
73 相手機
75 相手機情報取得部
77 通信エラー判定部(通信エラー判定手段)
79 エラー履歴記憶部(エラー履歴記憶手段)
81 トリガ要件記憶部(トリガ要件記憶手段)
83 通信条件管理部(通信条件管理手段)

Claims (5)

  1. 自機と相手機間における画像データの通信処理を遂行する通信処理手段を備えたファクシミリ装置であって、
    ある相手機との画像データ通信中に、通信エラーが発生したか否かを判定する通信エラー判定手段と、
    前記通信エラー判定手段で通信エラー発生の判定が下されたとき、当該通信エラーの発生状況を、該当する相手機と対応付けて記憶するエラー履歴記憶手段と、
    予め類型化されたエラー履歴に係るバリエーションにそれぞれ対応付けて、当該通信エラーを解消するための通信条件、並びに、同通信条件への設定変更許可に係るトリガ要件をそれぞれ記憶するトリガ要件記憶手段と、
    ユーザによって選択された相手機との間で画像データの通信を開始する際に、前記エラー履歴記憶手段の記憶内容から当該相手機に係るエラー履歴を読み出すとともに、当該読み出したエラー履歴と、前記トリガ要件記憶手段の記憶内容と、に基づいて得られた通信条件をもって、当該相手機との通信処理を前記通信処理手段に遂行させる通信条件管理手段と、
    を備えて構成されることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 請求項1記載のファクシミリ装置であって、
    前記トリガ要件記憶手段には、
    所定の時間帯において通信エラーが発生した旨のエラー履歴に対応付けて、前記通信条件への設定変更を許可する旨が記憶されている、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のファクシミリ装置であって、
    前記トリガ要件記憶手段には、
    所定回数以上の通信エラーが連続して発生した旨のエラー履歴に対応付けて、前記通信条件への設定変更を許可する旨が記憶されている、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のファクシミリ装置であって、
    前記トリガ要件記憶手段には、
    所定回数以上の発呼動作が連続して発生した旨のエラー履歴に対応付けて、前記通信条件への設定変更を許可する旨が記憶されている、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のファクシミリ装置であって、
    前記通信エラーの発生状況は、
    当該相手機に係るファックス番号、エラーコード、エラー発生日時を含む、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
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